JP2001141606A - 照度測定装置 - Google Patents
照度測定装置Info
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- JP2001141606A JP2001141606A JP32777099A JP32777099A JP2001141606A JP 2001141606 A JP2001141606 A JP 2001141606A JP 32777099 A JP32777099 A JP 32777099A JP 32777099 A JP32777099 A JP 32777099A JP 2001141606 A JP2001141606 A JP 2001141606A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1つの照度計で広い照射範囲にわたる複数箇
所の照度測定を行う。 【解決手段】 小型暗室400を介して小型スクリーン
200及び照度計300とプロジェクタ装置100とを
対向配置する。プロジェクタ装置100の位置を順次移
動することにより、プロジェクタ装置100の光軸の方
向を順次変化させ、異なる照射位置に対する照度を1つ
の照度計300で順次測定していく。これにより、大型
スクリーンの複数の測定点に相当する照度を得るように
する。また、プロジェクタ装置100自体を移動させる
代わりに、プロジェクタ装置100の投射レンズを移動
させたり、プロジェクタ装置100内にセットされるL
CDパネルのセット位置を変化させるようにすることも
可能である。また、プロジェクタ装置100側は固定し
た状態で、小型スクリーン200及び照度計300を順
次移動させ、各移動位置における照度の測定を行うこと
も可能である。
所の照度測定を行う。 【解決手段】 小型暗室400を介して小型スクリーン
200及び照度計300とプロジェクタ装置100とを
対向配置する。プロジェクタ装置100の位置を順次移
動することにより、プロジェクタ装置100の光軸の方
向を順次変化させ、異なる照射位置に対する照度を1つ
の照度計300で順次測定していく。これにより、大型
スクリーンの複数の測定点に相当する照度を得るように
する。また、プロジェクタ装置100自体を移動させる
代わりに、プロジェクタ装置100の投射レンズを移動
させたり、プロジェクタ装置100内にセットされるL
CDパネルのセット位置を変化させるようにすることも
可能である。また、プロジェクタ装置100側は固定し
た状態で、小型スクリーン200及び照度計300を順
次移動させ、各移動位置における照度の測定を行うこと
も可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から照射され
る光をスクリーンに配置された照度計によって測定する
照度測定装置に関する。
る光をスクリーンに配置された照度計によって測定する
照度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示装置(LCD)は、
薄型、軽量、低電圧駆動、低消費電力という優れた特徴
を有し、ディスプレイ分野において目ざましい成長を続
けている。近年では、高精細の大型テレビが強く指向さ
れており、LCDパネルを用いた投写型液晶表示装置
(プロジェクタ装置)は、これを実現する上で最も有望
な技術の1つである。すなわち、この投写型液晶表示装
置としては、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の3
色光の各光路上にLCDパネルを配置し、それぞれの色
の光を各LCDパネルを透過させて変調することによ
り、各色の静止画像や動画像を生成し、これをプリズム
によって合成して出力する、いわゆる3板式の投写型液
晶表示装置が知られている。
薄型、軽量、低電圧駆動、低消費電力という優れた特徴
を有し、ディスプレイ分野において目ざましい成長を続
けている。近年では、高精細の大型テレビが強く指向さ
れており、LCDパネルを用いた投写型液晶表示装置
(プロジェクタ装置)は、これを実現する上で最も有望
な技術の1つである。すなわち、この投写型液晶表示装
置としては、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の3
色光の各光路上にLCDパネルを配置し、それぞれの色
の光を各LCDパネルを透過させて変調することによ
り、各色の静止画像や動画像を生成し、これをプリズム
によって合成して出力する、いわゆる3板式の投写型液
晶表示装置が知られている。
【0003】そして、このような投写型液晶表示装置に
対してLCDを応用、展開するに際しては、各LCDパ
ネルをR、G、Bの各波長で入射光照度の異なる条件下
で用いること、さらには、表示装置の各種方式へのフレ
キシブルな対応や、電源を投入してからの光源の照度変
化などを考慮すると、広い光源の照写範囲での信頼性を
確保することが必須となる。したがって、通常のポケッ
トテレビやOA端末、ビデオモニタなどへLCDを応用
する場合よりも、さらに高度の透過率・耐光性・耐熱性
が要求される。また、LCDの製造歩留まりは、従来1
00%でないため、表示品位の検査を充分に行う必要が
ある。
対してLCDを応用、展開するに際しては、各LCDパ
ネルをR、G、Bの各波長で入射光照度の異なる条件下
で用いること、さらには、表示装置の各種方式へのフレ
キシブルな対応や、電源を投入してからの光源の照度変
化などを考慮すると、広い光源の照写範囲での信頼性を
確保することが必須となる。したがって、通常のポケッ
トテレビやOA端末、ビデオモニタなどへLCDを応用
する場合よりも、さらに高度の透過率・耐光性・耐熱性
が要求される。また、LCDの製造歩留まりは、従来1
00%でないため、表示品位の検査を充分に行う必要が
ある。
【0004】ところで、LCDの信頼性、特に上述のよ
うな投写型液晶表示装置の信頼性の中でも、最も重要な
課題の1つは、強い光照度下で作動させたときに発生す
る表示ムラ(透過率のバラツキ)であり、これによりL
CDの表示品位は大きく損なわれる。そこで従来は、こ
の表示ムラ(透過率のバラツキ)を測定する方法とし
て、図9に示すような構成で表示品位の検査を行ってい
る。この方法は、暗室1内で、測定対象となるLCD4
を光源装置3(プロジェクタ装置等)にセットし、複数
箇所に照度計6がセットされた所定サイズのスクリーン
2に光を照射し、このスクリーン2に照射された光を各
照度計6で検出するものである。そして、各照度計6で
得られた検出値をパーソナルコンピュータ7に取り込
み、平均照度や照度のバラツキを演算処理し、その結果
よって表示品位の良否を判定している。
うな投写型液晶表示装置の信頼性の中でも、最も重要な
課題の1つは、強い光照度下で作動させたときに発生す
る表示ムラ(透過率のバラツキ)であり、これによりL
CDの表示品位は大きく損なわれる。そこで従来は、こ
の表示ムラ(透過率のバラツキ)を測定する方法とし
て、図9に示すような構成で表示品位の検査を行ってい
る。この方法は、暗室1内で、測定対象となるLCD4
を光源装置3(プロジェクタ装置等)にセットし、複数
箇所に照度計6がセットされた所定サイズのスクリーン
2に光を照射し、このスクリーン2に照射された光を各
照度計6で検出するものである。そして、各照度計6で
得られた検出値をパーソナルコンピュータ7に取り込
み、平均照度や照度のバラツキを演算処理し、その結果
よって表示品位の良否を判定している。
【0005】光源装置3は、例えば3板式の投写型液晶
表示装置(プロジェクタ装置)であり、図10に示すよ
うに、R、G、Bの3色光を個別に伝達する光伝達光学
系31と、この光伝達光学系31からの3色光を構成す
るプリズム32と、このプリズム32から出射された光
をスクリーン2に投射する投射レンズ33とを有し、光
伝達光学系31とプリズム32との間に、R、G、Bの
3色光に対応するLCDパネルを配置したものである。
そして、照度試験では、光伝達光学系31とプリズム3
2のG光部にLCDパネルをセットし、G光を用いて照
度試験を行うようになっている。ここでG光を用いる理
由は、3板式のプロジェクタ装置において、最も照度が
高い白色光を投写するときに、R、G、Bの中でG光が
その照射光量の約8〜9割を占めており、このG光によ
って透過率の測定を行うことにより、R光、B光より正
確な表示品位の良否判定が可能であるためである。
表示装置(プロジェクタ装置)であり、図10に示すよ
うに、R、G、Bの3色光を個別に伝達する光伝達光学
系31と、この光伝達光学系31からの3色光を構成す
るプリズム32と、このプリズム32から出射された光
をスクリーン2に投射する投射レンズ33とを有し、光
伝達光学系31とプリズム32との間に、R、G、Bの
3色光に対応するLCDパネルを配置したものである。
そして、照度試験では、光伝達光学系31とプリズム3
2のG光部にLCDパネルをセットし、G光を用いて照
度試験を行うようになっている。ここでG光を用いる理
由は、3板式のプロジェクタ装置において、最も照度が
高い白色光を投写するときに、R、G、Bの中でG光が
その照射光量の約8〜9割を占めており、このG光によ
って透過率の測定を行うことにより、R光、B光より正
確な表示品位の良否判定が可能であるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の照度測定装置では、広い照射範囲の測定を行うため
に複数の照度計が必要となる。また、広い暗室や大型の
スクリーンが必要となる。このため、光源の照射範囲が
大きくなると、照度測定装置の部品点数や規模が大きく
なり、コストアップになる等の問題点を有していた。
来の照度測定装置では、広い照射範囲の測定を行うため
に複数の照度計が必要となる。また、広い暗室や大型の
スクリーンが必要となる。このため、光源の照射範囲が
大きくなると、照度測定装置の部品点数や規模が大きく
なり、コストアップになる等の問題点を有していた。
【0007】そこで本発明の目的は、1つの照度計によ
って広い照射範囲にわたる照度の測定を行うことがで
き、また、広い暗室や大型のスクリーンを省略すること
が可能な照度測定装置を提供することにある。
って広い照射範囲にわたる照度の測定を行うことがで
き、また、広い暗室や大型のスクリーンを省略すること
が可能な照度測定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、光源から照射される光をスクリーンに配置さ
れた照度計によって測定する照度測定装置において、前
記光源からの照射位置を変位させることにより、前記光
源による照射範囲における複数箇所の照度を1つの照度
計によって測定するようにしたことを特徴とする。この
ような本発明の照度測定装置において、光源からの照射
位置を第1の照射位置に設定した状態で、光源からの光
をスクリーン及び照度計に照射し、この照度を照度計に
よって測定する。次に、光源からの照射位置を変化さ
せ、第2の照射位置に設定した状態で、光源からの光を
スクリーン及び照度計に照射し、この照度を照度計によ
って測定する。
するため、光源から照射される光をスクリーンに配置さ
れた照度計によって測定する照度測定装置において、前
記光源からの照射位置を変位させることにより、前記光
源による照射範囲における複数箇所の照度を1つの照度
計によって測定するようにしたことを特徴とする。この
ような本発明の照度測定装置において、光源からの照射
位置を第1の照射位置に設定した状態で、光源からの光
をスクリーン及び照度計に照射し、この照度を照度計に
よって測定する。次に、光源からの照射位置を変化さ
せ、第2の照射位置に設定した状態で、光源からの光を
スクリーン及び照度計に照射し、この照度を照度計によ
って測定する。
【0009】このように、スクリーン及び照度計を静止
させた状態で、光源からの照射位置を順次変更しなが
ら、光軸からずれた照射位置における照度を照度計で測
定することにより、光源の広い照射範囲内における複数
の照射位置における照度を測定することが可能となる。
したがって、光源の広い照射範囲に対してスクリーンは
小さくてよく、また、1つの照射計だけで測定を行うこ
とができる。また、暗室も光源とスクリーン及び照度計
を包囲するものでよいため、光源の広い照射範囲にかか
わらず、小さい暗室で測定を行うことができる。すなわ
ち、スクリーンに照射される光以外は、暗室の内側面で
吸収することにより、測定が必要な照射位置に対する光
だけを照度計で測定できる。したがって、本発明によれ
ば、1つの照度計によって広い照射範囲にわたる照度の
測定を行うことができ、また、広い暗室や大型のスクリ
ーンを省略することが可能となる。この結果、低コスト
で小規模の照度測定装置を実現できる。
させた状態で、光源からの照射位置を順次変更しなが
ら、光軸からずれた照射位置における照度を照度計で測
定することにより、光源の広い照射範囲内における複数
の照射位置における照度を測定することが可能となる。
したがって、光源の広い照射範囲に対してスクリーンは
小さくてよく、また、1つの照射計だけで測定を行うこ
とができる。また、暗室も光源とスクリーン及び照度計
を包囲するものでよいため、光源の広い照射範囲にかか
わらず、小さい暗室で測定を行うことができる。すなわ
ち、スクリーンに照射される光以外は、暗室の内側面で
吸収することにより、測定が必要な照射位置に対する光
だけを照度計で測定できる。したがって、本発明によれ
ば、1つの照度計によって広い照射範囲にわたる照度の
測定を行うことができ、また、広い暗室や大型のスクリ
ーンを省略することが可能となる。この結果、低コスト
で小規模の照度測定装置を実現できる。
【0010】また本発明は、光源から透過型LCDパネ
ルを透して照射される光をスクリーンに配置された照度
計によって測定する照度測定装置において、前記透過型
LCDパネルを光学系の内部で変位させることにより、
前記光源による照射範囲における複数箇所の照度を1つ
の照度計によって測定するようにしたことを特徴とす
る。このような本発明の照度測定装置において、スクリ
ーン及び照度計を静止させた状態で、光源からの光が透
過型LCDパネルを通過する位置を順次変更しながら、
照度を照度計で測定することにより、透過型LCDパネ
ルの各部を透過した光の照度を測定することが可能とな
る。
ルを透して照射される光をスクリーンに配置された照度
計によって測定する照度測定装置において、前記透過型
LCDパネルを光学系の内部で変位させることにより、
前記光源による照射範囲における複数箇所の照度を1つ
の照度計によって測定するようにしたことを特徴とす
る。このような本発明の照度測定装置において、スクリ
ーン及び照度計を静止させた状態で、光源からの光が透
過型LCDパネルを通過する位置を順次変更しながら、
照度を照度計で測定することにより、透過型LCDパネ
ルの各部を透過した光の照度を測定することが可能とな
る。
【0011】したがって、光源から透過型LCDパネル
を透過した光の広い照射範囲に対してスクリーンは小さ
くてよく、また、1つの照射計だけで測定を行うことが
できる。また、暗室も光源とスクリーン及び照度計を包
囲するものでよいため、広い照射範囲にかかわらず、小
さい暗室で測定を行うことができる。すなわち、スクリ
ーンに照射される光以外は、暗室の内側面で吸収するこ
とにより、測定が必要な照射位置に対する光だけを照度
計で測定できる。したがって、本発明によれば、1つの
照度計によって広い照射範囲にわたる照度の測定を行う
ことができ、また、広い暗室や大型のスクリーンを省略
することが可能となる。この結果、低コストで小規模の
照度測定装置を実現できる。
を透過した光の広い照射範囲に対してスクリーンは小さ
くてよく、また、1つの照射計だけで測定を行うことが
できる。また、暗室も光源とスクリーン及び照度計を包
囲するものでよいため、広い照射範囲にかかわらず、小
さい暗室で測定を行うことができる。すなわち、スクリ
ーンに照射される光以外は、暗室の内側面で吸収するこ
とにより、測定が必要な照射位置に対する光だけを照度
計で測定できる。したがって、本発明によれば、1つの
照度計によって広い照射範囲にわたる照度の測定を行う
ことができ、また、広い暗室や大型のスクリーンを省略
することが可能となる。この結果、低コストで小規模の
照度測定装置を実現できる。
【0012】また本発明は、光源から照射される光をス
クリーンに配置された照度計によって測定する照度測定
装置において、前記スクリーン及び照射計を移動するこ
とにより、前記光源による照射範囲における複数箇所の
照度を1つの照度計によって測定するようにしたことを
特徴とする。このような本発明の照度測定装置におい
て、照度計を第1の照射位置に設定した状態で、光源か
らの光をスクリーン及び照度計に照射し、この照度を照
度計によって測定する。次に、スクリーン及び照度計を
第2の照射位置に移動した状態で、光源からの光をスク
リーン及び照度計に照射し、この照度を照度計によって
測定する。
クリーンに配置された照度計によって測定する照度測定
装置において、前記スクリーン及び照射計を移動するこ
とにより、前記光源による照射範囲における複数箇所の
照度を1つの照度計によって測定するようにしたことを
特徴とする。このような本発明の照度測定装置におい
て、照度計を第1の照射位置に設定した状態で、光源か
らの光をスクリーン及び照度計に照射し、この照度を照
度計によって測定する。次に、スクリーン及び照度計を
第2の照射位置に移動した状態で、光源からの光をスク
リーン及び照度計に照射し、この照度を照度計によって
測定する。
【0013】このように、光源を静止させた状態で、1
つの照度計の位置を順次変更しながら、複数の照射位置
における照度を測定することにより、光源の広い照射範
囲内における複数の照射位置の照度を1つの照度計で測
定することが可能となる。したがって、本発明によれ
ば、1つの照度計によって広い照射範囲にわたる照度の
測定を行うことができ、複数の照度計を用いる必要がな
くなり、低コストの照度測定装置を実現できる。
つの照度計の位置を順次変更しながら、複数の照射位置
における照度を測定することにより、光源の広い照射範
囲内における複数の照射位置の照度を1つの照度計で測
定することが可能となる。したがって、本発明によれ
ば、1つの照度計によって広い照射範囲にわたる照度の
測定を行うことができ、複数の照度計を用いる必要がな
くなり、低コストの照度測定装置を実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による照度測定装置
の実施の形態について説明する。図1は、本発明による
照度測定装置の第1の実施の形態を示す概略斜視図であ
る。本形態による照度測定装置は、光源装置であるプロ
ジェクタ装置100と、小型スクリーン200と、照度
計300と、小型暗室400と、パーソナルコンピュー
タ500とを有し、LCDパネルの透過率の良否を判定
するための透過率試験装置として構成されている。
の実施の形態について説明する。図1は、本発明による
照度測定装置の第1の実施の形態を示す概略斜視図であ
る。本形態による照度測定装置は、光源装置であるプロ
ジェクタ装置100と、小型スクリーン200と、照度
計300と、小型暗室400と、パーソナルコンピュー
タ500とを有し、LCDパネルの透過率の良否を判定
するための透過率試験装置として構成されている。
【0015】プロジェクタ装置100は、例えば3板式
の投写型液晶表示装置であり、図2に示すように、R、
G、Bの3色光を個別に伝達する光伝達光学系131
と、この光伝達光学系131からの3色光を構成するプ
リズム132と、このプリズム132から出射された光
を小型スクリーン200に投射する投射レンズ133と
を有し、光伝達光学系131とプリズム132との間
に、R、G、Bの3色光に対応するLCDパネルを配置
するものである。そして、照度試験では、光伝達光学系
131とプリズム132のG光部に設けられたセット用
金具134にLCDパネル140をセットし、G光を用
いて照度試験を行うようになっている。なお、G光を用
いる理由は、上記従来例で説明した通りである。
の投写型液晶表示装置であり、図2に示すように、R、
G、Bの3色光を個別に伝達する光伝達光学系131
と、この光伝達光学系131からの3色光を構成するプ
リズム132と、このプリズム132から出射された光
を小型スクリーン200に投射する投射レンズ133と
を有し、光伝達光学系131とプリズム132との間
に、R、G、Bの3色光に対応するLCDパネルを配置
するものである。そして、照度試験では、光伝達光学系
131とプリズム132のG光部に設けられたセット用
金具134にLCDパネル140をセットし、G光を用
いて照度試験を行うようになっている。なお、G光を用
いる理由は、上記従来例で説明した通りである。
【0016】また、このプロジェクタ装置100は、図
示しない駆動機構によって支持されており、この駆動機
構の作動によって変位され、その照射位置(光軸)を移
動できるようになっている。なお、プロジェクタ装置1
00を変位させて照射位置を移動する方法としては、プ
ロジェクタ装置100を上下、左右方向に平行移動させ
るだけでなく、プロジェクタ装置100の傾斜角度を上
下、左右方向に変化させる方法を組み合わせることが可
能である。例えば、プロジェクタ装置100を簡単なX
・Y・Z・θテーブルに取り付け、移動させるようにす
ることで、比較的容易に実現することができる。
示しない駆動機構によって支持されており、この駆動機
構の作動によって変位され、その照射位置(光軸)を移
動できるようになっている。なお、プロジェクタ装置1
00を変位させて照射位置を移動する方法としては、プ
ロジェクタ装置100を上下、左右方向に平行移動させ
るだけでなく、プロジェクタ装置100の傾斜角度を上
下、左右方向に変化させる方法を組み合わせることが可
能である。例えば、プロジェクタ装置100を簡単なX
・Y・Z・θテーブルに取り付け、移動させるようにす
ることで、比較的容易に実現することができる。
【0017】小型スクリーン200は、本例のプロジェ
クタ装置100が実際の使用時に想定している大型スク
リーン(例えば40インチ画面)を複数に分割(具体的
には3×3=9分割)した大きさを有するものである。
また、小型スクリーン200の素材等は、例えば実際に
使用される大型スクリーンと共通のものとなっている。
照度計300は、小型スクリーン200の背面に取付け
られ、受光部300Aが小型スクリーン200の中央を
貫通して前面に臨み、前方からの光を受光して照度を測
定するものである。小型暗室400は、小型スクリーン
200の面積に対応した断面を有する筒状に形成されお
り、小型スクリーン200とプロジェクタ装置100と
の間の光路を覆う状態で配置されている。また、小型暗
室400の長さは、実際の使用時におけるプロジェクタ
装置100と大型スクリーンとの間隔(例えば1600
mm)に合わせたものとなっている。
クタ装置100が実際の使用時に想定している大型スク
リーン(例えば40インチ画面)を複数に分割(具体的
には3×3=9分割)した大きさを有するものである。
また、小型スクリーン200の素材等は、例えば実際に
使用される大型スクリーンと共通のものとなっている。
照度計300は、小型スクリーン200の背面に取付け
られ、受光部300Aが小型スクリーン200の中央を
貫通して前面に臨み、前方からの光を受光して照度を測
定するものである。小型暗室400は、小型スクリーン
200の面積に対応した断面を有する筒状に形成されお
り、小型スクリーン200とプロジェクタ装置100と
の間の光路を覆う状態で配置されている。また、小型暗
室400の長さは、実際の使用時におけるプロジェクタ
装置100と大型スクリーンとの間隔(例えば1600
mm)に合わせたものとなっている。
【0018】また、本例においては、小型スクリーン2
00、照度計300、及び小型暗室400は共に静止し
ているため、互いに一体化した状態で構成することが可
能である。一方、プロジェクタ装置100は、上述のよ
うに駆動機構によって変位するため、小型暗室400と
プロジェクタ装置100の筐体100Aとは、相対変位
することになり、この変位に対して暗室状態を維持する
構造が必要となる。そこで、図1では省略しているが、
例えばプロジェクタ装置100の筐体100Aと小型暗
室400の端部との間に伸縮自在な膜(例えばゴム製の
蛇腹状膜)を配置することにより、プロジェクタ装置1
00の変位によって遮光状態が損なわれないようにする
ことが可能である。
00、照度計300、及び小型暗室400は共に静止し
ているため、互いに一体化した状態で構成することが可
能である。一方、プロジェクタ装置100は、上述のよ
うに駆動機構によって変位するため、小型暗室400と
プロジェクタ装置100の筐体100Aとは、相対変位
することになり、この変位に対して暗室状態を維持する
構造が必要となる。そこで、図1では省略しているが、
例えばプロジェクタ装置100の筐体100Aと小型暗
室400の端部との間に伸縮自在な膜(例えばゴム製の
蛇腹状膜)を配置することにより、プロジェクタ装置1
00の変位によって遮光状態が損なわれないようにする
ことが可能である。
【0019】また、本例においては、小型暗室400内
でプロジェクタ装置100の光軸をずらすことにより、
光軸からずれた位置の光の照度を測定するものであり、
測定に不要な光を小型暗室400内で吸収する必要があ
る。そこで、本例では、小型暗室400の内側面を黒色
とし、小型暗室400の内側面における光の反射を防止
するものとなっている。また、小型暗室400の内側面
だけでなく、小型スクリーン200やその他の面も黒色
として光を吸収するようにしてもよい。また、パーソナ
ルコンピュータ500は、照度計300から順次出力さ
れる測定値を取り込み、従来と同様の処理により、平均
照度や照度のバラツキを判定し、LCDパネル140の
良否判定を行うものである。
でプロジェクタ装置100の光軸をずらすことにより、
光軸からずれた位置の光の照度を測定するものであり、
測定に不要な光を小型暗室400内で吸収する必要があ
る。そこで、本例では、小型暗室400の内側面を黒色
とし、小型暗室400の内側面における光の反射を防止
するものとなっている。また、小型暗室400の内側面
だけでなく、小型スクリーン200やその他の面も黒色
として光を吸収するようにしてもよい。また、パーソナ
ルコンピュータ500は、照度計300から順次出力さ
れる測定値を取り込み、従来と同様の処理により、平均
照度や照度のバラツキを判定し、LCDパネル140の
良否判定を行うものである。
【0020】図3は、本実施の形態の照度測定装置によ
るLCDパネルの透過率試験の流れを示す説明図であ
る。この透過率試験は、投射サイズが40インチのプロ
ジェクタ装置について、9箇所の測定ポイントで照度測
定を行う例である。
るLCDパネルの透過率試験の流れを示す説明図であ
る。この透過率試験は、投射サイズが40インチのプロ
ジェクタ装置について、9箇所の測定ポイントで照度測
定を行う例である。
【0021】まず、図3(A)に示すように、測定対象
となるLCDパネル140をプロジェクタ装置100内
にあるプリズム132のG部にセットする。プロジェク
タ装置100の位置を、その光軸が仮想的に設定される
大型スクリーン上の9分割した領域のうちの右側下段の
領域に一致するように制御する。これにより、小型暗室
400を経て小型スクリーン200及び照度計300に
照射される光は、図3(B)に示すように、大型スクリ
ーン上の9分割した領域のうちの左側上段の領域に照射
される光となる。したがって、この状態における照度計
300の出力をパーソナルコンピュータ500で読み取
ることにより、大型スクリーン上の左側上段の透過特性
データを得ることができる。
となるLCDパネル140をプロジェクタ装置100内
にあるプリズム132のG部にセットする。プロジェク
タ装置100の位置を、その光軸が仮想的に設定される
大型スクリーン上の9分割した領域のうちの右側下段の
領域に一致するように制御する。これにより、小型暗室
400を経て小型スクリーン200及び照度計300に
照射される光は、図3(B)に示すように、大型スクリ
ーン上の9分割した領域のうちの左側上段の領域に照射
される光となる。したがって、この状態における照度計
300の出力をパーソナルコンピュータ500で読み取
ることにより、大型スクリーン上の左側上段の透過特性
データを得ることができる。
【0022】次に、プロジェクタ装置100の位置を、
その光軸が仮想的に設定される大型スクリーン上の9分
割した領域のうちの中央下段の領域に一致するように制
御する。これにより、小型暗室400を経て小型スクリ
ーン200及び照度計300に照射される光は、図3
(C)に示すように、大型スクリーン上の9分割した領
域のうちの中央上段の領域に照射される光となる。した
がって、この状態における照度計300の出力をパーソ
ナルコンピュータ500で読み取ることにより、大型ス
クリーン上の中央上段の透過特性データを得ることがで
きる。このような動作を繰り返し、プロジェクタ装置1
00の位置を順次移動して、大型スクリーン上の9分割
した領域の透過特性データを取得していく(図3(D)
〜(J))。
その光軸が仮想的に設定される大型スクリーン上の9分
割した領域のうちの中央下段の領域に一致するように制
御する。これにより、小型暗室400を経て小型スクリ
ーン200及び照度計300に照射される光は、図3
(C)に示すように、大型スクリーン上の9分割した領
域のうちの中央上段の領域に照射される光となる。した
がって、この状態における照度計300の出力をパーソ
ナルコンピュータ500で読み取ることにより、大型ス
クリーン上の中央上段の透過特性データを得ることがで
きる。このような動作を繰り返し、プロジェクタ装置1
00の位置を順次移動して、大型スクリーン上の9分割
した領域の透過特性データを取得していく(図3(D)
〜(J))。
【0023】そして、全ての分割領域の透過特性データ
を取得した後、パーソナルコンピュータ500で演算処
理を行い、各透過特性データからLCDパネルの透過特
性の判定を行う(図3(K))。この際、演算処理した
平均照度や照度のバラツキ、さらに、表示品位の良否判
定結果等を適宜モニタに表示する。なお、以上のような
一連の流れは、プログラム等で制御することにより自動
測定を行うことも可能である。
を取得した後、パーソナルコンピュータ500で演算処
理を行い、各透過特性データからLCDパネルの透過特
性の判定を行う(図3(K))。この際、演算処理した
平均照度や照度のバラツキ、さらに、表示品位の良否判
定結果等を適宜モニタに表示する。なお、以上のような
一連の流れは、プログラム等で制御することにより自動
測定を行うことも可能である。
【0024】図4は、従来の照度測定装置による明るさ
(平均照度)の測定結果と本形態の照度測定装置による
明るさの測定結果の相関関係を示すグラフであり、縦軸
は従来の照度測定装置による明るさの測定結果を示し、
横軸は本形態の照度測定装置による明るさの測定結果を
示している。また、図5、従来の照度測定装置による明
るさの左右差(照度バラツキ)の測定結果と本形態の照
度測定装置による明るさの左右差の測定結果の相関関係
を示すグラフであり、縦軸は従来の照度測定装置による
明るさの左右差の測定結果を示し、横軸は本形態の照度
測定装置による明るさの左右差の測定結果を示してい
る。これらの図4、図5から分かるように、本形態の照
度測定装置によれば、従来の照度測定装置と同等の測定
結果を得ることができ、従来と変わらない表示品位の判
定を行うことが可能である。
(平均照度)の測定結果と本形態の照度測定装置による
明るさの測定結果の相関関係を示すグラフであり、縦軸
は従来の照度測定装置による明るさの測定結果を示し、
横軸は本形態の照度測定装置による明るさの測定結果を
示している。また、図5、従来の照度測定装置による明
るさの左右差(照度バラツキ)の測定結果と本形態の照
度測定装置による明るさの左右差の測定結果の相関関係
を示すグラフであり、縦軸は従来の照度測定装置による
明るさの左右差の測定結果を示し、横軸は本形態の照度
測定装置による明るさの左右差の測定結果を示してい
る。これらの図4、図5から分かるように、本形態の照
度測定装置によれば、従来の照度測定装置と同等の測定
結果を得ることができ、従来と変わらない表示品位の判
定を行うことが可能である。
【0025】以上のような本形態の照度測定装置(透過
率試験装置)によれば、照度測定のポイントを移動させ
ることにより、1つの照度計によって測定が可能とな
り、投写スクリーンについても小型化が可能となる。そ
れにより、省スペース化、メンテナンス性の向上、コス
トダウン等を図ることができる効果がある。また、測定
ポイントを移動させることが可能であるため、測定ポイ
ントの変更が容易となる効果がある。また、暗室を介し
て光源装置側と照度計側とを一体とした構成であるた
め、大がかりな暗室が不要となり、省スペース化を達成
できる効果がある。
率試験装置)によれば、照度測定のポイントを移動させ
ることにより、1つの照度計によって測定が可能とな
り、投写スクリーンについても小型化が可能となる。そ
れにより、省スペース化、メンテナンス性の向上、コス
トダウン等を図ることができる効果がある。また、測定
ポイントを移動させることが可能であるため、測定ポイ
ントの変更が容易となる効果がある。また、暗室を介し
て光源装置側と照度計側とを一体とした構成であるた
め、大がかりな暗室が不要となり、省スペース化を達成
できる効果がある。
【0026】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。上述した第1の実施の形態では、プロジェクタ
装置自体を変位させることにより、光源の主に光軸を変
位させて複数箇所の測定を行うようにしたが、本発明の
第2の実施の形態では、プロジェクタ装置に設けられて
いる既存の投写レンズ調整機構を用いて照射位置を変え
るようにする。図6は、投射レンズ133を図示しない
投写レンズ調整機構によって上下、左右に変位させてい
る様子を示す斜視図である。
明する。上述した第1の実施の形態では、プロジェクタ
装置自体を変位させることにより、光源の主に光軸を変
位させて複数箇所の測定を行うようにしたが、本発明の
第2の実施の形態では、プロジェクタ装置に設けられて
いる既存の投写レンズ調整機構を用いて照射位置を変え
るようにする。図6は、投射レンズ133を図示しない
投写レンズ調整機構によって上下、左右に変位させてい
る様子を示す斜視図である。
【0027】図示のように、投射レンズ133の方向を
変えることにより、光の照射位置を変更し、複数の分割
領域の照度測定を行うことが可能になる。この構成で
は、従来のプロジェクタ装置に設けられている投写レン
ズ調整機構を用いることから、低コストで実現できるも
のである。ただし、投射レンズ133の方向が狭い範囲
でしか変更できないため、上述した第1の実施の形態に
比較して照射位置を変更する範囲は小さいものとなる。
変えることにより、光の照射位置を変更し、複数の分割
領域の照度測定を行うことが可能になる。この構成で
は、従来のプロジェクタ装置に設けられている投写レン
ズ調整機構を用いることから、低コストで実現できるも
のである。ただし、投射レンズ133の方向が狭い範囲
でしか変更できないため、上述した第1の実施の形態に
比較して照射位置を変更する範囲は小さいものとなる。
【0028】また、第3の実施の形態として、図7に示
すように、光学系内でLCDパネル140の位置を上
下、左右に移動させることにより、LCDパネル140
に対する光の透過位置が変化し、複数箇所の透過特性を
測定することが可能となる。ただし、この形態において
も、光学系の内部でLCDパネルの位置を狭い範囲でし
か変更できないため、上述した第1の実施の形態に比較
して照射位置を変更する範囲は小さいものとなる。
すように、光学系内でLCDパネル140の位置を上
下、左右に移動させることにより、LCDパネル140
に対する光の透過位置が変化し、複数箇所の透過特性を
測定することが可能となる。ただし、この形態において
も、光学系の内部でLCDパネルの位置を狭い範囲でし
か変更できないため、上述した第1の実施の形態に比較
して照射位置を変更する範囲は小さいものとなる。
【0029】また、以上の各形態では、いずれもプロジ
ェクタ装置側で光の照射位置を変化させるものであった
が、第4の実施の形態として、プロジェクタ装置側は動
かさず、小型スクリーン200及び照度計300を移動
して大型スクリーンに対する各部の照度測定を行うよう
にしてもよい。図8は、このような照度測定装置の概要
を示す斜視図である。図示のように、この照度測定装置
では、大型スクリーンに対応する暗室600を設け、こ
の暗室600を挟んでプロジェクタ装置100と小型ス
クリーン200及び照度計300とを対向配置したもの
である。なお、図示の例では、プロジェクタ装置100
から小型スクリーン200及び照度計300側に、徐々
に拡開した暗室600を用いている。そして、プロジェ
クタ装置100からの照射範囲は、大型スクリーンに対
応しており、照度測定の際には、小型スクリーン200
及び照度計300が大型スクリーンに対応する領域を順
次移動し、各移動位置において照度の測定を行う。
ェクタ装置側で光の照射位置を変化させるものであった
が、第4の実施の形態として、プロジェクタ装置側は動
かさず、小型スクリーン200及び照度計300を移動
して大型スクリーンに対する各部の照度測定を行うよう
にしてもよい。図8は、このような照度測定装置の概要
を示す斜視図である。図示のように、この照度測定装置
では、大型スクリーンに対応する暗室600を設け、こ
の暗室600を挟んでプロジェクタ装置100と小型ス
クリーン200及び照度計300とを対向配置したもの
である。なお、図示の例では、プロジェクタ装置100
から小型スクリーン200及び照度計300側に、徐々
に拡開した暗室600を用いている。そして、プロジェ
クタ装置100からの照射範囲は、大型スクリーンに対
応しており、照度測定の際には、小型スクリーン200
及び照度計300が大型スクリーンに対応する領域を順
次移動し、各移動位置において照度の測定を行う。
【0030】この方法は、小型スクリーン200及び照
度計300を上下、左右に方向に移動できる機構を設け
るだけで実現可能であり、測定位置の自由度も、上述し
た第1の実施の形態と同様に非常に高いものとなる。そ
して、1つの照度計300によって複数箇所の測定を行
える効果がある。ただし、大型スクリーンに相当するス
ペースや暗室を確保する必要があり、その点では、上述
した第1〜第3の実施の形態より劣るものである。
度計300を上下、左右に方向に移動できる機構を設け
るだけで実現可能であり、測定位置の自由度も、上述し
た第1の実施の形態と同様に非常に高いものとなる。そ
して、1つの照度計300によって複数箇所の測定を行
える効果がある。ただし、大型スクリーンに相当するス
ペースや暗室を確保する必要があり、その点では、上述
した第1〜第3の実施の形態より劣るものである。
【0031】なお、以上の実施の形態では、本発明の照
度測定装置をLCDパネルの透過率試験のための装置と
して説明したが、本発明の照度測定装置は、これに限定
されるものではなく、大型スクリーンに対する複数箇所
の照度測定が必要な各種の装置に広く適用し得るもので
ある。
度測定装置をLCDパネルの透過率試験のための装置と
して説明したが、本発明の照度測定装置は、これに限定
されるものではなく、大型スクリーンに対する複数箇所
の照度測定が必要な各種の装置に広く適用し得るもので
ある。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の照度測定装
置では、光源から照射される光をスクリーンに配置され
た照度計によって測定する照度測定装置において、スク
リーン及び照度計を静止させた状態で、光源からの照射
位置を順次変更しながら、光軸からずれた照射位置にお
ける照度を照度計で測定することにより、光源の広い照
射範囲内における複数の照射位置における照度を測定す
るようにした。このため、光源の広い照射範囲に対して
スクリーンは小さくてよく、また、1つの照射計だけで
測定を行うことができ、さらに、暗室も光源とスクリー
ン及び照度計を包囲するものでよい、したがって、1つ
の照度計によって広い照射範囲にわたる照度の測定を行
うことができ、また、広い暗室や大型のスクリーンを省
略することが可能となり、低コストで小規模の照度測定
装置を実現できる。
置では、光源から照射される光をスクリーンに配置され
た照度計によって測定する照度測定装置において、スク
リーン及び照度計を静止させた状態で、光源からの照射
位置を順次変更しながら、光軸からずれた照射位置にお
ける照度を照度計で測定することにより、光源の広い照
射範囲内における複数の照射位置における照度を測定す
るようにした。このため、光源の広い照射範囲に対して
スクリーンは小さくてよく、また、1つの照射計だけで
測定を行うことができ、さらに、暗室も光源とスクリー
ン及び照度計を包囲するものでよい、したがって、1つ
の照度計によって広い照射範囲にわたる照度の測定を行
うことができ、また、広い暗室や大型のスクリーンを省
略することが可能となり、低コストで小規模の照度測定
装置を実現できる。
【0033】また本発明は、光源から透過型LCDパネ
ルを透して照射される光をスクリーンに配置された照度
計によって測定する照度測定装置において、スクリーン
及び照度計を静止させた状態で、光源からの光が透過型
LCDパネルを通過する位置を順次変更しながら、照度
を照度計で測定することにより、透過型LCDパネルの
各部を透過した光の照度を測定するようにした。このた
め、光源の広い照射範囲に対してスクリーンは小さくて
よく、また、1つの照射計だけで測定を行うことがで
き、さらに、暗室も光源とスクリーン及び照度計を包囲
するものでよい。したがって、1つの照度計によって広
い照射範囲にわたる照度の測定を行うことができ、ま
た、広い暗室や大型のスクリーンを省略することが可能
となり、低コストで小規模の照度測定装置を実現でき
る。
ルを透して照射される光をスクリーンに配置された照度
計によって測定する照度測定装置において、スクリーン
及び照度計を静止させた状態で、光源からの光が透過型
LCDパネルを通過する位置を順次変更しながら、照度
を照度計で測定することにより、透過型LCDパネルの
各部を透過した光の照度を測定するようにした。このた
め、光源の広い照射範囲に対してスクリーンは小さくて
よく、また、1つの照射計だけで測定を行うことがで
き、さらに、暗室も光源とスクリーン及び照度計を包囲
するものでよい。したがって、1つの照度計によって広
い照射範囲にわたる照度の測定を行うことができ、ま
た、広い暗室や大型のスクリーンを省略することが可能
となり、低コストで小規模の照度測定装置を実現でき
る。
【0034】また本発明は、光源から照射される光をス
クリーンに配置された照度計によって測定する照度測定
装置において、光源を静止させた状態で、1つの照度計
の位置を順次変更しながら、複数の照射位置における照
度を測定することにより、光源の広い照射範囲内におけ
る複数の照射位置の照度を1つの照度計で測定するよう
にした。したがって、1つの照度計によって広い照射範
囲にわたる照度の測定を行うことができ、複数の照度計
を用いる必要がなくなり、低コストの照度測定装置を実
現できる。
クリーンに配置された照度計によって測定する照度測定
装置において、光源を静止させた状態で、1つの照度計
の位置を順次変更しながら、複数の照射位置における照
度を測定することにより、光源の広い照射範囲内におけ
る複数の照射位置の照度を1つの照度計で測定するよう
にした。したがって、1つの照度計によって広い照射範
囲にわたる照度の測定を行うことができ、複数の照度計
を用いる必要がなくなり、低コストの照度測定装置を実
現できる。
【図1】本発明による照度測定装置の第1の実施の形態
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示す照度測定装置に設けられるプロジェ
クタ装置の光学系の構成を示す平面図である。
クタ装置の光学系の構成を示す平面図である。
【図3】図1に示す照度測定装置によるLCDパネルの
透過率試験の流れを示す説明図である。
透過率試験の流れを示す説明図である。
【図4】従来の照度測定装置による明るさの測定結果と
本形態の照度測定装置による明るさの測定結果の相関関
係を示すグラフである。
本形態の照度測定装置による明るさの測定結果の相関関
係を示すグラフである。
【図5】従来の照度測定装置による明るさの左右差の測
定結果と本形態の照度測定装置による明るさの左右差の
測定結果の相関関係を示すグラフである。
定結果と本形態の照度測定装置による明るさの左右差の
測定結果の相関関係を示すグラフである。
【図6】本発明による照度測定装置の第2の実施の形態
における投写レンズ調整機構の作用を示す概略斜視図で
ある。
における投写レンズ調整機構の作用を示す概略斜視図で
ある。
【図7】本発明による照度測定装置の第2の実施の形態
におけるプロジェクタ装置の光学系の構成を示す概略斜
視図である。
におけるプロジェクタ装置の光学系の構成を示す概略斜
視図である。
【図8】本発明による照度測定装置の第3の実施の形態
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図9】従来の照度測定装置の具体例を示す概略平面図
である。
である。
【図10】図9に示す照度測定装置に設けられるプロジ
ェクタ装置の光学系の構成を示す平面図である。
ェクタ装置の光学系の構成を示す平面図である。
100……プロジェクタ装置、131……光伝達光学
系、132……プリズム、133……投射レンズ、14
0……LCDパネル、200……小型スクリーン、30
0……照度計、400……小型暗室、500……パーソ
ナルコンピュータ、600……暗室。
系、132……プリズム、133……投射レンズ、14
0……LCDパネル、200……小型スクリーン、30
0……照度計、400……小型暗室、500……パーソ
ナルコンピュータ、600……暗室。
Claims (20)
- 【請求項1】 光源から照射される光をスクリーンの配
置された照度計によって測定する照度測定装置におい
て、 前記光源からの照射位置を変位させることにより、前記
光源による照射範囲における複数箇所の照度を1つの照
度計によって測定するようにした、 ことを特徴とする照度測定装置。 - 【請求項2】 前記光源はプロジェクタ装置であること
を特徴とする請求項1記載の照度測定装置。 - 【請求項3】 前記プロジェクタ装置は、赤、緑、青の
3色光を組み合わせてカラー画像を投射するカラープロ
ジェクタ装置であることを特徴とする請求項2記載の照
度測定装置。 - 【請求項4】 前記プロジェクタ装置は、赤、緑、青の
3色光に対応する3つの透過型LCDパネルを光経路内
に配置し、前記透過型LCDパネルによって3色光に対
応する画像を投射するものであることを特徴とする請求
項3記載の照度測定装置。 - 【請求項5】 前記照度の測定は、緑色の光を用いて前
記照度の測定を行うことを特徴とする請求項3記載の照
度測定装置。 - 【請求項6】 前記光源は、光学系の前段に投射レンズ
を有し、前記投射レンズを変位させることにより、前記
光源からの照射位置を変位させるようにしたことを特徴
とする請求項1記載の照度測定装置。 - 【請求項7】 前記プロジェクタ装置自体を変位させる
ことにより、前記光源からの照射位置を変位させるよう
にしたことを特徴とする請求項2記載の照度測定装置。 - 【請求項8】 前記光源の照射範囲に対応する大型スク
リーンを複数に分割した大きさの小型スクリーンを前記
光源の前方に配置して、前記小型スクリーンに前記照度
計を配置するとともに、前記小型スクリーンと光源との
間に前記小型スクリーンの対応する大きさの筒状の小型
暗室を設け、前記小型暗室の中で前記光源からの照射位
置を変化させることにより、前記大型スクリーンに対応
する照射範囲の複数箇所の照度を1つの照度計によって
測定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の照
度測定装置。 - 【請求項9】 前記小型暗室の内面を光吸収面としたこ
とを特徴とする請求項8記載の照度測定装置。 - 【請求項10】 前記小型暗室を介して小型スクリーン
及び照度計と光源とを一体化したことを特徴とする請求
項9記載の照度測定装置。 - 【請求項11】 光源から透過型LCDパネルを透して
照射される光をスクリーンの配置された照度計によって
測定する照度測定装置において、 前記透過型LCDパネルを光学系の内部で変位させるこ
とにより、前記光源による照射範囲における複数箇所の
照度を1つの照度計によって測定するようにした、 ことを特徴とする照度測定装置。 - 【請求項12】 前記光源はプロジェクタ装置であるこ
とを特徴とする請求項11記載の照度測定装置。 - 【請求項13】 前記プロジェクタ装置は、赤、緑、青
の3色光を組み合わせてカラー画像を投射するカラープ
ロジェクタ装置であることを特徴とする請求項12記載
の照度測定装置。 - 【請求項14】 前記プロジェクタ装置は、赤、緑、青
の3色光に対応する3つの透過型LCDパネルを光経路
内に配置し、前記透過型LCDパネルによって3色光に
対応する画像を投射するものであることを特徴とする請
求項13記載の照度測定装置。 - 【請求項15】 前記照度の測定は、緑色の光を用いて
前記照度の測定を行うことを特徴とする請求項13記載
の照度測定装置。 - 【請求項16】 前記光源の照射範囲に対応する大型ス
クリーンを複数に分割した大きさの小型スクリーンを前
記光源の前方に配置して、前記小型スクリーンの前記照
度計を配置するとともに、前記小型スクリーンと光源と
の間に前記小型スクリーンの対応する大きさの筒状の小
型暗室を設け、前記小型暗室の中で前記光源からの照射
位置を変化させることにより、前記大型スクリーンに対
応する照射範囲の複数箇所の照度を1つの照度計によっ
て測定するようにしたことを特徴とする請求項11記載
の照度測定装置。 - 【請求項17】 前記小型暗室の内面を光吸収面とした
ことを特徴とする請求項16記載の照度測定装置。 - 【請求項18】 前記小型暗室を介して小型スクリーン
及び照度計と光源とを一体化したことを特徴とする請求
項17記載の照度測定装置。 - 【請求項19】 光源から照射される光をスクリーンの
配置された照度計によって測定する照度測定装置におい
て、 前記スクリーン及び照射計を移動することにより、前記
光源による照射範囲における複数箇所の照度を1つの照
度計によって測定するようにした、 ことを特徴とする照度測定装置。 - 【請求項20】 前記スクリーンは、前記光源の照射範
囲に対応する大型スクリーンを複数に分割した大きさの
小型スクリーンであることを特徴とする請求項19記載
の照度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32777099A JP2001141606A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 照度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32777099A JP2001141606A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 照度測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001141606A true JP2001141606A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18202799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32777099A Pending JP2001141606A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 照度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001141606A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008145413A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Emlsi Inc | デジタルイメージテスト部材の光源光度均一化装置及び方法と、これを用いたデジタルイメージ色相テスト装置及び方法 |
KR101570817B1 (ko) | 2014-12-12 | 2015-11-20 | 한국건설기술연구원 | 휘도계 이상 판별 시스템 |
JP2016200498A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | 株式会社システムロード | 光学特性測定用の遮光装置およびこれを備えた光学特性測定システム |
CN106644411A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-05-10 | 歌尔科技有限公司 | 一种投影仪光学数据的测试装置及其测试方法 |
JP2019124467A (ja) * | 2018-01-11 | 2019-07-25 | 池上通信機株式会社 | 放送用モニタのムラ検出装置及び当該装置を用いたムラ補正システム |
KR20190118316A (ko) * | 2018-04-10 | 2019-10-18 | 한국광기술원 | 조명 성능 측정장치 |
-
1999
- 1999-11-18 JP JP32777099A patent/JP2001141606A/ja active Pending
Cited By (10)
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