JPH1168880A - データ通信装置及び方法及びシステム及び記憶媒体 - Google Patents

データ通信装置及び方法及びシステム及び記憶媒体

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JPH1168880A
JPH1168880A JP22682897A JP22682897A JPH1168880A JP H1168880 A JPH1168880 A JP H1168880A JP 22682897 A JP22682897 A JP 22682897A JP 22682897 A JP22682897 A JP 22682897A JP H1168880 A JPH1168880 A JP H1168880A
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JP
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data
network
transfer rate
data communication
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JP22682897A
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Koichi Yano
晃一 矢野
Tomohiko Shimoyama
朋彦 下山
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二者間でデータ通信する際、それらの間に介
在するネットワーク上での未到着データ量に基づいて、
最適な転送レートでもってデータ通信を行なうことを可
能にする。 【解決手段】 送信側端末1−1では、データ生成部1
−11で生成されたデータをシーケンス番号情報を付
し、データ送信部1−12から受信側端末1−2に向け
て送信する。受信側端末1−2からは、受信したデータ
中のシーケンス番号を含むデータを送信してくるので、
その差分に相当するデータ(バッファ容量)がネットワ
ーク1−3に存在するものと判断し、それをネットワー
クバッファデータ量計算部1−14で計算する。そし
て、この結果に基づいて送信レートを決定し、その送信
レートでデータ転送部1−12が転送するよう制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像や音声といっ
た、定常的に発生するデータをネットワークを通して送
信或いは/及び受信する装置及びシステムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ネットワークを介して、データを送受信
する際に、データをネットワーク上に送出する速度が問
題となってくる。ネットワークで使用可能な伝送容量を
越えてデータを送出するとデータのロスが起こるし、あ
まり送出レートを低くしすぎるとネットワークの使用可
能帯域を十分使いきれず、満足する品質を得られないと
いうことになってしまう。従来このような場合、送出レ
ートを調整するために、ネットワークでのデータのロス
を監視し、ロスが起こると送出レートを下げるという方
法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ネットワークの送信側
と受信側の間には多数のノードが分散して存在してお
り、それぞれがデータを溜めることのできるバッファを
保有している。従って、過剰にデータを送出してロスが
生じる時には、そのネットワーク上のバッファのいずれ
かが溢れている可能性が高い。また、ロスが生じてから
送出レートを下げても、ネットワーク上のどこかのバッ
ファがいっぱいになっていることになり、そのバッファ
に溜まっているデータをネットワークが処理できる時間
分だけは、必ず伝送遅延が生じて、送信側からのデータ
が受信側に到着することになり、リアルタイム性を重視
するデータ通信にとっては非常に大きな問題となる。
【0004】つまり、伝送遅延をある一定値以内に抑え
つつ、伝送可能なネットワークの帯域を十分に使った送
出レートでデータを送出するが望まれるわけである。
【0005】上記の如く、2つの端末間でネットワーク
を通してデータをやりとりする際、ネットワークに送出
されたデータで、ネットワークの途中のノードのバッフ
ァもしくは伝送線上に存在し、未だ受信側に到着してい
ないデータが存在する。途中のノードのバッファに溜ま
っているデータも伝送遅延の原因となるため、伝送遅延
を一定値以内に抑えるためには、このデータ量が大きく
なりすぎないように送信レートを制御しなければならな
い。しかし、ネットワークの途中のノードのバッファに
溜まっているデータ量は送受信側の端末では知ることが
できないことが多い。とりわけ、インターネットなどで
は、そうである。
【0006】本発明は、二者間でデータ通信する際、そ
れらの間に介在するネットワーク上での未到着データ量
に基づいて、最適な転送レートでもってデータ通信を行
なうデータ通信装置及び方法及びシステム及び記憶媒体
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、例えば本発明のデータ通信装置は以下に示す構成を
備える。すなわち、ネットワークを介して端末に向けて
データを転送するデータ通信装置であって、前記端末に
向けて転送したデータの中で、前記ネットワーク上にバ
ッファされるデータ量に関する情報を検出する検出手段
と、前記検出手段の検出結果に基づき、転送レートを得
る手段と、得られた転送レートにしたがってデータを転
送する転送手段とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態を詳細に説明する。
【0009】図1は送信側端末1−1が送信するデータ
をネットワーク1−3を通して受信側端末1−2でデー
タを受信する場合における各装置の接続関係とその構造
を示す図である。ここでネットワーク1−3とは組織内
で運営されているLANから、いわゆるインターネット
のような不特定多数の大規模なネットワークが結合した
ようなもの(例えばインターネット)まで含み、その形
態について特定するものではない。以下に図1の各端末
の構成とその動作について説明する。
【0010】送信側端末1−1はデータ生成部1−11
においてデータを生成する。具体的にデータとしては例
えばビデオカメラでキャプチャされた映像データ等であ
る。データが映像の場合には、データ生成部1−11
は、映像の取り込みや圧縮を行うことになる。ただし、
ここでデータの内容としては映像に限るものではない。
【0011】データ生成部1−11で生成されたデータ
は、データ送信部1−12に送られる。送られたデータ
はデータ送信部1−12によって適当な大きさに分割さ
れ、分割されたデータ毎にシーケンス番号がつけられネ
ットワーク1−3に送出される。この時に、データ送信
部1−12は、送信レート変更部1−13によって指定
されたレートに従い、分割するデータの大きさや分割し
たデータを送り出す間隔を調整して送信する。
【0012】上記のようにして送信すると、受信側端末
1−2からは受信レポートが返送されてくる。これを受
信レポート受信部1−15が受け、レポートの内容をネ
ットワークバッファデータ量計算部1−14に送る。ネ
ットワークバッファデータ量計算部1−14において計
算されたデータ量に基づいて、送信レート変更部1−1
3が送信レートを決定し、データ送信部1−12に送信
レートを指定する。
【0013】一方、受信側端末1−2では、ネットワー
ク1−3を通して送信されてきたデータをデータ受信部
1121で受信する。受信されたデータはデータ処理部
1−22に送られ処理される。例えばデータが映像の場
合には映像を表示するための処理(復号化及び表示処理
等)がデータ処理部1−22で行われる。
【0014】また、データ受信部1−21は、受け取っ
たデータのシーケンス番号、データを受け取った時刻、
受け取ったデータ量などについての情報を計測し、それ
を受信レポート生成部1−23に送る。受信レポート生
成部1−23はその情報を元に受信レポートに必要な受
信レートを計算し、シーケンス番号と共に受信レポート
送信部ト24に伝える。
【0015】受信レポート送信部1−24は、ネットワ
ーク1−3を介して送信側端末1−1の受信レポート受
信部1−14へ受信レポートを送信することになる。
【0016】以下、図2〜図3を使って、送受信端末の
動作手順、送信レートの決定法について具体的に説明す
る。
【0017】図2において送信側端末の動作について説
明する。なお、ステップS201、S202の処理と、
ステップS203〜205の処理は以下に説明から明ら
かなように別タスクになっている。
【0018】まず送信すべきデータが生成される(ステ
ップS201)。例えば映像を送信する場合には映像の
キャプチャ、圧縮符号化などが行われる。次にそのデー
タを適当な大きさのデータ(パケット)に分割し、適当
な間隔でネットワークに送出する(ステップS20
2)。この時の転送レートは、パケットの大きさと送出
間隔で決められることになる。送信レートの決定の仕方
については後述する。データの送信が終わるとデータの
生成を再び行い(ステップS201)、送信する(ステ
ップS202)ということを繰り返す。送信データのフ
ォーマット例を図4に示す。
【0019】一方、送信端末は上記のようにデータを送
信すると同時に、受信レポートが受信端末から報告され
るのを待っている(ステップS205)。受信レポート
のフォーマット例は図5に示す通りである。受信レポー
トには、受信シーケンス番号と受信レートが含まれてい
る。受信レポートが到着すると、そのレポートをもと
に、送信端末からネットワークに送出しものの、未だ受
信端末に到着していないデータの量を計算する(ステッ
プS204)。以後このデータ量のことをネットワーク
バッファデータ量と呼ぶ。ネットワークバッファデータ
量の計算法は以下の通りである。
【0020】送信側端末が送出した最後パケットのシー
ケンス番号SEQendと受信側端末から受信レポートに
よって報告のあった受信シーケンス番号SEQrecvの差
にパケットサイズPsizeをかけ、 BUFcru=Psize×(SEQsend−SEQrecv) のようにして、ネットワークバッファデータ量を求め
る。
【0021】なお、受信側端末の時刻(タイマ)が送信
側端末の時刻と完全に一致しているとは限らないので、
あるシーケンス番号のデータを転送した時刻をTs1と
し、受信側でそのデータを受信した時刻Tr1、その受
信レポートを転送した時刻Tr2、更に、シーケンス番
号を示す情報を含む受信レポートを受信した時刻をTs
2とした場合の、 (Ts2−Ts1)-(Tr2−Tr1) を送信側端末で算出し、それを“2”で割って転送に要
した時間を算出しても良い。“2”で割るのは、その差
は往復時間に相当するためである。この場合には、受信
側では受信時刻と、受信レポートを送出する時刻を付加
させることになる。
【0022】また、受信側での処理時間が実質的に無視
できる程度であれば、単に往復要した時刻だけで済むの
で、受信側における受信時刻と送出時刻を受信レポート
に含ませる必要はない。
【0023】さて、求めたネットワークバッファデータ
量Bufcurがネットワークバッファデータ量の目標値
BUFdesに近づくように送信レートRnewを決定する
(ステップS203)。その計算式は以下の通りであ
る。
【0024】 Rnew=Rcur+C×(BUFdes−BUFcur) Rcurが現在までの送信レート、Rnewが新しく決定され
る送信レートである。Cは適当な定数である。この処理
によって決定された送信レートRがデータ送信部に伝え
られ、データ送信のステップ(ステップS202)の送
信レートを指定することになる。
【0025】以上のように動作することで、送信側端末
1−1では、受信側端末1−2からの受信レポートにし
たがって、それら2つの端末間に存在するネットワーク
のバッファ容量をネットワークバッファデータ量計算部
1−14が演算により求め、その結果にしたがい、送信
レート変更部1−13がデータ転送部1−12に対しデ
ータ転送レートを設定する。
【0026】次に、図3のフローチャートに従って受信
側端末の動作を説明する。
【0027】ネットワークを通って送信されてきたデー
タをデータ受信部で受信する(ステップS301)。送
られてきたデータは、データ処理部で処理される(ステ
ップS304)。例えば、映像データが送られてきた場
合、映像の表示などを行う。また、受信した時刻と、デ
ータ量、データ中に含まれる受信シーケンス番号を抽出
し、それらの情報を受信レポート生成部に送る。そし
て、その情報をもとに定期的(例えば3秒ごと)に受信
レポートが生成される(ステップS303)。受信レポ
ートは、受信シーケンス番号、受信レートの情報を含ん
で生成される。生成された受信レポートはネットワーク
を通して、送信側端末の受信レポート受信部へと送信さ
れる(ステップS303)。受信レポートのフォーマッ
ト例は、図5の通りである。
【0028】以上のようなステップを繰り返し、送受信
端末間でデータの送受信を行いつつ、受信側端末が受信
レポートを定期的に送信し、送信側端末に報告する。一
方、送信側端末では受信レポートを基にネットワークバ
ッファデータ量が一定になるように、送信レートを決定
する。
【0029】本実施形態のようなデータ通信を行った際
に、送受信レートおよびネットワークバッファデータ量
がどのように変動するかの実測例を図6に示す。送信レ
ートと受信レートはネットワークの使用可能帯域あたり
で同じ値に安定し、ネットワークデータバッファ量は目
標値周辺の値をとって推移することになる。
【0030】具体的な適用例を図7に示す。
【0031】図示において、10はカメラサーバであっ
て、カメラ100で撮影した映像データをネットワーク
300を介してクライアント20に転送する。上記実施
形態での説明に合わせると、カメラサーバ10は送信側
端末1−1に対応し、クライアント20は受信側端末1
−2に対応することは理解できよう。
【0032】さて、カメラサーバ10、クライアント2
0のハード的な違いは、カメラ、キャプチャ部が備えて
いるか否かの違いであり、双方とも例えばパーソナルコ
ンピュータで実現できるものである。つまり、符号10
3〜109と203〜209は実質的に同じ構成であ
り、それぞれが汎用のコンピュータ(例えばパーソナル
コンピュータで実現できるものである)。
【0033】一方、ソフトウェア的には、カメラサーバ
10には、キャプチャした映像データをクライアントに
転送するためのソフトウェア(外部記憶装置106に格
納され、RAM104にロードし実行される)が動作し
ており、クライアント20では映像データを受信しそれ
を表示するソフトウェア(外部記憶装置206に格納さ
れ、RAM304にロードし実行される)が動作する点
で異なる。
【0034】ただし、ここでは便宜的に、カメラサーバ
とクライアントに分けて示しただけであり、双方にビデ
オキャプチャ機能を付加した場合には、双方がカメラサ
ーバ及びクライアントとして機能することができるもの
である。
【0035】さて、先に説明した実施形態の動作をこの
システムに適用する場合、カメラサーバ10における映
像データ転送レートを調整することになる。映像データ
の転送レートを決めるものとしては、様々なものが考え
られるが、ここでは、キャプチャする時間間隔を適宜変
更することで行なうものとする。
【0036】そこで、カメラサーバの動作について説明
する。
【0037】図8、図9はカメラサーバにおける動作処
理を示すフローチャートであり、図8はクライアントか
ら送信されてくる受信レポートに基づき、キャプチャ時
間間隔(インターバル)を決定し、単位時間当たりのキ
ャプチャする映像枚数を決定して結果的に、単位時間当
たりのデータ転送レートを可変変更の処理を示し、図9
はキャプチャした映像データを転送する処理を示すもの
である。
【0038】まず、ステップS81でクライアント20
からの受信レポート(図5参照)を受信するのを待ち、
それを受信したらステップS82に進んで、ネットワー
クのバッファ容量を算出する。そして、ステップS83
に進んで、目標バッファ量に近づくように、送信レート
(単位時間当たりの転送データ量)を決定する。そし
て、ステップS84に進み、算出した転送レートで単位
時間当たりに転送できる映像枚数を決定し、それをキャ
プチャ間隔として設定する。以下、ステップS81〜ス
テップS84の処理を繰り返す。
【0039】一方、転送処理(図9)についてである
が、この処理は、上記ステップS84で決定された時間
間隔で動作するものである。
【0040】まず、ステップS91でキャプチャ部10
1でカメラ100からキャプチャした映像を取り込み、
ステップS92で圧縮符号化し、ステップS93で先に
説明したように、送信シーケンス番号、送信時刻、パケ
ットサイズを含む圧縮符号化した映像をパケット単位に
転送する。
【0041】以上の結果、ネットワークを介しての二者
間のデータ転送は、そのネットワークが秘めているバッ
ファ容量に応じて最適なデータ転送が行えるようにな
る。また、ネットワークが非常に空いていて転送速度が
早くできる場合であっても、それにしたがって転送レー
トをむやみに上げるのではなく、ネットワーク上のバッ
ファとして溜っているデータ量が一定値になるようにデ
ータ転送を制御するので、ネットワークの負荷を軽減さ
せることができ、第三者のネットワークの使用の妨げに
なることもない。
【0042】なお、クライアント側での処理は、上記の
説明から容易に理解できるであろうし、図3に示したも
のと実質的に変わらないのでここでの説明は省略する。
【0043】また、先に説明したように、パケットサイ
ズを変更することによっても、転送レートを変更するこ
とができる。パケットに含まれるアドレス情報等の制御
に対する、本来のデータ量の比率が変わるからである。
【0044】また、上記実施形態での初期転送レートで
あるが、これはネットワークの種類及びそのネットワー
クに接続するインタフェースの種類によって適宜設定で
きるようにすることが望まれる。例えば、社内で上記シ
ステムを構築するのであれば、イーサネット(10Mb
psや100Mbps)であろうから、高い転送レート
を初期に設定できるであろう。
【0045】<第2の実施形態>本第2の実施形態は上
記の第1の実施形態とほぼ同じであるが、送信レートを
計算する手順(図2、S203)が異なる。第1の実施
形態においてはそれまでの送信レートを基準に新しい送
信レートを決定していたが、本実施形態では、受信レポ
ートによって報告された受信レートを基準に送信レート
を決定するものとする。具体的に計算式は、 Rsend=Rrecv+C×(BUFdes−BUFcur) のようになる。Rsendが送信レート、Rrecvが受信レポ
ートによって計算された受信レートである。
【0046】このように、受信レートを基準に送信レー
トを決めることで、ネットワーク状況の変化などによ
り、受信可能帯域が変動したときに、送信レートを修正
する際の受信レートに対する追従性が良くなることが、
期待できる。
【0047】<第3の実施形態>本第3の実施形態も動
作手順は、第1、第2の実施形態と同じである。やは
り、送信レートを計算する手順(図2、S203)が異
なる。第1、第2の実施形態では、送信レートを決定す
る際の制御の定数Cは、経験により安定して動作する値
を見つけることになるが、本第3の実施形態では、その
ような定数を使わず送信レートを決定する方法を示す。
【0048】受信レポートが報告される間隔Intervalが
分かっているとすると、次の受信レポートが到着する時
刻にちょうど、ネットワークバッファデータ量が目標値
に一致するように、送信レートを決定する。具体的に
は、 Rsend=Rrecv+{(BUFdes−BUFcur)/Inter
val} のように、送信レートRsendを決める。これにより、も
し報告された受信レートRrecvによって、そのままネッ
トワーク上をデータが処理され続けたならば、ちょうど
次の受信レポートが報告される時刻に、ネットワークバ
ッファデータ量BUFcurが、目標値BUFdesに一致す
ることになる。
【0049】なお、本発明は、上記の実施形態を実現す
るための装置および方法のみに限定されるものではな
く、上記システムまたは装置内のコンピュータ(CPU
あるいはMPU)に、上記実施形態を実現するためのソ
フトウェアのプログラムコードを供給し、このプログラ
ムコードに従って上記システムあるいは装置のコンピュ
ータが上記各種デバイスを動作させることにより上記実
施形態を実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
【0050】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が上記実施形態の機能を実現することに
なり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラ
ムコードをコンピュータに供給するための手段、具体的
には上記プログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
の範疇に含まれる。
【0051】このようなプログラムコードを格納する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用
いることができる。
【0052】また、上記コンピュータが、供給されたプ
ログラムコードのみに従って各種デバイスを制御するこ
とにより、上記実施の形態の機能が実現される場合だけ
ではなく、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼
動しているOS(オペレーティングシステム)、あるい
は他のアプリケーションソフトなどと共同して上記実施
形態が実現される場合にもかかるプログラムコードは発
明の範疇に含まれる。
【0053】さらに、この供給されたプログラムコード
が、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接
続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡
張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記
実施形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0054】以上のように本実施形態に従えば、送信側
端末からネットワークに送出され未だ受信側端末に到着
していないデータ量(ネットワークバッファ量)を一定
に保つように送信レートを調整する。これにより、ネッ
トワークの途中の経路に溜まるデータ量を調整すること
から伝送遅延を許容範囲内に抑えることができる。ま
た、バッファに常にデータを溜めるようにデータを送受
信することから、ネットワークの使用可能帯域を十分に
使い、データを送受信することが期待できる。
【0055】なお、本発明は、インターネット等の大規
模なネットワークに適用すると効果が大きい。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、二者間で
データ通信する際、それらの間に介在するネットワーク
上での未到着データ量に基づいて、最適な転送レートで
もってデータ通信を行なうことが可能になる。
【0057】従って、カメラで撮影された生の映像を転
送するようなリアルタイム性を必要とする場合に特に有
効に作用する。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における装置のブロック図である。
【図2】実施形態における送信側の動作処理内容を示す
フローチャートである。
【図3】実施形態における受信側の動作処理内容を示す
フローチャートである。
【図4】送信データのフォーマット例である。
【図5】受信レポートのフォーマット例である。
【図6】実施形態における送受信レートの変動、ネット
ワークバッファデータ量の変動の様子を表すグラフであ
る。
【図7】実施形態における具体的な適用例を示すシステ
ム構成図である。
【図8】図7におけるカメラサーバの処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図9】図7におけるカメラサーバの処理内容を示すフ
ローチャートである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して端末に向けてデー
    タを転送するデータ通信装置であって、 前記端末に向けて転送したデータの中で、前記ネットワ
    ーク上にバッファされるデータ量に関する情報を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、転送レートを得る手
    段と、 得られた転送レートにしたがってデータを転送する転送
    手段と を備えることを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 前記転送手段は、データを転送する単位
    毎に、その単位を特定する識別情報を付加して転送する
    ことを特徴とする請求項第1項に記載のデータ通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記端末は、受信したデータ中の識別情
    報を含む情報を返信することを特徴とする請求項第2項
    に記載のデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、端末側から返送されて
    くるデータに含まれる前記識別情報を含む返答情報を検
    出することで、ネットワークにバッファされているデー
    タ量に関する情報を検出することを特徴とする請求項第
    3項に記載のデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 前記識別情報は、シーケンス番号情報で
    あることを特徴とする請求項第2項に記載のデータ通信
    装置。
  6. 【請求項6】 前記転送レートを得る手段は、ネットワ
    ークバッファ量が所定の目標バッファ量に収束するよう
    な転送レートを得ることを特徴とする請求項1項に記載
    のデータ通信装置。
  7. 【請求項7】 ネットワーク上のデータ発信元装置から
    送られてくるデータを受信するデータ通信装置であっ
    て、 受信したデータ中に含まれる、当該データを特定する識
    別情報を抽出する抽出手段と、 抽出された識別情報を、前記データ発信元装置の転送レ
    ートを決定する情報として当該データ発信元装置に送信
    する手段とを備えることを特徴とするデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 情報を発信するサーバと、当該サーバか
    らのデータをネットワークを介して受信するクライアン
    トで構成されるシステムにおいて、 前記サーバは、 前記端末に向けて転送したデータの中で、前記ネットワ
    ーク上にバッファされるデータ量に関する情報を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、転送レートを得る手
    段と、 得られた転送レートにしたがってデータを転送する転送
    手段とを備え、前記クライアントは、 前記送信手段によって送信されてきたデータ中の識別情
    報を抽出し、 当該識別情報を含むデータを前記サーバに向けて返信す
    る手段を備えることを特徴とするデータ通信システム。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介して端末に向けてデー
    タを転送するデータ通信装置として機能するプログラム
    を格納した記憶媒体であって、 前記端末に向けて転送したデータの中で、前記ネットワ
    ーク上にバッファされるデータ量に関する情報を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、転送レートを得る手
    段と、 得られた転送レートにしたがってデータを転送する転送
    手段として機能するプログラムコードを格納した記憶媒
    体。
  10. 【請求項10】 ネットワーク上のデータ発信元装置か
    ら送られてくるデータを受信するデータ通信装置として
    機能するプログラムを格納した記憶媒体であって、 受信したデータ中に含まれる、当該データを特定する識
    別情報を抽出する抽出手段と、 抽出された識別情報を、前記データ発信元装置の転送レ
    ートを決定する情報として当該データ発信元装置に送信
    する手段として機能するプログラムコードを格納した記
    憶媒体。
JP22682897A 1997-08-22 1997-08-22 データ通信装置及び方法及びシステム及び記憶媒体 Withdrawn JPH1168880A (ja)

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JP22682897A JPH1168880A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 データ通信装置及び方法及びシステム及び記憶媒体
US09/137,800 US6701372B2 (en) 1997-08-22 1998-08-20 Data communication apparatus and method

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