JP2001141233A - 蓄熱式バーナシステム - Google Patents

蓄熱式バーナシステム

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JP2001141233A
JP2001141233A JP32508199A JP32508199A JP2001141233A JP 2001141233 A JP2001141233 A JP 2001141233A JP 32508199 A JP32508199 A JP 32508199A JP 32508199 A JP32508199 A JP 32508199A JP 2001141233 A JP2001141233 A JP 2001141233A
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JP
Japan
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exhaust
air
air supply
blower
path
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JP32508199A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Kurihara
孝好 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JP2001141233A publication Critical patent/JP2001141233A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管コストを低減すると共に、給排気の制御
性を高めるようにする。 【解決手段】 バーナ11に、蓄熱体12に連通するよ
うに給気管14および煙道に至る排気管15を接続し、
前記給気管14にブロワ16を接続し、このブロワ16
に送気管17を接続し、この送気管17の先端を前記煙
道に至る排気管15内に臨入させて、排気管15内に送
気できるようにし、送気することでバーナ11からの排
ガスを吸引するようにしたエゼクタ18を構成する。前
記給気管14に第1開閉弁19、前記排気管15、送気
管17には、それぞれ第2、第3開閉弁20、21を介
在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管コストを低減
すると共に、給排気の制御性を高めるようにした蓄熱式
バーナシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、蓄熱式バーナシステムとしては、
蓄熱体1を有する一対のバーナ2に、給気ブロワ3、排
気ブロワ4、給排気弁5を備える構成としたものが一般
的である(図11参照)。また、図12に示すように、
チューブT両端に備えた一対の燃焼室に、エゼクタ6を
備えて、一つのブロワ7により交互に燃焼室に給気する
構成としたものも提案されている(特開昭62−947
03号)。以上のような蓄熱式バーナシステムにおいて
は、一方のバーナが燃焼しているとき、他方のバーナで
は、炉内の高温排ガスを吸引して、蓄熱体に排ガスの持
つ熱エネルギーを蓄え、次のサイクルで前記一対のバー
ナの燃焼、排気が切り換わり、前記他方のバーナにおい
て、排気時に蓄熱体に蓄えられた熱エネルギーで燃焼用
空気を予熱して燃焼を行うと共に、前記一方のバーナに
おいて排ガスを吸引して排ガスの熱エネルギーを蓄熱体
に蓄えるようにしている。以上のような動作を、数十秒
から数分の短い周期で繰り返すことにより高い効率が得
られるとしている。さらには、図13に示す特開平8−
170820号公報のように、バーナ8毎にブロワ9を
設ける構成としたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1
1、図12に示す蓄熱式バーナシステムでは、一対のバ
ーナとブロワ間に配管が必要なので、バーナの設置距離
が離れるにつれて配管コストが高くなる。特に複数組の
バーナを設置するマルチバーナ方式では配管コストが高
くなる傾向が顕著である。また、前記蓄熱式バーナシス
テムにおける給排気手段を、複数組のバーナを設置する
マルチバーナ方式に採用した場合、厳密な給排気量の制
御が困難である。一方、図13に示す蓄熱式バーナシス
テムでは、上述の問題は解決されるが、ブロワの吸引口
を高温の排ガスが通過するため、高い耐熱性を有した高
価なブロワが必要となる。また、排気側の弁は高温の排
ガスが通過するため、高い耐熱性を有した高価な弁が必
要となる。本発明は、以上のような不都合を改善するた
めに提案されたものであって、配管コストを低減すると
共に、給排気の制御性を高めるようにした蓄熱式バーナ
システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、蓄熱式バーナ毎にブロワを設置する
と共に、バーナにおける蓄熱室に給気管を介して前記ブ
ロワにより給気する給気経路と、前記蓄熱室から排気管
を介して排気する排気経路と、前記ブロワから排気経路
を構成する排気管中に送気管を介して送気する送気経路
とを備え、前記排気管中において送気管先端を介し、ブ
ロワからの空気を送り込むことで、バーナからの排気を
吸引するためのエゼクタを構成するようにし、前記ブロ
ワから蓄熱室に至る給気経路とブロワから送気管を介し
て排気管に至る送気経路、蓄熱室から排気管へ至る排気
経路とを切換える経路切換機構を有し、燃焼時には前記
給気経路を開として給気を行う一方、排気時には、送気
経路および排気経路を開として、ブロワから排気管中の
エゼクタに送気してバーナからの排気を吸引促進する構
成とした。また本発明は、蓄熱式バーナ毎にブロワを設
置すると共に、バーナにおける蓄熱室に給気管を介して
前記ブロワにより給気する給気経路と、前記蓄熱室から
排気管を介して排気する排気経路と、前記ブロワから排
気経路を構成する排気管中に送気管を介して送気する送
気経路とを備え、これら給気経路、排気経路および送気
経路を、それぞれ第1、第2、第3の開閉弁によって切
換え形成するようにし、前記排気管中において送気管先
端を介し、ブロワからの空気を送り込むことで、バーナ
からの排気を吸引するためのエゼクタを構成するように
し、燃焼時に、前記第1開閉弁により給気経路を開とす
ると共に、第2開閉弁により排気経路、第3開閉弁によ
り送気経路を閉としてブロワから給気を行う一方、排気
時に、前記第1開閉弁により給気経路を閉、第2、第3
開閉弁によって排気経路および送気経路を開として、ブ
ロワから排気管中のエゼクタに送気してバーナからの排
気を吸引促進する構成とした。また本発明は、蓄熱式バ
ーナ毎にブロワを設置すると共に、バーナにおける蓄熱
室に給気管を介して前記ブロワにより給気する給気経路
と、前記蓄熱室から排気管を介して排気する排気経路
と、前記ブロワから排気経路を構成する排気管中に送気
管を介して送気する送気経路とを備え、前記給気経路と
排気経路とを第1の三方弁によって切換え形成する一
方、前記ブロワからの給気経路と送気経路とを第2の三
方弁によって切換え形成するようにし、前記排気管中に
おいて送気管先端を介し、ブロワからの空気を送り込む
ことで、バーナからの排気を吸引するためのエゼクタを
構成するようにし、燃焼時に、前記第1、第2三方弁に
より給気経路を開としてブロワから給気を行う一方、排
気時に、前記第1、2三方弁により排気経路、並びに送
気経路とを開として、ブロワから排気管中のエゼクタに
送気してバーナからの排気を吸引促進する構成とした。
また本発明は、蓄熱式バーナ毎にブロワを設置すると共
に、バーナにおける蓄熱室に給気管を介して前記ブロワ
により給気する給気経路と、前記蓄熱室から排気管を介
して排気する排気経路と、前記ブロワから排気経路を構
成する排気管中に送気管を介して送気する送気経路とを
備え、前記排気経路を開閉弁によって切換え形成する一
方、前記ブロワからの給気経路と送気経路とを三方弁に
よって切換え形成するようにし、前記排気管中において
送気管先端を介し、ブロワからの空気を送り込むこと
で、バーナからの排気を吸引するためのエゼクタを構成
するようにし、燃焼時に、三方弁により給気経路を開と
してブロワから給気を行う一方、排気時に、前記開閉弁
により排気経路を開とすると共に、三方弁により送気経
路を開として、ブロワから排気管中のエゼクタに送気し
てバーナからの排気を吸引促進する構成とした。また本
発明は、蓄熱式バーナ毎にブロワを設置すると共に、バ
ーナにおける蓄熱室に給気管を介して前記ブロワにより
給気する給気経路と、前記蓄熱室から排気管を介して排
気する排気経路と、前記ブロワから排気経路を構成する
排気管中に送気管を介して送気する送気経路とを備え、
前記給気経路と排気経路とを三方弁によって切換え形成
する一方、前記ブロワからの送気経路を開閉弁によって
切換え形成するようにし、前記排気管中において送気管
先端を介し、ブロワからの空気を送り込むことで、バー
ナからの排気を吸引するためのエゼクタを構成するよう
にし、燃焼時に、前記三方弁により給気経路を開とする
と共に開閉弁を閉としてブロワから給気を行う一方、排
気時に、前記三方弁により排気経路を開とすると共に開
閉弁により送気経路を開として、ブロワから排気管中の
エゼクタに送気してバーナからの排気を吸引促進する構
成とした。前述の構成において、開閉弁を煙道に至る排
気管下流側に配置して、排気時にこの開閉弁を開とする
ようにした。さらに、前記ブロワから蓄熱室に至る給気
系統、並びにブロワから煙道に至る排気系統を、バーナ
に一体的に組み込む一体構成とし、給気系統、および排
気系統において給気径路、排気径路を切換形成して、給
気を行う一方エゼクタに送気して排気の吸引促進を行う
構成とした。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる蓄熱式バー
ナシステムのいくつかの実施の形態を示し、図面に基づ
いて、以下説明する。図1に蓄熱式バーナシステム10
を示し、この蓄熱式バーナシステム10は、例えば炉
(図示省略)内に火炎形成口Pを形成したバーナ11に
蓄熱体12を有し、この蓄熱体12を介し燃焼用空気を
取り込む一方、燃料開閉弁13を介し燃料を取り込んで
燃焼を行うようにしたものである。前記バーナ11に
は、蓄熱体12に連通するように給気管14および煙道
に至る排気管15を接続し、前記給気管14にブロワ1
6を接続している。また、このブロワ16には送気管1
7を接続し、この送気管17の先端は、前記煙道に至る
排気管15内に臨入させて、排気管15内に送気できる
ようにし、送気することでバーナ11からの排ガスを吸
引するようにしたエゼクタ18を構成している。このエ
ゼクタ18において、排気管15内に臨入させた送気管
17の先端は、内径を先端に向かって小さく形成してい
る。さらに、前記給気管14には、第1の開閉弁19が
介在され、前記排気管15、送気管17には、それぞれ
第2、第3の開閉弁20、21が介在されている。
【0006】以上のような蓄熱式バーナシステム10に
おいて、バーナ11を燃焼させる際、第1開閉弁19を
開として給気管14を介して前記ブロワ16から蓄熱体
12を通じて給気を行う一方、燃料開閉弁13を開とし
て燃料を送り込むようにする(図1参照)。この際、第
2、第3開閉弁20、21は閉としておく。これによっ
てバーナ11から炉内に向けて火炎が形成され、炉内を
加熱することができる。なお、前記ブロワ16は給気管
14および送気管17に接続する構成としたので、高温
の排ガスに触れることはなく、通常仕様の安価なブロワ
を適用することができる。
【0007】一方、かかる燃焼が所定時間継続後、炉内
の排ガスを排気する際、バーナ11における火炎形成口
Pから排ガスを取り込むようにする。この際、燃料開閉
弁13を閉とし、また、第1開閉弁19を閉として給気
管14を遮断する一方、第2、第3開閉弁20、21を
開として排気管15、送気管17を開放するようにする
(図2参照)。そしてブロワ16から送気管17を介し
てエゼクタ18に向けて送気することで、内径の狭まっ
た送気管15先端から高められた吐出圧で空気が噴出
し、これによって炉内の排ガスは、蓄熱体12、排気管
15を介して吸引され、排気を促進することができる。
前記蓄熱体12を排ガスが通過する際、排熱を蓄熱体1
2を回収することができ、次のサイクルで、燃焼用空気
を蓄熱体12を通過させることで予熱することができ
る。
【0008】また本発明は、図3に示す蓄熱式バーナシ
ステム30として実施することができる。なお、この蓄
熱式バーナシステム30において、前述の蓄熱式バーナ
システム10における構成体と実質的に同様のものには
同符号を付して説明は省略するものとする。すなわち、
蓄熱式バーナシステム30では、バーナ11の蓄熱体1
2に、第1の三方弁31を介し、給気管14および煙道
に至る排気管15を連通接続している。また、前記給気
管14に第2の三方弁32を介してブロワ16を接続し
ており、この第2三方弁32を介して送気管17を連通
している。
【0009】かかる蓄熱式バーナシステム30において
は、バーナ11を燃焼させる際、第1、第2三方弁3
1、32を切換えてブロワ16から給気管14を経て蓄
熱体12に至る流路を開放する一方、燃料開閉弁13を
開として燃料を送り込むようにする(図3参照)。
【0010】一方、燃焼が所定時間継続後、炉内の排ガ
スを排気する際、燃料開閉弁13を閉とする一方、第
1、第2三方弁31、32を切換えて、蓄熱体12から
排気管15を通って煙道に至る流路を開放すると共に、
ブロワ16から送気管17を通って、エゼクタ18に至
る流路を開放する(図4参照)。そしてブロワ16から
送気管17を介してエゼクタ18に向けて送気すること
で、送気管15先端から空気が噴出し、これによって炉
内の排ガスは、蓄熱体12、排気管15を介して吸引さ
れ、排気を促進することができる。前記蓄熱体12を排
ガスが通過する際、排熱を蓄熱体12を回収することが
でき、次のサイクルで、燃焼用空気を蓄熱体12を通過
させることで予熱することができる。
【0011】また本発明は、図5に示す蓄熱式バーナシ
ステム40としても実施することができる。この蓄熱式
バーナシステム40では、排気管15に開閉弁41を介
在する一方、前記給気管14に三方弁42を介してブロ
ワ16を配置するようにしている。
【0012】かかる蓄熱式バーナシステム40では、燃
焼時、排気管15における開閉弁41を閉とし、三方弁
42を切換えてブロワ16から給気管14に至る流路を
開放する一方、燃料開閉弁13を開として燃料を送り込
むようにする(図5参照)。一方、炉内排ガスの排気時
には、燃料開閉弁13を閉とする一方、排気管15にお
ける開閉弁41を開とすると共に、三方弁42を切換え
てブロワ16から送気管17に至る流路を開放して、前
記ブロワ16からの空気の吐出圧により炉内の排ガスを
蓄熱体12を介して吸引することができる(図6参
照)。
【0013】また本発明は、図7に示す蓄熱式バーナシ
ステム50としても実施することができる。かかる蓄熱
式バーナシステム50では、煙道に至る排気管15の下
流側に開閉弁51を設けるようにしている。また、ブロ
ワ16と、給気管14および送気管17には、三方弁4
2を介在している。
【0014】このような蓄熱式バーナシステム50にお
いて、燃焼時、排気管15の下流側に開閉弁51を閉と
すると共に、三方弁42を切換えてブロワ16から給気
管14に至る流路を開放する一方、燃料開閉弁13を開
として燃料を送り込むようにする(図7参照)。一方、
炉内排ガスの排気時には、燃料開閉弁13を閉とする一
方、排気管15の下流側の開閉弁51を開とすると共
に、三方弁42を切換えてブロワ16から送気管17に
至る流路を開放して、前記ブロワ16からの空気の吐出
圧により炉内の排ガスを蓄熱体12を介して吸引するこ
とができる(図8参照)。この際、排ガスはエゼクタ用
の空気で希釈後、低温となって開閉弁51を通過するの
で、耐熱仕様の高価な開閉弁を必要としない。
【0015】さらに本発明は、図9に示す蓄熱式バーナ
システム60としても実施することができる。かかる蓄
熱式バーナシステム60では、バーナ61内の底部側
に、すなわち、蓄熱体62を支える通気板63下側空間
L1の直下に、ブロワ64、三方弁65を組み込んで構
成している。この場合、ブロワ64と三方弁65とは、
直結するようにしている。また、バーナ61の側面に
は、バーナ61内、蓄熱体62を支える通気板63下面
の空間L1に連通する排気路66を形成している。ま
た、この排気路66には、前記三方弁65下方の空間L
2と連通する送気管67を設けている。この送気管67
の先端を、前記排気路66内において、先細り加工して
エゼクタ68としている。そして、排気路66頂点に
は、排気路66を開閉する開閉弁69が設けられてい
る。
【0016】以上のような蓄熱式バーナシステム60に
よれば、燃焼時、排気路66頂点の開閉弁69を閉とす
ると共に、三方弁65を切換えてブロワ64から三方弁
65、通気板63を介し蓄熱体62に空気を供給するよ
うにする一方、燃料開閉弁13を開として燃料を送り込
むようにする(図9参照)。一方、炉内排ガスの排気時
には、燃料開閉弁13を閉とする一方、排気路66頂点
の開閉弁69を開とすると共に、三方弁65を切換えて
ブロワ64から三方弁65、三方弁65下方の空間L
2、送気管67に至る流路を形成する。これによってブ
ロワ64から三方弁65、三方弁65下方の空間L2を
介して、空気を送気管67に送り込むことで、エゼクタ
68により、炉内の排ガスを蓄熱体12を介して排出を
促進することができる(図10参照)。このように蓄熱
式バーナシステム60を一体構成としたことにより、配
管工事は不要となり、これまでのシステムに比較して省
スペース化が可能となり、汎用性が格段に向上する。こ
れは蓄熱式バーナシステム50に関して一体構造とした
例であるが、蓄熱式バーナシステム10、30、40に
関しても同様の一体構造は可能である。
【0017】
【発明の効果】以上、本発明によれば、 (1)配管が極めて短いので配管コストを低減すること
ができる。特にマルチバーナ方式で多数のバーナを設置
する場合、大口径の集合配管および各バーナ間とそのつ
なぎが不要になるので、大幅な配管コストの低減とな
る。 (2)現場での蓄熱バーナシステムを構成するための工
事が不要とできるため、配管コストの低減とともに工事
期間も短縮できる。これによる経済メリットも生ずる。 (3)配管スペースがほとんど不要なため、省スペース
化が図れる。特に一体構造としたものにあっては、一層
の省スペース化が可能である。 (4)1台のブロワと1台のバーナが短い流路で接続さ
れているため、流量の制御性が向上する。これにより燃
焼効率および炉内の温度分布も向上する。 (5)ブロワを高温の排ガスが通過することがないの
で、常温の仕様の安価なブロワを使うことができる。 (6)高温の排ガスは排ガス吸引用の空気によって希釈
されて低温になるため、煙道設備が軽減される。 (7)排ガスは希釈後、低温となって開閉弁を通過する
ので、一切高温の排ガスにさらされる給排気弁がない。
従って耐熱仕様の高価な弁を必要としない。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる蓄熱式バーナシステムの一例を
示す、燃焼時の模式的な系統説明図である。
【図2】図1に示す蓄熱式バーナシステムの、排気時の
模式的な系統説明図である。
【図3】本発明にかかる蓄熱式バーナシステムの別例を
示す、燃焼時の模式的な系統説明図である。
【図4】図3に示す蓄熱式バーナシステムの、排気時の
模式的な系統説明図である。
【図5】本発明にかかる蓄熱式バーナシステムの別例を
示す、燃焼時の模式的な系統説明図である。
【図6】図5に示す蓄熱式バーナシステムの、排気時の
模式的な系統説明図である。
【図7】本発明にかかる蓄熱式バーナシステムの別例を
示す、燃焼時の模式的な系統説明図である。
【図8】図7に示す蓄熱式バーナシステムの、排気時の
模式的な系統説明図である。
【図9】本発明にかかる蓄熱式バーナシステムの別例を
示す、燃焼時の模式的な構成説明図である。
【図10】図9に示す蓄熱式バーナシステムの、排気時
の模式的な構成説明図である。
【図11】現行の蓄熱式バーナシステムの一例を示す、
模式的な系統説明図である。
【図12】現行の蓄熱式バーナシステムの別例を示す、
模式的な系統説明図である。
【図13】現行の蓄熱式バーナシステムの別例を示す、
模式的な系統説明図である。
【符号の説明】
10、30、40、50、60 蓄熱式バ
ーナシステム 11、61 バーナ 12、62 蓄熱体 13 燃料開閉
弁 14 給気管 15 排気管 16、64 ブロワ 17、67 送気管 18、68 エゼクタ 19 第1開閉
弁 20 第2開閉
弁 21 第3開閉
弁 31 第1三方
弁 32 第2三方
弁 41、51、69 開閉弁 42、65 三方弁 63 通気板 66 排気路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄熱式バーナ毎にブロワを設置すると
    共に、バーナにおける蓄熱室に給気管を介して前記ブロ
    ワにより給気する給気経路と、前記蓄熱室から排気管を
    介して排気する排気経路と、前記ブロワから排気経路を
    構成する排気管中に送気管を介して送気する送気経路と
    を備え、前記排気管中において送気管先端を介し、ブロ
    ワからの空気を送り込むことで、バーナからの排気を吸
    引するためのエゼクタを構成するようにし、前記ブロワ
    から蓄熱室に至る給気経路とブロワから送気管を介して
    排気管に至る送気経路、蓄熱室から排気管へ至る排気経
    路とを切換える経路切換機構を有し、燃焼時には前記給
    気経路を開として給気を行う一方、排気時には、送気経
    路および排気経路を開として、ブロワから排気管中のエ
    ゼクタに送気してバーナからの排気を吸引促進する構成
    としたことを特徴とする蓄熱式バーナシステム。
  2. 【請求項2】 蓄熱式バーナ毎にブロワを設置すると
    共に、バーナにおける蓄熱室に給気管を介して前記ブロ
    ワにより給気する給気経路と、前記蓄熱室から排気管を
    介して排気する排気経路と、前記ブロワから排気経路を
    構成する排気管中に送気管を介して送気する送気経路と
    を備え、これら給気経路、排気経路および送気経路を、
    それぞれ第1、第2、第3の開閉弁によって切換え形成
    するようにし、前記排気管中において送気管先端を介
    し、ブロワからの空気を送り込むことで、バーナからの
    排気を吸引するためのエゼクタを構成するようにし、燃
    焼時に、前記第1開閉弁により給気経路を開とすると共
    に、第2開閉弁により排気経路、第3開閉弁により送気
    経路を閉としてブロワから給気を行う一方、排気時に、
    前記第1開閉弁により給気経路を閉、第2、第3開閉弁
    によって排気経路および送気経路を開として、ブロワか
    ら排気管中のエゼクタに送気してバーナからの排気を吸
    引促進する構成としたことを特徴とする蓄熱式バーナシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 蓄熱式バーナ毎にブロワを設置すると
    共に、バーナにおける蓄熱室に給気管を介して前記ブロ
    ワにより給気する給気経路と、前記蓄熱室から排気管を
    介して排気する排気経路と、前記ブロワから排気経路を
    構成する排気管中に送気管を介して送気する送気経路と
    を備え、前記給気経路と排気経路とを第1の三方弁によ
    って切換え形成する一方、前記ブロワからの給気経路と
    送気経路とを第2の三方弁によって切換え形成するよう
    にし、前記排気管中において送気管先端を介し、ブロワ
    からの空気を送り込むことで、バーナからの排気を吸引
    するためのエゼクタを構成するようにし、燃焼時に、前
    記第1、第2三方弁により給気経路を開としてブロワか
    ら給気を行う一方、排気時に、前記第1、2三方弁によ
    り排気経路、並びに送気経路とを開として、ブロワから
    排気管中のエゼクタに送気してバーナからの排気を吸引
    促進する構成としたことを特徴とする蓄熱式バーナシス
    テム。
  4. 【請求項4】 蓄熱式バーナ毎にブロワを設置すると
    共に、バーナにおける蓄熱室に給気管を介して前記ブロ
    ワにより給気する給気経路と、前記蓄熱室から排気管を
    介して排気する排気経路と、前記ブロワから排気経路を
    構成する排気管中に送気管を介して送気する送気経路と
    を備え、前記排気経路を開閉弁によって切換え形成する
    一方、前記ブロワからの給気経路と送気経路とを三方弁
    によって切換え形成するようにし、前記排気管中におい
    て送気管先端を介し、ブロワからの空気を送り込むこと
    で、バーナからの排気を吸引するためのエゼクタを構成
    するようにし、燃焼時に、三方弁により給気経路を開と
    してブロワから給気を行う一方、排気時に、前記開閉弁
    により排気経路を開とすると共に、三方弁により送気経
    路を開として、ブロワから排気管中のエゼクタに送気し
    てバーナからの排気を吸引促進する構成としたことを特
    徴とする蓄熱式バーナシステム。
  5. 【請求項5】 蓄熱式バーナ毎にブロワを設置すると
    共に、バーナにおける蓄熱室に給気管を介して前記ブロ
    ワにより給気する給気経路と、前記蓄熱室から排気管を
    介して排気する排気経路と、前記ブロワから排気経路を
    構成する排気管中に送気管を介して送気する送気経路と
    を備え、前記給気経路と排気経路とを三方弁によって切
    換え形成する一方、前記ブロワからの送気経路を開閉弁
    によって切換え形成するようにし、前記排気管中におい
    て送気管先端を介し、ブロワからの空気を送り込むこと
    で、バーナからの排気を吸引するためのエゼクタを構成
    するようにし、燃焼時に、前記三方弁により給気経路を
    開とすると共に開閉弁を閉としてブロワから給気を行う
    一方、排気時に、前記三方弁により排気経路を開とする
    と共に開閉弁により送気経路を開として、ブロワから排
    気管中のエゼクタに送気してバーナからの排気を吸引促
    進する構成としたことを特徴とする蓄熱式バーナシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 開閉弁を煙道に至る排気管下流側に配
    置して、排気時にこの開閉弁を開とするようにしたこと
    を特徴とする請求項2、4、5記載のうち、いずれか1
    記載の蓄熱式バーナシステム。
  7. 【請求項7】 前記ブロワから蓄熱室に至る給気系
    統、並びにブロワから煙道に至る排気系統を、バーナに
    一体的に組み込む一体構成とし、給気系統、および排気
    系統において給気径路、排気径路を切換形成して、給気
    を行う一方エゼクタに送気して排気の吸引促進を行う構
    成としたことを特徴とする請求項1〜5記載のうち、い
    ずれか1記載の蓄熱式バーナシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2015197269A (ja) * 2014-04-02 2015-11-09 中外炉工業株式会社 蓄熱式バーナ、及び蓄熱式バーナを備えた燃焼炉

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