JP2001144802A - データ通信装置及びその方法及び通信システム及び記憶媒体 - Google Patents

データ通信装置及びその方法及び通信システム及び記憶媒体

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JP2001144802A
JP2001144802A JP32120399A JP32120399A JP2001144802A JP 2001144802 A JP2001144802 A JP 2001144802A JP 32120399 A JP32120399 A JP 32120399A JP 32120399 A JP32120399 A JP 32120399A JP 2001144802 A JP2001144802 A JP 2001144802A
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transmission rate
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Koichi Yano
晃一 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信データを受信した端末から送られる受信
状況に基づいて、送信レートを決定してデータを送信す
ることにより、そのデータの送信状況に応じた送信レー
トでデータを送受信する。 【解決手段】 ネットワークを介してデータを送受信す
るデータ通信装置であって、送信側端末101からネッ
トワークを介してデータを送信し、その送信したデータ
を受信した受信側端末102から返送される受信状況を
受信し、その受信状況に含まれるデータに基づいて、例
えばパケットロスが大きければ送信レート制御部113
aにより決定される送信レートで、伝送損失が大きい時
は送信レート制御部113bによる送信レートで、送信
側端末101から受信側端末102にデータを送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
してデータを送受信するデータ通信装置及びその方法及
び通信システム及びそのデータ通信を実行するプログラ
ムを記憶した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワークを介してデータを送受信す
る際に、送信側端末からネットワーク上にデータを送出
する速度(送信レート)が問題となってくる。この際、
ネットワークで使用可能な伝送容量を越えてデータを送
出するとデータのロスが発生し、あまり送信レートを低
くしすぎるとネットワークの使用可能帯域を十分使いき
れず、満足する伝送効率が得られないことになる。従来
は、送信レートを調整するためにネットワークの通信状
況を常に監視し、その時のネットワークの状態に応じて
送信レートを変更するという方法がとられている。この
ような送信レートの制御手法としては、例えば、パケツ
トロスを指標に制御する方法が公知技術として存在する
(例えば、"A rate control scheme for packet video
in the internet" Proc.IEEE Infocom'94, pp.1216-122
3, Tronto Canada,June 1994)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インターネッ
トのように、異なる通信方式のネットワーク(イーサネ
ット、ISDN、モデムなど)が混在し、且つ、途中の
ノードに様々なデータが流入するネットワークでは、そ
のネットワークの接続形態や外部トラフィックの量など
に応じてレート制御手法を異ならせる必要がある。例え
ば、高速なネットワークを介して両端末が接続されてお
り、その中間にボトルネックとなる低速なリンクがない
場合には、パケットロスに基づいて送信レート制御する
のが適している。また、中間に低速なリンクが介在して
ボトルネックになっている場合には、伝送遅延の変化に
応じてレート制御を行うのが望ましい。即ち、最適な通
信状態を実現するには、ネットワークの状態に応じたレ
ート制御手法を選択する必要がある。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、送信データを受信した端末から送られる受信状況に
基づいて、送信レートを決定してデータを送信するデー
タ通信装置及びその方法及び通信システム及びその記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0005】又本発明の目的は、受信側端末におけるデ
ータ損失率に基づいて送信レートを決定してデータを送
信するデータ通信装置及びその方法及び通信システム及
びその記憶媒体を提供することにある。
【0006】又本発明の目的は、データの伝送遅延に基
づいて送信レートを決定してデータを送信するデータ通
信装置及びその方法及び通信システム及びその記憶媒体
を提供することにある。
【0007】また本発明の目的は、端末から受信した受
信状況に含まれる送信時刻情報と受信時刻情報に基づい
て、データが送信されて端末から返送されるのに要する
時間を求め、その時間に基づいて送信レートを決定して
データを送信するデータ通信装置及びその方法及び通信
システム及びその記憶媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のデータ通信装置は以下のような構成を備え
る。即ち、ネットワークを介してデータを送受信するデ
ータ通信装置であって、データを送信する送信手段と、
前記送信手段により送信された前記データを受信した端
末から送信される受信状況を受信する受信手段と、前記
送信手段により送信するデータの送信レートを制御する
制御手段と、前記受信手段により受信された受信状況に
基づいて送信レートを決定する送信レート決定手段とを
有し、前記送信レート決定手段により決定された送信レ
ートに従って前記制御手段により前記送信手段を制御し
てデータを送信することを特徴とする。
【0009】又上記目的を達成するために本発明のデー
タ通信方法は以下のような工程を備える。即ち、ネット
ワークを介してデータを送受信するデータ通信装置にお
けるデータ通信方法であって、ネットワークを介して送
信したデータを受信した端末から送信される受信状況を
受信する受信工程と、前記受信状況に基づいて送信レー
トを決定する送信レート決定工程と、決定された送信レ
ートに従って前記端末にデータを送信する送信工程と、
を有することを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するために本発明の通信シ
ステムは以下のような構成を備える。即ち、ネットワー
クを介してサーバとクライアントとを接続する通信シス
テムであって、前記サーバは、データを送信する送信手
段と、前記送信手段により送信された前記データを受信
したクライアントから送信される受信状況を受信する受
信手段と、前記送信手段により送信するデータの送信レ
ートを制御する制御手段と、前記受信手段により受信さ
れた受信状況に基づいて送信レートを決定する送信レー
ト決定手段とを有し、前記送信レート決定手段により決
定された送信レートに従って前記制御手段により前記送
信手段を制御して前記クライアントにデータを送信する
とともに、前記クライアントは、前記送信手段によって
送信されたデータを受信すると前記サーバに前記受信状
況を送信する手段とを有することを特徴とする。
【0011】又本発明の一態様として、送信されるデー
タは、そのデータを送信する送信時刻情報を含む。
【0012】また受信状況は、少なくとも前記データに
含まれる送信時刻情報、当該データを処理するのに要す
る処理時間情報、及びデータ損失率の情報を含む。
【0013】また受信状況の送信間隔は、送信されるデ
ータの受信とは非同期であって所定時間間隔で、受信し
た端末から返信される。
【0014】また送信レートは、データ損失率、データ
の伝送遅延に基づいて決定される。また送信レートは、
受信側端末から受信した受信状況に含まれる送信時刻情
報と受信時刻情報に基づいて、送信データが送信されて
その受信側端末から返送されるのに要する時間を求め、
その時間に基づいて決定される。
【0015】更に受信状況は受信レート情報を含み、そ
の受信レートに基づいて送信レートが決定される。
【0016】また受信状況はパケットロス率情報を含
み、そのパケットロス率情報に基づいて送信レートが決
定される。
【0017】また送信側端末はサーバであり、受信側端
末はクライアントである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0019】図1は、ネットワーク103を介して接続
された送信側端末101と受信側端末102の構造を示
すブロック図である。ここでネットワーク103は、例
えば組織内で運営されているLAN、或はインターネッ
トのような不特定多数のネットワークが結合したような
大規模なものまで含み、その形態について特定するもの
ではない。
【0020】図において、送信側端末101は、データ
生成部111により、送信すべきデータを生成する。具
体的には、このデータとしては、例えばビデオカメラで
撮像された映像データなどが考えられる。このようにデ
ータ生成部111で生成されるデータが映像データの場
合には、データ生成部111は、映像データの取り込み
や、データ圧縮を行うことになる。但し、ここでデータ
の内容としては映像データに限るものではない。
【0021】データ生成部111で生成されたデータは
データ送信部112に送られる。こうしてデータ送信部
112に送られたデータは、データ送信部112におい
て適当な大きさに分割される。こうして分割されたデー
タには、それぞれシーケンス番号、及びそのデータを送
信する時刻情報が付されてネットワーク103に送出さ
れる。この時、データ送信部112は、分割する各デー
タのサイズや、分割したデータを送り出す時間間隔を調
整することにより、送信レート制御部113a或は11
3bによって指定された送信レートに調整する。
【0022】受信レポート受信部115は、受信側端末
102から送信されてくる受信レポートを受け、その受
信レポートの内容をレート制御手法選択部114に送
る。これによりレート制御手法選択部114は、その受
信レポートによって報告された受信状況に基づいて、具
体的には、その受信レートに基づいて、最適なレート制
御手法を選択する。本実施の形態では、パケットロス率
を指標にして送信レートを制御する手法(送信レート制
御手法1)と、伝送遅延を指標にして送信レートを制御
する手法(送信レート制御手法2)の2つから、最適な
レート制御手法を選択するものとする。またレート制御
法選択は、受信レポートによって報告される受信レート
に基づいて行うものとする。こうして選択されたレート
制御手法に応じて、レート制御手法選択部114は、送
信レート制御手法1を用いるときは送信レート制御部1
13aを選択し、送信レート制御手法2を用いるときは
送信レート制御部113bを選択する。こうして送信レ
ートが決定されると、送信レート制御部113a或は1
13bにより、データ送信部112に送信レートを指定
する。
【0023】一方、受信側端末102では、ネットワー
ク103を通して送信されてきたデータをデータ受信部
121で受信する。受信されたデータはデータ処理部1
22に送られて処理される。例えば、この受信データが
映像データの場合には、その映像を表示するための処理
(復号化及び表示処理など)がデータ処理部122で行
われる。
【0024】またこの際、データ受信部121で受信し
たデータのシーケンス番号、データを受信した時刻、受
信したデータ量などについての情報が計測され、定期的
に受信レポート生成部123に送られる。この受信レポ
ート生成部123は、その情報を基に、受信レポート送
信部124から送信する受信レポートに必要な受信レー
トを計算し、更には、受信シーケンス番号及びデータ送
信時刻、データ受信時刻、受信レポート送信時刻の情報
を付与して、受信レポート送信部124に伝える。受信
レポート送信部124は、この受取った受信レポート
を、ネットワーク103を介して送信側端末101の受
信レポート受信部114に送信する。
【0025】図2は、本実施の形態の送信側端末101
における動作を説明するフローチャートである。なお、
ステップS1、S2の処理と、ステップS11〜S14
の処理は以下の説明から明らかなように別タスクになっ
ている。
【0026】まずステップS1で、データ生成部111
により、送信すべきデータが生成される。ここでは例え
ば、映像データを送信する場合には映像のキャプチャ、
圧縮などが行わわる。次にステップS2に進み、そのデ
ータを適当なサイズのデータ(パケット)に分割し、適
当な間隔でネットワーク103に送出する。この時、こ
のパケットのサイズと送出時間間隔で送信レートが決め
られることになり、指定された送信レートで、そのパケ
ットがネットワーク103に送出される。なお、この送
信レートの決定の仕方については後述する。こうしてデ
ータの送信が終わるとステップS1に進み、データの生
成を再び行ってステップS2で送信するという処理を繰
り返す。
【0027】図4は、この送信データのフォーマット例
を示す図である。
【0028】この送信データには、送信シーケンス番
号、データ送信時刻、パケットロス率、パケットサイズ
等の情報が含まれている。
【0029】また送信側端末101は、このようなデー
タを送信すると同時に、受信側端末102からの受信レ
ポートが送られてくるのを待っている(S14)。
【0030】この受信レポートのデータフォーマット例
を図5に示す。
【0031】この受信レポートには、受信シーケンス番
号、受信レート、パケットロス率、及びデータ送信及び
受信時刻、受信レポート送信時刻など、送信側端末10
1における送信レート制御法の選択に必要な情報と、そ
の選択された送信レート制御に用いる受信状況の情報な
どが含まれているものとする。
【0032】こうして受信レポートが受信されるとステ
ップS13に進み、その受信レポートに記録されている
受信レートが、所定閾値(例えば500Kbps)を越
えているかどうかに基づいて、送信レート手法を選択す
る。ここでは、その閾値を越えている場合には、パケッ
トロスに基づくレート制御手法(送信レート制御部11
3a:送信レート手法1)を選択する。また受信レート
が閾値以下の場合には、伝送遅延に基づくレート制御手
法(送信レート制御部113b:送信レート手法2)を
選択する。
【0033】こうしてステップS11或はステップS1
2において、その選択されたレート制御手法に基づい
て、受信レポートの情報を用いて送信レートを決定し、
その決定した送信レートを、データ送信用の送信レート
として指定する。
【0034】図3は、本実施の形態の受信側端末102
における動作を説明するフローチャートである。
【0035】まずステップS21で、ネットワーク10
3を介して送信されてきたデータをデータ受信部121
で受信する。こうして受信された受信データは、データ
処理部122に送られて処理される(S24)。ここで
は例えば、映像データが送られてきた場合、映像の表示
などを行う。また、そのデータを受信した時刻、データ
量、受信シーケンス番号の情報は、受信レポート生成部
123に送られる。そして、その情報を基に定期的(例
えば3秒ごと)に受信レポートを作成する(S22)。
この受信レポートは、図5に示すように、受信シーケン
ス番号、受信レート、データ受信時刻、受信レポート送
信時刻、パケットロス率の情報を含んでいる。こうして
生成された受信レポートは、ネットワーク103を通し
て、送信側端未101の受信レポート受信部115に送
信される(S23)。この受信レポートのデータフォー
マットは、前述の図5に示す通りである。
【0036】以上のような処理を行って、送受信端末1
01、102の間でデータの送受信を行いつつ、受信側
端末102が受信レポートを定期的に送信側端末101
に送信する。一方、送信側端末101では、受信レポー
トに含まれる受信レートを基に、最適な送信レート制御
手法を選択する。即ち、パケットロス率を指標にして送
信レートを制御する手法(送信レート制御手法1)と、
伝送遅延を指標にして送信レートを制御する手法のいず
れかを選択する。こうして選択された送信レート制御手
法を用いて送信レートを決定する。
【0037】図6は、図1に示すネットワーク103を
介して接続された送信側端末101と受信側端末102
の具体的な構成例を説明するブロック図である。
【0038】図6において、送信側端末101はカメラ
サーバであって、カメラ1100で撮影した映像データ
をネットワーク103を介して受信側端末102(クラ
イアント)に伝送している。このカメラサーバ101と
クライアント102とのハードウェア構成の相違点は、
カメラサーバ101がカメラ1100、キャプチャ部1
101を備えていて、クライアント102がそれらを備
えていない点だけであり、これら送信側及び受信側端末
はいずれも、例えばパーソナルコンピュータで実現でき
る。つまり、符号1103〜1109と1203〜12
09は実質的に同じ構成であり、それぞれが汎用のコン
ピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)で実現可能
である。
【0039】またソフトウェア的には、カメラサーバ1
01には、撮像した映像データをクライアント102に
伝送するためのソフトウェア(外部記憶装置1106に
格納され、RAM1105にロードされて実行される)
が動作しており、クライアント102では、その映像デ
ータを受信し、それを表示するソフトウェア(外部記憶
装置1206に格納されRAM1205にロードされて
実行される)が動作する点で異なる。
【0040】図6の構成を簡単に説明すると、CPU1
103はRAM1105にロードされたプログラムに従
ってカメラサーバ101全体の動作を制御している。R
OM1104は各種データやプログラム等を固定的に記
憶している。RAM1105はCPU1103の動作
時、各種データを一時的に保存するためのワークエリア
を有しており、またカメラ1100により撮像された映
像データなども記憶される。1106はハードディスク
等の外部記憶装置で、各種プログラムやデータを記憶し
ている。1107はキーボードで、ポインティングデバ
イスであるマウス等も備えている。1108は液晶やC
RTなどの表示装置である。キャプチャ部1101はカ
メラ1100により撮像された映像データを取り込んで
デジタル信号に変換してバスに出力している。通信I/
F1109は、ネットワーク1103との間のインター
フェースを制御する通信インターフェース部である。
【0041】尚、クライアント102における1203
乃至1208(もしくは1209)は、前述のようにカ
メラサーバ101の1103乃至1109とハード的に
同じ構成であるため、それらの説明を省略する。
【0042】尚、ここでは便宜上、カメラサーバ101
とクライアント102の例で示しただけであり、双方の
機器にビデオキャプチャ機能を付加した場合には、双方
がカメラサーバ及びクライアントとして機能することが
できる。
【0043】さて、先に説明した実施の形態の動作をこ
のシステムに適用する場合、カメラサーバ101におけ
る映像データの送信レートを調整することになる。この
映像データの送信レートを決めるものとしては様々なも
のが考えられるが、ここでは、撮像する時間間隔を適宜
変更することで行うものとする。
【0044】まず、カメラサーバ101の動作について
説明する。
【0045】図7及び図8は、カメラサーバ101にお
ける処理を示すフローチャートであり、図7はクライア
ント102から送信されてくる受信レポートに基づき、
キャプチャ時間間隔(インターバル)を決定し、単位時
間当たりに撮像する映像の枚数を決定して、結果的に単
位時間当たりの送信レートを可変する処理を示し、図8
は、その送信レートに従って撮像した映像データをクラ
イアント102に伝送する処理を示すフローチャートで
ある。
【0046】図7において、まずステップS81で、ク
ライアント102からの受信レポート(図5参照)を受
信するのを待ち、通信インターフェース1109により
受信するとステップS82に進み、その受信レポートに
含まれる受信レートに基づいてレート制御手法を選択す
る。そしてステップS83に進み、ステップS82で選
択された送信レート制御手法により、送信レート(単位
時間当たりの伝送データ量)を決定する。そしてステッ
プS84に進み、その算出した送信レートに従って、単
位時間当たりに送信できる映像枚数を決定し、それをキ
ャプチャ間隔として設定する。以下ステップS81〜ス
テップS84の処理を繰り返す。
【0047】ここでは、クライアント102から受信レ
ポートが来る毎にレート制御手法を選択するように説明
したが、このように受信レポートを受信する毎にレート
制御手法を変更すると、設定される送信レートが振動的
になって、動作が安定しない虞がある。そこでこのよう
な場合には、レート制御手法の選択を受信レポートの受
信毎に行わず、例えば、受信レポートを10回受信する
度に1回だけ行うようにしてもよい。尚、この際にも、
ステップS82における送信レートの変更処理は、受信
レポートの受信毎に行われるものとする。
【0048】次に図8のフローチャートを参照して、カ
メラサーバ101における映像データの送信処理を説明
する。この送信処理は、上記ステップS84で決定され
た撮像時間間隔で動作するものである。
【0049】まずステップS91で、キャプチャ部11
01でカメラ1100により撮影した映像を取り込み、
ステップS92でその映像データを圧縮符号化し、ステ
ップS93で前述したように、送信シーケンス番号、デ
ータ送信時刻、パケットロス率、パケットサイズ等を含
む圧縮符号化した映像データを、パケットデータとして
送信する。
【0050】その結果、ネットワーク103を介した送
信側端末と受信側端末の間のデータ伝送は、ネットワー
ク103の状況に応じた、最適な送信レートで実施され
ることになる。
【0051】本実施の形態では、受信レートを受信側端
未で計算し、その受信レートを受信レポートに含んで送
信側端末に報告することになっている。しかしながら、
この受信レポートには最新の受信データの受信シーケン
ス番号が含まれており、前回の受信レポートで報告され
た受信シーケンス番号、受信レポート送信時刻、及びパ
ケットサイズ等の情報を送信側端末が保持していれば、
送信側端末で受信レートが計算可能である。このよう
に、受信レートを受信側端末から送信側端末に送信する
受信レポートに含めるのではなく送信側端未で計算する
ことにより、RTP(RFC1889)の仕様に則って
実現する方法を以下に説明する。
【0052】かかるRTPで決められるた受信レポート
の例を図9に示す。
【0053】いま1個のパケットの平均サイズを仮にP
とすれば、 Rrecv=P×(1−L)×(Sn−Sn-1)/(Ts2n−Ts2n-
1) として求める。ここで「Ts2n」は、時刻nのRTCP
受信レポートを受信した時刻で、「Ts2n-1」は、1個
前のRTCP受信レポートを受信した時刻である。以上
の通り、本実施の形態では、RTPを活用することも可
能になるのは明らかである。なお、クライアント側での
処理は、上記の説明から容易に理解できるであろうし、
図3に示したものと実質的に変わらないのでここでの説
明は省略する。
【0054】上述した実施の形態では、2つのレート制
御手法を切り替えるとして説明したが、実際にはその切
り替えの閾値付近で、レート制御法の切り替えが頻繁に
発生し、送信レートが振動的な振る舞いになる可能性が
ある。これを解決するために、レート制御手法の変更に
ヒステリシス特性を持たせることが考えられる。例え
ば、レート制御手法1から手法2への変更は、受信レー
トが閾値600[Kbps]を越えたときに行い、レート制御
手法2から手法1への変更は、受信レートが閾値400
[Kbps]を下回った時に行う、といったようにする。
【0055】別の安定化のための解決法として、閾値付
近では、2つのレート制御手法の出力を合成して、送信
レートを決定する方法が考えられる。例えば、受信レー
トが400[Kbps]を下回るときにはレート制御手法2を
採用し、受信レートが600[Kbps]を越える場合にはレ
ート制御手法1を採用するが、それら2つ閾値の間(4
00[Kbps]〜600[Kbps])では、2つのレート制御法
の出力を合成して、送信レートを決定すればよい。受信
レートが500[Kbps]のときは、これら2つのレート制
御手法の出力をそれぞれ2分の1にして足し合わせ、受
信レートが450[Kbps]のときには、レート制御手法1
の出力の25%とレート制御手法2の出力の75%を足
し合わせというように、閾値を越えた割合に応じて送信
レートを決定すればよい。
【0056】また前述したように、パケットサイズを変
更することによっても送信レートを変更することができ
る。これはパケットに含まれるアドレス情報などの制御
に対する、本来のデータ量の比率が変わるためである。
【0057】また、上記実施の形態の初期送信レートで
あるが、これはネットワークの種類及び、そのネットワ
ークに接続するインターフェースの種類によって適宜設
定できるようにすることが望まれる。例えば、社内で上
記システムを構築するのであれば、イーサネット(10
[Mbps]や100[Mbps])であろうから、高い送信レート
を初期に設定できるであろう。
【0058】[実施の形態2]本実施の形態2に係る装
置の構成は前述の実施の形態1と同様である。但し、最
適な送信レート制御法の選択法が異なる。前述の実施の
形態1では、受信レートの情報に基づいてレート制御手
法の選択を行ったが、この実施の形態2では、データ往
復時間の計測値に基づいてレート制御手法を選択する。
【0059】図5に示す受信レポートより、データ往復
時間を計測することができる。データ往復時間に閾値
(例えば200[msec])を設け、計測されたデータ往復
時間が閾値を越える場合は、伝送遅延に基づくレート制
御手法(レート制御手法2)を選択する。計測されたデ
ータ往復時間が閾値より小さい場合には、パケットロス
に基づくレート制御手法(レート制御手法1)を選択す
る。
【0060】[実施の形態3]本実施の形態3に係る装
置の構成は前述の実施の形態1と同様である。但し、こ
の実施の形態3では、最適な送信レート制御法の選択法
が異なる。前述の実施の形態1では、受信レポートに含
まれる受信レートの情報に基づいてレート制御手法の選
択を行ったが、本実施の形態3では、データ往復時間の
ばらつきに基づいてレート制御手法を選択する。
【0061】図5に示す受信レポートより、データ往復
時間を計測することができる。ここで計測される往復時
間は、ある程度のばらつきをもっている。この計測値の
標準偏差を求める。この標準偏差と計測値の平均値(も
しくは最小値)との比を計算し、この比がある閾値(例
えば0.2)以上であれば、パケットロスに基づくレー
ト制御法(レート制御手法1)を選択する。また閾値以
下であった時には伝送遅延に基づくレート制御手法(レ
ート制御手法2)を選択する。
【0062】[実鹿の形態4]本実施の形態4に係る装
置の構成は前述の実施の形態1と同様である。但し、最
適な送信レート制御法の選択法が異なる。実施の形態1
では、受信レートの情報に基づいてレート制御手法の選
択を行ったが、この実施の形態4では、送信側でのデー
タレートの変更が、パケットロス率の変化に影響を及ぼ
すか、データ往復時間の変化に影響を及ぼすかによって
レート制御手法を選択する。
【0063】パケットロスも伝送遅延も大きくない初期
状態から、徐々に送信レートを上げていく。その後、パ
ケットロスが急激に発生する状態(例えば50%以上の
ロス率)が生じた場合には、パケットロスに基づいてレ
ート制御手法(レート制御手法1)を選択する。パケッ
トロスの発生が観測される前に、データ往復時間の増加
(例えば最小値の往復時間の1.5倍)が観測された場
合には、伝送遅延に基づくレート制御手法(レート制御
手法2)を選択する。
【0064】送信側端末は送信レートを増大させたとき
に、その時刻からデータ往復時間だけ経過した時刻に最
も近い受信レポートを調べ、データ往復時間が増大した
場合には伝送遅延に基づくレート制御手法(レート制御
手法2)を選択する。またパケットロス率が増大してい
る場合には、パケットロスに基づくレート制御手法(レ
ート制御手法1)を選択する。
【0065】なお、本発明は、上記の実施の形態を実現
するための装置および方法のみに限定されるものではな
く、上記システムまたは装置内のコンピュータ(CPU
あるいはMPU)に、上記実施の形態を実現するための
ソフトウェアのプログラムコードを供給し、このプログ
ラムコードに従って上記システムあるいは装置のコンピ
ュータが上記各種デバイスを動作させることにより上記
実施の形態を実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
【0066】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現すること
になり、そのプログラムコード自体、およびそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、具体
的には上記プログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明の範疇に含まれる。
【0067】このようなプログラムコードを格納する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用
いることができる。
【0068】また、上記コンピュータが、供給されたプ
ログラムコードのみに従って各種デバイスを制御するこ
とにより、上記実施の形態の機能が実現される場合だけ
ではなく、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼
動しているOS(オペレーティングシステム)、あるい
は他のアプリケーションソフトなどと共同して上記実施
の形態が実現される場合にもかかるプログラムコードは
発明の範疇に含まれる。
【0069】更に、この供給されたプログラムコード
が、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接
続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡
張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実
施の形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0070】尚、本発明はインターネットなどの大規模
なネットワークに適用すると効果が大きい。
【0071】また、上述した実施の形態では、送信側端
末として、カメラサーバを例にして説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。例えば、外部記憶装
置に記憶されている動画ファイルを再生してクライアン
トにサービスする場合にも適用できよう。
【0072】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、ネットワークを介してデータ通信する際、介在する
ネットワークの状況に応じた制御手法を用いて送信レー
トを動的に変更制御し、最適なデータ転送を行うことが
可能になる。従って、例えばカメラで撮影された映像を
ネットワークを介して伝送するような、リアルタイム性
が要求される場合に特に有効である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信データを受信した端末から送られる受信状況に基づい
て、送信レートを決定してデータを送信することによ
り、そのデータの送信状況に応じた送信レートでデータ
を送受信できるという効果がある。
【0074】又本発明によれば、受信側端末におけるデ
ータ損失率に基づいて送信レートを決定してデータを送
信することにより、そのデータ損失率に応じた送信レー
トでデータを送受信できるという効果がある。
【0075】又本発明によれば、データの伝送遅延に基
づいて送信レートを決定してデータを送信できる。
【0076】また本発明によれば、端末から受信した受
信状況に含まれる送信時刻情報と受信時刻情報に基づい
て、データが送信されて端末から返送されるのに要する
時間を求め、その時間に基づいて送信レートを決定して
データを送信することにより、そのデータの伝送処理状
況に応じた送信レートでデータを送受信できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークを介し
て接続された送信側端末と受信側端末の構造を示すブロ
ック図である。
【図2】本実施の形態に係る送信側端末の処理を示すフ
ローチャートである。
【図3】本実施の形態に係る受信側端末における処理を
示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態の送信側端末から送信される送信
データのデータフォーマット例を示す図である。
【図5】本実施の形態の受信側端末から送られる受信レ
ポートのデータフォーマット例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るネットワークを介し
て接続された送信側端末(カメラサーバ)と受信側端末
(クライアント)の構造を示すブロック図である。
【図7】本実施の形態に係るカメラサーバの処理を示す
フローチャートである。
【図8】本実施の形態に係るカメラサーバの処理を示す
フローチャートである。
【図9】本実施の形態の適用例としてのRTCP受信レ
ポートのパケットフォーマットを示す図である。

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介してデータを送受信す
    るデータ通信装置であって、 データを送信する送信手段と、 前記送信手段により送信された前記データを受信した端
    末から送信される受信状況を受信する受信手段と、 前記送信手段により送信するデータの送信レートを制御
    する制御手段と、 前記受信手段により受信された受信状況に基づいて送信
    レートを決定する送信レート決定手段とを有し、 前記送信レート決定手段により決定された送信レートに
    従って前記制御手段により前記送信手段を制御してデー
    タを送信することを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 前記データは、当該データを送信する送
    信時刻情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ通信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信状況は、少なくとも前記データ
    に含まれる送信時刻情報、当該データを処理するのに要
    する処理時間情報、及びデータ損失率の情報を含むこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信状況の送信間隔は、前記送信手
    段から送信されるデータの受信とは非同期であって所定
    時間間隔で前記端末から返信されることを特徴とする請
    求項1に記載のデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、データ損失率に基づい
    て第1送信レートを設定することを特徴とする請求項1
    に記載のデータ通信装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、データの伝送遅延に基
    づいて第2送信レートを設定することを特徴とする請求
    項1に記載のデータ通信装置。
  7. 【請求項7】 前記送信レート決定手段は、前記端末か
    ら受信した前記受信状況に含まれる送信時刻情報と受信
    時刻情報に基づいて、前記送信手段からデータが送信さ
    れて前記端末から返送されるのに要する時間を求め、当
    該時間に基づいて前記送信レートを決定することを特徴
    とする請求項3に記載のデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 前記受信状況は受信レート情報を含み、
    前記送信レート決定手段は、前記受信レートに基づいて
    前記送信レートを決定することを特徴とする請求項1に
    記載のデータ通信装置。
  9. 【請求項9】 前記受信状況はパケットロス率情報を含
    み、前記送信レート決定手段は、前記パケットロス率情
    報に基づいて前記送信レートを決定することを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ通信装置。
  10. 【請求項10】 前記送信レート決定手段は、前記送信
    レートを変更する閾値にヒステリシス特性を持たせるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデータ通信装置。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介してサーバとクライ
    アントとを接続する通信システムであって、前記サーバ
    は、データを送信する送信手段と、前記送信手段により
    送信された前記データを受信したクライアントから送信
    される受信状況を受信する受信手段と、前記送信手段に
    より送信するデータの送信レートを制御する制御手段
    と、前記受信手段により受信された受信状況に基づいて
    送信レートを決定する送信レート決定手段とを有し、前
    記送信レート決定手段により決定された送信レートに従
    って前記制御手段により前記送信手段を制御して前記ク
    ライアントにデータを送信するとともに、前記クライア
    ントは、前記送信手段によって送信されたデータを受信
    すると前記サーバに前記受信状況を送信する手段と、を
    有することを特徴とする通信システム。
  12. 【請求項12】 前記データは、当該データを送信する
    送信時刻情報を含むことを特徴とする請求項11に記載
    の通信システム。
  13. 【請求項13】 前記受信状況は、少なくとも前記デー
    タに含まれる送信時刻情報、当該データを処理するのに
    要する処理時間情報、及びデータ損失率の情報を含むこ
    とを特徴とする請求項11又は12に記載の通信システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記受信状況の送信間隔は、前記送信
    手段から送信されるデータの受信とは非同期であって所
    定時間間隔で前記クライアントから返信されることを特
    徴とする請求項11に記載の通信システム。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、データ損失率に基づ
    いて第1送信レートを設定することを特徴とする請求項
    11に記載の通信システム。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、データの伝送遅延に
    基づいて第2送信レートを設定することを特徴とする請
    求項11に記載の通信システム。
  17. 【請求項17】 前記送信レート決定手段は、前記クラ
    イアントから受信した前記受信状況に含まれる送信時刻
    情報と受信時刻情報に基づいて、前記送信手段からデー
    タが送信されて前記クライアントから返送されるのに要
    する時間を求め、当該時間に基づいて前記送信レートを
    決定することを特徴とする請求項13に記載の通信シス
    テム。
  18. 【請求項18】 前記受信状況は受信レート情報を含
    み、前記送信レート決定手段は、前記受信レートに基づ
    いて前記送信レートを決定することを特徴とする請求項
    11に記載の通信システム。
  19. 【請求項19】 ネットワークを介してデータを送受信
    するデータ通信装置におけるデータ通信方法であって、 ネットワークを介して送信したデータを受信した端末か
    ら送信される受信状況を受信する受信工程と、 前記受信状況に基づいて送信レートを決定する送信レー
    ト決定工程と、 決定された送信レートに従って前記端末にデータを送信
    する送信工程と、を有することを特徴とするデータ通信
    方法。
  20. 【請求項20】 前記データは、当該データを送信する
    送信時刻情報を含むことを特徴とする請求項19に記載
    のデータ通信方法。
  21. 【請求項21】 前記受信状況は、少なくとも前記デー
    タに含まれる送信時刻情報、当該データを処理するのに
    要する処理時間情報、及びデータ損失率の情報を含むこ
    とを特徴とする請求項19又は20に記載のデータ通信
    方法。
  22. 【請求項22】 前記受信状況の送信間隔は、送信され
    るデータの受信とは非同期であって所定時間間隔で前記
    端末から返信されることを特徴とする請求項19に記載
    のデータ通信方法。
  23. 【請求項23】 前記送信レートは、データ損失率に基
    づいて設定されることを特徴とする請求項19に記載の
    データ通信方法。
  24. 【請求項24】 前記送信レートは、データの伝送遅延
    に基づいて設定されることを特徴とする請求項19に記
    載のデータ通信方法。
  25. 【請求項25】 前記送信レートは、前記端末から受信
    した前記受信状況に含まれる送信時刻情報と受信時刻情
    報に基づいて、前記データが送信されて前記端末から返
    送されるのに要する時間を求め、当該時間に基づいて決
    定されることを特徴とする請求項21に記載のデータ通
    信方法。
  26. 【請求項26】 前記受信状況は受信レート情報を含
    み、前記送信レートは前記受信レートに基づいて決定さ
    れることを特徴とする請求項19に記載のデータ通信方
    法。
  27. 【請求項27】 前記受信状況はパケットロス率情報を
    含み、前記送信レートは、前記パケットロス率情報に基
    づいて決定されることを特徴とする請求項19に記載の
    データ通信方法。
  28. 【請求項28】 前記送信レートを変更する閾値にヒス
    テリシス特性を持たせることを特徴とする請求項19に
    記載のデータ通信方法。
  29. 【請求項29】 ネットワークを介してデータを送受信
    するデータ通信装置におけるデータ通信方法を実行する
    プログラムを記憶したコンピュータにより読取り可能な
    記憶媒体であって、 ネットワークを介して送信したデータを受信した端末か
    ら送信される受信状況を受信する受信工程モジュール
    と、 前記受信状況に基づいて送信レートを決定する送信レー
    ト決定工程モジュールと、 決定された送信レートに従って前記端末にデータを送信
    する送信工程モジュールと、を有することを特徴とする
    記憶媒体。
  30. 【請求項30】 前記データは、当該データを送信する
    送信時刻情報を含むことを特徴とする請求項29に記載
    の記憶媒体。
  31. 【請求項31】 前記受信状況は、少なくとも前記デー
    タに含まれる送信時刻情報、当該データを処理するのに
    要する処理時間情報、及びデータ損失率の情報を含むこ
    とを特徴とする請求項29又は30に記載の記憶媒体。
  32. 【請求項32】 前記受信状況の送信間隔は、送信され
    るデータの受信とは非同期であって所定時間間隔で前記
    端末から返信されることを特徴とする請求項29に記載
    の記憶媒体。
  33. 【請求項33】 前記送信レートは、データ損失率に基
    づいて設定されることを特徴とする請求項29に記載の
    記憶媒体。
  34. 【請求項34】 前記送信レートは、データの伝送遅延
    に基づいて設定されることを特徴とする請求項29に記
    載の記憶媒体。
  35. 【請求項35】 前記送信レートは、前記端末から受信
    した前記受信状況に含まれる送信時刻情報と受信時刻情
    報に基づいて、前記データが送信されて前記端末から返
    送されるのに要する時間を求め、当該時間に基づいて決
    定されることを特徴とする請求項31に記載の記憶媒
    体。
  36. 【請求項36】 前記受信状況は受信レート情報を含
    み、前記送信レートは前記受信レートに基づいて決定さ
    れることを特徴とする請求項29に記載の記憶媒体。
  37. 【請求項37】 前記受信状況はパケットロス率情報を
    含み、前記送信レートは、前記パケットロス率情報に基
    づいて決定されることを特徴とする請求項29に記載の
    記憶媒体。
  38. 【請求項38】 前記送信レートを変更する閾値にヒス
    テリシス特性を持たせることを特徴とする請求項29に
    記載の記憶媒体。
  39. 【請求項39】 ネットワークを介して、端末に向けて
    データを転送するデータ通信装置であって、 前記端末に向けて、データを受信した端末が送信した受
    信状況を受信する手段と、 データを転送するレートを制御する転送レート制御手段
    を複数保有し、 前記受信状況に基づき、前記転送レート制御手段を選択
    する手段と、 前記選択された転送レート制御手段により、転送レート
    を得る手段と、 得られた転送レートに従ってデータを転送する転送手段
    と、を備えることを特徴とするデータ通信装置。
  40. 【請求項40】 前記転送手段は、データを転送する単
    位毎に、その単位を送信する時刻情報を付加して転送す
    ることを特徴とする請求項39に記載のデータ通信装
    置。
  41. 【請求項41】 前記端末は、受信したデータ中に含ま
    れる送信時刻情報、当該データを受信してから内部で要
    した処理時間情報、及びデータ損失率の情報を含む受信
    レポート情報を返信することを特徴とする請求項40に
    記載のデータ通信装置。
  42. 【請求項42】 前記受信レポート情報の送信間隔は、
    データの受信には非同期であって、所定時間間隔で返信
    されることを特徴とする請求項41に記載のデータ通信
    装置。
  43. 【請求項43】 端末側から返送されてくるデータに含
    まれる前記送信時刻情報と前記受信時刻情報を含む返答
    情報を検出することで、データが前記転送手段と前記端
    末の間を往復するのに要する時間を計測する計測手段を
    更に有することを特徴とする請求項41又は請求項42
    に記載のデータ通信装置。
  44. 【請求項44】 前記転送レート制御手段の一つが、パ
    ケットロスに基づいて前記転送レートを決定する手段で
    あることを特徴とする請求項39に記載のデータ通信装
    置。
  45. 【請求項45】 前記転送レート制御手段の一つが、伝
    送遅延に基づいて前記転送レートを決定する手段である
    ことを特徴とする請求項39に記載のデータ通信装置。
  46. 【請求項46】 前記転送レート制御手法の選択手段と
    して、前記受信レポートに含まれる受信レートを用いる
    手段を含むことを特徴とする請求項39に記載のデータ
    通信装置。
  47. 【請求項47】 前記転送レート制御手法の選択手段と
    して、前記受信レポートより求められる前記データ往復
    時間を用いる手段を含むことを特徴とする請求項39に
    記載のデータ通信装置。
  48. 【請求項48】 前記転送レート制御手法の選択手段と
    して、選択を変更する閾値にヒステリシスを持つ手段を
    含むことを特徴とする請求項39に記載のデータ通信装
    置。
  49. 【請求項49】 ネットワークを介して、端末に向けて
    データを転送するデータ通信装置であって、 前記端末に向けて、データを受信した端末が送信した受
    信状況を受信する手段と、 データを転送するレートを制御する転送レート制御手段
    を複数保有し、 前記受信状況に基づき、前記複数の転送レート制御手段
    によって得られるレートを合成する手段と、 前記レート合成手段により、転送レートを得る手段と、 得られた転送レートに従ってデータを転送する転送手段
    とを備えることを特徴とするデータ通信装置。
  50. 【請求項50】 情報を発信するサーバと、当該サーバ
    からのデータをネットワークを介して受信するクライア
    ントで構成されるシステムにおいて、 前記サーバは、 前記クライアントからの受信レポートを受信する手段
    と、 前記受信レポートに基づき、データ転送レート制御手法
    を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された転送レート制御手法に基
    づき、転送レートを得る手段と、 得られた転送レートに従ってデータを転送する転送手段
    とを備え、 前記クライアントは、 前記送信手段によって送信されてきたデータを受信する
    受信手段と、 該受信手段で受信されたデータに対し、前記計測手段に
    よる計測を補助する情報を作成し、前記送信側装置に返
    信する返信手段とを備えることを特徴とするデータ通信
    システム。
  51. 【請求項51】 ネットワークを介して端末に向けてデ
    ータを転送するデータ通信装置として機能するプログラ
    ムを格納した記憶媒体であって、 前記ネットワークの通信状況により転送レート制御手法
    を選択する手段と、 前記選択手段によって選択された転送レート制御手法に
    基づき、転送レートを得る手段と、 得られた転送レートに従ってデータを転送する転送手段
    として機能するプログラムコードを格納した記憶媒体。
  52. 【請求項52】 ネットワーク上のデータ発信元装置か
    ら送られてくるデータを受信するデータ通信装置として
    機能するプログラムを格納した記憶媒体であって、 受信したデータ中に含まれる当該データを送信した時刻
    を抽出する抽出手段と、 抽出された送信時刻、及び当該データを受信した時刻、
    及び現在の時刻の情報を前記データ発信元装置の転送レ
    ートを決定する情報として当該データ発信元装置に送信
    する手段として機能するプログラムコードを格納した記
    憶媒体。
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