JP2001147247A - 信号分析装置 - Google Patents

信号分析装置

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JP2001147247A JP33065099A JP33065099A JP2001147247A JP 2001147247 A JP2001147247 A JP 2001147247A JP 33065099 A JP33065099 A JP 33065099A JP 33065099 A JP33065099 A JP 33065099A JP 2001147247 A JP2001147247 A JP 2001147247A
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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 A/D変換器の高速性を犠牲にすることな
く、帯域幅および帯域中心の異なる種々のアナログ信号
を分析できるようにする。 【解決手段】 A/D変換器21から出力されるディジ
タルデータDをデータ振分回路22で2つの経路に振り
分けて、サンプリング周波数の1/2のレートで並列に
第1の周波数シフト回路30に入力し、サンプリング周
波数の1/4または周波数0のシフト処理を行い、さら
に1/2デシメート回路31、32による1/2デシメ
ート処理を行い、その出力に対して第2の周波数シフト
回路33によって周波数シフト処理を行い、さらに1/
Nデシメート回路34、35による1/Nデシメート処
理を行う。制御装置40によって第1、第2の周波数シ
フト回路のシフト周波数および1/Nデシメート回路の
係数を、分析帯域幅およびその中心周波数に応じて制御
して入力信号のベースバンド成分を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号分析装置にお
いて帯域中心周波数や帯域幅が異なる種々のアナログ信
号の分析を行うための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば移動体通信システムでは、ディジ
タルデータでキャリア信号を直交変調して得られたディ
ジタル変調信号を送受信しており、このような移動体通
信システムの機器の評価を行うために、中間周波帯のデ
ィジタル変調信号に対する各種の分析を行う場合があ
る。
【0003】このように中間周波帯のディジタル変調信
号等の分析を行うために、従来から図9に示す構成の信
号分析装置10があった。
【0004】この信号分析装置10は、入力された分析
対象のアナログ信号SをA/D変換器11によって所定
周波数Fsのサンプリング信号CKsでサンプリングし
てディジタルデータDに変換し、ベースバンド検出部1
2でディジタルデータDのベースバンド成分I、Qを求
め、このベースバンド成分I、Qに対する演算処理を演
算処理部13によって行い、入力信号Sの特性値を求め
ている。
【0005】ベースバンド検出部12は、周波数シフト
回路12aによってディジタルデータDに対してアナロ
グ信号Sの帯域中心周波数Fcと等しい周波数のキャリ
ア信号の乗算処理を行い2つの直交信号を算出し、その
直交信号に対してディジタルフィルタ12a、12bで
帯域制限処理をして、ベースバンド成分I、Qを検出し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の信
号分析装置10で、帯域幅や帯域中心が異なる種々の信
号に分析を行うためには、A/D変換器11の動作速度
(サンプリング周波数)を最大帯域幅に対応したものを
用いるとともに、ベースバンド検出部12の動作速度も
これに対応させる必要がある。
【0007】ところが、近年ではW−CDMA方式のよ
うに帯域幅が20MHz以上の広帯域なディジタル変調
信号を用いるものがあり、このような広い帯域の信号の
分析を行うために、40MHz以上の動作速度が要求さ
れてきている。
【0008】これに対し、現時点においてA/D変換器
11としては40MHz以上の動作速度をもつものが実
現されているが、このように高速なA/D変換器から出
力されるディジタルデータに対する乗算処理やフィルタ
リング処理が行え、且つそのキャリア周波数やフィルタ
係数を広範囲に任意に可変できるベースバンド検出部を
実現することは極めて困難であった。
【0009】このため、A/D変換器の高速性を有効に
利用できず、W−CDMA方式等ののディジタル変調信
号に対する分析を正確に行うことができなかった。
【0010】本発明は、この問題を解決し、A/D変換
器の高速性を犠牲にすることなく、W−CDMA方式の
ディジタル変調信号等の広帯域な信号を含め、帯域幅お
よび帯域中心の異なる種々のアナログ信号を分析できる
信号分析装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の信号分析装置は、アナログ信号
を所定のサンプリング周波数でサンプリングしてディジ
タルデータに変換するA/D変換器(21)と、前記A
/D変換器から出力されるディジタルデータを2つの信
号経路に交互に振り分けて、前記サンプリング周波数の
1/2のレートで出力するデータ振分回路(22)と、
前記データ振分回路から並列に出力されるディジタルデ
ータを前記サンプリング周波数の1/4だけ低域側にシ
フトした2つの直交信号(Ia、Qa)を生成して出力
する前記第1の周波数シフト回路(30)と、前記デー
タ振分回路から出力されたディジタルデータまたは前記
第1の周波数シフト回路によって周波数シフト処理され
た直交信号のいずれかに対して、前記サンプリング周波
数の1/4を上限とする帯域制限処理を行い、2つの直
交信号(Ib、Qb)を生成する2つの1/2デシメー
ト回路(31、32)と、前記2つの1/2デシメート
回路から出力される直交信号に対して、予め設定された
周波数だけシフトした2つの直交信号(Ic、Qc)を
生成する第2の周波数シフト回路(33)と、前記第2
の周波数シフト回路から出力される直交信号に対して、
予め設定された係数に対応する帯域制限処理を行い、2
つの直交信号(Id、Qd)を出力する2つの1/Nデ
シメート回路(34、35)と、前記2つの1/2デシ
メート回路の出力または前記2つの1/Nデシメート回
路の出力のいずれかに前記アナログ信号のベースバンド
成分が現れるように、前記2つの1/2デシメート回路
に入力される信号を前記データ振分回路から並列に出力
されたディジタルデータまたは前記第1の周波数シフト
回路によって周波数シフト処理された2つの直交信号の
いずれかに設定するとともに、前記第2の周波数シフト
回路のシフト周波数、前記2つの1/Nデシメート回路
の係数を設定する制御装置(40)と、前記ベースバン
ド成分に対する演算処理を行って、前記アナログ信号の
特性値を算出する演算手段(37)とを備えている。
【0012】また、本発明の請求項2の信号分析装置
は、アナログ信号を所定のサンプリング周波数でサンプ
リングしてディジタルデータに変換するA/D変換器
(21)と、前記A/D変換器から出力されるディジタ
ルデータを2つの信号経路に交互に振り分けて、前記サ
ンプリング周波数の1/2のレートで出力するデータ振
分回路(22)と、前記データ振分回路から並列に出力
されるディジタルデータに対して、前記サンプリング周
波数の1/4または周波数0の第1のキャリア信号を乗
算して、該第1のキャリア信号の周波数分だけ低域側に
シフトした2つの直交信号(Ia、Qa)を生成する第
1の周波数シフト回路(30)と、前記第1の周波数シ
フト回路から出力される2つの直交信号に対して、前記
サンプリング周波数の1/4を上限とする帯域制限処理
を行い、2つの直交信号(Ib、Qb)を生成する2つ
の1/2デシメート回路(31、32)と、前記2つの
1/2デシメート回路から出力される直交信号に対し
て、予め設定された周波数の第2のキャリア信号を乗算
して、該第2のキャリア信号の周波数だけシフトした2
つの直交信号(Ic、Qc)を生成する第2の周波数シ
フト回路(33)と、前記第2の周波数シフト回路から
出力される直交信号に対して、前記サンプリング周波数
の予め設定された係数分の1を上限とする帯域制限処理
を行い、2つの直交信号(Id、Qd)を出力する2つ
の1/Nデシメート回路(34、35)と、前記2つの
1/2デシメート回路の出力または前記2つの1/Nデ
シメート回路の出力のいずれかに前記アナログ信号のベ
ースバンド成分が現れるように、前記第1のキャリア信
号、前記第2のキャリア信号の周波数、前記2つの1/
Nデシメート回路の係数を設定する制御装置(40)
と、前記ベースバンド成分に対する演算処理を行って、
前記アナログ信号の特性値を算出する演算手段(37)
とを備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明を適用した信号分析
装置20の構成を示している。
【0014】この信号分析装置20の入力端子20aに
入力されるアナログ信号Sは、A/D変換器21に入力
され、所定周波数Fsのサンプリング信号CKsに同期
してサンプリングされ、ディジタルデータに変換され
る。
【0015】なお、高周波帯のアナログ信号の分析を行
うために、入力端子20aとA/D変換器21の間に周
波数変換回路を設ける場合もある。
【0016】このA/D変換器21は、W−CDMA方
式のディジタル変調信号の帯域幅(20MHz)の2倍
以上、例えば64MHzの動作速度を有しており、ここ
では、64MHzのサンプリング信号CKsで動作す
る。
【0017】A/D変換器21から出力されるディジタ
ルデータDは、データ振分回路22に入力される。
【0018】データ振分回路22は、A/D変換器21
から出力されたディジタルデータをサンプリング信号C
Ksに同期して2つの信号経路に交互に振り分けて、サ
ンプリング周波数Fsの1/2のレートで且つ位相が合
った状態で並列出力する。
【0019】データ振分回路22は、例えば図2に示す
ように、A/D変換器21から出力されるディジタルデ
ータを2つのラッチ回路23、24に入力し、サンプリ
ング信号CKsを分周器25で2分周してサンプリング
信号CKsの立ち下がりに同期してそれぞれ立ち上がり
位相が互いに反転した2つ分周信号CK1、CK2をラ
ッチ回路23、24に与えてディジタルデータをラッチ
させる。
【0020】ラッチ回路23、24のラッチ出力はそれ
ぞれラッチ回路26、27に入力される。このラッチ回
路26、27には、ラッチ回路28からの共通クロック
信号がCKrが入力される。
【0021】ラッチ回路28は、分周信号CK2をサン
プリング信号CKsの立ち上がりでラッチして、分周信
号CK2をサンプリング信号CKsの周期Tsの1/2
だけ遅延した共通クロック信号CKrを発生する。
【0022】このように構成されたデータ振分回路22
は、図3の(a)のサンプリング信号CKsの立ち上が
りに同期してA/D変換器21から図3の(b)のよう
にディジタルデータD1、D2、D3、…が出力された
とき、図3の(c)、(d)のように、サンプリング信
号CKsの立ち下がりに同期して立ち上がる2つ分周信
号CK1、CK2をラッチ回路23、24に入力し、一
方のラッチ回路23からは図3の(e)のように、ディ
ジタルデータD1、D3、D5、…を出力し、他方のラ
ッチ回路24からは図3(f)のようにディジタルデー
タD1、D3、D5、…に対してサンプリング信号CK
sの1周期分ずれたディジタルデータD2、D4、D
6、…を出力する。
【0023】これらのディジタルデータはラッチ回路2
6、27に入力されるが、ラッチ回路28からは図3の
(g)のように、分周信号CK2をTs/2だけ遅延し
た共通クロック信号CKrが入力されるので、ラッチ回
路26、27からは図3の(h)、(i)のように、互
いに位相が揃ったディジタルデータDa(=D1、D
3、D5、…)Db(=D2、D4、D6、…)がそれ
ぞれサンプリング周波数Fsの1/2のレートで並列に
出力される。
【0024】データ振分回路22から出力されるディジ
タルデータDa、Dbは、第1の周波数シフト回路30
に入力される。
【0025】第1の周波数シフト回路30は、データ振
分回路22から並列に入力されるディジタルデータD
a、Dbと、周波数がサンプリング周波数Fsの1/4
または0の第1のキャリア信号C1〔cos(−ω
t)、sin(ωt)〕とを乗算する。
【0026】ここで、第1のキャリア信号C1の周波数
がFs/4の場合、ω=2πFs/4=(π/2)Fs
となり、tはサンプリング信号CKsの周期Tsの整数
倍で離散的に変化するから、4Tsの間に、cos(−
ωt)はcos(0)(=1)→cos(−π/2)
(=0)→cos(−π)(=−1)→cos(−3π
/2)(=0)と変化し、sin(−ωt)はsin
(0)(=0)→sin(−π/2)(=−1)→si
n(−π)(=0)→sin(−3π/2)(=1)と
変化する。
【0027】第1の周波数シフト回路30は、図4の
(a)、(b)のように、並列に入力されるディジタル
データDa=〔D1、D3、D5、D7…〕、Db=
〔D2、D4、D6、D8…〕に対して、上記の第1の
キャリア信号C1の乗算を以下のように行い、2つの直
交信号Ia、Qaを図4の(d)、(e)のように生成
する。
【0028】 Ia=〔D(1)・cos(0), D(2)・cos(−π/2), D(3)・cos(−π), D(4)・cos(−3π/2), D(5)・cos(0), D(6)・cos(−π/2), D(7)・cos(−π), D(8)・cos(−3π/2) ………〕 =〔D1,0,−D3,0,D5,0,−D7,0,…〕
【0029】 Qa=〔D(1)・sin(0), D(2)・sin(−π/2), D(3)・sin(−π), D(4)・sin(−3π/2), D(5)・sin(0), D(6)・sin(−π/2), D(7)・sin(−π), D(8)・sin(−3π/2) ………〕 =〔0,−D2,0,D4,0,−D6,0,D8,…〕
【0030】なお、この第1の周波数シフト回路30
は、並列に入力された2つのディジタルデータ(例えば
D1、D2)に対する直交信号Ia(D1、0)、Qa
(0、D2)をディジタルデータDa、Dbと同じレー
トでそれぞれ並列に出力している。
【0031】この直交信号成分をスペクトラムで表現す
ると、例えば信号Sの帯域中心Fcが図5の(a)のよ
うにFs/4にあるとき、A/D変換処理によってその
イメージSiが周波数Fs−Fc(=3Fs/4)を中
心に発生する。
【0032】そして、前記のように、周波数Fs/4の
第1のキャリア信号C1をディジタルデータに乗算する
と、図5の(b)のように、信号SとそのイメージSi
はともにS′、Si′のようにFs/4だけ低い方へシ
フトする。このとき、信号S′の帯域中心は0(ベース
バンド)となり、イメージSi′の帯域中心はFs/2
に一致する。
【0033】また、第1のキャリア信号C1の周波数が
0の場合には、cos(−ωt)=1、sin(−ω
t)=0であるから、 Ia=〔D1,D2,D3,D4,D5、…〕 Qa=〔0,0,0,…〕 となり、入力されたディジタルデータDa、Dbがその
まま一方の直交信号Iaとして2個ずつ並列出力され、
他方の直交信号Qaは常に0となる。
【0034】つまり、第1の周波数シフト回路30の第
1のキャリア信号C1の周波数を0にするということ
は、データ振分手段22からのディジタルデータDa、
Dbを何ら加工せずに直交信号として出力していること
と等価である。
【0035】この第1のキャリア信号C1の周波数(F
s/4または0)は、後述の制御装置40によって切り
換え制御されるが、制御装置40によるこの第1のキャ
リア信号の周波数切り換えは、データ振分回路22から
出力されるディジタルデータDa、DbをFs/4だけ
低域側にシフト処理して得られた直交信号と、データ振
分回路22から出力されるディジタルデータDa、Db
のいずれかを選択的に後述の1/2デシメート回路3
1、32に入力していることになる。
【0036】なお、第1の周波数シフト回路30の第1
のキャリア信号C1は0、1または−1のいずれかの数
値であり、しかも、連続する2つのサンプリングデータ
がサンプリングレートの1/2で並列入力されていて、
このデータが入力されている間に2つのデータに対する
乗算演算を行えば済むので、A/D変換器21の動作速
度を犠牲にしないで済む。
【0037】第1の周波数シフト回路30から出力され
る直交信号Ia、Qaは、それぞれ1/2デシメート回
路31、32に入力される。
【0038】ここで「デシメート」とは間引きの意味
で、1/2デシメート処理は入力データに対して出力デ
ータのレートを1/2に下げるための処理を示してい
る。
【0039】2つのデシメート回路31、32は、それ
ぞれ2入力並列処理型のFIR型のディジタルフィルタ
(ローパスフィルタで例えばハリス社のハーフバンドフ
ィルタ)によって構成されており、第1の周波数シフト
回路30によって周波数シフトされた直交信号Ia、Q
aからイメージ成分を除去するために、図5の(b)の
ように、0〜Fs/4の範囲を通過帯域とする低域通過
特性Pを有している。
【0040】このため、1/2デシメート回路31、3
2からは上限周波数がFs/4までに帯域制限された直
交信号Ib、Qbが出力されることになる。
【0041】つまり、1/2デシメート回路31、32
から出力される直交信号Ib、Qbの個々のレートはサ
ンプリング周波数Fsの1/4となり、これが並列に出
力されるので両者をまとめた実質のレートはサンプリン
グ周波数Fsの1/2となる。
【0042】2つの1/2デシメート回路31、32か
ら出力される直交信号Ib、Qbは第2の周波数シフト
回路33に入力される。この第2の周波数シフト回路3
3は直交信号Ib、Qbと、制御装置40から設定され
た周波数Δfまたは周波数0の第2のキャリア信号C2
とを次のように複素乗算する。
【0043】 (Ib+jQb)・C2 =(Ib+jQb)[cos(±ω′t)+jsin(±ω′t)] =Ib・cos(±ω′t)−Qb・sin(±ω′t) +j[Ib・sin(±ω′t)+Qb・cos(±ω′t)]
【0044】そして、この乗算結果の実数部と虚数部と
を次のように2つの直交信号Ic、Qcとして出力す
る。 Ic=Ib・cos(±ω′t)−Qb・sin(±
ω′t) Qc=Ib・sin(±ω′t)+Qb・cos(±
ω′t)
【0045】ここで、ω′=2πΔfであり、ω′の前
の±符号は、入力された直交信号をΔfだけ低域側にシ
フトする場合−、高域側にシフトする場合+となる。
【0046】このように、直交信号Ib、Qbに対して
周波数Δfの第2のキャリア信号C2を乗算すること
で、前記同様に入力された直交信号をΔfだけ低域側あ
るいは高域側にずらすことができる。
【0047】また、第2のキャリア信号C2の周波数を
0にした場合、cos(±ωt)=1、sin(±ω
t)=0であるから、 Ic=Ib Qc=Qb となり、入力された直交信号Ib、Qbがそのまま直交
信号Ic、Qcとして出力される。
【0048】したがって、第2のキャリア信号C2の周
波数を0にするということは、実際にキャリア信号の乗
算を行わずに、入力された直交信号Ib、Qbをそれぞ
れ単純に直交信号Ic、Qcとして出力することと等価
である。
【0049】この第2の周波数シフト回路33の第2の
キャリア信号C2の周波数は、後述の制御装置40によ
って切り換え制御される。
【0050】第2の周波数シフト回路33から出力され
る直交信号Ic、Qcは、1/Nデシメート回路34、
35に入力される。
【0051】この1/Nデシメート回路34、35は、
直交信号Ic、Qcからベースバンドの直交信号Id、
Qdを抽出する狭帯域のディジタルフィルタである。
【0052】この狭帯域のディジタルフィルタは、前記
した1/2デシメート回路31、32のようなFIR型
のディジタルフィルタで構成することも可能であるが、
その場合フィルタ係数が非常に多くなり構成が複雑化す
るので、通常は、CIC型のディジタルフィルタが用い
られる。
【0053】CIC型のディジタルフィルタは、周期関
数的な通過特性もつ積分型フィルタ(例えば1/sin
x型)と微分型フィルタ(例えばsinx型)とを組合
せることにより、図6のように0〜Fsの間を等分(図
では4等分)する周波数(減衰極)で減衰量が無限大と
なる特性を有しており、その減衰極の周波数は、両フィ
ルタの周期比(以下係数という)をN(図では4)とす
るとFs/Nの間隔で現れ、両端(0、Fs)では減衰
量が最小となる。
【0054】このようなCIC型のディジタルフィルタ
の係数Nを分析帯域幅に応じて設定することで、直交信
号Ic、Qcからベースバンドの直交信号Id、Qdを
抽出することができる。
【0055】第1の周波数シフト回路30、第2の周波
数シフト回路33および1/Nデシメート回路34、3
5から出力される直交信号は、信号選択回路36に入力
されている。
【0056】この信号選択回路36は、制御装置40の
制御により、ベースバンドに変換された直交信号を選択
して演算処理手段としてのDSP(ディジタル信号処理
プロセッサ)37に出力している。
【0057】DSP37は、信号選択回路36から出力
されたベースバンドの直交信号に対する演算処理を行
い、入力されたアナログ信号Sの特性値を算出して、図
示しない出力装置へ出力する。
【0058】制御装置40は、分析条件指定手段51か
ら指定された情報に基づいて第1の周波数シフト回路3
0、第2の周波数シフト回路33、1/Nデシメート回
路34、35、および信号選択回路36の制御を行う。
【0059】例えば、前記図5で示したように、分析条
件として入力信号Sに対する分析帯域の中心周波数Fc
がサンプリング周波数の1/4で最大の広帯域処理が指
定された場合には、第1の周波数シフト回路30の第1
のキャリア信号C1の周波数を−Fs/4に設定し、第
2の周波数シフト回路33のキャリア信号C2の周波数
を0に設定するとともに、この第2の周波数シフト回路
33の出力Ic、Qcが信号選択回路36で選択される
ようにする。
【0060】このように設定された状態で入力された信
号Sは、A/D変換器21によって周波数Fsのサンプ
リング信号でサンプリングされてディジタルデータに変
換され、データ振分回路22を介して第1の周波数シフ
ト回路30に入力される。
【0061】第1の周波数シフト回路30に入力された
ディジタルデータDa、Dbは、低域側へFs/4の周
波数シフトの処理を受け、このシフト処理された直交信
号Ia、Qaが1/2デシメート回路31、32によっ
てフィルタリング処理されて、ベースバンドの直交信号
Ib、Qbとなる。
【0062】このベースバンドの直交信号Ib、Qbは
第2の周波数シフト回路33に入力されるが、第2の周
波数シフト回路33のキャリア信号の周波数は0に設定
されているので、入力された直交信号Ib、Qbと同一
の直交信号Ic、Qcがそのまま信号選択回路36を介
してDSP37に入力され、入力されたアナログ信号S
に対する広帯域な信号演算処理が行われて、その特性値
が算出される。
【0063】また、図7の(a)のように、分析条件と
して分析帯域の中心周波数Fcがサンプリング周波数の
1/4よりΔfだけ高く、帯域幅がFwの挟帯域分析が
指定された場合、制御装置40は、第1の周波数シフト
回路30の第1のキャリア信号C1の周波数を−Fs/
4に設定し、第2の周波数シフト回路33の第2のキャ
リア信号C2の周波数を−Δfに設定し、さらに帯域幅
Fwに対応する係数Nを1/Nデシメート回路34、3
5に設定し、この1/Nデシメート回路34、35の出
力Id、Qdが信号選択回路36で選択されるようにす
る。
【0064】このように設定された場合、帯域中心(F
s/4)+Δfの信号SがA/D変換器21によって周
波数Fsのサンプリング信号でサンプリングされてディ
ジタルデータに変換され、データ振分回路22を介して
第1の周波数シフト回路30に入力される。
【0065】第1の周波数シフト回路30に入力された
ディジタルデータDa、Dbは、低域側へFs/4の周
波数シフト処理を受け、このシフト処理された直交信号
Ia、Qaが1/2デシメート回路31、32によって
フィルタリング処理されて、帯域中心がΔfの信号を含
む直交信号Ib、Qbとなる。
【0066】この直交信号Ib、Qbは第2の周波数シ
フト回路33に入力されて、低域側へΔfの周波数シフ
ト処理を受けるため、第2の周波数シフト回路33から
ベースバンド成分を含む直交信号Ic、Qcが出力さ
れ、1/Nデシメート回路34、35によってフィルタ
リング処理されてベースバンドの直交信号Id、Qdが
抽出され、信号選択回路36を介してDSP37に入力
され、入力されたアナログ信号Sに対する狭帯域な信号
演算処理が行われて、その特性値が算出される。
【0067】また、分析条件指定手段41から、図7の
(b)のように分析帯域の中心周波数FcがFs/4よ
り低く0からΔfずれた狭帯域(帯域幅Fw)分析が指
定されると、制御装置40は、第1の周波数シフト回路
30の第1のキャリア信号C1の周波数を0に設定し、
第2の周波数シフト回路33の第2のキャリア信号C2
の周波数を−Δfに設定し、さらに帯域幅Fwに対応す
る係数Nを1/Nデシメート回路34、35に設定し、
この1/Nデシメート回路34、35の出力Id、Qd
が信号選択回路36で選択されるようにする。
【0068】このように設定された場合、帯域中心Δf
の信号SがA/D変換器21によって周波数Fsのサン
プリング信号でサンプリングされてディジタルデータに
変換され、データ振分回路22を介して第1の周波数シ
フト回路30に入力される。
【0069】第1の周波数シフト回路30に入力された
ディジタルデータDa、Dbは、シフト処理されずに直
交信号Ia、Qa(ただしQa側は0)として1/2デ
シメート回路31、32によってフィルタリング処理さ
れて、帯域中心がΔfの信号を含む直交信号Ib、Qb
(ただしQb側は0)となる。
【0070】この直交信号Ib、Qbは第2の周波数シ
フト回路33に入力されて、低域側へΔfの周波数シフ
ト処理を受けるため、第2の周波数シフト回路33から
ベースバンド成分を含む直交信号Ic、Qcが出力さ
れ、1/Nデシメート回路34、35によってフィルタ
リング処理されてベースバンドの直交信号Id、Qdが
抽出され、信号選択回路36を介してDSP37に入力
され、入力されたアナログ信号Sに対する狭帯域な信号
演算処理が行われて、その特性値が算出される。
【0071】なお、分析条件として入力信号Sをベース
バンド成分とする広帯域分析が指定された場合、制御装
置40は、第1の周波数シフト回路30の第1のキャリ
ア信号C1の周波数を0に設定し、この第1の周波数シ
フト回路30の出力Ia、Qaが信号選択回路36で選
択されるようにする。
【0072】この状態では、信号SがA/D変換器21
によって周波数Fsのサンプリング信号でサンプリング
されてディジタルデータに変換され、データ振分回路2
2を介して第1の周波数シフト回路30に入力される
が、第1の周波数シフト回路30のキャリア信号の周波
数は0に設定されているので、入力されたディジタルデ
ータDa、Dbと同一の直交信号Iaがベースバンド成
分としてそのまま信号選択回路36を介してDSP37
に入力され、その特性値が算出される。
【0073】また、図示しないが、分析条件として分析
帯域の中心周波数Fcがサンプリング周波数の1/4よ
りΔfだけ低く、帯域幅がFwの挟帯域分析が指定され
た場合、制御装置40は、第1の周波数シフト回路30
の第1のキャリア信号C1の周波数を−Fs/4に設定
し、第2の周波数シフト回路33の第2のキャリア信号
C2の周波数を+Δfに設定し、さらに帯域幅Fwに対
応する係数Nを1/Nデシメート回路34、35に設定
し、この1/Nデシメート回路34、35の出力Id、
Qdが信号選択回路36で選択されるようにする。
【0074】このように設定された場合、帯域中心(F
s/4)−Δfの信号SがA/D変換器21によって周
波数Fsのサンプリング信号でサンプリングされてディ
ジタルデータに変換され、データ振分回路22を介して
第1の周波数シフト回路30に入力される。
【0075】第1の周波数シフト回路30に入力された
ディジタルデータDa、Dbは、低域側へFs/4の周
波数シフト処理を受け、このシフト処理された直交信号
Ia、Qaが1/2デシメート回路31、32によって
フィルタリング処理されて、帯域中心が−Δfの信号を
含む直交信号Ib、Qbとなる。
【0076】この直交信号Ib、Qbは第2の周波数シ
フト回路33に入力されて、高域側へΔfの周波数シフ
ト処理を受けるため、第2の周波数シフト回路33から
ベースバンド成分を含む直交信号Ic、Qcが出力さ
れ、1/Nデシメート回路34、35によってフィルタ
リング処理されてベースバンドの直交信号Id、Qdが
抽出され、信号選択回路36を介してDSP37に入力
され、入力されたアナログ信号Sに対する狭帯域な信号
演算処理が行われて、その特性値が算出される。
【0077】なお、ここでは、データ振分回路22から
出力されるベースバンドのディジタルデータDa、Db
を第1のキャリア信号C1の周波数が0に設定された第
1の周波数シフト回路30を介して信号選択回路36に
出力し、1/2デシメート回路301、32から出力さ
れるベースバンドの直交信号Ib、Qbを第2のキャリ
ア信号C2の周波数が0に設定された第2の周波数シフ
ト回路33を介して信号選択回路36へ出力していた
が、データ振分回路22の出力がベースバンドの場合に
は、そのベースバンドのディジタルデータDa、Dbを
信号選択回路36に直接出力すればよく、1/2デシメ
ート回路31、32の出力がベースバンドの場合には、
このベースバンドの直交信号Ib、Qbを信号選択回路
36に直接出力してもよい。
【0078】また、データ振分回路22の出力がベース
バンド近傍の場合には、そのディジタルデータDa、D
bをスイッチ等を用いて第1の周波数シフト回路30を
介さずに、1/2デシメート回路31、32に直接入力
してもよい。この場合には、第1の周波数シフト回路3
0のキャリア周波数をFs/4に固定してよいので、制
御装置40は、このキャリア周波数の切り換えの代わり
に上記スイッチの切り換え制御でディジタルデータD
a、Dbを1/2デシメート回路31、32に直接入力
すればよい。
【0079】このように、実施形態の信号分析装置20
は、A/D変換器21から出力されるディジタルデータ
を2つの経路に振り分けて、サンプリング周波数の1/
2のレートで並列に出力するデータ振分回路22と、デ
ータ振分回路22から出力されるディジタルデータに対
してサンプリング周波数Fsの1/4のシフト処理を行
う第1の周波数シフト回路30と、データ振分回路22
から出力されるディジタルデータまたは第1の周波数シ
フト回路30の出力に対する1/2デシメート処理を行
う1/2デシメート回路31、32と、1/2デシメー
ト回路31、32の出力に対して、予め設定された周波
数シフト処理を行う第2の周波数シフト回路33と、第
2の周波数シフト回路33の出力に対して1/Nデシメ
ート処理を行う1/Nデシメート回路34、35と、1
/2デシメート回路31、32に対する入力信号の指
定、第2の周波数シフト回路33のシフト周波数および
1/Nデシメート回路34、35の係数を、分析帯域幅
およびその帯域中心周波数に応じて制御して入力信号S
のベースバンド成分を出力させる制御装置40とを備え
ている。
【0080】このため、A/D変換器21の高速性を犠
牲にすることなく、W−CDMA方式のディジタル変調
信号等の広帯域な信号を含め、帯域幅および帯域中心の
異なる種々のアナログ信号を分析できる。
【0081】また、第1の周波数シフト回路30のシフ
ト周波数は0またはFs/4の切り換え、あるいはFs
/4に固定してよく、第2の周波数シフト回路33のシ
フト周波数の幅は0〜±Fs/4までの範囲で済むの
で、高速動作が可能となる。
【0082】また、1/Nデシメート回路34、35を
CIC型のディジタルフィルタで構成しているので、設
定された係数Nに対してフィルタの周期比を変えるだけ
で済むので、FIR型のディジタルフィルタを用いるよ
りも演算処理が格段に簡素化できる。
【0083】また、この実施形態のように、第1の周波
数シフト回路30の第1のキャリア信号C1の周波数を
0に設定することで、データ振分回路22からのディジ
タルデータが1/2デシメート回路31、32にそのま
ま入力されるようにするとともに、第2の周波数シフト
回路33の第2のキャリア信号C2の周波数を0に設定
することで、1/2デシメート回路31、32からの信
号が1/Nデシメート回路34、35にそのまま入力さ
れるようにするしているので、信号経路の分岐が不要と
なり、構成が簡素化されるという利点がある。
【0084】なお、前記実施形態では、分析対象のアナ
ログ信号SをA/D変換器21に直接入力する場合につ
いて説明したが、図9に示す信号分析装置20′のよう
に、入力端子20aとA/D変換器21との間に、スイ
ッチ45、周波数変換回路46およびスイッチ47を設
け、分析対象のアナログ信号Sをスイッチ45、47を
介して前記同様にA/D変換器21に直接入力するモー
ドと、分析対象の高周波のアナログ信号Sをスイッチ4
5から周波数変換回路46に入力して中間周波帯に変換
し、この変換した信号Saをスイッチ47を介してA/
D変換器21に入力するモードとを制御装置40′で切
り換えるようにしてもよい。
【0085】この場合、制御装置40′は、周波数変換
回路46の局発信号の周波数や中間周波フィルタ等の切
り換え制御を行い、その出力信号Saの帯域中心や帯域
幅を設定するとともに、その帯域中心や帯域幅に合わせ
て第1のキャリア信号C1、第2のキャリア信号C2の
周波数と、1/Nデシメート回路34、35の係数Nを
制御して、前記同様にベースバンド成分を抽出させる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の信号分析装置は、A/D変換器から出力されるディジ
タルデータを2つの経路に振り分けて、サンプリング周
波数の1/2のレートで並列に出力するデータ振分回路
と、データ振分回路から出力されるディジタルデータに
対してサンプリング周波数Fsの1/4のシフト処理を
行う第1の周波数シフト回路と、データ振分回路の出力
信号または第1の周波数シフト回路で周波数シフト処理
された信号のいずれかに対する1/2デシメート処理を
行う1/2デシメート回路と、1/2デシメート回路の
出力に対して、予め設定された周波数のシフト処理を行
う第2の周波数シフト回路と、第2の周波数シフト回路
の出力に対して1/Nデシメート処理を行う1/Nデシ
メート回路と、1/2デシメート回路に対する入力信号
の指定、第2の周波数シフト回路のシフト周波数および
1/Nデシメート回路の係数を、分析帯域幅およびその
帯域中心周波数に応じて制御して入力信号のベースバン
ド成分を出力させる制御装置とを備えている。
【0087】このため、A/D変換器の高速性を犠牲に
することなく、W−CDMA方式のディジタル変調信号
等の広帯域な信号を含め、帯域幅および帯域中心の異な
る種々のアナログ信号を分析できる。
【0088】また、本発明の請求項2の信号分析装置
は、第1の周波数シフト回路の第1のキャリア信号の周
波数を0に設定することで、データ振分回路からのディ
ジタルデータが第1の周波数シフト回路を介して1/2
デシメート回路にそのまま入力されるようにしているの
で、信号経路の分岐が不要となり、構成が簡素化される
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示すブロック図
【図2】実施形態の要部の構成図
【図3】実施形態の要部の動作を説明するためのタイミ
ング図
【図4】実施形態の要部の動作を説明するためのタイミ
ング図
【図5】実施形態の動作を説明するためのスペクトル図
【図6】実施形態の要部の特性図
【図7】実施形態の動作を説明するためのスペクトル図
【図8】周波数変換回路を有する実施形態の構成を示す
ブロック図
【図9】従来装置の構成図
【符号の説明】
20、20′ 信号分析装置 21 A/D変換器 22 データ振分回路 23、24、26〜28 ラッチ回路 25 分周器 30 第1の周波数シフト回路 31、32 1/2デシメート回路 33 第2の周波数シフト回路 34、35 1/Nデシメート回路 36 信号選択回路 37 DSP 40、40′ 制御装置 41 分析条件指定手段 45、47 スイッチ 46 周波数変換回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月4日(2000.2.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】ベースバンド検出部12は、周波数シフト
回路12aによってディジタルデータDに対してアナロ
グ信号Sの帯域中心周波数Fcと等しい周波数のキャリ
ア信号の乗算処理を行い2つの直交信号を算出し、その
直交信号に対してディジタルフィルタ12、12
帯域制限処理をして、ベースバンド成分I、Qを検出し
ている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
フロントページの続き (72)発明者 本田 良彦 福島県郡山市字道場301 東北アンリツ株 式会社内 Fターム(参考) 2G036 AA28 BA13 BA36 BA40 CA12 5K004 AA08 JA09 JD05 JJ05 5K022 EE35

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ信号を所定のサンプリング周波数
    でサンプリングしてディジタルデータに変換するA/D
    変換器(21)と、 前記A/D変換器から出力されるディジタルデータを2
    つの信号経路に交互に振り分けて、前記サンプリング周
    波数の1/2のレートで出力するデータ振分回路(2
    2)と、 前記データ振分回路から並列に出力されるディジタルデ
    ータを前記サンプリング周波数の1/4だけ低域側にシ
    フトした2つの直交信号(Ia、Qa)を生成して出力
    する前記第1の周波数シフト回路(30)と、 前記データ振分回路から出力されたディジタルデータま
    たは前記第1の周波数シフト回路によって周波数シフト
    処理された直交信号のいずれかに対して、前記サンプリ
    ング周波数の1/4を上限とする帯域制限処理を行い、
    2つの直交信号(Ib、Qb)を生成する2つの1/2
    デシメート回路(31、32)と、 前記2つの1/2デシメート回路から出力される直交信
    号に対して、予め設定された周波数だけシフトした2つ
    の直交信号(Ic、Qc)を生成する第2の周波数シフ
    ト回路(33)と、 前記第2の周波数シフト回路から出力される直交信号に
    対して、予め設定された係数に対応する帯域制限処理を
    行い、2つの直交信号(Id、Qd)を出力する2つの
    1/Nデシメート回路(34、35)と、 前記2つの1/2デシメート回路の出力または前記2つ
    の1/Nデシメート回路の出力のいずれかに前記アナロ
    グ信号のベースバンド成分が現れるように、前記2つの
    1/2デシメート回路に入力される信号を前記データ振
    分回路から並列に出力されたディジタルデータまたは前
    記第1の周波数シフト回路によって周波数シフト処理さ
    れた2つの直交信号のいずれかに設定するとともに、前
    記第2の周波数シフト回路のシフト周波数、前記2つの
    1/Nデシメート回路の係数を設定する制御装置(4
    0)と、 前記ベースバンド成分に対する演算処理を行って、前記
    アナログ信号の特性値を算出する演算手段(37)とを
    備えた信号分析装置。
  2. 【請求項2】アナログ信号を所定のサンプリング周波数
    でサンプリングしてディジタルデータに変換するA/D
    変換器(21)と、 前記A/D変換器から出力されるディジタルデータを2
    つの信号経路に交互に振り分けて、前記サンプリング周
    波数の1/2のレートで出力するデータ振分回路(2
    2)と、 前記データ振分回路から並列に出力されるディジタルデ
    ータに対して、前記サンプリング周波数の1/4または
    周波数0の第1のキャリア信号を乗算して、該第1のキ
    ャリア信号の周波数分だけ低域側にシフトした2つの直
    交信号(Ia、Qa)を生成する第1の周波数シフト回
    路(30)と、 前記第1の周波数シフト回路から出力される2つの直交
    信号に対して、前記サンプリング周波数の1/4を上限
    とする帯域制限処理を行い、2つの直交信号(Ib、Q
    b)を生成する2つの1/2デシメート回路(31、3
    2)と、 前記2つの1/2デシメート回路から出力される直交信
    号に対して、予め設定された周波数の第2のキャリア信
    号を乗算して、該第2のキャリア信号の周波数だけシフ
    トした2つの直交信号(Ic、Qc)を生成する第2の
    周波数シフト回路(33)と、 前記第2の周波数シフト回路から出力される直交信号に
    対して、前記サンプリング周波数の予め設定された係数
    分の1を上限とする帯域制限処理を行い、2つの直交信
    号(Id、Qd)を出力する2つの1/Nデシメート回
    路(34、35)と、 前記2つの1/2デシメート回路の出力または前記2つ
    の1/Nデシメート回路の出力のいずれかに前記アナロ
    グ信号のベースバンド成分が現れるように、前記第1の
    キャリア信号、前記第2のキャリア信号の周波数、前記
    2つの1/Nデシメート回路の係数を設定する制御装置
    (40)と、 前記ベースバンド成分に対する演算処理を行って、前記
    アナログ信号の特性値を算出する演算手段(37)とを
    備えた信号分析装置。
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