JP2005292605A - ズームレンズおよび撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 リアフォーカス式のズームレンズであって、小型で、かつ良好な光学性能を有するズームレンズを実現する。
【解決手段】 物体側から順に、変倍中に固定される正の光学パワーを有する第1レンズユニットIと、変倍中に移動する負の光学パワーを有する第2レンズユニットIIと、変倍中に固定される正の光学パワーを有する第3のレンズユニットIIIを有するズームレンズであって、第3レンズユニットを、物体側から順に、焦点調節に際して固定される第1レンズサブユニット3aと、焦点調節に際して移動する正の光学パワーを有する第2レンズサブユニット3bと、焦点調節に際して固定される正の光学パワーを有する第3レンズサブユニット3bとにより構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リアフォーカス方式のズームレンズに関し、特にテレビカメラやビデオカメラ等の撮影装置に用いられるズームレンズに関するものである。
テレビカメラやビデオカメラ等の撮影装置には、大口径で且つ高変倍比が得られ、高い光学性能を有するズームレンズが要求されている。特に、放送用のカラーテレビカメラでは、さらに操作性や機動性が良いことが要求され、その要求に応えて、撮像デバイスも2/3インチや1/2インチの小型の固体撮像素子が用いられるようになっている。撮像素子は、その撮像範囲の全体において略均一な解像力を有しているので、ズームレンズも画面中心部から周辺部まで解像力が略均一であることが必要である。
従って、ズームレンズは、球面収差、コマ収差等の諸収差に加え、各部品の製造誤差に伴って発生する偏心コマ収差等、光軸に対して非対称な収差も良好に補正され、画面全体に対して高い光学性能を有することが重要である。
ここで、物体側から順に、変倍に際して固定の正の第1レンズユニット、変倍に際して移動する負の第2レンズユニット(バリエータレンズユニット)、変倍に伴う像面補正用の負の第3レンズユニット(コンペンセータレンズユニット)、および結像作用を有し、変倍に際しては固定でフォーカシングに用いられる正の第4レンズユニット(フォーカスレンズユニット)で構成される、いわゆる4ユニットズームレンズでは、小型でありながらも高倍率化・高性能化が容易なため、放送用ズームレンズや業務用ズームレンズで多く採用されている。このような4ユニットズームレンズの例は、特許文献1〜10にて開示されている。
また、物体側から順に、変倍に際して固定の正の第1レンズユニット、変倍に際して移動する負の第2レンズユニット(バリエータレンズユニット)、結像作用を有し、変倍に際して固定の正の第3レンズユニットで構成され、第3レンズユニット中にフォーカシングと変倍に伴う像面補正の機能を兼ねたレンズサブユニット(フォーカスレンズサブユニット)を配置した3ユニットズームレンズは、比較的簡単な構成を有するため、主に民生用ビデオカメラ等で多く採用されている。
3ユニットズームレンズであって、小型軽量化・高性能化のためにフォーカスレンズサブユニットより像面側に固定のレンズサブユニットを設けた構成は、特許文献11〜14にて開示されている。
また、上記のように複数のレンズユニットにより構成された光学系では、レンズ単体やレンズ鏡筒内の部品精度のばらつきによる各レンズユニットの光軸に対する傾きや平行偏心等により、光学性能に大きな影響を与える場合がある。そこでこれらの調整を行うために、一部のレンズユニットを意図的に平行偏心させたり、光軸に対して傾けたりする等の機構を備えたズームレンズがある。調整レンズユニットは、偏心コマ収差等に対する適切な敏感度を有している。
さらに、バリエータレンズユニットよりも像面側に、フォーカシングレンズユニットが配置されたリアフォーカス方式は、フォーカスレンズユニットの小型軽量化に有利であることから、オートフォーカス方式のズームレンズに多く採用されている。
特開平1−120522号公報(2頁右下欄16行〜3頁左上欄2行、第1図) 特開平1−284818号公報(2頁左下欄12行〜18行、第1図) 特開平2−100011号公報(2頁右下欄11行〜19行、第1図) 特開平2−118510号公報(3頁右上欄1行〜10行、第1図(A),(B)) 特開平2−208618号公報(3頁右上欄下から3行〜左下欄7行、第1図) 特開平2−208619号公報(2頁右下欄11行〜19行、第1図) 特開平2−208620号公報(2頁右下欄11行〜19行、第1図) 特開平3−123310号公報(2頁右下欄9行〜17行、第1図) 特開平3−145615号公報(2頁右下欄3行〜11行、第1〜8図) 特開平4−138407号公報(2頁右下欄2行〜10行、第1図) 特開平8−5913号公報(段落0013〜0014、図2〜14) 特開平9−159917号公報(段落0012〜0013、図1) 特許第3097399号公報(段落0014〜0019、図1〜4) 特開2000−284173号公報(段落0032〜0035、図1等)
しかしながら、上記特許文献1〜10にて開示された4ユニットズームレンズでは、物体側から正負負正の4つのレンズユニットが配置されているが、第4レンズユニットの像面側部分への軸上光線の入射換算傾角が大きいために、該像面側部分でフォーカシングを行うと、軸上光線の入射高の変化が大きくなり、球面収差や軸上色収差等の軸上収差の変動が大きくなる。しかも、第4レンズユニットのうち物体側部分の屈折力を抑制しているため、第3レンズユニットからの発散光束の収斂用に、絞りよりも物体側に新たに正レンズを配置しなければならない。また、第3レンズユニットからの発散緩和のために、第3レンズユニットの屈折力を弱めなければならず、その結果、第3レンズユニットの移動量が増大して、ズームレンズ全長が長くなってしまう。
また、特許文献11〜14にて開示された3ユニットズームレンズでは、物体側から正負正の3つのレンズユニットが配置されているが、第3レンズユニット中のフォーカスレンズサブユニットへの軸上光線の入射換算傾角が大きく、該フォーカスレンズサブユニットで合焦を行うと軸上光線入射高の変化が大きくなって、球面収差や軸上色収差等の軸上収差の変動が大きくなる。しかも、特許文献14にて開示されたズームレンズでは、第3レンズユニット中のフォーカスレンズサブユニットよりも像面側に、負の屈折力を有する固定レンズサブユニットを配している。このため、フォーカスレンズサブユニットの屈折力が大きく、球面収差・軸上色収差等の軸上収差の絶対量及びその変動が大きくなる。
さらに、リアフォーカス式のズームレンズにおいて、製造誤差に起因する広角端での性能劣化を補正する場合、リアフォーカスレンズユニットは移動するため、一般に調整レンズユニットとして好ましくない。
民生用ビデオカメラ等で多く採用されている3ユニットズームレンズでは、第3レンズユニット内の固定レンズサブユニットの調整により偏心収差を補正したり、ユーザが求める光学性能や製品コストを鑑みて偏心収差を補正するための調整レンズユニットを設けなかったりすることが多い。
一方、放送用レンズや業務用レンズで多く採用されている4ユニットズームレンズでは、ユーザが求める光学性能が高いため、偏心収差の補正が必須であり、偏心収差を補正するための調整レンズユニットの位置に関しては、やはり第4レンズユニット内に固定レンズサブユニットとして設けることが好ましい。しかし、第4レンズユニットの物体側付近は、絞りユニットや変倍等を電気的に制御するドライブユニットが取り付けられるため、機構が複雑になる等を理由として、調整レンズサブユニットを設けるに好ましくない。
本発明は、リアフォーカス式のズームレンズにおいて、小型で、かつ良好な光学性能を有するズームレンズを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、1つの観点としての本発明は、物体側から順に、変倍中に固定される正の光学パワーを有する第1レンズユニットと、変倍中に移動する負の光学パワーを有する第2レンズユニットと、変倍中に固定される正の光学パワーを有する第3のレンズユニットを有するズームレンズであって、 第3レンズユニットを、物体側から順に、焦点調節中に固定される第1レンズサブユニットと、焦点調節中に移動する正の光学パワーを有する第2レンズサブユニットと、焦点調節中に固定される正の光学パワーを有する第3レンズサブユニットとを有する。
本発明によれば、焦点調節中に固定される第3レンズサブユニットに、本来焦点調節のために移動する第2レンズサブユニットが有すべき正の光学パワーを分担させることができるので、第2レンズサブユニットのバックフォーカスに対する敏感度を確保しつつ、該第2レンズサブユニットの軽量化を図ることができる。したがって、焦点調節のための該第2レンズサブユニットの駆動力と移動量とを小さくすることができる。これにより、小型で、かつ良好な光学性能を有するズームレンズを実現することができる。
また、焦点調節中に固定されている第3レンズサブユニットを、焦点調節に伴う収差変動を抑制するために偏心させることも可能である。このため、簡易な構成で良好な光学性能を有するリアフォーカス式ズームレンズを実現することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例1であるズームレンズの光学系の構成を示す断面図、図2は本発明の実施例2であるズームレンズの光学系の構成を示す断面図、図3は本発明の実施例3であるズームレンズの光学系の構成を示す断面図、図4は本発明の実施例4であるズームレンズの光学系の構成を示す断面図、図5は本発明の実施例5であるズームレンズの光学系の構成を示す断面図である。なお、図1〜5は、各実施例の広角端、無限遠物体距離における断面図である。
各実施例のズームレンズは、変倍のために移動するレンズユニットよりも像面側に焦点調節のために移動するレンズユニット(レンズサブユニット)を配置した、リアフォーカス方式のズームレンズである。該ズームレンズは、物体側から順に、変倍に際して固定される、光学パワー(焦点距離の逆数)として正の屈折力を有する第1レンズユニットIと、変倍に際して移動する負の屈折力を有する第2レンズユニットIIと、光量を調節するための絞りSPと、変倍に際して固定される結像のための正の屈折力を有する第3レンズユニットIII を有して構成される。
なお、本実施例では、ズームレンズを構成する光学系を3つのレンズユニットI〜IIIに分けているが、第2レンズユニットIIは、物体側から順に、変倍を行うために移動する負の屈折力を有する第2aレンズサブユニット(第4レンズサブユニット)2aと、変倍に伴う像面変動を補正するために移動する負の屈折力を有する第2bレンズサブユニット(第5レンズサブユニット)2bとにより構成されており、これらを独立したレンズユニットと見ることにより、本実施例のズームレンズは、4つのレンズユニットを有する4ユニットズームレンズとなる。
なお、GBは該ズームレンズが装着され又は一体的に設けられた撮影装置に設けられた色分解プリズム等のガラスブロックである。
また、第3レンズユニットは、物体側から順に、焦点調節に際して固定される第3aレンズサブユニット(第1レンズサブユニット)3aと、焦点調節に際して移動する第3bレンズサブユニット(第2レンズサブユニット)3bと、焦点調節に際して固定される第3cレンズサブユニット(第3レンズサブユニット)3cとにより構成されている。 第3bおよび第3cレンズサブユニット3b,3cはそれぞれ正の屈折力を有し、第3bレンズサブユニット3bの屈折力は、第3cレンズサブユニット3cの屈折力よりも大きい。
ここで、該ズームレンズ全系の広角端での焦点距離を1に規格化し、近軸追跡を行った場合に、
0<α3b<0.35 …(1)
0.1<φ3c/φ3b<0.8 …(2)
0.09<φ3b<0.19 …(3)
但し、α3b:第3bレンズサブユニットの軸上光線の入射換算傾角
φ3b:第3bレンズサブユニットの屈折力
φ3c:第3cレンズサブユニットの屈折力
を満足するのがよい。
条件式(1)は、第3bレンズサブユニット3bの軸上光線入射換算傾角に関する条件を示すものであり、第3bレンズサブユニット3bの軸上光線の入射換算傾角をα3b、射出換算傾角をα3b’とすると、第3bレンズサブユニット3bのバックフォーカスに対する敏感度△skは、
△sk=α3b−α3b …(4)
で概ね表される。
例えばα3b’が第3cレンズサブユニット3cの屈折力およびズームレンズ全体として必要なバックフォーカスの確保の必要から不確定であるとすると、α3bの絶対値が小さければ、バックフォーカスに対する敏感度Δskを確保することができる。第3bレンズサブユニット3bの軸上光線の入射換算傾角が小さくなって条件式(1)の下限を超えると、第3bレンズサブユニット3bの屈折力が大きくなり、第3bレンズサブユニット3bを構成する各レンズエレメントの曲率が大きくなって、重量が大きくなったり、諸収差が悪化したり、焦点調節に伴う収差変動が大きくなったりする。第3bレンズサブユニット3bの軸上光線の入射換算傾角が大きくなって条件式(1)の上限を越えると、第3aレンズサブユニット3aの屈折力が大きくなって、諸収差が悪化したり、第3bレンズサブユニット3bのバックフォーカスに対する敏感度が小さくなって焦点調節時の第3bレンズサブユニット3bの駆動ストロークが大きくなったりする。この結果、ズームレンズ全長が長くなる。
条件式(2)は、第3bレンズサブユニット3bと第3cレンズサブユニット3cの屈折力比に関する条件を示したものであり、第3bレンズサブユニット3bの屈折力に比べて第3cレンズサブユニット3cの屈折力が小さくなり、条件式(2)の下限を越えると、広角端での収差を補正するための必要な偏心量を多く確保しておく必要がある。また、第3cレンズサブユニット3cの屈折力に比べて、第3bレンズサブユニット3bの屈折力が大きくなり、条件式(2)の下限を越えると、第3bレンズサブユニット3bの屈折力が大きくなり、第3bレンズサブユニット3bを構成する各レンズエレメントの曲率が大きくなって、重量が重くなったり、諸収差が悪化したり、焦点調節に伴う収差変動が大きくなってくる。
また、第3cレンズサブユニット3cの屈折力に比べて第3bレンズサブユニット3bの屈折力が小さくなり、条件式(2)の上限を越えると、第3bレンズサブユニット3bのバックフォーカスに対する敏感度が小さくなり、焦点調節に際しての第3bレンズサブユニット3bの駆動ストロークが大きくなって、結果としてズームレンズ全長が長くなる。さらに、第3bレンズサブユニット3bの屈折力に比べて第3cレンズサブユニット3cの屈折力が大きくなり、条件式(2)の上限を越えると、必要なバックフォーカスの確保が困難となったり、広角端での収差をレンズユニットの偏心により補正する場合には、その敏感度が高くなりすぎて偏心量の調整がしにくくなったりする。
条件式(3)は、第3bレンズサブユニット3bの屈折力に関する条件を示すものである。第3bレンズサブユニット3bの屈折力が小さくなり、条件式(3)の下限を超えると、第3bレンズサブユニット3bのバックフォーカスに対する敏感度が小さくなり、焦点調節に際しての第3bレンズサブユニット3bの駆動ストロークが大きくなって、ズームレンズ全長が長くなる。また、第3bレンズサブユニット3bの屈折力が大きくなり、条件式(3)の上限を超えると、第3bレンズサブユニット3bを構成する各レンズエレメントの曲率が大きくなり、第3bレンズサブユニット3bの重量が重くなったり、諸収差が悪化したり、合焦に伴う収差変動が大きくなったりしてくる。
また、好ましくは、第3cレンズサブユニット3cを該ズームレンズの光軸に対して偏心(平行偏心又は傾き偏心)させて、広角端での偏心収差を補正するのがよい。これにより、該ズームレンズにおいて最も像面側に調整レンズユニットを有することになり、かつそのレンズユニットが変倍および焦点調節時に固定であるため、簡易な調節機構をズームレンズに設けることで、例えば該ズームレンズに、このズームレンズの変倍や焦点調節等の駆動を制御するドライブユニットが装着されたような場合でも、これを取り外すことなく、容易に偏心収差を補正でき、良好な光学性能を維持することができる。
ここで、上記調節機構の具体例について簡単に説明する。調節機構としては、例えば図23Aに示すような第3cレンズサブユニット3cの平行偏心量を調節可能とするものや図23Bに示すような第3cレンズサブユニット3cの傾き偏心量を調節可能とするものを設ける。
図23Aにおいて、10はズームレンズ本体、11は第3cレンズサブユニット3cを保持し、本体10にビス12で保持されているレンズ鏡筒である。13は結像状態を観察するためのカメラ、14はそれを表示するモニタである。調整者は、ビス12を緩め、モニタ14を見ながら工具等を用いて鏡筒11を平行偏芯させて結像状態を適切な状態に調整する。具体的には、例えば、コリメータやオートコリメーションベンチ等で中心のスポット形状を見ながらある程度調整し、投影にて中心の流れ(中心コマ)と周辺部での片ボケ(投影解像力の非対称性)のバランスが取れるように調整する。その後、再びビス12を絞めて鏡筒11を固定する。これにより、ズームレンズの光軸AXLに対して第3cレンズサブユニット3cの光軸BXLの平行偏心量とその方向を任意に調節することができる。
また、図23Bにおいて、13はズームレンズ本体、14は第3cレンズサブユニット3cを保持し、その外周面が凸曲面に形成されているレンズ保持枠である。ズームレンズ本体13の内周面は、レンズ保持枠14の外周面と同じ曲率半径の凹曲面に形成されており、該凹曲面に沿ってレンズ保持枠14を移動させることで、ズームレンズの光軸AXLに対する第3cレンズサブユニット3cの光軸BXLの傾き偏心量を調節することができる。
なお、図23A,23Bに示した調節機構は例であり、他の構成の調節機構を用いてもよいし、図23A,23Bに示した調節機構を組み合わせて、第3cレンズサブユニット3cの平行偏心量と傾き偏心量の双方を調節できるようにしてもよい。
本実施例では、第3cレンズサブユニット3cに対して許容された調節可能な平行偏心量は最大で約1mm、傾き偏心量は最大で約1°である。
また、本実施例では、固定である第3aレンズサブユニット3aに対して、その光軸方向位置を調節して、広角端での球面収差を補正するための調節機構を設けてもよい。球面収差の補正は、比較的頻繁に行われる偏心収差補正とは違い、製造時に発生するレンズの肉厚、空気間隔、曲率等の誤差の測定により予め予測することが可能であるため、繰り返しの調節が不要である。上記のようにドライブユニットの取り付け等による調節の容易性を考慮する必要性は低い。
さらに、本実施例のズームレンズにおてい、好ましくは、第3bレンズサブユニット3bが無限遠の物体に合焦する位置において、該ズームレンズの広角端での焦点距離を1に規格化して、近軸追跡を行った場合に、
Figure 2005292605
但し、αp3b:第3bレンズサブユニット3bの軸外主光線の入射換算傾角
φ3b:第3bレンズサブユニット3bの屈折力
φ3c:第3cレンズサブユニット3cの屈折力
sk:第3cレンズサブユニット群の主点位置から像面までの距離
x:前記第3bレンズサブユニット3bが望遠端にて無限遠の被写体に合焦する位置から最至近距離の被写体に合焦する位置までの移動量。
δ:第3bレンズサブユニット3bの主点位置から見た絞りSPの虚像までの距離と、第3bレンズサブユニット3bの主点位置から見た結像位置の虚像までの距離との差
b:該ズームレンズの倍率
を満足するようにするのがよい。
ここで、近軸における屈折力配置と焦点調節動作による画界の変化(つまりは結像倍率の変化)の関係について、図21を用いて説明する。図21は、絞りSPよりも像面側に配置された結像のためのレンズユニットにおける光学作用を説明する概略図である。絞りSPを通過した軸外主光線は、第3aレンズサブユニット3a、第3bレンズサブユニット3bおよび第3cレンズサブユニット3cを経て像面IGに至る。ここでは、焦点調節のために第3bレンズサブユニット3bが移動したときの像面IGでの軸外主光線の画界変化量Δyについて考える。
ここで、第3bレンズサブユニット3bへの軸外主光線の入射角をαp3b、第3bレンズサブユニット3bの屈折力をφ3b、第3cレンズサブユニット3cの屈折力をφ3c、第3cレンズサブユニット3cと像面IGとの間隔をsk 、第3bレンズサブユニット3bの主点位置から見た絞りSPの虚像までの距離aと第3bレンズサブユニット3bの主点位置から見た結像位置の虚像までの距離cとの差をδ、第3bレンズサブユニット3bが望遠端にて無限遠の物体に合焦する位置から該ズームレンズが合焦可能な最至近距離の物体に合焦する位置までの移動量をxとするとき、焦点調節動作による画界の変化量Δyは概ね、
Figure 2005292605
で表される。
焦点調節動作による移動量xは、概して焦点距離の自乗に比例するため、望遠端における焦点調節時の第3bレンズサブユニット3bの移動量が最も大きくなる。本実施例では、広角端の焦点距離を1に規格化しているため、変倍比をbとすると、規格化された画界変化量は概ね、
Figure 2005292605
で表すことができる。
ここで、条件式(5)の上限を超えると、第3bレンズサブユニット3bの屈折力が大きくなり、第3bレンズサブユニット3bを構成する各レンズエレメントの曲率が大きくなり、第3bレンズサブユニット3bの重量が重くなったり、諸収差が悪化したり、焦点調節に伴う収差変動が大きくなったりしてくる。また、焦点調節に伴う画界の変化が大きくなり、該ズームレンズを用いて撮影された映像として見苦しくなる。
また、前述したように、第2レンズユニットIIは、変倍を行うために移動する負の屈折力を有する第2aレンズサブユニット2aと、該第2aレンズサブユニット2aの移動に伴って移動する結像位置(像面)を補正するための負の屈折力を有する第2bレンズサブユニット2bにより構成されている。これにより、変倍に伴う諸収差の変動を抑制し、良好な光学性能を実現できる。また、第3bレンズサブユニット3bを駆動するために確保すべき間隔を短くすることができるため、ズームレンズの小型軽量化を図ることができる。
次に、図1〜図5に示した実施例1〜5のズームレンズにおける具体的な数値例を表1〜5に示す。各表において、fはズームレンズ全系の焦点距離、fnoはFナンバー、ω(但し、各表にはwと記す)は半画角、riは物体側からi番目のレンズ面の曲率半径、diはi番目とi+1番目のレンズ面間の間隔、ni,νi(但し、各表ではviと記す)は物体側からi番目のレンズエレメントの材料の屈折率とアッベ数である。 なお、各表のriの値として0.000とあるのは、∞を意味する。
また、図6〜20Cには、上記各数値例での諸収差図を示している。図6,9,12,15,18はそれぞれ、数値例1〜5の広角端(f=1mm)における物体距離0.3mでの収差図を、図7,10,13,16,19はそれぞれ、数値例1〜5の中間ズーム位置(f=3.25mm)における物体距離0.3mでの収差図を示す。また、図8A,11A,14A,17A,20Aはそれぞれ、数値例1〜5の望遠端(f=12.6mm)における物体距離0.3mでの収差図を、図8B,11B,14B,17B,20Bはそれぞれ、数値例1〜5の望遠端(f=12.6mm)における無限遠物体距離での収差図を、図8C,11C,14C,17C,20Cはそれぞれ、数値例1〜5の望遠端(f=12.6mm)における物体距離0.11mでの収差図を示している。
なお、各収差図において、実線はe線を、点線はF線を、一点鎖線はC線を、二点鎖線はg線の収差をそれぞれ示している。
また、各収差図においてsphは球面収差、asは非点収差、distは歪曲、chroは倍率色収差を示す。
Figure 2005292605
Figure 2005292605
Figure 2005292605
Figure 2005292605
Figure 2005292605
以上の説明から分かるように、上記各実施例によれば、FナンバーがF/2.0程度、変倍比10倍以上の大口径比、かつ高変倍比のリアフォーカス式ズームレンズを実現することができる。
次に、上記数値例と条件式(1)〜(4)、および望遠端での画界変化率との関係を表6にまとめて示す。 第3bレンズサブユニット3bは全体として正の屈折力を持つリアフォーカスレンズユニットであり、近距離に合焦する際には光軸上を物体側へ移動する。ここでは、ズームレンズが合焦可能な最至近距離を、最も物体側のレンズ表面から110mmの距離とする。
Figure 2005292605
以下、各実施例(数値例)における第3レンズユニットIII の特徴について説明を補足する。
(実施例1について)
図1に示した実施例1(数値例1)では、まず(1)式の値が下限値に近いことから、第3aレンズサブユニット3aは、屈折力が弱く、物体側から順に、正正負正の4つのレンズエレメントを用いて、すなわち比較的少ないレンズエレメントの枚数で構成されている。
また、(3)式の値が上限値に近いことから、第3bレンズサブユニット3bは、屈折力が強く、物体側から順に、負正正の3つのレンズエレメントで構成されている。そして、最も物体側に負レンズエレメントを配置することにより、該負レンズエレメントに対する軸上光線の入射高を大きくして、より小さい屈折力で色収差補正を可能とし、また、諸収差の発生を抑制し、且つ第3bレンズサブユニット3bの軽量化を可能としている。
また、(2)および(4)式により、第3bレンズサブユニット3bと第3cレンズサブユニット3cとで屈折力を適切に分配することにより、第3bレンズサブユニット3bのさらなる軽量化を可能とし、また第3cレンズサブユニット3cの偏心収差調整ユニットとして適切な敏感度を持たせるとともに、画界変化率を抑制し、良好な光学性能を実現している。
(実施例2について)
図2に示した実施例2(数値例2)では、まず(1)式の値が上限値に近いことから、第3aレンズサブユニット3aは、屈折力が強く、物体側から順に正負正正負正の6枚のレンズエレメントで構成されている。これにより、軸上色収差や球面収差を効果的に抑制することができる。
なお、第3aレンズサブユニット3a内の表2に示したd26の間隔を変化させて、広角端での球面収差を補正してもよい。
また、第3bレンズサブユニット3bは、物体側から順に、負正正の3枚のレンズエレメントにより構成されており、最も物体側に負レンズエレメントを配置することにより、より小さい屈折力で色収差補正や諸収差の発生を抑制し、かつ第3bレンズサブユニット3bの軽量化を可能としている。
また、(2)および(4)式により、第3bレンズサブユニット3bと第3cレンズサブユニット3cとで屈折力を適切に分配することにより、第3bレンズサブユニット3bのさらなる軽量化を可能とし、また第3cレンズサブユニット3cの偏心収差調整ユニットとして適切な敏感度を持たせるとともに、画界変化率を抑制し、良好な光学性能を実現している。
(実施例3について)
図3に示した実施例3(数値例3)では、第3aレンズサブユニット3aは、物体側から順に、正負正正負正の6枚のレンズエレメントで構成されている。これにより、軸上色収差や球面収差を効果的に抑制することができる。
なお、第3aレンズサブユニット3a内の表3に示したd26の間隔を変化させて、広角端での球面収差を補正してもよい。
また、(3)式の値が下限値に近いことから、第3bレンズサブユニット3bは、屈折力が弱く、物体側から順に、負正の2枚のレンズエレメントと比較的少ない枚数のレンズエレメントにより構成されている。
また、(2)および(4)式により、第3bレンズサブユニット3bと第3cレンズサブユニット3cとで屈折力を適切に分配することにより、第3bレンズサブユニット3bのさらなる軽量化を可能とし、また第3cレンズサブユニット3cの偏心収差調整ユニットとして適切な敏感度を持たせるとともに、画界変化率を抑制し、良好な光学性能を実現している。
(実施例4について)
図4に示した実施例4(数値例4)では、第3aレンズサブユニット3aは、物体側から順に、正正負正負正の6枚のレンズエレメントにより構成されている。これにより、軸上色収差や球面収差を効果的に抑制することができる。
なお、第3aレンズサブユニット3a内の表4に示したd26の間隔を変化させて、広角端での球面収差を補正してもよい。
また、第3bレンズサブユニット3bは、物体側から順に、負正正の3枚のレンズエレメントにより構成されており、最も物体側に負レンズエレメントを配置することにより、より小さい屈折力で色収差補正や諸収差の発生を抑制し、且つ第3bレンズサブユニット3bの軽量化を可能としている。
また、(2)および(4)式により、第3bレンズサブユニット3bと第3cレンズサブユニット3cとで屈折力を適切に分配することにより、第3bレンズサブユニット3bのさらなる軽量化を可能とし、また第3cレンズサブユニット3cの偏心収差調整ユニットとして適切な敏感度を持たせるとともに、画界変化率を抑制し、良好な光学性能を実現している。
(実施例5について)
図5に示した実施例5(数値例5)では、第3aレンズサブユニット3aは、物体側から順に、正正正負の4枚のレンズエレメントにより構成されている。
また、第3bレンズサブユニット3bは、物体側から順に、負正正の3枚のレンズエレメントにより構成されており、最も物体側に負レンズエレメントを配置することにより、より小さい屈折力で色収差補正や諸収差の発生を抑制し、且つ第3bレンズサブユニット3bの軽量化を可能としている。
また、(2)および(4)式により、第3bレンズサブユニット3bと第3cレンズサブユニット3cとで屈折力を適切に分配することにより、第3bレンズサブユニット3bのさらなる軽量化を可能とし、また第3cレンズサブユニット3cの偏心収差調整ユニットとして適切な敏感度を持たせるとともに、画界変化率を抑制し、良好な光学性能を実現している。
以上説明したように、上記各実施例によれば、絞りSPよりも像面側に結像のための第3レンズユニットIIIとして、固定の第3aレンズサブユニット3a、フォーカスレンズユニットである第3bレンズサブユニット3bおよび広角端での偏心収差を補正するための第3cレンズサブユニット3cを別個に設け、これらで適切に各屈折力を分配することにより、第3bレンズサブユニット3bのバックフォーカスへの敏感度の確保と軽量化を両立し、小さい駆動力、かつ少ない移動量での焦点調節を可能とするとともに、必要なバックフォーカスを確保し、焦点調節に伴う収差変動や画界変動を抑制し、簡易な構成で良好な光学性能を実現している。
なお、本実施例のズームレンズは、テレビカメラやビデオカメラ等の撮影装置に交換可能に装着される。次に、本実施例のズームレンズを撮影光学系として用いた撮影システム(テレビカメラシステム)について図22を用いて説明する。
図22において、101は本実施例のズームレンズ、111は撮影装置としてのカメラ、117はカメラ111にズームレンズ101を装着することにより構成される撮影システムである。
ズームレンズ101において、102は固定の前玉レンズユニット(第1レンズユニットI)、103は変倍のために光軸上を移動するバリエータレンズユニットと変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を移動するコンペンセータレンズユニットを含むレンズユニット(第2レンズユニットII)、104は絞り、105はフォーカスのために光軸上を移動するフォーカスレンズユニット(第3レンズユニットIII)である。
また、109は変倍時に移動するレンズユニット103の光軸上の位置をメカ的に制御し、手動によるズーム操作も可能とするカム等のズーム機構部材である。110はフォーカスレンズユニット105を光軸上で駆動する送りねじ等のフォーカス機構部材である。
カメラ111において、106は光学フィルタや色分解プリズムに相当するガラスブロック、107はズームレンズ101によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)、108はカメラ111の制御を司るCPU等のカメラコントローラである。
116はズームレンズ101の側面に装着されるドライブユニットである。このドライブユニット116には、ズームスイッチ、オートフォーカス/マニュアルフォーカス切換えスイッチ、絞り切換えスイッチ等、各種の操作スイッチが設けられ、ズームレンズ101とカメラマンとのインターフェースとなる。ドライブユニット116において、112は機構部材109を駆動してレンズユニット103を移動させ、変倍を行わせるズームアクチュエータ、113は絞り104を駆動する絞りアクチュエータ、114は電気的にフォーカスレンズユニット105を駆動するステッピングモータ等のフォーカスアクチュエータである。さらに、115はドライブユニット116の制御を司るCPU等のドライブユニットコントローラである。
なお、図22には、ドライブユニットが装着(外付け)されるタイプのズームレンズについて説明したが、本発明は、ドライブユニットの機能が内蔵されたタイプのズームレンズにも適用することができる。
また、上記各実施例では、変倍に伴う像面変動を補正する第2bレンズサブユニット2bを有するズームレンズについて説明したが、本発明は、第2レンズユニットII中にこの第2bレンズサブユニット2bを持たず、フォーカスレンズユニットにその機能を持たせた構成の3ユニットズームレンズにも適用することができる。
また、上記実施例では、レンズユニット又はレンズエレメントの屈折力の関係について説明したが、該関係は、レンズ面に貼り付ける等した回折光学素子による屈折と等価な光学パワーの関係においても同様である。
本発明の実施例1(数値実施例1)のズームレンズの広角端における断面図。 本発明の実施例2(数値実施例2)のズームレンズの広角端における断面図。 本発明の実施例3(数値実施例3)のズームレンズの広角端における断面図。 本発明の実施例4(数値実施例4)のズームレンズの広角端における断面図。 本発明の実施例5(数値実施例5)のズームレンズの広角端における断面図。 数値実施例1のf=1mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例1のf=3.25mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例1のf=12.6mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例1のf=12.6mm、無限遠物体距離における収差図。 数値実施例1のf=12.6mm、物体距離0.11mにおける収差図。 数値実施例2のf=1mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例2のf=3.25mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例2のf=12.6mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例2のf=12.6mm、無限遠物体距離における収差図。 数値実施例2のf=12.6mm、物体距離0.11mにおける収差図。 数値実施例3のf=1mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例3のf=3.25mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例3のf=12.6mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例3のf=12.6mm、無限遠物体距離における収差図。 数値実施例3のf=12.6mm、物体距離0.11mにおける収差図。 数値実施例4のf=1mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例4のf=3.25mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例4のf=12.6mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例4のf=12.6mm、無限遠物体距離における収差図。 数値実施例4のf=12.6mm、物体距離0.11mにおける収差図。 数値実施例5のf=1mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例5のf=3.25mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例5のf=12.6mm、物体距離0.3mにおける収差図。 数値実施例5のf=12.6mm、無限遠物体距離における収差図。 数値実施例5のf=12.6mm、物体距離0.11mにおける収差図。 近軸における屈折力配置と焦点調節動作による画界の変化の関係を示す模式図。 実施例1〜5のズームレンズを用いた撮影システムの模式図。 実施例1〜5における偏心調節機構の概略図。 実施例1〜5における偏心調節機構の概略図。
符号の説明
I 第1レンズユニット
II 第2レンズユニット
III 第3レンズユニット
SP 絞り
GB ガラスブロック
2a 第2aレンズサブユニット
2b 第2bレンズサブユニット
3a 第3aレンズサブユニット
3b 第3bレンズサブユニット
3c 第3cレンズサブユニット

Claims (8)

  1. 物体側から順に、変倍中に固定される正の光学パワーを有する第1レンズユニットと、変倍中に移動する負の光学パワーを有する第2レンズユニットと、変倍中に固定される正の光学パワーを有する第3のレンズユニットを有するズームレンズであって、
    前記第3レンズユニットは、前記物体側から順に、焦点調節中に固定される第1レンズサブユニットと、焦点調節中に移動する正の光学パワーを有する第2レンズサブユニットと、焦点調節中に固定される正の光学パワーを有する第3レンズサブユニットとを有することを特徴とするズームレンズ。
  2. 該第2レンズサブユニットの光学パワーが、前記第3レンズサブユニットの光学パワーよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 広角端での該ズームレンズの全系の焦点距離を1とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ。
    0.1<φ3c/φ3b<0.8
    0.09<φ3b<0.19
    但し、φ3bは前記第2レンズサブユニットの光学パワー、φ3cは前記第3レンズサブユニットの光学パワーである。
  4. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項2又は3に記載のズームレンズ。
    0<α3b<0.35
    但し、α3bは前記第2レンズサブユニットにおける軸上光線の入射換算傾角である。
  5. 前記第3レンズサブユニットの該ズームレンズの光軸に対する偏心状態を調節可能とする調節機構を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のズームレンズ。
  6. 前記第2レンズサブユニットが無限遠の物体に合焦する位置にあり、広角端での該ズームレンズの全系の焦点距離を1とするとき、
    Figure 2005292605
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のズームレンズ。
    但し、αp3bは前記第2レンズサブユニットにおける軸外主光線の入射換算傾角、φ3bは前記第2レンズサブユニットの光学パワー、φ3cは前記第3レンズサブユニットの光学パワー、skは前記第3レンズサブユニットの主点位置から像面までの距離、xは前記第2レンズサブユニットが望遠端にて無限遠の物体に合焦する位置から最至近距離の物体に合焦する位置までの移動量、δは前記第2レンズサブユニットの主点位置から見た前記絞りの虚像までの距離と前記第2レンズサブユニットの前記主点位置から見た結像位置の虚像までの距離との差、bは該ズームレンズの倍率である。
  7. 前記第2レンズユニットは、前記物体側から順に、変倍を行うために移動する負の光学パワーを有する第4レンズサブユニットと、該第4レンズサブユニットの移動に伴う像面変動を補正するために移動する負の光学パワーを有する第5レンズサブユニットとを有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載のズームレンズ。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載のズームレンズと、
    該ズームレンズが装着可能な撮影装置とを有することを特徴とする撮影システム。
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