JP2002264717A - 保冷車のボディ - Google Patents

保冷車のボディ

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JP2002264717A
JP2002264717A JP2001069072A JP2001069072A JP2002264717A JP 2002264717 A JP2002264717 A JP 2002264717A JP 2001069072 A JP2001069072 A JP 2001069072A JP 2001069072 A JP2001069072 A JP 2001069072A JP 2002264717 A JP2002264717 A JP 2002264717A
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JP
Japan
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heat insulating
vacuum heat
slab
panel
insulating material
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JP2001069072A
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English (en)
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Seiichiro Kito
誠一路 木藤
Naotaka Yamamoto
尚孝 山本
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボディの板厚を薄くして収容効率散るを上げ
ると共に、確実な達成が可能な車両用ボディを提供す
る。 【解決手段】 保冷車のボディ10は、シール部530
Cを凹溝520に収容した真空断熱材50とスラブ材7
1を連接し、表面材60,80で挟持して構成する壁部
材で構成される。そして、照明器具40などの器具取り
付け部は表面材60の内側にスラブ材71が位置してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵車両、冷凍車
両等の保冷車両のボディ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両ボディの内部(室内)の温度
管理を必要とする冷蔵車両、冷凍車両において、車両ボ
ディの壁構造として主に断熱材としてのスラブ断熱材
(ウレタン発泡材、スチレン発泡材など)に表面材を積
層した断熱パネルを使用していた。
【0003】そして、車両ボディの壁部材の断熱効果を
向上させるためには、スラブ断熱材の板厚を厚くする方
法がとられていた。しかし、収容効率を上げるために
は、ボディの壁厚はできる限り薄い構成とすることが望
まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はボデ
ィの板厚を薄くして収容効率を上げると共に、確実な保
冷の達成が可能な車両用のボディを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の保冷車のボディ
は、合成樹脂製の連続発泡フォーム材よりなるコア材を
非通気性フイルムで被覆しフイルム端縁をシールしたシ
ール部を有し、該フイルム内を減圧してなる真空断熱材
と、隣接する真空断熱材の間に配設するスラブ材と、真
空断熱材とスラブ材を並設するパネルを挟持する表面材
とを備えた断熱パネルにより構成する。そして、ボディ
壁面に固着する器具の取り付け部は表面材の内側にスラ
ブ材が位置している構成を具備する。
【0006】また、断熱パネルに配設される真空断熱材
は、コア材の合成樹脂フイルムのシール部に対応する部
分に凹溝を有し、コア材を被覆する合成樹脂フイルムの
シール部を該コア材の凹溝に収容している構成を有す
る、また、ボディの側壁に配設する断熱パネルは、真空
断熱材と表面材との間にスラブ材を介在させている構
成、あるいは、少なくともボディ内側に配設される表面
材と真空断熱材との間に介在するスラブ材はその板厚
を、器具取り付け止め具の挿入寸法より厚くする構成を
有している。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面を参
照して説明する。図1は室内の温度管理を必要と冷蔵車
両のボディの断面説明図、図2は冷蔵車両の斜視図であ
る。冷蔵車両1は運転席5とボディ10とが連結されて
いる。ボディ10は床部11、天井板13、および側壁
15よりなり、箱形状をなしている。床部11は横根太
110上に断熱構造のパネル111、および床板113
が積層されている。天井板13は断熱構造のパネルで形
成され、ボディ内側にはエバポレータ30、照明器具4
0等が配設されている。側壁15は、断熱構造のパネル
よりなり、その内側壁面にラッシングレール20が取り
付けられている。
【0008】次に、各ボディ壁面を構成する断熱部材を
詳述する。床部11は収容物の荷重を支持できるよう
に、金属製の板体で形成する横根太110と金属製の床
板113とにより断熱パネル111を挟持している。断
熱パネル111は表面材である外板60と表面材である
内板80との間に断熱機構を配設している。・・・図3
参照床部11の断熱機構は、真空断熱材50を間隙を設
けて並設し、この間隙にスチレンスラブ材70を配設し
ている。
【0009】真空断熱材50は、図4に示すように、ウ
レタン連通フォーム材、またはスチレン連通フォーム材
などのプラスチック製の連通フォーム材よりなるコア材
51と、コア材を被覆する端縁にシール部530を有す
るプラスチックフイルム53と、減圧された真空断熱材
50の内部に浸入するガスを吸着固定する吸着剤55で
構成されている。そして、図面に示す真空断熱材50の
コア材51はその側壁515に凹溝520を凹設してお
り、被覆プラスチックフイルム53のシール部530は
減圧処理時にコア材51の凹溝520内に収容されてい
る。もちろん、シール部が側面に突出する真空断熱材で
あってもよい。
【0010】真空断熱材として、その側面の凹溝520
にシール部530が収容されている真空断熱材50を配
設する場合は、スチレンスラブ材70は間隙を充填でき
る形状を有すればよい。また、シール部が側面に突出す
る真空断熱材を用いた場合は、シール部を破損しないよ
うに保護する必要がある。このように、真空断熱材50
とスチレンスラブ材70とで構成する板状の断熱構造の
上下面に直接内外板60,80を接着などの手段により
固着する。
【0011】ここで、断熱素材毎の熱伝導率を表1に示
す。
【表1】
【0012】この表に示す熱伝導率の値から、従来の断
熱パネルに用いているポリウレタン発泡材、ポリスチレ
ン発泡材などのスラブ材に対して真空断熱材は約1/4
の熱伝導率となっている。すなわち、真空断熱材に変え
てスラブ材を使用すると、同じ断熱効果を持たせるため
には、ボディの壁部材の板厚を約4倍の厚さとする必要
がある。
【0013】このように、真空断熱材50を配設するこ
とにより、断熱効果を有する断熱パネルの板厚を薄く構
成できる。また、床部11の断熱パネル111は、真空
断熱材50を内板、外板よりなる表面材で挟持した薄板
形状で確実な断熱効果を有し、かつ、床部11の断熱パ
ネル111は横根太110と床板113で挟持されてい
るので剛性を有し、車両運行による振動や揺れによる断
熱パネルへの影響が軽減されている。
【0014】次に、天井板13の構成を説明する。・・
・図5、6参照 天井板13は室内に面して配設する表面材である内板6
0と、外気に接する面に配設する表面材である外板80
との間に断熱機構を挟持している。天井板13の断熱機
構としては、床部11に配設する真空断熱材50と同様
な構成を有する部材を用いると共に、隣接する真空断熱
材50の間にスラブ材71を介在させている。そして、
天井板13には照明40およびエバポレータ30が取り
付けられている。そこで、照明40の取り付け構造を図
5により説明する。
【0015】照明部材40はその取り付け部41をリベ
ットなどの止め具45で天井板13に固定している。こ
の場合、リベットなどの止め具45で真空断熱材50を
破損しないように、止め具41は断熱機構のスラブ材7
1が存在する部分に取付ける。予め照明取り付け位置に
は照明器具の取り付けに必要とする大きさのスラブ材7
1を配設している。エバポレータ30もその取り付け部
31をリベットなどの取付け具45で天井板13に固着
しているが、エバポレータ30はその外形寸法が大きい
ので、取り付け個所毎に異なったスラブ材71に取付け
ている。
【0016】天井板は車両走行時の振動、横揺れ等の影
響を受けることが少ないので、内板、外板の表面材に直
接真空断熱材を接着して板厚を薄く構成している。しか
し、照明器具やエバポレータなどの器具を取付ける個所
にはスラブ材を配設して、止め具による真空断熱材のフ
イルムの破損を防止し真空状態を維持させることにより
断熱効果を長期保持させている。
【0017】次に、側壁板15の構成を説明する。・・
・図7参照 側壁板15は室内に面して配設する表面材である内板6
0と、外気に接する面に配設する表面材である外板80
との間に断熱機構を挟持している。側壁板15の断熱機
構は、床部11に配設する真空断熱材50と同様な素材
を用い、この真空断熱材50と内板60との間に内側ス
ラブ材73を介在させ、外板80との間に外側スラブ材
75を介在させている。内板60にはラッシングレール
20が取り付けられている。そこで、内側スラブ材73
はその層厚aをラッシングレール20の取り付け部21
を固着する止め具45の挿入長さ寸法bより厚く形成し
ている。ボディ10の側壁15は車両走行による振動、
横揺れ、および積み荷の接触、衝撃による影響を受け易
く、壁内に配設される真空断熱材50を破断する危惧が
ある。そこで、この側壁15は真空断熱材50をスラブ
材73,75で保護している。
【0018】このように構成するボディ10は断熱パネ
ルに真空断熱材を配設することにより壁の板厚を薄くす
ることができる。さらに、車両の振動、および揺動、あ
るいは積み荷の衝撃などに対して、影響の大きい側壁板
15は真空断熱材50を中央位置に配設し、その内側、
および外側にスラブ材73,75を介在させて真空断熱
材50を保護している。また、床板11および天井板1
3のように車両の移動にあまり影響を受けない部分に
は、内板60、外板80に直接真空断熱材50を配設し
て、その板厚をさらに薄板化させている。
【0019】このように、本発明の保冷車両のボディ1
0は、確実な断熱効果を有し、かつ、床板11および天
井板13、側壁15の板厚を薄板化することができる。
また、車両の移動に影響のある側壁板15には真空断熱
材50をスラブ材で保護することにより、真空断熱材5
0の損傷を軽減させて断熱効果の長期維持を達成させ、
かつ板薄化が達成されている。また、スラブ材73.7
5は緩衝効果と共に、壁面を平坦面とすることができ、
見栄えの良い側壁面を構成する。
【0020】
【発明の効果】本発明の保冷車のボディは、断熱効率を
損なうこと無く壁板の板厚の薄板化を達成でき、収容効
率の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵車の内部の説明図。
【図2】冷蔵車の斜視図。
【図3】床部のパネルの断面説明図。
【図4】真空断熱材の断面図。
【図5】照明器具取り付け部分の天井パネルの断面図。
【図6】エバポレータ取り付け部分の天井パネルの断面
図。
【図7】ラッシングレール取り付け部分の側壁断面説明
図。
【符号の説明】 1 冷蔵車 10 冷蔵車のボディ 11 床部 110 横根太 111 パネル 13 天井板 15 側壁板 20 ラッシングレール 21、31 取り付け部 30 エバポレータ 40 照明 45 止め具 50 真空断熱材 60,80 表面板 70,71 スラブ材 73 内側スラブ材 75 外側スラブ材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱構造のパネルで各壁面を構成し、ボ
    ディ内の冷雰囲気を保持する保冷車のボディにおいて、 断熱パネルは、合成樹脂製の連続発泡フォーム材よりな
    るコア材を非通気性フイルムで被覆しフイルム端縁をシ
    ールしたシール部を有し、該フイルム内を減圧してなる
    真空断熱材と、隣接する真空断熱材の間に配設するスラ
    ブ材と、真空断熱材とスラブ材を並設するパネルを挟持
    する表面材とを備え、ボディ壁面に固着する器具の取り
    付け部は表面材の内側にスラブ材が位置していることを
    特徴とする保冷車のボディ。
  2. 【請求項2】 前記断熱パネルに配設される真空断熱材
    は、コア材の合成樹脂フイルムのシール部に対応する部
    分に凹溝を有し、コア材を被覆する合成樹脂フイルムの
    シール部を該コア材の凹溝に収容していることを特徴と
    する請求項1記載の保冷車のボディ。
  3. 【請求項3】 前記ボディの側壁に配設する断熱パネル
    は、真空断熱材と表面材との間にスラブ材を介在させて
    いることを特徴とする請求項1記載の保冷車のボディ。
  4. 【請求項4】 前記ボディの側壁に配設する断熱パネル
    の、少なくともボディ内側に配設される表面材と真空断
    熱材との間に介在するスラブ材はその板厚を、器具取り
    付け止め具の挿入寸法より厚く構成してなる請求項3記
    載の保冷車のボディ。
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