JP2001146540A - ゴム組成物及び自動車用燃料輸送ホース - Google Patents

ゴム組成物及び自動車用燃料輸送ホース

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JP2001146540A
JP2001146540A JP33080299A JP33080299A JP2001146540A JP 2001146540 A JP2001146540 A JP 2001146540A JP 33080299 A JP33080299 A JP 33080299A JP 33080299 A JP33080299 A JP 33080299A JP 2001146540 A JP2001146540 A JP 2001146540A
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rubber composition
weight
hose
rubber
plasticizer
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JP33080299A
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English (en)
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Takahiro Nishiyama
高広 西山
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクリルゴムを基材とし、燃料不透過性,耐
アミン性,耐サワーガソリン性,耐熱性,低温性等が良
好で、優れた導電性をも有し得るゴム組成物と、これを
用いた自動車用燃料ホースを提供する。 【解決手段】 アクリルゴムの主なモノマー成分として
アルコキシアルキルアクリレートと10〜15%のAC
Nを含み、更に好ましくは特定のSP値と分子量の可塑
材を所定量配合したゴム組成物と、これを用いてなる自
動車用燃料ホース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴム組成物及び自動
車用燃料輸送ホースに関し、更に詳しくは、簡易かつ安
価な構成によって、低温性等の特性を確保したもとで、
燃料不透過性や一定の自動車用燃料輸送ホースに要求さ
れる導電性をも満足させた自動車用燃料輸送ホースと、
これに用いるゴム組成物とに関する。
【0002】
【従来の技術】米国におけるいわゆるSHED規制と同
様の自動車からの燃料透過の規制が、国内及び欧州にお
いても西暦2000年より実施される。周知のように、
自動車からの燃料透過性に対する燃料輸送ホースの寄与
率は大変高いため、燃料輸送ホースにおいてその対策が
求められている。
【0003】従来、我が国においては、自動車の燃料配
管におけるフィード回路、リターン回路等のいわゆるリ
キッドラインに用いる燃料ホースにおいては、サワー性
を考慮して、内層に優れた燃料不透過性を示すFKM
(フッ素ゴム)を用いると言う対策が進んでいるが、ガ
ソリン給油口とガソリンタンクを結ぶフィラーネックホ
ースや、いわゆるベーパーラインを構成するブリーザー
ホース、エバポレーションホースにおいては、汎用的な
NBR(アクリロニトリルブタジェンゴム)やNBR・
PVC(NBRとPVC(ポリ塩化ビニル)のブレンド
材)が用いられている。
【0004】一方、既にSHED規制が実施されている
米国においては、フィラーネックホースやエバポレーシ
ョンホースとして、内層にFKMや、ポリアミド樹脂,
フッ素樹脂等の樹脂材を用い、外層にNBR・PVC,
ECO(エピクロルヒドリンゴム),CSM(クロロス
ルホン化ポリエチレンゴム)等を用いた仕様が実施され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、我が国
における上記フィラーネックホース,ブリーザーホー
ス,エバポレーションホースの仕様では、実施予定の上
記国内規制に適合する燃料不透過性は得られない。
【0006】又、米国におけるような、内層にFKMや
樹脂材を用いたフィラーネックホースやエバポレーショ
ンホースなら規制をクリアする燃料不透過性を期待でき
るものの、FKMやフッ素樹脂は高価であるし、その反
応性の乏しさから外層材との接着処理に加重的な技術力
と加工コストを要し、FKMを用いたホースを蛇腹形状
に加工する際には製造方法が複雑になる、等の難点があ
る。
【0007】更に、給油時や車体振動時のガソリンの流
動等に起因する静電気の帯電から、給油時の金属製給油
ガンの接触によりスパークが発生してガソリンに引火す
る、と言う可能性が従来より指摘され、フィラーネック
ホースやブリーザーホースに導電性を付与(例えば10
8Ω・cm以下の体積固有抵抗値に設定)して上記帯電
を防止することが期待されているが、FKMや樹脂材は
本質的に電気抵抗が大きいため、十分な導電性を付与す
ることは困難である。
【0008】このような従来技術の問題点に対して、本
願発明者は既に、特願平11−182463号の願書に
添付した明細書や、特願平11−182476号の願書
に添付した明細書において、NBR・PVCを基材とす
る有望なゴム組成物とこれを用いた自動車用燃料輸送ホ
ースを提案している。
【0009】しかし、更に観点を変えると、近年、フィ
ラーネックホースではガソリンタンクに対する取付け位
置を下部方向へ切替えるニーズがあり、その下部内面が
常時ガソリンと接触することが予想されるため耐サワー
ガソリン性を考慮する必要が出て来た。又、エバポレー
ションホースにおいては、その一部がエンジンルーム内
で使用されるため優れた耐熱性に対するニーズがある。
更に、ガソリンにはゴム材を劣化させ得るアミン化合物
が添加されているため、耐アミン性も必要である。この
ような点に関しては、上記NBR・PVCを基材とする
ゴム組成物は必ずしも万全とは言えない。
【0010】そこで本発明は、前記従来技術の問題点を
解消するだけでなく、更に耐サワーガソリン性,耐熱
性,耐アミン性等の点ににおいても優れたゴム組成物
と、これを有効に用いた自動車用燃料輸送ホースとを提
供することを、解決すべき課題とする。本願発明者は、
耐燃料油用途には従来ほとんど使用されていないが、基
本的に耐サワーガソリン性,耐熱性,耐アミン性等が優
れているアクリルゴムに注目した。そして、そのモノマ
ー組成や添加剤の配合処方を検討する過程で、本発明の
課題を解決し得る組成及び配合処方の領域があることを
見出し、本願発明を完成した。
【0011】
【課題を解決するための手段】(第1発明の構成)上記
課題を解決するための本願第1発明(請求項1に記載の
発明)の構成は、自動車用燃料輸送ホースに用いるアク
リルゴムを基材とするゴム組成物であって、前記アクリ
ルゴムが、アルコキシアルキルアクリレートと、10〜
15重量%のアクリロニトリル(ACN)と、必要量の
架橋席モノマーとを共重合させたものである、ゴム組成
物である。
【0012】(第2発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
前記第1発明に係るアルコキシアルキルアクリレートが
メトキシエチルアクリレート(MEA)である、ゴム組
成物である。
【0013】(第3発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第3発明(請求項3に記載の発明)の構成は、
前記第1発明又は第2発明に係るゴム組成物には、SP
(溶解度パラメーター)値が8.8以上であって分子量
が550以下である可塑剤が、基材100重量部に対し
て15〜25重量部添加されている、ゴム組成物であ
る。
【0014】(第4発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第4発明(請求項4に記載の発明)の構成は、
前記第3発明に係る可塑剤が(1)〜(3)のいずれか
一以上に該当する、ゴム組成物である。 (1)可塑剤のSP値が9.0以上である。 (2)可塑剤の分子量が450以下である。 (3)可塑剤の添加量が基材100重量部に対して15
〜20重量部である。
【0015】(第5発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第5発明(請求項5に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第4発明に係るゴム組成物が(5)及び
/又は(6)に該当する、ゴム組成物である。 (5)ゴム組成物の体積固有抵抗値が、108Ω・cm
以下である。 (6)ゴム組成物の硬度(JIS K6253 のデ ロメ−タ
タイプA)が、55〜75度の範囲にある。
【0016】(第6発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第6発明(請求項6に記載の発明)の構成は、
第1発明〜第5発明のいずれかに記載のゴム組成物を用
いたホースであって、次の(7)〜(9)のいずれかに
該当する、自動車用燃料輸送ホースである。 (7)上記ゴム組成物を用いた単層ホース。 (8)補強糸層を介して上記ゴム組成物を内層及び外層
に用いた複層ホース。 (9)上記ゴム組成物を内層に用いると共に、補強糸層
を介してあるいは介さずに耐候性あるいは耐オゾン性に
優れた他の所定のゴム材料を外層に用いた複層ホース。
【0017】
【発明の作用・効果】(第1発明の作用・効果)アクリ
ルゴムは本来、耐サワーガソリン性,耐熱性,耐アミン
性等において優れたゴム材料であるが、その自動車ホー
ス用途としては、通常はエンジンオイルホース等の耐オ
イル性用途に使用されており、アクリルゴムのガソリン
等の燃料に対する膨潤性のために、燃料ホース用途には
殆ど使用されていない。一方、本願発明者は、アクリル
ゴムにACNを導入することにより潤滑油や燃料に対す
る膨潤性を低減させ得る旨を指摘した公知文献は散見し
ているが、ACNの導入がアクリルゴムの燃料透過性に
与える影響を指摘した公知文献については未だ知らな
い。
【0018】そして、評価用のPHASEIIガソリン
(米国CARBにて規定された透過試験−SHED試験
用のガソリン)を用いた本願発明者の研究により、一定
量のACNを共重合させたアクリルゴムの加硫体が、本
来の耐サワーガソリン性や耐熱性もしくは耐アミン性を
保持したままで、非常に優れた燃料不透過性を示すこと
が分かった。
【0019】一方、極性基であるACNを導入すること
により、アクリルゴムのガラス転移点が高くなり、自動
車用燃料ホースとして必要な低温性(−30°C程度に
も達する極寒地での使用時におけるホースの柔軟性)の
悪化が予想される。しかし、アクリルゴムのアクリル酸
エステル成分としてアルコキシアルキルアクリレートを
多量に導入することで、低温性を維持しつつ燃料透過性
も有効に改良できることが分かった。
【0020】第1発明に係るゴム組成物においては、基
材であるアクリルゴムに10〜15重量%のACNが導
入されており、かつ、アクリル酸エステル成分としてア
ルコキシアルキルアクリレートを用いているので、該ゴ
ム組成物の加硫体は、アクリルゴム本来の耐サワーガソ
リン性や耐熱性等を維持したままで、優れた燃料不透過
性と有効な低温性とを実現することができる。
【0021】アクリルゴム中のACNが10重量%未満
である場合にはゴム組成物の燃料不透過性が不十分であ
り、アクリルゴム中のACNが15重量%を超える場合
には有効な低温性の確保が難しくなる。アクリル酸エス
テル成分としてアルコキシアルキルアクリレート以外の
成分を多量に用いる場合には低温性の改良効果に限界が
ある。
【0022】(第2発明の作用・効果)アクリル酸エス
テル成分である上記アルコキシアルキルアクリレートと
しては、ゴム組成物の低温性改良への寄与度の高さか
ら、MEAが好ましい。
【0023】(第3発明の作用・効果)第1発明又は第
2発明に係るゴム組成物に対して、適正に選択された種
類及び量の可塑剤を配合する場合には、優れた燃料不透
過性を阻害することなく、更に有効な低温性を実現でき
ることが分かった。又、可塑剤とのバランスにおいて適
正に選択された種類及び量のカーボンブラック(CB)
を配合することにより、上記の燃料不透過性と低温性と
を確保しつつ、ゴム組成物に十分な導電性を付与し得る
ことも分かった。
【0024】第3発明においては、基材であるアクリル
ゴムに、SP値が8.8以上であって分子量が550以
下である可塑剤を基材100重量部に対して15〜25
重量部添加することにより、このような効果が確保され
る。
【0025】分子量が550以下の可塑剤は、低温時粘
性が低く、アクリルゴム組成物の低温性を更に顕著に改
善する。SP値が8.8以上である可塑剤はアクリルゴ
ムに対して良好に相溶すると共に、ゴム組成物の燃料不
透過性を余り阻害しない。従って、ゴム組成物は優れた
低温性を確保しつつ、更に有効な燃料不透過性も併せ実
現できる。加えて、適正にカーボンブラック(CB)を
配合することで、これらの特性を確保しつつ十分な導電
性も併せ実現することができる。
【0026】可塑剤のSP値が8.8未満であると、基
材に対する相溶性の不足からブリードしてしまい、ゴム
組成物の低温性向上に有効に寄与できなくなる恐れがあ
る。可塑剤の分子量が550を超えると、低温時粘性の
不足から、やはりゴム組成物の低温性向上に有効に寄与
できなくなる恐れがある。可塑剤の添加量が15重量部
未満であるとその添加効果が不十分となる恐れがあり、
可塑剤の添加量が25重量部を超えるとゴム組成物の燃
料不透過性への悪影響が懸念されると共に相溶の限界を
超えてブリードする恐れがある。
【0027】(第4発明の作用・効果)第4発明のよう
に、(1)可塑剤のSP値が9.0以上であるとき、
(2)可塑剤の分子量が450以下であるとき、(4)
可塑剤の添加量が基材100重量部に対して15〜20
重量部であるとき、上記した第3発明の作用・効果を特
に良好に実現することができる。
【0028】(第5発明の作用・効果)第5発明のよう
に、上記アクリルゴムを基材とするゴム組成物が、適当
な種類及び量のCBの配合によって体積固有抵抗値を1
8Ω・cm以下とされたとき、その良好な導電性か
ら、前記したような静電気の帯電に基づく給油時のスパ
ーク発生等の不具合を有効に防止することができる。な
お、今日のアルコキシアルキルアクリレートをベースと
するアクリルゴムは元々電気抵抗値が小さい傾向がある
ため、上記のような体積固有抵抗値の設定が容易であ
る、と言う利点がある。
【0029】又、可塑剤やCBの適正な配合によって、
ゴム組成物の硬度(JIS K6253 のデロメータ タイプ
A)が55〜75度の範囲とされることにより、実用に
適した硬さもしくは柔らかさを持った自動車用燃料ホー
スを構成することができる。 (第6発明の作用・効果)第1発明〜第5発明に係るゴ
ム組成物は、優れた燃料不透過性と低温性のバランスを
備えると共に、良好な導電性をも実現し得るものであ
り、更に、十分な耐候性や耐オゾン性を示す。
【0030】従って第6発明のように、(7)該ゴム組
成物を用いた単層ホース、(8)補強糸層を介して該ゴ
ム組成物を内層及び外層に用いた複層ホース、(9)該
ゴム組成物を内層に用いると共に、補強糸層を介してあ
るいは介さずに耐候性あるいは耐オゾン性に優れた他の
所定のゴム材料を外層に用いた複層ホース、等を構成す
ることができる。コスト面や材料選択の自由度から、上
記(9)のホースが好ましい場合がある。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、第1発明〜第6発明の実施
の形態について説明する。以下において単に「本発明」
と言うときは第1発明〜第6発明を一括して指してい
る。
【0032】〔ゴム組成物〕本発明に係るゴム組成物
は、アルコキシアルキルアクリレートと、10〜15重
量%のACNと、必要量の架橋席モノマーとを共重合さ
せたアクリルゴムを基材とするものである。
【0033】架橋席モノマーの種類とアクリルゴムへの
導入量については特段の限定がなく、必要に応じて任意
に決定すれば良いが、好ましくは、例えばアクリルゴム
について通常用いられるエポキシ架橋席モノマーを例え
ば1〜5重量%程度用いることができる。又、この場合
において加硫剤に関してはアミン加硫,イミダゾール加
硫,パーオキサイド加硫等が可能であり、場合によって
2次加硫を行う必要がある。
【0034】アルコキシアルキルアクリレートの種類は
限定されないが、ゴム組成物に対する低温性改良効果の
大きいMEA又はEEA、とりわけMEAが好ましい。
又、例えば合計量が80〜90重量%となるようにME
AとEEAとを併用する場合のように、2種類以上のア
ルコキシアルキルアクリレートを合計量が80〜90重
量%となるように併用することもできる。アクリルゴム
において上記の基本的なモノマー組成が守られる限りに
おいて、他種類のアクリル酸エステルモノマーが若干量
併用されていても構わない。
【0035】上記アクリルゴムを基材とするゴム組成物
に対して、第3発明のように、SP値が8.8以上であ
って分子量が550以下である可塑剤が、基材100重
量部に対して15〜25重量部添加されていることが、
好ましい。可塑剤のSP値に関しては9.0以上である
ことが、可塑剤の分子量に関しては450以下であるこ
とが、可塑剤の添加量に関しては基材100重量部に対
して15〜20重量部であることが、とりわけ好まし
い。
【0036】好適に用いられる可塑剤としては、例えば
旭電化社製の「アデカサイザーRS−107(商品
名)」や、「アデカサイザーRS−705(商品名)」
等のエーテル−エステル系可塑剤を挙げることができる
が、上記の条件に該当する限りにおいて、これらに限定
されない。
【0037】一方、該ゴム組成物には、適正にCBを配
合することにより、その体積固有抵抗値を108Ω・c
m以下とし、及び/又は、前記可塑剤の添加とのバラン
スにより、ゴム組成物の硬度(JIS K6253 のデロメー
タ タイプA)を55〜75度の範囲とすることが好ま
しい。CBの配合量は、可塑剤の添加量とのバランスや
用いるCBの種類等に対応して変わるので一律には規定
できないが、一例として、基材100重量部に対して2
0〜100重量部程度とすることができる。CBの種類
には特段の限定がないが、該基材の導電効果を悪化させ
ない範囲で他の諸物性とのバランスをとる必要がある。
又、必要であれば不透過性を悪化させないCB以外の導
電剤の配合も可能である。
【0038】ゴム組成物には、上記以外にも、加硫剤,
加硫促進剤,白色充填剤,老化防止剤等の公知の各種添
加剤を配合することができる。シリカ,炭酸カルシウム
等の白色充填剤は、燃料不透過性,低温性,導電性等へ
の好ましくない影響を配慮して、一般的には添加しない
か、又は添加するとしても基材100重量部に対して1
0重量部程度まで、とすることが好ましい。
【0039】上記ゴム組成物は、前記した燃料不透過性
や耐アミン性,導電性等の燃料ホース内層材として好適
な特性と共に、耐熱性,耐候性,耐オゾン性と言った燃
料ホース外層材として好適な特性をも備えるので、単層
又は複層構造の自動車用燃料輸送ホースの任意の部分の
構成材料として用いることができる 〔自動車用燃料輸送ホース〕自動車用燃料輸送ホース
は、第6発明の(7)〜(9)のように、任意に種々の
構成とすることができる。又、これらの構成のホースに
対して、更に任意のホース構成要素を付加することがで
きる。これらの場合において、少なくともホースの最内
層は、本発明に係るアクリルゴムを基材とするゴム組成
物によって構成されていることが好ましい。
【0040】上記(7)〜(9)のホース構成におい
て、補強糸層を形成する場合における補強糸の種類や補
強糸層の構成形式(ブレード巻き、単層又は複層のスパ
イレル巻き、中間ゴム層の存在等)は限定されない。
又、(9)における「耐候性あるいは耐オゾン性に優れ
た他の所定のゴム材料」としては、エピクロルヒドリン
ゴム(ECO),クロロスルホン化ポリエチレンゴム
(CSM),アクリロニトリル−ブタジエンゴム/塩化
ビニルブレンドゴム(NBR・PVC),アクリロニト
リル−ブタジエンゴムとエチレン−プロピレン−ジエン
3元共重合体ゴムとのブレンドゴム(NE)を挙げるこ
とができる。
【0041】ホースの内層と外層との肉厚構成について
は、ホースの総肉厚、必要とされる燃料不透過性のレベ
ル、及びホースのその他の諸性能に対応して適宜に設定
可能であるが、より好ましくは内層がホース総肉厚の1
/2以上の肉厚とされる。
【0042】自動車用燃料輸送ホースの製造に当たって
は、通常の押出し成形法も、インジェクション成形法も
利用可能である。又、本発明に係るゴム組成物は十分な
加硫ヘタリ性を備えており、大径の燃料ホースであって
も、ノーマンドレルのいわゆる皿巻き加硫を行うことが
できる、と言う利点がある。
【0043】第6発明に係る自動車用燃料輸送ホース
は、燃料ホースとしての各種用途に限定なく使用できる
が、特にフィラーネックホース,ベーパーラインのブリ
ーザーホース又はエバポレーションホースとしての使用
に好適である。
【0044】
【実施例】(未加硫ゴム組成物の配合処方)末尾の表1
〜表3に列挙した実施例1〜7、比較例1〜10の各例
に係る評価用試験片をそれぞれ調製するために、アクリ
ルゴムがポリマーである下記の基本配合1,NBR又は
NBR・PVCがポリマーである下記の基本配合2,及
びFKMがポリマーである下記の基本配合3に従って、
かつ各表に示す所定の例では白色充填剤を配合して、各
例に係る組成物のそれぞれの配合処方を設定した。
【0045】基本配合1 ポリマー 100重量部 ステアリン酸 1重量部 老化防止剤 1重量部 カーボンブラック(CB) 変量 可塑剤 変量 加工助剤 1重量部 加硫剤 変量 加硫助剤 変量 この基本配合1は、実施例1〜7、及び比較例5〜10
に該当するものであって、上記の「ポリマー」とは、各
表の該当欄に示す種類及び量のアクリル酸エステルを用
いると共に、ACN量が該当欄に示す通りであるアクリ
ルゴムを指している。
【0046】基本配合2 ポリマー 100重量部 酸化亜鉛 5重量部 ステアリン酸 1重量部 老化防止剤 2重量部 カーボンブラック(CB) 変量 可塑剤 変量 硫黄 0.5重量部 チウラム系加硫促進剤剤 1.5重量部 スルフェンアミド系加硫促進剤 1.5重量部。
【0047】この基本配合2は比較例2〜4に該当する
ものであって、上記の「ポリマー」とは、比較例2にお
いてACN量が50重量%であるNBR、比較例3にお
いてACN量が46重量%であるNBRに30重量%の
PVCをブレンドしたNBR・PVC、比較例4におい
てACN量が36重量%であるNBRに30重量%のP
VCをブレンドしたNBR・PVCである。
【0048】基本配合3 ポリマー 100重量部 酸化マグネシウム 3重量部 水酸化カルシウム 6重量部 カーボンブラック(CB) 15重量部。
【0049】この基本配合3は比較例1に該当するもの
であって、上記の「ポリマー」とは、フッ素含量が69
%であるポリオール加硫剤内添のフッ素ゴム(FKM)
である住友スリーエム社製「フローレルFE5731Q
(商品名)」である。
【0050】次に、各表について一括して説明するが、
可塑剤としては、実施例1〜5,7、比較例2,3,5
〜7,10には旭電化工業社製の「アデカサイザーRS
107(商品名)」を、実施例6には旭電化工業社製の
「アデカサイザーRS705(商品名)」を、比較例4
にはDOPを、比較例8にはDOAを、比較例9には旭
電化工業社製の「アデカサイザーRS735(商品
名)」を、それぞれ表に示すphr(ポリマー100重
量部当たりの重量部数)単位で用いた。これらの可塑剤
のSP値と分子量も併せて表に示す。
【0051】次にCBとしては、表中のカーボングレー
ドの表記に従い、「HAF」として昭和キャボット社製
の「ショウブラックN330(商品名)」を、「FE
F」として東海カーボン社製の「シーストSO(商品
名)」を、「SRF」として東海カーボン社製の「シー
ストS(商品名)」を、それぞれ表に示すphr単位で
用いた。
【0052】更に比較例においては、表に示すように、
「タルク」としてSierra Talc 社製の「ミストロンベー
パー(商品名)」を30phr充填した。
【0053】又、基本配合1〜基本配合3について一括
して説明するが、基本配合1の老化防止剤としては Uni
royal Chem社製の「ナウガード445(商品名)」を、
基本配合2の老化防止剤としては精工化学社製の「オゾ
ノン3C(商品名)」又は「ノンフレックスRD(商品
名)」を、基本配合1の加工助剤としてはEsso石油社製
の「クリストール#70(商品名)」を、基本配合3の
酸化マグネシウムとしては協和化学社製の「協和マグ#
150(商品名)」を、基本配合3の水酸化カルシウム
としては近江化学社製の「Cal−Z(商品名)」を、
それぞれ用いた。
【0054】更に、基本配合1に係る加硫剤種を表1〜
表3に示すが、ここにおいて「イミダゾール」とは、イ
ミダゾール系加硫剤である電気化学工業社製の「CN−
25(商品名)」と、同加硫促進剤である大内新興化学
工業社製の「パルノックAB−S(商品名)」又は花王
社製の「エマール2Fニードル(商品名)」とを使用し
たことを示し、「パーオキサイド」とは、パーオキサイ
ド系加硫剤である日本油脂社製の「パーヘキサV−40
(商品名)」又は精工化学社製の「フェノチアジン(商
品名)」を用いたことを示している。基本配合2に係る
チウラム系加硫促進剤剤としては大内新興化学社製の
「ノクセラーTT−G(商品名)」を用い、スルフェン
アミド系加硫促進剤としては同社製の「ノクセラーCZ
−G(商品名)」を用いた。
【0055】(評価用試験片の調製)上記各例に係る未
加硫のゴム組成物を、各例に係る配合処方に従ってバン
バリーミキサー及びオープンロールによって混練りし、
これらのゴム組成物を160°C×45分のプレス加硫
十160°C×4時間の熱風加硫(実施例5、比較例1
は160°C×45分のプレス加硫、比較例2〜4は1
50°C×30分のプレス加硫)にて2mmの厚さでシ
ート状に成形して、各例に係るシート状の評価用試験片
を調製した。
【0056】(初期物性の評価)各例に係る評価用試験
片を用い、JIS K6251及び6253に準じて、
初期物性として引張り強さ(MPa)、伸び(%)及び
硬さ(デロメータ タイプA)を評価した。その結果
を表1〜表3に示す。これらの初期物性については、引
張り強さが10.0MPa以上、伸びが250%以上、
硬さ(Hs)が55〜75であることが好ましい、と考
えられる。
【0057】(ガソリン透過性の評価)各例に係る評価
用試験片を用い、いわゆる「Fuel C」ガソリンを
用いたCUP法により、透過係数(mg・mm/cm2
/day)を測定してガソリン透過性を評価した。ここ
に「CUP法」とは、所定のカップ形状の治具にガソリ
ンを収容して、カップの開口部(開口面積Pcm2)を
厚さt(mm)のシート状の評価用試験片で密閉し、治
具全体を倒立させることにより試験片の片面をガソリン
に浸漬する、と言う方法である。
【0058】具体的には、まず前処理としてカップに1
00mlのガソリンを収容した状態で、40°C×7日
間の片面浸漬を行い、一旦このガソリンを100mlの
新規なガソリン入れ替えた後、そのカップごとの全体重
量W0 (mg)を測定して置く。次に、この状態で40
°C×3日間の片面浸漬を行い、その直後のカップごと
の全体重量W1 (mg)を測定して、透過係数=t(W
0 −W1 )/3P、と言う式により、前記透過係数を算
出するものである。算出された透過係数を各表に示す
が、この透過係数としては、40以下であることが好ま
しい、と考えられる。
【0059】(低温性の評価)表1〜表3に示す各例に
係る評価用試験片について、JIS K6261に規定
する低温衝撃脆化試験によって低温脆化温度(°C)を
測定し、その結果を表1〜表3に示した。低温脆化温度
としては、−20°C以下であることが好ましい、と考
えられる。
【0060】(体積固有抵抗の評価)表1〜表3に示す
各例に係る評価用試験片について、JIS K6911
に準じ、印加電圧を1〜100Vとした試験方法によ
り、その体積固有抵抗値(Ω・cm)を評価し、その結
果を表1〜表3に示した。体積固有抵抗値としては、1
8Ω・cm以下であることが好ましい、と考えられ
る。
【0061】(耐熱性の評価)表1〜表3に示す各例に
係る評価用試験片について、120°C×168時間の
耐熱後の伸び変化率(%)を測定し、その結果を表1〜
表3に示した。伸び変化率としては、−30%以内であ
ることが好ましい、と考えられる。
【0062】(耐燃料油性の評価)表1〜表3に示す各
例に係る評価用試験片について、いわゆる「Fuel
C」に40°C×48時間の条件で浸漬した後の体積変
化率(%)を測定し、その結果を表1〜表3に示した。
体積変化率としては、30%以下であることが好まし
い、と考えられる。
【0063】(耐サワーガス性の評価)表1〜表3に示
す各例に係る評価用試験片について、2.5重量%のラ
ウリルパーオキサイドを含む前記「FuelC」に40
°C×70時間の条件で2サイクル浸漬した後の試験片
について、硬化や軟化等の異常が無いかどうかを評価し
て、その結果を表1〜表3に示した。「OK」と表記し
たものは異常無し、「NG」と表記したものは異常有り
でその異常の内容を併記した。「異常無し」であること
が好ましいのは、言うまでもない。
【0064】(耐アミン性の評価)表1〜表3に示す各
例に係る評価用試験片について、0.005mol/L
のドデカメチレンジアミンを含む前記「FuelC」に
80°C×72時間の条件で浸漬した後の試験片につい
て、硬化や軟化等の異常が無いかどうかを評価して、そ
の結果を表1〜表3に示した。「OK」と表記したもの
は異常無し、「NG」と表記したものは異常有りでその
異常の内容を併記した。「異常無し」であることが好ま
しいのは、言うまでもない。
【0065】(耐オゾン性の評価)表1〜表3に示す各
例に係る評価用試験片について、「FuelC」に40
°C×48時間の条件で浸漬した後に40°C×48時
間の真空乾燥に供すると言う前処理を施した後、該試験
片を40%伸長させた状態で、40°C・50pphm
のオゾンの濃度の槽内に168時間暴露し、クラックの
発生が無いかどうかを観察して、その結果を表1〜表3
に示した。「OK」と表記したものはクラックの発生が
無かったことを示し、勿論、これが好ましい。
【0066】(その他の評価)表1〜表3に示す各例に
係る評価用試験片について、加硫後、常温にて1週間放
置した後のシート表面の状態を観察し、ブリードの有無
を調べた。ブリードの無いものは「OK」、ブリードの
有るものは「NG」として表に記載した。
【0067】又、表1〜表3に示す各例に係る評価用試
験片について、加工性に問題がないか否かをバンバリー
及びロール加工性、ホース押出し性によって総合的に判
定した。加工性に問題の無いものは「OK」、問題の有
るものは「NG」として表に記載した。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H111 AA02 BA12 BA31 BA34 CB02 CB03 CB04 DA05 DA09 DA11 DA12 DA26 DB08 DB19 4J002 BG041 DA037 EH156 FD010 FD026 GN00 4J100 AL08P AM02Q BA04P BA05P CA04 CA05 CA23 JA28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用燃料輸送ホースに用いるアクリ
    ルゴムを基材とするゴム組成物であって、 前記アクリルゴムが、アルコキシアルキルアクリレート
    と、10〜15重量%のアクリロニトリル(ACN)
    と、必要量の架橋席モノマーとを共重合させたものであ
    ることを特徴とするゴム組成物。
  2. 【請求項2】 前記アルコキシアルキルアクリレートが
    メトキシエチルアクリレート(MEA)であることを特
    徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 前記ゴム組成物には、SP(溶解度パラ
    メーター)値が8.8以上であって分子量が550以下
    である可塑剤が、基材100重量部に対して15〜25
    重量部添加されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2のいずれかに記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】 前記可塑剤が(1)〜(3)のいずれか
    一以上に該当することを特徴とする請求項3に記載のゴ
    ム組成物。 (1)可塑剤のSP値が9.0以上である。 (2)可塑剤の分子量が450以下である。 (3)可塑剤の添加量が基材100重量部に対して15
    〜20重量部である。
  5. 【請求項5】 前記ゴム組成物が(5)及び/又は
    (6)に該当することを特徴とする請求項1〜請求項4
    のいずれかに記載のゴム組成物。 (5)ゴム組成物の体積固有抵抗値が、108Ω・cm
    以下である。 (6)ゴム組成物の硬度(JIS K6253 のデュロメータ
    タイプA)が、55〜75度の範囲にある。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    ゴム組成物を用いたホースであって、(7)〜(9)の
    いずれかに該当することを特徴とする自動車用燃料輸送
    ホース。 (7)上記ゴム組成物を用いた単層ホース。 (8)補強糸層を介して上記ゴム組成物を内層及び外層
    に用いた複層ホース。 (9)上記ゴム組成物を内層に用いると共に、補強糸層
    を介してあるいは介さずに耐候性あるいは耐オゾン性に
    優れた他の所定のゴム材料を外層に用いた複層ホース。
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