JP2012516067A - パケットスイッチングネットワークにおけるフローを制御する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、パケットスイッチングネットワーク上の2つの計算ノード間のフロー制御の分野に関する。さらに、本発明は、パケットスイッチングネットワーク上で送信ノードSNと受信ノードRNとの間のデータフローを制御する方法に関し、データは、前記受信ノードのプロトコル固有のバッファに現在のデータレートSRにより送信され、アプリケーションAPは、再生レートSPRにより前記バッファBUに格納されているデータを読む。本発明によると、前記送信ノードSNが、前記受信ノードRNに自らの最大送信レートSRMaxを通知するステップと、前記受信ノードRNが、再生レート値SPRから前記送信ノードSNの所望の送信レート値DSRを決定するステップと、前記所望の送信レート値DSRが前記現在のデータレート値SRと有意に異なるとき、前記受信ノードRNが、前記送信ノードSNに前記所望の送信レートDSRを通知するステップに関する。

Description

本発明は、パケットスイッチングネットワーク上の2つの計算ノード間のフロー制御の分野に関する。さらに、本発明はまた、フロー制御方法に関する。
パブリックパケットスイッチングネットワークの帯域幅は、統計的な多重化ゲインを達成するため、あらゆるタイプのアプリケーションにより共有される。このリソースの共有は、ワークロード及びリソース要求において大きな不確実性を招く。このようなネットワークを介したパケットの送信中、ネットワークがある期間においてエラーがなかったとしても、予測不能な遅延ジッタが限られたクライアントバッファにおけるアンダーフロー又はオーバフローを生じさせる。しかしながら、従来のテキスト/イメージネットワークアプリケーションと異なって、マルチメディアアプリケーションは、オーディオ及びビデオのジッタのない再生によるエンド・ツー・エンドQoS(Quality of Service)を求める。このため、マルチメディア通信などのタイムクリティカルなアプリケーションに対して妥当なレベルによるパケット毎の平均遅延と高いスループットを維持するのに良好なエンド・ツー・エンドフロー制御機構が必要とされる。
フロー制御は、輻輳制御の後、信頼できる接続指向データ伝送のエリアにおける接続管理の主要な目的の1つである。輻輳制御は、ネットワークが全体的に混雑するのを防ぐ。他方、フロー制御の主たる目的は、低速又はビジーな受信ノードがより高速なデータ送信機により混雑することを回避することである。“レートベース”及び“ウィンドウベース”機構は、フロー制御のための最も良く知られた2つのアプローチである。
[Pos81](Postel,Jon:Transmission Control Protocol−DARPA Internet Program Protocol Specification,RFC 793,University of Sputhern California−Information Science Institute(1981))に記載される一般的なTCPフロー制御は、ウィンドウベースフロー制御機構を利用する。受信機は、直近に受信したセグメントを超える許容されるシーケンス番号の範囲を示す各アクノリッジメントによる“ウィンドウ”を返す。ウィンドウは、送信機がさらなるパーミッションを受信する前に送信する許可されたバイト数を示す。この方法の短所は、バーストな送信方法であり、当該方法は、高帯域幅遅延プロダクトリンク(“高BDPリンク”とも呼ばれる)上で増幅する。
他方、レートベースフロー制御は、パケットスイッチングネットワーク上でエンド・ツー・エンド決定的及び統計的パフォーマンス保証を提供することが可能である。レート調整は、保証されたQoSを達成するため、クライアントからの集中的なフィードバック制御によって実行される。1つのレートベースアプローチが、[Wan01](Wang,Chia−Hui;Jan−Ming;Chang,Ray−I and Hsu,Shun−Chin:A Control−Theoretic Mechanism for Rate−based Flow Control of Realtime Multimedia Communication,Techn,Ber.,Department of Computer Science and Information Engineering,National Taiwan University,Taipei,Taiwan,R.O.C and Institute of Information Science,Academia Sinica,Taipei,Taiwan,R.O.C(2001),Multimedia,Internt,Video Technologies 2001(MIV2001)of WSES/IEEE International Multi−conference)に記載される。この方法は、閉ループ制御機構を用いて送信機のデータレートを調整する。制御理論的な“制御するためのデバイス”は、受信バッファ占有量(BO)である。BO値が所与の閾値を超える場合、受信機は、それのBOに関するフィードバックを送信機に与える。送信機は、比例微分(PD)レート制御を用いて、受信したBOフィードバックから新たな送信レートを計算する。Wangにより提案される方法は、現在の送信レートと受信バッファ占有量の変動のみに依存する。受信機にあるアプリケーションの有効受信レートは、直接的には考慮されない。これは、当該レートの変動は不明であるためである。高BDPリンクに関して、これは、意図しないバッファオーバフロー又はアンダーフローをそれぞれもたらしうる。Wangにより提案される方法の欠点は、それがバッファから現在読み取り可能なデータ量を無視するものであり、不要な又は誤った速度調整を生じさせる可能性があるということである。
本発明の目的の1つは、従来技術によりフロー制御機構よりエラーのある高BDPリンクにおいてでさえ効果的で信頼性のあるデータフロー制御を提供し、既知のアプローチより効率的なネットワークリソース利用を可能にするレートベースフロー制御機構を提案することである。
本発明が解決しようとする技術的課題は、受信機の混雑を回避するため送信機の送信レートを制御し、受信機のアプリケーションレベルにおけるデータ受信レートに従ってデータ送信機が自らの送信データレートを最適に調整することを可能にすることである。
従って、本発明は、パケットスイッチングネットワーク上で送信ノードSNと受信ノードRNとの間のデータフローを制御する方法に関し、データは、前記受信ノードのプロトコル固有のバッファに現在のデータレートSRにより送信され、アプリケーションAPは、再生レートSPRにより前記バッファBUに格納されているデータを読む。本発明によると、前記送信ノードSNが、前記受信ノードRNに自らの最大送信レートSRMaxを通知するステップと、前記受信ノードRNが、再生レート値SPRから前記送信ノードSNの所望の送信レート値DSRを決定するステップと、前記所望の送信レート値DSRが前記現在のデータレート値SRと有意に異なるとき、前記受信ノードRNが、前記送信ノードSNに前記所望の送信レートDSRを通知するステップに関する。
図1aは、送信ノードSNと受信ノードRNとの間のデータ交換を示し、図1bは、本発明による連続する4つのメインステップを有するデータフロー制御方法の一例となるフローチャートである。 図2は、“Brut”再生レートとスムージングされた再生レートとの間の差分を示す。 図3aは、所与の時点tにおける非エンプティバッファアンダーラン状況を示し、図3bは、バッファ占有量とバッファからの可読データ量との時間的な進展を示すグラフである。 図4は、本発明による方法の所望の送信レートDSRの決定のステップ20の詳細なフローチャートである。
図1aは、プロトコルに固有のバッファBUを有する受信ノードRNと送信ノードSNとの間のデータ交換を示す。送信ノードSNは、1秒毎のメガビットなどにより表現される現在の送信レートSRによりデータを受信ノードRNに送信する。受信ノードRNにより受信されると、データはバッファBUに格納される。少なくとも1つのアプリケーションAPが、受信ノードRN上で実行され、再生レートによりデータを取得する。
アプリケーションAPは、例えば、送信ノードSNからビデオデータを受信し、当該データをビデオスクリーンに再生するメディアプレーヤーである。他の例では、送信されるデータはメディアストリーミングであり、アプリケーションAPはまたファイル転送、データベース複製などに適用可能である。
バッファ占有量BOは、受信ノードRNにより受信されたデータにより占有されるバッファスペースのサイズであり、バッファBUは、totalBufferSizeとして示される記憶容量を有する。
本発明による方法を実現するためのフローチャートの一例が図1bに示される。本発明による方法により実現されるフロー制御機構は、レートベースアプローチを利用する。
第1ステップ1において、例えば、接続セットアップ中などに、送信ノードSNは、送信ノードSNが受信ノードRNにデータを送信可能な最も高いレートである最大送信レートSRMaxを受信ノードRNに通知する。受信ノードRNは、例えば、ステップ20などにおいて、送信ノードSNに所望の送信レートDSRを通知する。
所望の送信レートDSRの値を決定するための計算は、中間ステップ10において受信ノードRNにより実行される。これにより、所望の送信レートDSRは、再生レート又は“brut”再生レートを観察することによって決定されるスムース再生レートSPRから計算される。
従って、再生レートは、アプリケーションAPによるデータ抽出の一定でないビットレートにより生じる変動を受ける。レート計算中の丸め誤差などの小さな変動を解消するため、再生レートは、時間移動平均などを適用することによってスムージングされる。例えば、EWMA(Exponentially Weighted Moving Average)方法は、スムース再生レートSPRを取得するのに利用される。EWMAは、指数的に減少する加重ファクタを適用することから構成される。より以前の各データポイントに対する重み付けが指数的に減少し、より以前に観察されたものを全く無視するのでなく、最近に観察されたものをより重視する。
効果的には、所望の送信レートDSRの値をテスト及び決定するのに利用される再生レートSPR値は、EWMA方法などの再生レートの移動平均方法により与えられる値である。
図2は、“brut”再生レート、すなわち、スムースフィルタなしに測定される再生レートの値の時間進展と、2500ミリ秒においてEWMAによりスムージングされた再生レートSPRの値とを比較する。図2において、X軸は時間を示し、Y軸はMbits/sによりレート値を示す。“brut”再生レートは“高周波”変動を受けるのに対して、スムージングされた再生レートSPRはほぼ一定である。データフローの開始から550ms後、スムージングされた再生レートSPRは、一定であり、アプリケーションにおけるより大きな変動まで変化せず、2300ms後に発生する。
送信ノードSNによる受信ノードRNへのパケット発行時間と、それの受信直後に受信ノードRNにより発行されたパケットの送信ノードSNによる受信時との間の経過時間を測定することが可能である。この測定された経過時間は、“ラウンドトリップタイム”又はRTTである。
アプリケーションAPは、プロトコルエンジンに対する受信コールを発行することによってバッファBUに対してポーリングを実行する。この受信コールは、アプリケーションAPがバッファBUからフェッチすることを所望するデータ量を送信する。従って、このデータフェッチ処理は、アプリケーションAPにより完全に制御される。理想的には、ストリーミングアプリケーションでは、データフェッチ処理は一定サイズの部分により時間的に等距離に実行される。“チャンク”と呼ばれるこれらの部分のサイズは、“chunkSize”により示される。しかしながら、実際には、何れの(非リアルタイム)アプリケーションも等距離フェッチ処理アプローチ(“コンスタントビットレートデータシンク”とも呼ばれる)に到達できない。アプリケーションAPの受信コールが遅延した場合、バッファBUに格納されるデータ量は増大し、データ量を増やすための受信コールの頻度を増やすか、1つの受信コール内でフェッチされる部分のサイズを増やすか、又はその両方を必要とする。例えば、アプリケーションAPは、毎秒24フレームにより圧縮されていないビデオフィードをストリーミングする。1秒以内で、アプリケーションAPは、バッファBUから24のピクチャフレームを取得する。各フレームがバッファBUから個別に受信される場合、各フレームが同一サイズを有するという事実に基づき、チャンクサイズは1フレームのサイズとなる。
アプリケーションの受信コールにより、例えば、2300ms後の図2に示されるような高い振幅の再生レートの変動は、受信ノードRNから送信ノードSNへの周期的な送信レートの更新によって制御可能である。
大きな送信遅延の問題点を軽減するため、レート更新は低域的に送信され、これにより、更新期間は接続のRTTの分数により表現される。しかしながら、最小期間値は、ある固定値に限定される必要がある。期間値は、例えば、経験的な検討などに基づくものとすることができる。RTTの使用される分数は、例えば、1/4RTTなどに対応する。RTTの部分の最小値は、40msより大きなRTT値については10msとなる。
効果的には、バッファ占有量に関するテストが実行される期間は、ラウンドトリップタイムRTTの一部に等しい。
本発明の実施例によると、所望の送信レートDSR値を決定するステップは、バッファの占有量に対するテスト結果によりトリガーされ、このテストは定期的に実行される。
図4は、所望の送信レートDSRを決定するステップ10を実現するための実現形態の一例を示す。
現在のスムージングされた再生レートSPR値の上下への送信レートの増減に関する決定は、受信ノードRNのバッファの占有量BOに基づく。バッファ占有量に関するテストは、2つのステップ10.2及び10.3である。
本発明の実施例によると、バッファ占有量に関するテストは、バッファ占有量は小さな閾値LTHRより小さいか、又は大きな閾値HTHRより大きいか決定することからなる。
バッファ占有量BOが大きな閾値HTHRを上回る又は小さな閾値LTHRを下回る場合、所望の送信レートDSR値はそれぞれ、現在のスムース再生レートSPRまで増減される(図4に示されるステップ10.5及び10.6)。
効果的には、小さな閾値LTHRと大きな閾値HTHRは、動的に割り当てられる。
大きな閾値HTHRと小さな閾値LTHRは、ステップ10.1において動的に割り当てられる。大きな閾値及び/又は小さな閾値の割当ての動的な特徴は、レートベースフロー制御の従来の実現形態との大きな相違の1つである。これは、図4に示されるように、非エンプティバッファアンダーランを回避する。
効果的には、小さな閾値LTHRは、チャンクのサイズ(chunkSize)、現在の送信レートSR及びラウンドトリップタイムRTTから計算される。
これにより、大きな閾値HTHRは、アプリケーションAPがバッファBUから受信する最大チャンクサイズ(2*chunkSizeなど)と、RTTと現在の送信レートとの積である既存のBDPとに基づき計算できる。BDPは、データ送信の応答が実行可能になる前に送信可能なデータ量を表すため(SR*RTT)、トランスポートプロトコルのエリアにおける極めて重要なパラメータである。
効果的には、大きな閾値HTHRは、チャンクのサイズchunkSize、現在の送信レートSR、バッファ記憶容量totalBufferSize及びラウンドトリップタイム値RTTに依存する。
効果的には、大きな閾値HTHRは、
HTHR=totalBufferSize−max(2*chunkSize,SR*RTT)
に従って割り当てられる。
パフォーマンスの観点から、バッファBUアンダーランは、バッファBUオーバフローより重大である。従って、小さな閾値LTHRの割当てのためにはBDPとアプリケーションAPにおけるチャンクサイズのみの計算を考慮することは十分でない。
大きなエラーレートを有するリンク又は輻輳したリンクに対して、さらなるファクタが考慮される必要がある。欠落したパケットは、バッファBUに格納されるデータストリームにおいてギャップを生じさせ、アプリケーションAPがこのギャップを超えてデータを受信することを妨げる。この状況は、図4aに示される。バッファBUは、矩形の受信部として示される。時点tにおいて、受信データにより充填されるバッファBUの黒色で示された部分が示される。バッファのエンプティ部分は、白色で設定される。2つの黒部分の間の白部分は、消失したパケットに対応する。従って、受信の最も高い部分により示されるバッファに格納されるデータ量(図4aにおいてBOとして示される)と、バッファBUから可読なデータ量BRとの間には相違がある。
これにより、パケット損失レートが高くなるほど、バッファに格納されるデータとバッファから読み取り可能なデータとの間の相違が大きくなる(格納/可読差)。
小さな閾値LTHRの決定のため格納/可読差を考慮することが重要である。小さな閾値LTHRが、Wangにより用いられる任意の固定値と共にチャンクサイズとBDPとの最大値からのみ割り当てられる場合、バッファアンダーランが発生する可能性があり、このことは、バッファBUがエンプティでなくても、アプリケーションAPがバッファBUからデータを即座には受信できないことを意味する。この“非アンプティバッファアンダーラン”状況は、格納/可読差が小さな閾値LTHRより大きくなると生じる。この状況は、tより大きな時間について図3bに示されるバッファ占有量の時間進展のグラフに示される。
これが、小さな閾値LTHRが、チャンクサイズとBDP(SR*RTT)との最大値に、最大値Kとして示される上述された格納/可読差の最大値を加えた値に設定される理由である。
LTHR=max(2*chunkSize;SR*RTT)+K
Kの値を追加することによって、小さな閾値LTHRは大きな閾値HTHRを超える可能性があるため、小さな閾値LTHRはまた、この場合には大きな閾値HTHRより小さな値に限定される必要がある(例えば、totalBufferSize−4*chunkSizeなど)。
効果的には、小さな閾値LTHRは、
LTHR=min(max(2*chunkSize;SR*RTT)+K;totalBufferSize−4*chunkSize)
に従って割り当てられる。ここで、Kは経験値である。
効果的には、Kは、ネットワークモデルから決定された値である。
レート増減量は、現在の送信レートに依拠する必要がある(例えば、増加用のDRI=2%と減少用のDRR=1%などの送信レートの小さな部分など)。充填されたバッファはエンプティバッファより好ましいため、減少値(送信レートの減少値)は増加値(送信レートの増加値)より小さくなるべきであり、バッファを充填よりゆっくりとエンプティにさせる。
何れのケースでも、定期的なレート更新は送信ノードの最大送信レートを超える必要はない。
送信レート調整を送信機に送信した後、受信ノードRNは、定期的なレート更新と共に次のBO評価を遅延しなければならない。この遅延は、10.4として示されるボックスにより示される。送信ノードにより実現される送信レートの調整は、調整メッセージが受信機により送信された後の少なくとも1つのRTT前の受信機のBOに対して効果を有しない。従って、BOの評価は、少なくとも1つのRTT(好ましくは、2*RTT)だけ遅延される。
2つの連続するBOの評価が閾値超過に関する同様の結論を導く場合、レートは、これらの評価の第2のものの後により積極的に増減される。
例えば、バッファ占有量BOが、2つの連続するBO評価の後に小さな閾値LTHRを超える場合、所望の送信レートDSRは、同じ結論を導いた連続するBO評価の回数から決定される。
効果的には、所望の送信レートDSRを決定するステップはさらに、再生レートSPRが小さな閾値LTHRより小さいことを示す連続するバッファ占有量テストの回数iを決定するステップと、再生レートSPR値が小さな閾値LTHRより小さいことを示す連続するバッファ占有量テストの回数jを決定するステップとを有する。
効果的には、バッファ占有量に関するテストが結果としてバッファ占有量が小さな閾値LTHRより小さいと判断すると、所望の送信レートDSR値は、
DSR=min((SPR+i*DRI*SR),SRMax)
に従って決定される。
iをスムージングされた再生レートSPRが小さな閾値LTHRより小さいという連続する検出の回数とし、DRIを上述した増加値とすると、所望の送信レートDSRは以下のように計算される。
DSR=min((SPR+i*DRI*SR),SRMax)
効果的には、バッファ占有量に関するテストが結果としてバッファ占有量が大きな閾値HTHRより大きいと判断したとき、所望の送信レートDSR値は、
DSR=min((SPR−j*DRI*SR),SRMax)
に従って決定される。
iをスムージングされた再生レートSPRが大きな閾値HTHRより大きくなるという連続する検出回数とし、DRRを上述した減少値とすると、所望の送信レートDSRは以下のように計算される。
DSR=min((SPR−i*DRR*SR),SRMax)
現在計算されたDSRが更新期間内に大きく変化しなかった場合、すなわち、更新処理が以前に送信されたDSR更新と同じ値を送信したか、又は有意な変化がない場合、送信レートの更新は帯域幅を節約するため省略可能である。DSRとSRの各値を比較するステップは、図4のステップ1.8により示される。εは、一定の経験値を有する閾値である。
効果的には、増加パーセンテージ値DRIは、減少パーセンテージ値DRRより大きい。

Claims (10)

  1. パケットスイッチングネットワーク上で送信ノードと受信ノードとの間のデータフローを制御する方法であって、
    データは、前記受信ノードのプロトコル固有のバッファに現在のデータレート(SR)により送信され、
    アプリケーションは、再生レートにより前記バッファに格納されているデータを読み、固定サイズ(chunkSize)を有するチャンクと呼ばれる部分によって前記バッファから前記データを取得し、
    ラウンドトリップタイム(RTT)は、前記送信ノードにより前記受信ノードへの第1パケットの発行と、前記第1パケットの受信直後に前記受信ノードにより発行される第2パケットの前記送信ノードよる受信との間の経過時間であり、
    当該方法は、
    前記送信ノードが、前記受信ノードに自らの最大送信レート(SRMax)を通知するステップと、
    前記受信ノードが、再生レート(SPR)の値から前記送信ノードの所望の送信レート(DSR)の値を決定するステップと、
    前記所望の送信レート(DSR)の値が前記現在のデータレートの値と有意に異なるとき、前記受信ノードが、前記送信ノードに前記所望の送信レートの値を通知するステップと、
    を有し、
    前記決定は、前記バッファの占有量に関するテストの結果によりトリガーされ、
    前記テストは、定期的に実行され、前記バッファの占有量が小さな閾値(LTHR)より小さいか、又は大きな閾値(HTHR)より大きいか決定することから構成され、
    前記小さな閾値と前記大きな閾値とは、動的に割り当てられ、
    前記小さな閾値は、前記チャンクのサイズ(chunkSize)、前記現在の送信レート及び前記ラウンドトリップタイムから計算される方法。
  2. 前記バッファは、記憶容量(totalBufferSize)を有し、
    前記小さな閾値は、
    LTHR=min(max(2*chunkSize;SR*RTT)+K;totalBufferSize−4*chunkSize)
    により割り当てられ、Kは経験値である、請求項1記載の方法。
  3. Kは、ネットワークモデルから決定される値である、請求項2記載の方法。
  4. 前記大きな閾値は、前記チャンクのサイズ、前記現在の送信レート、前記バッファの記憶容量、及び前記ラウンドトリップタイム値に依存する、請求項1又は3記載の方法。
  5. 前記大きな閾値は、
    HTHR=totalBufferSize−max(2*chunkSize,SR*RTT)
    に従って割り当てられる、請求項4記載の方法。
  6. 前記バッファ占有量に関するテストが実行される期間は、前記ラウンドトリップタイムの一部に等しい、請求項1乃至5何れか一項記載の方法。
  7. 前記所望の送信レートを決定するステップはさらに、前記再生レート値が前記小さな閾値より小さいことを示す連続するバッファ占有量テストの回数iを決定するステップと、前記再生レート値が前記小さな閾値より小さいことを示す連続するバッファ占有量テストの回数jを決定するステップとを有する、請求項1乃至6何れか一項記載の方法。
  8. 増加パーセンテージ値(DRI)は、0%〜10%の固定的なパーセンテージ値であり、
    前記バッファ占有量テストが、結果として前記バッファ占有量が前記小さな閾値より小さいと判断すると、前記所望の送信レート値は、
    DSR=min((SPR+i*DRI*SR),SRMax)
    に従って決定される、請求項7記載の方法。
  9. 減少パーセンテージ値(DRR)は、0%〜10%の固定的なパーセンテージ値であり、
    前記バッファ占有量テストが、結果として前記バッファ占有量が前記大きな閾値より大きいと判断すると、前記所望の送信レート値は、
    DSR=min((SPR−j*DRI*SR),SRMax)
    に従って決定される、請求項7又は8記載の方法。
  10. 前記テスト及び前記所望の送信レート値の決定に使用される前記再生レート値は、再生レートの移動平均法により提供される、請求項1乃至9何れか一項記載の方法。
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