JPS6119059Y2 - - Google Patents

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JPS6119059Y2
JPS6119059Y2 JP7065081U JP7065081U JPS6119059Y2 JP S6119059 Y2 JPS6119059 Y2 JP S6119059Y2 JP 7065081 U JP7065081 U JP 7065081U JP 7065081 U JP7065081 U JP 7065081U JP S6119059 Y2 JPS6119059 Y2 JP S6119059Y2
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JP
Japan
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piece
pallet
core
knob
sheet
Prior art date
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JP7065081U
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JPS57183238U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は段ボール製のシートパレツトに関す
るものである。
従来技術 この種のパレツトは、物流システムの改善によ
りそのコスト低減を図るため、従来の木製パレツ
トに替わる製品として案出されたものであつて、
段ボールシートの端にその一部を折り曲げて上向
き傾斜の摘み片を設けた構造となつている。そし
てこのシートパレツトを使用して荷物の運搬がな
されるときは、プツシユプル機構を備えた特殊な
フオークリフトによつて荷物の積み降ろしがなさ
れる。
そのフオークリフトのプツシユプル機構は、第
1図に示すように、フオーク4上において前後に
移動するフエースプレート5とその下に備えてあ
るグリツパー6とからなつていて、荷物1をフオ
ーク4上に載せるときは、フオーク4の先端をシ
ートパレツトSの摘み片2の下に入れながらグリ
ツパー6でそれをくわえ、フエースプレート5を
引き寄せることによつてシートパレツトSを荷物
1とともにフオーク4上に引き上げる。
したがつてグリツパーでシートパレツトの摘み
片をくわえるときは、その摘み片が上向き傾斜を
保持していれば、くわえるために好都合である
が、従来の段ボール製シートパレツトは、第2図
に示すように、中芯10の両面に表裏ライナー1
1,12を接着した両面段ボールシート構造をそ
のまま保持した状態で端部を単に折り曲げて摘み
片14としているだけであつた。このため、屈折
部の坐り(腰)が弱く、弾力による復元作用で摘
み片14が矢印方向に自然に下がり所定の上向き
傾斜を保持していないことが多く、実際の荷物の
積み降ろし現場では、グリツパーで摘み片14を
くわえやすいように、面倒でもフオークの先で垂
れ下がつた摘み片14をいちいち持ち上げて行な
うことが多く、フオークリフトの運転操作を円滑
に行なうことができないという欠点があつた。
或いは、実開昭56−43731号公報に見られるよ
うに、段ボールとは別部材でもつて補強すること
によつて摘み片の上向き傾斜を保持しようとする
ものがあるが、これは生産性が悪く且つコスト高
なものとなつていた。
考案の目的 この考案は、従来の段ボール製シートパレツト
の使用に伴なう上記のような作業上の不都合を解
消するために、摘み片が常時上向き傾斜を保持し
得る安価で構造の簡単な段ボール製のシートパレ
ツトを提供することを目的としたものである。
考案の構成 すなわち上記の目的を達成するための本考案の
構成は、中芯を表裏ライナーが挾む段ボール製の
パレツト本体の端において、表裏ライナーの予め
未接合の各延長部片を摘み片の部材として個別に
上向き傾斜に屈折させ、表裏ライナーの上記各延
長部片を上向き傾斜の屈折による相互ずれのまま
内側対向面で互いに固着させて摘み片としたもの
である。
実施例 次にこの考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第3図及び第4図は本考案の第一及び第二の
実施例シートパレツトの要部を拡大して示した断
面図である。これらの実施例では、中芯10を表
裏ライナー11,12が挾む両面段ボールシート
の一側部においてその中芯10を欠除させ、中芯
10を有する部分をパレツト本体13として、ま
た中芯10が欠除し表裏ライナー11,12の延
長部片11a,12aのみからなる部分を摘み片
14として構成してある。
そして、第3図に示す第一の実施例は、上記延
長部片11a及び12aがそれぞれ同一長さに切
断されて形成されたものである。この延長部片1
1a,12aどうしは、第3図の二点鎖線で示す
ようにパレツト本体13の上下各端縁において予
め上向き垂直状態に屈折される。このとき、延長
部片11a,12aどうしは、裏ライナー延長部
片12aの先端が表ライナー延長部片11aの先
端より中芯10の高さdに相当する長さだけ下方
にずれた状態で相対向するが、この屈折による相
互ずれのまま各内側相対向面で互いに接着し固定
して摘み片14を形成したものである。従つて、
この第一の実施例では表ライナー延長部片11a
の方が長さdだけはみ出した状態で摘み片14が
形成されている。
しかし現実にはこのはみ出し分は無用であるこ
とが多い。第4図に示す第二の実施例は、表ライ
ナー延長部片11aにおいて、はみ出し分dだけ
を予め短くした例である。従つて、第二の実施例
では摘み片14の先端縁はきれいに揃つた状態に
なつている。
上記第二の実施例段ボール製シートパレツトP
を製造する場合には、表裏ライナー11,12は
中芯10より巾広いものを使用し、また表ライナ
ー11は一側端において裏ライナー12より中芯
の高さdだけやゝ巾狭いものを使用する。そし
て、摘み片14を中芯10の波進行方向(段ボー
ルの製造工程の流れ方向)に対して直角方向の端
に設けることができるように、一側端に中芯10
を欠いた両面段ボールシートを製作し、中芯10
を欠いた表裏ライナーの延長部片11a,12a
を第4図に示すようにその両端縁を合わせ、そし
て矢印のような復元による戻りを予め見込んで90
度近く又はそれ以上の角度に本体13の端部で折
り曲げて延長部片11a,12aの内側相対向面
どうしを接着する。なお、この接着は第3図及び
第4図に示すように本体13端部付近では接着し
ないほうが腰が強いので好ましい。また、前記実
施例のパレツトPは摘み片14の先端が封じられ
ているので使用中に雨が降る等しても中芯10内
に雨水が浸入しない利点がある。
次に、第5図及び第6図は本考案の第三の実施
例を示したもので、パレツト本体13及び摘み片
14は共に中芯10を表裏ライナー11,12が
挾んだ構造にしてあり、摘み片14は中芯10の
延長部片10aを介して、前記した第二の実施例
同様に表裏ライナー11,12の延長部片11
a,12aの屈折による相互ずれの対向面で互い
に連結されている。
即ち、表ライナー延長部片11aは中芯10及
び裏ライナー延長部片12aよりも中芯高さdの
分だけ予め短く形成されており、上記第二の実施
例と同様に相互の屈折における相対向面どうしの
接着により摘み片14を形成している。かくし
て、表ライナー延長部片11aは、裏ライナー延
長部片12aまでの長さに延びきることができな
いことから、裏ライナー延長部片12aの垂れ下
がりに抗する応力を有することとなり、上向き傾
斜を保持しようとすることができる。
この第三の実施例パレツトPを製造する場合に
は、その資材としてに段ボールを作る際に、まず
中芯10に表裏ライナー11,12を接着する工
程において、表ライナー11の側端部を中芯10
に接着させないと共に端縁より幅dだけ切断して
おき、次の工程において中芯10及び表裏ライナ
ー11,12の各側端部を第6図のように摘み片
の予定の傾斜角度以上に折り曲げながら表ライナ
ー11の未接合の側端部を中芯10に接着して摘
み片14側を形成する。そしてこのように側端部
が屈折した段ボールを所定の巾に切断し各切断片
をパレツトPとすることができる。
なお上記各実施例では、摘み片14がパレツト
本体13の一側端に形成された場合について説明
したが、両側端に形成される場合であつても同様
であることは当然である。
考案の効果 以上のように構成された本考案断ボール製シー
トパレツトPの摘み片は、摘み片の裏ライナー延
長部片がたとえ垂れ下がり水平状態になろうとし
ても、その先に、表ライナーの串折部が張つた状
態になつてしまい摘み片の垂れ下がりを阻止する
応力が働く。このため、通常の状態では摘み片が
垂れ下がつたりするおそれはなく、また仮に特別
の力が加わつて摘み片が下に曲がつても裏ライナ
ーの屈折部では元の上向き傾斜を復元するように
応力が働いているため、外力が解除されれば簡単
に元通りの上向き傾斜に復元する。
このように本考案パレツトの摘み片は、常に上
向き傾斜を保持しようとしているので、フオーク
リフトの作業者はパレツトの摘み片をグリツパー
で確実に挾み付けることができ、荷役作業の能率
を大巾に高めることが可能である。更に本考案パ
レツトの繰り返し使用回数が多くなり、コスト低
減にも寄与する。
また摘み片を上向き傾斜に保持するために段ボ
ール資材の他に別途の資材を何ら必要とせず、且
つ構造は極めて簡単であつて更に安価に提供する
ことができる等で実用的価値は極めて大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はシート状パレツトの使用状態を示す斜
視図、第2図は従来例段ボール製シートパレツト
の要部拡大断面図である。第3図ないし第6図は
本考案の第一ないし第三の実施例を示し、第3図
は第一の実施例シートパレツトの、第4図は第二
の実施例シートパレツトの、第5図は第三の実施
例シートパレツトの各要部を拡大して示した断面
図であり、第6図は第三実施例の製作工程の一部
における構造を示す要部断面図である。 10……中芯、11……表ライナー、12……
裏ライナー、11a……表ライナーの延長部片、
12a……裏ライナーの延長部片、13……パレ
ツト本体、14……摘み片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中芯を表裏ライナーが挾む段ボール製のパレツ
    ト本体の端において、表裏ライナーの予め未接合
    の各延長部片を摘み片の部材として個別に上向き
    傾斜に屈折させ、表裏ライナーの上記各延長部片
    を上向き傾斜の屈折による相互ずれのまま内側対
    向面で互いに固着させて摘み片としたことを特徴
    とする段ボール製シートパレツト。
JP7065081U 1981-05-16 1981-05-16 Expired JPS6119059Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7065081U JPS6119059Y2 (ja) 1981-05-16 1981-05-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7065081U JPS6119059Y2 (ja) 1981-05-16 1981-05-16

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Publication Number Publication Date
JPS57183238U JPS57183238U (ja) 1982-11-20
JPS6119059Y2 true JPS6119059Y2 (ja) 1986-06-09

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ID=29866465

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JP7065081U Expired JPS6119059Y2 (ja) 1981-05-16 1981-05-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326143Y2 (ja) * 1984-09-20 1991-06-06

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JPS57183238U (ja) 1982-11-20

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