JP2001146177A - カウルルーバーの組付構造 - Google Patents

カウルルーバーの組付構造

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JP2001146177A JP36755099A JP36755099A JP2001146177A JP 2001146177 A JP2001146177 A JP 2001146177A JP 36755099 A JP36755099 A JP 36755099A JP 36755099 A JP36755099 A JP 36755099A JP 2001146177 A JP2001146177 A JP 2001146177A
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徹美 市岡
Yasunobu Teramoto
泰庸 寺本
Kazutoshi Ikeda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フードの変形量を大きくすることで、衝突相手
に及ぼす衝撃を緩和する。 【解決手段】カウルインナーパネル1の保持部10をカ
ウルルーバー本体2のフードシール部20より所定距離
離間した下方に設け、フードパネル3からの所定の大き
さ以上の衝撃力によってフードシール部20が変形する
ことにより、フードパネル3の変形荷重を低減可能とし
た。。フードパネル3に所定の大きさ以上の衝撃力が作
用すると、その衝撃力がフードシール部20に伝わり、
フードシール部20が変形する。したがってフードパネ
ル3が大きく変形でき、フードパネル3から衝突相手に
及ぼされる反力が緩和される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
ルームを覆うフードパネルと弾接してエンジンルーム内
の空気がカウルルーバーに流入するのをシールする軟質
のシール部材を端部にもち、下端部がカウルインナーパ
ネルに保持されて固定されるカウルルーバーの組付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカウルルーバーの組付構造を図1
0に示す。カウルルーバー本体100は、フードパネル
101とフロントガラス102との間に設けられ、ワイ
パーモーターなどを覆って意匠性を高めるとともに、車
室内への外気取り入れ口となる小孔群103を備えてい
る。またカウルルーバー本体100の前端にはフードシ
ール部104が一体的に形成され、フードシール部10
4には軟質のシール部材105が保持されている。そし
てシール部材105がフードパネル101に弾接するこ
とで、エンジンルームと外部とが気密に区画されてい
る。これによりエンジンルーム内の空気が小孔群103
から車室内へ侵入するのが阻止されている。またフード
シール部104の下面にはクリップ106が固着され、
フードシール部104の一端がクリップ106によって
カウルインナーパネル107の保持部108に保持固定
されている。そしてカウルルーバー本体100のフード
シール部104と反対側の後端部は、フロントガラス1
02を把持することで固定されている。
【0003】すなわちカウルルーバー本体100及びフ
ードシール部104を上記のように組み付けることで、
シール部材105がフードパネル101に弾接してエン
ジンルーム内の空気の車室内への侵入を阻止することが
でき、エンジンルーム内の熱気や騒音がカウルルーバー
本体100を介して車室内へ侵入するのを防止すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のカウル
ルーバーの組付構造においては、フードパネル101の
厚さはほぼ一定で大きくできないため、シール部材10
5の位置は比較的上方の位置に限られている。そのため
カウルインナーパネル107のフードシール部104を
保持する保持部108の位置が比較的上方となり、シー
ル部材105の位置と保持部108の位置とがほぼ同位
置となっていた。
【0005】ところがシール部材105の位置とカウル
インナーパネル107の保持部108の位置とがほぼ同
位置であると、カウルインナーパネル107は剛性が大
きいために変形が生じないから、フードパネル101の
変形量はシール部材105の変形量とほとんど同一でき
わめて小さいものとなる。したがって事故などによりフ
ードパネル101に大きな衝撃が作用した場合には、フ
ードパネル101の変形によって吸収される衝撃エネル
ギー量が僅かであるため、車体からの反力が大きくなり
衝突相手への衝撃力が大きくなってしまう。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、衝撃が加わった際のフードパネルの変形量
を大きくすることでフードパネルの変形荷重を小さく
し、フードパネルから衝突相手に及ぼされる反力を緩和
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のカウルルーバーの組付構造の特徴は、保持部をもつ
カウルインナーパネルと、保持部に保持されたカウルル
ーバー本体と、カウルルーバー本体に保持されフードパ
ネルの下表面と弾接する軟質のシール部材をもつフード
シール部とよりなり、保持部はフードシール部から充分
に離間した下方に設けられ、フードシール部はフードパ
ネルから下方へ向かう所定の大きさ以上の力が加わった
際に大きく変形してフードパネルの変形荷重を低減可能
に構成されたことにある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のカウルルーバーの組付構
造では、カウルインナーパネルの保持部はフードシール
部から充分に離間した下方に設けられている。そしてフ
ードシール部は、フードパネルから下方へ向かう所定の
大きさ以上の力が加わった際に大きく変形することで、
フードパネルの変形荷重を低減可能に構成されている。
【0009】したがって事故などによりフードパネルに
所定の大きさ以上の衝撃力が作用すると、その衝撃力が
シール部を介してフードシール部に伝わり、フードシー
ル部が分離あるいは大きく変形する。これによりフード
パネルから衝突相手に及ぼされる反力を緩和することが
できる。
【0010】カウルインナーパネルの保持部とシール部
との距離は、目的に応じて種々設定できるが、人体を衝
突相手とする場合には60〜70mm以上とすることが
望ましい。これにより人体頭部への衝撃を緩和すること
ができ、安全性が確実に向上する。
【0011】フードシール部は塑性変形又は弾性変形可
能に構成することができる。例えばフードシール部を軟
質材から形成し、フードパネルからの所定の大きさ以上
の衝撃力によってフードシール部が大きく座屈すること
でフードパネルの移動を許容するように構成することが
できる。このようにすれば、フードパネルから下方へ向
かう所定の大きさ以上の力がフードシール部に加わる
と、フードシール部が大きく座屈することでフードパネ
ルのさらなる移動が許容されるので、衝突相手に及ぼさ
れる反力を緩和することができる。
【0012】フードシール部が大きく座屈するように構
成するには、例えばフードシ−ル部に脆弱部を設けてお
き、フードパネルから下方へ向かう所定の大きさ以上の
力がフードシール部に加わった場合に脆弱部が破壊され
るように構成することができる。このような脆弱部とし
ては、溝、スリットあるいは脆い材質を部分的に用いる
ことなどが例示される。またフードシール部をカウルル
ーバー本体と分離可能に係合させた状態とし、所定の大
きさの力によってフードシール部がカウルルーバー本体
から分離するように構成してもよい。
【0013】フードシール部が大きく変形することでフ
ードパネルがフードシール部を乗り越えて移動するよう
に構成するには、例えばフードシール部を所定の強度を
有する軟質樹脂などから形成し、フードパネルから大き
な力が加わった際に逃げるように弾性変形するように構
成することができる。このようにすれば、フードシール
部は平常時にはフードパネルを支持しているが、大きな
力が加わった場合にはフードシール部がフードパネルで
押圧されて大きく弾性変形して逃げることで、フードパ
ネルがフードシール部を乗り越えて移動可能となる。こ
れによりフードパネルのさらなる移動が許容されるの
で、衝突相手に及ぼされる反力を緩和することができ
る。なおフードパネルから大きな力が加わった際に、フ
ードシール部が逃げるように塑性変形するように構成し
てもよい。
【0014】このように弾性変形可能とするには、フー
ドシール部に溝、スリット、薄肉部、蛇腹部などを形成
することで容易に行うことができる。
【0015】フードシール部が大きく変形するように構
成する他の構造として、シール部材自体をフードシール
部から突出させて大きく変形可能としてもよい。例えば
シール部材を所定の強度を有する軟質材から形成して突
出させ、シール部材は平常時にはフードパネルに弾接し
て支持し、大きな力が加わった場合にはシール部材自体
が大きく塑性変形あるいは座屈することでフードパネル
がシール部材を乗り越えて移動するように構成すること
ができる。この場合、シール部材が大きく弾性変形する
ように構成してもよい。
【0016】またフードシール部を軟質発泡体などから
形成し、フードパネルからの所定の大きさ以上の衝撃力
によってフードシール部が大きく圧縮されることでフー
ドパネルの移動を許容するように構成することもでき
る。このようにすれば、フードパネルから下方へ向かう
所定の大きさ以上の力がフードシール部に加わると、フ
ードシール部が大きく圧縮されることでフードパネルの
さらなる変形が許容されるので、衝突相手に及ぼされる
反力を緩和することができる。フードシール部は、弾性
変形により圧縮可能としてもよいし、塑性変形により圧
縮可能としてもよい。
【0017】さらにカウルルーバー本体は、フードパネ
ルの変形時にフードパネルと干渉しない形状とすること
が望ましい。もしフードパネルの変形時にフードパネル
がカウルルーバー本体と干渉すると、上記したフードシ
ール部の変形量が縮小され、衝突相手に及ぼされる反力
の緩和効果が小さくなってしまう。例えば人体頭部がフ
ードパネルに衝突する場合を想定すると、その衝突角度
は鉛直方向から約25度傾斜した方向となるであろうか
ら、フードパネルは鉛直方向から約25度傾斜した方向
へ移動しようとする。したがってカウルルーバー本体の
フードシール部に連続する壁部は、車体に組み付けた状
態で鉛直方向から約25度傾斜した角度となるように形
成することが望ましい。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【0019】(実施例1)図1及び図2に本発明の一実
施例のカウルルーバーの組付構造を示す。この組付構造
は金属製のカウルインナーパネル1と、カウルインナー
パネル1に保持されたポリプロピレン製のカウルルーバ
ー本体2と、カウルルーバー本体2の先端に保持される
とともにカウルインナーパネル1に保持されたフードシ
ール部20と、フードシール部20に保持されフードパ
ネル3の下表面と弾接するゴム製で軟質のシール部材4
とから構成されている。
【0020】フードシール部20は、先端に形成された
平板状の載置部20aと、載置部20aから略直角に曲
折して下方へ延びるフロント傾斜部20bと、フロント
傾斜部20bの下端から曲折して後方へ延びる上下2枚
構造のフロント係合部20cとから構成され、フロント
係合部20cには図1の紙面に垂直方向に間隔を隔てて
複数個の係止孔20dが列設されている。そして載置部
20aにシール部材4が保持されている。
【0021】フードパネル3は鋼板から形成され、後端
が上下に揺動して開閉される構造となっている。そして
後端部には補強のための中空部30が形成されている。
【0022】シール部材4はゴム又は熱可塑性エラスト
マから押出成形によって筒状若しくは断面L字状に形成
され、載置部20aに沿って図1の紙面に垂直方向に延
びて保持されている。そしてフードパネル3が閉じられ
た状態でフードパネル3に押圧されて弾性変形し、フー
ドパネル3の下面に弾接することでエンジンルームから
の空気を遮蔽している。なお載置部20aとフロント傾
斜部20bの裏面にはリブ20eが設けられ、フードパ
ネル3の押圧による載置部20aの変形が防止されてい
る。
【0023】またカウルルーバー本体2は、フロントガ
ラス5を把持する把持部21aと、把持部21aから前
方へ延びる平板部21bと、平板部21bから略直角に
曲折して下方へ延びるリヤ傾斜部21cと、リヤ傾斜部
21cから前方へ延びるリヤ係合部21dとから構成さ
れ、リヤ係合部21dには図1の紙面に垂直方向に間隔
を隔てて複数個の係合突起21eが形成されている。そ
して平板部21bとリヤ傾斜部21cには複数の貫通孔
21fが設けられ、貫通孔21fから外気が車室内へ流
入可能となっている。またリヤ傾斜部21cは、車体に
組み付けられた状態で鉛直方向から約25度傾斜するよ
うに構成されている。
【0024】カウルインナーパネル1の上端には略水平
に延びる保持部10が形成され、保持部10には図1の
紙面に垂直方向に間隔を隔てた複数の貫通孔(図示せ
ず)が列設されている。
【0025】フードシール部20とカウルルーバー本体
2とは、リヤ係合部21dが2枚構造のフロント係合部
20cの間に係合し、係合突起21eが係止孔20dに
嵌合することで一体化されている。そしてリヤ係合部2
1dには図示しない複数の貫通孔が図1の紙面に垂直方
向に間隔を隔てて列設され、保持部10の貫通孔と合わ
せられてクリップ22が嵌合されることによって、フー
ドシール部20とカウルルーバー本体2がカウルインナ
ーパネル1に固定されている。
【0026】この組付構造では、載置部20aと保持部
10との距離は上下方向に約60mmに設定されてい
る。そして平常時にはフードシール部20がフードパネ
ル3の荷重を支持し、シール部材4がフードパネル3に
弾接してシールしている。
【0027】事故などによりフードパネル3に所定の大
きさ以上の衝撃力が作用すると、その衝撃力がシール部
材4を介してフードシール部20に伝わり、係合突起2
1eと係止孔20dとの係合が外れてフードシール部2
0がカウルルーバー本体2から分離する。したがってフ
ードパネル3のさらなる下方への変形が許容され、係合
突起21eと係止孔20dとの係合を解除させる力及び
フードパネル3の大きな変形により、フードパネル3か
ら衝突相手に及ぼされる反力を確実に緩和することがで
きる。
【0028】また衝突相手がフードパネル3に衝突した
場合であっても、リヤ傾斜部21cは車体に組み付けら
れた状態で鉛直方向から約25度傾斜しているので、フ
ードパネル3はリヤ傾斜部21cと干渉することなく変
形が可能である。したがってフードパネル3から衝突相
手に及ぼされる衝撃を緩和することができる。
【0029】(実施例2)図3に本実施例の第2の実施
例のカウルルーバーの組付構造を示す。この組付構造
は、金属製のカウルインナーパネル1と、一端がフロン
トガラス5に保持されたカウルルーバー本体6と、カウ
ルルーバー本体6の他端に形成されたフードシール部6
0とから構成され、フードパネル3及びフロントガラス
5は実施例1と同様の構成である。
【0030】カウルルーバー本体6は、フロントガラス
5を把持する把持部6aと、把持部6aから前方へ延び
る平板部6bとからなり、硬質樹脂から形成されてい
る。またフードシール部60は、板部61aと板部61
aから突出し弾性変形可能なクリップ部61bとからな
る硬質部61と、カウルルーバー本体6と硬質部61の
間に固着され熱可塑性エラストマーからなる断面略コ字
状の軟質部62とから構成され、2色成形により形成さ
れている。
【0031】軟質部62は、上方に底部62aをもち、
底部62aにはさらに上方へ突出する断面逆U字形状の
シール部62bが形成されている。そしてフードパネル
3が閉じられた状態では、フードパネル3の押圧により
シール部62bが撓むように弾性変形してフードパネル
3の下面に弾接することでエンジンルームからの空気を
遮蔽してシールしている。またカウルルーバー本体6及
びフードシール部60は、2色成形によって一体的に形
成されている。
【0032】カウルインナーパネル1は略水平に延びる
保持部10をもち、保持部10には図3の紙面に垂直方
向に間隔を隔てた複数の貫通孔11が列設されている。
そして硬質部61のクリップ部61bが貫通孔11に嵌
合することで、フードシール部60がカウルインナーパ
ネル1に保持固定されている。また保持部10の下方に
は、変形防止用のビード12が設けられている。
【0033】そして軟質部62と保持部10で囲まれた
空間内には、硬質の樹脂発泡体よりなる形状保持部材7
が保持されている。
【0034】この組付構造では、シール部62bと保持
部10との距離は約60mmに設定されている。そして
平常時には形状保持部材7の剛性によってフードシール
部60がフードパネル3の荷重を支持し、シール部62
bがフードパネル3に弾接してシールしている。そして
フードパネル3に所定の大きさ以上の衝撃力が作用する
と、その衝撃力がシール部62b及び形状保持部材7を
介してカウルインナーパネル1に伝わる。すると軟質部
62が弾性変形するとともに形状保持部材7が破壊さ
れ、これによってフードパネル3のさらなる大きな変形
が許容される。したがってフードパネル3から衝突相手
に及ぼされる反力を緩和することができる。
【0035】(実施例3)図4に本実施例の組付構造を
示す。この組付構造は、フードシール部20の構造が異
なること以外は実施例1の組付構造と同様である。
【0036】すなわちフードシール部20は、全体が比
較的軟質の軟質樹脂から形成され、一端がカウルインナ
ーパネル1の保持部10に保持されるとともに、他端に
シール部20eが形成されている。そしてシール部20
eがフードパネル3に弾接してシールしている。
【0037】この組付構造では、平常時には係合突起2
1eと係止孔20dとの係合により、フードシール部2
0がフードパネル3の荷重を支持し、シール部20eが
フードパネル3に弾接してシールしている。そしてフー
ドパネル3に所定の大きさ以上の衝撃力が作用すると、
フードパネル3は矢印A方向へ移動する。そして衝撃力
がシール部20eを介してフードシール部20に伝わる
と、フードシール部20は矢印B方向へ逃げるように弾
性変形する。したがってフードパネル3のさらなる下方
への変形が許容され、フードパネル3から衝突相手に及
ぼされる反力を緩和することができる。
【0038】(実施例4)図5に本実施例の組付構造を
示す。この組付構造では、実施例1とほぼ同様のカウル
ルーバー本体2が用いられている。
【0039】すなわちカウルルーバー本体2は、フロン
トガラス5を把持する把持部21aと、把持部21aか
ら前方へ延びる平板部21bと、平板部21bから略直
角に曲折して下方へ延びる傾斜部21cと、傾斜部21
cから前方へ延びるリヤ係合部21dとから構成され、
係合部21dがカウルインナーパネル1の保持部10に
保持されている。傾斜部21cには、実施例1のような
貫通孔21fは形成されていない。そして傾斜部21c
の中間からフードシール部23が前方へ突出する板状に
形成され、フードシール部23の上にゴム又は熱可塑性
エラストマから押出成形により形成された筒状若しくは
断面L字状のシール部材4が保持されている。
【0040】フードシール部23はカウルルーバー本体
2と一体的に硬質樹脂から形成され、傾斜部21cとの
境界に薄肉部23aが形成されている。またフードシー
ル部23の下部には、傾斜部21cと連続する補強リブ
23bが形成されている。
【0041】この組付構造では、平常時には補強リブ2
3bによってフードシール部23がフードパネル3の荷
重を支持するとともにフードパネル3に弾接してシール
している。そしてフードパネル3に所定の大きさ以上の
衝撃力が作用すると、その力によりフードシール部23
は矢印C方向へ押圧され、そのモーメントが補強リブ2
3bの強度より大きくなるとフードシール部23は薄肉
部23aで破断する。これによりフードパネル3のさら
なる下方への変形が許容され、フードパネル3から衝突
相手に及ぼされる反力を緩和することができる。
【0042】(実施例5)図6に本実施例の組付構造を
示す。本実施例の組付構造は、フードシール部の構成が
異なること以外は実施例4と同様の構成である。
【0043】すなわち傾斜部21cの中間には、軟質樹
脂からなるフードシール部24が前方へ向かって突出し
ている。フードシール部24は断面略U字形状に形成さ
れ、その上端がフードパネル3に弾接してシール部材を
兼ねている。このフードシール部24は、2色成形によ
ってカウルルーバー本体2と一体的に形成されている。
【0044】この組付構造では、平常時にはフードシー
ル部24がフードパネル3の荷重を支持するとともにフ
ードパネル3に弾接してシールしている。そしてフード
パネル3に所定の大きさ以上の衝撃力が作用すると、そ
の力によりフードシール部24は矢印D方向へ押圧され
て傾斜部21cに近接する方向へ揺動する。これにより
フードパネル3のさらなる下方への変形が許容され、フ
ードパネル3から衝突相手に及ぼされる反力を緩和する
ことができる。
【0045】(実施例6)図7に本実施例の組付構造を
示す。本実施例の組付構造は、フードシール部の構成が
異なること以外は実施例4及び実施例5と同様の構成で
ある。
【0046】すなわち傾斜部21cの中間には、軟質樹
脂からなるフードシール部25が前方へ向かって突出し
ている。フードシール部25は押出成形により筒状に形
成され、クリップ25aによって傾斜部21cに固定さ
れている。そしてフードシール部25の上端がフードパ
ネル3に弾接してシール部材を兼ねている。
【0047】この組付構造では、平常時にはフードシー
ル部25がフードパネル3の荷重を支持するとともにフ
ードパネル3に弾接してシールしている。そしてフード
パネル3に所定の大きさ以上の衝撃力が作用すると、そ
の力によりフードシール部25が押圧され、押し潰され
るように弾性変形することにより、あるいはリヤ傾斜部
21cから脱落することによってフードパネル3のさら
なる下方への変形が許容され、フードパネル3から衝突
相手に及ぼされる反力を緩和することができる。
【0048】(実施例7)図8に本実施例の組付構造を
示す。本実施例の組付構造は、フードシール部の構成が
異なること以外は実施例4と同様の構成である。
【0049】すなわち本実施例の組付構造では、軟質発
泡ウレタンから形成された厚肉板状のフードシール部2
6が、カウルルーバー本体2の係合部21dと傾斜部2
1cに接して保持されている。そしてフードシール部2
6の上端部がフードパネル3に弾接してシール部材を兼
ねている。
【0050】この組付構造では、平常時にはフードシー
ル部26がフードパネル3の荷重を支持するとともにフ
ードパネル3に弾接してシールしている。そしてフード
パネル3に所定の大きさ以上の衝撃力が作用すると、そ
の力によりフードシール部26が押圧され、押し潰され
るように弾性変形する。これによりフードパネル3のさ
らなる下方への変形が許容され、フードパネル3から衝
突相手に及ぼされる反力を緩和することができる。
【0051】(実施例8)図9に本実施例の組付構造を
示す。本実施例の組付構造は、実施例1におけるカウル
ルーバー本体2とフードシール部20とが一体として形
成されていること以外は実施例1と同様の構成である。
【0052】すなわち本実施例の組付構造では、カウル
ルーバー本体8はPPから形成され、フロントガラスを
把持する図示しない把持部と、把持部から前方へ延びる
平板部80と、平板部80から略直角に曲折して下方へ
延びるリヤ傾斜部81と、リヤ傾斜部81から前方へ延
びる係合部82と、リヤ係合部82から略直角に曲折し
て上方へ延びるフロント傾斜部83とからなり、フロン
ト傾斜部83の先端には軟質樹脂からなりフードパネル
3と弾接するシール部84が2色成形によりカウルルー
バー本体8と一体として形成されている。そして係合部
82が保持部10にクリップ22によって固定されてい
る。
【0053】そして平板部80とリヤ傾斜部81の境界
部、リヤ傾斜部81と係合部82との境界部、及び係合
部82とフロント傾斜部83との境界部には、それぞれ
ノッチ85が形成されている。
【0054】この組付構造では、平常時にはカウルルー
バー本体8フードパネル3の荷重を支持するとともに、
シール部84がフードパネル3に弾接してシールしてい
る。そしてフードパネル3に所定の大きさ以上の衝撃力
が作用すると、その力によりカウルルーバー本体8が押
圧されて変形し、その応力がノッチ85に集中するため
いずれかのノッチ85の部分でカウルルーバー本体8が
破断する。これによりフードパネル3のさらなる下方へ
の変形が許容され、フードパネル3から衝突相手に及ぼ
される反力を緩和することができる。
【0055】なおリヤ傾斜部81の途中にもノッチ85
を形成し、リヤ傾斜部81が断面くの字状に折れ曲がる
ことでフードパネル3のさらなる下方への変形が許容さ
れるように構成することもできる。
【0056】
【発明の効果】すなわち本発明のカウルルーバーの組付
構造によれば、フードパネルに大きな力が作用したとき
にフードパネルの大きな変形が可能となる。したがって
フードパネルの変形によって衝突相手に及ぼされる反力
を緩和することができ、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカウルルーバーの組付構造
の断面図である。
【図2】本発明の一実施例のカウルルーバーの組付構造
の要部分解斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施例のカウルルーバーの組付
構造の断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例のカウルルーバーの組付
構造の断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例のカウルルーバーの組付
構造の断面図である。
【図6】本発明の第5の実施例のカウルルーバーの組付
構造の断面図である。
【図7】本発明の第6の実施例のカウルルーバーの組付
構造の断面図である。
【図8】本発明の第7の実施例のカウルルーバーの組付
構造の断面図である。
【図9】本発明の第8の実施例のカウルルーバーの組付
構造の断面図である。
【図10】従来のカウルルーバーの組付構造の断面図で
ある。
【符号の説明】
1:カウルインナーパネル 2:カウルルーバー本体
3:フードパネル 4:シール部材 5:フロントガラス 1
0:保持部 20:フードシール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 和俊 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA05 BB01 CA07 DA16 DA26 DA27 3D004 AA04 BA02 CA02 DA08 3D024 AA21 AB05 AB21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持部をもつカウルインナーパネルと、
    該保持部に保持されたカウルルーバー本体と、該カウル
    ルーバー本体に保持されフードパネルの下表面と弾接す
    る軟質のシール部材もつフードシール部とよりなり、該
    保持部は該フードシール部から充分に離間した下方に設
    けられ、該フードシール部は該フードパネルから下方へ
    向かう所定の大きさ以上の力が加わった際に大きく変形
    して該フードパネルの変形荷重を低減可能に構成された
    ことを特徴とするカウルルーバーの組付構造。
  2. 【請求項2】 前記フードシール部は前記カウルルーバ
    ー本体に保持され、前記フードパネルからの所定の大き
    さ以上の衝撃力によって前記フードシール部が前記カウ
    ルルーバー本体から分離することで前記フードパネルの
    移動を許容するように構成されたことを特徴とする請求
    項1に記載のカウルルーバーの組付構造。
  3. 【請求項3】 前記フードシール部は軟質材から形成さ
    れ、前記フードパネルからの所定の大きさ以上の衝撃力
    によって前記フードシール部が大きく座屈することで前
    記フードパネルの移動を許容するように構成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載のカウルルーバーの組付構
    造。
  4. 【請求項4】 前記フードシール部は軟質材から形成さ
    れ、前記フードパネルからの所定の大きさ以上の衝撃力
    によって前記フードシール部が大きく変形することで前
    記フードパネルが前記フードシール部を乗り越えて移動
    するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載
    のカウルルーバーの組付構造。
  5. 【請求項5】 前記フードパネルからの所定の大きさ以
    上の衝撃力によって前記フードシール部が大きく圧縮さ
    れることで前記フードパネルの移動を許容するように構
    成されたことを特徴とする請求項4に記載のカウルルー
    バーの組付構造。
  6. 【請求項6】 前記カウルルーバー本体は、前記フード
    パネルの変形時に前記フードパネルと干渉しない形状と
    されていることを特徴とする請求項1〜5に記載のカウ
    ルルーバーの組付構造。
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