JP2001139276A - エスカレータの踏み板と櫛歯との間隙測定器 - Google Patents

エスカレータの踏み板と櫛歯との間隙測定器

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JP2001139276A
JP2001139276A JP32519399A JP32519399A JP2001139276A JP 2001139276 A JP2001139276 A JP 2001139276A JP 32519399 A JP32519399 A JP 32519399A JP 32519399 A JP32519399 A JP 32519399A JP 2001139276 A JP2001139276 A JP 2001139276A
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JP
Japan
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scale
gap
contact
comb tooth
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JP32519399A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Suemori
繁之 末森
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エスカレータの踏み板と櫛歯との上下方向間
隙を容易、迅速かつ精度良く測定する。 【解決手段】 ガイド7を畝部13に沿って密接させて
基台2を踏み板11上に載置する。そして基台2を踏み
板11上に傾き無く密着させるとともにスケール3の下
端を溝12の底面に密着させ、この際の基台2の貫通孔
6の縁におけるスケール3の目盛り5の指示値s1を読
みとる。次いで、基台2を踏み板11上に押さえつけた
ままスケール3を上側に引き上げて接触子4の上端を櫛
歯21の下面に接触させ、この際の貫通孔6の端部にお
ける目盛り5の指示値s2を読みとる。二つの指示値か
らスケール3の移動距離s(=s2−s1)を算出し、
この移動距離sに接触子4の上面とスケール3下端との
上下方向寸法dsを加えることにより、溝12の底面と
櫛歯21の下面との間隙の距離d(=s+ds)を算出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータの踏
み板と櫛歯との上下方向の間隙を測定する間隙測定器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、エスカレータ入口における踏
み板の現出部および出口における踏み板の潜入部におい
ては、人および運搬物のスムーズな移行と踏み板潜入部
への異物の巻き込み防止とを目的に、踏み板の溝に所定
の間隔を持って噛み合う櫛歯が設置されている。エスカ
レータ出入口における櫛歯の装着状態を図3に、櫛歯と
踏み板との側断面図を図4に示す。
【0003】櫛歯21の設置に際し、櫛歯21の下面と
踏み板11の溝12の底面との上下方向の間隙dは、所
定の距離に調整される。これは、この間隙dが大きい場
合には、踏み板11の潜入部あるいは現出部において異
物の巻き込みが発生する恐れがあり、逆に小さい場合に
は、踏み板11の製造ばらつきあるいは取付誤差等によ
り踏み板11と櫛歯21とが接触しこの部分において摩
耗を生じる恐れがあるからである。
【0004】従来のこの間隙の測定方法について図5を
参照して説明する。まず、出入口の床板31の縁に一列
に並んで装着された複数の櫛歯21のうちの一つを取り
外し、露出した櫛歯21の側面にけがき棒51により踏
み板11上面のレベルを示すけがき線52を記す。次い
で、このけがき線52が記された櫛歯21を取り外し、
櫛歯21下面とけがき線52との上下方向の距離d1を
測定する。一方で踏み板11の溝12の深さd2を測定
しておき、この溝12の深さから前記櫛歯21下面とけ
がき線52との上下方向距離d1を差し引くことによ
り、櫛歯21と踏み板との上下方向の間隙の距離dを求
める。測定の後、取り外された櫛歯21は床板31に再
び装着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな間隙の測定方法にあっては、櫛歯の脱着作業に手間
がかかるとともに、記したけがき線が櫛歯側面に残存す
るため一度測定を実施した櫛歯においては精度の良い再
測定ができなくなり、またこのために精度の良い間隙測
定を実施できる回数が櫛歯の数により限定されてしまう
という問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本発明
によれば、踏み板の溝の両側の畝部上を架け渡して載置
される基台と、この基台を上下方向に貫通してこの方向
に移動自在に設けられ、下端において基台の下方から櫛
歯下方に突出する接触子を有するスケールと、を含む間
隙測定器を用いて間隙の測定を行うことにより、櫛歯の
脱着およびけがき線による判別が不要となるため、容
易、迅速かつ高精度に間隙の測定を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施
形態の間隙測定器の踏み板への装着の様子を示した斜視
図である。また図2は、本実施形態の間隙測定器の基台
を下側から見た斜視図を示す。
【0008】本実施形態の間隙測定器1は、踏み板11
の溝12の両側の畝部13を架け渡して踏み板11上に
載置される基台2を有する。このように両側の畝部13
に架け渡されることにより溝12に沿う方向に対して垂
直な方向における基台2の安定が確保され、この方向に
おける間隙測定器1の倒れを防止している。また一方、
基台2は、両側の畝部13に対し溝12に沿った所定の
長さ(例えば溝12の幅以上の長さ)の領域において接
触するように構成されている。これにより溝12に沿っ
た方向における間隙測定器1の倒れを防止している。以
上の構成により、基台2は踏み板11上に安定的に載置
され、間隙測定器1の傾きによる測定誤差の発生を防止
している。
【0009】また基台2の底部においては、溝12に沿
った方向に直線状に伸びるガイド7が突出している。基
台2を踏み板11上に載置する際に、このガイド7を畝
部13に沿って密着させることにより、基台2を踏み板
11に対して相対的に位置合わせすることができる。
【0010】基台2には、間隙の測定のために目盛り5
を有したスケール3が、貫通孔6において基台2を上下
方向に移動自在に貫通して設けられている。この貫通部
においてスケール3は例えば矩形断面を有しており、貫
通孔6におけるスケール3の水平方向の回動が規制され
ている。スケール3の下端には、基台2の下方から櫛歯
21下方に向けて突出する接触子4が設けられ、スケー
ル3の上方向への移動によりこの接触子4の上面が櫛歯
21の下面に当接するように構成されている。なお、貫
通孔6とガイド7とは、ガイド7を畝部13に沿って密
着させた際に貫通孔6が両側の畝部13の中間点に配置
される位置関係に配置されるとともに、この接触子4の
突出方向は、基台2の下面に設けられたガイド7と平行
な方向となるように構成されている。このため、基台2
を踏み板11上に載置する際にガイド7を畝部13に沿
って密接させることにより、接触子4を基台2の下から
畝部13に接触することなく溝12底面の中心部におい
て溝12に沿って櫛歯21の下方に突出させることがで
きる。またスケール3の側面には目盛り5が設けられ、
スケール3の上下移動によるスケール3の基台2に対す
る相対的な移動距離は、この目盛り5により読みとるこ
とができる。
【0011】次に、この間隙測定器1を用いた間隙の測
定方法について説明する。まず、上述のように、ガイド
7を畝部13に沿って密接させて基台2を踏み板11上
に載置する。この際、基台2は櫛歯21に乗り上げない
程度に櫛歯21側に近接させて配置し、接触子4が櫛歯
21の下方に配置されるように位置合わせする。そして
基台2を踏み板11上に傾き無く密着させるとともにス
ケール3の下端を溝12の底面に密着させ、この際の基
台2の貫通孔6の縁におけるスケール3の目盛り5の指
示値s1を読みとる。次いで、基台2を踏み板11上に
押さえつけたままスケール3を上側に引き上げて接触子
4の上端を櫛歯21の下面に接触させ、この際の貫通孔
6の端部における目盛り5の指示値s2を読みとる。そ
して、以上の操作により読みとった二つの指示値からス
ケール3の移動距離s(=s2−s1)を算出し、この
移動距離sに接触子4の上面とスケール3下端との上下
方向寸法dsを加えることにより、溝12の底面と櫛歯
21の下面との間隙の距離d(=s+ds)を算出す
る。
【0012】なお、本発明は上述の実施形態に限られる
ものではない。例えば、基台と溝との相対的な位置合わ
せを行うガイドを、基台底面において溝に沿った方向に
沿って複数設けられた突起として構成してもよい。その
際にはこの複数のガイドの配置方向に対して平行に接触
子を設ける。これにより接触子は畝部に接触することな
く溝に沿った方向に配置される。またスケールの目盛り
に隣接した参照目盛りを有するスケールガイドをスケー
ルに沿って設け、この参照目盛りに対するスケールの目
盛りの指示値に基づいてスケールの移動距離が測定可能
となるように構成してもよい。またスケールの上下移動
を電気信号に変換する機構を設け、移動距離を液晶表示
させるようにしてもよいし、この際さらに接触子上面と
スケール下端との上下方向寸法分を予め加算して間隙測
定値を直接表示させるようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
櫛歯を脱着することなく、またけがき棒を使用すること
なく、容易、迅速かつ高精度に踏み板の溝底面と櫛歯下
面との上下方向の間隙を測定することが可能となり、こ
のため、メンテナンスにかかる所要時間を短縮すること
ができるとともに、間隙の測定精度を向上して床下への
異物の混入および巻き込みをより精度良く防止すること
ができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態にかかる間隙測定器
の斜視図である。
【図2】 本発明の第一の実施形態にかかる間隙測定器
の基台を下方から見た斜視図である。
【図3】 エスカレータの出入口の櫛歯の装着状態を示
す斜視図である。
【図4】 踏み板と櫛歯との上下方向の間隙を示す側断
面図である。
【図5】 踏み板と櫛歯との間隙を測定する従来の測定
方法の説明図である。
【符号の説明】
1 間隙測定器、2 基台、3 スケール、4 接触
子、7 ガイド、11踏み板、12 溝、13 畝部、
21 櫛歯。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の溝を有する踏み板とこの溝に所定
    の間隙を持って噛み合う櫛歯との上下方向の間隙を測定
    するエスカレータ用の間隙測定器であって、 前記溝の両側の畝部上を架け渡して載置される基台と、 前記基台を上下方向に貫通してこの方向に移動自在に設
    けられ、下端において基台の下方から櫛歯下方に突出す
    る接触子を有するスケールと、 を含む間隙測定器。
  2. 【請求項2】 前記基台には基台と溝との相対的な位置
    合わせを行うガイドが設けられたことを特徴とする請求
    項1に記載の間隙測定器。
JP32519399A 1999-11-16 1999-11-16 エスカレータの踏み板と櫛歯との間隙測定器 Pending JP2001139276A (ja)

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