JP2001142308A - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

転写装置及び画像形成装置

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JP2001142308A
JP2001142308A JP32206599A JP32206599A JP2001142308A JP 2001142308 A JP2001142308 A JP 2001142308A JP 32206599 A JP32206599 A JP 32206599A JP 32206599 A JP32206599 A JP 32206599A JP 2001142308 A JP2001142308 A JP 2001142308A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ベルトの充分なクリーニング性能を確保
しつつ、従来よりもクリーニングブレードの巻き込みを
生じ難くすることのできる転写装置及び該転写装置を備
えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 転写ベルトと、転写ベルト表面をクリー
ニングする第1のクリーニング手段としてのクリーニン
グブレードと、転写ベルトの移動方向において該クリー
ニングブレードの下流側に配設された第2のクリーニン
グ手段としてのバイアスローラとを備え、像担持体上に
形成されたトナー像を転写ベルト上の転写材に転写する
転写装置において、転写ベルト表面の移動方向と直交す
る方向における、転写ベルト表面の像担持体上の現像領
域に対向する対向領域Cが、クリーニングブレードのク
リーニング領域Aを含み、かつ、バイアスローラのクリ
ーニング領域Bに含まれるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写装置、及び、
該転写装置を備えた複写機、ファクシミリ、プリンタ等
の画像形成装置に係り、詳しくは、転写材を担持して搬
送する転写ベルトと、該転写ベルト表面をクリーニング
する第1のクリーニング手段としてのクリーニングブレ
ードと、該転写ベルトの移動方向において該クリーニン
グブレードの下流側に配設された第2のクリーニング手
段とを備え、像担持体上に形成されたトナー像を該転写
ベルト上の転写材に転写する転写装置、及び、該転写装
置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】像担持体としての感光体上に形成された
トナー像を該転写ベルト上の転写材に転写する転写装置
においては、転写ベルト表面に感光体上の地汚れトナー
等が付着して、転写材の裏汚れ等の不具合を引き起こす
場合がある。このため、転写ベルト表面をクリーニング
するためのクリーニング手段を付設することが不可欠で
ある。
【0003】転写ベルトのクリーニング手段としては、
一般的に、ブレード状のクリーニング部材(以下、クリ
ーニングブレードという)を転写ベルトの移動方向に対
してカウンタ方向に配設させ、そのエッジ部を転写ベル
ト表面に当接させて、転写ベルト表面をクリーニングす
るものが知られている。このクリーニング手段において
は、クリーニングブレードと転写ベルトとの間の摺動摩
擦に起因して、クリーニングブレードが転写ベルト移動
方向に巻き込まれ、良好なクリーニング性能を維持でき
なくなるという不具合があった。特に、このような不具
合は、クリーニング性能を向上させるために、クリーニ
ングブレードの転写ベルトへの当接角度をより転写ベル
トの移動方向に対してカウンタ方向になるように設定し
たり、クリーニングブレードの転写ベルトへの押圧力を
大きくしたりした場合、及び転写ベルトの基材に弾性材
料を用いた場合などにおいて顕著となる。
【0004】上記不具合を防止するために、転写ベルト
のクリーニング手段として、上記クリーニングブレード
と、トナーの帯電極性と逆極性のクリーニングバイアス
を印加される導電性のクリーニング部材と、を併用した
ものが提案されている(例えば、特開平10−2828
01号公報)。これによれば、転写ベルト表面に付着し
たトナーは、クリーニングブレードによる機械的なクリ
ーニングに加えて、導電性クリーニング部材による電界
の作用で静電的にクリーニングされるので、より多くの
トナーの除去が可能になり、クリーニング性能を向上さ
せることができる。そして、このことから、良好なクリ
ーニング性能を維持しつつ、クリーニングブレードのク
リーニング能力の負担を軽減させることが可能になるの
で、該ブレードの転写ベルトへの当接角度や当接力を緩
和させて、クリーニングブレードの巻き込みを防止する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記提案の
クリーニング手段においても、クリーニングブレードを
転写ベルト表面に当接させる構成である以上は、完全に
クリーニングブレードの巻き込みを防止できるものでは
なかった。特に、クリーニングブレードが、転写ベルト
表面の移動方向と直交する方向における、該転写ベルト
表面の上記像担持体上の現像領域に対向する対向領域よ
りも外側まで延在するような、クリーニングブレードの
幅及び配置の設定である場合には、該対向領域全域を確
実にクリーニングでき、しかも、該対向領域よりも外側
に付着した飛散トナー等もクリーニングできるという点
において有利であるが、クリーニングブレードの巻き込
みを生じやすい。これは、該対向領域よりも外側の両端
部では、トナーの付着が内側の部分に比較して少なく、
クリーニングブレードと転写ベルトとの摺動摩擦が比較
的大きくなってしまうからであると考えられる。
【0006】本発明は以上の背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、転写ベルトの充分なク
リーニング性能を確保しつつ、従来よりもクリーニング
ブレードの巻き込みを生じ難くすることのできる転写装
置及び該転写装置を備えた画像形成装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、転写材を担持して搬送する転写
ベルトと、該転写ベルト表面をクリーニングする第1の
クリーニング手段としてのクリーニングブレードと、該
転写ベルトの移動方向において該クリーニングブレード
の下流側に配設された第2のクリーニング手段とを備
え、像担持体上に形成されたトナー像を該転写ベルト上
の転写材に転写する転写装置において、該転写ベルト表
面の移動方向と直交する方向における、該転写ベルト表
面の該像担持体上の現像領域に対向する対向領域が、該
クリーニングブレードのクリーニング領域を含み、か
つ、該第2クリーニング手段のクリーニング領域に含ま
れるように構成したことを特徴とするものである。
【0008】請求項1の転写装置においては、まず、ク
リーニングブレードにより転写ベルト表面に付着したト
ナーがクリーニングされる。このとき、転写ベルト表面
の移動方向と直交する方向における、該転写ベルト表面
の上記像担持体上の現像領域に対向する対向領域が、ク
リーニングブレードのクリーニング領域を含むので、ク
リーニングブレードは該対向領域内で転写ベルトと当接
する。この対向領域には、像担持体上の地汚れトナー等
が付着しているので、クリーニングブレードと転写ベル
トとの間には、常にトナーが供給されることになり、こ
の結果、クリーニングブレードと転写ベルトとの間の摺
動摩擦を従来に比して低減させることができる。そし
て、クリーニングブレードの非クリーニング領域のトナ
ーや、クリーニング領域で取りきれなかったトナーは、
転写ベルトの移動方向において該ブレードの下流側に配
設された第2のクリーニング手段でクリーニングされ
る。このとき、転写ベルト表面の移動方向と直交する方
向における、転写ベルト表面の像担持体上の現像領域に
対向する対向領域は、第2のクリーニング手段のクリー
ニング領域に含まれるので、該第2のクリーニング手段
により、該対向領域全域をクリーニングすることができ
る。これらの結果、転写ベルトの充分なクリーニング性
能を確保しつつ、従来よりもクリーニングブレードの巻
き込みを生じ難くすることができる。
【0009】ここで、転写ベルト表面におけるクリーニ
ングブレードの非クリーニング領域では、上記第2のク
リーニング手段のみでクリーニングすることになるた
め、クリーニングブレードのクリーニング領域に比して
相対的にクリーニング性能が低くなる。このため、上記
請求項1の転写装置においては、転写ベルト上に僅かな
がらにトナーが残留すると、クリーニングブレードのク
リーニング領域と非クリーニング領域とに残留するトナ
ー量の差が経時的に大きくなり、両領域間に明確な境界
が生じることがある。そして、この境界部分が転写ベル
トの幅方向における転写ベルト上の転写材搬送領域内に
生じて、転写材の裏面に該境界部分が付着すると、転写
材の裏汚れが目立ちやすくなってしまうおそれがある。
【0010】そこで、請求項2の発明は、請求項1の転
写装置において、上記クリーニングブレードのクリーニ
ング領域が、上記転写ベルト上の転写材搬送領域を含む
ようように構成したことを特徴とするものである。
【0011】請求項2の転写装置においては、クリーニ
ングブレードのクリーニング領域が、転写ベルト上の転
写材搬送領域を含むので、クリーニング後において、転
写ベルト表面にトナーが僅かながらに残留しても、クリ
ーニングブレードのクリーニング領域と非クリーニング
領域との境界部が該転写材搬送領域内に生じることがな
い。これにより、転写ベルト表面の残留トナーが転写材
の裏面に付着しても、目立ち難くすることができる。
【0012】請求項3の発明は、転写材を担持して搬送
する転写ベルトと、該転写ベルト表面をクリーニングす
る第1クリーニング部材と、該転写ベルトの移動方向に
おいて該クリーニングブレードの下流側に配設された第
2クリーニング部材とを備え、像担持体上に形成された
トナー像を該転写ベルト上の転写材に転写する転写装置
において、該転写ベルト表面の移動方向と直交する方向
における、該クリーニングブレードのクリーニング領域
が、該転写ベルト表面の該像担持体上の現像領域に対向
する対向領域を含み、かつ、該第2のクリーニング手段
のクリーニング領域に含まれるように構成し、該クリー
ニングブレードの転写ベルトに対する当接圧が、転写ベ
ルト表面の移動方向と直交する方向におけるブレード中
央部よりも該ブレード両端部が小さくなるように構成し
たことを特徴とするものである。
【0013】請求項3の転写装置においては、まず、ク
リーニングブレードにより転写ベルト表面に付着したト
ナーがクリーニングされる。このとき、転写ベルト表面
の移動方向と直交する方向における、クリーニングブレ
ードのクリーニング領域は、転写ベルト表面の上記像担
持体上の現像領域に対向する対向領域を含むので、該対
向領域全域をクリーニングすることができる。ここで、
転写ベルト表面の移動方向と直交する方向におけるクリ
ーニングブレード両端部では、該対向領域よりも外側
の、トナーの付着が内側の部分に比較して少ない部分と
当接することになるため、ブレードの巻き込みが発生す
るおそれが生じる。ところが、クリーニングブレードの
転写ベルトに対する当接圧が、転写ベルト表面の移動方
向と直交する方向における該ブレード中央部よりも該ブ
レード両端部が小さくなるように構成されているので、
該ブレード両端部における転写ベルトとクリーニングブ
レードとの摺動摩擦を弱くすることができる。そして、
クリーニングブレードにより取りきれなかったトナー
は、転写ベルトの移動方向において該ブレードの下流側
に配設された第2のクリーニング手段でクリーニングさ
れる。このとき、クリーニングブレードのクリーニング
領域は、第2のクリーニング手段のクリーニング領域に
含まれるので、該クリーニングブレードのクリーニング
領域全域をクリーニングすることができる。これらの結
果、転写ベルトの充分なクリーニング性能を確保しつ
つ、従来よりもクリーニングブレードの巻き込みを生じ
難くすることができる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
転写装置において、上記第2のクリーニング手段として
導電性クリーニング部材を用い、該導電性クリーニング
部材に、上記トナー像を形成するトナーの帯電極性と逆
極性のクリーニングバイアスを印加するバイアス印加手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0015】請求項4の転写装置においては、導電性ク
リーニング部材に、上記トナー像を形成するトナーの帯
電極性と逆極性のクリーニングバイアスを印加して、転
写ベルト上に付着したトナーを導電性クリーニング部材
側に移動させるような電界を形成する。この電界の作用
で転写ベルト表面のトナーを静電的にクリーニングする
ので、上記クリーニングブレードによる機械的なクリー
ニングで取りきれなかったトナーを良好に除去すること
ができる。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の転写装置に
おいて、上記導電性クリーニング部材をクリーニングす
る導電性クリーニング部材用クリーニング部材を設け、
かつ、上記転写ベルト移動方向該クリーニング部材のク
リーニング領域が、上記転写ベルト表面の移動方向と直
交する方向における、該導電性クリーニング部材用クリ
ーニング部材のクリーニング領域が、上記像担持体上の
現像領域に対応する部分を含むように構成したことを特
徴とするものである。
【0017】請求項5の転写装置においては、導電性ク
リーニング部材をクリーニングする導電性クリーニング
部材用クリーニング部材により、転写ベルト表面から導
電性クリーニング部材側に移動したトナーを定期的にク
リーニングする。このとき、転写ベルト表面の移動方向
と直交する方向における、該導電性クリーニング部材用
クリーニング部材のクリーニング領域が、上記像担持体
上の現像領域に対応する部分を含むので、導電性クリー
ニング部材側に移動したトナーの付着部分全域にわたっ
てクリーニングすることができる。
【0018】請求項6の発明は、像担持体と、該像担持
体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担
持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写装
置とを備えた画像形成装置において、該転写装置とし
て、請求項1、2、3、4又は5の転写装置を用いたこ
とを特徴とするものである。
【0019】請求項6の画像形成装置においては、転写
装置として、請求項1、2、3、4又は5の転写装置を
用いることにより、転写ベルト表面に付着したトナーを
良好にクリーニングすることができるので、転写ベルト
のクリーニング不良による転写材の裏汚れを防止でき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明を電
子写真方式の画像形成装置に適用した実施形態について
説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置本体
1を正面側から見た概略構成図である。なお、図示の画
像形成装置は、電子写真方式による複写機能とプリンタ
の機能とを有しているが、さらにファクシミリとしての
機能を追加することもできる。
【0021】図1において、画像読み取り手段としての
スキャナ部Aは、図示しない原稿を載置するコンタクト
ガラス2、原稿を照明するための光源3、第1ミラー
4、第2ミラー5、第3ミラー6、及び、読み取り装置
7から主に構成されている。この読み取り装置7は、例
えばCCDからなる図示しないイメージセンサと、同じ
く図示しない結像レンズから構成されている。
【0022】また、像担持体としてのドラム状の感光体
14が回転駆動可能に取り付けられており、その周囲に
は、露光装置8、帯電装置15、感光体上にトナー像を
形成するトナー像形成手段としての現像装置16、感光
体クリーニング装置33、除電装置(除電ランプ)37
等が配設されている。
【0023】露光装置8は、レーザ光Lを発生するレー
ザ光源(図示せず)、回転多面鏡9、fθレンズ等から
なる走査結像用のレンズ系10、反射用ミラー11、1
2及び13等により構成されている。
【0024】現像装置16は、現像剤Dを収容する現像
剤ケース18と、該現像剤ケース内部で回転可能に支持
された現像ローラ17とを備えており、現像ローラ17
の外周面上に現像剤Dを担持して搬送し、この現像剤D
によって感光体14にトナー像を形成する。また、現像
装置16は、トナーTを収容するトナー補給容器18A
を備えており、現像剤ケース18内の現像剤Dのトナー
濃度が低下したときに、トナー補給ローラ19が回転し
て、トナー補給容器18A内のトナーTを現像剤ケース
18内の現像剤D中に補給されるようになっている。本
実施形態においては、現像剤Dとして、トナーとキャリ
アとを有する粉体状の2成分現像剤を用いているが、キ
ャリアを含まない1成分現像剤を用いることもできる。
【0025】感光体クリーニング装置33は、クリーニ
ング部材としての感光体クリーニングブレード34と、
クリーニングケース35と、該クリーニングケース底部
に配置されたトナー排出部材36とから構成されてい
る。感光体クリーニングブレード34は、ゴム等の弾性
体からなり、その基端部はクリーニングケース35に固
定されている。また、感光体クリーニングブレード34
先端部は、感光体の長手方向と平行に延在されており、
その先端部の感光体の長手方向における長さは、感光体
の長手方向における画像領域の全体、すなわち転写残ト
ナーが付着する領域の全体をクリーニング可能な長さを
有している。この感光体クリーニングブレード34の先
端部のエッジ部を感光体14表面に当接させることによ
り、該表面に付着した転写残トナーを掻き取り除去す
る。
【0026】また、感光体14の下方には、感光体14
上に形成されたトナー像を転写材に転写するための転写
装置40が設けられている。転写装置40の拡大図を図
2に示す。図2において、転写装置40は、駆動ローラ
43と従動ローラ44に支持され、転写材としての転写
紙Pを担持して搬送する転写ベルト42を備えている。
この駆動ローラ43及び従動ローラ44は、それぞれ支
持ケース47に回転可能に支持されている。転写ベルト
42は、電気的に中抵抗となる材料で形成され、駆動ロ
ーラ43及び従動ローラ44により矢印B方向に駆動さ
れる。そして、転写ベルト42の周囲には、転写ベルト
42に転写バイアスを印加する転写バイアスローラ45
と、転写ベルト42表面に付着したトナーをクリーニン
グするクリーニング手段としてのベルトクリーニング装
置50が設けられている。このベルトクリーニング装置
50については後に詳述する。
【0027】上記転写バイアスローラ45には、転写ベ
ルト42にトナーの帯電極性と逆極性の転写バイアスを
印加するための高圧電源100が接続されている。高圧
電源100の出力電流aの一部は、駆動ローラ43及び
従動ローラ44に流れ込み、帰還電流b及びcとして高
圧電源100に戻されるが、感光体14に流れる転写に
寄与する実効的な転写電流dが所定の一定電流となるよ
うに、次の数1で示す関係が得られるように印加バイア
スが制御されている。
【数1】a−(b+c)=d
【0028】また、転写紙Pは、画像形成装置本体1の
下方の給紙カセット20、20A、20Bから図中矢印
C方向に給送され、その先端部をレジストローラ対21
のニップ部に突き当てて一旦停止した後、感光体14上
のトナー像先端とのタイミングをとって給送される。
【0029】上記構成において、上記コンタクトガラス
2に原稿が載置され画像読み取り動作が開始されると、
光源3及び第1ミラー4を搭載した第1キャリッジ(図
示せず)が、図示しないステッピングモータによって一
定速度でコンタクトガラス2と平行に移動する。また、
第2ミラー5及び第3ミラー6を搭載した第2キャリッ
ジ(図示せず)が、上記第1キャリッジの2分の1の移
動速度にて、第1キャリッジの移動の追従して移動す
る。そして、原稿を光源3で照明し、この反射光を第1
ミラー4、第2ミラー5及び第3ミラー6によって上記
結像レンズに導き、この結像レンズによって、原稿画像
を上記CCDに結像させる。CCDに結像した原稿画像
は、読み取り装置7にて光変調されて、原稿画像に対応
した電気信号となり、露光装置8に送られる。
【0030】一方、感光体14の表面は帯電装置15に
より均一に帯電され、上記電気信号に応じて露光装置8
のレーザ光源からのレーザ光Lにより露光される。レー
ザ光Lは、回転多面鏡9により反射され、走査結像用レ
ンズ系10、反射用のミラー11、12、13を介して
感光体ドラム21の表面に照射される。このレーザ光L
により、感光体14の表面に原稿画像に対応する静電潜
像が形成される。この静電潜像は、現像装置16により
トナー像として可視像化される。そして、レジストロー
ラ対21によって送り出された転写紙Pが、転写ベルト
42に担持されて搬送されつつ、転写ベルト42と感光
体14との当接部である転写ニップを通過する。このと
き、感光体14上のトナー像は、上記転写バイアスが印
加された転写バイアスローラ45により、転写紙P上に
静電転写される。そして、トナー像を転写された転写紙
Pは、転写ベルト42上から分離された後、定着装置6
0を通り、定着ローラ対60A及び60Bの熱と圧力の
作用によりトナー像が転写紙P上に定着される。定着が
完了した転写紙Pは、排紙ローラ対61によって排紙ト
レイ62上に順次排出される。
【0031】一方、トナー像転写後、感光体14表面に
残留したトナーは、感光体クリーニング装置33により
除去され、清掃される。また、清掃後の感光体14表面
は、除電装置37により除電されて初期化され、次の画
像形成に用いられる。
【0032】また、転写紙Pの分離後、転写ベルト42
上に残留した転写電荷が、駆動ローラ43で除電され
る。そして、転写ベルト42表面は、ベルトクリーニン
グ装置50によりクリーニングされる。以下、本実施形
態の特徴部であるベルトクリーニング装置50について
図2及び図3を用いて説明する。
【0033】ベルトクリーニング装置50は、第1のク
リーニング手段としてのクリーニングブレード51と、
該転写ベルト42の移動方向において該クリーニングブ
レード51の下流側に配設された第2のクリーニング手
段としてのバイアスローラ52とを備えている。クリー
ニングブレード51は、ポリウレタンなどの弾性体で構
成され、転写ベルト42の移動方向に対してカウンタ方
向に配設されている。バイアスローラ52は、SUSな
どからなる導電性クリーニング部材であり、高圧電源1
00によりトナー像を形成するトナーの帯電極性と逆極
性のクリーニングバイアスが印加されるようになってい
る。また、バイアスローラ52は、該バイアスローラ5
2に取り付けられているギヤ(図示せず)と駆動ローラ
43に取り付けられているギヤ(図示せず)とが噛み合
うことにより、転写ベルト42の移動方向に対して接触
部おいて順方向に回転するように構成されている。ま
た、ベルトクリーニング装置50には、バイアスローラ
52に付着したトナーを定期的にクリーニングするクリ
ーニング部材としてのバイアスローラ用クリーニングブ
レード53も設けられている。なお、このバイアスロー
ラ用クリーニングブレード53とクリーニングブレード
51とは、同一のブレードホルダ54に貼り付けて一体
形成されており、これにより、コストダウン、省スペー
ス化、及び交換部品の低減を図っている。
【0034】そして、図4に示すように、転写ベルト4
2表面の移動方向に直交する方向における、転写ベルト
表面の感光体14上の現像領域に対向する対向領域C
が、クリーニングブレード51のクリーニング領域Aを
含み、かつ、バイアスローラ52のクリーニング領域B
に含まれるように構成されている。ここで、感光体14
上の現像領域とは、上記現像ローラ17の幅等で決まる
感光体14上へのトナー供給可能な最大領域を示してい
る。また、同図に示すように、転写ベルト42表面の移
動方向に直交する方向における、クリーニングブレード
ブレード51のクリーニング領域Aが、転写ベルト42
上の転写材搬送領域Dを含むように構成されている。ま
た、同図に示すように、転写ベルト42表面の移動方向
に直交する方向における、バイアスローラ用クリーニン
グブレード53のクリーニング領域Eが、感光体14上
の現像領域に対応する部分、すなわちバイアスローラ5
2表面の上記対向領域Cに対向する部分を含むように構
成されている。
【0035】上記構成において、まず、転写ベルト42
に当接するクリーニングブレード51により、転写ベル
ト表面に付着したトナーが機械的にクリーニングされ
る。このとき、上記対向領域Cが、クリーニングブレー
ド51のクリーニング領域Aを含むように構成されてい
るので、クリーニングブレード51は、該対向領域C内
で転写ベルト42と当接する。この対向領域Cには、感
光体14上の地汚れトナー等が付着しているので、クリ
ーニングブレード51と転写ベルト42との間には、常
にトナーが供給されることになる。したがって、クリー
ニングブレード51と転写ベルト42との間の摺動摩擦
を低減させることができ、ブレードの巻き込みを発生さ
せ難い状態を維持することができる。
【0036】次に、クリーニングブレードの非クリーニ
ング領域でクリーニングがなされなかったトナーや、ク
リーニングブレードのクリーニング領域Aで取りきれな
かったトナーが、バイアスローラ52で静電的にクリー
ニングされる。具体的には、バイアスローラ52に、高
圧電源100により駆動ローラ43に対して所定の電位
差を持つようにクリーニングバイアスが印加されると、
この電位差により、転写ベルト42表面のトナーがバイ
アスローラ52側に移動するような電界が形成される。
この電界の作用により、トナーがバイアスローラ52側
に移動し、転写ベルト42表面から除去される。このと
き、上記対向領域Cが、バイアスローラ52のクリーニ
ング領域Bに含まれるように構成されているので、バイ
アスローラ52により、該対向領域C全域をクリーニン
グすることができる。なお、転写ベルト上のトナーは、
トナー像を形成するための所定極性に帯電したトナー以
外にも、該所定極性とは逆極性に帯電した反転トナーも
存在するので、バイアスローラ52に印加するクリーニ
ングバイアスの極性をどちらに設定するかにより、クリ
ーニング可能なトナーの極性は異なる。一方、バイアス
ローラ52に付着したトナーは、バイアスローラ用クリ
ーニングブレード53により、機械的に掻き取られ、上
記支持ケース47の底部に設けられたトナー排出部材5
9により排出される。
【0037】以上、本実施形態によれば、転写ベルト4
2表面のクリーニング手段として、クリーニングブレー
ド51とバイアスローラ52とを併用することにより、
充分なクリーニング性能を確保しつつ、クリーニングブ
レード51と転写ベルト42との摺動摩擦を低減するこ
とにより、従来よりもクリーニングブレード51の巻き
込みを生じ難くすることができる。また、このことか
ら、転写ベルト42表面に付着したトナーを良好にクリ
ーニングすることができるので、転写ベルト42のクリ
ーニング不良による転写紙Pの裏汚れが発生することな
く、良好に画像形成を行うことができる。また、転写ベ
ルト42表面の移動方向に直交する方向における、クリ
ーニングブレードのクリーニング領域Aが、転写ベルト
上の転写材搬送領域Dを含むように構成されているの
で、クリーニング後において、転写ベルト42表面にト
ナーが僅かながらに残留しても、図4に示すように、ク
リーニングブレード51のクリーニング領域と非クリー
ニング領域との境界部が転写材搬送領域D内に生じるこ
とがない。これにより、残留トナーが転写紙Pの裏面に
付着しても、目立ち難くすることができる。さらに、転
写ベルト42表面の移動方向に直交する方向における、
バイアスローラ用クリーニングブレード53のクリーニ
ング領域Eが、感光体14上の現像領域に対応する部分
を含むように構成されているので、バイアスローラ52
側に移動したトナーの付着部分全域にわたってクリーニ
ングすることができる。これにより、バイアスローラ5
2の汚染を防止でき、安定した転写ベルト42のクリー
ニングを行うことができる。
【0038】〔実施形態2〕次に、本発明を画像形成装
置に適用した他の実施形態について説明する。本実施形
態における画像形成装置は、ベルトクリーニング装置5
0の構成以外は上記実施形態1と同様であるので、共通
している部分の説明は省略する。
【0039】図5は、本実施形態に係るベルトクリーニ
ングブレード装置50の拡大斜視図である。このベルト
クリーニング装置50は、上記実施形態1と同様に、第
1のクリーニング手段としてのクリーニングブレード5
1と、該転写ベルト42の移動方向において該クリーニ
ングブレード51の下流側に配設された第2のクリーニ
ン手段としてのバイアスローラ52とを備えている。上
記実施形態1との主な相違点は、転写ベルト42表面の
移動方向に直交する方向における、クリーニングブレー
ド51のクリーニング領域Aが、転写ベルト42表面の
感光体14上の現像領域に対向する対向領域Cを含むよ
うに構成されている点と、クリーニングブレード51の
転写ベルト42への当接圧を、転写ベルト表面の移動方
向と直交する方向におけるベルト両端部と中央部とで異
ならせている点にある。
【0040】図6に示すように、転写ベルト42表面の
移動方向に直交する方向における、クリーニングブレー
ド51のクリーニング領域Aが、転写ベルト42表面の
感光体14上の現像領域に対向する対向領域Cを含み、
かつ、バイアスローラ52のクリーニング領域Bに含ま
れるように構成されている。また、クリーニングブレー
ド51の、転写ベルト42表面の移動方向に直交する方
向におけるベルト両端部に対する当接圧が、ベルト中央
部に対する当接圧よりも小さくなるように構成されてい
る。具体的には、図6に示すように、クリーニングブレ
ード51の幅方向中央部においては、上記ブレードホル
ダ54をブレード先端部近傍まで延在させて支持するよ
うにし、ブレード両端部においては、ブレードホルダ5
4をブレード基端部で支持するように構成し、これによ
り転写ベルト42への当接圧をベルト両端部と中央部と
で異ならせている。また、同図に示すように、転写ベル
ト42表面の移動方向に直交する方向における、バイア
スローラ用クリーニングブレード53のクリーニング領
域Eが、感光体14上の現像領域に対応する部分、すな
わちバイアスローラ52表面の上記対向領域Cに対向す
る部分を含むように設定されている。
【0041】上記構成において、まず、転写ベルト42
に当接するクリーニングブレード51により、転写ベル
ト表面に付着した感光体14の地汚れトナー等が機械的
にクリーニングされる。このとき、転写ベルト42表面
の移動方向に直交する方向における、クリーニングブレ
ード51のクリーニング領域Aは、上記対向領域Cを含
むように構成されているので、該対向全域をクリーニン
グすることができる。ここで、クリーニングブレード5
1の幅方向両端部においては、該対向領域よりも外側
の、トナーの付着が内側の部分に比較して少ない部分と
当接することになるため、ブレードの巻き込みが発生す
るおそれが生じる。ところが、クリーニングブレード5
1の転写ベルト42に対する当接圧が、転写ベルト42
表面の移動方向に直交する方向における該ブレード中央
部よりも該ブレード両端部が小さくなるように構成され
ているので、該ブレード両端部における転写ベルト42
とクリーニングブレード51との摺動摩擦を低減させる
ことができる。これにより、クリーニングブレード51
の巻き込みを発生させ難い状態を維持することができ
る。
【0042】次に、転写ベルト表面のクリーニングブレ
ード51で取りきれなかったトナーが、上記第1の実施
形態と同様に、バイアスローラ52で静電的にクリーニ
ングされる。このとき、クリーニングブレード51のク
リーニング領域Aは、バイアスローラ52のクリーニン
グ領域Bに含まれるように構成されているので、該クリ
ーニングブレード51のクリーニング領域A全域をクリ
ーニングすることができる。一方、バイアスローラ52
に付着したトナーは、バイアスローラ用クリーニングブ
レード53により、機械的に掻き取られ、上記支持ケー
ス47の底部に設けられたトナー排出部材59により排
出される。
【0043】以上、本実施形態によれば、転写ベルト4
2表面のクリーニング手段として、クリーニングブレー
ド51とバイアスローラ52とを併用し、かつ、クリー
ニングブレード51のクリーニング領域Aが、転写ベル
ト42表面における感光体14上の現像領域に対向する
対向領域Cを含むように構成することにより、上記実施
形態1の構成よりもさらにクリーニング性能を向上させ
ることができ、しかも、クリーニングブレード51両端
部での転写ベルト42との摺動摩擦を低減することによ
り、従来よりもクリーニングブレード51の巻き込みを
生じ難くすることができる。また、このことから、転写
ベルト42表面に付着したトナーを良好にクリーニング
することができるので、転写ベルト42のクリーニング
不良による転写紙Pの裏汚れが発生することなく、良好
に画像形成を行うことができる。また、転写ベルト42
表面の移動方向に直交する方向における、バイアスロー
ラ用クリーニングブレード53のクリーニング領域E
が、感光体14上の現像領域に対応する部分を含むよう
に構成されているので、バイアスローラ52側に移動し
たトナーの付着部分全域にわたってクリーニングするこ
とができる。これにより、バイアスローラ52の汚染を
防止でき、安定した転写ベルト42のクリーニングを行
うことができる。なお、図6に示すように、上記クリー
ニングブレード51の転写ベルト42に対する当接圧の
差に応じて、転写ベルト表面に残留するトナー量に差を
生じるが、その差は、上述した図3及び図4の構成にお
けるクリーニングブレード51のクリーニング領域と非
クリーニング領域とに残留するトナー量の差よりも小さ
いので、転写ベルト表面の残留トナーが転写材の裏面に
付着しても目立ち難くすることができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1乃至5の発明によれば、クリー
ニングブレードと第2のクリーニング手段とを併用する
ことにより、充分なクリーニング性能を確保しつつ、ク
リーニングブレードと転写ベルトとの摺動摩擦を低減す
ることにより、従来よりもクリーニングブレードの巻き
込みを生じ難くすることができるという優れた効果があ
る。
【0045】特に、請求項2の発明によれば、クリーニ
ングブレードのクリーニング領域と非クリーニング領域
との境界部が転写ベルト上の転写材搬送領域に生じるこ
とがないので、転写ベルト表面の残留トナーが転写材の
裏面に付着しても、目立ち難くすることができるという
優れた効果がある。
【0046】また特に、請求項3の発明によれば、クリ
ーニングブレードと第2のクリーニング手段とを併用
し、かつ、クリーニングブレードのクリーニング領域
が、転写ベルト表面の移動方向に直交する方向における
像担持体上の現像領域に対向する対向領域を含むように
構成することにより、さらにクリーニング性能を向上さ
せることができるという優れた効果がある。
【0047】また特に、請求項4の発明によれば、電界
の作用で転写ベルト表面のトナーを静電的にクリーニン
グするので、クリーニングブレードによる機械的なクリ
ーニングで取りきれなかったトナーを良好に除去するこ
とができるという優れた効果がある。
【0048】また特に、請求項5の発明によれば、転写
ベルト表面から導電性クリーニング部材側に移動したト
ナーが定期的に除去されるので、導電性クリーニング部
材の汚染を防止でき、安定した転写ベルトのクリーニン
グを行うことができるという優れた効果がある。
【0049】請求項6の発明によれば、転写ベルトのク
リーニング不良による転写材の裏汚れが発生することな
く、良好に画像形成を行うことができるという優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。
【図2】同画像形成装置に搭載された転写装置の拡大
図。
【図3】ベルトクリーニング装置の拡大斜視図。
【図4】転写ベルト幅、転写ベルト表面における感光体
の現像領域に対向する対向領域、及び転写ベルト上の転
写材搬送領域に対するクリーニングブレード、バイアス
ローラ、及びバイアスローラ用クリーニングブレードブ
レードの長さ、及び、クリーニング前後での転写ベルト
上の残留トナーの状態を説明するための説明図。
【図5】他の実施形態に係るベルトクリーニング装置の
拡大斜視図。
【図6】他の実施形態に係る転写ベルト幅、転写ベルト
表面における感光体上の現像領域に対向する対向領域、
及び転写ベルト上の転写材搬送領域に対するクリーニン
グブレード、バイアスローラ、及びバイアスローラ用ク
リーニングブレードブレードの長さ、及び、クリーニン
グ前後での転写ベルト上の残留トナーを説明するための
説明図。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2 コンタクトガラス 3 光源 4 第1ミラー 5 第2ミラー 6 第3ミラー 7 読み取り装置 8 露光装置 14 感光体 15 帯電装置 16 現像装置 17 現像ローラ 18 現像剤ケース 18A トナー補給容器 19 トナー補給ローラ 20 給紙カセット 21 レジストローラ対 33 感光体クリーニング装置 34 感光体クリーニングブレード 35 クリーニングケース 36 トナー排出部材(感光体用) 37 除電装置(除電ランプ) 40 転写装置 42 転写ベルト 43 駆動ローラ 44 従動ローラ 45 転写バイアスローラ 47 支持ケース 50 ベルトクリーニング装置 51 クリーニングブレード(第1クリーニング手
段) 52 バイアスローラ(第2クリーニング手段) 53 バイアスローラ用クリーニングブレード 54 ブレードホルダ 59 トナー排出部材(転写ベルト用) 60 定着装置 61 排紙ローラ対 62 排紙トレイ 100 高圧電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H032 AA05 BA05 BA18 BA23 BA30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写材を担持して搬送する転写ベルトと、
    該転写ベルト表面をクリーニングする第1のクリーニン
    グ手段としてのクリーニングブレードと、該転写ベルト
    の移動方向において該クリーニングブレードの下流側に
    配設された第2のクリーニング手段とを備え、像担持体
    上に形成されたトナー像を該転写ベルト上の転写材に転
    写する転写装置において、 上記転写ベルト表面の移動方向と直交する方向におけ
    る、該転写ベルト表面の上記像担持体上の現像領域に対
    向する対向領域が、上記クリーニングブレードのクリー
    ニング領域を含み、かつ、上記第2クリーニング手段の
    クリーニング領域に含まれるように構成したことを特徴
    とする転写装置。
  2. 【請求項2】請求項1の転写装置において、 上記クリーニングブレードのクリーニング領域が、上記
    転写ベルト上の転写材搬送領域を含むように構成したこ
    とを特徴とする転写装置。
  3. 【請求項3】転写材を担持して搬送する転写ベルトと、
    該転写ベルト表面をクリーニングする第1クリーニング
    部材と、該転写ベルトの移動方向において該クリーニン
    グブレードの下流側に配設された第2クリーニング部材
    とを備え、像担持体上に形成されたトナー像を該転写ベ
    ルト上の転写材に転写する転写装置において、 上記転写ベルト表面の移動方向と直交する方向におけ
    る、上記クリーニングブレードのクリーニング領域が、
    該転写ベルト表面の上記像担持体上の現像領域に対向す
    る対向領域を含み、かつ、上記第2のクリーニング手段
    のクリーニング領域に含まれるように構成し、該クリー
    ニングブレードの転写ベルトに対する当接圧が、転写ベ
    ルト表面の移動方向と直交する方向における該ブレード
    中央部よりも該ブレード両端部が小さくなるように構成
    したことを特徴とする転写装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の転写装置において、 上記第2のクリーニング手段として導電性クリーニング
    部材を用い、該導電性クリーニング部材に、上記トナー
    像を形成するトナーの帯電極性と逆極性のクリーニング
    バイアスを印加するバイアス印加手段を設けたことを特
    徴とする転写装置。
  5. 【請求項5】請求項4の転写装置において、 上記導電性クリーニング部材をクリーニングする導電性
    クリーニング部材用クリーニング部材を設け、かつ、上
    記転写ベルト表面の移動方向と直交する方向における、
    該導電性クリーニング部材用クリーニング部材のクリー
    ニング領域が、上記像担持体上の現像領域に対応する部
    分を含むように構成したことを特徴とする転写装置。
  6. 【請求項6】像担持体と、該像担持体上にトナー像を形
    成するトナー像形成手段と、該像担持体上に形成された
    トナー像を転写材に転写する転写装置とを備えた画像形
    成装置において、 上記転写装置として、請求項1、2、3、4又は5の転
    写装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011075993A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びベルト装置

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