JP2001147369A - クローズアップレンズ - Google Patents
クローズアップレンズInfo
- Publication number
- JP2001147369A JP2001147369A JP33109999A JP33109999A JP2001147369A JP 2001147369 A JP2001147369 A JP 2001147369A JP 33109999 A JP33109999 A JP 33109999A JP 33109999 A JP33109999 A JP 33109999A JP 2001147369 A JP2001147369 A JP 2001147369A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- close
- present
- photographing
- object side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
ことで至近距離を短くした高い光学性能のクローズアッ
プレンズを得ること。 【解決手段】撮影レンズの前方に着脱可能に取り付けて
使用するクローズアップレンズにおいて、該クローズア
ップレンズは、物体側から順に正のパワーを持つ第1レ
ンズと、負のパワーを持つ第2レンズと、正のパワーを
持つ第3レンズにて構成され、全系の焦点距離fo、第
iレンズの焦点距離fi、第i番目のレンズ面の曲率半
径Ri、第iレンズの材質のd線を基準としたときのア
ッベ数νiを各々適切に設定したこと。
Description
デオカメラ、写真用カメラ等の光学機器に用いる撮影レ
ンズの前方に着脱可能に取り付け、撮影可能な物体距離
の短縮化を図った近接撮影時に用いる高い光学性能を有
したクローズアップレンズに関するものである。
接被写体を撮影する方法として、撮影レンズに内蔵され
ているマクロ機構を用いる方法や、撮影レンズの前方に
クローズアップレンズを着脱可能に取り付けて撮影する
方法等がある。
り、さらに至近側の被写体の撮影を可能とするものであ
るが、レンズの操作のみで近接撮影ができるという利便
性はある。しかしながら、この方法は通常撮影に比べて
光学性能が低下する傾向がある。そのため、光学性能を
重視する場合は撮影レンズの前方にクローズアップレン
ズを取り付けて撮影を行うことが一般的となっている。
易な手段により撮影レンズの至近距離を短縮することが
できるという特長がある。
易なレンズ構成でしかも撮影レンズに装着したときの至
近距離が短く、又収差変動が少なく、良好な画像が得ら
れることが要望されている。特にクローズアップレンズ
単独で収差補正が良好になされていることが要望されて
いる。
2号公報において、撮影レンズの前方に着脱可能に取り
付けて至近物体距離の短縮化を図った高い光学性能を有
したクローズアップレンズを提案している。
えばハイビジョン放送に代表されるように、さらに質の
高い画質が求められる分野においては、撮影レンズの光
学性能の向上とともに、それに取り付けて用いるクロー
ズアップレンズもさらに高い光学性能を有するものが求
められている。このような要求を満たすには、クローズ
アップレンズ単体で十分な収差補正がされている必要が
ある。
より構成すれば、レンズ系は小型軽量となるが、収差補
正、例えば色収差の補正が不十分となり、至近距離を短
くすることが難しいという問題点が生じてくる。
離を短くし、且つ収差補正を良好に行うことができる
が、レンズ系全体が大型化してくるという問題点が生じ
てくる。
して各レンズの屈折力等のレンズ構成上の諸元を適切に
設定することにより撮影レンズの前方(物体側)に着脱
可能に装着して至近距離を短くし、且つ画面全体の光学
性能を良好に維持することができるクローズアップレン
ズの提供を目的とする。
メラ用のズームレンズの物体側に着脱可能に装着したと
きに光学性能の劣化が少なく、良好に使用できるクロー
ズアップレンズの提供を目的とする。
ズアップレンズは、撮影レンズの前方に着脱可能に取り
付けて使用するクローズアップレンズにおいて、該クロ
ーズアップレンズは、物体側から順に正のパワーを持つ
第1レンズと、負のパワーを持つ第2レンズと、正のパ
ワーを持つ第3レンズにて構成され、全系の焦点距離を
fo、第iレンズの焦点距離をfi、第i番目のレンズ
面の曲率半径をRi、第iレンズの材質のd線を基準と
したときのアッベ数をνiとしたとき、 0.1<(R1+R2)/(R1−R2)< 2.4 ‥‥‥(1) −4.4<(R3+R4)/(R3−R4)<−0.5 ‥‥‥(2) −2.8<(R5+R6)/(R5−R6)< 0.9 ‥‥‥(3) 0.6<|f1/fo|<1.6 ‥‥‥(4) 0.4<|f2/fo|<1.2 ‥‥‥(5) 0.5<|f3/fo|<1.3 ‥‥‥(6) |ν1−ν2|>10 ‥‥‥(7) の条件を満足することを特徴としている。
数値実施例1のクローズアップレンズCUを撮影レンズ
MLの前方に着脱可能に装着したときのレンズ断面図、
広角端の収差図、望遠端の収差図である。
例2のクローズアップレンズCUを撮影レンズMLの前
方に着脱可能に装着したときのレンズ断面図、広角端の
収差図、望遠端の収差図である。
例3のクローズアップレンズCUを撮影レンズMLの前
方に着脱可能に装着したときのレンズ断面図、広角端の
収差図、望遠端の収差図である。
実施例4のクローズアップレンズCUを撮影レンズML
の前方に着脱可能に装着したときのレンズ断面図、広角
端の収差図、望遠端の収差図である。
プレンズである。MLは撮影レンズであり、ズームレン
ズより成っている。尚、本実施形態では撮影レンズML
にズームレンズを用いた場合を示しているが単一焦点距
離のレンズ系であっても良い。
に正のパワー(屈折力)の第1レンズG1、負のパワー
の第2レンズG2、そして正のパワーの第3レンズG3
より成っている。
倍の際に固定のフォーカス用の正の屈折力の第1群(フ
ォーカス部)、変倍用の負の屈折力の第2群(バリエー
タ)、変倍に伴う像面変動を補正する負の屈折力の第3
群(コンペンセーター)、そして固定の正の屈折力の第
4群(リレーレンズ)より成っている。
光学フィルターであり、同図ではガラスブロックとして
示している。
ため、収差補正が良好になされている。そのため、クロ
ーズアップレンズを撮影レンズに装着したときに高い光
学性能を得るためには、クローズアップレンズ単独で十
分な収差補正を行っておく必要がある。
体側から順に正のパワーを持つ第1レンズG1と、負の
パワーを持つ第2レンズG2と、正のパワーを持つ第3
レンズG3にて構成すると共に、前述の条件式(1)〜
(7)を満たすことで撮影可能な至近距離を短くしつ
つ、ズームレンズに装着した場合に重要となる広角端の
ディストーション(歪曲収差)及び望遠端の球面収差を
良好に補正している。
レンズCUを構成する第1レンズG1、第2レンズG
2、第3レンズG3のレンズ形状を規定するもので、各
構成レンズの形状がそれぞれに当てはまる条件式を満足
することにより諸収差、特にズームレンズに装着したと
きの広角端のディストーション及び望遠端の球面収差を
良好に補正している。
越えると、物体側のレンズ面が極端に強いパワーを持つ
両レンズ面が凸面のレンズとなり、望遠端の球面収差の
補正が困難になる。また、上限値を越えると、物体側に
凹面を向けた極端なメニスカス形状となり、広角端の負
のディストーションが増大するので良くない。
越えると、物体側に凹面を向けた極端なメニスカス形状
のレンズとなり、望遠端の球面収差の補正が過剰とな
る。又、上限値を越えると像面側のレンズ面にパワーの
強い凹面を持つ両レンズ面が凹面の負レンズとなり、広
角端の負のディストーションが増大する。
ると、物体側に凸面を向けた極端なメニスカス形状とな
り、望遠端の球面収差の補正が困難になる。又上限値を
越えると、像面側のレンズ面が極端に強い両レンズ面が
凸面の正レンズとなり、広角端のディストーションが過
剰に補正されることに加え、望遠端の球面収差の補正も
困難になる。
焦点距離をクローズアップレンズ(全系)の焦点距離f
oで正規化し、その絶対値を規定したもので、条件式
(4)〜(6)の下限値を越えると各構成レンズが強い
パワーの組み合わせとなり、諸収差の補正が難しくな
る。
ワーの組み合わせとなり、焦点距離foのクローズアッ
プレンズを構成することが難しくなる。
ンズG2の材質のd線を基準にしたアッベ数に関するも
ので、下限値を越えると色収差の十分な補正ができなく
なる。
的なレンズ形状としては、物体側より順に、図1の数値
実施例1で両レンズ面が凸面の正レンズ、像面に凸面を
向けたメニスカス状の負レンズ、物体側に凸面を向けた
メニスカス状の正レンズより構成している。
を向けたメニスカス状の正レンズ、像面側に凸面を向け
たメニスカス状の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レン
ズより構成している。
凸面の正レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズ、両レン
ズ面が凸面の正レンズより構成している。
が凸面の正レンズ、像面側に凸面を向けたメニスカス状
の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズより構成して
いる。
なレンズ形状をとることによって、クローズアップレン
ズ単体としての諸収差を良好に補正している。
れを装着する撮影レンズの数値実施例を示す。撮影レン
ズは変倍比20倍、広角端のFナンバーが1.85、望
遠端のFナンバーが2.85、広角端の画角60.1度
のズームレンズである。
第i番目の面の曲率半径、diは物体側から順に第i番
目と第(i+1)番目の間隔、niとνiはそれぞれ物
体側より順に第i番目の光学部材の材質の屈折率とアッ
ベ数である。
3つのレンズ面は色分解プリズムやフィルター等のガラ
スブロックである。又前述の条件式と数値実施例におけ
る諸数値との関係を表−1に示す。
状やレンズの材質、そして各レンズの屈折力等のレンズ
構成上の諸元を適切に設定することにより撮影レンズの
前方(物体側)に着脱可能に装着して至近距離を短く
し、且つ画面全体の光学性能を良好に維持することがで
きるクローズアップレンズを達成することができる。
のズームレンズの物体側に着脱可能に装着したときに光
学性能の劣化が少なく、良好に使用できるクローズアッ
プレンズを達成することができる。
ズを撮影レンズに装着したときのレンズ断面図
ズを撮影レンズに装着したときの広角端の収差図
ズを撮影レンズに装着したときの望遠端の収差図
ズを撮影レンズに装着したときのレンズ断面図
ズを撮影レンズに装着したときの広角端の収差図
ズを撮影レンズに装着したときの望遠端の収差図
ズを撮影レンズに装着したときのレンズ断面図
ズを撮影レンズに装着したときの広角端の収差図
ズを撮影レンズに装着したときの望遠端の収差図
ンズを撮影レンズに装着したときのレンズ断面図
ンズを撮影レンズに装着したときの広角端の収差図
ンズを撮影レンズに装着したときの望遠端の収差図
Claims (1)
- 【請求項1】 撮影レンズの前方に着脱可能に取り付け
て使用するクローズアップレンズにおいて、該クローズ
アップレンズは、物体側から順に正のパワーを持つ第1
レンズと、負のパワーを持つ第2レンズと、正のパワー
を持つ第3レンズにて構成され、全系の焦点距離をf
o、第iレンズの焦点距離をfi、第i番目のレンズ面
の曲率半径をRi、第iレンズの材質のd線を基準とし
たときのアッベ数をνiとしたとき、 0.1<(R1+R2)/(R1−R2)< 2.4 −4.4<(R3+R4)/(R3−R4)<−0.5 −2.8<(R5+R6)/(R5−R6)< 0.9 0.6<|f1/fo|<1.6 0.4<|f2/fo|<1.2 0.5<|f3/fo|<1.3 |ν1−ν2|>10 の条件を満足することを特徴とするクローズアップレン
ズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33109999A JP4467685B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | クローズアップレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33109999A JP4467685B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | クローズアップレンズ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001147369A true JP2001147369A (ja) | 2001-05-29 |
JP2001147369A5 JP2001147369A5 (ja) | 2007-01-11 |
JP4467685B2 JP4467685B2 (ja) | 2010-05-26 |
Family
ID=18239857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33109999A Expired - Fee Related JP4467685B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | クローズアップレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4467685B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005172938A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-30 | Fujinon Corp | 防振ズームレンズ |
JP2005292605A (ja) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Canon Inc | ズームレンズおよび撮影システム |
-
1999
- 1999-11-22 JP JP33109999A patent/JP4467685B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005172938A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-30 | Fujinon Corp | 防振ズームレンズ |
JP2005292605A (ja) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Canon Inc | ズームレンズおよび撮影システム |
JP4579568B2 (ja) * | 2004-04-01 | 2010-11-10 | キヤノン株式会社 | ズームレンズおよび撮影システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4467685B2 (ja) | 2010-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5006575B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置 | |
JP4794912B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 | |
JP5053750B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 | |
JP4776936B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 | |
JP2988164B2 (ja) | リヤーフォーカス式のズームレンズ | |
JP3486560B2 (ja) | ズームレンズ | |
JP5072447B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 | |
JP2008129076A (ja) | ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 | |
JPH0850244A (ja) | 高変倍比のズームレンズ | |
JPH06242378A (ja) | ズームレンズ | |
JPH06175024A (ja) | リヤーフォーカス式のズームレンズ | |
EP1092999A2 (en) | Zoom lens and photographing apparatus having the same | |
JP4612795B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置 | |
JP4944495B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置 | |
JP4944594B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 | |
JP4717399B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 | |
JP3097395B2 (ja) | リヤーフォーカス式のズームレンズ | |
JP3144059B2 (ja) | リヤーフォーカス式のズームレンズ | |
JP4865218B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 | |
JP2001091830A (ja) | ズームレンズ | |
JP2003241088A (ja) | リアフォーカス式のズームレンズ及びそれを用いた撮像装置 | |
JPH06250086A (ja) | ズームレンズ | |
JP2000305016A (ja) | リアフォーカス式のズームレンズ | |
JP5372205B2 (ja) | ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置 | |
JPH07151972A (ja) | リヤーフォーカス式のズームレンズ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061114 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100223 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |