JP3090199B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3090199B2
JP3090199B2 JP09242199A JP24219997A JP3090199B2 JP 3090199 B2 JP3090199 B2 JP 3090199B2 JP 09242199 A JP09242199 A JP 09242199A JP 24219997 A JP24219997 A JP 24219997A JP 3090199 B2 JP3090199 B2 JP 3090199B2
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昭夫 岩渕
一美 杉田
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Sanken Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、同一の半導体基
板に小信号半導体素子と電力用又は信号のレベルシフト
用等の電界効果トランジスタとを有する半導体装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の小信号半導体素子とパワ−
MOS電界効果トランジスタとを同一のシリコン半導体
基板に形成した半導体装置の左半分を示す。この半導体
装置は、サブストレ−トとしてのP形(第1導電形)の
第1の半導体領域1と、埋め込み層としてのN形(第2
導電形)の第2の半導体領域2と、ドレイン領域及び小
信号素子用のN形の第3の半導体領域3と、ドレイン電
極形成領域としてのN+形の第4の半導体領域4と、チ
ャネル形成用のP形の第5の半導体領域5と、ソ−ス領
域としてのN+ 形の第6の半導体領域6とを有し、更に
小信号形成用のP形領域7、N形領域8、9等を有して
いる。
【0003】第1の半導体領域1はエピタキシャル成長
のためのサブストレ−トとなる部分である。第2の半導
体領域2は第1の半導体領域1の一方の主面のほぼ中央
に不純物拡散によって設けられたものであり、厚み方向
において第1の半導体領域1の一方の主面よりも下方に
食い込んだ形状を有する。N形の第3の半導体領域3は
P形の第1の半導体領域1の上にエピタキシャル成長さ
せた領域であり、下面が第1及び第2の半導体領域1、
2に接している。この第3の半導体領域3は第2の半導
体領域よりも低い不純物濃度を有する。N+ 形の第4の
半導体領域4はN形の第3の半導体領域3に不純物拡散
で形成された領域であって、第2の半導体領域2の上方
に配置されている。即ち、平面的に見て第2の半導体領
域2に収まるように環状に形成されている。この第4の
半導体領域4は第3の半導体領域3よりも高い不純物濃
度を有する。P形の第5の半導体領域5はN形の第3の
半導体領域3に不純物拡散で形成された領域であって、
半導体基板10の表面から第1の半導体領域1に至るよ
うに環状に形成されている。従って、N形の第3の半導
体領域3の側面はP形の第5の半導体領域5に接してい
る。ソ−ス領域としてのN+ 形の第6の半導体領域6は
P形の第5の半導体領域5に不純物拡散によって環状に
形成されている。第6の半導体領域6はチャネル領域を
得るための第5の半導体領域5を介して第3の半導体領
域3に対向している。
【0004】小信号用半導体素子のための各領域7、
8、9は埋め込み層として機能するN形の第2の半導体
領域2の上のN形の第3の半導体領域3に不純物拡散に
よって形成されている。小信号用半導体素子は図1で左
側に示す電力用のMOS電界効果トランジスタを駆動又
は制御するために必要な種々の回路素子を含むが、ここ
では説明を簡略化するために1つのMOS電界効果トラ
ンジスタのためのボデイ領域7とソ−ス領域8とドレイ
ン領域9のみが示されている。また、小信号半導体素子
に対する電極及び絶縁膜等の図示が省かれている。
【0005】電力用のMOS形(絶縁ゲ−ト型)電界効
果トランジスタを構成するために、第4、第5及び第6
の半導体領域4、5、6の上にドレイン電極11、グラ
ンド電極12、ソ−ス電極13がそれぞれ環状に設けら
れている。また、N+ 形の第6の半導体領域6とN形の
第3の半導体領域3との間のP形の第5の半導体領域5
の表面上に絶縁膜14を介して環状にゲ−ト電極15が
設けられている。
【0006】フィ−ルドプレ−ト効果を良好に得るため
に、第3の半導体領域3におけるN+ 形の第4の半導体
領域4と第5の半導体領域5との間の部分の表面上にシ
リコン酸化膜16が設けられ、ドレイン電極11に接続
された第1の金属層(導電層)17と、グランド電極1
2に接続された第2の金属層(導電層)18と、複数の
中間金属層(導電層)19、20、21、22、23と
が設けられている。第1の金属層17と中間金属層23
との間、第2の金属層18と中間金属層19との間、中
間金属層19〜23の相互間には誘電体層24aがそれ
ぞれ介在している。従って、ドレイン電極11とグラン
ド電極12との間は複数個のコンデンサの直列回路が接
続されている。
【0007】
【発明が解決しょうとする課題】図1の電界効果トラン
ジスタのドレイン電極11とグランド電極12又はソ−
ス電極13との間に高い電圧が印加されると、P形の第
1の半導体領域1とN形の第3の半導体領域3の界面に
形成されるPN接合24が逆方向にバイアスされ、図1
及び図2で点線で示すように空乏層25が広がる。ま
た、N形の第2の半導体領域2とP形の第1の半導体領
域1の界面に形成されるPN接合26も逆方向にバイア
スされ、この界面からも空乏層が広がる。図1では空乏
層25、27がP形の第1の半導体領域1側のみに広が
るように示されているが、実際には図2に説明的に示す
ようにN形の第2及び第3の半導体領域2、3側にも広
がる。埋め込み層としてN形の第2の半導体領域2は、
空乏層27がN形の第3の半導体領域3の上方に延伸し
て小信号半導体素子の領域7等に到達(パンチスル−)
することを防止するために設けられており、その不純物
濃度は、6×1015cm-3程度であり、第3の半導体領
域3の不純物濃度よりも高く設定されている。上述のよ
うな目的で設けられたN形の第2の半導体領域2は不純
物拡散で形成されるので半導体基体10の厚み方向にお
いてP形の第1の半導体領域1に食い込んだ状態に形成
され、PN接合26はこれよりも外側のPN接合24よ
りも下方に突出し、内側の空乏層27も外側の空乏層2
5よりも下方に突出し、両者の境界領域28がなだらか
にならず、電界集中点が生じ、この集中点を起点として
ブレ−クダウンが生じる。
【0008】電界集中を緩和できるように空乏層25、
27を形成する手段として、P形の第1の半導体領域
1、N形の第2又は第3の半導体領域2、3の不純物濃
度を低く設定することが考えられる。しかしながら、半
導体基体10の母材であるP形の第1の半導体領域1は
一般にチョクラルスキ−法で形成された基板を使用する
ため、この場合その不純物濃度は低くしようにも2.5
×1014cm-3程度が限界である。なお、フロ−ティン
グゾ−ン法で形成された基板を使用すれば不純物濃度を
更に低くすることも可能であるが、フロ−ティングゾ−
ン法で形成された基板は酸素の含有率が一般的に低いた
め後のN形埋め込みの第2の半導体領域2の形成等で行
う熱処理によって結晶欠陥が生じ易く、歩留り低下、不
良率増加の原因となり、望ましくない。また、P形の第
1の半導体領域1の不純物濃度をあまり低くすると、小
信号半導体素子の寄生動作が生じ易くなるので望ましく
ない。また、N形の第3の半導体領域3は、小信号半導
体素子の形成にも使用される領域であり、小信号半導体
素子の所望特性を得るためにN形の第3の半導体領域3
の不純物濃度をあまり低く設定することができない。ま
た、N形の第2の半導体領域2の不純物濃度は上述のパ
ンチスル−を防止するためにあまり低くすることができ
ない。従って、図1の構造の電力用電界効果トランジス
タの高耐圧化が困難であった。
【0009】そこで、本発明は、同一の半導体基体に小
信号用半導体素子を伴って形成された電界効果トランジ
スタの高耐圧化を図ることができる半導体装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、第1導電形の第1の半導体領域と、前記第
1導電形と反対の第2導電形を有し、前記第1の半導体
領域の一方の主面の一部に隣接するように配置され且つ
前記第1の半導体領域の厚みを低減させるように前記第
1の半導体領域に食い込んだ状態に形成された第2の半
導体領域と、第2導電形を有し且つ前記第2の半導体領
域よりも低い不純物濃度を有する半導体領域であって、
前記第1の半導体領域の前記一方の主面に隣接すると共
に前記第2の半導体領域が埋め込み層となるように前記
第2の半導体領域にも隣接している第3の半導体領域
と、前記第3の半導体領域の前記第2の半導体領域の上
に位置する部分の中に形成された小信号用半導体素子の
ための半導体領域と、前記小信号用半導体素子よりも大
きな電流容量を有する絶縁ゲ−ト型電界効果トランジス
タのためのドレイン領域であって、第2導電形を有し且
つ前記第3の半導体領域よりも高い不純物濃度を有し、
前記第3の半導体領域の前記第2の半導体領域の上に位
置する部分の中に形成された第4の半導体領域と、第1
導電形を有し、前記第2の半導体領域から離間した位置
で前記第1の半導体領域の一方の主面に隣接していると
共に前記第3の半導体領域の側面にも隣接している第5
の半導体領域と、第2導電形を有するソ−ス領域であっ
て、前記第5の半導体領域を介して前記第3の半導体領
域に対向するように前記第5の半導体領域の中に形成さ
れている第6の半導体領域と、平面的に見て前記第2の
半導体領域と前記第5の半導体領域との間において前記
第2の半導体領域に接近又は隣接するように配置され、
且つ厚み方向において前記第1の半導体領域と前記第3
の半導体領域に挟まれるように配置され、且つ前記第3
の半導体領域よりも高い不純物濃度を有していると共に
第2導電形を有している第7の半導体領域と、前記第3
の半導体領域と前記第6の半導体領域との間において前
記第5の半導体領域の表面を覆うように形成された絶縁
膜と、前記第4の半導体領域に形成されたドレイン電極
と、前記第6の半導体領域に形成されたソ−ス電極と、
前記絶縁膜の上に形成されたゲ−ト電極と、前記第5の
半導体領域に形成されたグランド電極とを備えているこ
とを特徴とする半導体装置に係わるものである。なお、
請求項2に示すように第7の半導体領域は、この第1の
半導体領域に対する食い込みの深さが第2の半導体領域
の第1の半導体領域に対する食い込みの深さよりも浅く
なることが望ましい。また、請求項3に示すように第7
の半導体領域の不純物濃度を第2の半導体領域の不純物
濃度よりも低くすることが望ましい。また、請求項4に
示すように第7の半導体領域を分散された複数の部分で
構成することが望ましい。また、請求項5に示すよう
に、ドレインとゲ−トとの間に酸化膜を設け、この上に
第1、及び第2の導電層及び中間導電層を設け、第1の
導電層をドレイン電極に接続し、第2の導電層をグラン
ド電極に接続し、第1及び第2の導電層の間に中間導電
層を配置し、各導電層の相互間に誘電体膜を配置し、容
量結合フィ−ルドプレ−トを設けることができる。
【0011】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、第7の半導体
領域が第2及び第3の半導体領域の境界部における電界
集中を緩和させるために作用し、高耐圧化が達成され
る。また、請求項5の導電層はフィ−ルドプレ−ト効果
を発揮し、高耐圧化に寄与する。
【0012】
【第1の実施例】次に図3〜図8を参照して本発明の実
施形態としての第1の実施例に係わる半導体装置を説明
する。但し、図3〜図8において、図1及び図2と実質
的に同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略
する。図4は図3のA−A線における約左半分を示す断
面図である。この第4図に示す半導体装置は、図1に示
す従来の半導体装置に耐圧向上用のフロ−ティング領域
としての第7及び第8の半導体領域31、32を付加し
た他は、図1と同一に構成したものである。第7及び第
8の半導体領域31、32はそれぞれN形であって、図
3から明らかなように第2の半導体領域2を囲むように
環状に形成されている。即ち、第7及び第8の半導体領
域31、32は第2の半導体領域に近接配置され、第1
及び第3の半導体領域1、3で挟まれるように配置さ
れ、それ等の一部が第1の半導体領域1に食い込んでい
る。第7及び第8の半導体領域31、32のPN接合2
4から第1の半導体領域1側への食い込み深さD2 、D
3 は第2の半導体領域2の食い込みの深さD1 よりも浅
い。また、第8の半導体領域32の食い込みの深さD3
及び直径即ち幅は第7の半導体領域の食い込みの深さD
2 及び直径即ち幅よりも小さい。第7及び第8の半導体
領域31、32の不純物濃度は第2半導体領域2の不純
物濃度よりも低く、第3の半導体領域3の不純物濃度よ
りも高い。各領域の不純物濃度(最大不純物濃度)を例
示すると、第2、第7及び第8の半導体領域2、31、
32がそれぞれ6×1015cm-3、4×1015cm-3
2×1015cm-3であり、第3の半導体領域3が1×1
15cm-3である。従って、第2、第7及び第8の半導
体領域2、31、32の順に不純物濃度が低くなってい
る。
【0013】PN接合24が逆バイアスされるようにド
レイン電極11とグランド電極12又はソ−ス電極13
との間に電圧が印加されると、PN接合24、26によ
る空乏層25、27が生じると共に、N形の第7及び第
8の半導体領域31、32とP形の第1の半導体領域1
との間のPN接合33、34による空乏層35、36も
生じ、各空乏層25、27、35、36は連続し、図5
に示すように全体としてなだらかな空乏層が得られる。
即ち、図4及び図5における空乏層は、図1のN形の第
2の半導体領域2とP形の第1の半導体領域1との境界
部分に対応するくぼみを補正したものとなり、電界集中
が発生し難くなる。また、この実施例では第3の半導体
領域3の不純物濃度を特別に下げて耐圧向上を図る必要
がないので、半導体領域7、8、9等による小信号半導
体素子の特性低下が生じない。
【0014】図6〜図8は第7及び第8の半導体領域3
1、32の形成方法を示す。まず、第1の半導体領域1
の主面に酸化膜37を設け、ここに幅W1 、W2 、W3
の開口38、39、40を形成する。なお、開口38、
39、40の幅は、W1 >W2 >W3 に設定する。次
に、開口38、39、40を介してN形不純物を拡散
し、図7に示すように拡散領域2a、31a、32aを
形成する。次に、酸化膜37を除去し、第1の半導体領
域1、及び拡散領域2a、31a、32aの上にN形シ
リコンをエピタキシャル成長させて図8に示すようにN
形の第3の半導体領域3を形成する。このエピタキシャ
ル成長工程又はこの工程とその後の他の工程の熱処理に
よって図7に示した拡散領域2a、31a、32aの不
純物がN形の第3の半導体領域3に拡散して図8に示す
第2、第7及び第8の半導体領域2、31、32が得ら
れる。上述から明らかなように第7及び第8の半導体領
域31、32は小信号用半導体素子のための埋め込み層
としての第2の半導体領域と同時に形成することができ
る。従って、製造工程の大幅な増加を伴わないで高耐圧
化を達成することができる。
【0015】
【第2の実施例】図4における第7及び第8の半導体領
域31、32の幅を大きくした他は、第1の実施例と同
一に構成した半導体装置を作製した。各領域の不純物濃
度を例示すると、図4の第2の半導体領域2を6×10
15cm-3、第3の半導体領域3を1×1015cm-3、第
7の半導体領域31を4×1015cm-3、第8の半導体
領域32を2×1015cm-3とした。従って、第2の半
導体領域2、第7の半導体領域31、第8の半導体領域
32、第3の半導体領域3の順に不純物濃度が低くなっ
ている。第2、第7及び第8の半導体領域2、31、3
2の形成は、基本的には図6〜図8と同一であるが、図
6の幅W2 、W3 に相当するものを大きく設定した。開
口39、40の幅W2 、W3 が大きくなると、第7及び
第8の半導体領域31、32の不純物濃度を同時拡散で
第2の半導体領域よりも低くすることができないので、
この第2の実施例では3つの領域を同時に形成せずに不
純物濃度を変えて第2の半導体領域2、第7の半導体領
域31、第8の半導体領域32の順に別に形成した。
【0016】この第2の実施例でも、第2、第7、第8
の半導体領域2、31、32の順に第1の半導体領域に
対する食い込み深さが浅くなる効果と、不純物濃度が順
に低くなる効果の両方が得られ、高耐圧化が良好に達成
される。この第2の実施例は、W2 とW3 の幅が、第2
の半導体領域2の深さよりも十分大きいときに有効な製
造方法である。なお、第2の実施例を変形して、第2、
第7及び第8の半導体領域2、31、32の食い込みの
深さを同一にし、不純物濃度のみに差をつけることがで
きる。この様にしても、不純物濃度の差に基づく空乏層
の改善効果が得られ、高耐圧化が達成される。また、第
2の実施例と同様に幅W2 、W3 を比較的広く設定して
第2、第7及び第8の半導体領域2、31、32を同一
工程の不純物拡散で同時に形成し、これ等の不純物濃度
を実質的に同一にすることができる。
【0017】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでは
なく、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 第8の半導体領域32を省くことができる。ま
た、第7及び第8の半導体領域31、32と同様な機能
を有する半導体領域を更に追加して設けることができ
る。 (2) 第7及び第8の半導体領域31、32を相互に
隣接させることができる。また、第2、第7、第8の半
導体領域2、31、32を順次に隣接させることができ
る。 (3) 小信号半導体素子としてバイポ−ラトランジス
タを設けることができる。 (4) 第1及び第2の金属層17、18と中間金属層
19〜23の全部又は中間金属層19、21、23のみ
を導電性を有するポリシリコン(多結晶シリコン)層と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体装置の一部を示す断面図である。
【図2】図1の半導体装置における空乏層の広がりを説
明的に示す図である。
【図3】本発明の実施例の半導体装置の半導体基板の表
面を示す平面図である。
【図4】実施例の半導体装置における図3のA−A線の
左半分に相当する部分を示す断面図である。
【図5】図4の半導体装置における空乏層の広がりを説
明的に示す図である。
【図6】第2、第7、第8半導体領域を形成するための
第1の工程を示す断面図である。
【図7】第2、第7、第8半導体領域を形成するための
第2の工程を示す断面図である。
【図8】第2、第7、第8半導体領域を形成するための
第3の工程を示す断面図である。
【図面の説明】
1 第1の半導体領域 2 第2の半導体領域 3 第3の半導体領域 31 第7の半導体領域 32 第8の半導体領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−102536(JP,A) 特開 昭59−186359(JP,A) 特開 昭63−202971(JP,A) 特開 昭59−168676(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8234 H01L 27/088 H01L 29/78

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電形の第1の半導体領域と、 前記第1導電形と反対の第2導電形を有し、前記第1の
    半導体領域の一方の主面の一部に隣接するように配置さ
    れ且つ前記第1の半導体領域の厚みを低減させるように
    前記第1の半導体領域に食い込んだ状態に形成された第
    2の半導体領域と、 第2導電形を有し且つ前記第2の半導体領域よりも低い
    不純物濃度を有する半導体領域であって、前記第1の半
    導体領域の前記一方の主面に隣接すると共に前記第2の
    半導体領域が埋め込み層となるように前記第2の半導体
    領域にも隣接している第3の半導体領域と、 前記第3の半導体領域の前記第2の半導体領域の上に位
    置する部分の中に形成された小信号用半導体素子のため
    の半導体領域と、 前記小信号用半導体素子よりも大きな電流容量を有する
    絶縁ゲ−ト型電界効果トランジスタのためのドレイン領
    域であって、第2導電形を有し且つ前記第3の半導体領
    域よりも高い不純物濃度を有し、前記第3の半導体領域
    の前記第2の半導体領域の上に位置する部分の中に形成
    された第4の半導体領域と、 第1導電形を有し、前記第2の半導体領域から離間した
    位置で前記第1の半導体領域の一方の主面に隣接してい
    ると共に前記第3の半導体領域の側面にも隣接している
    第5の半導体領域と、 第2導電形を有するソ−ス領域であって、前記第5の半
    導体領域を介して前記第3の半導体領域に対向するよう
    に前記第5の半導体領域の中に形成されている第6の半
    導体領域と、 平面的に見て前記第2の半導体領域と前記第5の半導体
    領域との間において前記第2の半導体領域に接近又は隣
    接するように配置され、且つ厚み方向において前記第1
    の半導体領域と前記第3の半導体領域に挟まれるように
    配置され、且つ前記第3の半導体領域よりも高い不純物
    濃度を有していると共に第2導電形を有している第7の
    半導体領域と、 少なくとも前記第3の半導体領域と前記第6の半導体領
    域との間の前記第5の半導体領域の表面を覆うように形
    成された絶縁膜と、 前記第4の半導体領域に形成されたドレイン電極と、 前記第6の半導体領域に形成されたソ−ス電極と、 前記絶縁膜の上に形成されたゲ−ト電極と、 前記第5の半導体領域に形成されたグランド電極とを備
    えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第7の半導体領域は、この第7の半
    導体領域の前記第1の半導体領域に対する厚み方向の食
    い込み量が前記第2の半導体領域の前記第1の半導体領
    域への厚み方向への食い込み量よりも少なくなるように
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第7の半導体領域は、前記第2の半
    導体領域よりも低い不純物濃度を有していることを特徴
    とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第7の半導体領域は分散された複数
    の部分からなることを特徴とする請求項1又は2又は3
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記第3の半導体領域における前
    記第4の半導体領域と前記第5の半導体領域との間の部
    分の表面上に形成された酸化膜と、 前記酸化膜の上に形成され且つ前記ドレイン電極に接続
    された第1の導電層と、 前記酸化膜の上に形成され且つ前記グランド電極に接続
    された第2の導電層と、 前記酸化膜の上に形成され且つ前記第1及び第2の導電
    層の間に配置された単数又は複数の中間導電層と、 前記第1及び第2の導電層と前記中間導電層とのそれぞ
    れの間、及び前記中間導電層が複数個の場合には前記中
    間導電層の相互間に配置された誘電体層とを備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4記載の半
    導体装置。
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