JP2001144096A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001144096A
JP2001144096A JP32023099A JP32023099A JP2001144096A JP 2001144096 A JP2001144096 A JP 2001144096A JP 32023099 A JP32023099 A JP 32023099A JP 32023099 A JP32023099 A JP 32023099A JP 2001144096 A JP2001144096 A JP 2001144096A
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Japan
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semiconductor
semiconductor region
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main surface
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JP32023099A
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Yoshinobu Kono
好伸 河野
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランジスタのベース・コレクタ間の耐圧を
安定的に十分に高めることが困難であった。 【解決手段】 第1及び第2のベース領域2、3とエミ
ッタ領域4と第1及び第2のコレクタ領域5、6aと耐
圧向上用半導体領域(リサーフ領域)7とを有するトラ
ンジスタにおいて、第2のコレクタ領域6aを第1のコ
レクタ領域5を介して第1のベース領域2の内周部分に
対向させ、第2のコレクタ領域6aを第1のベース領域
2の外周部分及び耐圧向上用半導体領域(リサーフ領
域)7には対向させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐圧向上の効果が
安定して得られるトランジスタ等の半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1に示す従来のパワートランジスタの
シリコン半導体基体1は、P-型の第1のベース領域2
と、第1のベース領域2を包囲しているP型の第2の
ベース領域3と、この第2のベース領域3に包囲された
格子状又は島状のN+型のエミッタ領域4と、第1のベ
ース領域2に隣接しているN型の第1のコレクタ領域
5と、この第1のコレクタ領域5に隣接しているN+
の第2のコレクタ領域6と、P型の耐圧向上用半導体
領域7と、N型の空乏層阻止用半導体領域8とを有す
る。第1及び第2のベ−ス領域2及び3とエミッタ領域
4と耐圧向上用半導体領域7と空乏層阻止用半導体領域
8とは、半導体基体1の一方の主面9に露出するように
配置されている。P型の耐圧向上用半導体領域7は、
一般にリサ−フ領域と呼ばれるものであって、第2のベ
−ス領域3と同一の導電型を有し且つ第2のベ−ス領域
3よりも低い平均不純物濃度を有し且つ平面的に見て第
1のベ−ス領域2に隣接し且つこれを包囲するように配
置され且つ第1のベ−ス領域2よりも浅く形成されてい
る。N型の空乏層阻止用半導体領域8は平面的に見て
耐圧向上用半導体領域7を包囲するように配置されてい
る。半導体基体1の一方の主面9上に例えばシリコン酸
化膜から成る絶縁膜10が選択的に形成されている。ベ
ース電極11は第1及び第2のベース領域2、3に電気
的に接続されている。エミッタ電極12はエミッタ領域
4に電気的に接続されている。コレクタ電極13は半導
体基体1の他方の主面14において第2のコレクタ領域
6に電気的に接続されている。金属から成るフィールド
プレート電極15はベース電極11を包囲するように絶
縁膜10上に形成されている。従って、フィールドプレ
ート電極15をベース電極延長部分と呼ぶこともでき
る。
【0003】図1のトランジスタの動作時には、ベース
・コレクタ間のPN接合16が逆バイアス状態となる。
耐圧向上用半導体領域7は、第1のベース領域2に隣接
し且つこれと同一導電型を有しているので、ベース・コ
レクタ間のPN接合16に逆方向電圧が印加されている
時には、耐圧向上用半導体領域7のPN接合17も逆バ
イアス状態となる。2つのPN接合16、17は連続し
ているので、2つのPN接合に基づく空乏層も連続して
生じる。また、耐圧向上用半導体領域7のPN接合17
に対する逆バイアス電圧は半導体基体1の周辺側に進む
に従って低くなる。この結果、ベース領域2の外周側に
おいて空乏層がなだらかに変化し、ベース・コレクタ間
の耐圧が向上する。従って、半導体基体1の周辺領域に
おいて空乏層がなだらかに変化し、ベース・コレクタ間
の耐圧が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、耐圧向上用半
導体領域7を設けても耐圧向上効果を安定して十分に得
られないことがある。即ち、ベース・コレクタ間のPN
接合16に逆方向電圧が印加されている時に、耐圧向上
用半導体領域7のPN接合17に基づいてN型の第1
のコレクタ領域5側に広がる空乏層がN型コレクタ領
域6に到達(リーチスルー)し、空乏層の半導体基体1
の周辺方向への延びが制限され、空乏層による電界緩和
効果が十分に得られないことがある。
【0005】そこで、本発明の目的は、耐圧向上効果が
安定して得られるトランジスタ等の半導体装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、少なくとも第1導電型
の第1の半導体領域(例えばN-型の第1のコレクタ領
域5又は第1のカソ−ド領域5´)と前記第1導電型と
反対の第2導電型の第2の半導体領域(例えば第1のベ
−ス領域2又は第1のアノ−ド領域2´)と第1導電型
の第3の半導体領域(例えばN+型の第2のコレクタ領
域6a又は第2のカソ−ド領域6a´)と第2導電型の
耐圧向上用半導体領域とを備えた半導体基体と、絶縁膜
と、少なくとも第1及び第2の電極とを有し、前記第2
の半導体領域は前記半導体基体の一方の主面に露出する
ように配置され、前記耐圧向上用半導体領域は前記半導
体基体の一方の主面において前記第2の半導体領域を囲
むように配置され且つ前記半導体基体の一方の主面から
の深さが前記第2の半導体領域よりも浅くなるように形
成され、前記第3の半導体領域は前記第1の半導体領域
の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有し且つ前記第1
の半導体領域と前記半導体基体の他方の主面との間に配
置され、前記絶縁膜は前記半導体基体の一方の主面にお
いて前記耐圧向上用半導体領域の少なくとも一部を覆う
ように配置され、前記第1の電極は前記半導体基体の一
方の主面において前記第2の半導体領域に直接に、又は
別の半導体領域を介して接続され、前記第2の電極は前
記半導体基体の他方の主面に配置され且つ前記第3の半
導体領域に直接に、又は別の半導体領域を介して接続さ
れている半導体装置において、前記第3の半導体領域の
外周縁が平面的に見て前記第2の半導体領域の外周縁に
一致するように又は前記外周縁よりも内側になるように
前記第3の半導体領域が配置されている半導体装置に係
わるものである。
【0007】なお、半導体基体の周辺領域における空乏
層の広がりを一層なだらかにするために、請求項2に示
すように第2の半導体領域(例えば第1のベース領域2
又は第1のアノード領域2´)に囲まれる第4の半導体
領域(例えば第2のベース領域3又は第2のアノード領
域3´)を設けることができる。この場合、第4の半導
体領域の不純物濃度は第2の半導体領域のそれよりも高
くする。また、第2及び第4の半導体領域を同一導電型
にする。また、請求項3に示すように第3の半導体領域
と基体の他方の主面との間に第5の半導体領域(例えば
第3のコレクタ領域30)を設けることができる。ま
た、請求項4に示すように第3の半導体領域(例えば第
2のコレクタ領域6)の囲りに第6の半導体領域(例え
ば第3のコレクタ領域30a)を設けることができる。
また、請求項5に示すようにトランジスタを構成するこ
とが望ましい。また、請求項6に示すように第1及び第
2のベ−ス領域を設けることが望ましい。
【0008】
【発明の効果】請求項1〜4の発明によれば、第3の半
導体領域を耐圧向上用半導体領域に対向させないので、
耐圧向上用半導体領域に隣接している第1の半導体領域
において半導体基体の周辺方向に空乏層を良好に広げる
ことができ耐圧向上を図ることができる。また請求項2
の発明によれば、半導体基体の周辺方向に向って不純物
濃度が多段階に変化するので、空乏層が一層なだらかに
変化する。また、請求項5及び6の発明のトランジスタ
においても請求項1の発明と同一の効果を得ることがで
きる。
【0009】
【実施形態及び実施例】次に、図2〜図6を参照して本
発明の実施形態及び実施例を説明する。但し、図2〜図
6において図1と実質的に同一の部分には同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0010】
【第1の実施例】図2に示す第1の実施例のトランジス
タは、第3の半導体領域としての図1の第2のコレクタ
領域6のパタ−ンを第2のコレクタ領域6aに変形した
他は、図1と実質的に同一に構成したものである。図2
の第2のコレクタ領域6aは、平面的に見て、即ち半導
体基体1の主面8に対して垂直な方向から見てこの外縁
18が第2のベ−ス領域3の外周縁19にほぼ一致する
ようなパタ−ンを有する。即ち、第3の半導体領域とし
ての第2のコレクタ領域6aの外周縁18及び第4の半
導体領域としての第2のベース領域3の外周縁19は図
2のBで示す位置にほぼ一致している。第2のコレクタ
領域6aの外周縁18は平面的に見て第2の半導体領域
としての第1のベース領域2の外周縁20とエミッタ領
域4の最外周縁21との間即ち図2のAとCとの間に位
置することが好ましく、図2に示すように第2のベース
領域3の外周縁19にほぼ一致することが最も好まし
い。第2のコレクタ領域6aが限定的に形成されている
ので、半導体基体1の他方の主面14に第1の半導体領
域としての第1のコレクタ領域5が露出し、これがコレ
クタ電極13に接続されている。耐圧向上用半導体領域
7とコレクタ電極13との間には第1のコレクタ領域5
が介在し、第1のコレクタ領域5よりも不純物濃度の高
い第2のコレクタ領域6aは介在していない。また、第
2のベース領域3の外周縁19よりも外側の部分は第2
のコレクタ領域6aを介さないでコレクタ電極13に対
向している。第1のベース領域2よりも浅く形成されて
いる耐圧向上用半導体領域7と第2のコレクタ領域6a
との最短距離L2 は、第1のベース領域2と第2のコレ
クタ領域6aとの最短距離L1 よりも長い。また、耐圧
向上用半導体領域7とコレクタ電極13との最短距離L
3 は第1のベース領域2と第2のコレクタ領域6aとの
最短距離L1 よりも長い。
【0011】第1のベース領域2の平均不純物濃度は例
えば、0.1×1016cm-3である。第1のベース領域
2よりも不純物濃度が高い第2のベース領域3の平均不
純物濃度は1×1018cm-3である。第1のコレクタ領
域5の平均不純物濃度は1×1014cm-3である。第2
のコレクタ領域6aの平均不純物濃度は1×1020cm
-3である。耐圧向上用半導体領域7の平均不純物濃度は
5×1014cm-3である。
【0012】第1のベース領域2を環状に囲んでいる耐
圧向上用半導体領域7は、周知のイオン注入技術又は不
純物拡散技術で形成することができる。不純物拡散技術
で形成する時には半導体基体1の耐圧向上用半導体領域
7の形成予定領域の表面上にシリコン酸化膜等の不純物
拡散抑制マスクを設け、第1のベース領域2の形成予定
領域の表面には不純物拡散抑制マスクを設けないで例え
ばアルミニウムから成るP型不純物を第1のコレクタ領
域5の中に拡散する。これにより、不純物拡散抑制マス
クを設けたところには浅いP型拡散領域から成る耐圧
向上用半導体領域17が得られ、不純物拡散抑制マスク
を設けないところには、深いP型拡散領域から成る第
1のベース領域2が得られる。
【0013】図2のトランジスタの第1のベース領域2
と第1のコレクタ領域5の間に形成されるPN接合16
を逆バイアスする方向の電圧がベース電極11とコレク
タ電極13とに印加されると、PN接合16から空乏層
が広がるのみでなく、耐圧向上用半導体領域7と第1の
コレクタ領域5との間のPN接合17からも空乏層が広
がる。第1のベース領域2の外周縁20の下側及び耐圧
向上用半導体領域7の下側には第2のコレクタ領域6a
が存在しないために第2のコレクタ領域6aに制限され
ずに空乏層が半導体基体1の外周方向に良好に延びる。
また、第1のベース領域2の図2のBC間に示すように
外周方向に延びている部分が空乏層の外周方向への延び
を助ける。この結果、第1のベース領域2の外周縁20
の近傍においてなだらかに変化する空乏層が得られ、第
1のベース領域2の外周縁20近傍における電界集中を
緩和することができ、PN接合16の耐圧を安定的に高
めることができる。なお、耐圧向上用半導体領域7及び
第1のベ−ス領域2の上に絶縁膜10を介してフィール
ドプレート15が設けられているので、フィールドプレ
ート15に基づく耐圧向上効果も得られる。
【0014】
【第2の実施例】次に、図4を参照して第2の実施例の
トランジスタを説明する。但し、図4及び後述する図5
と図6において図2と実質的に同一の部分には同一の符
号を付してその説明を省略する。図4のトランジスタ
は、図2のトランジスタに第4の半導体領域としての第
3のコレクタ領域30を付加した他は図2と実質的に同
一に構成したものである。図4の第3のコレクタ領域3
0は例えば拡散定数が低いアンチモンを不純物として含
み且つ1〜3×1018cm−3程度の不純物濃度を有
するN型半導体領域であり、エピタキシャル成長の基板
領域である。従って、第3のコレクタ領域30の下面全
部が半導体基体1の下面14となっている。N型の第
2のコレクタ領域6bは第1及び第3のコレクタ領域
5、30に挟まれた状態即ち埋め込まれた状態に形成さ
れており、第1の実施例と同様に第2のベース領域3に
対向するように配置されている。この第2のコレクタ領
域6bは拡散定数が第3のコレクタ領域30の不純物よ
りも高い例えばリンを不純物拡散することによって得た
型半導体領域であり、第1及び第3のコレクタ領域
5、30よりも高い1×1019cm−3程度の不純物
濃度を有する。なお、第2のコレクタ領域6bは第3の
コレクタ領域30に例えばリンを選択的に拡散し、この
上にN型半導体のエピタキシャル成長層を形成し、加
熱処理することによって得られる。図4の第1のコレク
タ領域5の不純物濃度は例えば5×1018cm−3
ある。図4のトランジスタにおいても、第2のコレクタ
領域6bと第1のベース領域2及び耐圧向上用半導体領
域7との関係が図2のトランジスタと同様であるので、
第2の実施例によっても第1の実施例と同一の効果が得
られる。
【0015】
【第3の実施例】図5に示す第3の実施例のトランジス
タは図2の第1の実施例のトランジスタに第4の半導体
領域としてのN型の第3のコレクタ領域30aを付加
した他は図2と同一に構成したものである。第3のコレ
クタ領域30aは基体1の下面14において第2のコレ
クタ領域6aを囲むように配置され、第2のコレクタ領
域6aと共にコレクタ電極13に接続されている。この
第3のコレクタ領域30aは第2のコレクタ領域6aと
ほぼ同一の不純物濃度を有し、下面14から第2のコレ
クタ領域6aよりも十分に浅く不純物を拡散した領域で
ある。この結果、第1のベース領域2及び耐圧向上用半
導体領域7と第3のコレクタ領域30aとの間隔L3´
は十分に大きい。従って、第3のコレクタ領域30aは
空乏層の広がりを妨害しない。第3の実施例の第1のベ
ース領域2及び耐圧向上用半導体領域7と第2のコレク
タ領域6aとの関係は第1の実施例と同一であるので、
第3の実施例によっても第1の実施例と同一の効果を得
ることができる。
【0016】
【第4の実施例】図6の第4の実施例に示すダイオード
は、第1の実施例のトランジスタからエミッタ領域4及
びエミッタ電極12を除去し、アノード電極(第1の電
極)11aと、カソード電極(第2の電極)13aとを
設けたものに相当する。図6において図2と同一の部分
には同一の符号が付され、トランジスタとダイオードの
相違に関係する部分の符号にはダッシュが付されてい
る。従って、図6の領域2´、3´、5´、6a´は図
1の領域2、3、5、6aに対応し、図2と同一に形成
されている。アノード電極11aはP型領域3´に接
続されている。カソード電極13aは基体1の下面14
においてN型領域6a´及びN型領域5´に接続さ
れている。
【0017】図6のダイオードにおいても、耐圧向上用
半導体領域7とN型の第2のカソード領域6a´と
の関係は第1の実施例の耐圧向上用半導体領域7と第2
のコレクタ領域6aとの関係と同一であるので第4の実
施例によっても第1の実施例と同様な効果が得られる。
【0018】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図6のダイオードにおいても図4の第3のコレ
クタ領域30aに相当するもの、又は図6で破線で示す
位置に図5の第3のコレクタ領域30aに相当するもの
を設けることができる。 (2) ベース領域を第1及び第2のベース領域2、3
に分けないで、両者を合わせたパターンを有する1つの
ベース領域を設けることができる。また、図6のダイオ
ードにおいても第1及び第2のアノード領域2´、3´
を合わせたパターンの1つのアノード領域を設けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のトランジスタを示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例のトランジスタを示す断
面図である。
【図3】図2の半導体基体の平面図である。
【図4】第2の実施例のトランジスタを示す断面図であ
る。
【図5】第3の実施例のトランジスタを示す断面図であ
る。
【図6】第4の実施例のダイオ−ドを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 第1のベース領域 3 第2のベース領域 4 エミッタ領域 5 第1のコレクタ領域 6 第2のコレクタ領域 17 耐圧向上用半導体領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1導電型の第1の半導体領
    域と前記第1導電型と反対の第2導電型の第2の半導体
    領域と第1導電型の第3の半導体領域と第2導電型の耐
    圧向上用半導体領域とを備えた半導体基体と、絶縁膜
    と、少なくとも第1及び第2の電極とを有し、 前記第2の半導体領域は前記半導体基体の一方の主面に
    露出するように配置され、 前記耐圧向上用半導体領域は前記半導体基体の一方の主
    面において前記第2の半導体領域を囲むように配置され
    且つ前記半導体基体の一方の主面からの深さが前記第2
    の半導体領域よりも浅くなるように形成され、 前記第3の半導体領域は前記第1の半導体領域の不純物
    濃度よりも高い不純物濃度を有し且つ前記第1の半導体
    領域と前記半導体基体の他方の主面との間に配置され、 前記絶縁膜は前記半導体基体の一方の主面において前記
    耐圧向上用半導体領域の少なくとも一部を覆うように配
    置され、 前記第1の電極は前記半導体基体の一方の主面において
    前記第2の半導体領域に直接に、又は別の半導体領域を
    介して接続され、 前記第2の電極は前記半導体基体の他方の主面に配置さ
    れ且つ前記第3の半導体領域に直接に、又は別の半導体
    領域を介して接続されている半導体装置において、 前記第3の半導体領域の外周縁が平面的に見て前記第2
    の半導体領域の外周縁に一致するように又は前記外周縁
    よりも内側になるように前記第3の半導体領域が配置さ
    れていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記第2の半導体領域の中に島状
    に第4の半導体領域を有し、前記第4の半導体領域は前
    記第2の半導体領域と同一の第2導電型を有し且つ前記
    耐圧向上用半導体領域及び第2の半導体領域の平均不純
    物濃度よりも高い平均不純物濃度を有し、前記第3の半
    導体領域の外周縁が平面的に見て前記第4の半導体領域
    の外周縁に一致するように又はこの外周縁よりも内側に
    なるように前記第3の半導体領域が配置され、前記第1
    の電極は前記第4の半導体領域に接続されていることを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記第3の半導体領域と前記半導
    体基体の他方の主面との間に第1導電型の第5の半導体
    領域を有し、前記第2の電極は前記第5の半導体領域に
    接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 更に、第1導電型の第6の半導体領域を
    有し、この第6の半導体領域は前記半導体基体の他方の
    主面において前記第3の半導体領域を囲むように配置さ
    れ、 前記半導体基体の一方の主面から前記第6の半導体領域
    までの最短距離が前記一方の主面から前記第3の半導体
    領域までの最短距離よりも長いことを特徴とする請求項
    1又は2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 エミッタ領域とベース領域と第1のコレ
    クタ領域とこの第1のコレクタ領域の不純物濃度よりも
    高い不純物濃度を有している第2のコレクタ領域と耐圧
    向上用半導体領域とを備えた半導体基体と、絶縁膜と、
    エミッタ電極と、ベース電極と、コレクタ電極とを有
    し、 前記ベース領域はその一部が前記半導体基体の一方の主
    面に露出するように配置され、前記耐圧向上用半導体領
    域は前記ベース領域と同一の導電型を有し且つ前記半導
    体基体の一方の主面において前記ベース領域を囲むよう
    に配置され且つ前記半導体基体の一方の主面からの深さ
    が前記ベース領域よりも浅くなるように形成され、前記
    第1のコレクタ領域は前記ベース領域及び前記耐圧向上
    用半導体領域に隣接配置され、 前記エミッタ領域は前記ベース領域の中に島状に配置さ
    れ且つ前記半導体基体の一方の主面に露出し、 前記第2のコレクタ領域は前記第1のコレクタ領域と前
    記半導体基体の他方の主面との間に配置され、 前記絶縁膜は前記半導体基体の一方の主面において前記
    耐圧向上用半導体領域の少なくとも一部を覆うように配
    置され、 前記エミッタ電極は前記エミッタ領域に電気的に接続さ
    れ、 前記ベース電極は前記ベース領域に電気的に接続され、 前記コレクタ電極は前記半導体基体の他方の主面に配置
    され且つ前記第2のコレクタ電極に直接に又は別の半導
    体領域を介して接続されたトランジスタから成る半導体
    装置であって、 前記第2のコレクタ領域が平面的に見て前記ベース領域
    の外周縁よりも内側に配置されていることを特徴とする
    半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記ベース領域は不純物濃度が低い第1
    のベース領域と不純物濃度が前記第1のベース領域より
    も高く且つ前記第1のベース領域と前記半導体基体の一
    方の主面との間に配置されている第2のベース領域とを
    有している請求項6記載の半導体装置。
JP32023099A 1999-11-10 1999-11-10 半導体装置 Pending JP2001144096A (ja)

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