JP2001145967A - 滑り止めを施した養生シート - Google Patents
滑り止めを施した養生シートInfo
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- JP2001145967A JP2001145967A JP32866699A JP32866699A JP2001145967A JP 2001145967 A JP2001145967 A JP 2001145967A JP 32866699 A JP32866699 A JP 32866699A JP 32866699 A JP32866699 A JP 32866699A JP 2001145967 A JP2001145967 A JP 2001145967A
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- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ともにポリエチレンなどのプラスチック製
の、多数の凹みを有するキャップシートと、平坦なバッ
クシートとを、キャップシートの底部の面で貼り合わせ
てなる二層構成のプラスチック段ボール、またはこれに
加えてさらに、キャップの頂を連ねた面に平坦なライナ
ーシートを貼り合わせてなる三層構成のプラスチック段
ボールを、各種の養生材として使用する場合にみられる
欠点である滑りやすさを、実用上問題にならない程度ま
で軽減した、滑り止めを施した養生シートを提供するこ
と。 【解決手段】 プラスチック段ボールの、キャップの頂
を連ねた面またはライナーシートの上、およびバックシ
ートの上に、エチレン−プロピレン共重合体のようなオ
レフィン系エラストマーで製造したレース状シートを貼
りつけて、滑り止め効果を与えた養生シート。レース状
シートは、プラスチック段ボールの両面に貼る必要がな
ければ、どちらか片方の面に貼ればよい。
の、多数の凹みを有するキャップシートと、平坦なバッ
クシートとを、キャップシートの底部の面で貼り合わせ
てなる二層構成のプラスチック段ボール、またはこれに
加えてさらに、キャップの頂を連ねた面に平坦なライナ
ーシートを貼り合わせてなる三層構成のプラスチック段
ボールを、各種の養生材として使用する場合にみられる
欠点である滑りやすさを、実用上問題にならない程度ま
で軽減した、滑り止めを施した養生シートを提供するこ
と。 【解決手段】 プラスチック段ボールの、キャップの頂
を連ねた面またはライナーシートの上、およびバックシ
ートの上に、エチレン−プロピレン共重合体のようなオ
レフィン系エラストマーで製造したレース状シートを貼
りつけて、滑り止め効果を与えた養生シート。レース状
シートは、プラスチック段ボールの両面に貼る必要がな
ければ、どちらか片方の面に貼ればよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築工事において
使用する床養生材や、パレット輸送に当たってパレット
の下敷きとして使用する養生材であって、プラスチック
段ボールを使用したものにおいて、それらが一般に滑り
やすいという欠点を解消した養生シートに関する。
使用する床養生材や、パレット輸送に当たってパレット
の下敷きとして使用する養生材であって、プラスチック
段ボールを使用したものにおいて、それらが一般に滑り
やすいという欠点を解消した養生シートに関する。
【0002】
【従来の技術】ともにプラスチック材料で製造された、
多数の凹みを有するキャップシートと、平坦なバックシ
ートとを、キャップシートの底部の面で貼り合わせてな
り、通常「気泡シート」と呼ばれる一種のプラスチック
段ボールが、さまざまな分野で、緩衝材として使用され
ている。
多数の凹みを有するキャップシートと、平坦なバックシ
ートとを、キャップシートの底部の面で貼り合わせてな
り、通常「気泡シート」と呼ばれる一種のプラスチック
段ボールが、さまざまな分野で、緩衝材として使用され
ている。
【0003】気泡シートの緩衝機能を利用する用途のひ
とつとして、養生材がある。建築工事においては、床の
コンクリート打設後の養生に、プラスチック段ボールが
しばしば使用される。引越し・模様替えの作業において
も、床や壁面、扉などを保護するために使用される。物
流の分野でも、とくにパレット輸送に当たって、パレッ
トと荷物との間に入れる。気泡に大きい圧潰強度を要求
する場合は、プラスチックフィルムとして厚手のものを
使用する。
とつとして、養生材がある。建築工事においては、床の
コンクリート打設後の養生に、プラスチック段ボールが
しばしば使用される。引越し・模様替えの作業において
も、床や壁面、扉などを保護するために使用される。物
流の分野でも、とくにパレット輸送に当たって、パレッ
トと荷物との間に入れる。気泡に大きい圧潰強度を要求
する場合は、プラスチックフィルムとして厚手のものを
使用する。
【0004】こうしたプラスチック段ボールの使用にお
いて、共通の問題点は、プラスチック段ボールが滑りや
すいということである。たとえば前記の床養生におい
て、養生材の上を人が歩いたとき、養生材自体が床の上
を滑って、転倒事故をひきおこす。パレット輸送におい
ては、パレットに載せた荷物をフォークリフトにより搬
送しているときに、急ブレーキをかけたりすると、慣性
で荷物が前方へ動き、パレットと荷物の間にあるプラス
チック段ボールのところで滑って、荷崩れが起こる。
いて、共通の問題点は、プラスチック段ボールが滑りや
すいということである。たとえば前記の床養生におい
て、養生材の上を人が歩いたとき、養生材自体が床の上
を滑って、転倒事故をひきおこす。パレット輸送におい
ては、パレットに載せた荷物をフォークリフトにより搬
送しているときに、急ブレーキをかけたりすると、慣性
で荷物が前方へ動き、パレットと荷物の間にあるプラス
チック段ボールのところで滑って、荷崩れが起こる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各種
の養生材として使用されるプラスチック段ボールにおい
て、その欠点である滑りやすさを、実用上問題にならな
い程度まで軽減した、滑り止めを施した養生シートを提
供することにある。
の養生材として使用されるプラスチック段ボールにおい
て、その欠点である滑りやすさを、実用上問題にならな
い程度まで軽減した、滑り止めを施した養生シートを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の滑り止めを施し
た養生シートの代表的な態様は、図1および図2に示す
ように、ともにプラスチック製の、多数の凹みを有する
キャップシート(1)と、平坦なバックシート(2)と
を、キャップシートの底部の面で貼り合わせた上に、キ
ャップの頂を連ねる面に、やはりプラスチック製の平坦
なライナーシート(3)を貼り合わせてなるプラスチッ
ク段ボールの、バックシートの上およびライナーシート
の上に、エラストマー製のレース状シート(4)を貼り
つけてなるシートである。
た養生シートの代表的な態様は、図1および図2に示す
ように、ともにプラスチック製の、多数の凹みを有する
キャップシート(1)と、平坦なバックシート(2)と
を、キャップシートの底部の面で貼り合わせた上に、キ
ャップの頂を連ねる面に、やはりプラスチック製の平坦
なライナーシート(3)を貼り合わせてなるプラスチッ
ク段ボールの、バックシートの上およびライナーシート
の上に、エラストマー製のレース状シート(4)を貼り
つけてなるシートである。
【0007】エラストマー製のレース状シート(4)
は、図2の例ではバックシート(2)とライナーシート
(3)の両方に貼りつけてあるが、養生シートの用途に
よっては、どちらか一方に貼りつけてあれば足りる。図
3はバックシート(2)だけに貼りつけたもの、図4は
ライナーシート(3)だけに貼りつけたものを、それぞ
れ示す。
は、図2の例ではバックシート(2)とライナーシート
(3)の両方に貼りつけてあるが、養生シートの用途に
よっては、どちらか一方に貼りつけてあれば足りる。図
3はバックシート(2)だけに貼りつけたもの、図4は
ライナーシート(3)だけに貼りつけたものを、それぞ
れ示す。
【0008】
【発明の実施形態】本発明の滑り止めを施した養生シー
トの別の態様は、上記の代表的態様からライナーシート
(3)を省略した構成のものであって、たとえば図5に
示すように、ともにプラスチック製の、多数の凹みを有
するキャップシート(1)と、平坦なバックシート
(2)とを、キャップシートの底部の面で貼り合わせて
なるプラスチック段ボールの、バックシートの上および
キャップの頂を連ねる面に、エラストマー製のレース状
シート(4)を貼りつけてなるシートである。
トの別の態様は、上記の代表的態様からライナーシート
(3)を省略した構成のものであって、たとえば図5に
示すように、ともにプラスチック製の、多数の凹みを有
するキャップシート(1)と、平坦なバックシート
(2)とを、キャップシートの底部の面で貼り合わせて
なるプラスチック段ボールの、バックシートの上および
キャップの頂を連ねる面に、エラストマー製のレース状
シート(4)を貼りつけてなるシートである。
【0009】この態様においても、養生シートの用途に
よっては、エラストマー製のレース状シート(4)を、
キャップシート(1)の頂を連ねた面と、バックシート
(2)のどちらか一方に貼りつけてあれば足りることが
ある。図6はキャップシート(1)の頂を連ねた面だけ
に貼りつけたもの、図7はバックシート(2)だけに貼
りつけたものを、それぞれ示す。
よっては、エラストマー製のレース状シート(4)を、
キャップシート(1)の頂を連ねた面と、バックシート
(2)のどちらか一方に貼りつけてあれば足りることが
ある。図6はキャップシート(1)の頂を連ねた面だけ
に貼りつけたもの、図7はバックシート(2)だけに貼
りつけたものを、それぞれ示す。
【0010】本発明の滑り止めを施した養生シートのさ
らに別の態様は、前記の代表的態様からバックシート
(2)を省略した構成のものであって、たとえば図8に
示すように、ともにプラスチック製の、多数の凹みを有
するキャップシート(1)と、平坦なライナーシート
(3)とを、キャップの頂を連ねる面で貼り合わせてな
るプラスチック段ボールの、ライナーシート(3)の上
およびキャップシート(1)の底部の面に、エラストマ
ー製のレース状シート(4)を貼りつけてなるシートで
ある。
らに別の態様は、前記の代表的態様からバックシート
(2)を省略した構成のものであって、たとえば図8に
示すように、ともにプラスチック製の、多数の凹みを有
するキャップシート(1)と、平坦なライナーシート
(3)とを、キャップの頂を連ねる面で貼り合わせてな
るプラスチック段ボールの、ライナーシート(3)の上
およびキャップシート(1)の底部の面に、エラストマ
ー製のレース状シート(4)を貼りつけてなるシートで
ある。
【0011】上記したところから容易に理解されるよう
に、この態様においても、養生シートの用途によって
は、エラストマー製のレース状シート(4)を、キャッ
プシート(1)の底部の面と、ライナーシート(3)
の、どちらか一方に貼りつけてあれば足りることがあ
る。図9は、キャップシート(1)の底部の面だけに貼
りつけたもの、図10は、ライナーシート(3)だけに
貼りつけたものを、それぞれ示す。
に、この態様においても、養生シートの用途によって
は、エラストマー製のレース状シート(4)を、キャッ
プシート(1)の底部の面と、ライナーシート(3)
の、どちらか一方に貼りつけてあれば足りることがあ
る。図9は、キャップシート(1)の底部の面だけに貼
りつけたもの、図10は、ライナーシート(3)だけに
貼りつけたものを、それぞれ示す。
【0012】プラスチック段ボールは、キャップシート
を2段に重ねた二重段ボールも製造可能であり、それに
対しても本発明は適用可能であって、二重段ボールの両
面に、またはどちらか一方の面に、エラストマー製のレ
ース状シート(4)を貼りつけたものも、本発明に包含
される。養生シートの用途によっては、それを使用する
ことが好ましい場合もある。
を2段に重ねた二重段ボールも製造可能であり、それに
対しても本発明は適用可能であって、二重段ボールの両
面に、またはどちらか一方の面に、エラストマー製のレ
ース状シート(4)を貼りつけたものも、本発明に包含
される。養生シートの用途によっては、それを使用する
ことが好ましい場合もある。
【0013】エラストマー製のレース状シートの貼りつ
けは、プラスチック段ボールの片面に、または両面に、
滑り止めという目的にとって必要であるか否かに従って
行なう。本発明の養生シートが、たとえば周囲をテープ
などで固定した形で使用される場合は、滑り止めとなる
レース状シートの貼りつけは、養生シートの表に出る面
だけに施せば足りる。これに対し、養生シートが、単に
その場に置くだけという形で使用される場合は、滑り止
めのレース状シートは、養生シートの両面に貼りつけな
ければならない。
けは、プラスチック段ボールの片面に、または両面に、
滑り止めという目的にとって必要であるか否かに従って
行なう。本発明の養生シートが、たとえば周囲をテープ
などで固定した形で使用される場合は、滑り止めとなる
レース状シートの貼りつけは、養生シートの表に出る面
だけに施せば足りる。これに対し、養生シートが、単に
その場に置くだけという形で使用される場合は、滑り止
めのレース状シートは、養生シートの両面に貼りつけな
ければならない。
【0014】プラスチック段ボールを構成するプラスチ
ックとしては、任意の材料を選択できるが、やはり常用
のポリエチレンまたはポリプロピレンが、加工性の高さ
や価格面の有利さから最適である。使用したフィルムの
厚さや、キャップの直径、高さ、ピッチなどに関してさ
まざまなグレードのプラスチック段ボールが市販されて
おり、それらの中に各用途に適したものが、容易に見出
されるであろう。
ックとしては、任意の材料を選択できるが、やはり常用
のポリエチレンまたはポリプロピレンが、加工性の高さ
や価格面の有利さから最適である。使用したフィルムの
厚さや、キャップの直径、高さ、ピッチなどに関してさ
まざまなグレードのプラスチック段ボールが市販されて
おり、それらの中に各用途に適したものが、容易に見出
されるであろう。
【0015】レース状シートを構成するエラストマーも
また、種々の材料が使用できるが、本発明の滑り止めと
いう目的にとっては、エチレン−プロピレン共重合体ゴ
ムが最適である。エラストマー製またはプラスチック製
のレース状シートは、シート状ないし板状の材料を化粧
する目的でいくつか市販されているから、これも、それ
らの中から適切なものを選ぶことができるであろう。
また、種々の材料が使用できるが、本発明の滑り止めと
いう目的にとっては、エチレン−プロピレン共重合体ゴ
ムが最適である。エラストマー製またはプラスチック製
のレース状シートは、シート状ないし板状の材料を化粧
する目的でいくつか市販されているから、これも、それ
らの中から適切なものを選ぶことができるであろう。
【0016】プラスチック段ボールとエラストマー製の
レース状シートとを貼り合わせるには、つぎのような手
法が可能である: 粘着剤または接着剤を使用して、成形されているプラ
スチック段ボール上に、エラストマー製レース状シート
を、それぞれの製造工程に関してはオフライン作業とし
て貼る。 プラスチック段ボール製造のラインにエラストマー製
レース状シートを持ち込み、プラスチック段ボールの製
造に関してインラインで貼る。この場合、ホットラミネ
ート用接着剤をエラストマー製レース状シートに塗布し
ておくと接着が強固に行なわれる。
レース状シートとを貼り合わせるには、つぎのような手
法が可能である: 粘着剤または接着剤を使用して、成形されているプラ
スチック段ボール上に、エラストマー製レース状シート
を、それぞれの製造工程に関してはオフライン作業とし
て貼る。 プラスチック段ボール製造のラインにエラストマー製
レース状シートを持ち込み、プラスチック段ボールの製
造に関してインラインで貼る。この場合、ホットラミネ
ート用接着剤をエラストマー製レース状シートに塗布し
ておくと接着が強固に行なわれる。
【0017】
【実施例1】各シートとも低密度ポリエチレン製で、下
記の構成をもつ三層構成のプラスチック段ボールを素材
とし、 キャップシート:厚さ400μm、キャップの直径8.
5mm、高さ5mm、千鳥配置、ピッチ12.5mm バックシート: 厚さ300μm ライナーシート:厚さ300μm この両面に、エチレン−プロピレン共重合体エラストマ
ーのレース状シートを、溶融状態の低密度ポリエチレン
を接着剤として使用して、オフラインで貼り合わせるこ
とにより、図1および図2に示す、滑り止めを施した養
生シートを得た。
記の構成をもつ三層構成のプラスチック段ボールを素材
とし、 キャップシート:厚さ400μm、キャップの直径8.
5mm、高さ5mm、千鳥配置、ピッチ12.5mm バックシート: 厚さ300μm ライナーシート:厚さ300μm この両面に、エチレン−プロピレン共重合体エラストマ
ーのレース状シートを、溶融状態の低密度ポリエチレン
を接着剤として使用して、オフラインで貼り合わせるこ
とにより、図1および図2に示す、滑り止めを施した養
生シートを得た。
【0018】この養生シートを、木製パレットの寸法に
裁断してその上にのせ、フォークリフトで積み重ねた段
ボールの搬送を行なった。この搬送において、フォーク
リフトが急停車したときも、荷物の滑り落ちはなく、積
み重ねた段ボールの上にネットを掛けてフォークリフト
に拘束する簡易な対策をとっただけで、荷崩れを効果的
に防止することができた。滑り止めを施してない従来の
養生シートを用いた場合には、荷物をある程度拘束した
ところで、パレット表面で段ボールが滑って落ちるた
め、荷崩れが避け難かった。
裁断してその上にのせ、フォークリフトで積み重ねた段
ボールの搬送を行なった。この搬送において、フォーク
リフトが急停車したときも、荷物の滑り落ちはなく、積
み重ねた段ボールの上にネットを掛けてフォークリフト
に拘束する簡易な対策をとっただけで、荷崩れを効果的
に防止することができた。滑り止めを施してない従来の
養生シートを用いた場合には、荷物をある程度拘束した
ところで、パレット表面で段ボールが滑って落ちるた
め、荷崩れが避け難かった。
【0019】
【実施例2】各シートとも低密度ポリエチレン製で、下
記の構成の二層プラスチック段ボールを素材とし、 キャップシート:厚さ400μm、キャップの直径8.
5mm 高さ5mm、千鳥配置、ピッチ12.5mm バックシート: 厚さ300μm その製造のラインにおいて、バックシートの面に、エチ
レン−プロピレン共重合体エラストマーのレース状シー
トを挿入して熱融着するインライン作業により、図7に
示す、滑り止めを施した養生シートを得た。
記の構成の二層プラスチック段ボールを素材とし、 キャップシート:厚さ400μm、キャップの直径8.
5mm 高さ5mm、千鳥配置、ピッチ12.5mm バックシート: 厚さ300μm その製造のラインにおいて、バックシートの面に、エチ
レン−プロピレン共重合体エラストマーのレース状シー
トを挿入して熱融着するインライン作業により、図7に
示す、滑り止めを施した養生シートを得た。
【0020】この養生シートは、滑り止めを施したキャ
ップシートの面を上にし、バックシートの面を下にし
て、コンクリートの打設をしたビルの床に対する養生材
として使用した。コンクリートの凝結後、作業員が養生
シートの上を歩いても、滑る心配は全くなかった。
ップシートの面を上にし、バックシートの面を下にし
て、コンクリートの打設をしたビルの床に対する養生材
として使用した。コンクリートの凝結後、作業員が養生
シートの上を歩いても、滑る心配は全くなかった。
【0021】
【発明の効果】本発明の滑り止めを施した養生シートを
使用すれば、例に挙げた建築工事のコンクリート床養生
やパレットのフォークリフトによる搬送、さらには引越
し・模様替えのときの養生をはじめとする、プラスチッ
ク製段ボールの緩衝機能を利用した種々の養生におい
て、人や物が滑ることを効果的に防止して、それぞれの
作業を安全かつ円滑に行なうことができる。
使用すれば、例に挙げた建築工事のコンクリート床養生
やパレットのフォークリフトによる搬送、さらには引越
し・模様替えのときの養生をはじめとする、プラスチッ
ク製段ボールの緩衝機能を利用した種々の養生におい
て、人や物が滑ることを効果的に防止して、それぞれの
作業を安全かつ円滑に行なうことができる。
【0022】この養生シートには、プラスチック製段ボ
ールの構造が二層のものも三層のものもあり得るし、エ
ラストマー製レース状シートを片面に貼ったり両面に貼
ったり、さまざまな態様が可能であって、それらの態様
の中から、養生材の用途に応じて適切なものを選択使用
することができる。
ールの構造が二層のものも三層のものもあり得るし、エ
ラストマー製レース状シートを片面に貼ったり両面に貼
ったり、さまざまな態様が可能であって、それらの態様
の中から、養生材の用途に応じて適切なものを選択使用
することができる。
【0023】本発明の養生シートは、用途にもよるが、
通常は何回か繰り返し使用可能であり、滑り止めのエラ
ストマー製レース状シートが補強作用をするため、滑り
止めを施してないものにくらべて耐久性が増しているか
ら、全体としてコスト上昇要因とならないばかりか、む
しろ合理化に役立つ。
通常は何回か繰り返し使用可能であり、滑り止めのエラ
ストマー製レース状シートが補強作用をするため、滑り
止めを施してないものにくらべて耐久性が増しているか
ら、全体としてコスト上昇要因とならないばかりか、む
しろ合理化に役立つ。
【図1】 本発明の滑り止めを施した養生シートについ
て、その代表的態様の一例を示す平面図。
て、その代表的態様の一例を示す平面図。
【図2】 図1の養生シートの、I−I方向断面図。
【図3】 図1および図2に示した養生シートのひとつ
の変更態様を示す、図2と同様な断面図。
の変更態様を示す、図2と同様な断面図。
【図4】 図1および図2に示した養生シートのいまひ
とつの変更態様を示す、図2と同様な断面図。
とつの変更態様を示す、図2と同様な断面図。
【図5】 本発明の滑り止めを施した養生シートについ
て、別の態様の一例を示す、図2と同様な断面図。
て、別の態様の一例を示す、図2と同様な断面図。
【図6】 図5に示した養生シートのひとつの変更態様
を示す、図5と同様な断面図。
を示す、図5と同様な断面図。
【図7】 図5に示した養生シートのいまひとつの変更
態様を示す、図5と同様な断面図。
態様を示す、図5と同様な断面図。
【図8】 本発明の滑り止めを施した養生シートについ
て、さらに別の態様の一例を示す、図2と同様な断面
図。
て、さらに別の態様の一例を示す、図2と同様な断面
図。
【図9】 図8に示した養生シートのひとつの変更態様
を示す、図8と同様な断面図。
を示す、図8と同様な断面図。
【図10】 図8に示した養生シートのいまひとつの変
更態様を示す、図8と同様な断面図。
更態様を示す、図8と同様な断面図。
1 キャップシート 2 バックシート 3 ライナーシート 4 エラストマー製レース状シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 65/02 B65D 65/02 Z E04G 21/24 E04G 21/24 A (72)発明者 内田 大助 愛知県名古屋市中村区千成通2丁目50番地 川上産業株式会社内 (72)発明者 仲田 晃 愛知県小牧市大字舟津字久保寺849番地の 1 有限会社トーワ内 Fターム(参考) 3E078 BB51 BC04 DD20 3E086 AB01 AD21 AD28 AD30 BA04 BA15 BA26 BB55 CA40 4F100 AK01A AK01B AK01C AK04A AK04B AK04C AK05G AK07A AK07B AK07C AK64D AK64E AL09D AL09E AN02D AN02E BA03 BA04 BA05 BA06 BA07 BA10B BA10C BA10D BA10E CB03 DC15D DC15E DD01A DD12 GB07 JK14 JK16
Claims (4)
- 【請求項1】 ともにプラスチック製の、多数の凹みを
有するキャップシートと、平坦なバックシートとを、キ
ャップシートの底部の面で貼り合わせてなるプラスチッ
ク段ボールの、バックシートの上およびキャップの頂を
連ねる面の上の、一方または両方に、エラストマー製の
レース状シートを貼りつけてなる滑り止めを施した養生
シート。 - 【請求項2】 ともにプラスチック製の、多数の凹みを
有するキャップシートと、平坦なライナーシートとを、
キャップの頂を連ねる面で貼り合わせてなるプラスチッ
ク段ボールの、キャップシートの底部の面およびライナ
ーシートの上の、一方または両方に、エラストマー製の
レース状シートを貼りつけてなる滑り止めを施した養生
シート。 - 【請求項3】 ともにプラスチック製の、多数の凹みを
有するキャップシートと、平坦なバックシートとを、キ
ャップシートの底部の面で貼り合わせた上に、キャップ
の頂を連ねて、やはりプラスチック製の平坦なライナー
シートを貼り合わせてなるプラスチック段ボールの、バ
ックシートの上およびライナーシートの上の、一方また
は両方に、エラストマー製のレース状のシートを貼りつ
けてなる滑り止めを施した養生シート。 - 【請求項4】 プラスチック段ボールを構成するプラス
チックとしてポリエチレンまたはポリプロピレンを使用
し、レース状シートを構成するエラストマーとしてエチ
レン−プロピレン共重合体ゴムを主成分とするオレフィ
ン系エラストマーを使用した請求項1ないし3のいずれ
かの滑り止めを施した養生シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32866699A JP2001145967A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 滑り止めを施した養生シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32866699A JP2001145967A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 滑り止めを施した養生シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001145967A true JP2001145967A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18212818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32866699A Pending JP2001145967A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 滑り止めを施した養生シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001145967A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2381236A (en) * | 2001-10-26 | 2003-04-30 | Plastipack Limted | Protective sheet |
JP5759593B1 (ja) * | 2014-05-29 | 2015-08-05 | 積水化学工業株式会社 | 太陽電池モジュールの保護方法 |
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1999
- 1999-11-18 JP JP32866699A patent/JP2001145967A/ja active Pending
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