JP2001147187A - 水質分析計 - Google Patents

水質分析計

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JP2001147187A
JP2001147187A JP33030399A JP33030399A JP2001147187A JP 2001147187 A JP2001147187 A JP 2001147187A JP 33030399 A JP33030399 A JP 33030399A JP 33030399 A JP33030399 A JP 33030399A JP 2001147187 A JP2001147187 A JP 2001147187A
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JP
Japan
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water
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liquid
dilution
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JP33030399A
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Koji Uchimura
幸治 内村
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプリング系の構成を簡略化し、サンプリ
ング系の洗浄を短時間かつ確実に行うことができるよう
にした水質分析計を提供すること。 【解決手段】 試料水計量部1で計量された試料水Sと
希釈水計量部2で計量された希釈水Dとを混合してサン
プル液SLとし、このサンプル液SLをサンプル液計量
部6を介して燃焼反応部9に供給し、この燃焼反応部9
で発生したガスをガス分析部11において分析し、前記
試料水S中に含まれる特定成分を分析するようにした水
質分析計において、前記試料水Sと希釈水Dとを混合す
るため、前記希釈液計量部2の液出口側を試料水計量部
1の液入口側に接続するとともに、前記試料水計量部1
にバブリング用エアーBAを供給するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水質分析計に関
し、特に、試料水計量部で計量された試料水と希釈水計
量部で計量された希釈水とを混合してサンプル液とし、
このサンプル液をサンプル液計量部を介して燃焼反応部
に供給し、この燃焼反応部で発生したガスをガス分析部
において分析するようにした水質分析計に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、生活用水や半導体用水などの微
量計量された試料水中に含まれるN(窒素)やC(炭
素)などの特定成分を測定するものの一つに、燃焼式水
質分析計がある。図2は、従来のN検出用の燃焼式水質
分析計の全体構成を概略的に示すもので、この図におい
て、1は試料水Sが供給され、これを計量する試料水計
量部、2は試料水を希釈するための希釈水Dが供給さ
れ、これを計量するための希釈水計量部である。3は試
料水計量部1および希釈水計量部2でそれぞれ計量され
た所定量の試料水Sと所定量の希釈水Dとを混合し、試
料水Sを希釈水Dで希釈して所定のサンプル液SLとす
る混合・希釈部である。
【0003】そして、4は混合・希釈部3の下方に設け
られ、ここから自重で落下してくるサンプル液SLを、
ポンプ5によって供給される圧送エアーによって圧送す
る圧送部である。6は圧送部4とはキャピラリなどの流
路7を介して接続されるサンプル液計量部で、例えばロ
ータリバルブを用いた六方弁よりなり、ポンプ8を介し
て供給されるキャリアガスとしての圧送エアーによっ
て、所定量のサンプル液SLを燃焼反応部9に送出し、
余剰のサンプル液SLを排水ライン10に送出するもの
である。
【0004】また、前記燃焼反応部9には、その内部に
酸化触媒が充填され、外部に巻設されたヒータによって
加熱されるように構成され、前記サンプル液SLを加熱
し、ガスGを生じさせるように構成されており、例え
ば、試料水Sに含まれているNを酸化してNOガスに変
換する。11は燃焼反応部9において発生したガスGを
分析するガス分析部で、このガス分析部9には前記ガス
Gに含まれるNOガスをNOX ガスに変換するNOX
ンバータおよび化学発光式NO分析計が設けられてい
る。12はガス分析部11の検出器の出力信号を処理
し、NO濃度を演算し、さらに、このNO濃度からNの
量(濃度)を演算するための演算・制御部で、例えばパ
ソコンである。また、13はガス分析部11からの排出
されるガスを廃棄する排気ライアンである。
【0005】上記水質分析計においては、試料水計量部
1で計量された試料水Sと希釈水計量部2で計量された
希釈水Dとを混合・希釈部3において混合してサンプル
液SLとし、このサンプル液SLをサンプル液計量部6
を介して燃焼反応部9に供給し、この燃焼反応部9で発
生したガスGをガス分析部11に供給する。このガス分
析部11においては、前記ガスGに含まれるNOガスが
NOX コンバータによってNOX ガスに変換され、その
後、このNOX ガスを含むガスGが化学発光式NO分析
計に供給されることにより、NO濃度が得られる。この
NO濃度に基づいて演算を行うことにより、試料水Sに
含まれるNの量(濃度)を得ることができる。
【0006】なお、試料水Sに含まれるCの量(濃度)
を得るには、NOX コンバータおよび化学発光式NO分
析計に代えて、非分散型赤外線ガス分析計(NDIR)
を、前記ガス分析部11に設ければよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記水質分
析計においては、精度の高い測定を行うには、一つの試
料水Sの測定が終了する都度、サンプル液計量部6まで
の各部を洗浄(フロー洗浄)する必要があり、また、試
料水Sやサンプル液SLのコンミタミネーションは、フ
ローの構成が複雑であるほど生じやすいといったことも
知られている。ところが、従来の水質分析計において
は、サンプリング系が試料水計量部1、希釈水計量部
2、混合・希釈部3、圧送部4など多くのユニットから
なり、その構成が複雑であり、フロー洗浄に際しては前
記サンプリング系の各部を個々に行う必要があるため、
その洗浄に時間がかかっていた。そして、このフロー洗
浄が十分に行われないとコンタミネーションが発生しや
すく、これを無くそうとすると、洗浄に時間がかかりす
ぎ、それだけ、次の測定までに時間を要するといった課
題があった。
【0008】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、サンプリング系の構成を簡略化
し、サンプリング系の洗浄を短時間かつ確実に行うこと
ができるようにした水質分析計を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、試料水計量部で計量された試料水と
希釈水計量部で計量された希釈水とを混合してサンプル
液とし、このサンプル液をサンプル液計量部を介して燃
焼反応部に供給し、この燃焼反応部で発生したガスをガ
ス分析部において分析し、前記試料水中に含まれる特定
成分を分析するようにした水質分析計において、前記試
料水と希釈水とを混合するため、前記希釈水計量部の液
出口側を試料水計量部の液入口側に接続するとともに、
前記試料水計量部にバブリング用エアーを供給するよう
に構成している(請求項1)。
【0010】上記構成の水質分析計においては、サンプ
ル液計量部の前段側のサンプリング系には、試料水計量
部と希釈水計量部を設けるだけでよく、サンプリング系
の構成が簡略化される。したがって、サンプリング系の
洗浄を従来の水質分析計に比べて短時間でしかも確実に
行うことができ、コンタミナネーションが大幅に低減さ
れる。
【0011】そして、前記水質分析計においては、バブ
リング用エアーを供給するラインを、試料水計量部とサ
ンプル液計量部との間に切替え弁を介して接続してもよ
く(請求項2)、このようにした場合、試料水に対する
コンタミネーションを一層低減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照しながら説明する。図1は、この発明の水質分析計
としての燃焼式水質分析計の一例を概略的に示す全体構
成図で、この図において、図2に示した符号と同一符号
は同一物または相当物を示している。
【0013】この発明では、サンプル液計量部の前段側
におけるサンプリング系を、試料水計量部1と希釈水計
量部2で主として構成し、試料水計量部1に希釈・混合
機能とサンプル液送給機能を兼備させ、サンプリング系
の構成を簡略化している。すなわち、図1において、試
料水計量部1および希釈水計量部2の上流側に設けられ
る切替え弁としての三方電磁弁で、その一つのポート1
4aには加圧動作および吸引動作に切替え可能であり、
一端が大気開放されたポンプ15を備えた流路16が接
続されている。そして、三方電磁弁14の他のポート1
4b,14cは、流路17,18を介して試料水計量部
1および希釈水計量部2のそれぞれ液入口側に接続され
ている。
【0014】そして、図1において、19は希釈水計量
部2の液出口側と試料水計量部1の液入口側とを接続す
る流路で、開閉弁20が介装されている。
【0015】また、図1において、21は試料水計量部
1とサンプル液計量部6とを接続する流路で、この流路
6には切替え弁としての三方電磁弁22が介装されてい
る。この三方電磁弁22のポート22aは試料水計量部
1側に、ポート22bはサンプル液計量部6側にそれぞ
れ接続され、もう一つのポート22cには開閉弁23を
備えたバブリング用エアーBAを供給するライン24が
接続されている。
【0016】次に、上記構成の水質分析計の動作につい
て説明する。測定に際して試料水Sと希釈水Dを採取し
て、サンプル液SLを調整するには、まず、試料水計量
部1に試料水Sを導入してこれを計量する。次いで、希
釈水計量部2に希釈水Dを導入してこれを計量する。そ
して、希釈水計量部2の液出口側と試料水計量部1の液
入口側とを結ぶ流路19に設けられた開閉弁20を開く
とともに、試料水計量部1の液入口側の流路17に設け
られた三方電磁弁14を動作させて、ポート14aと1
4bを連通させ、ポンプ15を吸引動作状態とすること
により、試料水計量部1内を減圧し、希釈水計量部2内
の所定量の希釈水Dを試料水計量部1内に導入する。
【0017】そして、内部に試料水Sおよび希釈水Dを
収容した試料水計量部1内部を減圧状態に保持したま
ま、試料水計量部1の液出口側の流路21に設けられた
三方電磁弁22を動作させて、ポート22aとポート2
2cとを連通させるとともに、開閉弁23を開くと、バ
ブリング用エアー供給ライン24からバブリング用エア
ーBAが試料水計量部1内に送り込まれる。これによ
り、試料水計量部1内の試料水Sと希釈水Dとがエアー
バブリングされ、攪拌・混合が行われて、試料水Sが希
釈水Dによって希釈されたサンプル液SLとなる。
【0018】前記サンプル液SLの調整後、開閉分23
を閉じるとともに、三方電磁弁22をオフにして、ポー
ト22cを閉じてポート22aとポート22bとを連通
させ、その状態でポンプ15を加圧動作状態に切替える
と、試料水計量部1内のサンプル液SLが三方電磁弁2
2を経てサンプル液計量部6に圧送される。
【0019】以下、前記サンプル液計量部6に送り込ま
れたサンプル液SLは、燃焼反応部9に送られ、ここで
発生したガスGがガス分析部11に送られて分析され
る。
【0020】そして、フロー洗浄を行う場合には、前記
試料水計量部1を希釈水Dで希釈された試料水S、すな
わち、サンプル液SLで洗浄すればよく、その結果、フ
ロー洗浄の時間を低減することができ、洗浄を効率よく
行うことができる。その結果、測定に要する時間も短縮
することができる。
【0021】また、上記実施の形態においては、試料水
計量部1において試料水Sと希釈水Dとを混合攪拌させ
るためのバブリング用エアーの供給ライン24を、試料
水計量部1とサンプル液計量部6との間に三方電磁弁2
2を介して接続しているので、エアーバブリングによっ
て試料水Sが汚染されることがなくなる。
【0022】上述の実施の形態においては、バブリング
用エアーの供給ライン24を、試料水計量部1とサンプ
ル液計量部6との間に三方電磁弁22を介して接続して
いたが、これに代えて、試料水計量部1とサンプル液計
量部6との間に開閉弁を設け、エアーバブリングを行う
際、前記開閉弁を開いて、排水ライン10をサンプル液
計量部6を介して試料水計量部1と連通状態とし、排水
ライン10からバブリング用エアーをサンプル液計量部
6に導入するようにしてもよい。このようにした場合、
水質分析計の構成がより簡略化される。
【0023】
【発明の効果】この発明の水質分析計においては、フロ
ーに必要なユニットとしては、試料水計量部、希釈水計
量部だけであり、サンプリング系の構成が大幅に簡略化
され、試料水やサンプル液におけるコンタミネーション
が生じにくくなるとともに、また、フロー洗浄に要する
時間が大幅に低減できるようになった。その結果、測定
時間を短縮することができ、所望の分析を効率よく行う
ことができ、測定精度の高い結果を得ることができるよ
うになった。
【0024】そして、請求項2に記載した発明によれ
ば、前記効果に加えて、試料水そのものの汚染がなくな
り、希釈時の影響をより一層少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の水質分析計の全体構成を概略的に示
す図である。
【図2】従来の水質分析計の全体構成を概略的に示す図
である。
【符号の説明】
1…試料水計量部、2…希釈水計量部、6…サンプル液
計量部、9…燃焼反応部、11…ガス分析部、22…切
替え弁、24…バブリング用エアー供給ライン、S…試
料水、D…希釈水、SL…サンプル液、BA…バブリン
グ用エアー、G…ガス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料水計量部で計量された試料水と希釈
    水計量部で計量された希釈水とを混合してサンプル液と
    し、このサンプル液をサンプル液計量部を介して燃焼反
    応部に供給し、この燃焼反応部で発生したガスをガス分
    析部において分析し、前記試料水中に含まれる特定成分
    を分析するようにした水質分析計において、前記試料水
    と希釈水とを混合するため、前記希釈水計量部の液出口
    側を試料水計量部の液入口側に接続するとともに、前記
    試料水計量部にバブリング用エアーを供給するように構
    成したことを特徴とする水質分析計。
  2. 【請求項2】 バブリング用エアーを供給するライン
    を、試料水計量部とサンプル液計量部との間に切替え弁
    を介して接続してなる請求項1に記載の水質分析計。
JP33030399A 1999-11-19 1999-11-19 水質分析計 Pending JP2001147187A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018179490A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 栗田工業株式会社 水質測定装置
JP7485923B2 (ja) 2020-04-28 2024-05-17 東亜ディーケーケー株式会社 スラッジ水分析装置

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JP2018163095A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 栗田工業株式会社 水質測定方法
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