JP2001142091A - 液晶プロジェクター - Google Patents

液晶プロジェクター

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントラスト向上を図ることを目的とする。 【解決手段】 第1及び第2の偏光板14a及び14b
間に映像信号に応じて光を変調する液晶パネル16を設
けた液晶プロジェクターにおいて、この第1の偏光板1
4aとこの液晶パネル16との間にこの液晶パネル16
に対して、この液晶パネル16と配向方向(プレチルト
している方向を配向方向とする)が同じで、ツイスト方
向が同じである補正用液晶パネル15を光軸を中心に略
180度回転して配置して設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型映像画面を得
るための映像信号に応じて光を変調する液晶パネルを使
用した液晶プロジェクターに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
大型映像画面を得るための、映像信号に応じて光を変調
する液晶パネルを使用した液晶プロジェクターが提案さ
れている。
【0003】このような液晶パネルにより変調された光
をスクリーンに投射する液晶プロジェクターにおいて
は、従来コントラストの向上を図るために、液晶パネル
において、遮光時の光の透過率を小さくすることなどの
改善が行われていた。
【0004】一方で、ノート型のパーソナルコンピュー
タ等に用いられる直視型の液晶パネルでは、複数のユー
ザーが、ある程度の角度を有した位置から同一の画面を
見ることが想定される為、例えば40度以上の広い視野
角でのコントラストを考慮した構成を採っている。
【0005】その一つの例として、ディスコティック液
晶や棒状液晶、その他3次元複屈折をもつ位相差フィル
ムを用いて上述の直視型液晶パネルの偏光状態の変化を
補正して視野角特性の改善を行っている。
【0006】また他の例として、超ねじれネマティック
(STN)液晶ディスプレイに別の液晶層を設けて視野
角補正が行われている。これは、STN液晶の複屈折が
大きいことによる単色性能や温度依存に対する問題の解
決策である。
【0007】ところで、ランプのリフレクタの光軸方向
に出射した光を変調するライトバルブとして液晶パネル
を使用し、投射光学系でスクリーンに投射する構成の液
晶プロジェクターにおいては、コントラストの向上を図
る場合に、その液晶パネルの視野角の改善を行う必要は
ないものとされていた。
【0008】しかしながら、斯かる液晶プロジェクター
は、以下に述べる原因により入射側偏光板から出射した
直線偏光が映像信号を変調する液晶パネルによって乱さ
れて楕円偏光になり、出射側偏光板で漏れが生じ、黒レ
ベルが下がらず、コントラストが低下するということに
なる。
【0009】図6に示す如く、液晶パネルの液晶分子1
7には例えば2°〜4°のプレチルト角θがある。これ
は駆動電圧を印加したときに液晶分子が傾く方向を導く
為に、液晶パネル面22に施された配向処理方向に対し
て与えられる初期分子配列の角度とされる。このプレチ
ルト角の影響で液晶パネル面22に角度をもって入射し
た光23は偏光が乱れる。これは液晶パネル面22に斜
めに入射した光23からは、この液晶分子17が図7に
示す如く斜めに見えるためであり、この液晶分子17の
屈折率の異方性により、長軸24方向成分は位相が遅
れ、これにより直線偏光の入射光23は、液晶分子17
で遅相軸方向成分と進相軸方向成分との間に位相差が生
じ、結果として、図8に示す如き楕円偏光26となる。
【0010】上述と同様にして、種々の方向から入射し
た直線偏光は、偏光状態が液晶分子17によって変化
し、入射方向に応じて図9に示す如くなる。図6は液晶
分子17が1つの場合についてであるが、実際にはこの
液晶分子17は複数個存在し、ツイストマティック液晶
の場合は液晶パネルの前面と後面とで略90度ねじれて
いる。この為この液晶パネルを通過したあとの光の偏光
状態は、多数の異なる向きの液晶分子による偏光変化を
足し合わせたものとなる。
【0011】この結果、液晶パネルに垂直に入射した光
は直線偏光が保たれるが、ある角度で斜めに入射した光
に関しては、偏光が乱されて、入射光に応じた楕円偏光
になる。このため液晶パネルの出射側にある偏光板で楕
円偏光による漏れが生じるため、黒レベルが上がり、液
晶パネルのコントラスト特性が悪くなる。
【0012】実際に液晶プロジェクターの液晶パネルに
対する照明光の角度成分は、10度前後までの光が含ま
れており、一例として、図5に示す如く照明光には垂直
入射する光はほとんど含まれず大部分が角度をもって入
射するため、この液晶分子のプレチルト角の影響を受け
て、偏光状態が変化してしまう。図5において横軸は入
射角成分、縦軸は強度である。
【0013】よって液晶プロジェクターにおいて液晶パ
ネルのプレチルト角が及ぼすコントラスト低下に影響を
及ぼす問題があることがわかった。
【0014】この問題を解決するため、位相差板や位相
差フィルムを液晶パネルに対して所定の角度傾けて置く
ことにより、この液晶パネル内の液晶分子器平均化され
た作用について補正する方法が特願平11−21217
9号に開示されている。これは液晶パネルの入射側に設
置された第1の偏光板と出射側に配置された第2の偏光
板との間に位相差板や位相差フィルムなどの位相差補正
手段が配置され、その位相差補正手段を第1又は第2の
偏光板の偏光軸に平行な軸を回転軸として所定の角度傾
斜させることで偏光変化の入射角依存性をもたせ、液晶
分子のプレチルトに伴う遅相軸方向と進相軸方向との間
に生じた位相差を打ち消すものである。
【0015】この方法は、位相差板や位相差フィルムを
液晶パネルに対して傾けて、液晶プロジェクターの光学
系に配置する必要があるため、その空間を必要とし、更
に複雑な角度調整機構が必要となる。
【0016】また上述の特願平11−212179号に
は、さらに上述位相差補正手段の傾斜角に対応する2軸
方向のリタデーションを有するフィルム状の光学補償手
段を利用して、液晶分子のプレチルトに伴う遅相方向と
進和方向との間に生じた位相差を打ち消す発明が開示さ
れている。
【0017】これにより液晶プロジェクタの光学系に配
置するため空間が必要な問題点を解消することができる
が、上述光学補償手段は所定の傾斜角を持つ液晶分子に
対してのみ最適の補償関係となっている。従って、位相
差によるコントラストの平均的レベルの改善には効果が
あるが、全ての液晶分子に対応して位相差を打ち消すこ
とができない問題があった。
【0018】本発明は斯る点に鑑み、比較的簡単な構成
で、良好にコントラストの向上を図ることを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明液晶プロジェクタ
ーは、第1及び第2の偏光板間に映像信号に応じて光を
変調する液晶パネルを設けた液晶プロジェクターにおい
て、この第1の偏光板とこの液晶パネルと間にこの液晶
パネルに対して、この液晶パネルと配向方向(プレチル
トしている方向を配向方向とする)が同じで、ツイスト
方向が同じである補正用液晶パネルを光軸を中心に約1
80度回転して配置して設けたものである。
【0020】また本発明液晶プロジェクターは、第1及
び第2の偏光板間に映像信号に応じて光を変調する液晶
パネルを設けた液晶プロジェクターにおいて、この第1
の偏光板とこの液晶パネルと間にこの液晶パネルに対し
て、この液晶パネルとは配向方向が表裏逆で、ツイスト
方向が逆である補正用液晶パネルを光軸を中心に配置し
て設けたものである。
【0021】本発明によれば、液晶パネルに対し、この
液晶パネルと配向方向が同じである補正用液晶パネルを
液晶パネルの入射側プレチルト角とこの補正用液晶パネ
ルの入射側のプレチルト角が互いに逆方向となると共
に、この液晶パネルと補正用液晶パネルとの出射側のプ
レチルト角も互いに逆向きになり、ベレーク補償板の原
理に基づく補正関係となり、コントラストを向上するこ
とができる。
【0022】また本発明によれば、補正用液晶パネルを
電圧駆動により液晶分子を最適な補正のできる配列状態
にできるようにしているので、直線偏光がこの補正用パ
ネルとこの液晶パネルとを通過したときに、直線偏光を
保つことができコントラストを向上することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明液晶
プロジェクターの実施の形態の例につき説明しよう。
【0024】図1は、本例による液晶プロジェクターの
光学系の構成を示す。この図1において、1はメタルハ
ライドランプを示し、このメタルハランドランプ1より
の出射光を第1及び第2のマルチレンズアレイ2及び3
と集光レンズ4を介して、赤色及び緑色光R及びGを通
過し、青色光Bを反射する色分離ミラー7に入射する。
【0025】この色分離ミラー7で反射した青色光Bを
集光レンズ6a、ミラー5a及び集光レンズ6bを介し
て後述する液晶変調装置10に入射する。
【0026】また、この色分離ミラー7を通過した赤色
及び緑色光R及びGを緑色光Gを通過し、赤色光Rを反
射する色分離ミラー8に入射する。この色分離ミラー8
で反射した赤色光Rを集光レンズ6cを介して後述する
液晶変調装置11に入射する。
【0027】この色分離ミラー8を通過した緑色光Gを
ミラー5b、集光レンズ6d、ミラー5c及び集光レン
ズ6eを介して後述する液晶変調装置12に入射する。
【0028】之等液晶変調装置10,11及び12より
の夫々の光を色合成プリズム9に入射して合成し、この
合成した光を投影レンズ13を介してスクリーン(図示
せず)に投影する如くする。
【0029】本例においては、この3つの液晶変調装置
10,11及び12を夫々図2に示す如く、同様に構成
する。この図2において、16は液晶パネルを示し、こ
の液晶パネル16には映像信号が供給され、この映像信
号に応じて光を変調する如くなされている。この場合、
液晶変調装置10,11及び12の液晶パネル16には
夫々青色映像信号、赤色映像信号及び緑色映像信号が供
給される。
【0030】この液晶パネル16の光の入射側及び光の
出射側に夫々偏光板14a及び14bを設け、10度前
後の拡がり角をもっている照明光をこの入射側の偏光板
14aで直線偏光とし、この出射側の偏光板14bで決
められた偏光方向のみ透過する。
【0031】本例においては、図2に示す如く、この入
射側の偏光板14aと液晶パネル16との間に、この液
晶パネル16と配向方向(プレチルトしている方向を配
向方向とする)が同じで、ツイスト方向が同じである補
正用液晶パネル15をこの液晶パネル16とプレチルト
が互いに逆方向となる如く光軸を中心に180度回転し
て平行に挿入する如くする。
【0032】この場合、図3に示す如く、液晶パネル1
6の入射側プレチルト角θ1 と補正用液晶パネル15の
入射側プレチルト角θ3 が逆方向となり、またこの液晶
パネル16及び補正用パネル15の夫々の出力側プレチ
ルト角θ2 及びθ4 も逆方向となり、ベレーク補償板の
原理に基づく補正関係になる。
【0033】この補正用液晶パネルは、従来周知の液晶
パネルの如く電極が設けられ、駆動電圧を調整すること
により、こ補正用液晶パネル15の液晶分子を任意の配
列状態にできる如くする。
【0034】本例によれば、液晶パネル16に対し、こ
の液晶パネル16と配向方向が同じである補正用液晶パ
ネル15をツイスト方向が逆即ち液晶パネル16の入射
側プレチルト角θ1 とこの補正用液晶パネル15の入射
側プレチルト角θ3 が互いに逆方向となると共にこの液
晶パネル16と補正用液晶パネル15との出射側のプレ
チルト角θ 2とθ4 も互いに逆向きになり、ベレーク補
償板の原理に基づく補正関係となり、この液晶パネル1
6では液晶分子17により、図9に示す如く偏光が変化
するが、この補正用液晶パネル15により、この偏光変
化を元に戻すように補正され直線偏光を保つことができ
る。また、その中間部においても、液晶パネル16と補
正用液晶パネル15の液晶分子は互に補正関係になって
いる。
【0035】更に本例によれば補正用液晶パネル15を
電圧駆動により液晶分子を任意の配列状態にできるよう
にしているので、駆動電圧を調整することにより直線偏
光がこの補正用パネル15とこの液晶パネル16とを通
過したときに、良好に直線偏光を保つようにできる。
【0036】従って本例によれば、10度前後の広がり
角をもっている照明光を入射側の偏光板14aで直線偏
光にし、この補正用液晶パネル15で補正し、液晶パネ
ル16で変調し、出力側の偏光板14bで決められた偏
光方向のみ透過しコントラストを向上することができ
る。
【0037】因みに、1.3インチの液晶パネル16に
対し、この液晶パネル16と同じ配向で同じツイスト方
向の補正用液晶パネル15を図2及び図3のような実験
系で、コントラスト補正を行なったところ、補正前は1
69:1のコントラストが補正後は289:1まで上が
った。
【0038】次に、本発明の実施の形態の他の例を図4
を参照して説明する。一般的な、ツイストネマチック
(TN)液晶の場合、図3に示す如く、補正用液晶パネ
ル15及び液晶パネル16の入力側端部及び出力側端部
は夫々補正関係にあり、それ以外の中間にある液晶分子
同志も、補正用液晶パネル15を図3のようにすると全
て補正関係になる。
【0039】図4例は変調用の液晶パネル16に対し
て、この液晶パネル16とは配向方向が表裏逆で、ツイ
スト方向が逆である補正用液晶パネル28を上述補正用
液晶パネル15の代りに用いたものである。この場合、
液晶パネル16の入射側プレチルト角θ5 と補正用液晶
パネル15の出射側プレチルト角θ8 及び液晶パネル1
6の出射側プレチルト角θ6 と補正用液晶パネル15の
出射側プレチルト角θ7が補正関係となっている。ま
た、その中間部においても、液晶パネル16と補正用液
晶パネル15の液晶分子の方向は互に補正関係になって
いる。
【0040】この全ての液晶分子が補正関係にあるため
には、補正用TN液晶パネル28のツイスト方向が図4
に示す如く、変調用の液晶パネル16と逆向きで配向方
向が表と裏とで逆になるか、あるいは補正用TN液晶パ
ネル15のツイスト方向が図3に示す如く、変調用の液
晶パネル16と同じ向きで、光軸を中心に180度回転
した配置になくてはならない。
【0041】尚、実際には、液晶パネル16と補正用液
晶パネル15,28の対応する全ての液晶分子が補正関
係にあっても、液晶パネル16、補正用液晶パネル1
5,28の製造上のバラツキや機構上の配置バラツキに
より、配置しただけでは最良の補正関係が必ず得られる
わけではない。しかし、この補正用液晶パネル15,2
8を電圧駆動できるようにしておけば、この駆動電圧や
入力信号の周波数を調整することにより最適な補正がで
きる。
【0042】また上述例では、補正用液晶パネル15,
28を電圧駆動する如く述べたが、この補正用液晶パネ
ル15,28を最適な補正ができる状態に調整し、その
状態で液晶分子を硬化するようにしても良い。
【0043】例えば、液晶ポリマー等で変調用の液晶パ
ネル16と全く同じ配向のものを作り、最適状態で紫外
線等で硬化させる。
【0044】このように補正用液晶パネル15,28を
硬化させることにより、調整不要で補正効果が見込まれ
る。
【0045】また本発明は上述例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が取り得
ることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、補正用液晶パネルを設
けたので、変調用の液晶パネルによる偏光状態の変化を
補正でき、コントラストが向上する。
【0047】また、本発明によれば、偏光板から出射し
た直線偏光は、変調用の液晶パネルにより入射角に応じ
て楕円偏光になるが、補正用液晶パネルは各々の楕円偏
光を直線偏光に戻せるため、後の偏光板で光の漏れが起
こらず、コントラストが向上する。
【0048】また本発明において、補正用液晶パネルを
電圧駆動したときには、電気的に補正調整ができる。補
正対象個々の液晶パネルはプレチルト角やギャップ幅の
バラツキがあるが、本発明によればこの補正用液晶パネ
ルの駆動電圧の調整により、最適な補正ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液晶プロジェクターの実施の形態の例を
示す構成図である。
【図2】本発明液晶プロジェクターに使用される液晶変
調装置の例を示す構成図である。
【図3】図2の液晶変調装置の例の説明に供する構成図
である。
【図4】本発明の実施の形態の他の例の要部の例を示す
構成図である。
【図5】照明光の角度成分の例の説明に供する線図であ
る。
【図6】液晶パネルの液晶分子のプレチルト例の説明に
供する構成図である。
【図7】液晶パネルの液晶分子を入射光方向から見た例
の説明に供する線図である。
【図8】液晶分子のプレチルトにより発生する位相差の
例の説明に供する線図である。
【図9】液晶分子に対する光の入射方向による偏光状態
の変化の例の説明に供する線図である。
【符号の説明】
1‥‥メタルハライドランプ、2,3‥‥マルチレンズ
アレイ、4,6a,6b,6c,6d,6e‥‥集光レ
ンズ、5a,5b,5c‥‥ミラー、7,8‥‥色分離
ミラー、9‥‥色合成プリズム、10,11,12‥‥
液晶変調装置、13‥‥投影レンズ、14a,14b‥
‥偏光板、15,28‥‥補正用液晶パネル、16‥‥
液晶パネル、17‥‥液晶分子
フロントページの続き (72)発明者 城地 義樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 仁藤 敬一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA15 HA12 HA13 HA16 HA18 HA24 HA28 JA05 JA13 KA11 KA14 2H089 HA25 RA05 RA10 SA07 SA10 TA12 TA14 TA15 TA16 UA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の偏光板間に映像信号に応
    じて光を変調する液晶パネルを設けた液晶プロジェクタ
    ーにおいて、 前記第1の偏光板と前記液晶パネルと間に前記液晶パネ
    ルに対して、前記液晶パネルとは配向方向(プレチルト
    している方向を配向方向とする)が同じで、ツイスト方
    向が同じである補正用液晶パネルを光軸を中心に略18
    0度回転して配置して設けたことを特徴とする液晶プロ
    ジェクター。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の偏光板間に映像信号に応
    じて光を変調する液晶パネルを設けた液晶プロジェクタ
    ーにおいて、 前記第1の偏光板と前記液晶パネルと間に前記液晶パネ
    ルに対して、前記液晶パネルとは配向方向が表裏逆で、
    ツイスト方向が逆である補正用液晶パネルを光軸を中心
    に配置して設けたことを特徴とする液晶プロジェクタ
    ー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の液晶プロジェクタ
    ーにおいて、 前記補正用液晶パネルは、電圧駆動により、液晶分子を
    最適な補正のできる配列状態にできるようにしたことを
    特徴とする液晶プロジェクター。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の液晶プロジェクタ
    ーにおいて、 前記補正用液晶パネルは、液晶分子が最適な補正のでき
    る配列状態で硬化されていることを特徴とする液晶プロ
    ジェクター。
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