JP2001144821A - 同期信号発生回路 - Google Patents

同期信号発生回路

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JP2001144821A
JP2001144821A JP32420199A JP32420199A JP2001144821A JP 2001144821 A JP2001144821 A JP 2001144821A JP 32420199 A JP32420199 A JP 32420199A JP 32420199 A JP32420199 A JP 32420199A JP 2001144821 A JP2001144821 A JP 2001144821A
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mos transistor
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克明 磯部
Hironobu Akita
浩伸 秋田
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春希 戸田
Satoshi Eto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プロセスバラツキの影響を受けない高精度で、
高速、低消費電力な同期信号発生回路を提供する。 【解決手段】入力レシーバーとオフチップドライバーと
ミラー型同期回路からなるリアル回路、及び前記ミラー
型同期回路における遅延量を決定するための入力レシー
バーとオフチップドライバーからなるダミー回路から構
成される同期信号発生回路において、ダミー回路の信号
の入力順をオフチップドライバー、入力レシーバーの順
にして、オフチップドライバーと入力レシーバーとの間
の信号を小振幅にし、リアル回路における入力レシーバ
ーとオフチップドライバーの入出力部における信号レベ
ルの関係と一致させれば、プロセスバラツキに対するリ
アル回路とダミー回路との間の遅延量の誤差を最小にす
ることができるので同期精度が向上し、高速なI/0を
実現することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期信号発生回路に
係り、特に一定周期で供給される外部クロック信号に同
期して内部クロック信号を発生し、高速データの転送に
使用する同期信号発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の同期信号発生回路には、記憶装置
に入力する外部クロック信号に同期して内部クロック信
号を発生し、高速データの転送に使用するものがある。
入力時には入力レシーバー等の回路により、また出力時
にはオフチップドライバー等の回路により遅延を生じる
ため、記憶装置内部の同期回路を用いてこれを補正して
いる。
【0003】図9は、ミラー型同期回路を本体部とする
従来の同期信号発生回路の構成を示す図である。図9に
示す同期信号発生回路は、互いに実線で接続された入力
レシーバー1、ミラー型同期回路2、及びオフチップド
ライバー3からなるリアル回路と、互いに破線で接続さ
れ、点線の囲みで示す入力レシーバー4、及びオフチッ
プドライバー5からなるダミー回路6aから構成され
る。
【0004】メモリに入力される小信幅の外部クロック
信号n0aは、前記リアル回路の入力レシーバー1に入
力されCMOSレベルの大振幅の信号n1aが出力され
る。このとき、入力レシーバー1で生じる遅延量をD1
rとする。
【0005】前記CMOSレベルの大振幅の信号n1a
は、ダミー回路6aの入力レシーバー4、及びリアル回
路のミラー型同期回路2に分岐して入力される。リアル
回路のパスでは、前記信号n1aはミラー型同期回路2
を通りCMOSレベルの大振幅の信号n4aとして出力
される。この信号n4aはオフチップドライバー3に入
力され、小振幅の内部クロック信号n5aが出力され
る。このとき、オフチップドライバー3で生じる遅延量
をD2rとする。
【0006】点線の囲みで示すダミー回路6aのパスで
は、前記信号n1aをダミー回路の入力レシーバー4に
入力し、CMOSレベルの大振幅の信号n2aを出力す
る。この信号n2aを入力するオフチップドライバー5
は、ミラー型同期回路2をドライブするために、CMO
Sレベルの大振幅の信号n3aを出力する。このとき、
入力レシーバー4とオフチップドライバー5で生じる遅
延量を、それぞれD1d、D2dとする。
【0007】このような同期信号発生回路に外部クロッ
ク信号n0aを入力し、これと同期した内部クロック信
号n5aを出力するためには、外部クロック信号n0a
と内部クロック信号n5aとの間の遅延量が丁度外部ク
ロック信号n0aの周期Tの整数倍に等しくなければな
らない。以下では1周期Tの例を示す。
【0008】入力レシーバ4の入力信号n1aがダミー
回路6aのパスを通じてミラー型同期回路2を通過する
が、このとき通過する遅延量は、n1aが直接ミラー型
同期回路2パルスの立ち上がりでトリガーされるので、
ミラー型同期回路2の遅延量は、T−(D1d+D2
d)となる。
【0009】なお、ミラー型同期回路2は上下に同一の
構造となるように構成されているので、ダミー回路6a
を通る信号が、ミラー型同期回路2の上部に破線で矢示
したように通過するとき、T−(D1d+D2d)の遅
延を生じるように設定されれば、実線で結ばれたリアル
回路を通る信号がミラー型同期回路2の下部を実線で矢
示したように通過する際、同様にT−(D1d+D2
d)の遅延を生じる。
【0010】したがって、リアル回路のパスにおける遅
延量の合計は、D1r+T−(D1d+D2d)+D2
rとなるので、これが周期Tに等しくなり、外部クロッ
ク信号n0aと同期した内部クロック信号n5aが得ら
れるためには、遅延量の間にD1r+D2r=D1d+
D2dの関係が成り立たなければならない。
【0011】すなわち、ダミー回路のパスを通る遅延量
は、リアル回路(ミラー型同期回路を除く)のパスを通
る遅延量に等しくなければならない。
【0012】換言すれば、同期信号発生回路から出力す
る内部クロック信号n5aが外部入力クロック信号n0
aと同期するためには、ダミー回路の遅延量は、前記リ
アル回路の遅延量を完全に模倣するものでなければなら
ない。さらに製造プロセス的立場からいえば、D1r=
D1d、D2r=D2dの関係が、それぞれ成り立つこ
とが望ましい。
【0013】図10は、従来の同期信号発生回路の動作
を示す波形図である。n0aは入力レシーバー1に入力
する小振幅の外部クロック信号であり、n0aの波形に
その1周期Tが矢示されている。n1aは入力レシーバ
1の出力であり、その遅延量D1rだけ遅れてダミー回
路6aの入力レシーバー4に入力され、CMOSレベル
の大振幅の信号n2aとして出力される。n2aはダミ
ー回路のオフチップドライバー5に入力され、その遅延
量D2dだけ遅れてCMOSレベルの大振幅の信号n3
aとして出力される。
【0014】n3aはミラー型同期回路2に入力される
が、その遅延量がT−(D1d+D2d)に設定される
ので、ダミー回路6aを介してミラー型同期回路2を通
過するダミーの出力(図示せず)はn1aから1周期T
だけ遅れた信号となる。
【0015】一方、リアル回路では、入力レシーバー1
のCMOSレベルの大振幅の出力n1aは、遅延量がT
−(D1d+D2d)に設定されたミラー型同期回路2
に入力され、その出力n4aはリアル回路のオフチップ
ドライバー3の遅延量D2rだけ遅れて小振幅の内部ク
ロック信号n5aとして出力される。
【0016】図10の波形図では、ダミー回路6a通過
後とリアル回路通過時におけるミラー型同期回路の遅延
量T−(D1d+D2d)がそれぞれミラーとして矢示
されている。n4aの立上がりから、リアル回路のオフ
チップドライバー3の遅延量D2rだけ遅れて、小信号
の外部クロック信号n0aと同期した小信号の内部クロ
ック信号n5aが出力される。なお、図10の波形図で
は、D1r+D2r=D1d+D2dの場合が示されて
いる。
【0017】このように、従来の同期信号発生回路のダ
ミー回路6aでは、信号の入力順は入力レシーバー4、
オフチップドライバー5の順序になっていた。またリア
ル回路の入力レシーバー1は小振幅の外部クロック信号
n0aをCMOSレベルの大振幅の信号n1aに変換
し、リアル回路のオフチップドライバー3はCMOSレ
ベルの大振幅の信号n4aを小振幅の内部クロック信号
n5aに変換している。ミラー型同期回路2は入出力信
号が共にCMOSレベルの大振幅の信号であるため、ダ
ミー回路6aを構成する入力レシーバー4とオフチップ
ドライバー5の入出力信号は全てCMOSレベルの大振
幅の信号にせざるを得ないという問題があった。
【0018】このように、リアル回路とダミー回路6a
をそれぞれ構成する入力ドライバー1と4、及びオフチ
ップドライバー3と5において、入出力信号レベルの違
いがあるため、従来の同期信号発生回路において、リア
ル回路とダミー回路を入出力信号レベルを含めて同一な
回路を用いて構成することができなかった。
【0019】さらにプロセス上のばらつきや電源変動等
が加われば、リアルの回路とダミーの回路6aの遅延量
のずれが発生し、このずれは外部入力クロック信号と同
期信号発生回路から出力される内部クロック信号との間
の同期誤差を生じるという問題があった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
同期信号発生回路にはリアル回路(ミラー型同期回路を
除く)とこれを模倣するダミー回路を、同一の入力レシ
ーバーとオフチップドライバーを用いて構成することが
できないという問題があった。
【0021】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、前記リアル回路とダミー回路を入出力信号レ
ベルを含めて、完全に同一の入力レシーバーとオフチッ
プドライバーを用いて構成することができるように配置
し、プロセス上のばらつきや電源変動による同期誤差の
発生を抑制した同期信号発生回路を提供することを目的
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の同期信号発生回
路は、ミラー型同期回路の遅延量設定に用いるダミー回
路の信号の入力順を従来と逆にすることを特徴とする。
すなわち、ダミー回路において、オフチップドライバー
を前段に、入力レシーバーを後段に配置することを特徴
とする。換言すれば、ダミー回路を構成するオフチップ
ドライバーの出力部にダミー回路を構成する入力レシー
バーの入力部を接続することを特徴とする。
【0023】このようにすれば、ダミー回路のオフチッ
プドライバーは、リアル回路の入力レシーバーから出力
される大振幅の信号を受けて小振幅の信号を出力し、ダ
ミー回路の入力レシーバーは、前記ダミー回路のオフチ
ップドライバーから出力される小振幅の信号を受けて大
振幅の信号を出力し、これをリアル回路のミラー型同期
回路に入力することができる。
【0024】すなわち、ダミー回路を構成するオフチッ
プドライバーと入力レシーバーの配置を従来と逆の順序
にすれば、リアル回路を構成する入力レシーバーとオフ
チップドライバーをそのまま用いることで、リアル回路
(ミラー型同期回路を除く)とダミー回路を通過する信
号のレベル合わせと遅延時間の一致とを同時に実現する
ことが可能になる。
【0025】具体的には本発明の同期信号発生回路は、
第1の入力レシーバー及びミラー型同期回路及び第1の
オフチップドライバーからなるリアル回路と、前記ミラ
ー型同期回路の遅延量を決定する第2の入力レシーバー
及び第2のオフチップドライバーからなるダミー回路と
を具備し、一定周期の外部クロック信号に同期して内部
クロック信号を発生する同期信号発生回路において、前
記ダミー回路における前記第2の入力レシーバーと前記
第2のオフチップドライバーとの接続は、前記第2のオ
フチップドライバーの出力部に前記第2の入力レシーバ
ーの入力部が接続されることを特徴とする。
【0026】好ましくは前記同期信号発生回路は、前記
第1、第2の入力レシーバーの入力信号の信号レベル、
及び、前記第1、第2の入力レシーバーの出力信号の信
号レベルが互いに等しく、かつ、前記第1、第2のオフ
セットドライバーの入力信号の信号レベル、及び、前記
第1、第2のオフセットドライバーの出力信号の信号レ
ベルが互いに等しいことを特徴とする。
【0027】また、好ましくは前記第1、第2の入力レ
シーバーは、入力信号が小振幅の信号であって、出力信
号が大振幅の信号であることを特徴とする。
【0028】また、好ましくは前記第1、第2のオフチ
ップドライバーは、入力信号が大振幅の信号であって、
出力信号が小振幅の信号であることを特徴とする。
【0029】また、好ましくは前記第1、第2の入力レ
シーバーは、入力信号が小振幅の信号であって、出力信
号が大振幅の信号であり、かつ、前記第1、第2のオフ
チップドライバーは、入力信号が大振幅の信号であっ
て、出力信号が小振幅の信号であることを特徴とする。
【0030】また、好ましくは前記第1、第2の入力レ
シーバを構成する回路素子の接続方法は互いに同一であ
り、かつ、前記第1、第2のオフチップドライバーを構
成する回路素子の接続方法は互いに同一であることを特
徴とする。
【0031】また、好ましくは前記第2の入力レシーバ
ーの出力信号の立ち上がりの傾斜が任意に設定できるよ
うに構成されること特徴とする。
【0032】また、好ましくは前記第2のオフチップド
ライバーの出力信号の立ち上がりの傾斜が任意に設定で
きるように構成されることを特徴とする。
【0033】また、好ましくは前記第2の入力レシーバ
ーの出力信号の立ち上がりの傾斜、及び、前記第2のオ
フチップドライバーの出力信号の立ち上がりの傾斜が共
に任意に設定できるように構成されることを特徴とす
る。
【0034】また、好ましくは前記ミラー型同期回路を
除く前記リアル回路は、少なくともゲート幅Wprのpチ
ャネルMOSトランジスタと、ゲート幅Wnrのnチャネ
ルMOSトランジスタと、抵抗値Rr の抵抗と、容量値
Cr の容量からなる回路を備え、前記ダミー回路は、少
なくともゲート幅WpdのpチャネルMOSトランジスタ
と、ゲート幅WndのnチャネルMOSトランジスタと、
抵抗値Rd の抵抗と、容量値Cd の容量からなる回路を
備え、スケーリング比をa(a>1)とするとき、Wpd
=Wpr/a、Wnd=Wnr/a、Rd =Rr ×a、及び、
Cd =Cr /aの関係が成り立つことを特徴とする。
【0035】また、好ましくは前記第1、第2のオフチ
ップドライバーは、それぞれpチャネルMOSトランジ
スタと、nチャネルMOSトランジスタと、第1の抵抗
と、第2の抵抗と、容量からなり、前記pチャネルMO
Sトランジスタのソースは第1の電源電圧に接続され、
このpチャネルMOSトランジスタのドレインは前記n
チャネルMOSトランジスタのドレインに接続され、こ
のnチャネルMOSトランジスタのソースは第2の電源
電圧に接続され、前記pチャネル、及びnチャネルMO
Sトランジスタの互いに接続されたドレインは前記第1
の抵抗の一方の端子に接続され、この第1の抵抗の他方
の端子は前記第2の抵抗の一方の端子に接続され、この
第2の抵抗の他方の端子は前記第1の電源電圧の1/2
の電圧に接続され、前記第1の抵抗の他方の端子と前記
第2の抵抗の一方の端子との接続点は前記容量の一方の
端子に接続され、この容量の他方の端子は前記第2の電
源電圧に接続され、前記第1、第2のオフチップドライ
バーは、前記pチャネル、及びnチャネルMOSトラン
ジスタのゲートを入力部とし、前記第1の抵抗の他方の
端子と前記第2の抵抗の一方の端子と前記容量の一方の
端子との接続点を出力部とするものであって、かつ、前
記第1のオフチップドライバーにおけるpチャネルMO
Sトランジスタのゲート幅をWpr、nチャネルMOSト
ランジスタのゲート幅をWnr、第1、第2の抵抗の値を
Rr 、容量の値をCr とし、前記第2のオフチップドラ
イバーにおけるpチャネルMOSトランジスタのゲート
幅をWpd、nチャネルMOSトランジスタのゲート幅を
Wnd、第1、第2の抵抗の値をRd 、容量の値をCd と
し、スケーリング比をa(a>1)とするとき、Wpd=
Wpr/a、Wnd=Wnr/a、Rd =Rr ×a、及びCd
=Cr /aの関係が成り立つことを特徴とする。
【0036】また、好ましくは前記第1、第2のオフチ
ップドライバーは、それぞれpチャネルMOSトランジ
スタと、nチャネルMOSトランジスタと、抵抗と、容
量からなり、前記pチャネルMOSトランジスタのソー
スは第1の電源電圧に接続され、このpチャネルMOS
トランジスタのドレインは前記nチャネルMOSトラン
ジスタのドレインに接続され、このnチャネルMOSト
ランジスタのソースは第2の電源電圧に接続され、前記
pチャネル、及びnチャネルMOSトランジスタの互い
に接続されたドレインは前記抵抗の一方の端子に接続さ
れ、この抵抗の他方の端子は前記容量の一方の端子に接
続され、この容量の他方の端子は前記第2の電源電圧に
接続され、前記第1、第2のオフチップドライバーは、
前記pチャネル、及びnチャネルMOSトランジスタの
ゲートを入力部とし、前記抵抗の他方の端子と前記容量
の一方の端子との接続点を出力部とするものであって、
かつ、前記第1のオフチップドライバーにおけるpチャ
ネルMOSトランジスタのゲート幅をWpr、nチャネル
MOSトランジスタのゲート幅をWnr、抵抗の値をRr
、容量の値をCr 、前記第2のオフチップドライバー
におけるpチャネルMOSトランジスタのゲート幅をW
pd、nチャネルMOSトランジスタのゲート幅をWnd、
抵抗の値をRd 、容量の値をCd 、スケーリング比をa
(a>1)とするとき、Wpd=Wpr/a、Wnd=Wnr/
a、Rd =Rr ×a、及び、Cd =Cr /aの関係が成
り立つことを特徴とする。
【0037】このようにすれば、プロセス上のばらつき
や電源電圧変動を生じても、リアル回路(ミラー型同期
回路を除く)に対するダミー回路の遅延量が等しくな
り、同期精度を向上することが可能になる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態に係る同期信号発生回路の構成を示す図である。
図1の同期信号発生回路は、入力レシーバー1及びミラ
ー型同期回路2及びオフチップドライバー3からなるリ
アル回路と、オフチップドライバー5及び入力レシーバ
ー4からなる点線の囲みで示すダミー回路6bから構成
される。
【0039】第1の実施の形態における同期信号発生回
路では、従来と異なりリアル回路とダミー回路6bの入
力レシーバー1と4、及びリアル回路とダミー回路6b
のオフチップドライバー3と5が入出力信号レベルを含
めて同一であることに特徴がある。
【0040】メモリに入力される小信幅の外部クロック
信号n0bは、まず前記リアル回路の入力レシーバー1
に入力され、CMOSレベルの大振幅の信号n1bに変
換される。このとき、入力レシーバー1で生じる遅延量
をD1rとする。
【0041】前記CMOSレベルの大振幅の信号n1b
はダミー回路6bのオフチップドライバー5及びリアル
回路のミラー型同期回路2に分岐して入力される。リア
ル回路のパスでは実線で示すように、信号n1bは引き
続きミラー型同期回路2に入力され、CMOSレベルの
大振幅の信号n4bとして出力される。この信号n4b
はオフチップドライバー3に入力され、小信幅の内部ク
ロック信号n5bが出力される。このとき、オフチップ
ドライバー3で生じる遅延量をD2rとする。ダミー回
路6bのパスでは、ダミー回路のオフチップドライバー
5はCMOSレベルの大振幅の信号n1bを受けて小振
幅の出力信号n2bを出力し、これを受ける入力レシー
バー4は、前記ミラー型同期回路本体部2をドライブす
るCMOSレベルの大振幅の信号n3bを出力する。こ
のとき、前記オフチップドライバー5と入力レシーバー
4で生じる遅延量をそれぞれD2d、D1dとする。
【0042】ダミー回路6bを用いてミラー型同期回路
2の遅延量T−(D1d+D2d)を設定すれば、図1
に示す同期信号発生回路ではリアル回路とダミー回路の
入力レシーバー1と4、及びオフチップドライバー3と
5が入出力信号レベルを含めて同一であり、D1r=D
1d及びD2r=D2dの関係があるため、この同期信
号発生回路から出力する内部クロック信号と外部入力ク
ロック信号とを完全に同期させることができる。
【0043】図2は第1の実施の形態に係る同期信号発
生回路の動作を示す波形図である。n0bは入力レシー
バー1に入力する小振幅の外部クロック信号であり、n
0bの波形にその1周期Tが矢示されている。n1bは
入力レシーバ1からのCMOSレベルの大振幅の出力で
あり、入力レシーバー1の遅延量D1rだけ遅れてダミ
ー回路のオフチップドライバー5に入力され、オフチッ
プドライバー5の遅延量D2dだけ遅れて小振幅の信号
n2bとして出力される。この信号n2bはダミー回路
の入力レシーバー4に入力され、遅延量D1dだけ遅れ
てCMOSレベルの大振幅の信号n3bとして出力さ
れ、この信号n3bがミラー型同期回路2に入力され
る。
【0044】ミラー型同期回路2の遅延量は、ダミー回
路6bを用いてT−(D1d+D2d)に設定されるの
で、ダミー回路6bを介してミラー型同期回路2を破線
で矢示したように通過するダミー側の出力(図示せず)
は、n1bの立上がりから1周期Tだけ遅れた信号とな
る。
【0045】リアル回路では、入力レシーバー1からの
CMOSレベルの大振幅の出力n1bは、遅延量がT−
(D1d+D2d)に設定されたミラー型同期回路2に
入力され、CMOSレベルの大振幅の出力n4bは、リ
アル回路のオフチップドライバー3でD2rだけ遅れて
小振幅の内部クロック信号n5bとして出力される。
【0046】図2に示す波形図では、ダミー回路6b通
過後と、リアル回路通過時におけるミラー型同期回路2
の遅延量T−(D1d+D2d)がそれぞれミラーとし
て矢示されている。n4bの立上がりから、リアル回路
のオフチップドライバー3の遅延量D2rだけ遅れて、
小信号の外部クロック信号n0bと同期した小信号の内
部クロック信号n5bが出力される。なお、図2の波形
図ではリアル回路とダミー回路の入力レシーバー1と
4、及びオフチップドライバー3と5が入出力信号レベ
ルを含めて同一であるため、D1r=D1d、D2r=
D2dとして波形図が示されている。
【0047】上記のように、第1の実施の形態では、ダ
ミー回路を構成するオフチップドライバーと入力レシー
バーの配置を従来と逆の順序に接続し、リアル回路を構
成する入力レシーバーとオフチップドライバーを用い
て、ダミー回路を通過する信号のレベル合わせと、この
ダミー回路を用いたミラー型同期回路の遅延量の設定と
を同時に行うことにより、プロセス上のばらつきや電源
変動等の影響が抑制された同期精度の高い同期信号発生
回路を提供することができる。
【0048】すなわち、第1の実施の形態では、プロセ
ス上のばらつきを生じてトランジスタのしきい値等が変
化しても、リアル回路(ミラー型同期回路を除く)の遅
延量の和D1r+D2rとダミー回路の遅延量の和D1
d+D2dは、前記リアル回路とダミー回路が同じ回路
の組み合わせで構成され、また、入出力の信号レベルも
同じであるため、前記リアル回路とダミー回路の遅延量
の差は変化しない。
【0049】同期信号発生回路の同期精度は、前記リア
ル回路とダミー回路の遅延量の絶対値よりもその差の変
化に依存するので、第1の実施の形態の回路構成を用い
れば同期精度の向上を図ることができる。
【0050】次に、図3乃至図6を用いて、本発明の第
2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態で
は、第1の実施の形態で説明したダミー回路を用いるこ
とにより、従来の同期信号発生回路の同期精度がどの程
度向上するかを定量的に検討したシミュレーションの結
果について説明する。
【0051】図3は、遅延量D1rのリアル回路の入力
レシーバー1と、遅延量D1dのダミー回路6cの入力
レシーバー4と、遅延量D2dのダミー回路6cのオフ
チップドライバー5と、ダミー回路6cの遅延量を調整
する容量7と、遅延量D2rのリアル回路のオフチップ
ドラバー3からなる従来の同期信号発生回路(ミラー型
同期回路を除く)の回路構成を示す図である。
【0052】図4は、図3に示す従来の同期信号発生回
路の回路構成において、ダミー回路の遅延量を調整する
容量7のかわりに、その遅延量を補正するインバーター
チエーン8が挿入されたものである。その他の構成は図
3と同様であるため、対応する部分に同一の参照番号を
付して詳細な説明を省略する。
【0053】図5は、本発明の同期信号発生回路に含ま
れる入力レシーバー1、4とオフチップドライバー3、
5からなる回路構成を示す図であり、第1の実施の形態
で説明したようにダミー回路6bのオフチップドライバ
ー5が前段に、入力レシーバー4が後段に配置されてい
る。図3、図4に示す従来のダミー回路6c、6dの構
成においては容量7とインバーターチェーン8が付加さ
れ、図5に示す本発明のダミー回路6bでは容量もイン
バーターチェーンも付加されない理由は次の通りであ
る。
【0054】図3乃至図5において、リアル回路の入力
レシーバー1とダミー回路の入力レシーバー4とは同一
の回路であり、リアル回路のオフチップドライバー3と
ダミー回路のオフチップドライバー5もまた同一の回路
であるとする。
【0055】しかし、図3、図4に示す従来のダミー回
路の構成において、リアル回路の入力レシーバー1には
小振幅の外部入力クロック信号が入力されるのに対し
て、ダミー回路の入力レシーバー4には、入力レシーバ
ー1で増幅されたCMOSレベルの大振幅の信号が入力
されるので、入力レシーバー4の遅延量D1dは入力レ
シーバー1の遅延量D1rよりも小さい。
【0056】また、図3、図4に示す従来のダミー回路
の構成において、リアル回路のオフチップドライバー3
からは、小振幅の内部クロック信号が出力されるのに対
して、先に図9で説明したように、ダミー回路のオフチ
ップドライバー5からはCMOSレベルの大振幅の信号
が出力されるので、オフチップドライバー5の遅延量D
2dはオフチップドライバー3の遅延量D2rよりも小
さい。
【0057】したがって、図3、図4に示す従来のダミ
ー回路の構成において、ダミー回路における遅延量の合
計D1d+D2dはリアル回路(ミラー型同期回路を除
く)における遅延量の合計D1r+D2rよりも小さい
ので、この遅延量の差を補正するために図3の容量7、
又は図4のインバーターチェーン8が挿入される。
【0058】図5に示す本発明のダミー回路の構成で
は、先に図1を用いて説明したように、ダミー回路6b
において、オフチップドライバー5が前段に、入力レシ
ーバー4が後段に配置されるため、リアル回路とダミー
回路を構成するオフチップドライバー3と5、及びリア
ル回路とダミー回路を構成する入力レシーバー1と3の
入出力信号レベルを互いに同一にすることができる。こ
のため、従来の回路構成のように、リアル回路(ミラー
型同期回路を除く)とダミー回路との間で遅延量の差を
生じることはない。
【0059】プロセスバラツキが遅延量に与える影響を
評価するために、図3乃至図5の回路を構成するnチャ
ネルトランジスタ(以下n−chと呼ぶ)及びpチャネ
ルトランジスタ(以下p−chと呼ぶ)の設計条件をそ
れぞれ標準条件(Nominal)、高速条件(Fas
t)、及び低速条件(Slow)に変化させた場合の、
前記図3乃至図5の回路における遅延量の差をシミュレ
ーションにより求めた結果を図6に示す。ここで、標準
条件、高速条件、低速条件の変化とは、回路を構成する
トランジスタのゲート長やしきい値を、これらの条件に
合わせて変化させることをいう。
【0060】図6において、 (a)n−ch、p−chが共にNominal条件の
場合をNominal (b)n−ch;Fast、p−ch;Slowの場合
をnFpS (c)n−ch;Slow、p−ch;Fastの場合
をnSpF (d)n−ch;Fast、p−ch;Fastの場合
をnFpF (e)n−ch;Slow、p−ch;Slowの場合
をnSpS としたときの(a)〜(e)のプロセスバラツキに相当
する変化が横軸に、図3乃至図5におけるリアル回路
(ミラー型同期回路を除く)の遅延量D1r+D2rか
らダミー回路の遅延量D1d+D2dを差し引いた遅延
量のずれが縦軸に示されている。
【0061】図6に示すシミュレーション結果から、図
3、図4のダミー回路の構成について、前記遅延量のず
れに対するプロセスバラツキの影響は大きいが、図5に
示す本発明のダミー回路の構成では、前記遅延量のずれ
はプロセスバラツキにほとんど影響されないことがわか
った。
【0062】次に、図7(a)、図7(b)を用いて本
発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施
の形態では、第1の実施の形態で述べた同期信号発生回
路の低消費電力化について説明する。先に述べたよう
に、図1に示す第1の実施の形態の同期信号発生回路で
は、リアル回路のオフチップドライバー3とダミー回路
6bのオフチップドライバー5は同一のものを用いるこ
とができる。
【0063】しかし、ダミー回路6bにおいては、前段
のオフチップドライバー5の出力は、後段の入力レシー
バー4に直接入力されるが、リアル回路のオフチップド
ライバー3から出力される信号は、容量の大きいチップ
外へ出力されるので、大きな出力電流を必要とする。
【0064】したがって、これらを全く同一の回路にす
れば、ダミー回路前段のオフチップドライバー5の出力
電流が過大となり、オフチップドライバー5の内部で無
駄な電力を消費するという問題がある。
【0065】そこで、図7(a)に示すリアル回路のオ
フチップドライバー3の回路要素を図7(b)に示すよ
うにスケーリングし、ダミー回路のオフチップドライバ
ー5として用いる。次に、スケーリングの方法について
具体的に説明する。
【0066】図7(a)はリアル回路におけるオフチッ
プドライバー3の回路構成の一例を示す図である。図7
(a)に示すオフチップドライバー3は、ソースが電源
電圧Vccq に接続されたゲート幅Wp のpチャネルトラ
ンジスタQ1 、及びソースが電源電圧Vssq (0V)に
接続されたゲート幅Wn のnチャネルトランジスタQ2
からなるCMOSインバーターと、互いに接続された両
者の共通ドレインに一方の端子が接続された抵抗値Rの
第1の抵抗と、この第1の抵抗の他方の端子と電源電圧
Vccq /2との間に接続された抵抗値Rの第2の抵抗
と、前記第1の抵抗の他方の端子と電源電圧Vssq との
間に接続された容量Cから構成される。
【0067】図7(a)に示すオフチップドライバー3
の入力部は前記pチャネルトランジスタQ1 とnチャネ
ルトランジスタQ2 のゲートであり、ここに前段からの
CMOSレベルの大振幅出力信号が入力される。また、
オフチップドライバー3の出力部は前記第2の抵抗と容
量の接続部であり、この出力部から小振幅の出力信号V
out が取り出される。
【0068】次に、図7(b)に示すようにスケーリン
グ比をa(a>1)とし、CMOSインバーターを構成
するpチャネルトランジスタQ1 のゲート幅をWp /
a、nチャネルトランジスタQ2 のゲート幅をWn /a
と小さくし、第1、第2の抵抗の抵抗値をR×aと大き
くし、容量をC/aと小さくする。
【0069】このようにすれば、トランジスタのゲート
幅が1/aと小さくなり、また抵抗値がa倍と大きくな
るので、回路に流れる電流値Iを1/aに抑制すること
ができる。一方、R×Iで決まる出力電圧Vout の振幅
は不変であるため、直接次段に接続される入力レシーバ
ー4の入力インピーダンスが十分高ければ、ダミー回路
におけるオフチップドライバー5の入出力信号レベル
を、リアル回路におけるオフチップドライバーの入出力
信号レベルと揃えることができる。
【0070】また、遅延量を決める時定数R×Cについ
てみれば、Rをa倍、Cをa分の1にすることで不変と
なる。このように、リアル回路のオフチップドライバー
3をスケーリングすることで、ダミーのオフチップドラ
イバー5を形成すれば、信号電圧の振幅レベルや遅延量
を変えることなく、消費電流を抑制することが可能にな
る。
【0071】次に、図8を用いて、本発明の第4の実施
の形態について説明する。第4の実施の形態では、第1
の実施の形態で示したリアル回路、及びダミー回路のオ
フチップドライバーの消費電力を、第3の実施の形態に
比べてさらに低減するための回路構成について説明す
る。
【0072】先に図7(a)、及び図7(b)を用いて
説明したリアル回路及びダミー回路のオフチップドライ
バー3及び5の回路構成では、小振幅の出力電圧Vout
を得るために、Vccq /2とVccq 、Vssq との間にC
MOSインバーターを介して貫通電流が流れる。
【0073】この貫通電流を避けるために、図7のVcc
q /2の電源と第2の抵抗を除去した回路を図8に示
す。このようにすれば、Vccq /2の電源が不要になる
と同時にCMOSインバーターの貫通電流を除去するこ
とができる。図8に示す回路では出力電圧Vout は小振
幅ではなく、CMOSレベルの大振幅の出力電圧Vout
となるが、容量Cと抵抗Rの値を選択してVout の立上
がり時定数R×Cを調整することにより、ダミー回路に
おいてオフチップドライバー5の後段に接続される入力
レシーバー4での遅延量の短縮を補償することができ
る。
【0074】また、図8に示すオフチップドライバーの
回路において、図7で説明した第3の実施の形態のスケ
ーリングを同様に実施することができるので、両者を組
み合わせることにより、さらに大幅な低消費電力化を達
成することが可能になる。
【0075】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れることはない。上記第3の実施の形態において、ダミ
ー回路のオフチップドライバーを例としてリアル回路の
オフチップドライバーをスケーリングすることを説明し
たが、同様に入力レシーバをスケーリングすれば、ダミ
ー回路全体をリアル回路からスケーリングすることがで
きる。
【0076】また、上記第4の実施の形態において、ダ
ミー回路のオフチップドライバーを例としてリアル回路
のオフチップドライバーの出力部の立ち上がりを可変に
することを説明したが、同様に入力レシーバの出力部の
立ち上がりを可変にすれば、ダミー回路全体の遅延量を
調整することができる。
【0077】また、上記第1乃至第4の実施の形態にお
いて、CMOS回路を基本とする同期信号発生回路の回
路構成について説明したが、必ずしもCMOS回路に限
定されるものではない。バイポーラトランジスタで構成
された相補型回路、又はBi−CMOS型回路を基本と
する同期信号発生回路についても同様に実施することが
できる。その他本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施することができる。
【0078】
【発明の効果】上述したように本発明の同期信号発生回
路によれば、ダミー回路における信号の入力順をオフチ
ップドライバー、入力レシーバーの順にして、オフチッ
プドライバーと入力レシーバーとの間の信号を小振幅に
し、リアル回路における入力レシーバーとオフチップド
ライバーの入出力部における信号レベルの関係と一致さ
せれば、プロセスバラツキに対するリアル回路(ミラー
型同期回路を除く)とダミー回路における遅延量の誤差
を最小に抑えることができるので同期精度が向上し、高
速なI/0を実現することが可能になる。
【0079】また、本発明のダミー回路におけるオフチ
ップドライバーと入力レシーバーの配置に対応して、リ
アル回路のオフチップドライバーをスケーリングしてダ
ミー回路のオフチップドライバーとすることにより、同
期信号発生回路の低消費電力化を図ることができる。ま
た、オフチップドライバーに含まれるCMOSインバー
ターの貫通電流を除去する回路構成とし、前記スケーリ
ング方法を併用すれば、前記オフチップドライバーの回
路構成を単純化すると同時に電源電圧の数を減らすこと
ができるので、さらに大幅な低消費電力化を達成するこ
とできる。
【0080】なお、本発明の同期信号発生回路を用いる
ことにより、同期速度が低下する恐れはなく、また、回
路規模が大きくなることも、制御が複雑になることも全
くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る同期信号発生
回路の構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る同期信号発生
回路の動作波形を示す図。
【図3】シミュレーションに用いた従来の同期信号発生
回路の構成部分を示す図。
【図4】シミュレーションに用いた従来の同期信号発生
回路の他の構成部分を示す図。
【図5】シミュレーションに用いた本発明の同期信号発
生回路の構成部分を示す図。
【図6】シミュレーションの結果を示す図。
【図7】オフチップドライバーの回路の一例を示す図で
あって、(a)はスケーリング前の回路構成を示す図。
(b)はスケーリング後の回路構成を示す図。
【図8】ダミー回路のオフチップドライバーの他の回路
構成を示す図。
【図9】従来の同期信号発生回路の回路構成を示す図。
【図10】従来の同期信号発生回路の動作波形を示す
図。
【符号の説明】
1…入力レシーバー 2…ミラー型同期回路 3…リアル回路のオフチップドライバー 4…ダミー回路の入力レシーバー 5…ダミー回路のオフチップドライバー 6a…従来のダミー回路 6b…本発明のダミー回路 6c…容量を含む従来のダミー回路 6d…インバーターチェーンを含む従来のダミー回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋田 浩伸 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 戸田 春希 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 江渡 聡 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B079 BA20 BB10 BC03 CC02 CC14 DD20 5K029 GG07 HH01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入力レシーバー及びミラー型同期
    回路及び第1のオフチップドライバーからなるリアル回
    路と、前記ミラー型同期回路の遅延量を決定する第2の
    入力レシーバー及び第2のオフチップドライバーからな
    るダミー回路とを具備し、一定周期の外部クロック信号
    に同期して内部クロック信号を発生する同期信号発生回
    路において、 前記ダミー回路における前記第2の入力レシーバーと前
    記第2のオフチップドライバーとの接続は、前記第2の
    オフチップドライバーの出力部に前記第2の入力レシー
    バーの入力部が接続されることを特徴とする同期信号発
    生回路。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2の入力レシーバーの入力
    信号の信号レベル、及び、前記第1、第2の入力レシー
    バーの出力信号の信号レベルが互いに等しく、かつ、前
    記第1、第2のオフセットドライバーの入力信号の信号
    レベル、及び、前記第1、第2のオフセットドライバー
    の出力信号の信号レベルが互いに等しいことを特徴とす
    る請求項1記載の同期信号発生回路。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2の入力レシーバーは、入
    力信号が小振幅の信号であって、出力信号が大振幅の信
    号であることを特徴とする請求項2記載の同期信号発生
    回路。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2のオフチップドライバー
    は、入力信号が大振幅の信号であって、出力信号が小振
    幅の信号であることを特徴とする請求項2記載の同期信
    号発生回路。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の入力レシーバーは、入
    力信号が小振幅の信号であって、出力信号が大振幅の信
    号であり、かつ、前記第1、第2のオフチップドライバ
    ーは、入力信号が大振幅の信号であって、出力信号が小
    振幅の信号であることを特徴とする請求項2記載の同期
    信号発生回路。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2の入力レシーバを構成す
    る回路素子の接続方法は互いに同一であり、かつ、前記
    第1、第2のオフチップドライバーを構成する回路素子
    の接続方法は互いに同一であることを特徴とする請求項
    1記載の同期信号発生回路。
  7. 【請求項7】 前記第2の入力レシーバーの出力信号の
    立ち上がりの傾斜が任意に設定できるように構成される
    こと特徴とする請求項1記載の同期信号発生回路。
  8. 【請求項8】 前記第2のオフチップドライバーの出力
    信号の立ち上がりの傾斜が任意に設定できるように構成
    されることを特徴とする請求項1記載の同期信号発生回
    路。
  9. 【請求項9】 前記第2の入力レシーバーの出力信号の
    立ち上がりの傾斜、及び、前記第2のオフチップドライ
    バーの出力信号の立ち上がりの傾斜が共に任意に設定で
    きるように構成されることを特徴とする請求項1記載の
    同期信号発生回路。
  10. 【請求項10】 前記ミラー型同期回路を除く前記リア
    ル回路は、少なくともゲート幅WprのpチャネルMOS
    トランジスタと、ゲート幅WnrのnチャネルMOSトラ
    ンジスタと、抵抗値Rr の抵抗と、容量値Cr の容量か
    らなる回路を備え、前記ダミー回路は、少なくともゲー
    ト幅WpdのpチャネルMOSトランジスタと、ゲート幅
    WndのnチャネルMOSトランジスタと、抵抗値Rd の
    抵抗と、容量値Cd の容量からなる回路を備え、スケー
    リング比をa(a>1)とするとき、Wpd=Wpr/a、
    Wnd=Wnr/a、Rd =Rr ×a、及びCd =Cr /a
    の関係が成り立つことを特徴とする請求項1記載の同期
    信号発生回路。
  11. 【請求項11】 前記第1、第2のオフチップドライバ
    ーは、それぞれpチャネルMOSトランジスタと、nチ
    ャネルMOSトランジスタと、第1の抵抗と、第2の抵
    抗と、容量からなり、 前記pチャネルMOSトランジスタのソースは第1の電
    源電圧に接続され、このpチャネルMOSトランジスタ
    のドレインは前記nチャネルMOSトランジスタのドレ
    インに接続され、このnチャネルMOSトランジスタの
    ソースは第2の電源電圧に接続され、 前記pチャネル、及びnチャネルMOSトランジスタの
    互いに接続されたドレインは前記第1の抵抗の一方の端
    子に接続され、この第1の抵抗の他方の端子は前記第2
    の抵抗の一方の端子に接続され、この第2の抵抗の他方
    の端子は前記第1の電源電圧の1/2の電圧に接続さ
    れ、前記第1の抵抗の他方の端子と前記第2の抵抗の一
    方の端子との接続点は前記容量の一方の端子に接続さ
    れ、この容量の他方の端子は前記第2の電源電圧に接続
    され、 前記第1、第2のオフチップドライバーは、前記pチャ
    ネル、及びnチャネルMOSトランジスタのゲートを入
    力部とし、前記第1の抵抗の他方の端子と前記第2の抵
    抗の一方の端子と前記容量の一方の端子との接続点を出
    力部とするものであって、 かつ、前記第1のオフチップドライバーにおけるpチャ
    ネルMOSトランジスタのゲート幅をWpr、nチャネル
    MOSトランジスタのゲート幅をWnr、第1、第2の抵
    抗の値をRr 、容量の値をCr とし、前記第2のオフチ
    ップドライバーにおけるpチャネルMOSトランジスタ
    のゲート幅をWpd、nチャネルMOSトランジスタのゲ
    ート幅をWnd、第1、第2の抵抗の値をRd 、容量の値
    をCd とし、スケーリング比をa(a>1)とすると
    き、Wpd=Wpr/a、Wnd=Wnr/a、Rd =Rr ×
    a、及びCd =Cr /aの関係が成り立つことを特徴と
    する請求項1記載の同期信号発生回路。
  12. 【請求項12】 前記第1、第2のオフチップドライバ
    ーは、それぞれpチャネルMOSトランジスタと、nチ
    ャネルMOSトランジスタと、抵抗と、容量からなり、 前記pチャネルMOSトランジスタのソースは第1の電
    源電圧に接続され、このpチャネルMOSトランジスタ
    のドレインは前記nチャネルMOSトランジスタのドレ
    インに接続され、このnチャネルMOSトランジスタの
    ソースは第2の電源電圧に接続され、 前記pチャネル、及びnチャネルMOSトランジスタの
    互いに接続されたドレインは前記抵抗の一方の端子に接
    続され、この抵抗の他方の端子は前記容量の一方の端子
    に接続され、この容量の他方の端子は前記第2の電源電
    圧に接続され、 前記第1、第2のオフチップドライバーは、前記pチャ
    ネル、及びnチャネルMOSトランジスタのゲートを入
    力部とし、前記抵抗の他方の端子と前記容量の一方の端
    子との接続点を出力部とするものであって、 かつ、前記第1のオフチップドライバーにおけるpチャ
    ネルMOSトランジスタのゲート幅をWpr、nチャネル
    MOSトランジスタのゲート幅をWnr、抵抗の値をRr
    、容量の値をCr 、前記第2のオフチップドライバー
    におけるpチャネルMOSトランジスタのゲート幅をW
    pd、nチャネルMOSトランジスタのゲート幅をWnd、
    抵抗の値をRd 、容量の値をCd 、スケーリング比をa
    (a>1)とするとき、Wpd=Wpr/a、Wnd=Wnr/
    a、Rd =Rr ×a、及びCd =Cr /aの関係が成り
    立つことを特徴とする請求項1記載の同期信号発生回
    路。
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