JP5506712B2 - 乗客コンベアの乗降口隙間測定ゲージ - Google Patents
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Description
乗客コンベアの乗降口における測定項目として、コムプレートに設置されるコムとステップの踏板との隙間(以下、「乗降口隙間」とも称する)の測定がある。この測定は、詳しくは後述するように、コムと踏板のデマケーションラインとを一致させた状態で、コムの下端と踏板に形成された踏板溝の底部との隙間、又はコムに形成されたコム溝の底部と踏板の上端との隙間を測定することで行われる。また、ステップの駆動ローラが左右の押さえレールに接触するまで持ち上げた状態についても当該隙間が測定される。
図1〜図5に示すように、エスカレータ10は、複数のステップ11が上階フロアと下階フロアとの間を循環する昇降装置である。エスカレータ10には、上階フロアと下階フロアとに、それぞれ乗降口12(図4,5では下階フロアの乗降口12を示す)が設けられ、乗降口12の床下には、ステップチェーンが架渡されるスプロケット等が設置された機械室13が設けられている。なお、機械室13を含む、ステップチェーン等が配置される内部構造部分をトラスと称する。
なお、ステップ11は、乗降口12において、床板23の下に入り込んでスプロケットにより反転される。また、ステップ11のステップ軸18側の端縁には、ステップ11の幅方向に沿ってデマケーションライン14Lが形成されている。
図3に示すように、従来の乗降口隙間の測定は、テーパーゲージ100を用いて実施されていた。具体的には、コム27と踏板14のデマケーションライン14Lとを一致させた状態で、例えば、コム27の下端とデマケーションライン14Lにおける踏板溝17との間にテーパーゲージ100の先端を挿入して測定する。なお、図3では、駆動ローラ19が左右の押さえレール22に接触するまでステップ11を持ち上げた状態で、乗降口隙間を測定する様子を示している。
一方、図5では、点検者がトラス(機械室13)内から乗降口隙間を測定する様子を示している。点検者は、例えば、一方の手でステップ軸18を上方に押し上げ、他方の手でテーパーゲージ100をコム27と踏板14との隙間に挿入して、乗降口隙間を測定する。しかし、床板23上から測定する場合と同様に、テーパーゲージ100を使用しながらステップ11の重量を支えることは容易ではない。また、ステップ11を支えながらテーパーゲージ100の目盛りを読み取ることも容易ではない。
当該構成によれば、例えば、ゲージ基体が固定されるコムプレート又はコムの上端と、測定子の一端が接触する踏板の上端との間隔を容易に測定できる。また、測定子は、ゲージ基体に対してスライドするため、駆動ローラが押さえレールに接触した状態についても当該間隔を容易に測定できる。なお、コムプレート又はコムの上端からコムの下端までの長さ、踏板溝の深さ、及びコム溝の深さ等は予め分かっている。ゆえに、コムプレート又はコムの上端と、踏板の上端との間隔を測定できれば、コムの下端と踏板溝の底部との隙間、又はコム溝の底部と踏板の上端との隙間を算出することができる。
図6に示すように、測定ゲージ50は、コムプレート24に固定可能なゲージ基体51と、ゲージ基体51に対してスライド可能に設けられた測定子52とを備える。測定子52は、ゲージ基体51をコムプレート24に固定した状態において、その一端が踏板14に接触するように構成されている。測定ゲージ50は、コムプレート24に固定されるゲージ基体51に対して、測定子52がスライドすることで、特に、駆動ローラ19が押さえレール22に接触した状態における乗降口隙間を、簡便且つ正確に測定可能な器具である。
図8及び図9は、測定ゲージ50をコム設置部にビス止めして、乗降口隙間を測定する様子を示す図である。図8及び図9では、コム27は測定ゲージ50よりも奥側に設置されたものである。また、測定ゲージ50及びコムプレート24を長さ方向に切断した状態を示しており、踏板14は、踏板溝17の底部で切断した状態を示している。
具体的には、目盛り55を読み取って、測定子52の一端が接触している踏板14の上端からコム27の上端(又はコムプレート24の上端)までの長さX1を取得する。なお、長さX1を測定し易くするために、コム27の上端とゲージ基体51の上面とは同じ高さにあることが好ましい。踏板溝17の溝の深さB、即ち踏板14の上端から踏板溝17の底部までの長さ、及びコム27の上端から下端までの長さCは、予め分かっているので、長さX1が取得されると、乗降口隙間Aを算出することができる。
つまり、A=X1+B−Cで求めることができる。
そして、Aと同様に、AA=X2+B−Cで求めることができる。
図11(a)に示すように、点検者は、例えば、両手でステップ軸18を持ち、駆動ローラ19が押さえレール22に接触するまで持ち上げる。このとき、踏板14に接触している測定子52は、踏板14の上昇と共に上方にスライドする。測定ゲージ50には、ストッパ56が設けられているため、点検者がステップ軸18から手を離しても、踏板14の上昇に対応してスライドした測定子52のスライド位置、即ちゲージ基体51と測定子52との相対的な位置関係は、ストッパ56の機能により保持される。
Claims (5)
- コムプレートに設置されたコムと、ステップの踏板との隙間を測定するための乗客コンベアの乗降口隙間測定ゲージにおいて、
コムプレートに固定されるゲージ基体と、
ゲージ基体に対してスライド可能に設けられた測定子であって、ゲージ基体をコムプレートに固定した状態で一端が踏板に接触する測定子と、
を備えることを特徴とする乗客コンベアの乗降口隙間測定ゲージ。 - 請求項1に記載の乗降口隙間測定ゲージにおいて、
コムプレートの端縁には、複数のコムがそれぞれビス止めされており、
ゲージ基体は、コムプレートのビス孔に対応して形成された貫通孔を有し、コムプレートの端縁にビス止め可能であること特徴とする乗客コンベアの乗降口隙間測定ゲージ。 - 請求項1又は2に記載の乗降口隙間測定ゲージにおいて、
ステップの踏板には、コムのコム溝と噛み合う踏板溝が形成されており、
測定子は、少なくとも踏板に接触する一端において、踏板溝の幅より大きな幅を有することを特徴とする乗客コンベアの乗降口隙間測定ゲージ。 - 請求項1〜3のいずれか1に記載の乗降口隙間測定ゲージにおいて、
ゲージ基体に対して測定子のスライド位置を保持するストッパを備えることを特徴とする乗客コンベアの乗降口隙間測定ゲージ。 - 請求項1〜4のいずれか1に記載の乗降口隙間測定ゲージにおいて、
測定子には、スライド方向に沿って目盛りが設けられていることを特徴とする乗客コンベアの乗降口隙間測定ゲージ。
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