JP2001146416A - ゼオライト及びその製造方法ならびにゼオライトを利用した気体分離方法 - Google Patents

ゼオライト及びその製造方法ならびにゼオライトを利用した気体分離方法

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JP2001146416A
JP2001146416A JP2000266866A JP2000266866A JP2001146416A JP 2001146416 A JP2001146416 A JP 2001146416A JP 2000266866 A JP2000266866 A JP 2000266866A JP 2000266866 A JP2000266866 A JP 2000266866A JP 2001146416 A JP2001146416 A JP 2001146416A
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zeolite
membrane
zeolite membrane
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silane compound
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JP2000266866A
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Inventor
Kenji Hashimoto
健治 橋本
Takao Masuda
隆夫 増田
Takashi Komatani
隆志 駒谷
Naoki Noguchi
直樹 野口
Akio Nakanishi
章夫 中西
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】細孔径をシラン化合物により制御したゼオライ
ト、気体分離膜として優れた性能を有する新規なゼオラ
イト膜、可及的にピンホールやクラックが存在しないゼ
オライト膜の製造方法および当該ゼオライト膜を利用し
た気体分離方法を提供する。 【解決手段】(1)粉末状、粒状または膜状のゼオライ
トにシラン化合物を吸着させた後に酸化処理して成るゼ
オライト(好ましい態様では金属酸化物担体の表面に形
成されたゼオライト膜が使用される)、(2)金属酸化
物担体上に有機化合物をテンプレートとして使用してゼ
オライト膜を形成し、次いで、得られたゼオライト膜を
過酸化水素と接触させて上記のテンプレートを除去する
ゼオライト膜の製造方法、および、(3)上記のゼオラ
イト膜を使用する気体分離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゼオライト及びそ
の製造方法ならびにゼオライトを利用した気体分離方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ゼオライトは、アルカリ又はアルカリ土
類元素のアルミ丿ケイ酸塩であり、各種の結晶形態が知
られている。そして、粉末ゼオライトとして触媒や吸着
剤として、また、その膜は、多孔質金属酸化物を担体し
て得られ、各種の分離膜および触媒としての用途が期待
されている。ゼオライトは、その型によってそれぞれ固
有の細孔径を持っており、実用的に有用な型の細孔径は
2〜3Å間隔に離散的にしか存在しない。よって、これ
らの間を埋める様な細孔径を持つゼオライトの開発が望
まれる。細孔径の制御により目的とする物質の吸着剤な
どに利用することが期待できる。ゼオライト膜は、基本
的には、例えば、特開昭63−291809号公報に開
示されている通り、アルミナ多孔質担体の存在下、シリ
カ源およびアルカリ金属源またはアルカリ土類金属源を
含む水性混合物を水熱反応させることにより製造するこ
とが出来る。
【0003】そして、通常、上記の水熱反応後には焼成
処理が行なわれ、水熱反応および焼成を繰り返し行って
ゼオライト膜を積層することにより、所望の厚さのゼオ
ライト膜を得ることが出来る。また、ゼオライト膜の活
性が低下した場合は、焼成処理により回復させることが
出来る。
【0004】ところで、ゼオライト膜細孔を使用した気
体分離の場合、従来公知のゼオライト膜は、例えば熱C
VD法などの様に、膜外表面にシリカ膜を選択的に析出
させて細孔径制御を行うことにより分離性能を得てい
る。しかしながら、その様な方法は、製膜条件が厳しい
他、膜厚・細孔径の制御に多くの問題がある。また、特
に気体分離においては可及的にピンホールやクラックが
存在しないゼオライト膜が要求され、そのレベルは高い
ほど望ましいとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、細孔径をシラン
化合物により制御したゼオライト、気体分離膜として優
れた性能を有する新規なゼオライト膜、可及的にピンホ
ールやクラックが存在しないゼオライト膜の製造方法お
よび当該ゼオライト膜を利用した気体分離方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ゼオライトに
特定の処理を施すことにより、ゼオライトの細孔径を制
御することが可能であり、また、気体分離膜として有効
なゼオライト膜が得られるとの知見を得た。更に、本発
明者らは、有機化合物をテンプレートとして使用したゼ
オライト膜の製造方法においては、テンプレート除去の
ための焼成に起因してピンホールやクラックが発生する
との知見を得た。本発明は、これらの知見に基づき完成
されたものであり、その要旨は次の通りである。
【0007】すなわち、本発明の第1の要旨は、粉末
状、粒状または膜状のゼオライトにシラン化合物を吸着
させた後に酸化処理して成ることを特徴とするゼオライ
トに存する。
【0008】そして、本発明の第2の要旨は、金属酸化
物担体上に有機化合物をテンプレートとして使用してゼ
オライト膜を形成し、次いで、得られたゼオライト膜を
過酸化水素と接触させて上記のテンプレートを除去する
ことを特徴とするゼオライト膜の製造方法に存する。
【0009】更に、本発明の第3の要旨は、気体分離膜
として上記のゼオライト膜を使用することを特徴とする
気体分離方法に存する。
【0010】
【発明の実施の形態】先ず、本発明に係るゼオライトに
ついて説明する。本発明に係るゼオライトは、細孔径が
制御されたゼオライトであり、ゼオライトにシラン化合
物を吸着させた後に酸化処理して成ることを特徴とす
る。例えば、A型ゼオライトは、結晶内に0.41nm
の細孔入り口(ウインドウ)と、それらに囲まれた空間
(ボイド)を持つ基本構造から構成されている。また、
MFI型ゼオライトは、結晶内に0.51×0.55n
mの大きさのストレート孔と0.54×0.56nmの
大きさのジグザグ孔とを有している。これらのゼオライ
ト細孔内には強酸点が散在している。そこで、本発明に
おいては、ゼオライト細孔内の強酸点上に選択的にシラ
ン化合物を吸着させた後に酸化(焼成)処理することに
よりシラン分解物を析出させて細孔径を制御する。当該
処理により、細孔孔が約0.1nm小さくなる。
【0011】上記のゼオライトの結晶型は、特に限定さ
れず、例えば、MFI型、A型、Y型、モルデナイト
型、ベータ型などの何れであってもよい。また、ゼオラ
イトの形態は、粉末状、粒状または膜状の何れであって
もよく、これらは、用途によって適宜選択される。特
に、金属酸化物担体の表面に形成されたゼオライト膜は
気体分離膜として好適である。
【0012】金属酸化物担体の表面に形成されたゼオラ
イト膜としては、例えば特開平10−244161号公
報に示された様な、可及的にクラックやピンホールの存
在しないゼオライト膜を使用することが好ましい。クラ
ックやピンホールが多く存在するゼオライト膜では充分
な分子篩性能が得られない。クラックやピンホールが可
及的に存在しないゼオライト膜は、上記の公開公報に記
載された方法に従い次の様にして製造するのが好まし
い。
【0013】先ず、多孔質金属酸化物担体の表面を金属
酸化物粒子または金属窒化物粒子で被覆する。この被覆
は、少なくとも、多孔質金属酸化物担体の表面の細孔内
が金属酸化物または金属窒化物の粒子で充填される様に
行われる。この場合、金属酸化物粒子または金属窒化物
粒子は、多孔質金属酸化物担体の均一な表面被覆を達成
するため、ゾルとして使用するのが好ましい。
【0014】上記のゾルの調製には、金属酸化物粒子ま
たは金属窒化物粒子の分散性の観点から、界面活性剤を
使用するのが好ましい。界面活性剤の種類は、特に制限
されず、ノニオン型、アニオン型、カチオン型の何れの
界面活性剤であってもよい。上記のゾルにおいて、金属
酸化物粒子または金属窒化物粒子の濃度は、通常1〜3
0重量%、好ましくは5〜25重量%とされ、界面活性
剤の濃度は、粒子の分散性を考慮して適宜選択される。
なお、残余は一般的に水である。
【0015】上記のゾルによる多孔質金属酸化物担体の
表面被覆は、多孔質金属酸化物担体にゾルを含浸させて
乾燥する方法によって行なわれ、通常、含浸時間は1〜
50時間、乾燥温度は室温から250℃とされる。な
お、金属酸化物粒子または金属窒化物粒子の被覆層は、
後述の水熱反応によって緻密層に変換される。
【0016】その後、金属酸化物粒子または金属窒化物
粒子の被覆面にゼオライト膜形成用の種晶(ゼオライト
粒子またはゼオライト前駆体溶液)を被着する。この場
合、ゼオライト粒子は分散液として使用してもよい。被
着方法としては、被着物の形態により、含浸法(浸漬
法)、塗布法、噴霧法の他、金属酸化物粒子または金属
窒化物粒子を被覆した多孔質金属酸化物担体をゼオライ
ト粒子の中で転動させる方法などを採用することが出来
る。
【0017】次いで、種晶が被着された表面にゼオライ
ト膜を形成するが、ゼオライト膜の形成にはゼオライト
前駆体溶液の水熱反応が好適に使用される。形成するゼ
オライトの結晶型は、特に制限されず、前記の各種の型
を任意に選択することが出来る。
【0018】ゼオライト前駆体溶液は、通常、アルミニ
ウム源およびケイ素源とアルカリ金属源および/または
アルカリ土類金属源ならびにテンプレートとなる有機化
合物を含む水性媒体溶液である。そして、アルミニウム
源としては、通常、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウ
ム、塩化アルミニウム等のアルミニウム塩、ケイ素源と
しては、通常、メタケイ酸ナトリウム、オルトケイ酸ナ
トリウム、水ガラス、メタケイ酸カリウム等のアルカリ
金属ケイ酸塩、アルカリ(土類)金属源としては、塩化
ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグ
ネシウム等が挙げられる。上記のアルカリ金属ケイ酸塩
は、アルカリ金属兼用原料として使用することが出来
る。その他の原料としては、アルミナ粉末、コロイド状
アルミナ、シリカ粉末、ケイ酸、コロイド状シリカ、溶
融シリカ等が挙げられる。
【0019】また、テンプレートとしては、テトラアル
キルアンモニウム塩、アルコール類、アミン類、エーテ
ル類、アルキル尿素類、アルキルチオ尿素類、アルキル
シアノ化合物類などが挙げられる。これらは、目的とす
るゼオライトの結晶型によって適宜選択される。MFI
型ゼオライトを得る場合は、テトラプロピルアンモニウ
ムブロマイド(TPABr)等のテトラアルキルアンモ
ニウム塩が好適に使用される。
【0020】ケイ酸原料とアルミナ原料のモル比(Si
2/Al23)は、目的とするゼオライトの組成によ
って適宜決定されるが、好適な一例は20〜40であ
る。また、アルカリ金属源および/またはアルカリ土類
金属源の使用割合も適宜決定することが出来る。ゼオラ
イト前駆体溶液中の原料濃度は、特に制限されないが、
ケイ酸原料の濃度は、Si換算値として、通常5重量%
以下、好ましくは3重量%以下、更に好ましくは2.5
重量%以下とするのがよい。斯かる低濃度の条件によ
り、一層緻密なゼオライト膜が形成される。
【0021】水熱反応は、通常、40〜200℃、0〜
25Kg/cm2Gの条件下で行なわれ、反応時間は、
30分から240時間である。水熱反応終了後、乾燥お
よびテンプレート除去のための焼成を行うが、この際、
焼成時の昇温速度としては、1℃/分以下、好ましくは
0.5℃/分以下とするのがよい。斯かる昇温速度条件
により、ゼオライト膜におけるクラックやピンホールの
発生を抑制することが出来る。
【0022】上記の様にして得られた、多孔質金属酸化
物担体/金属酸化物または金属窒化物の粒子層(中間
層)/ゼオライト膜の層構成を備えているゼオライト膜
の場合、多孔質金属酸化物担体の表面の細孔内は、金属
酸化物または金属窒化物の粒子が充填されてゼオライト
結晶が実質的に存在していない。すなわち、上記の中間
層の表面にゼオライト膜を形成する際、中間層の緩衝作
用により、細孔内におけるゼオライトの結晶・成長は阻
止される。
【0023】従って、上記のゼオライト膜においては、
前記の製造過程および活性回復工程における焼成の際、
ゼオライト結晶と多孔質金属酸化物担体との間の熱膨張
差が上記の中間層によって緩衝され、ゼオライト膜への
ピンホールやクラックの形成が抑制される。なお、ここ
で言うピンホールやクラックは走査型電子顕微鏡では観
察し得ない微小なものである。
【0024】上記の好ましい態様のゼオライト膜におい
て、各層の厚さは特に制限されないが、多孔質金属酸化
物担体の厚さは、通常1〜50mm、好ましくは2〜3
0mm、上記の中間層の厚さは、通常0.05〜2μ
m、好ましくは0.1〜1μm、中間層の上に形成され
るゼオライト膜の厚さは、通常5〜200μm、好まし
くは10〜50μmとされる。
【0025】シラン化合物としては、メチルジエトキシ
シラン・メチルジメトキシシラン等のアルコキシシラン
が使用される。そして、シラン化合物の吸着および酸化
処理は、例えば、次の様に行うことが出来る。反応管内
に試料を設置し、反応管内を不活性ガス(窒素など)を
流通しながら昇温する。そして、反応管に流通する窒素
をシラン化合物同伴窒素に切り替え一定時間ホールドし
た後、再び、反応管に流通するガスを窒素に切り替えて
室温まで降温する。この様にしてゼオライトにシラン化
合物を吸着させた後、シラン化合物を分解し得る温度
(例えば570℃)で所定時間(例えば2時間)焼成し
た後に室温まで降温する。
【0026】特にゼオライト膜を使用する場合、上記の
昇降温速度は、温度分布による膜の欠陥発生を抑えるた
め、通常0.1〜10℃/min、好ましくは0.5〜
5℃/minとされる。ゼオライトへのシラン化合物の
吸着は、通常100〜500℃、好ましくは200〜4
00℃の温度で行われる。また、上記の吸着および酸化
処理を1サイクルとする工程は、ゼオライト細孔内の残
存する未反応の強酸点を減らしてシラン化合物の吸着量
を増やすため、複数回、好ましくは2〜3サイクル行う
のがよい。
【0027】ゼオライト膜の場合は、ピンホールやクラ
ックの発生を一層完全に防止するため、テンプレート除
去手段として、前記の焼成の代りに過酸化水素との接触
処理を採用するのが好ましい。すなわち、前記のゼオラ
イト膜の場合は、テンプレート除去のために行われる焼
成処理がピンホールやクラックの発生を一層完全に防止
する際の阻害要因として作用する。そこで、本発明にお
いては、高いレベルでピンホールやクラックが存在しな
いゼオライト膜とするため、ピンホールやクラックの発
生が全く懸念されない過酸化水素処理の採用が推奨され
る。斯かるテンプレート除去手段を採用したゼオライト
膜の製造方法は、本発明に係るゼオライト膜の製造方法
として後述する。
【0028】また、本発明においては、シラン化合物を
吸着させた後に酸化処理して成るゼオライト膜に更にゼ
オライト膜を積層するのが好ましい。この際、上記と同
様の観点から、積層するゼオライト膜の形成は、後述す
る本発明に係るゼオライト膜の製造方法に従って行うの
が好ましい。
【0029】特に、本発明のゼオライト膜は、後述の実
施例に示す様に、水素/ベンゼンの透過係数比が高いと
いう優れた性能を発揮する。従って、後述の実施例に示
す様に気体分離膜として有用である。
【0030】次に、本発明に係るゼオライト膜の製造方
法について説明する。本発明の製造方法においては、先
ず、金属酸化物担体上に有機化合物をテンプレートとし
て使用してゼオライト膜を形成する。この点は、上述の
通りであり、特開平10−244161号公報に記載さ
れた方法、その他の公知の方法と同じである。次いで、
本発明の製造方法においては、得られたゼオライト膜を
過酸化水素と接触させて上記のテンプレートを除去す
る。この点に本発明の製造方法の特徴が存する。
【0031】すなわち、本発明の製造方法の特徴は、金
属酸化物担体上に有機化合物をテンプレートとして使用
してゼオライト膜を形成した後にテンプレート除去のた
めに焼成する従来のゼオライト膜の製造方法において、
ピンホールやクラックの発生を一層完全に防止するた
め、テンプレート除去手段として、上記の焼成の代りに
過酸化水素との接触処理を採用した点に存する。
【0032】過酸化水素による処理は、膜ではないゼオ
ライトについて提案された特公平7−115866号公
報に示されている様に、硫酸、硝酸、塩酸、リン酸など
の鉱産を併用して行ってもよい。過酸化水素処理の条件
は、その処理を行うゼオライト膜の種類(ゼオライト結
晶型やテンプレートの種類など)によって異なるために
一概に決定し得ないが、鉱酸水溶液としては硝酸水溶液
が好適であり、その濃度は、通常0.1〜10N、好ま
しくは0.5〜3N、過酸化水素の濃度は、処理するゼ
オライト膜に対しする重量比として、通常0.001〜
100重量倍、好ましくは0.01〜10重量倍、処理
温度は通常25℃(室温)ないし100℃、処理時間は
通常0.1〜100時間である。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り以下の実施
例に限定されるものではない。なお、以下の実施例中、
ゼオライト膜に関する実施例1及び2においては、次の
材料を使用した。
【0034】(1)多孔質アルミナ担体:日本ガイシ
(株)製セラミックフィルター(2.0μmの層上に
0.1μmの層を積層した公称「0.1μmセラミック
フィルター」)、内径7mm、外径11mm、長さ10
0mmを40〜60mmに切り取った)
【0035】(2)ジルコニアゾル(酸性型):日本触
媒(株)製「AZS−A」、平均粒径0.1μm、濃度
6重量%
【0036】(3)シリカゾル:日本触媒(株)製「シ
ーホスターKE−E12」、平均粒径0.12μm、濃
度20.5重量%
【0037】(4)ゼオライト粒子:MFI型ゼオライ
トの粉砕品(平均粒径0.1〜0.5μm)
【0038】(5)ゼオライト前駆体溶液:次の表1に
示す溶液を使用し、以下の要領に従ってケイ酸原料とア
ルミナ原料のモル比(SiO2/Al23)20〜無限
大の溶液を調製した。
【0039】
【表1】A液:H2O:150.5g,NaCl:3.8g B液:H2O:64.5g,Na2SiO2:5.9g,NaOH:0.3g C液:H2O:119.5g,H2SO4:1.7g,TPABr:1.3g,Al
2(SO4)2:1.0g
【0040】A液にB液とC液とを同一の速度で添加し
た後、H2SO4とNaOHとを使用してpHを9.5に
調整し、約30分攪拌を続行し、淡青白色のゼオライト
前駆体溶液を得た。
【0041】実施例1 多孔質アルミナ担体をジルコニアゾルに24時間浸漬し
た後、110℃で乾燥しジルコニア被覆担体とした。次
いで、外表面に水分を含ませたジルコニア被覆担体をト
レー内に収容したゼオライト粒子の上で転動させ、ジル
コニア被覆担体の外表面にゼオライト粒子を被着させ
た。そして、ゼオライト粒子が被着した表面を摩擦して
担体外表面にゼオライト粒子を均一に擦り込み、残余の
ゼオライト粒子を払い落とした。上記の処理によってジ
ルコニア被覆担体の外表面に最終的に被着したゼオライ
ト粒子の量は、多孔質アルミナ担体1本当たり約0.3
3gであった。
【0042】次いで、ゼオライト粒子が被着したジルコ
ニア被覆担体の内部に石英ウールを充填し、容積500
ccのオートクレーブ内に設置し、ゼオライト前駆体溶
液を加え、常温から200℃まで24時間で昇温し、そ
のまま48時間水熱反応を行った。水熱反応は、同一の
担体について3回行い、ゼオライト粒子の被着処理は、
反応を繰り返す都度に行った。
【0043】次いで、上記で得られたゼオライト膜をオ
ートクレーブから取り出し、イオン交換水で塩素イオン
が検出されなくなるまで洗浄した後、自然乾燥した。そ
の後、常温から570℃まで0.1℃/分の速度で昇温
して4時間焼成後、0.1℃/分の速度で降温して常温
まで冷却した。この操作は約7日費やした。次いで、焼
成されたゼオライト膜を10重量%のNH4Cl水溶液
中に浸漬し、80℃でイオン交換した。イオン交換は3
回繰り返し行った。そして、イオン交換水で塩素イオン
が検出されなくなるまで洗浄した後、自然乾燥した。X
線回折により、ゼオライト膜の結晶構造を調査した結
果、MFI型であった。
【0044】上記で得られたゼオライト膜にシラン化合
物を吸着させた後に酸化する処理を次の様に行った。反
応装置としては、電気炉に包囲され且つ窒素の流通が可
能になされた反応管から成り、流路の切り替えにより、
窒素がメチルジエトキシシラン液中をバブリングした後
に反応管に供給される様になされた反応装置を使用し
た。
【0045】先ず、ゼオライト膜が担持された試料を反
応管内に設置し、反応管内を10cc/minの流量で
窒素置換した後、窒素を流通しながら昇温した。室温か
ら100℃までは2℃/minで、100℃から300
℃までは1℃/minで昇温した。300℃まで昇温し
た後、メチルジエトキシシラン液中をバブリングした窒
素が反応管に供給される様に流路の切り替えを行った。
4時間ホールドした後、再び窒素のみが反応管に供給さ
れる様に流路の切り替えを行い、1℃/minで室温ま
で降温した。その後、マッフル炉中570℃で2時間ゼ
オライト膜を焼成して当該ゼオライト膜に吸着されたメ
チルジエトキシシランを酸化した。その際の昇降温速度
は1℃/minとした。以上のシラン化合物の吸着・酸
化操作を2回行った。
【0046】次いで、上記で得られたゼオライト膜の気
体分離膜としての評価を行うため、次の気体透過テスト
を行い、水素・ベンゼン透過係数比を求め、表2に結果
を示した。なお、比較例1として、実施例1で製造され
且つシラン化合物の吸着・酸化処理を行っていないゼオ
ライト膜を使用した。また、表2中の実施例2は、後述
の実施例2で得られたゼオライト膜についての結果であ
る。
【0047】<気体透過テスト>一定温度に維持された
バルーン内に一定圧力の拡散物質(水素とベンゼン)を
溜めておき、チューブ状ゼオライト膜の内側を真空に引
くことにより、拡散物質がゼオライト膜を透過する様に
し、それに伴うバルーン内の圧力変化を測定する定容法
・減圧系の透過実験装置を使用し、各拡散物質について
次式で表される透過係数(P)を測定し、これより、透
過係数比を算出した。
【0048】
【数1】
【0049】 ΔP|t=0:膜の外側の初期圧力 ΔP|t=t:吸着平衡に達した時間tにおける膜の外側の圧力 V :系の容積[m2] A :拡散面積[m2] R :気体定数[8.314J/(K・mol)] T :系の温度[303.2K]
【0050】
【表2】
【0051】実施例2 シラン化合物の吸着・酸化操作を2回行った実施例1で
製造したゼオライト膜上に、実施例1と同様の条件を採
用し、再度ゼオライト膜合成を行ってゼオライト膜を積
層した。ただし、上部の新しいゼオライト層は欠陥細孔
を埋める目的のためであり、シラン化合物の吸着・酸化
操作は行わなかった。また、焼成後のテンプレートの除
去は、下記の過酸化水素処理法に従って行い、そして、
ゼオライト内に吸着している水分子を除去するため、9
9重量%のエタノール中にゼオライト試料を浸し、室温
から60℃まで1℃/minで昇温して6時間浸した
後、同様の速度で室温まで降温した。
【0052】<過酸化水素処理法>先ず、ゼオライト膜
を1N硝酸水溶液146g中に保持し、攪拌条件下に3
0分掛けて100℃まで昇温した。次いで、還流下、攪
拌を続行しつつ30重量%過酸化水素水溶液26.7g
を徐々に添加し、そのまま24時間100℃に保った。
その後、ゼオライト膜をイオン交換水で洗浄した。そし
て、上記の硝酸水溶液保持からイオン交換水洗浄までを
再度行った。
【0053】次いで、上記で得られたゼオライト膜の気
体分離膜としての評価を行うため、次の気体透過・分離
テストを行い、無機ガスの透過係数比を求め、表3に結
果を示した。なお、比較例1として、実施例1で製造さ
れ且つシラン化合物の吸着・酸化処理を行っていないゼ
オライト膜を使用した。
【0054】<気体透過・分離テスト>チューブ状ゼオ
ライト膜の内側に掃引ガス(He)を供給し、拡散物質
(水素、二酸化炭素、窒素または酸素)とキャリヤガス
(He)から成る供給ガスをゼオライト膜の外側から接
触させ、拡散物質がゼオライト膜を外側から内側へ透過
する様にし、接触後の透過ガス(ゼオライト膜内側)と
非透過ガス(ゼオライト膜外側)の各濃度を測定する流
通系・常圧系の透過実験装置を使用し、各拡散物質につ
いて次式で表される透過速度(Pi)(単位:mol/
2・s・Pa)を測定し、これより、水素を基準とす
る透過係数比を算出した。表3中の( )内の数値が透
過係数比である。
【0055】
【数2】
【0056】CT :全モル濃度(=掃引ガスHeのモル
数)A :膜表面積[m2]PT :全圧[Pa]Yfc :
供給ガス中のHeのモル分率Yrc:非透過ガス中のHe
のモル分率Vf :供給ガスの流量[L/s]Vs :掃引
ガスの流量[L/s]Ypc:透過ガス中のHeのモル分
【0057】
【表3】
【0058】表2及び表3に示す結果から明らかな様
に、本発明のゼオライト膜から成る気体分離膜は次の様
な特徴を有する。すなわち、水素/ベンゼン系の場合は
完全な水素選択透過性能を有し、水素/二酸化炭素・水
素/窒素・水素/酸素系の場合は、従来のゼオライトと
比較して非常に高い透過係数比を有する。
【0059】実施例3 先ず、直径5mm、深さ10mmの白金製の籠に市販の
ナトリウムA型ゼオライト粉砕品(粒径30〜50mes
h,SiO2/Al23=2)約100mgを精秤し、籠
の上下共に50cc/minのAir流通下、53℃/
minで550℃まで昇温し、30分間ゼオライトを燃
焼再生した。重量の減少がなくなった後、流通ガスを窒
素に切り替え、同流量で20分間流通し、その後、30
0℃まで放冷した。
【0060】次いで、温度を300℃に保ちながら、メ
チルジエトキシシラン蒸気を試料下部方向より20cc
/minの流量の窒素に同伴させて流通し、ゼオライト
粉砕品にシラン化合物を吸着させた。重量変化が安定し
た後、再び、試料の上下から50cc/minの窒素を
20分流通した。その後、30℃/minで600℃ま
で昇温した。600℃に達したところで、試料の上下か
ら50cc/minのAirを流通し、30min酸化
処理した。その後、試料の上下から50cc/minの
窒素を流通し、15min経過後、そのまま室温まで冷
却した。
【0061】実施例4 実施例3において、市販のナトリウムA型ゼオライト粉
砕品に代えて市販のプロトン型MFIゼオライト粉砕品
(粒径30〜50mesh,SiO2/Al23=30)を
使用した以外は、実施例1と同様の操作を実施した。
【0062】<細孔径の評価> 実施例3及び4で得られたゼオライト粉末の細孔径を評
価するため、平衡圧30torrにおける、シラン接触
分解処理前後の、物質の吸着量の比を求めた。吸着物質
には、細孔径の大きさを考慮して、A型ゼオライト(実
施例3の場合)については、二酸化炭素(最小分子半径
0.28nm)とエタン(最小分子半径0.4nm)
を、MFI型ゼオライト(実施例4の場合)について
は、二酸化炭素、イソブタン(最小分子半径0.48n
m)と四塩化炭素(最小分子半径0.57nm)をそれ
ぞれ使用した。また、吸着測定装置には、日本ベル
(株)製自動吸着装置「Belsorp18」を使用した。
【0063】図1に細孔径の評価結果を示す。図中の縦
軸は、シラン接触分解反応の前後の各物質の吸着量比を
示す。具体的には、反応後のゼオライトに吸着した物質
の吸着量を、反応前の未処理ゼオライトの吸着量で除し
た数値である。処理によって吸着量が変わらなければ1
を示すが、接触分解処理によって細孔径が吸着物質より
小さくなると、物理的に内部へ入ることが出来なくな
り、吸着量の比は極端に小さくなる。図中の横軸は最小
分子半径を示す。そして、上部の横軸上に記載した物質
名は、使用した吸着物質の種類であり、最小分子半径値
に対して順番に並べている。吸着量の大きく低下する物
質の最小分子半径より、シラン接触分解反応後の細孔径
を推定することが出来る。
【0064】A型ゼオライトの場合、シラン化合物の吸
着・酸化操作の前後の吸着量の比は、二酸化炭素に比し
エタンが大きく低下している。このことは、シラン化合
物の吸着・酸化操作後のA型ゼオライトの細孔径は、二
酸化炭素とエタンの間にあることが分かる。A型ゼオラ
イトの細孔径が0.41nmであることから、シラン化
合物の吸着・酸化操作前には0.41nmの最小分子半
径を持つエタンは内部まで入ることができるのに対し、
シラン化合物の吸着・酸化操作後は物理的に内部へ入る
ことが出来ないために吸着量が大きく低下している。こ
のことから細孔径が制御できたことが分かる。
【0065】MFI型ゼオライトの場合、二酸化炭素お
よびイソブタンに比し四塩化炭素の吸着率が大きく低下
している。このことから、シラン化合物の吸着・酸化操
作により、MFI型ゼオライトの細孔径が制御されて
0.56nm付近から大きく減少していることが分か
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、細孔径を
シラン化合物により制御したゼオライト、気体分離膜と
して優れた性能を有する新規なゼオライト膜、可及的に
ピンホールやクラックが存在しないゼオライト膜の製造
方法および当該ゼオライト膜を利用した気体分離方法が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3及び4で得られたゼオライト粉末の細
孔径の評価結果を示すグラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 直樹 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱化学株式会社黒崎事業所内 (72)発明者 中西 章夫 岡山県倉敷市潮通三丁目10番地 三菱化学 株式会社水島事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末状、粒状または膜状のゼオライトに
    シラン化合物を吸着させた後に酸化処理して成ることを
    特徴とするゼオライト。
  2. 【請求項2】 ゼオライトが金属酸化物担体の表面に形
    成されたゼオライト膜である請求項1に記載のゼオライ
    ト。
  3. 【請求項3】 シラン化合物を吸着させた後に酸化処理
    して成るゼオライト膜に更にゼオライト膜を積層して成
    る請求項2に記載のゼオライト膜。
  4. 【請求項4】 金属酸化物担体上に有機化合物をテンプ
    レートとして使用してゼオライト膜を形成し、次いで、
    得られたゼオライト膜を過酸化水素と接触させて上記の
    テンプレートを除去することを特徴とするゼオライト膜
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 気体分離膜として請求項3又は4に記載
    のゼオライト膜を使用することを特徴とする気体分離方
    法。
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