JP2001143328A - 円盤状記録担体およびそれを用いた光学式記録再生装置 - Google Patents
円盤状記録担体およびそれを用いた光学式記録再生装置Info
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- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/0908—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for focusing only
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フォーカス制御系にバイアス電圧を印加して
再生信号のジッタが最小になるように光ビームの焦点状
態を調整する光学式記録再生装置において、記録担体上
に予め行なう信号記録を不要とし、装置の起動時間を短
縮化する。 【解決手段】 ピットの幅及び半径方向間隔が記録再生
する光ビームのスポットサイズに対して所定の比率に設
定された円盤状記録担体21を用い、ピットに基づく信号
振幅が最大になるように記録担体上の光ビームの収束状
態を調整する。
再生信号のジッタが最小になるように光ビームの焦点状
態を調整する光学式記録再生装置において、記録担体上
に予め行なう信号記録を不要とし、装置の起動時間を短
縮化する。 【解決手段】 ピットの幅及び半径方向間隔が記録再生
する光ビームのスポットサイズに対して所定の比率に設
定された円盤状記録担体21を用い、ピットに基づく信号
振幅が最大になるように記録担体上の光ビームの収束状
態を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ等の光源に
よって情報が記録され及び/又は記録された情報が再生
される円盤状記録担体、および該記録担体に情報を記録
し及び/又は記録された情報を再生する光学式記録再生
装置に関する。
よって情報が記録され及び/又は記録された情報が再生
される円盤状記録担体、および該記録担体に情報を記録
し及び/又は記録された情報を再生する光学式記録再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の回転数で回転する円盤状の
記録担体に、光ピックアップに搭載した半導体レーザか
ら発生した光ビームを対物レンズ等を用いて収束して照
射し、記録担体上に記録された情報を再生する光学式再
生装置が知られている。
記録担体に、光ピックアップに搭載した半導体レーザか
ら発生した光ビームを対物レンズ等を用いて収束して照
射し、記録担体上に記録された情報を再生する光学式再
生装置が知られている。
【0003】このような光学式再生装置で使用される記
録担体には、記録担体自体に起因する反りや装置に起因
する傾き等によって±100μm〜±200μmの面振
れが発生する。一方、光ビームを記録担体上に収束する
対物レンズの焦点深度は±1μmよりも狭いため、光ピ
ックアップから出力された光ビームを記録担体上で適正
な収束状態にするためには、記録担体上の光ビームの収
束状態を表すフォーカス誤差信号を検出し、これに応じ
て対物レンズを記録担体に接離する方向に駆動し、対物
レンズと記録担体との距離を上記焦点深度内に保つよう
に(即ち、光ビームが記録担体上で適正な収束状態にな
るように)制御するフォーカス制御系が必要となる。
録担体には、記録担体自体に起因する反りや装置に起因
する傾き等によって±100μm〜±200μmの面振
れが発生する。一方、光ビームを記録担体上に収束する
対物レンズの焦点深度は±1μmよりも狭いため、光ピ
ックアップから出力された光ビームを記録担体上で適正
な収束状態にするためには、記録担体上の光ビームの収
束状態を表すフォーカス誤差信号を検出し、これに応じ
て対物レンズを記録担体に接離する方向に駆動し、対物
レンズと記録担体との距離を上記焦点深度内に保つよう
に(即ち、光ビームが記録担体上で適正な収束状態にな
るように)制御するフォーカス制御系が必要となる。
【0004】また、上記した記録担体にはピッチが0.
74〜1.6μmという微小なピット列(トラック)が
スパイラル状に設けられており、記録担体上に記録され
ている信号の再生は、光ビームが常にピット列(トラッ
ク)上に位置するようにトラッキング制御しながら記録
担体上からの反射光を光検出器で受光して行っている。
74〜1.6μmという微小なピット列(トラック)が
スパイラル状に設けられており、記録担体上に記録され
ている信号の再生は、光ビームが常にピット列(トラッ
ク)上に位置するようにトラッキング制御しながら記録
担体上からの反射光を光検出器で受光して行っている。
【0005】フォーカス誤差信号も記録担体からの反射
光より得られるが、この反射光よりフォーカス誤差信号
を検出する方法としては、非点収差法が良く用いられ
る。
光より得られるが、この反射光よりフォーカス誤差信号
を検出する方法としては、非点収差法が良く用いられ
る。
【0006】非点収差法では、記録担体が対物レンズの
焦点位置にあるときに非点収差光学系の反射光の断面が
円形になる位置に、直交する2直線で4分割された光検
出器を設置し、4分割された光検出器から得られた4つ
の検出信号A,B,C,Dを演算回路等で合成すること
によってフォーカス誤差信号(FE)を検出することが
できる。ここで、4つの検出信号A,B,C,Dのうち
AとBおよびCとDはそれぞれ対角の位置にある光検出
器のセルから出力される検出信号である。
焦点位置にあるときに非点収差光学系の反射光の断面が
円形になる位置に、直交する2直線で4分割された光検
出器を設置し、4分割された光検出器から得られた4つ
の検出信号A,B,C,Dを演算回路等で合成すること
によってフォーカス誤差信号(FE)を検出することが
できる。ここで、4つの検出信号A,B,C,Dのうち
AとBおよびCとDはそれぞれ対角の位置にある光検出
器のセルから出力される検出信号である。
【0007】非点収差光学系においては、記録担体が対
物レンズの焦点位置にあるときは4分割された光検出器
上のビーム断面は円形になり、4つの検出信号A,B,
C,Dは(A+B)=(C+D)となる。対物レンズに
対して記録担体が対物レンズの焦点位置よりも近接する
と4分割された光検出器上のビーム断面は対角線方向に
長い楕円になり、検出信号A,B,C,Dは(A+B)
>(C+D)となる。また、対物レンズに対して記録担
体が対物レンズの焦点位置よりも離れると4分割された
光検出器上のビーム断面は上述の楕円の長軸方向と直交
する対角線方向に長い楕円になり、検出信号A,B,
C,Dは(A+B)<(C+D)となる。以上よりフォ
ーカス誤差信号FEとして、FE=(A+B)−(C+
D)の演算を行うことにより記録担体上での光ビームの
収束状態を表すフォーカス誤差信号が得られる。
物レンズの焦点位置にあるときは4分割された光検出器
上のビーム断面は円形になり、4つの検出信号A,B,
C,Dは(A+B)=(C+D)となる。対物レンズに
対して記録担体が対物レンズの焦点位置よりも近接する
と4分割された光検出器上のビーム断面は対角線方向に
長い楕円になり、検出信号A,B,C,Dは(A+B)
>(C+D)となる。また、対物レンズに対して記録担
体が対物レンズの焦点位置よりも離れると4分割された
光検出器上のビーム断面は上述の楕円の長軸方向と直交
する対角線方向に長い楕円になり、検出信号A,B,
C,Dは(A+B)<(C+D)となる。以上よりフォ
ーカス誤差信号FEとして、FE=(A+B)−(C+
D)の演算を行うことにより記録担体上での光ビームの
収束状態を表すフォーカス誤差信号が得られる。
【0008】ところが、4分割された光検出器に入射す
るビームと光検出器との間の位置ずれや、4分割された
各光検出器の感度バラツキ、さらには各光検出器より出
力される信号を増幅する増幅器の増幅率バラツキ等に起
因して、上述のフォーカス誤差信号(FE)が0になっ
ても、記録担体上の光ビームの収束状態が最適にならな
い場合がある。
るビームと光検出器との間の位置ずれや、4分割された
各光検出器の感度バラツキ、さらには各光検出器より出
力される信号を増幅する増幅器の増幅率バラツキ等に起
因して、上述のフォーカス誤差信号(FE)が0になっ
ても、記録担体上の光ビームの収束状態が最適にならな
い場合がある。
【0009】そこで例えば、CDプレーヤ等ではこのフ
ォーカス誤差信号にバイアス(オフセット)電圧を印加
して光ビームの収束状態を変化させ、再生信号のジッタ
ーが最良になるように調整している。このバイアス電圧
は以下の(1)〜(4)に示す手順によって調整されて
いる(特開平8-77579号公報参照)。
ォーカス誤差信号にバイアス(オフセット)電圧を印加
して光ビームの収束状態を変化させ、再生信号のジッタ
ーが最良になるように調整している。このバイアス電圧
は以下の(1)〜(4)に示す手順によって調整されて
いる(特開平8-77579号公報参照)。
【0010】(1)対物レンズを記録担体に対してフォ
ーカス制御するとともに記録担体上のピット列に対物レ
ンズによる光ビームスポットが常に位置するようにトラ
ッキング制御を行う。
ーカス制御するとともに記録担体上のピット列に対物レ
ンズによる光ビームスポットが常に位置するようにトラ
ッキング制御を行う。
【0011】(2)対物レンズが記録担体に近づく方向
にバイアス電圧を印加しながら再生信号のエラーレート
を監視し、エラーレートが所定の限界値に達した際のバ
イアス電圧V1を記憶する。
にバイアス電圧を印加しながら再生信号のエラーレート
を監視し、エラーレートが所定の限界値に達した際のバ
イアス電圧V1を記憶する。
【0012】(3)対物レンズが記録担体から離れる方
向にバイアス電圧を印加しながら再生信号のエラーレー
トを監視し、エラーレートが所定の限界値に達した際の
バイアス電圧V2を記憶する。
向にバイアス電圧を印加しながら再生信号のエラーレー
トを監視し、エラーレートが所定の限界値に達した際の
バイアス電圧V2を記憶する。
【0013】(4)記憶したV1,V2よりV=(V1
+V2)/2の値を演算し、この値Vを最適なバイアス
電圧値としてフォーカス制御系に印加する。
+V2)/2の値を演算し、この値Vを最適なバイアス
電圧値としてフォーカス制御系に印加する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のバイアス電圧調整では、エラーレートを測定する
ための情報が記録担体上にあらかじめ記録されている必
要がある。即ち未使用の記録再生用記録担体の場合、記
録担体上には何も情報が記録されていないので、上述し
たバイアス電圧を調整できないという課題がある。
従来のバイアス電圧調整では、エラーレートを測定する
ための情報が記録担体上にあらかじめ記録されている必
要がある。即ち未使用の記録再生用記録担体の場合、記
録担体上には何も情報が記録されていないので、上述し
たバイアス電圧を調整できないという課題がある。
【0015】また、記録再生用の記録担体で上述のバイ
アス電圧調整を実施しようとすると、記録担体上に特別
な領域を設け事前に情報記録を実行した上で上記バイア
ス電圧を調整する必要があり、装置の起動時間が増大す
るという課題がある。
アス電圧調整を実施しようとすると、記録担体上に特別
な領域を設け事前に情報記録を実行した上で上記バイア
ス電圧を調整する必要があり、装置の起動時間が増大す
るという課題がある。
【0016】さらに、再生信号のエラーレートを用いる
方式では光学式記録再生装置の通常動作では使用しない
エラーレート測定システムが必要になり、装置が複雑か
つ高価になる課題がある。
方式では光学式記録再生装置の通常動作では使用しない
エラーレート測定システムが必要になり、装置が複雑か
つ高価になる課題がある。
【0017】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、バイアス電圧を調整するための情報の事前記録を不
要にして装置の起動時間を短縮するとともに、再生信号
のエラーレートを測定する回路を用いずに光ビームの収
束状態を最適にできる円盤状記録担体およびそれを用い
た光学式記録再生装置を提供することを目的とする。
で、バイアス電圧を調整するための情報の事前記録を不
要にして装置の起動時間を短縮するとともに、再生信号
のエラーレートを測定する回路を用いずに光ビームの収
束状態を最適にできる円盤状記録担体およびそれを用い
た光学式記録再生装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は以下の構成とする。
めに本発明は以下の構成とする。
【0019】本発明の円盤状記録担体は、ピットが、同
心円状あるいはスパイラル状の仮想トラックの中心線に
沿いかつ放射線状に配置された円盤状記録担体であっ
て、前記ピットの半径方向の間隔あるいは前記ピットの
半径方向の幅が、前記記録担体上に情報を記録し又は記
録された情報を再生する光ビームのスポットサイズに対
してそれぞれ所定の比率に設定されていることを特徴と
する。かかる構成によれば、ピットの半径方向の間隔又
は幅を光ビームのスポットサイズに対して所定比率に設
定することにより、光ビームがピット上を通過する場合
と、光ビームがピット間を通過する場合とで、該ピット
から検出される信号振幅を略等しくすることができる。
この結果、トラッキング制御系を動作させることなく、
フォーカス制御系を動作させるだけで、光ビームの収束
状態を最適化するために必要なピットに基づく信号振幅
を検出することが可能になる。
心円状あるいはスパイラル状の仮想トラックの中心線に
沿いかつ放射線状に配置された円盤状記録担体であっ
て、前記ピットの半径方向の間隔あるいは前記ピットの
半径方向の幅が、前記記録担体上に情報を記録し又は記
録された情報を再生する光ビームのスポットサイズに対
してそれぞれ所定の比率に設定されていることを特徴と
する。かかる構成によれば、ピットの半径方向の間隔又
は幅を光ビームのスポットサイズに対して所定比率に設
定することにより、光ビームがピット上を通過する場合
と、光ビームがピット間を通過する場合とで、該ピット
から検出される信号振幅を略等しくすることができる。
この結果、トラッキング制御系を動作させることなく、
フォーカス制御系を動作させるだけで、光ビームの収束
状態を最適化するために必要なピットに基づく信号振幅
を検出することが可能になる。
【0020】上記の構成において、前記ピットの半径方
向の幅が、前記光ビームのスポットサイズの0.5倍以
上であることが好ましい。かかる構成によれば、ピット
に基づく信号の検出可能な最大振幅の85%以上の信号
振幅を常に確保可能となる。
向の幅が、前記光ビームのスポットサイズの0.5倍以
上であることが好ましい。かかる構成によれば、ピット
に基づく信号の検出可能な最大振幅の85%以上の信号
振幅を常に確保可能となる。
【0021】また、上記の構成において、前記ピットの
半径方向の間隔が、前記光ビームのスポットサイズの
1.4倍以下であることが好ましい。ピットのなかでも
特にクロックピットの半径方向の間隔を光ビームのスポ
ットサイズの1.4倍以下に設定した場合には、光ビー
ムがクロックピット同士の間を通過する場合に、光ビー
ムがクロックピット上を通過する場合に得られるピット
に基づく信号振幅の90%以上の信号振幅を得ることが
可能になる。
半径方向の間隔が、前記光ビームのスポットサイズの
1.4倍以下であることが好ましい。ピットのなかでも
特にクロックピットの半径方向の間隔を光ビームのスポ
ットサイズの1.4倍以下に設定した場合には、光ビー
ムがクロックピット同士の間を通過する場合に、光ビー
ムがクロックピット上を通過する場合に得られるピット
に基づく信号振幅の90%以上の信号振幅を得ることが
可能になる。
【0022】また、本発明の光学式記録再生装置は、同
心円状あるいはスパイラル状の仮想トラックの中心線に
沿って所定の間隔でピットが配置された円盤状記録担体
上に光ビームを収束させる光収束手段と、前記光ビーム
が前記記録担体上で所定の収束状態になるように前記光
収束手段の位置を制御するフォーカス制御手段と、前記
記録担体からの反射光より前記ピットに基づく信号振幅
を検出する振幅検出手段とを備え、前記振幅検出手段の
出力が所定値になるように前記光ビームの収束状態を変
化させることを特徴とする。かかる構成によれば、振幅
検出手段の出力値であるピットに基づく信号振幅が所定
値になるように、光ビームの収束状態を調整することが
可能になる。
心円状あるいはスパイラル状の仮想トラックの中心線に
沿って所定の間隔でピットが配置された円盤状記録担体
上に光ビームを収束させる光収束手段と、前記光ビーム
が前記記録担体上で所定の収束状態になるように前記光
収束手段の位置を制御するフォーカス制御手段と、前記
記録担体からの反射光より前記ピットに基づく信号振幅
を検出する振幅検出手段とを備え、前記振幅検出手段の
出力が所定値になるように前記光ビームの収束状態を変
化させることを特徴とする。かかる構成によれば、振幅
検出手段の出力値であるピットに基づく信号振幅が所定
値になるように、光ビームの収束状態を調整することが
可能になる。
【0023】上記の構成において、前記振幅検出手段
が、検出した複数のピットに基づく信号振幅を平均化し
て出力をする平均化手段を備えることが好ましい。かか
る構成によれば、光ビームがピット上を通過する場合と
ピット間を通過する場合とで検出される信号振幅が変化
するウォブルピットに基づく信号振幅を用いて光ビーム
の収束状態を調整することが可能になる。
が、検出した複数のピットに基づく信号振幅を平均化し
て出力をする平均化手段を備えることが好ましい。かか
る構成によれば、光ビームがピット上を通過する場合と
ピット間を通過する場合とで検出される信号振幅が変化
するウォブルピットに基づく信号振幅を用いて光ビーム
の収束状態を調整することが可能になる。
【0024】また、上記の構成において、前記光ビーム
を前記仮想トラックの中心線に追従させるトラッキング
制御手段を備え、前記トラッキング制御手段を動作させ
ながら前記振幅検出手段の出力が所定値になるように前
記光ビームの収束状態を変化させることが好ましい。か
かる構成によれば、トラッキング制御手段を動作させる
ことにより光ビームがピットに対して所定の位置(クロ
ックピット上あるいはウォブルピットの中間位置)を通
過するようにできるので、検出されるピットに基づく信
号振幅の変動を低減してより安定に光ビームの収束状態
を調整することが可能になる。
を前記仮想トラックの中心線に追従させるトラッキング
制御手段を備え、前記トラッキング制御手段を動作させ
ながら前記振幅検出手段の出力が所定値になるように前
記光ビームの収束状態を変化させることが好ましい。か
かる構成によれば、トラッキング制御手段を動作させる
ことにより光ビームがピットに対して所定の位置(クロ
ックピット上あるいはウォブルピットの中間位置)を通
過するようにできるので、検出されるピットに基づく信
号振幅の変動を低減してより安定に光ビームの収束状態
を調整することが可能になる。
【0025】また、上記の構成において、前記所定値
は、前記ピットに基づく信号振幅の最大値であることが
好ましい。即ち、光ビームの収束状態を、ピットに基づ
く信号振幅が最大になるように調整することにより、光
ディスクから得られる再生信号のジッタを最小にするこ
とが可能になる。従って、再生信号のエラー限界値を測
定する従来の方式よりも簡易かつ高速に光ビームの収束
状態の調整を行うことが可能である。また、再生信号の
エラーレートを測定する回路を設ける必要がないので装
置構成を簡易にすることが可能である。
は、前記ピットに基づく信号振幅の最大値であることが
好ましい。即ち、光ビームの収束状態を、ピットに基づ
く信号振幅が最大になるように調整することにより、光
ディスクから得られる再生信号のジッタを最小にするこ
とが可能になる。従って、再生信号のエラー限界値を測
定する従来の方式よりも簡易かつ高速に光ビームの収束
状態の調整を行うことが可能である。また、再生信号の
エラーレートを測定する回路を設ける必要がないので装
置構成を簡易にすることが可能である。
【0026】また、上記の構成において、前記ピット
を、前記仮想トラックの中心線に対し内・外周側に振り
分けて配置されたウォブルピットとすることができる。
かかる構成によれば、記録担体上に設けられたピットの
うち、トラッキング制御用にトラックの中心線に対し内
・外周側に振り分けて配置されたウォブルピットに基づ
く信号の振幅を用いても光ビームの収束状態を所定の状
態に調整することが可能になる。
を、前記仮想トラックの中心線に対し内・外周側に振り
分けて配置されたウォブルピットとすることができる。
かかる構成によれば、記録担体上に設けられたピットの
うち、トラッキング制御用にトラックの中心線に対し内
・外周側に振り分けて配置されたウォブルピットに基づ
く信号の振幅を用いても光ビームの収束状態を所定の状
態に調整することが可能になる。
【0027】また、上記の構成において、前記ピット
を、前記仮想トラックの中心線上に所定の間隔で配置さ
れたクロック信号生成用のクロックピットとすることも
できる。かかる構成によれば、記録担体上に設けられた
ピットのうち、クロック信号生成用に設けられたクロッ
クピットを用いても光ビームの収束状態を所定の状態に
調整することが可能である。
を、前記仮想トラックの中心線上に所定の間隔で配置さ
れたクロック信号生成用のクロックピットとすることも
できる。かかる構成によれば、記録担体上に設けられた
ピットのうち、クロック信号生成用に設けられたクロッ
クピットを用いても光ビームの収束状態を所定の状態に
調整することが可能である。
【0028】また、本発明の光学式記録再生装置は、上
記本発明の円盤状記録担体上に光ビームを収束させる光
収束手段と、前記光ビームが前記記録担体上で所定の収
束状態になるように前記光収束手段の位置を制御するフ
ォーカス制御手段と、前記記録担体からの反射光より前
記ピットに基づく信号振幅を検出する振幅検出手段とを
備え、前記振幅検出手段の出力が所定値になるように前
記光ビームの収束状態を変化させることを特徴とする。
かかる構成によれば、記録担体上の光ビームの収束状態
を最適化するために印加するバイアス電圧の最適値を、
ピットに基づく信号振幅をもとに決定することができ
る。この結果、バイアス電圧の調整のための情報を予め
記録担体に記録する必要がないため起動時間を短縮化で
きる。また、再生信号のエラーレートからバイアス電圧
を調整するときに必要であったエラーレート測定システ
ムが不要となるため装置を簡素化できる。また、トラッ
キング制御系を動作させることなく、フォーカス制御系
を動作させるだけで光ビームの収束状態を最適化でき
る。
記本発明の円盤状記録担体上に光ビームを収束させる光
収束手段と、前記光ビームが前記記録担体上で所定の収
束状態になるように前記光収束手段の位置を制御するフ
ォーカス制御手段と、前記記録担体からの反射光より前
記ピットに基づく信号振幅を検出する振幅検出手段とを
備え、前記振幅検出手段の出力が所定値になるように前
記光ビームの収束状態を変化させることを特徴とする。
かかる構成によれば、記録担体上の光ビームの収束状態
を最適化するために印加するバイアス電圧の最適値を、
ピットに基づく信号振幅をもとに決定することができ
る。この結果、バイアス電圧の調整のための情報を予め
記録担体に記録する必要がないため起動時間を短縮化で
きる。また、再生信号のエラーレートからバイアス電圧
を調整するときに必要であったエラーレート測定システ
ムが不要となるため装置を簡素化できる。また、トラッ
キング制御系を動作させることなく、フォーカス制御系
を動作させるだけで光ビームの収束状態を最適化でき
る。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は本発明の円盤状記録担体2
1の構成図であり、図1(a)は全体構成を示した斜視
図、図1(b)は表面上のピットの形成状態を模式的に
示した拡大平面図である。
1の構成図であり、図1(a)は全体構成を示した斜視
図、図1(b)は表面上のピットの形成状態を模式的に
示した拡大平面図である。
【0030】図1(a)に示すように、円盤状記録担体
(以下、光ディスクと称する)21は、基板1上に記録
膜2が積層されてなり、記録膜2上にはスパイラル状の
仮想トラック3,4が形成される。トラック3,4の1
周分(360°)は1280のセグメント5に分割され
ている。
(以下、光ディスクと称する)21は、基板1上に記録
膜2が積層されてなり、記録膜2上にはスパイラル状の
仮想トラック3,4が形成される。トラック3,4の1
周分(360°)は1280のセグメント5に分割され
ている。
【0031】図1(b)は、1つのセグメント内のピッ
トの形成状態を模式的に示している。図中、紙面横方向
はトラック周方向を示し、光ビームスポットは紙面左側
から右側に向かって移動する。各セグメント5には、光
ビームスポットの進行方向に向かって、同期信号を生成
するためのクロックピット6と、トラッキング用の信号
を得るためのウォブルピット7,8と、アドレスデータ
あるいは所定の情報を1ビット毎に分散化して配置した
アドレスピット9と、情報あるいは信号の追加記録と消
去が可能な領域10とが順に設けられている。ウォブル
ピット7,8は仮想トラック3,4の中心線に対して半
径方向の内外周側に等距離に振り分けて形成されてい
る。ウォブルピット7,8の配列は光ビームスポットの
移動方向に沿って見た場合、隣り合う仮想トラック間で
相違しており、図1(b)では、仮想トラックの中心線
に対するウォブルピット7,8の配列により仮想トラッ
クを3と4に区別して示している。
トの形成状態を模式的に示している。図中、紙面横方向
はトラック周方向を示し、光ビームスポットは紙面左側
から右側に向かって移動する。各セグメント5には、光
ビームスポットの進行方向に向かって、同期信号を生成
するためのクロックピット6と、トラッキング用の信号
を得るためのウォブルピット7,8と、アドレスデータ
あるいは所定の情報を1ビット毎に分散化して配置した
アドレスピット9と、情報あるいは信号の追加記録と消
去が可能な領域10とが順に設けられている。ウォブル
ピット7,8は仮想トラック3,4の中心線に対して半
径方向の内外周側に等距離に振り分けて形成されてい
る。ウォブルピット7,8の配列は光ビームスポットの
移動方向に沿って見た場合、隣り合う仮想トラック間で
相違しており、図1(b)では、仮想トラックの中心線
に対するウォブルピット7,8の配列により仮想トラッ
クを3と4に区別して示している。
【0032】図1に示した光ディスク21において、ピ
ット6,7,8,9の半径方向の幅、およびクロックピ
ット6同士の半径方向の間隔は光ディスク21上に収束
される光ビームのスポットサイズ(後述する図4の光学
式記録再生装置の対物レンズ33から出力されたレーザ
ビームの相対強度が50%になる幅)に対して所定の比
率になるように設定されている。
ット6,7,8,9の半径方向の幅、およびクロックピ
ット6同士の半径方向の間隔は光ディスク21上に収束
される光ビームのスポットサイズ(後述する図4の光学
式記録再生装置の対物レンズ33から出力されたレーザ
ビームの相対強度が50%になる幅)に対して所定の比
率になるように設定されている。
【0033】ピット6,7,8,9の深さをレーザビー
ムの波長λに対して、例えばλ/5に設定し、かつピッ
トの周方向長さを光ビームのスポットサイズの0.8
倍、半径方向のピット間隔をビームスポットと等しい幅
に設定した状態で、ピットの半径方向幅を光ビームのス
ポットサイズに対して変化させたとき、ピットに基づく
信号振幅は図2に示すように変化する。
ムの波長λに対して、例えばλ/5に設定し、かつピッ
トの周方向長さを光ビームのスポットサイズの0.8
倍、半径方向のピット間隔をビームスポットと等しい幅
に設定した状態で、ピットの半径方向幅を光ビームのス
ポットサイズに対して変化させたとき、ピットに基づく
信号振幅は図2に示すように変化する。
【0034】図2において、横軸は、光ビームのスポッ
トサイズに対するピットの半径方向幅の比を示してお
り、縦軸は信号振幅を最大値を1とした相対値で示して
いる。光ビームのスポットサイズと等しい幅にピット間
隔を設定した場合には、光ビームが上記ピット上を通過
する場合(実線)とピット同士の間を通過する場合(点
線)とで略等しい信号振幅を得ることが可能になる。ま
たピット幅を光ビームのスポットサイズに対して0.5
倍以上確保すれば、検出可能な最大振幅の85%以上の
信号振幅を常に検出することが可能となる。
トサイズに対するピットの半径方向幅の比を示してお
り、縦軸は信号振幅を最大値を1とした相対値で示して
いる。光ビームのスポットサイズと等しい幅にピット間
隔を設定した場合には、光ビームが上記ピット上を通過
する場合(実線)とピット同士の間を通過する場合(点
線)とで略等しい信号振幅を得ることが可能になる。ま
たピット幅を光ビームのスポットサイズに対して0.5
倍以上確保すれば、検出可能な最大振幅の85%以上の
信号振幅を常に検出することが可能となる。
【0035】クロックピット6の深さをレーザビームの
波長λに対してλ/5に設定し、かつクロックピットピ
ット6の周方向長さを光ビームのスポットサイズの0.
8倍、クロックピット6の半径方向幅を光ビームのスポ
ットサイズと等しくした状態で、クロックピット6同士
の半径方向の間隔を光ビームのスポットサイズに対して
変化させたとき、ピットに基づく信号振幅は図3に示す
ように変化する。
波長λに対してλ/5に設定し、かつクロックピットピ
ット6の周方向長さを光ビームのスポットサイズの0.
8倍、クロックピット6の半径方向幅を光ビームのスポ
ットサイズと等しくした状態で、クロックピット6同士
の半径方向の間隔を光ビームのスポットサイズに対して
変化させたとき、ピットに基づく信号振幅は図3に示す
ように変化する。
【0036】図3において、横軸は、光ビームのスポッ
トサイズに対するクロックピット6の半径方向の間隔の
比を示しており、縦軸は信号振幅を最大値を1とした相
対値で示している。クロックピット6の半径方向の間隔
を光ビームのスポットサイズの1.4倍以下に設定した
場合には、光ビームがクロックピット6同士の間を通過
する場合(点線)であっても、光ビームがクロックピッ
ト6上を通過する場合(実線)に得られる信号振幅と略
等しい(90%以上)振幅を得る事が可能になる。
トサイズに対するクロックピット6の半径方向の間隔の
比を示しており、縦軸は信号振幅を最大値を1とした相
対値で示している。クロックピット6の半径方向の間隔
を光ビームのスポットサイズの1.4倍以下に設定した
場合には、光ビームがクロックピット6同士の間を通過
する場合(点線)であっても、光ビームがクロックピッ
ト6上を通過する場合(実線)に得られる信号振幅と略
等しい(90%以上)振幅を得る事が可能になる。
【0037】以上のように、クロックピット6の半径方
向の幅およびクロックピット6どうしの半径方向の間隔
を光ビームのスポットサイズに対して所定の比率になる
ように設定することによって、光ビームがピット上を通
過する場合と、光ビームがピット間を通過する場合と
で、略等しい信号振幅を検出することが可能になる。
向の幅およびクロックピット6どうしの半径方向の間隔
を光ビームのスポットサイズに対して所定の比率になる
ように設定することによって、光ビームがピット上を通
過する場合と、光ビームがピット間を通過する場合と
で、略等しい信号振幅を検出することが可能になる。
【0038】図4は、図1の光ディスク21に信号を記
録再生する本発明の光学式記録再生装置のブロック図で
ある。図中、21は図1に示した光ディスク、32は光
ディスク21に情報を記録し、あるいは光ディスク21
に記録された情報を再生するための光ヘッドである。光
ヘッド32内部に設けられた光源より発生した光は対物
レンズ33によって光ディスク21上に集光される。
録再生する本発明の光学式記録再生装置のブロック図で
ある。図中、21は図1に示した光ディスク、32は光
ディスク21に情報を記録し、あるいは光ディスク21
に記録された情報を再生するための光ヘッドである。光
ヘッド32内部に設けられた光源より発生した光は対物
レンズ33によって光ディスク21上に集光される。
【0039】49はフォーカス誤差信号を検出するため
の4分割された光検出器、35及び40は光ディスク2
1上に記録された信号を検出する光検出器である。光検
出器35,40,49は光ヘッド32の内部に搭載され
ている。
の4分割された光検出器、35及び40は光ディスク2
1上に記録された信号を検出する光検出器である。光検
出器35,40,49は光ヘッド32の内部に搭載され
ている。
【0040】光ヘッド32は送りモータ34によって光
ディスク21の半径方向に移送可能に構成されている。
ディスク21の半径方向に移送可能に構成されている。
【0041】光ディスク21はスピンドルモータ(図示
省略)に搭載され、所定の回転数で回転する。光ヘッド
32に搭載された半導体レーザ(図示省略)より出力さ
れた光ビームは対物レンズ33によって光ディスク21
上に収束して照射される。
省略)に搭載され、所定の回転数で回転する。光ヘッド
32に搭載された半導体レーザ(図示省略)より出力さ
れた光ビームは対物レンズ33によって光ディスク21
上に収束して照射される。
【0042】光ディスク21からの反射光は、光ヘッド
32内部に設けられた光学系(図示省略)によって分割
される。分割された一方の反射光は非点収差光学系(図
示省略)を通過した後4分割された光検出器49を照射
し、分割されたもう一方の反射光は検光子(図示省略)
等を通過した後に記録信号検出用の光検出器35,40
上を照射する。
32内部に設けられた光学系(図示省略)によって分割
される。分割された一方の反射光は非点収差光学系(図
示省略)を通過した後4分割された光検出器49を照射
し、分割されたもう一方の反射光は検光子(図示省略)
等を通過した後に記録信号検出用の光検出器35,40
上を照射する。
【0043】光検出器49は、光ディスク21の記録膜
2が対物レンズ33の焦点位置にあるときに非点収差光
学系(図示省略)を通過した光の断面が円形になる位置
に設置されている。
2が対物レンズ33の焦点位置にあるときに非点収差光
学系(図示省略)を通過した光の断面が円形になる位置
に設置されている。
【0044】次に図5を用いて非点収差光学系の動作を
説明する。
説明する。
【0045】光ディスク21の記録膜2が対物レンズ3
3の焦点位置にあるときは、図5(a)に示すように光
検出器49上のビーム断面31は円形になる。よって、
光検出器49を構成する4つのセル36,37,38,
39よりそれぞれ出力される検出信号A,C,D,B
は、(A+B)=(C+D)となる。
3の焦点位置にあるときは、図5(a)に示すように光
検出器49上のビーム断面31は円形になる。よって、
光検出器49を構成する4つのセル36,37,38,
39よりそれぞれ出力される検出信号A,C,D,B
は、(A+B)=(C+D)となる。
【0046】また、光ディスク21の記録膜2が対物レ
ンズ33の焦点位置よりも近接すると、図5(b)に示
すように光検出器49上のビーム断面31は対角線方向
に長い楕円になる。よって、4つのセル36,37,3
8,39よりそれぞれ出力される検出信号A,C,D,
Bは、(A+B)>(C+D)となる。
ンズ33の焦点位置よりも近接すると、図5(b)に示
すように光検出器49上のビーム断面31は対角線方向
に長い楕円になる。よって、4つのセル36,37,3
8,39よりそれぞれ出力される検出信号A,C,D,
Bは、(A+B)>(C+D)となる。
【0047】さらに、光ディスク21の記録膜2が対物
レンズ33の焦点位置よりも離れると、図5(c)に示
すように光検出器49上のビーム断面31は図5(b)
の楕円の長軸と直交する方向に長軸を有する楕円にな
る。よって、4つのセル36,37,38,39よりそ
れぞれ出力される検出信号A,C,D,Bは、(A+
B)<(C+D)となる。
レンズ33の焦点位置よりも離れると、図5(c)に示
すように光検出器49上のビーム断面31は図5(b)
の楕円の長軸と直交する方向に長軸を有する楕円にな
る。よって、4つのセル36,37,38,39よりそ
れぞれ出力される検出信号A,C,D,Bは、(A+
B)<(C+D)となる。
【0048】図4に示すように、光検出器49上のセル
36とセル39の出力信号A,Bは加算器43で加算さ
れ差動増幅器44に入力される。また光検出器49上の
セル37とセル38の出力信号C,Dは加算器42で加
算され差動増幅器44に入力される。そして、差動増幅
器44でFE=(A+B)−(C+D)の演算が行わ
れ、光ディスク21上での光ビームの収束状態を表すフ
ォーカス誤差信号FEが得られる。
36とセル39の出力信号A,Bは加算器43で加算さ
れ差動増幅器44に入力される。また光検出器49上の
セル37とセル38の出力信号C,Dは加算器42で加
算され差動増幅器44に入力される。そして、差動増幅
器44でFE=(A+B)−(C+D)の演算が行わ
れ、光ディスク21上での光ビームの収束状態を表すフ
ォーカス誤差信号FEが得られる。
【0049】差動増幅器44の出力であるフォーカス誤
差信号FEは、フォーカス制御回路45に入力される。
フォーカス制御回路45は、加算器42と加算器43の
出力信号を加算(即ち光検出器49の検出信号A,B,
C,Dを全て加算)する加算器50の出力によって増幅
率がコントロールされるAGC(自動利得調整器)、お
よび高域通過フィルター等によって構成されている。
差信号FEは、フォーカス制御回路45に入力される。
フォーカス制御回路45は、加算器42と加算器43の
出力信号を加算(即ち光検出器49の検出信号A,B,
C,Dを全て加算)する加算器50の出力によって増幅
率がコントロールされるAGC(自動利得調整器)、お
よび高域通過フィルター等によって構成されている。
【0050】フォーカス制御回路45からの出力信号
は、加算器51およびSW回路(スイッチング回路)5
2を介して駆動回路46に印加され、駆動回路46の出
力信号はフォーカスコイル53に印加される。この結
果、フォーカスコイル53にはフォーカス誤差信号FE
に応じた電流が流れ、対物レンズ33が駆動される。
は、加算器51およびSW回路(スイッチング回路)5
2を介して駆動回路46に印加され、駆動回路46の出
力信号はフォーカスコイル53に印加される。この結
果、フォーカスコイル53にはフォーカス誤差信号FE
に応じた電流が流れ、対物レンズ33が駆動される。
【0051】即ち、対物レンズ33はフォーカス誤差信
号FEに応じて駆動され、光ビームは光ディスク21上
で常に所定の収束状態になるようにフォーカス制御され
る。
号FEに応じて駆動され、光ビームは光ディスク21上
で常に所定の収束状態になるようにフォーカス制御され
る。
【0052】図4中、SW回路52はフォーカス制御系
を動作状態あるいは不動作状態にするためのものであ
る。
を動作状態あるいは不動作状態にするためのものであ
る。
【0053】一方、光ディスク21からの反射光のうち
分割された他方の光は、検光子(図示省略)等を通過し
た後に、記録信号検出用の光検出器35,40上を照射
する。光検子の作用によって、光検出器35,40上に
は光ディスク21上の磁化の方向に応じて光が分配され
る。従って光ディスク21上に磁化の方向の形で記録さ
れた情報信号は、光検出器35の出力信号と光検出器4
0の出力信号との差分を取ることで検出される(図示省
略)。光ディスク21上には、非常に高密度に信号が記
録されており、これを検出する光検出器35および40
には高応答性の素子が使用されている。
分割された他方の光は、検光子(図示省略)等を通過し
た後に、記録信号検出用の光検出器35,40上を照射
する。光検子の作用によって、光検出器35,40上に
は光ディスク21上の磁化の方向に応じて光が分配され
る。従って光ディスク21上に磁化の方向の形で記録さ
れた情報信号は、光検出器35の出力信号と光検出器4
0の出力信号との差分を取ることで検出される(図示省
略)。光ディスク21上には、非常に高密度に信号が記
録されており、これを検出する光検出器35および40
には高応答性の素子が使用されている。
【0054】また、図1に示すように、本発明の光ディ
スク21ではトラック1周分を1280分割して形成さ
れたセグメント5の先頭部分に同期信号を生成するため
のクロックピット6と、トラッキング用の信号を得るた
めのウォブルピット7,8と、アドレスデータを1ビッ
ト毎に分散化したアドレスピット9とが設けられてい
る。上述したように、これらのピットは、半径方向の幅
が光ビームのスポットサイズの0.5倍以上、周方向長
さがスポットサイズの0.8倍というように非常に微小
に構成されている。
スク21ではトラック1周分を1280分割して形成さ
れたセグメント5の先頭部分に同期信号を生成するため
のクロックピット6と、トラッキング用の信号を得るた
めのウォブルピット7,8と、アドレスデータを1ビッ
ト毎に分散化したアドレスピット9とが設けられてい
る。上述したように、これらのピットは、半径方向の幅
が光ビームのスポットサイズの0.5倍以上、周方向長
さがスポットサイズの0.8倍というように非常に微小
に構成されている。
【0055】この様に構成されたピットでは、ピット部
分からの反射光はピット部分以外からの反射光に比べて
非常に小さいため、ピットの存在の有無を光ディスク2
1からの反射光量より検出することが可能である。本実
施の形態では上述したピットの検出を光検出器35の出
力信号と光検出器40の出力信号とを加算器41で加算
して行っている。加算器41の出力信号は検出回路47
に入力される。
分からの反射光はピット部分以外からの反射光に比べて
非常に小さいため、ピットの存在の有無を光ディスク2
1からの反射光量より検出することが可能である。本実
施の形態では上述したピットの検出を光検出器35の出
力信号と光検出器40の出力信号とを加算器41で加算
して行っている。加算器41の出力信号は検出回路47
に入力される。
【0056】次に検出回路47の動作について図6と図
7を用いて説明する。
7を用いて説明する。
【0057】図6(a)は、図1(b)に示した仮想ト
ラック3(又は4)上のクロックピット6、ウォブルピ
ット7,8、アドレスピット9を示している。
ラック3(又は4)上のクロックピット6、ウォブルピ
ット7,8、アドレスピット9を示している。
【0058】図6(b)は各ピットに対応した加算器4
1の出力信号波形を示している。
1の出力信号波形を示している。
【0059】図7は検出回路47の構成を示したブロッ
ク図である。
ク図である。
【0060】加算器41より図6(b)に示す信号波形
が出力されると、ロジック回路等によって構成されたク
ロックピット検出回路54は、クロックピット6を検出
し、検出信号をPLL回路55に出力する。
が出力されると、ロジック回路等によって構成されたク
ロックピット検出回路54は、クロックピット6を検出
し、検出信号をPLL回路55に出力する。
【0061】PLL回路55は、図6(c)に示すパル
ス状のタイミング信号を出力し、図6(c)に示すタイ
ミングでピーク検出回路56(図7参照)を動作させ、
加算器41からの出力信号波形(図6(b))中のクロ
ックピット6に対応するピーク11のピーク値、即ちク
ロックピット6に基づく信号振幅値Scを検出する。
ス状のタイミング信号を出力し、図6(c)に示すタイ
ミングでピーク検出回路56(図7参照)を動作させ、
加算器41からの出力信号波形(図6(b))中のクロ
ックピット6に対応するピーク11のピーク値、即ちク
ロックピット6に基づく信号振幅値Scを検出する。
【0062】またPLL回路55から出力されたタイミ
ング信号は、タイマ59(図7参照)によって所定時間
遅延された後、図6(d)に示すタイミングでピーク検
出回路57(図7参照)を動作させ、加算器41からの
出力信号波形(図6(b))中のウォブルピット7に対
応するピーク12のピーク値、即ちウォブルピット7に
基づく信号振幅値Sw1を検出する。
ング信号は、タイマ59(図7参照)によって所定時間
遅延された後、図6(d)に示すタイミングでピーク検
出回路57(図7参照)を動作させ、加算器41からの
出力信号波形(図6(b))中のウォブルピット7に対
応するピーク12のピーク値、即ちウォブルピット7に
基づく信号振幅値Sw1を検出する。
【0063】同様にしてPLL回路55から出力された
タイミング信号は、タイマ60(図7参照)によって所
定時間遅延された後、図6(e)に示すタイミングでピ
ーク検出回路58(図7参照)を動作させ、加算器41
からの出力信号波形(図6(b))中のウォブルピット
8に対応するピーク13のピーク値、即ちウォブルピッ
ト8に基づく信号振幅値Sw2を検出する。
タイミング信号は、タイマ60(図7参照)によって所
定時間遅延された後、図6(e)に示すタイミングでピ
ーク検出回路58(図7参照)を動作させ、加算器41
からの出力信号波形(図6(b))中のウォブルピット
8に対応するピーク13のピーク値、即ちウォブルピッ
ト8に基づく信号振幅値Sw2を検出する。
【0064】ピーク検出回路57の出力信号Sw1とピー
ク検出回路58の出力信号Sw2の差分をとることで、光
ビームと仮想トラック3(又は4)との位置ずれ信号、
即ちトラッキング誤差信号が検出でき、これを用いてト
ラッキング制御を行なうことができる。その具体的方法
は周知の方法が利用できるが、本発明には直接関係しな
いので説明を省略する。
ク検出回路58の出力信号Sw2の差分をとることで、光
ビームと仮想トラック3(又は4)との位置ずれ信号、
即ちトラッキング誤差信号が検出でき、これを用いてト
ラッキング制御を行なうことができる。その具体的方法
は周知の方法が利用できるが、本発明には直接関係しな
いので説明を省略する。
【0065】ピーク検出回路56の出力信号Scは、D
SP等で構成されたコントロール回路48(図4参照)
に入力される。
SP等で構成されたコントロール回路48(図4参照)
に入力される。
【0066】コントロール回路48はピーク検出回路5
6の出力信号Scをモニタしながら、オフセット電圧を
フォーカス制御系に印加していき、ピーク検出回路56
の出力信号Scが所定値になるまで光ディスク21上の
光ビームの収束状態を変化させる。ここで、所定値と
は、クロックピット6に基づく信号振幅Scが最大とな
る値であっても良いし、記録再生装置にとって都合の良
い任意の値に設定することも可能である。
6の出力信号Scをモニタしながら、オフセット電圧を
フォーカス制御系に印加していき、ピーク検出回路56
の出力信号Scが所定値になるまで光ディスク21上の
光ビームの収束状態を変化させる。ここで、所定値と
は、クロックピット6に基づく信号振幅Scが最大とな
る値であっても良いし、記録再生装置にとって都合の良
い任意の値に設定することも可能である。
【0067】次に、ピーク検出回路56の出力信号Sc
が最大になるように光ビームの収束状態を調整した場合
の効果について図8を用いて説明する。
が最大になるように光ビームの収束状態を調整した場合
の効果について図8を用いて説明する。
【0068】コントロール回路48からフォーカス制御
系に印加するオフセット電圧に対する、光ディスク21
上に記録された信号を再生した時のジッタ量(再生信号
ジッタ量)、及びクロックピット6に基づく信号振幅S
cの関係は概略、図8に示すような関係になる。
系に印加するオフセット電圧に対する、光ディスク21
上に記録された信号を再生した時のジッタ量(再生信号
ジッタ量)、及びクロックピット6に基づく信号振幅S
cの関係は概略、図8に示すような関係になる。
【0069】図8より、クロックピット6に基づく信号
振幅Sc(実線)を最大にする印加オフセット電圧と、
再生信号ジッタ量(点線)を最小にする印加オフセット
電圧とは略一致するので、再生信号ジッタ量を最小にす
るにはクロックピット6に基づく信号振幅Scが最大な
るオフセット電圧値をフォーカス制御系に印加すれば良
い。
振幅Sc(実線)を最大にする印加オフセット電圧と、
再生信号ジッタ量(点線)を最小にする印加オフセット
電圧とは略一致するので、再生信号ジッタ量を最小にす
るにはクロックピット6に基づく信号振幅Scが最大な
るオフセット電圧値をフォーカス制御系に印加すれば良
い。
【0070】従って、従来必要であった再生信号のエラ
ーレートを測定する回路を設けなくとも、光ビームの収
束状態を最適の状態に調整することが可能になる。
ーレートを測定する回路を設けなくとも、光ビームの収
束状態を最適の状態に調整することが可能になる。
【0071】また、クロックピット6に基づく信号振幅
の検出はフォーカス制御系のみ動作させれば可能になる
ので、トラッキング制御系を動作させる以前に光ディス
ク21上の光ビームの状態を最適にできるのでトラッキ
ング制御系をより安定に動作させることが可能になる。
の検出はフォーカス制御系のみ動作させれば可能になる
ので、トラッキング制御系を動作させる以前に光ディス
ク21上の光ビームの状態を最適にできるのでトラッキ
ング制御系をより安定に動作させることが可能になる。
【0072】また、上述したように、ウォブルピット
7,8は光ビームとトラックとの間の位置ずれを検出す
るためのピットであるため、光ビームがピット上にある
場合と光ビームがピット間にある場合で検出される信号
振幅が変化するように設定されている。しかしウォブル
ピット7,8もクロックピット6と同じ幅、同じ深さ、
同じ長さに設定可能である。したがってトラッキング制
御系を動作させた状態でウォブルピット7,8に基づく
信号振幅を測定し、ウォブルピット7,8に基づく信号
振幅が最大になるように光ビームの収束状態を調整する
ことで、記録信号の再生ジッタが最小になるように調整
することが可能である。
7,8は光ビームとトラックとの間の位置ずれを検出す
るためのピットであるため、光ビームがピット上にある
場合と光ビームがピット間にある場合で検出される信号
振幅が変化するように設定されている。しかしウォブル
ピット7,8もクロックピット6と同じ幅、同じ深さ、
同じ長さに設定可能である。したがってトラッキング制
御系を動作させた状態でウォブルピット7,8に基づく
信号振幅を測定し、ウォブルピット7,8に基づく信号
振幅が最大になるように光ビームの収束状態を調整する
ことで、記録信号の再生ジッタが最小になるように調整
することが可能である。
【0073】またトラッキング制御系を不動作にした状
態でも、ウォブルピット7,8に基づく信号振幅の平均
値を検出し、この平均値が最大になるように光ビームの
収束状態を調整することで、記録信号の再生ジッタが最
小になるように調整することが可能である。
態でも、ウォブルピット7,8に基づく信号振幅の平均
値を検出し、この平均値が最大になるように光ビームの
収束状態を調整することで、記録信号の再生ジッタが最
小になるように調整することが可能である。
【0074】クロックピット6およびウォブルピット
7,8は光ディスク21を作成する段階で形成されてお
り、ピットに基づく信号振幅を用いて光ビームの収束状
態を調整する場合には、従来のように該調整の直前の装
置起動中に、焦点状態調整用の情報を記録する動作を行
う必要がないため、光学式記録再生装置の起動時間を短
縮することが可能になる。
7,8は光ディスク21を作成する段階で形成されてお
り、ピットに基づく信号振幅を用いて光ビームの収束状
態を調整する場合には、従来のように該調整の直前の装
置起動中に、焦点状態調整用の情報を記録する動作を行
う必要がないため、光学式記録再生装置の起動時間を短
縮することが可能になる。
【0075】本発明は上記に示した実施の形態によりな
んら限定されない。上記実施形態ではピットの深さをレ
ーザビームの波長λに対してλ/5に設定した場合を説
明したが、ピットの深さをさらに深くしても又は浅くし
ても良い。またピットの長さが光ビームのスポットサイ
ズの0.8倍の場合を説明したがこれより短いピットに
しても良い。また上記実施形態では非点収差法を用いて
フォーカス誤差信号の検出を行ったが、SSD(スポッ
トサイズディテクション)と呼ばれるフォーカス誤差検
出法や、ナイフエッジを用いたフォーカス誤差検出法を
用いても良い。また上記実施形態ではスパイラル状の仮
想トラックに沿ってピットが放射線状に形成された例を
説明したが、同心円状の仮想トラックに沿ってピットが
放射線状に形成された光ディスクであっても良い。
んら限定されない。上記実施形態ではピットの深さをレ
ーザビームの波長λに対してλ/5に設定した場合を説
明したが、ピットの深さをさらに深くしても又は浅くし
ても良い。またピットの長さが光ビームのスポットサイ
ズの0.8倍の場合を説明したがこれより短いピットに
しても良い。また上記実施形態では非点収差法を用いて
フォーカス誤差信号の検出を行ったが、SSD(スポッ
トサイズディテクション)と呼ばれるフォーカス誤差検
出法や、ナイフエッジを用いたフォーカス誤差検出法を
用いても良い。また上記実施形態ではスパイラル状の仮
想トラックに沿ってピットが放射線状に形成された例を
説明したが、同心円状の仮想トラックに沿ってピットが
放射線状に形成された光ディスクであっても良い。
【0076】
【発明の効果】本発明の円盤状記録担体は、ピットの半
径方向の幅とピット同士の半径方向の間隔が記録・再生
のための光ビームのスポットサイズに対して所定の比率
に設定されているので、光ビームがピット上を通過する
場合と、光ビームがピット間を通過する場合とで、該ピ
ットから検出される信号振幅を略等しくすることができ
る。この結果、トラッキング制御系を動作させることな
く、フォーカス制御系を動作させるだけで、光ビームの
収束状態を最適化するために必要なピットに基づく信号
振幅を検出することが可能になる。
径方向の幅とピット同士の半径方向の間隔が記録・再生
のための光ビームのスポットサイズに対して所定の比率
に設定されているので、光ビームがピット上を通過する
場合と、光ビームがピット間を通過する場合とで、該ピ
ットから検出される信号振幅を略等しくすることができ
る。この結果、トラッキング制御系を動作させることな
く、フォーカス制御系を動作させるだけで、光ビームの
収束状態を最適化するために必要なピットに基づく信号
振幅を検出することが可能になる。
【0077】また、本発明の光学式記録再生装置は、記
録担体からの反射光よりピットに基づく信号振幅を検出
する振幅検出手段の出力が所定値になるように光ビーム
の収束状態を変化させるので、ピットに基づく信号振幅
が所定値になるように、光ビームの収束状態を調整する
ことが可能になる。
録担体からの反射光よりピットに基づく信号振幅を検出
する振幅検出手段の出力が所定値になるように光ビーム
の収束状態を変化させるので、ピットに基づく信号振幅
が所定値になるように、光ビームの収束状態を調整する
ことが可能になる。
【0078】従って、本発明の円盤状記録担体と光学式
記録再生装置とを組み合わせて使用することにより、ト
ラッキング制御系を動作させる以前に、光ビームの収束
状態を最適に調整できるのでトラッキング制御系の動作
をより安定にすることができる。
記録再生装置とを組み合わせて使用することにより、ト
ラッキング制御系を動作させる以前に、光ビームの収束
状態を最適に調整できるのでトラッキング制御系の動作
をより安定にすることができる。
【0079】また、クロックピットおよびウォブルピッ
トは記録担体を作成する段階で形成されており、ピット
に基づく信号振幅を用いて光ビームの収束状態を調整す
る場合には、該調整前の装置起動中等に焦点状態調整用
の情報の記録動作を行う必要がないため、光学式記録再
生装置の起動時間を短縮することが可能になる。
トは記録担体を作成する段階で形成されており、ピット
に基づく信号振幅を用いて光ビームの収束状態を調整す
る場合には、該調整前の装置起動中等に焦点状態調整用
の情報の記録動作を行う必要がないため、光学式記録再
生装置の起動時間を短縮することが可能になる。
【0080】また、ピットに基づく信号振幅の最大値を
探索して収束状態の調整を行うことにより、再生信号の
エラー限界値を測定する方式よりも簡易かつ高速に光ビ
ームの収束調整を行うことが可能である。また、再生信
号のエラーレートを測定する回路を設ける必要がないの
で装置構成を簡易にすることが可能である。
探索して収束状態の調整を行うことにより、再生信号の
エラー限界値を測定する方式よりも簡易かつ高速に光ビ
ームの収束調整を行うことが可能である。また、再生信
号のエラーレートを測定する回路を設ける必要がないの
で装置構成を簡易にすることが可能である。
【図1】図1(a)は本発明の円盤状記録担体の全体構
成を示した斜視図、図1(b)は表面上のピットの形成
状態を模式的に示した拡大平面図。
成を示した斜視図、図1(b)は表面上のピットの形成
状態を模式的に示した拡大平面図。
【図2】光ビームのスポットサイズに対するピット幅の
比と、信号振幅との関係を示した図。
比と、信号振幅との関係を示した図。
【図3】光ビームのスポットサイズに対するクロックピ
ットの半径方向の間隔の比と、信号振幅との関係を示し
た図。
ットの半径方向の間隔の比と、信号振幅との関係を示し
た図。
【図4】本発明の光学式記録再生装置の構成を示したブ
ロック図。
ロック図。
【図5】本発明の光学式記録再生装置の非点収差光学系
の動作を説明する図。
の動作を説明する図。
【図6】ピットとピットより検出される信号波形を示す
図。
図。
【図7】図4の光学式記録再生装置の検出回路の構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図8】オフセット電圧と、再生信号のジッタ量および
クロックピットの信号振幅値との関係を示す図。
クロックピットの信号振幅値との関係を示す図。
1 基板 2 記録膜 3,4 仮想トラック 5 セグメント 6 クロックピット 7,8 ウォブルピット 9 アドレスピット 10 信号の追加記録・消去可能領域 21 光ディスク(円盤状記録担体) 31 光ビーム断面 32 光ヘッド 33 対物レンズ 34 送りモータ 35,40 光検出器 36,37,38,39 光検出器のセル 41,42,43,50,51 加算器 44 差動増幅器 45 フォーカス制御回路 46 駆動回路 47 検出回路 48 コントロール回路 49 4分割された光検出器 52 SW回路 53 フォーカスコイル 54 クロックピット検出回路 55 PLL回路 56,57,58 ピーク検出回路 59,60 タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 和正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D029 WA20 WB11 WC07 WD12 5D090 AA01 BB02 CC12 DD03 DD05 EE02 EE13 FF05 KK01 5D118 AA14 BC13 BF01 CA01 CC03 CC12 CD02
Claims (10)
- 【請求項1】 ピットが、同心円状あるいはスパイラル
状の仮想トラックの中心線に沿いかつ放射線状に配置さ
れた円盤状記録担体であって、前記ピットの半径方向の
間隔あるいは前記ピットの半径方向の幅が、前記記録担
体上に情報を記録し又は記録された情報を再生する光ビ
ームのスポットサイズに対してそれぞれ所定の比率に設
定されていることを特徴とする円盤状記録担体。 - 【請求項2】 前記ピットの半径方向の幅が、前記光ビ
ームのスポットサイズの0.5倍以上であることを特徴
とする請求項1に記載の円盤状記録担体。 - 【請求項3】 前記ピットの半径方向の間隔が、前記光
ビームのスポットサイズの1.4倍以下であることを特
徴とする請求項1又は2に記載の円盤状記録担体。 - 【請求項4】 同心円状あるいはスパイラル状の仮想ト
ラックの中心線に沿って所定の間隔でピットが配置され
た円盤状記録担体上に光ビームを収束させる光収束手段
と、前記光ビームが前記記録担体上で所定の収束状態に
なるように前記光収束手段の位置を制御するフォーカス
制御手段と、前記記録担体からの反射光より前記ピット
に基づく信号振幅を検出する振幅検出手段とを備え、前
記振幅検出手段の出力が所定値になるように前記光ビー
ムの収束状態を変化させることを特徴とする光学式記録
再生装置。 - 【請求項5】 前記振幅検出手段が、検出した複数のピ
ットに基づく信号振幅を平均化して出力をする平均化手
段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の光学式記
録再生装置。 - 【請求項6】 前記光ビームを前記仮想トラックの中心
線に追従させるトラッキング制御手段を備え、前記トラ
ッキング制御手段を動作させながら前記振幅検出手段の
出力が所定値になるように前記光ビームの収束状態を変
化させることを特徴とする請求項4又は5に記載の光学
式記録再生装置。 - 【請求項7】 前記振幅検出手段の出力が最大となるよ
うに前記光ビームの収束状態を変化させることを特徴と
する請求項4〜6のいずれか1項に記載の光学式記録再
生装置。 - 【請求項8】 前記ピットは、前記仮想トラックの中心
線に対し内・外周側に振り分けて配置されたウォブルピ
ットであることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1
項に記載の光学式記録再生装置。 - 【請求項9】 前記ピットは、前記仮想トラックの中心
線上に所定の間隔で配置されたクロック信号生成用のク
ロックピットであることを特徴とする請求項4〜7のい
ずれか1項に記載の光学式記録再生装置。 - 【請求項10】 請求項1〜3のいずれかに記載の円盤
状記録担体上に光ビームを収束させる光収束手段と、前
記光ビームが前記記録担体上で所定の収束状態になるよ
うに前記光収束手段の位置を制御するフォーカス制御手
段と、前記記録担体からの反射光より前記ピットに基づ
く信号振幅を検出する振幅検出手段とを備え、前記振幅
検出手段の出力が所定値になるように前記光ビームの収
束状態を変化させることを特徴とする光学式記録再生装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32653699A JP2001143328A (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 円盤状記録担体およびそれを用いた光学式記録再生装置 |
PCT/JP2000/008062 WO2001037270A1 (fr) | 1999-11-17 | 2000-11-15 | Support d'enregistrement de type disque et appareil d'enregistrement/de reproduction optique comprenant ledit support |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32653699A JP2001143328A (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 円盤状記録担体およびそれを用いた光学式記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001143328A true JP2001143328A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18188938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32653699A Withdrawn JP2001143328A (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 円盤状記録担体およびそれを用いた光学式記録再生装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001143328A (ja) |
WO (1) | WO2001037270A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006128672A1 (en) * | 2005-05-31 | 2006-12-07 | Advanced Glass Ceramics Establishment | Heat insulating composite and methods of manufacturing thereof |
US7286447B2 (en) | 2001-11-26 | 2007-10-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Recording and/or reproducing apparatus and method of controlling the same |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01235039A (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-20 | Matsushita Commun Ind Co Ltd | 焦点位置決定装置 |
JPH02285522A (ja) * | 1989-04-26 | 1990-11-22 | Ricoh Co Ltd | ディスクリートブロックフォーマット方式の光情報記録媒体 |
JPH0485728A (ja) * | 1990-07-27 | 1992-03-18 | Sony Corp | サーボオフセット自動調整装置 |
JPH0573926A (ja) * | 1991-09-13 | 1993-03-26 | Hitachi Maxell Ltd | 光デイスク |
JP3150014B2 (ja) * | 1993-07-16 | 2001-03-26 | 株式会社リコー | 光学的情報記録媒体 |
JPH10275364A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-10-13 | Toshiba Corp | 情報記憶媒体および情報再生装置 |
-
1999
- 1999-11-17 JP JP32653699A patent/JP2001143328A/ja not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-11-15 WO PCT/JP2000/008062 patent/WO2001037270A1/ja active Application Filing
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7286447B2 (en) | 2001-11-26 | 2007-10-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Recording and/or reproducing apparatus and method of controlling the same |
WO2006128672A1 (en) * | 2005-05-31 | 2006-12-07 | Advanced Glass Ceramics Establishment | Heat insulating composite and methods of manufacturing thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2001037270A1 (fr) | 2001-05-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040319 |