JP2001141885A - キャニスタおよびこれを備えたコンクリート製貯蔵容器 - Google Patents

キャニスタおよびこれを備えたコンクリート製貯蔵容器

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JP2001141885A
JP2001141885A JP32584499A JP32584499A JP2001141885A JP 2001141885 A JP2001141885 A JP 2001141885A JP 32584499 A JP32584499 A JP 32584499A JP 32584499 A JP32584499 A JP 32584499A JP 2001141885 A JP2001141885 A JP 2001141885A
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Yasuhiro Sakaguchi
康弘 坂口
Tomikane Saida
富兼 斎田
Kenichi Matsunaga
健一 松永
Kazuo Murakami
和夫 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射性物質を長期間に亘って安全にかつ安定
して貯蔵可能なキャニスタ、およびこれを備えたコンク
リート製貯蔵容器を提供することにある。 【解決手段】 コンクリートにより形成されたほぼ筒状
の容器本体12は円柱状の収納部22を有し、この収納
部には、放射性物質が封入されたキャニスタ14が収納
されている。キャニスタは金属製の密閉容器15を有
し、密閉容器の周壁17は、波状にプレス加工され軸方
向に延びた多数の凹凸を有している。容器本体の底部に
設けられた吸気口26から導入された空気は、収納部の
内面とキャニスタの外面との間に規定された冷却空気流
路24を流れて放射性物質から発生する熱を除去し、容
器本体の上部に設けられた排気口28から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱発生を伴う放
射性物質を封入した密閉金属容器、いわゆるキャニス
タ、およびこれを備えたコンクリート製貯蔵容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原子炉の使用済燃料に代表される高放射
性物質は、解体処理されるとともに、プルトニウム等の
再度燃料として使用可能な有用物質を回収するため、再
処理される。そして、これらの使用済燃料は、再処理を
行うまでの間、密閉された状態で貯蔵されている。この
ような高放射性物質の貯蔵方法としては、貯蔵プール等
による湿式法、あるいは、キャスク等による乾式法が知
られている。
【0003】乾式法は、水に代わり空気によって自然冷
却を行う貯蔵方法であり、湿式法に比較して運転コスト
が低いことから注目を集め、開発が進められている。ま
た、乾式法に用いるキャスクには種々の構造のものがあ
るが、コンクリート構造物によって使用済燃料を遮蔽す
るコンクリートキャスクは、低コストであることから特
に注目されている。コンクリートは、中性子遮蔽材とし
て優れ、他の遮蔽材よりも安価であるとともに、構造体
として必要な強度が得られる等の利点も備えている。
【0004】このようなコンクリートキャスクは、上部
および底部が閉塞された筒状のコンクリート容器を備
え、このコンクリート容器内に、使用済燃料が封入され
た筒状の金属密閉容器、いわゆるキャニスタ、が収納さ
れている。
【0005】一般に、キャニスタは、使用済燃料から発
生した崩壊熱により加熱され200℃程度の高温となる
ため、コンクリートキャスクには、崩壊熱を除熱するた
めの除熱構造が設けられている。すなわち、コンクリー
ト容器の内周面とキャニスタの外面との間には、冷却空
気流路として機能する隙間が形成され、コンクリート容
器の底部には吸気口が、また、容器の上部には排気口が
それぞれ設けられている。そして、吸気口からコンクリ
ート容器内に導入された冷却空気としての外気を、冷却
空気流路を流して自然循環させ排気口から排出すること
により、キャニスタを除熱し冷却している。
【0006】このように構成されたコンクリートキャス
クでは、上述した除熱構造により使用済燃料の冷却、コ
ンクリート層により放射線の遮蔽、キャニスタにより使
用済燃料の密封を担保している。そして、コンクリート
キャスクは、高放射性物質を長期間に亘って安全に、か
つ、安定して保管する必要があり、長期間に亘って高い
放射線遮蔽性能が要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放射性
物質の遮蔽体であるコンクリートは、熱による影響を受
け易く、高温になると著しく強度が低下する。空気の自
然循環によりキャニスタおよびコンクリート容器を冷却
する構成の場合、コンクリート容器の最高温度は約90
℃程度に達するため、長期間の使用により、コンクリー
ト中の水分が無くなり、コンクリート容器にクラックが
発生する恐れがある。また、キャニスタ自体も自然循環
冷却により外気に接触するため、コンクリートキャスク
を海岸付近に設置した場合、海塩粒子によりキャニスタ
の応力腐蝕割れを発生する恐れがある。
【0008】そして、上記のようなコンクリート容器の
クラック、キャニスタの応力腐蝕割れ等が発生した場合
には、放射線の遮蔽、放射性物質の密閉を担保すること
ができず、コンクリートキャスクの安全性および健全性
を維持することが困難となる。
【0009】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、放射性物質を長期間に亘って安全にか
つ安定して貯蔵可能なキャニスタ、およびこれを備えた
コンクリート製貯蔵容器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るキャニスタは、放射性物質が封入さ
れたほぼ筒状の金属製の密閉容器を備え、上記密閉容器
の周壁の表面は凹凸に塑性加工されていることを特徴と
している。
【0011】この発明に係るキャニスタによれば、上記
密閉容器の周壁は、プレス加工により波状に形成され、
あるいは、転造加工により形成された螺旋状の凹凸を有
していることを特徴としている。
【0012】上記のように構成されたキャニスタによれ
ば、密閉容器の周壁は凹凸を備えていため、平坦な表面
を有している場合に比較して、キャニスタの表面積が広
く、キャニスタの放熱性が向上する。これにより、キャ
ニスタから発生する崩壊熱を効率良く除熱することがで
き、キャニスタを収納したコンクリート製貯蔵容器の温
度上昇を抑制することが可能となる。
【0013】また、この発明に係るキャニスタは、放射
性物質が封入されたほぼ筒状の金属製の密閉容器を備
え、上記密閉容器の周壁は、ショットピーニングにより
圧縮残留応力が付与された表面を有していることを特徴
としている。
【0014】更に、この発明によれば、上記密閉容器の
周壁表面は、金属よりも放射率の高い材料、例えば、セ
ラミックスからなる球材を用いてショットピーニングさ
れ、上記周壁表面に上記セラミックスの被膜が被覆残留
していることを特徴としている。
【0015】上記構成のキャニスタによれば、ショット
ピーニングを施すことにより、密閉容器の周壁表面に圧
縮残留応力を付与されていることから、キャニスタの耐
応力腐蝕割れ性が向上する。また、密閉容器の周壁表面
に金属よりも放射率の高いセラミックスの被膜が被覆残
留しているため、キャニスタの放熱性が向上し、キャニ
スタから発生する崩壊熱を効率良く除熱することが可能
となる。
【0016】また、この発明に係るコンクリート製貯蔵
容器は、上述したキャニスタのいずれかが収納された収
納部を内部に有し、コンクリートにより形成されたほぼ
筒状の容器本体と、上記容器本体の底部に設けられた吸
気口、上記容器本体の上部に設けられた排気口、および
上記収納部の内面と上記密閉容器の外面との間に規定さ
れた冷却空気流路を有し、上記吸気口から容器本体内に
導入された空気を上記冷却空気流路に流して上記放射性
物質から発生する熱を除去し、上記排気口から排出する
除熱部と、を備えていることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の第1の実施の形態に係るコンクリートキャスクにつ
いて詳細に説明する。
【0018】図1に示すように、コンクリート製貯蔵容
器としてのコンクリートキャスク10は、コンクリート
により形成され遮蔽構造体として機能する容器本体12
を備え、この容器本体内には、キャニスタ14が収納さ
れている。キャニスタ14は、例えばステンレス等の金
属によって形成されているとともに、両端が閉塞した円
筒形状の密閉容器15を有し、この密閉容器内には、バ
スケット16により支持された状態で、使用済燃料集合
体18が複数体封入されている。これらの使用済燃料集
合体18は、例えば、原子炉の使用済燃料であり、崩壊
熱に伴う発熱と放射線の発生を伴う放射性物質を含んで
いる。そして、密閉容器15は、封入された内部の放射
性物質が外部に漏洩しないよう、溶接密閉構造を有して
いる。
【0019】図1ないし図3に示すように、密閉容器1
5の周壁17は、金属板をプレス加工することにより波
状に塑性変形され、その外周面および内周面には、軸方
向に延びた多数の凹凸が形成されている。
【0020】コンクリートキャスク10の容器本体12
は、図1および図2に示すように、底部の閉塞された円
筒形状を有し、例えば、高さ約6m、直径約4m程度に
形成され、また、コンクリートの壁厚は、約0.9m程
度に形成されている。容器本体12の上端開口は、外面
が炭素鋼板によって覆われたコンクリート製の蓋20に
より閉塞されている。この蓋20は、複数のボルト21
により容器本体12の上端にボルト止めされている。な
お、容器本体12のコンクリート壁内には、図示しない
配筋が施されている。
【0021】容器本体12内には、容器本体の内周面お
よび蓋20により、円柱形状の収納部22が規定されて
いる。そして、この収納部22内にキャニスタ14が収
納されている。キャニスタ14は、収納部22の底面に
形成された複数のリブ31上に載置されているととも
に、容器本体12と同軸的に配置されている。また、キ
ャニスタ14は、その外周面が容器本体12の内周面と
の間に所定の隙間、例えば、10cm程度の隙間を持っ
た状態で、収納部22内に収納されている。
【0022】そして、キャニスタ14の外周面と容器本
体12の内周面との間の上記隙間により、冷却空気が流
れる冷却空気流路24が形成されている。この冷却空気
流路24は、キャニスタ14の外周面の全周に亘って、
かつ、外周面の軸方向全長に亘って形成されている。
【0023】容器本体12の底部には複数、例えば4つ
の吸気口26が形成され、また、容器本体12の上端部
には、同様に、4つの排気口28が形成され、それぞれ
冷却空気流路24に連通している。4つの吸気口26
は、容器本体12の円周方向に沿って互いに等間隔離間
して設けられ、容器本体12の底部外周面に開口してい
る。また、排気口28は、容器本体12の円周方向に沿
って互いに等間隔離間して設けられ、容器本体12の上
端部外周面に開口している。なお、これらの排気口28
は、容器本体12の上端縁と蓋20とによって規定され
ている。
【0024】これらの吸気口26、排気口28、および
冷却空気流路24は、空気の自然循環冷却によりコンク
リートキャスク10を除熱する除熱部を構成している。
すなわち、吸気口26から容器本体12内に導入された
冷却空気としての外気は、冷却空気流路24を通ってキ
ャニスタ14の周囲を流れ、その間、キャニスタ14お
よび容器本体12を除熱し冷却する。そして、キャニス
タ14からの熱によって加熱され昇温した冷却空気は、
排気口28から容器本体12の外部に排出される。
【0025】一方、容器本体12の内周面には、炭素鋼
等の金属からなる円筒状のライナ30が設けられてい
る。金属からなるライナ30は、コンクリートに比較し
て伝熱性が高く、使用済燃料集合体18から発生した熱
の伝熱を促進するとともに、使用済燃料集合体18から
の放射線、主としてγ線、を遮蔽する機能を有してい
る。
【0026】上記のように構成されたコンクリートキャ
スク10によれば、容器本体12内に収納されたキャニ
スタ14の周壁17は、波状に形成され多数の凹凸を備
えている。そのため、平坦な表面を有している場合に比
較して、キャニスタ14の表面積が広く、キャニスタの
放熱性を高くすることができる。これにより、キャニス
タ14から発生する崩壊熱を効率良く除熱することがで
き、容器本体12のコンクリート壁の温度上昇を抑制す
ることが可能となる。従って、長期間の貯蔵において
も、容器本体12におけるコンクリート壁の劣化、クラ
ック発生等を防止し、コンクリートキャスク10の安全
性および健全性を長期に渡って良好に維持することがで
きる。同時に、キャニスタ14の周壁17をプレス加工
することにより、加工硬化等によるキャニスタの強度向
上を図ることができる。
【0027】図4に示すように、この発明の第2の実施
の形態によれば、キャニスタ14の密閉容器15の周壁
17は、機械加工として転造が施され、その外周面に、
螺旋状の凹凸が形成されている。この場合においても、
密閉容器15の表面に凹凸を設けることにより表面積を
増大し、キャニスタ14の放熱性向上を図ることがで
き、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0028】図5に示すように、この発明の第3の実施
の形態によれば、キャニスタ14の密閉容器15は円筒
状の周壁17を有し、この周壁17の外周面は、ショッ
トブラストとして、球体を用いたショットピーニングが
施されている。特に、本実施の形態においては、アルミ
ナ等のセラミックスで形成された球材を用いてショット
ピーニングが行われている。
【0029】上記のように、ショットピーニングを施す
ことにより、周壁17の表面に圧縮残留応力を付与し、
密閉容器15の耐応力腐蝕割れ性を向上することができ
る。図6は、金属表面の圧縮残留応力をX線で測定した
結果を、ショットピーニングを施した場合と施さない場
合とで比較して示している。この図から、ショットピー
ニングを施すことにより、金属表面から深さ約0.2ま
での領域に圧縮残留応力が付与されていることが解る。
なお、試験片としては2層ステンレス片(SCS14
A)を用いた。
【0030】また、図7は、金属表面の硬さを測定した
結果を、ショットピーニングを施した場合と施さない場
合とで比較して示している。この図から、ショットピー
ニングを施すことにより、金属表面から深さ約0.2ま
での領域で硬さが増加し、圧縮残留応力が付与されてい
ることが解る。なお、試験片としては2層ステンレス片
(SCS14A)を用いた。
【0031】一方、アルミナ等のセラミックスからなる
球材を用いて密閉容器15の周壁17をショットピーニ
ングした場合、周壁を構成する金属表面には、セラミッ
クスの破片が被覆残留する。そして、セラミックスの放
射率は0.8程度であり、金属の放射率0.2程度より
も高いため、セラミックスの破片が被覆残留することに
より、周壁17の放射率を向上させることができる。
【0032】図8は、ショットピーニング前後の金属表
面部の組織を比較して示すもので、ショットピーニング
により、金属表面に球材(研削材)の破片が残留してい
ることが解る。また、図9は、金属表面にアルミナ等を
被覆処理した場合としない場合との放射率を測定した結
果を比較して示すもので、アルミナ等を被覆処理するこ
とにより放射性が向上することが解る。
【0033】従って、上記のように、アルミナ等のセラ
ミックスからなる球材を用いてショットピーニングした
密閉容器15を用いることにより、キャニスタ14の放
熱性が向上し、キャニスタ14から発生する崩壊熱を効
率良く除熱することができ、容器本体12のコンクリー
ト壁の温度上昇を抑制することができる。
【0034】これにより、本実施の形態によれば、長期
間の貯蔵においても、キャニスタ14における応力腐蝕
割れの発生、および容器本体12におけるコンクリート
壁の劣化、クラック発生等を防止することができ、その
結果、放射性物質の密閉および放射線の遮蔽を確実に担
保し、コンクリートキャスク10の安全性および健全性
を長期に渡って良好に維持することができる。
【0035】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、キャニスタは、密閉容器の表面に凹凸を
有していれば放熱性を向上することができ、凹凸の形状
は必要に応じて種々変形可能である。また、ショットピ
ーニングに用いる球材の材料は、アルミナに限定される
ことなく、金属よりも高い放射率を有した材料であれば
種々選択可能である。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、キャニスタを構成する密閉容器の表面に凹凸を設け
ることにより放熱性向上を図り、放射性物質を長期間に
亘って安全にかつ安定して貯蔵可能なキャニスタおよび
これを備えたコンクリート製貯蔵容器を提供することが
できる。また、この発明によれば、キャニスタを構成す
る密閉容器の表面をショットピーニングすることによ
り、耐応力腐蝕割れ性の向上および放熱性の向上を図
り、放射性物質を長期間に亘って安全にかつ安定して貯
蔵可能なキャニスタおよびこれを備えたコンクリート製
貯蔵容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るコンクリー
トキャスクを一部破断して示す斜視図。
【図2】上記コンクリートキャスクの縦断面図。
【図3】上記コンクリートキャスクに収納されたキャニ
スタの密閉容器の周壁を示す斜視図。
【図4】この発明の第2の実施の形態に係るキャニスタ
の密閉容器の周壁を示す斜視図。
【図5】この発明の第3の実施の形態に係るキャニスタ
を示す斜視図。
【図6】金属表面の圧縮残留応力をX線で測定した結果
を、ショットピーニングを施した場合と施さない場合と
で比較して示す図。
【図7】金属表面の硬さを測定した結果を、ショットピ
ーニングを施した場合と施さない場合とで比較して示す
図。
【図8】ショットピーニング前後の金属表面部の組織を
比較して示す図。
【図9】金属表面をアルマイト処理した場合としない場
合との放射率を測定した結果を比較して示す図。
【符号の説明】
10…コンクリートキャクス 12…容器本体 14…キャニスタ 15…密閉容器 17…周壁 18…使用済燃料集合体 20…蓋 22…収納部 24…冷却空気流路 26…吸気口 28…排気口 30…ライナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 健一 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 村上 和夫 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射性物質が封入されたほぼ筒状の金属製
    の密閉容器を備え、 上記密閉容器の周壁表面は、凹凸に塑性加工されている
    ことを特徴とするキャニスタ。
  2. 【請求項2】上記密閉容器の周壁は、プレス加工により
    波状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のキャニスタ。
  3. 【請求項3】上記密閉容器の周壁表面は、転造加工によ
    り形成された螺旋状の凹凸を有していることを特徴とす
    る請求項1に記載のキャニスタ。
  4. 【請求項4】放射性物質が封入されたほぼ筒状の金属製
    の密閉容器を備え、 上記密閉容器の周壁は、ショットピーニングにより圧縮
    残留応力が付与された表面を有していることを特徴とす
    るキャニスタ。
  5. 【請求項5】上記密閉容器の周壁表面は、金属よりも放
    射率の高い材料からなる球材を用いてショットピーニン
    グされ、上記周壁表面に上記材料の被膜が被覆残留して
    いることを特徴とする請求項4に記載のキャニスタ。
  6. 【請求項6】上記密閉容器の周壁表面は、セラミックス
    の球材を用いてショットピーニングされ、上記周壁表面
    に上記セラミックスの被膜が被覆残留していることを特
    徴とする請求項5に記載のキャニスタ。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
    キャニスタが収納された収納部を内部に有し、コンクリ
    ートにより形成されたほぼ筒状の容器本体と、 上記容器本体の底部に設けられた吸気口、上記容器本体
    の上部に設けられた排気口、および上記収納部の内面と
    上記密閉容器の外面との間に規定された冷却空気流路を
    有し、上記吸気口から容器本体内に導入された空気を上
    記冷却空気流路に流して上記放射性物質から発生する熱
    を除去し、上記排気口から排出する除熱部と、 を備えていることを特徴とするコンクリート製貯蔵容
    器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007127500A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Kobe Steel Ltd キャスク貯蔵施設
CN112534518A (zh) * 2018-06-04 2021-03-19 深度隔离有限公司 危险材料罐

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