JP2001140377A - 断熱内壁枠およびその製造方法 - Google Patents

断熱内壁枠およびその製造方法

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JP2001140377A
JP2001140377A JP32644299A JP32644299A JP2001140377A JP 2001140377 A JP2001140377 A JP 2001140377A JP 32644299 A JP32644299 A JP 32644299A JP 32644299 A JP32644299 A JP 32644299A JP 2001140377 A JP2001140377 A JP 2001140377A
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frame
heat
heat insulating
insulating foam
foam sheet
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Tetsufumi Tsutsumi
哲文 堤
Magosuke Nakamizo
孫助 中溝
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】枠体との間に間隙を生じることのない断熱内壁
枠と、この断熱内壁枠を簡単かつ安価に製造する方法を
提供する。 【解決手段】枠組みされた枠体2の枠内周面に断熱発泡
シート3を貼設し、この断熱発泡シート3の内側に断熱
発泡パネル4を設ける断熱内壁枠1およびその製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱内壁枠とその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、枠組みされた枠体内に断熱材が
設けられてなる断熱内壁枠が知られている。
【0003】従来より、この断熱内壁枠としては、図4
(a)に示すように、枠体a内にウレタンbを流し込
み、所定温度(約80℃)で発泡硬化させた後、枠体a
からはみ出した部分を削り取るようにして製造する方法
が知られている。
【0004】また、図4(b)に示すように、枠体a内
に、この枠体a内に合致する寸法に切断したウレタンボ
ードcを嵌め込むようにして製造する方法や、図4
(c)に示すように、枠体aよりも若干大きい寸法のウ
レタンボードdにテーパ状のスリットeを形成してお
き、このスリットeを有するウレタンボードdを、枠体
a内に圧縮しながら嵌め込んで製造する方法などが知ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のウ
レタンbを流し込んで製造する方法の場合、発泡したウ
レタンbの表面が約10mm前後の凹凸を生じるので、
枠体aにきれいに納まるように発泡させることが難し
い。したがって、過剰に流し込んで枠体aからはみ出し
た部分を削り取るといったとこをしなければならず、無
駄が多くなってしまう。また、所定温度で発泡硬化させ
る際、加熱することとなるので、枠体aを構成する木材
が反ってしまったり、ウレタンbにもヒビが発生すると
いった不都合を生じることとなる。さらに、専用設備が
必要となるので設備投資に費用が嵩むこととなる。
【0006】また、上記従来のウレタンボードcを嵌め
込んで製造する方法の場合、枠体a内に確実に合致する
寸法にウレタンボードcを切断することが困難なため、
枠体aとウレタンボートcとの間に間隙を生じることと
なる。また、スリットeを形成したウレタンボードdの
場合も、スリットeによる圧縮方向fが限定されるの
で、この圧縮方向fに直交する方向には間隙を生じるこ
ととなる。さらに、ウレタンボードcを嵌め込んだ場合
もスリットeを形成したウレタンボードdを嵌め込んだ
場合も、これらを嵌め込む枠体aが経時的変化や乾燥収
縮などによって反ったり、ねじれたりすると、これらウ
レタンボードc、dと枠体aとの間に間隙を生じること
となる。
【0007】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、枠体との間に間隙を生じることのない断熱内
壁枠と、この断熱内壁枠を簡単かつ安価に製造する方法
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の断熱内壁枠は、枠組みされた枠体内に、断熱
材が設けられてなる断熱内壁枠であって、枠体の枠内周
面に断熱発泡シートが貼設され、この断熱発泡シートの
内側に断熱発泡パネルが設けられてなるものである。こ
の構成により、枠体と断熱発泡パネルとの間に介在する
断熱発泡シートが、これら枠体と断熱発泡パネルとの間
の間隙を閉塞することとなる。
【0009】また、上記課題を解決するための本発明の
断熱内壁枠の製造方法は、枠組みされた枠体の枠内周面
に断熱発泡シートを貼設し、この断熱発泡シートの内側
に断熱発泡パネルを設けるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1は断熱内壁枠1の全体構成の概略を示
し、図2は同断熱内壁枠1の製造工程を示している。
【0012】すなわち、この断熱内壁枠1は、枠体2の
枠内周面に断熱発泡シート3を貼設し、この断熱発泡シ
ート3の内側に断熱発泡パネル4を設けて構成されてい
る。
【0013】枠体2は、木材21を矩形に枠組みして構
成されている。枠体2の大きさとしては、特に限定され
るものではなく、例えば縦2500mm、横1000m
m、厚み50〜120mmといった適宜寸法のものが形
成される。
【0014】断熱発泡シート3は、図2(a)に示すよ
うに、上記枠体2の枠内周面に貼設される。この際、断
熱発泡シート3は、枠体2の厚みに合致する50〜12
0mm巾のものが使用される。この断熱発泡シート3の
厚みとしては、5〜10mm程度のものが使用される。
具体的にこの断熱発泡シート3としては、ウレタンスポ
ンジシート、その他合成ゴム系の発泡シートなどが挙げ
られる。
【0015】断熱発泡パネル4は、図2(b)に示すよ
うに、断熱発泡シート3を貼設した後の上記枠体2内に
設けられる。この際、断熱発泡パネル4は、枠体2の厚
みに合致する50〜120mm巾のものが使用される。
断熱発泡パネル4としては、ウレタンパネル、スチレン
パネルなどが挙げられる。断熱発泡パネル4のサイズと
しては、枠体2の枠内周面の寸法よりも小さく、かつ、
枠体2の枠内周面に断熱発泡シート3を貼設した後の枠
内周面の寸法よりも大きく形成されたものが使用され
る。すなわち、枠体2の枠内周面に厚み5mmの断熱発
泡シート3を貼設した場合には、枠体2の枠内周面より
も全体的に2.5mm程度小さく形成された断熱発泡パ
ネル4が使用される。
【0016】これにより、断熱発泡シート3は、図2
(c)に示すように、5mmの厚みから、半分の2.5
mmの巾に圧縮された状態で、枠体2と断熱発泡パネル
4との間に納まることとなり、枠体2と断熱発泡パネル
4との間の間隙を閉塞することができる。
【0017】なお、断熱発泡パネル4は、枠体2の枠内
周面の寸法より若干小さく形成されている程度であるの
に、断熱発泡シート3の厚みが厚いような場合、この断
熱発泡パネル4を、断熱発泡シート3を貼設した後の上
記枠体2内に設ける際に、断熱発泡シート3を過剰に圧
縮しなければならず、嵌め込み難くなる。逆に、断熱発
泡パネル4は、枠体2の枠内周面の寸法より相当小さく
形成されているのに、断熱発泡シート3の厚みが薄いよ
うな場合、この断熱発泡パネル4を、断熱発泡シート3
を貼設した後の上記枠体2内に設ける際に、簡単に嵌め
込むことができるものの、断熱発泡シート3が充分に圧
縮されない。したがって、断熱発泡パネル4としては、
断熱発泡シート3の厚みとの兼ね合いで、その寸法が決
定される。このましくは、上記したように、枠体2の枠
内周面に5mmの厚みの断熱発泡シート3を貼設した場
合、枠体2の枠内周面よりも全体的に2.5mm程度小
さく形成された断熱発泡パネル4を使用する。
【0018】このようにして枠体2の枠内周面に断熱発
泡シート3および断熱発泡パネル4を設けた後、枠体2
の片面にはアルミシート5を貼設し、他面にはクラフト
シート6を貼設して断熱内壁枠1が完成される。これら
アルミシート5およびクラフトシート6により、枠体2
の枠内周面に設けられた断熱発泡シート3および断熱発
泡パネル4のズレも完全に無くすことができ、これら断
熱発泡シート3および断熱発泡パネル4内に含まれる空
気も静止空気層となり、優れた断熱効果が得られる。
【0019】なお、アルミシート5およびクラフトシー
ト6は、必ず枠体2に貼設されるものではなく、必要に
応じて適宜設けられる。また、断熱発泡パネル4は、断
熱発泡シート3の内側に設けた状態で接着するものであ
っても良く、単に嵌め込んだ状態にするものであっても
よい。特に、枠体2にアルミシート5およびクラフトシ
ート6を貼設する場合には、これらの間で断熱発泡パネ
ル4が位置決めされるので、嵌め込んだだけにしておく
こができる。
【0020】また、本実施の形態では、枠体2の枠内周
面は、一区画となされているが、図3に示すように、枠
体2の枠内に、横桟材22が設けられ、二区画となされ
た場合であってもよいし、三区画以上の場合であっても
よい。。この場合、各区画毎に断熱発泡シート3および
断熱発泡パネル4が設けられる。断熱発泡シート3およ
び断熱発泡パネル4は、同図に示すように、二区画とも
に設けられていてもよいし、配線の取りまわしや窓の取
付などを考慮して何れか一方の区画だけに設けられてい
てもよい。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、枠
体と断熱発泡パネルとの間の間隙を断熱発泡シートが閉
塞して間隙の無い断熱内壁枠を構成することができる。
この断熱内壁枠は、枠体に反り、ねじれ、やせ、経時劣
化、地震による変形などを生じても、枠体と断熱発泡パ
ネルとの間に介在する断熱発泡シートがこれら変変形を
吸収することとなるので、間隙の発生し難い高精度なも
のとなる。
【0022】また、この断熱内壁枠は、枠体の枠内周面
に断熱発泡シートを貼設してその内側に断熱発泡パネル
を設けるといった単純な工程によって構成することがで
きるので、高精度な断熱内壁枠を、簡単かつ安価に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る断熱内壁枠の全体構成の概略を示
す部分破断斜視図である。
【図2】(a)ないし(d)は本発明に係る断熱内壁枠
の製造工程を示す工程図てある。
【図3】本発明に係る断熱内壁枠の他の実施の形態を示
す部分破断斜視図である。
【図4】(a)ないし(c)は従来の各種断熱内壁枠の
製造方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 断熱内壁枠 2 枠体 3 断熱発泡シート 4 断熱発泡パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DD01 FA03 GA12 GA24 GA46 GA82 HB04 HC01 HC08 HD03 HD09 2E162 BA05 BB08 CB08 CC06 CD02 CD03 CE01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠組みされた枠体内に、断熱材が設けら
    れてなる断熱内壁枠であって、 枠体の枠内周面に断熱発泡シートが貼設され、この断熱
    発泡シートの内側に断熱発泡パネルが設けられてなるこ
    とを特徴とする断熱内壁枠。
  2. 【請求項2】 枠組みされた枠体の枠内周面に断熱発泡
    シートを貼設し、この断熱発泡シートの内側に断熱発泡
    パネルを設けることを特徴とする断熱内壁枠の製造方
    法。
JP32644299A 1999-11-17 1999-11-17 断熱内壁枠およびその製造方法 Pending JP2001140377A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021116654A (ja) * 2020-01-29 2021-08-10 積水ハウス株式会社 建築物の断熱構造、建築物及び断熱材の施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021116654A (ja) * 2020-01-29 2021-08-10 積水ハウス株式会社 建築物の断熱構造、建築物及び断熱材の施工方法
JP7380265B2 (ja) 2020-01-29 2023-11-15 積水ハウス株式会社 建築物の断熱構造、建築物及び断熱材の施工方法

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