JP2001141930A - 光導波路素子、三次元光導波路回路および光学システム - Google Patents

光導波路素子、三次元光導波路回路および光学システム

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JP2001141930A
JP2001141930A JP2000165421A JP2000165421A JP2001141930A JP 2001141930 A JP2001141930 A JP 2001141930A JP 2000165421 A JP2000165421 A JP 2000165421A JP 2000165421 A JP2000165421 A JP 2000165421A JP 2001141930 A JP2001141930 A JP 2001141930A
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light
glass
optical
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Shinzo Morita
慎三 森田
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Nagoya University NUC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意形状の微細な光伝送路を構成することが
できる光導波路素子、並びに、このような光導波路を具
えた三次元光導波路回路および光学システムを提供す
る。 【解決手段】 光導波路は、直径100μm以下の均質
な透明微小ガラス球体好ましくは直線状あるいは曲線状
などに配列する。若しくは、直径100μm以下の均質
な透明ガラス円柱体を、その端面方向から見て、好まし
くは直線状あるいは曲線状などに配列する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路素子、三
次元光導波路回路および光学システムに関する。
【0002】
【従来の技術】光集積回路や、薄膜光導波路を使用した
レーザージャイロスコープのように、平面上(単一基板
上)で光導波路を交差させた素子は実現化されていな
い。これは、光の直進性のために、光導波路を平面上で
交差させることができなかったからである。
【0003】最近、光通信の多重化技術の発展、モノリ
シックな光集積素子の必要性の増大などから、光伝送路
の立体交差技術の開発が種々試みられている。しかしな
がら、実際の回路作製技術では、光伝送路の立体交差を
基板上で実現した例はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情を背景としてなされたものであって、その目的
は、任意形状の微細な光伝送路を構成することのできる
光導波路素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光導波路素子
は、直径100μm以下の均質な透明ガラス球体を複数
配列してなることを特徴とする。
【0006】また、本発明の光導波路素子は、直径10
0μm以下の均質な透明ガラス円柱体を、その軸中心と
垂直な方向に複数配列してなることを特徴とする。
【0007】本発明によれば、光導波路素子を微小な透
明ガラス球体又は微小な透明ガラス円柱体から構成して
いるため、任意形状の微細な光伝送路を形成することが
できる。そして、本発明の好ましい態様である直線状又
は曲線状の光導波路素子によれば、直線状の光伝送路の
みならず、任意の曲率で曲線状に屈曲してなる光伝送路
を構成することができる。
【0008】また、本発明におけるその他の好ましい態
様によれば、直線状又は曲線状に配列してなる透明ガラ
ス球体又は透明ガラス円柱体を一単位とし、この単位を
積層してなる光導波路素子を構成する。したがって、上
述のように直線状又は曲線状に配列してなる平面的な光
伝送路が多数積層されてなる多重光伝送路を構成するこ
とができる。
【0009】さらに、上述したような本発明の光導波路
素子と薄膜光導波路素子とを組み合わせることにより、
立体交差の3次元光導波路を形成することができる。ま
た、上述した光導波路素子と外部光学系とを組み合わせ
ることによって、任意形状の微細な光伝送路を有する光
学システムを提供することができる。
【0010】なお、特開昭59−26702号公報にお
いては、光学ガラスなどからなる球形レンズを管状の可
撓性鏡内胴内に連続的に収容して画像を伝送する技術が
開示されている。しかしながら、本発明は光伝送に関す
るものであり、画像伝送に関する上記技術とは異なる。
すなわち、画像伝送に関する上記技術においては、ガラ
ス球の収差を考慮する必要がある。そして、反転画像や
画像変形を生じないようにして画像を伝送するために
は、ガラス球の直径を少なくとも約1mmにする必要が
ある。また、ガラス球を曲線状に配列した場合は、画像
焦点が伝送方向におけるガラス球内に収束しなくなるた
め、画像の伝送が不可能となる。
【0011】これに対して本発明の光伝送においては、
以下の「発明の実施の形態」で説明するように、ガラス
球体又はガラス円柱体の直径が100μm以下でないと
その伝送メカニズムから光伝送を行うことができなくな
る。そして、このメカニズムの相違に起因して、直線状
のみならず曲線状の光伝送をも可能にすることができる
ものである。換言すれば、特開昭59−26702号に
記載の技術と本発明の技術とは、幾何光学的に共通する
だけで、その伝送原理は全く異なるものである。
【0012】さらに、特開平3−175402号公報に
おいては、平面基板上に、この基板を構成する材料より
も屈折率の高い透過部材で形成されてなる微小孔部を設
け、この微小孔部中に画像を伝送させる技術が開示され
ている。この場合においても上記同様の議論が成立する
ため、本発明の光伝送に関する技術とは全く異なるもの
である。上記公報の実施例を参酌しても、略半球面を介
して単一の微小孔部中を透過させるのみである。
【0013】また、特開昭62−81607号公報にお
いても一見類似していると目される技術が開示されてい
る。この技術は、コア部分をクラッド部分よりも屈折率
の高い透明物質で形成し、コア部分中を光が伝送するよ
うにしたものである。したがって、均質なガラス球体又
は均質なガラス円柱体を用い、この球体又は円柱体の直
径方向全体を利用して光伝送するようにした本発明とは
全く異なるものである。
【0014】さらに、特開平10―235202号公報
に開示されている一見類似した技術においても、この技
術においては、単に単一の円柱状の構造体中の長さ方向
に光を伝送させるのみであるので、本発明の技術とは全
く異なるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】<微小ガラス球体の配列中の光伝
播理論>以下、本発明を発明の実施の形態に基づいて詳
細に説明する。最初に、本発明の光導波路素子の好まし
い態様に基づいて、所定形状に配列された複数のガラス
球体及びガラス円柱体中の光伝播理論について説明す
る。なお、以下の説明においては、ガラス球体の表面ま
たはその内部で、光の散乱や吸収が生じないものとす
る。
【0016】(a)直線状配列 図1は、透明な微小ガラス球体を直線状に配列してなる
本発明の光導波路における光伝播の様子を示す説明図で
ある。図1において、11〜15は微小ガラス球体、L
1は微小ガラス球体11〜15の配列軸、Aは、配列軸
L1上に配置した光源(点光源)である。この光源A
は、微小ガラス球体11からその球半径と等しい距離だ
け離間している。微小ガラス球体11〜15として、球
径が揃って、真球性のよいものを用いると、光源Aから
出た光は、微小ガラス球体11のレンズ作用で微小ガラ
ス球体12の中心に像を結ぶ。このとき、微小ガラス球
体11からの光は、微小ガラス球体12の球面で屈折し
ないで真っすぐに伝播する。したがって、微小ガラス球
体12からの光は、さらに、微小ガラス球体13のレン
ズ作用で、微小ガラス球体14の中心に像を結ぶ。
【0017】このようにして、奇数番目の微小ガラス球
体(11、13、15)のレンズ作用によって、偶数番
目の微小ガラス球体(12、14)の中心に像を結ぶ場
合において、減衰のない光伝播を行わせるためには、光
源Aを出た光が微小ガラス球体11の球面で屈折し、配
列軸L1に対して平行になって球体内を伝播することが
条件となる。この条件は、図2に示すように、光がA−
P−Dと伝播することであり、そのためには、光源Aか
らの光の立体角をφ、微小ガラス球体11への光の入射
角をθi 、微小ガラス球体11の球面における屈折角を
θ0 、微小ガラス球体11の屈折率をnとするとき、次
式(1)が成立する必要がある。
【0018】
【数1】 式(1) n=sinθi /sinθ0 =sin(θ0 +φ)/sinθ0
【0019】光源Aの位置から微小ガラス球体11の接
線を引き、その接点をQとすると、ΔAQCは直角三角
形となり、AC: CQ=2: 1であるから、∠CAQ=
30゜、∠QCA=60゜となるので、φ<30、θ0
<60である必要がある。また、nsinθ0 =sin
θi ≦1より、sinθ0 ≦1/nとなる。よって、屈
折角θ0 が決まれば、上記式(1)より光源Aからの光
の立体角φが決まる。
【0020】光源Aから微小ガラス球体11に入射する
光は立体角φのものだけで、それがこの球配列中を伝播
していく可能性を有している。ところが、光源Aと微小
ガラス球体11との離間距離が微小ガラス球体11の球
半径aより大きい場合には、微小ガラス球体11のレン
ズ作用によって結ばれる像は、微小ガラス球体12の中
心よりも微小ガラス球体11に近いところに形成される
ことになる。したがって、微小ガラス球体12を通過し
た光は広く拡大して、微小ガラス球体13を通過する光
量は減少する。このように微小ガラス球体の配列を通過
する毎に、光量は減少していく。
【0021】逆に、光源Aと微小ガラス球体11との離
間距離が微小ガラス球体11の球半径aより小さい場合
には、微小ガラス球体11のレンズ作用によって結ばれ
る像は、微小ガラス球体12の中心よりも微小ガラス球
体11から離れたところに形成され、微小ガラス球体1
1から微小ガラス球体12に光が伝播する過程で伝播す
る光量が減少する。よって、このときも微小ガラス球体
配列を伝播する毎に伝播光量は減少する。
【0022】光源Aの位置ずれや、微小ガラス球体の配
列軸L1からのずれに伴う放出光のゆれは、伝播光量の
減衰をもたらすので、この減衰を小さくするためには、
微小ガラス球体に入射する光源Aの立体角φは小さい方
がよい。そのためには屈折率nは大きいほうがよい。ま
た、ガラス球体の直径が100μm以下であることが必
要である。
【0023】なお、ガラス球体の直径に下限については
特に限定されないが、実際に伝送刷る光のスポット系の
大きさを考慮し、良好な光伝送を行うためには1μm以
上であることが好ましい。
【0024】同様の観点から、前記微小ガラス球体の各
々における真球度は2%以下であることが好ましい。こ
こに、「真球度」とは、1つの球体の最大径と最小径と
の差を当該球体の平均径で割った値をいう。
【0025】図3は、図1に示したものと同様の配列の
光導波路において、配列軸L1に対して30°の平行光
線が、微小ガラス球体11に入射する場合における光伝
播の様子を示す説明図である。この伝播光路では、微小
ガラス球体11に平行光線が入射して、微小ガラス球体
11と微小ガラス球体12の間の位置に焦点f1を結
ぶ。この焦点f1からの光は、微小ガラス球体12を通
過すると再び平行光線となる。この平行光線は、微小ガ
ラス球体11に入射した光と同じように、配列軸L1に
対して30°の角度で微小ガラス球体13に入射して、
微小ガラス球体13と微小ガラス球体14の間の位置に
焦点f2を結び、この焦点f2からの光は、微小ガラス
球体14を通過すると再び平行光線となる。
【0026】したがって、これ以降は、順次奇数番目の
微小ガラス球体に平行光線が入射し、当該奇数番目の微
小ガラス球体とこれに続く偶数番目の微小ガラス球体の
間の位置に焦点を結び、当該偶数番目の微小ガラス球体
を通過して平行光線になる。この繰り返しによって、微
小ガラス球体の配列内を減衰することなしに伝播してい
く。
【0027】この光伝播の条件は、図4に示すように、
光がA−B−C−Dと伝播することであり、この条件
は、図2に示す配列における光伝播の成立条件と同じで
あり、上記式(1)が成立する必要がある。したがっ
て、sinθ0 ≦1/nの成立条件も満足する必要があ
る。したがって、この場合においても、上記同様の理由
から屈折率nは大きいほど好ましく、ガラス球体の直径
についても上記の条件を満足することが必要である。
【0028】平行光線の入射角度が30゜からずれた場
合には、焦点位置がずれるため、2番目の微小ガラス球
体12を通過した光が平行光線とならなくなる。また、
微小ガラス球体間の距離が変化した場合にも同じ議論が
成立する。このような場合には、伝播光量はしだいに減
少していく。
【0029】図3に示したような微小ガラス球体の直線
状配列においては、奇数番目の微小ガラス球体(11、
13)に平行光線が入射され(入射角度=30°)、焦
点(f1、f2)を結び、当該焦点からの光が偶数番目
の微小ガラス球体(12、14)を通過して平行光線に
なる。したがって、焦点位置や平行光線の光路上に鏡面
を配置(平行光線に対しては垂直方向に配置)すると光
は逆行する。この現象を利用して、光の共振器を構成す
ることができる。
【0030】(b)曲線状配列 図5は、微小ガラス球体を円周上に配列してなる本発明
の光導波路における光伝播の様子を示す説明図である。
図5において、21〜25は微小ガラス球体、L2は微
小ガラス球体21〜25の配列曲線(O’を中心とする
半径Rの円周の一部)、A’は光源(点光源)である。
この光源A’は、配列曲線L2上の、微小ガラス球体2
1の先端211からδ/2(δは、中心O’から見た微
小ガラス球体の立体角である。)離間した位置に配置さ
れている。
【0031】図6に示すように、光源A’から微小ガラ
ス球体21への入射光のうち、配列曲線L2より外側の
球面から球体内部へ入射される光が、当該球面で屈折し
て、この微小ガラス球体21内を水平方向(配列曲線L
2の接線方向)に伝播するためには、微小ガラス球体2
1への入射角をθi’、微小ガラス球体21の球面にお
ける屈折角をθ0’、点光源A’の立体角をφ’、微小
ガラス球体の屈折率をnとするとき、次式(2)が成立
する必要がある。
【0032】
【数2】 式(2) n=sinθi’/sinθ0’ =sin{θ0’+(δ/2)+φ’}/sinθ0 ’
【0033】このとき、θ0’+(δ/2)+φ’<9
0°でなければならない。また、光源A’からの光が微
小ガラス球体21に入射し、続いて微小ガラス球体22
に伝播していくためには、θ0’>θ0 であることが必
要となる。ここに、θ0 は、微小ガラス球体が直線状に
配列された場合の球面における屈折角である。
【0034】他方、光源A’から微小ガラス球体21へ
の入射光のうち、配列曲線L2より内側の球面から球体
内部へ入射される光が、当該球面で屈折して、この微小
ガラス球体21内を水平方向(配列曲線L2の接線方
向)に伝播するためには、微小ガラス球体21への入射
角をθi''、微小ガラス球体21の球面における屈折角
をθ0 "、点光源A’の立体角をφ''、微小ガラス球体
の屈折率をnとするとき、次式(3)が成立する必要が
ある。
【0035】
【数3】 式(3) n=sinθi''/sinθ0'' =sin{θ0''−(δ/2)+φ''}/sinθ0''
【0036】ここで、球面での入射角θi''、屈折角θ
0''については、配列曲線L2より外側の球面から球体
内部へ入射される光とは逆に、θ0 >θ0''の関係が成
立する。さらに、光源A’からの光が微小ガラス球体2
1に入射して、続いて微小ガラス球体22以降に伝播し
ていくためには、θ0''−(δ/2)+φ''>θ0''が成
立する必要があるので、φ''−δ/2>0でなければな
らない。
【0037】この場合においても、ガラス球体を直線状
に配列した場合と同様に、屈折率nは大きいほど好まし
く、ガラス球体の直径についてもガラス球体を直線状に
配列した場合と同様の直径を有することが必要であり、
真球度についても直線状に配列した場合と同様の値を有
することが好ましい。なお、上記においては、微小ガラ
ス球体を連続的及び規則的に配列した場合について示し
ているが、これら微小ガラス球体は不規則に配列するこ
ともできる。
【0038】(c)直線状配列側面から光照射される場
合 図7は、図3に示した微小ガラス球体の直線状配列に、
同じ大きさの別の微小ガラス球体35を重ねた状態を示
している。ここに、配列軸L3に対して垂直な方向から
光を照射すると、この光は、A成分とB成分とが微小ガ
ラス球体35の中心Pを中心に左右に分かれて、微小ガ
ラス球体32と微小ガラス球体31を経て、それぞれ図
示する方向に伝播する。しかし、この光は微小ガラス球
体(31,32,33,34)の配列中を伝播しない。
【0039】もし、別の微小ガラス球体を、微小ガラス
球体35と微小ガラス球体31との配列軸PQ、または
微小ガラス球体35と微小ガラス球体32との配列軸P
R上に配列し、図4に示した光導波路における光伝播の
成立条件(上記式(1))を具備すると、図3に示した
配列のように、配列軸PQ、または配列軸PRに沿って
伝播していく。したがって、このような配列は光の分配
または収束回路として機能させることができる。
【0040】微小ガラス球体の配列に対する側面からの
入射光の光伝播を考える。 (1)入射角度30〜90°の光が微小ガラス球体に入
射される場合には、当該微小ガラス球体中での光散乱が
ない限りにおいて、配列を構成する微小ガラス球体を透
過するだけで配列方向への光伝播はない。 (2)図3に示したように、入射角度30°の平行光線
が微小ガラス球体に入射する場合には、微小ガラス球体
の配列を伝播することがわかったが、これは、先頭の微
小ガラス球体に対して当該平行光線が入射する場合であ
って、微小ガラス球体の配列の途中の微小ガラス球体に
入射する場合には、配列軸からはずれていく。図7にお
いて、微小ガラス球体32に入射されるA成分の光がこ
の場合に相当し、このA成分は、配列軸PRからはずれ
ていくことが判る。 (3)入射角度が30°以下の場合には、配列中を伝播
できるが、図3の光伝播の条件からはずれているので、
伝播光量が急速に減衰していく。
【0041】図8は、3つの微小ガラス球体(41、4
2、43)を三角形状に配置し、その中央に別の微小ガ
ラス球体44を配置して三角錐状に配列したものであ
る。このとき、頂点の微小ガラス球体44に垂直に光を
照射すると、光は三角形状に配置された3つの微小ガラ
ス球体(41、42、43)の方向に分かれて伝播す
る。
【0042】図9は、図8の光導波路の平面図、図10
は、図9に示すc−c’面の断面図である。頂点に位置
する微小ガラス球体44を透過した光の3分の1は、微
小ガラス球体41に伝播する。ここでA−B−C−Dの
光路では、微小ガラス球体41と微小ガラス球体44の
配列軸A−Dに対する平行光線の入射角が30°よりも
大きいが、伝播方向はこの配列軸A−Dと30°の角度
の方向となる。
【0043】図8の光伝播から明らかなように、平面状
に配列した微小ガラス球体(41、42、43)の配列
面に対して垂直な方向から光を照射した場合には、その
光は、微小ガラス球体内で光が散乱されない限り配列面
内には伝播しない。たとえ、別の一個の微小ガラス球体
45をその配列面に置いた場合でも、光は配列面から外
れていく。
【0044】屈折率nの選択によって、図1の微小ガラ
ス球体11が行う役割を2個または3個以上の微小ガラ
ス球体で置きかえることができる。すなわち、光源から
の光を球配列によるレンズ効果で焦点を結ばせ、そこに
別の微小ガラス球体が配置できる場合である。
【0045】(d)積層配列 微小ガラス球体を基板上に配列するとともに、別の微小
ガラス球体をその配列上に重ねて配列する。そしてこの
配列された微小ガラス球体上にさらに別の微小ガラス球
体を配列する。この操作を連続して行うことにより、直
線状又は曲線状に配列された光導波路素子が複数積層さ
れてなる光導波路素子を得ることができる。この光導波
路においては、各層中での光伝播は、直線状配列又は曲
線状配列の場合と同様に行われる。また、層間を伝播す
る光は、最終的には層を横断してしまい、層中への伝播
には加われない。
【0046】以上、微小ガラス球体内の光伝播理論につ
いて説明してきたが、このような光伝播理論は、複数の
微細ガラス円柱体を、それぞれの端面方向から見て、直
線状、曲線状、結晶状または無定形状に配列(並列)し
た場合であっても成立する。例えば、図11に示すよう
に、複数の微細ガラス円柱体(51,52,53,5
4,55,56)を、それぞれの端面方向から見て、直
線状に配列してなる光導波路において、平行光線が配列
軸L’に対して30°の角度で、微細ガラス円柱体51
の周面に入射される場合には、光伝播の様子は、図3に
示す微小ガラス球体の場合と同様に行われる。
【0047】具体的には、図12に示すように、平行光
線(円柱体の軸方向に広がりのない光線)が微細ガラス
円柱体51の周面に入射して、微細ガラス円柱体51と
微細ガラス円柱体52の間の位置に焦点f1を結ぶ。こ
の焦点f1からの光は、微細ガラス円柱体52を通過す
ると再び平行光線となる。この平行光線は、微細ガラス
円柱体51に入射した光と同じように、配列軸L’に対
して30°の角度で微細ガラス円柱体53の周面に入射
して、微細ガラス円柱体53と微細ガラス円柱体54の
間の位置に焦点f2を結び、この焦点f2からの光は、
微細ガラス円柱体54を通過すると再び平行光線とな
る。したがって、これ以降は、順次奇数番目の微細ガラ
ス円柱体の周面に平行光線が入射し、奇数番目の微細ガ
ラス円柱体とこれに続く偶数番目の微細ガラス円柱体の
間の位置に焦点を結び、当該偶数番目の微細ガラス円柱
体を通過して平行光線になる。この繰り返しによって、
微細ガラス円柱体の配列内を減衰することなしに伝播し
ていく。
【0048】この場合においても、上記ガラス球体の場
合と同じ理由から、ガラス円柱体の屈折率は大きい方が
好ましく、その直径についてもガラス球体の場合と同じ
値を有することが必要である。さらに、ガラス円柱体の
真円度についても上記と同じ2%以下であることが好ま
しい。ここに、「真円度」とは、1つの円柱体の端面の
最大径と最小径との差を当該端面の平均径で割った値を
いう。
【0049】微小ガラス球体を配列する方法としては、
図13に示すようなマイクロピペット61の基端部に吸
引ポンプを接続して、その先端部61Aで微小ガラス球
体62を吸引保持し、当該微小ガラス球体62をマニピ
ュレータなどを用いて基板上の所定の位置まで運び、吸
引を解除することにより当該微小ガラス球体62を前記
所定の位置に静置させる。このような操作を繰り返して
行うことにより、微小ガラス球体を所望の形態に配列さ
せることができる。
【0050】以上のように、本発明の光導波路によれ
ば、端部を構成する微小ガラス球体に入射される光が、
当該微小ガラス球体を含めた奇数番目の微小ガラス球体
のレンズ作用によって偶数番目の微小ガラス球体の中心
に像を結ぶことを繰り返すことにより、当該微小ガラス
球体の配列に沿って伝播される。そして、曲線状等に配
列してなる本発明の光導波路によって形成される光伝送
路によって、単一の基板面上において伝播光を立体交差
させることができる。
【0051】また、微小ガラス球体を配列してなる本発
明の光導波路素子は、その断面が小さく、その長さをき
わめて短くすることができるので、高密度に集積された
回路間における光学的連結であっても容易かつ確実に達
成することができる。
【0052】さらに、微小ガラス球体を曲線状に配列さ
せただけの簡単な構成で、光導波路を立体交差させるこ
とができるので、三次元の光導波路回路をモノリシック
に作製することができる。
【0053】なお、上記と同様の作用効果は、複数の微
細ガラス円柱体を、それぞれの端面方向から見て、直線
状及び曲線状などに配列(並列)してなる光導波路素子
によっても発揮される。
【0054】<三次元光導波路回路>図14は、本発明
の三次元光導波路回路の一例を示す説明用断面図であ
る。この三次元光導波路回路は、平坦なガラス基板67
と、この基板67上に形成された薄膜光導波路66と、
この薄膜光導波路66と立体交差するように設けられた
光導波路65(本発明の光導波路)と、この光導波路6
5に光学的に接続された光ファイバー68および光ファ
イバー69とを具えてなる。
【0055】薄膜光導波路66は、矩形状の断面を有す
るコア66Aと、このコア66Aを覆うよう形成された
クラッド66Bとからなる。光導波路65は、複数の微
小ガラス球体がアーチ状に配列されてなる光導波路であ
り、これにより、薄膜光導波路66との立体交差を達成
している。光ファイバー68は、光導波路65に光を入
射する光ファイバーであり、コア68Aおよびクラッド
68Bとからなる。光ファイバー69は、光導波路65
からの光を取り出す光ファイバーであり、コア69Aお
よびクラッド69Bとからなる。
【0056】この三次元光導波路回路においては、光源
(図示せず)から光ファイバー68に入射された光がコ
ア68A内を伝播して、光導波路65の先頭の微小ガラ
ス球体65aに入射する。微小ガラス球体65aへ入射
された光は、配列曲線L4に沿って光導波路65内を伝
播していき、光ファイバー69のコア69Aに受光され
る。一方、薄膜光導波路66においても、他の光源(図
示せず)から入射された光が伝播される。従って、ガラ
ス基板67上において、光伝播が立体交差する状態とな
る。
【0057】図15は、本発明の三次元光導波路回路の
他の例を示す説明用断面図である。この三次元光導波路
回路は、平坦なガラス基板76と、この基板76上に形
成された薄膜光導波路71と、この薄膜光導波路71と
立体交差するように設けられた光導波路連結体72と、
この光導波路連結体72に光学的に接続された光ファイ
バー77および光ファイバー78とを備えてなる。
【0058】薄膜光導波路71は、矩形状の断面を有す
るコア(711A〜714A)と、これらを覆うよう形
成されたクラッド71Bとからなる。光導波路連結体7
2は、複数の微小ガラス球体が配列されてなる光導波路
721(本発明の光導波路)と、光ファイバー722
と、複数の微小ガラス球体が配列されてなる光導波路7
23(本発明の光導波路)とが連結されて構成され、こ
れにより、当該光導波路連結体72は、薄膜光導波路7
1との立体交差を達成している。光ファイバー77は、
光導波路721に光を入射する光ファイバーであり、コ
ア77Aおよびクラッド77Bとからなる。光ファイバ
ー78は、光導波路723からの光を取り出す光ファイ
バーであり、コア78Aおよびクラッド78Bとからな
る。
【0059】この三次元光導波路回路においては、光源
(図示せず)から光ファイバー77に入射された光がコ
ア77A内を伝播して、光導波路721の先頭の微小ガ
ラス球体721aに入射する。微小ガラス球体721a
へ入射された光は、配列曲線L5に沿って光導波路連結
体72(光導波路721・光ファイバー722・光導波
路723)内を伝播していき、光ファイバー78のコア
78Aに受光される。一方、薄膜光導波路71において
も、他の光源(図示せず)から入射された光が伝播され
る。従って、ガラス基板76上において、光伝播が立体
交差する状態となる。
【0060】以上のような三次元光導波路回路によれ
ば、単一の基板上において、簡単な構成で伝播光を立体
交差させることができる。従って、図16に示すよう
な、レーザージャイロスコープの光導波路コイルにおい
て、リング状の光導波路部81と、直線状の光導波路部
82とが交差する位置80A〜80Cで、当該リング状
の光導波路部81と、当該直線状の光導波路部82との
両者を立体交差させることができる。
【0061】<光学システム>図17は、本発明の光学
システムの構成の一例を示す説明図である。この光学シ
ステムは、3本の微細ガラス円柱体(85,86,8
7)を並列してなる光学素子(本発明の光導波路)と、
これら微細ガラス円柱体(85,86,87)の周囲に
配置された全反射用三角柱プリズム(85A,86A,
87A)とにより構成されている。
【0062】この光学システムにおいては、例えば頂点
に位置する微細ガラス円柱体87に平行光線A’が入射
された場合には、この平行光線A’は、図7の配列の光
伝播理論に基づいて、微細ガラス円柱体85に伝播す
る。そして、平行光線A’の伝播方向に配置されたプリ
ズム85Aにより反射されて反対方向に伝播する平行光
線B’となり、再び微細ガラス円柱体85に入射する。
続いて、この平行光線B’は、微細ガラス円柱体86に
伝播して、平行光線B’の伝播方向に配置されたプリズ
ム86Aにより反射されて反対方向に伝播する平行光線
C’となり、再び微細ガラス円柱体86に入射する。
【0063】この平行光線C’は微細ガラス円柱体87
に伝播し、平行光線C’の伝播方向に配置されたプリズ
ム87Aにより反射されて反対方向に伝播し、前記平行
光線A’と重畳されて、微細ガラス円柱体87に入射す
る。その結果、光ループが形成される。このような光ル
ープは、微小ガラス球体を用いた場合にも形成すること
ができる。
【0064】また、このような光ループは、4個の微小
ガラス球体を図8のように配置し、角頂点に頂点の各面
が直角に交差するプリズムを配置した場合にも、三角錐
光ループを形成することができる。また、この三角錐を
微小ガラス球体を偶数段重ねて作製すると、光は三角錐
の頂点から入射して領に沿って伝播するので、この偶数
段三角錐を光が巡回する光ループを作ることができる。
【0065】本発明の光学システムは、上記の光導波路
からなる光学素子を備えていることにより、三次元の光
導波路回路をモノリシックな構成にすることができるの
で、回路素子の安定性、信頼性が高く、各々の回路素子
の接続に伴う光伝播損失が小さいものとすることができ
る。従って、例えば光集積回路、レーザージャイロスコ
ープ、LSI素子端子間の光接続回路、光通信の波長多
重化回路、光共振器などとして特に有用である。
【0066】
【実施例】以下、本発明についての実験例について説明
する。 <実験例1>実験に使用した測定系の配置図を図18に
示す。この測定系は、光源90からの光を、レンズ91
を介して光ファイバー92の先端92Aに入射し、光フ
ァイバー92の後端92Bから光導波路93(本発明の
光導波路)の先端部を構成する微小ガラス球体に入射
し、光導波路93内を伝播させ、その後端部を構成する
微小ガラス球体から出射させ、この光を光ファイバープ
ローブ94で検出し、光増幅器(ホトマルチプライヤ
ー)95を経由して、オシロスコープ96で出力を読み
とる構成である。
【0067】ここに、光源90は、波長670nmの半
導体レーザ素子を使用した。光ファイバー92および光
ファイバープローブ94は、微小ガラス球体への光入
射、検出のために、加熱延伸法によって、クラッド径を
約5μmまで細く加工し、破断面を平滑にするため、フ
ッ化水素酸処理したものを使用した。光導波路93は、
平坦なガラス板97A上にPMMA(ポリメチルメタク
リレート)よりなるコート層97Bをスピンコートで5
μmの膜厚にコーティングしたものを基板97として使
用し、この基板97面に沿って、直径100μmの微小
ガラス球体2から5個を直線状に配列した。
【0068】上記の測定系において、光ファイバー92
の後端92Bを、微小ガラス球体の配列軸上であって、
先端部を構成する微小ガラス球体から50μm離間した
位置に配置して、微小ガラス球体に光を照射したとこ
ろ、光ファイバープローブ94により直線状に配列され
た微小ガラス球体を伝播した光が検出された。
【0069】<実験例2>実験例1における基板を曲面
状に加工し、この基板面に沿って微小ガラス球体を曲線
状に配列してなる光導波路としたことの他は、実験例1
と同様にして測定系を構成した。この測定系において、
光ファイバーの後端を、微小ガラス球体の配列曲線上の
位置であって、先頭に配置された微小ガラス球体から、
配列曲線の中心から見た立体角(δ/2)となる位置に
配置して、微小ガラス球体に光を照射したところ、光フ
ァイバープローブにより曲線状に配列された微小ガラス
球体を伝播した光が検出された。
【0070】以上の結果から、微小ガラス球体を連続的
に配列されてなる光導波路に沿って、光伝播を行うこと
ができることが確認された。また、入射位置を変化させ
た場合あるいはプローブ位置を変化させた場合には、検
出される光強度が大きく変化することから、上述の光伝
播理論が機能していることが確認された。
【0071】
【発明の効果】本発明の光導波路素子によれば、任意形
状の微細な光伝送路を構成することができる。また、本
発明の光導波路素子によって形成される曲線状等の光伝
送路によれば、単一の基板面上において伝播光を立体交
差させることができる。本発明の光導波路素子によれ
ば、高密度に集積された回路素子間であっても、光学的
な連結を容易かつ確実に達成することができる。本発明
の光導波路によれば、立体交差部分を含むモノリシック
な三次元光導波路回路を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 透明な微小ガラス球体を直線状に配列してな
る本発明の光導波路における光伝播の様子を示す説明図
である。
【図2】 図1に示す光導波路の先頭の微小ガラス球体
における光伝播の様子を示す拡大図である。
【図3】 図1に示したものと同様の配列の光導波路に
おいて、配列軸に対して30°の平行光線が、先頭の微
小ガラス球体に入射する場合における光伝播の様子を示
す説明図である。
【図4】 図3に示す光導波路の先頭の微小ガラス球体
における光伝播の様子を示す拡大図である。
【図5】 微小ガラス球体を円周上に配列してなる本発
明の光導波路における光伝播の様子を示す説明図であ
る。
【図6】 図5に示す光導波路の先頭の微小ガラス球体
における光伝播の様子を示す拡大図である。
【図7】 図3に示した微小ガラス球体の直線状配列
に、同じ大きさの別の微小ガラス球体を重ねてなる光導
波路における光伝播の様子を示す説明図である。
【図8】 3つの微小ガラス球体を三角形状に配置し、
その中央に別の微小ガラス球体を配置して三角錐状に配
列してなる光導波路における光伝播の様子を示す説明図
である。
【図9】 図9に示す光導波路の平面図である。
【図10】 図9に示す光導波路のc−c’面の断面図
である。
【図11】 微細ガラス円柱体を直線状に配列してなる
光導波路の一例を示す説明図である。
【図12】 図11に示す光導波路における光伝播の様
子を示す説明図である。
【図13】 微小ガラス球体を配列する方法を示す説明
図である。
【図14】 本発明の三次元光導波路回路の一例を示す
説明用断面図である。
【図15】 本発明の三次元光導波路回路の他の例を示
す説明用断面図である。
【図16】 レーザージャイロスコープの光導波路コイ
ルを示す平面図である。
【図17】 本発明の光学システムの構成の一例を示す
説明図である。
【図18】 実験に使用した測定系の配置図である。
【符号の説明】
11〜15 微小ガラス球体 21〜25 微小ガラス球体 31〜35 微小ガラス球体 41〜45 微小ガラス球体 51〜56 微細ガラス円柱体 61 マイクロピペット 61A 先端部 62 微小ガラス球体 65 光導波路 66 薄膜光導波路 66A コア 66B クラッド 67 基板 68、69 光ファイバー 68A、69A コア 68B、69B クラッド 71 薄膜光導波路 711A〜714A コア 71B クラッド 72 光導波路連結体 721 光導波路 721a 微小ガラス球体 722 光ファイバー 723 光導波路 76 基板 77、78 光ファイバー 77A、78A コア 77B、78B クラッド 80A〜80C 交差する位置 81 リング状の光導波路部 82 直線状の光導波路部 85〜87 微細ガラス円柱体 85A,86A,87A プリズム 90 光源 91 レンズ 92 光ファイバー 92A 先端 92B 後端 93 光導波路 94 ファイバープローブ 95 光増幅器 96 オシロスコープ 97 基板 97A ガラス板 97B コート層

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直径100μm以下の均質な透明ガラス
    球体を複数配列してなることを特徴とする、光導波路素
    子。
  2. 【請求項2】 前記透明ガラス球体の直径が100〜1
    μmであることを特徴とする、請求項1に記載の光導波
    路素子。
  3. 【請求項3】 前記複数の透明ガラス球体は直線状に配
    列してなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の
    光導波路素子。
  4. 【請求項4】 前記直線状に配列してなる前記複数の透
    明ガラス球体を一単位とし、この単位を前記配列方向と
    垂直な方向に積層してなることを特徴とする、請求項3
    に記載の光導波路素子。
  5. 【請求項5】 前記複数の透明ガラス球体は曲線状に配
    列してなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の
    光導波路素子。
  6. 【請求項6】 前記曲線状に配列してなる前記複数の透
    明ガラス球体を一単位とし、この単位を前記配列方向と
    垂直な方向に積層してなることを特徴とする、請求項5
    に記載の光導波路素子。
  7. 【請求項7】 直径100μm以下の均質な透明ガラス
    円柱体を、その軸中心と垂直な方向に複数配列してなる
    ことを特徴とする、光導波路素子。
  8. 【請求項8】 前記透明ガラス球体の直径が100〜1
    μmであることを特徴とする、請求項7に記載の光導波
    路素子。
  9. 【請求項9】 前記複数の透明ガラス円柱体は、それら
    の端面方向からみた場合において直線状に配列してなる
    ことを特徴とする、請求項7又は8に記載の光導波路素
    子。
  10. 【請求項10】 前記直線状に配列してなる前記複数の
    透明ガラス円柱体を一単位とし、この単位を前記配列方
    向と垂直な方向に積層したことを特徴とする、請求項9
    に記載の光導波路素子。
  11. 【請求項11】 前記複数の透明ガラス円柱体は曲線状
    に配列してなることを特徴とする、請求項7又は8に記
    載の光導波路素子。
  12. 【請求項12】 前記曲線状に配列してなる前記複数の
    透明ガラス円柱体を一単位とし、この単位を前記配列方
    向と垂直な方向に積層したことを特徴とする、請求項1
    1に記載の光導波路素子。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか一に記載の
    光導波路素子と、薄膜光導波路素子とを具えるととも
    に、これらが立体的に交差していることを特徴とする、
    3次元光導波路回路。
  14. 【請求項14】 請求項1〜12のいずれか一に記載の
    光導波路素子と、外部光学系とを具えることを特徴とす
    る、光学システム。
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