JP2001140791A - ブロワー - Google Patents

ブロワー

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JP2001140791A JP32959899A JP32959899A JP2001140791A JP 2001140791 A JP2001140791 A JP 2001140791A JP 32959899 A JP32959899 A JP 32959899A JP 32959899 A JP32959899 A JP 32959899A JP 2001140791 A JP2001140791 A JP 2001140791A
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Kaoru Matsumoto
薫 松本
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Minebea Co Ltd
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    • F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00—Pumping installations or systems
    • F04D25/02—Units comprising pumps and their driving means
    • F04D25/06—Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • F04D25/0606—Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump
    • F04D25/0613—Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump the electric motor being of the inside-out type, i.e. the rotor is arranged radially outside a central stator
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00—Pumping installations or systems
    • F04D25/02—Units comprising pumps and their driving means
    • F04D25/08—Units comprising pumps and their driving means the working fluid being air, e.g. for ventilation
    • F04D25/082—Units comprising pumps and their driving means the working fluid being air, e.g. for ventilation the unit having provision for cooling the motor
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロワーのＰ−Ｑ特性を改善する。 【解決手段】 筒状のケーシングの内部にシャフトを回
転自在に支持し、このシャフトにカップ状のモータヨー
ク１１を固定し、このモータヨーク１１に、外周部に多
数の羽根１３を備えたインペラ１４の本体部１５を固定
したブロワーにおいて、本体部１５の羽根１３の取付部
であって、かつ、シャフトの円周上に略リング状の開口
１５ｂを設けたものである。開口１５ｂを設けたことに
より、空気が流れ易くなるので、Ｐ−Ｑ（圧力−流量）
特性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種ＯＡ機器等に
用いられるブロワーの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】各種のＯＡ機器は、多数の電子回路を機
器の筐体内に収容しているため、電子回路を構成する電
子部品が発生する熱を逃しにくく、そのために一部の電
子部品が破壊、あるいは劣化される虞がある。特に、近
年のＯＡ機器の小型化傾向においては、発生する熱量は
それほど減少しないにもかかわらず、機器が小型化され
るので、熱に対する対策が重要な技術課題となる。この
ため、機器の側壁に通気孔を設けてこれにブロワーを取
付け、内部の熱を機器外に放出し、内部で発生する熱に
よる障害を防いでいる。
【０００３】従来多く用いられているブロワーの一例を
図３について説明する。１はケーシングであって、筒状
のものである。このケーシング１の内部で、図における
右方に寄ったところにはハウジング２が一体に成形され
ており、その内側にベアリングライナ３が嵌挿されてい
る。このベアリングライナ３の内側にはベアリング４，
５の外輪が支持されており、ベアリング４，５の内輪に
はシャフト６が嵌挿されている。シャフト６の下端には
リング７が装着されており、シャフト６の抜止めと軸方
向の位置決めをするようになっている。
【０００４】シャフト６の上端にはローレット８が刻設
されており、亜鉛ダイキャストで製作されたボス９に固
定されている。ボス９とベアリング４の内輪との間には
スプリング１０が介装され、ベアリング４にスラスト荷
重を与えている。ボス９にはカップ状のモータヨーク１
１の中央部が固定されており、このモータヨーク１１の
内周部にはリング状のマグネット１２が固定されてい
る。また、モータヨーク１１の外周部には羽根１３を備
えたインペラ１４の本体部１５が嵌合により取付けられ
ている。シャフト６とモータヨーク１１およびインペラ
１４で回転部が構成される。
【０００５】モータヨーク１１の内周部には、ステータ
巻線１６を巻回したステータ鉄心１７が配設されて固定
部を構成する。ステータ鉄心１７からは下方に向けてピ
ン状の接続端子１８が突設し、ハウジング２で支持され
たＰＣボード１９を貫通している。ＰＣボード１９には
電子回路が搭載されており、ステータ巻線１６に供給す
る電流の制御を行うようにしてある。
【０００６】図４は図３のうちのインペラ１４を単体で
示した正面図であり、図５は図４のＯ−Ｂ線に沿う半断
面図である。図４に示すように羽根１３は弧状をしてい
る。この多数の羽根１３は、本体部１５に放射状に取付
けられてインペラ１４を構成している。本体部１５の形
状は図５に示すように、カップ状の開口側を外周に延設
したものであり、この延設部１５ａに羽根１３の内周部
が固定されている。
【０００７】このような構成からなるこのブロワーは、
ＯＡ機器の筐体の通気孔に取付けられて使用される。取
付けは、図３における上方がＯＡ機器の筐体の外側に向
けられ、シャフト６が水平方向を向くような向きであ
る。その状態でＰＣボード１９上の制御回路により電源
を供給すると、制御された電流がステータ巻線１６に流
れ、それによってステータ鉄心１７に生ずる磁束流とマ
グネット１２が発生する磁束流との磁気干渉作用によっ
て回転部が回転する。インペラ１４が回転することによ
り、インペラ１４の中心から吸入された空気が遠心力で
ラジアル方向に流れる。この空気がケーシング１で集め
られ、ケーシング１に設けられた図示しない吐出口から
吐出される。この送風により、筐体内部の冷却が行われ
る。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】この種のブロワーに要
求される特性は、圧力Ｐと流量Ｑの関係すなわちＰ−Ｑ
特性である。一定の大きさのブロワーでは、送風圧力が
高く、送風量が多いものが、Ｐ−Ｑ特性が良いというこ
とになる。使用する状況によりブロワー全体の大きさを
変えないでＰ−Ｑ特性を改善しようとする場合には、回
転数を増加すればよい。しかしながら単に回転数を高め
ただけでは、作動中のノイズが増大するばかりでなく、
寿命を短縮することにもなる問題がある。
【０００９】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、厳しい環境下で使用するのに適したブロワーを提供
しようとするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項１に記載した発明は、
筒状のケーシングの内部にシャフトを回転自在に支持
し、該シャフトにカップ状のモータヨークを固定し、該
モータヨークに、外周部に多数の羽根を備えたインペラ
の本体部を固定したブロワーにおいて、前記本体部の羽
根の取付部であって、かつ、前記シャフトの円周上に略
リング状の開口を設けたことを特徴とする。
【００１１】また、請求項２に記載した発明は、請求項
１に記載したものにおいて、前記開口が、前記多数の羽
根の配列方向に沿って弧状に延びる長円形であることを
特徴とする。
【００１２】上記請求項に記載した構成とすれば、イン
ペラの回転時に、本発明によって設けられた開口を空気
が通り抜けることになる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
１およびそのＯ−Ａ線に沿う部分を示す図２について説
明する。本発明においては、本体部１５の羽根１３の取
付部（延設部１５ａ）であって、かつ、円周上に、シャ
フト６の軸方向に向き、多数の羽根１３の配列方向に沿
って延びる略リング状の開口１５ｂを設けている。この
開口１５ｂは、図１に示すように長いものであり、４個
の接続部１５ｃを残してほぼ全周的に設けられている。
【００１４】このように、本体部１５の羽根１３の取付
部（延設部１５ａ）に開口１５ｂを設けた本発明のブロ
ワーが作動すると、羽根１３がその近傍に設けられた開
口１５ｂから空気を吸入するので、開口を設けない従来
のもの（図４、図５を参照）に比し、良好な空気流を得
ることができる。
【００１５】図６に示す表は本発明に係るブロワーであ
り、図７に示す表は従来のものである。これらは、空気
の流量を基準にしたときの圧力と速度の変化を示すもの
である。これらの表からわかることは、本発明のものが
従来のものに比し、流量が減少したときの圧力上昇が大
きく、速度の上昇率は低いことである。図８はこれをグ
ラフにして示している。図８においてタイプＡは従来の
ものであり、タイプＢは本発明のものである。実際に製
作してデータをとったものでは、静圧１５０Ｐａのとき
の流量が、従来構造では０．３２８ｍ3 ／ｍｉｎから
０．４１９ｍ3 ／ｍｉｎとなり、明らかに改善されてい
ることがわかる。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ブロワーであるから、請求項１に記載された発明によれ
ば、本体部の羽根の取付部に開口孔を設けるのみの簡単
な構成により、ブロワーの寸法を大きくすることなく、
容易にＰ−Ｑ特性を上げることができる。また、開口の
位置と形状を限定した請求項２に記載された発明によれ
ば、上記効果をより高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るブロワーのインペラを単体で示す
正面図である。
【図２】図１のＯ−Ａ線に沿う部分を示す半断面図であ
る。
【図３】本発明を適用するブロワーの縦断面図である。
【図４】従来のインペラを単体で示す正面図である。
【図５】図４のＯ−Ｂ線に沿う部分を示す半断面図であ
る。
【図６】本発明に係るブロワーの特性を示す表である。
【図７】従来のブロワーの特性を示す表である。
【図８】本発明のものと従来のものの特性を示すグラフ
である。
【符号の説明】
１ ケーシング ６ シャフト １１ モータヨーク １３ 羽根 １４ インペラ １５ 本体部 １５ｂ 開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 筒状のケーシングの内部にシャフトを回
    転自在に支持し、該シャフトにカップ状のモータヨーク
    を固定し、該モータヨークに、外周部に多数の羽根を備
    えたインペラの本体部を固定したブロワーにおいて、前
    記本体部の羽根の取付部であって、かつ、前記シャフト
    の円周上に略リング状の開口を設けたことを特徴とする
    ブロワー。
  2. 【請求項２】 前記開口が、前記多数の羽根の配列方向
    に沿って弧状に延びる長円形であることを特徴とする請
    求項１に記載のブロワー。
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