JPH0142505Y2 - - Google Patents

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JPH0142505Y2
JPH0142505Y2 JP1982147241U JP14724182U JPH0142505Y2 JP H0142505 Y2 JPH0142505 Y2 JP H0142505Y2 JP 1982147241 U JP1982147241 U JP 1982147241U JP 14724182 U JP14724182 U JP 14724182U JP H0142505 Y2 JPH0142505 Y2 JP H0142505Y2
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JP
Japan
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top plate
square paper
pallet
reinforcing plate
square
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JP1982147241U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、フオークリフト等で荷物を運搬する
際に使用するパレツトに関する。
(従来の技術) 従来から、荷積みや荷降ろし、荷物の運搬を容
易にするためにパレツトが使用されている。
このパレツトは、通常載置された荷物とともに
搬送するもので、木材またはプラスチツク等によ
り構成されている。
しかしながら、木材で作られたパレツトは、そ
れ自体高価であるだけでなく、重量も嵩み、最近
のようにパレツト梱包材の一部として使用するよ
うな場合には輸送コストを上げる一因となつてい
る。また、木製パレツトの場合、害虫が付着する
ことがあり、国際間取り引きに使用するには問題
があり、薫蒸等の処理を必要としコスト高になる
という問題もある。
一方、プラスチツクは強度的に不充分で、荷役
時に滑りやすく、高価である。
そこで、最近では、第5,6図に示すような紙
製パレツトが提案されている(例えば、実公昭54
−039793号公報参照)。
このパレツト100は、段ボール製のコ字状本
体101に、この本体101よりも浅い段ボール
製のコ字状上皿102をその耳部において密着
し、前記本体101の内部と前記上皿102とに
よりり形成される空洞部103の内周面に直角方
向に複数個の角紙管104を密着させ、かつ該角
紙管104の間にフオーク挿入口105を設け、
前記本体101、上皿102及び角紙管104の
三者をボクサー針106で結合することにより一
体に固定したものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような紙製パレツト100
は、角紙管を紙製の平板で連結してサンドイツチ
構造としただけであるため、桁材たる角紙管と直
交する方向、いわば横方向に作用する力に対して
弱く、変形し易いという欠点がある。
また、このようなパレツト100は、荷積みや
荷降ろしの際のフオークリフトによる作業にあつ
ては、フオークリフトの爪を角紙管104の間に
に設けられたフオーク挿入口105に挿入しなけ
ればならず、フオークリフトの作業者はフオーク
リフトの爪が本体や角紙管等に当らないように慎
重に作業しなければならず、作業性が良好となら
ない問題点があつた。
本考案は、上述した従来技術における欠点、問
題点を解決するためになされたもので、軽量で、
組立作業が容易となり、しかも剛性を有し、荷物
が載置された状態でのパレツトのフオークリフト
による搬送作業を容易に行ない得るようにしたパ
レツトを提供することである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本考案は、複数
本の角紙管と、当該角紙管と連結する天板および
補強板とからなるパレツトにおいて、前記複数本
の角紙管を所定の間隔を置いて並設し、これらの
角紙管の上面を天板で連結し、かつ当該天板に紙
製の前記補強板を前記角紙管、天板及び補強板が
密着するように連結するとともに、当該補強板
は、前記角紙管と直交する方向に延びるビード部
と前記天板に係合する連結部とを一体的に形成し
てなることを特徴とするものである。
(作用) このようにすれば、角紙管、天板及び補強板に
形成された連結部のそれぞれの重なり合う面は、
隙間を生じることなく密着するので、接着剤ある
いは釘等の結合具を用いた連結が強固に行なわ
れ、剥離強度が極めて向上することとなる。
また、天板には角紙管と直交する方向に延びる
ビード部が形成された補強板が連結されることか
ら、この桁材たる角紙管と直交する方向、つまり
パレツトの横方向に作用する力に対しても充分に
耐え得ることになり、荷物を持上げる際に生じる
撓みに対しても優れた耐久性を発揮する。
さらに、天板の下面には複数本の角紙管を所定
間隔を置いて並設されており、この角紙管を除い
ては天板の下側には、この中にフオークリフトの
爪を差し込む際に、邪魔となる部分が存在せず容
易にフオークの爪を差し込む作業ができ、荷物が
載置された状態でのパレツトのフオークリフトに
よる搬送作業を容易になされることになる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。
第1図は、考案に係るパレツトの斜視図であ
り、第2図は、第1図の−線に沿う断面図で
あり、第3図は、第1図のパレツトに用いられる
補強板の正面図であり、第4図は、同補強板の他
の実施例を示す正面図である。
このパレツトは、桁材となる複数本の角紙管1
を所定の間隔を置いて並設し、これらの角紙管1
の上面を紙製天板5で連結するとともに、この紙
製天板5の表面に紙製の補強板2を、接着剤ある
いは釘等の結合具3を用いて連結することにより
形成したものである。
前記複数本の角紙管1は、所定の間隔を置いて
並設され、これら角紙管1,1の相互間に所定の
隙間Sを形成し、この隙間Sにフオークリフトの
爪(図示省略)が容易に挿入される。また、この
角紙管1は、その内方に更に短い角紙管を当該角
紙管1と直交させて挿入したり、L形の紙製アン
グル等の補強部材を同軸状に内蔵して補強される
こともある(図示省略)。
ここにおいて、前記角紙管1としては、例え
ば、特願昭48−142397号に記載されているものが
ある。
ここに開示された角紙管は、裏面にパラフイン
等の潤滑剤を塗布されてなる最下層を構成する帯
状紙以外は、裏面に接着剤を塗布してなる複数枚
の帯状紙を、それぞれの位置をずらして両側に隙
間が生じないように、かつ重ならないように、し
かも他の層を形成する帯状紙とはずれて重なるよ
うに斜方向よりスパイラル状に数層に回転する角
型シヤフトに捲回した後に、この角型紙管の表面
を、ローラにより加圧することにより成形したも
のである。
前記天板5は、厚紙を数層に接着積層した紙製
板、あるいは段ボール紙等から成り、前記角紙管
1の上面に裏面が密着し、並設された複数本の角
紙管1を連結するとともに、表面に載置される荷
物を受け支えるものである。
前記補強板2は、厚紙を数層に接着積層して成
り、少なくとも1条のビード部4と、前記天板5
の表面と係合する連結部6とをその長手方向に一
体的に形成し、角紙管1と直交するように天板5
上に取付けられている。
前記補強板2のビード部4は、補強板2の長手
方向、すなわち横方向(いわば桁たる角紙管1を
直交する方向)に作用する力に対する強度を増大
させるリブの働きをするものである。
また、前記紙製板2の連結部6は、前記ビード
部4の底辺より膨出し、かつこのビード部4と平
行に一体的に形成されている。この連結部6は、
前記天板5に取付ける際に、前記天板5に係合し
て密着し、接着剤あるいは釘等の結合具3の連結
作業が容易に行なえるようにしたものである。
この補強板2を、前記複数の角紙管1の上面を
連結した紙製天板5の表面に、接着剤あるいは釘
等の結合具3を用いて連結すると、前記角紙管
1、天板5及び補強板2はそれぞれの重なり合う
面と面との間に、隙間を生じることなく密着し、
しかも強固に重合連結することになる。
前記角紙管1、天板5及び紙製板2について
は、その表面に熱硬化性樹脂層を形成したもの
が、耐圧強度、耐水性、耐湿性等の点から好まし
い。使用されるる熱硬化性樹脂としては、例えば
不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フエノ
ール樹脂、メラミン樹脂、熱硬化型アクリル樹
脂、ジイソシアネート系樹脂[例えばジイソシア
ネート系プレポリマー(商品名PHB−40)]等が
あり、通常20〜100g/m2使用される。
このように構成したパレツトに荷物を載置した
場合には、このパレツトに、横方向の荷重が作用
するが、前記補強板2のビード部4は、横方向に
作用する力に対する強度を増大させるリブの働き
をしているので、この横荷重に対しても充分耐え
ることができ、このパレツト全体としての剛性が
著じるしく向上することになる。
また、このパレツトにあつては、角紙管1と天
板5とが連結され一体となるので、パレツトの下
方にフオークリフトの爪を差し込む際に、角紙管
1以外には、その作業が邪魔されることなく、迅
速かつ容易にフオークリフトによる運搬作業が可
能となる。
本考案は、上述した実施例のみでなく、例え
ば、第4図に示すように、パレツトの横方向に作
用する力に対する強度を増大させ、曲げ強度を向
上させるため補強板2にビード部4を2条設けて
も良い。
また、この補強板2は、角紙管1と協働して天
板5を縦横に補強するものであるから、その数及
び取付位置はパレツトに積載する荷物の重量及び
形状等に応じて適宜選定される。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によるパレツトは、
前記複数本の角紙管を所定の間隔を置いて並設
し、これらの角紙管の上面を天板で連結し、かつ
当該天板に紙製の前記補強板を前記角紙管、天板
及び補強板が密着するように連結するとともに、
当該補強板は、前記角紙管と直交する方向に延び
るビード部と前記天板に係合する連結部とを一体
的に形成してなるものであるから、パレツト全体
は、紙製からなり軽量であり、それぞれの構成部
材同志の重なり合う面が密着するので、それぞれ
の構成部材同志の結合具を用いた連結作業(接着
剤にあつてはその塗布あるいは釘にあつては打ち
込み等)が強固かつ迅速になされることになり、
更に組立作業が極めて容易に行なうことができ
る。しかも構成部材同志の連結が強固で剥離強度
が極めて増大し、しかも天板に連結される紙製の
補強板に形成されたビード部がパレツトの横方向
に作用する力に対しても充分に耐え得ることにな
り、荷物を持上げる際に生じる撓みに対しても優
れた耐久性を発揮し、軽量で高荷重の荷物を支持
することができる。更に天板の下側にフオークリ
フトの爪を差し込む際に、角紙管を除いてはこの
中に、邪魔となる部分が存在しておらず、荷物が
載置された状態でのパレツトのフオークリフトに
よる搬送作業を容易になされることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るパレツトの斜視図、第
2図は、第1図の−線に沿う断面図、第3図
は、第1図のパレツトに用いられる紙製の補強板
の正面図、第4図は、同補強板の他の実施例を示
す正面図、第5図は、従来のパレツトを示す斜視
図、第6図は、第5図の−線に沿う断面図で
ある。 1…角紙管、2…補強板、4…ビード部、5…
天板、6…連結部、S…隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数本の角紙管と、当該角紙管と連結する天板
    および補強板とからなるパレツトにおいて、前記
    複数本の角紙管を所定の間隔を置いて並設し、こ
    れらの角紙管の上面を天板で連結し、かつ当該天
    板に紙製の前記補強板を前記角紙管、天板及び補
    強板が密着するように連結するとともに、当該補
    強板は、前記角紙管と直交する方向に延びるビー
    ド部と前記天板に係合する連結部とを一体的に形
    成してなるパレツト。
JP14724182U 1982-09-30 1982-09-30 パレツト Granted JPS5951729U (ja)

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JP14724182U JPS5951729U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 パレツト

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JP14724182U JPS5951729U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 パレツト

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JPS5951729U JPS5951729U (ja) 1984-04-05
JPH0142505Y2 true JPH0142505Y2 (ja) 1989-12-12

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316123U (ja) * 1976-07-22 1978-02-10
JPS5439793U (ja) * 1977-08-25 1979-03-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316123U (ja) * 1976-07-22 1978-02-10
JPS5439793U (ja) * 1977-08-25 1979-03-16

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