JP2001138859A - ロッククリップ、チャイルドシート、チャイルドシートの固定構造、及びチャイルドシートの固定方法 - Google Patents

ロッククリップ、チャイルドシート、チャイルドシートの固定構造、及びチャイルドシートの固定方法

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JP2001138859A
JP2001138859A JP32492299A JP32492299A JP2001138859A JP 2001138859 A JP2001138859 A JP 2001138859A JP 32492299 A JP32492299 A JP 32492299A JP 32492299 A JP32492299 A JP 32492299A JP 2001138859 A JP2001138859 A JP 2001138859A
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Hiroyuki Tanji
広行 丹治
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャイルドシートの取付作業性を向上する。 【解決手段】 チャイルドシート本体の通し穴に挿通さ
れたシートベルトのタングをバックルに係止した状態
で、ショルダーベルト部の任意の部位に移動自在に取付
られるロッククリップ44を備え、ロッククリップ44
を保持する第1及び第2の保持部を通し穴に形成する。
ロッククリップ44を、互いに枢支された上部及び下部
挟持部材51,52により構成し、ショルダーベルト部
に遊嵌可能とする。下部挟持部材52のレバー71をコ
イルスプリング73で付勢し、ロッククリップ44内の
ショルダーベルト部をレバー71の押圧部で押圧してロ
ック状態を形成する。レバー71をアンロック方向へ回
動操作することにより、押圧部75による押圧状態を解
除し、ロッククリップ44のショルダーベルト43に沿
った移動を許容するアンロック状態を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートベルトをチ
ャイルドシート本体に係止するロッククリップ、チャイ
ルドシート、チャイルドシートの固定構造、及びチャイ
ルドシートの固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のチャイルドシートとしては、シー
トベルトにより車両シートに固定するものが知られてい
る(特開平10−6917号公報参照)。
【0003】このチャイルドシートのチャイルドシート
本体には、シートベルトが挿通される左右に貫通したベ
ルト通し穴が設けられている。これにより、一端が車体
フロアに固定されたシートベルトを前記ベルト通し穴へ
挿通させるとともに、当該シートベルトの中途部に設け
られたタングを、車体に固定されたバックルに係止する
ことにより、チャイルドシートを車両シート上に固定で
きるように構成されている。
【0004】また、チャイルドシート本体のベルト通し
穴の内壁面には、挿通されたシートベルトを挟持した状
態で係止する弾性部材が設けられている。この弾性部材
は、前記シートベルトを挟持する基板部と、該基板部の
一端より延出した加圧板部とからなり、該加圧板部に
は、前記シートベルトの滑り止めを構成する突条部が、
前記シートベルトの伸縮方向に所定間隔をおいて複数設
けられている。これにより、この弾性部材の前記基板部
と前記加圧板部との間へのシートベルトの圧入を容易と
する一方、前記タングにて折り返されるとともにシート
ベルトリトラクタより引き出されたシートベルトの伸縮
方向への移動を阻止し、シートベルトの緩みに起因した
チャイルドシートの固定力の低下を防止できるように構
成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなチャイルドシートの固定構造にあっては、第1に、
シートベルトを挿通する通し穴が小さく、シートベルト
を挿通させにくいという問題点があった。第2に、シー
トベルトをチャイルドシート本体に固定する弾性部材
が、チャイルドシート本体の側方へ開口したベルト通し
穴内に設けられており、この弾性部材にシートベルトを
係止する際には、その係止作業をチャイルドシートの側
部にて行わなければならないといという問題点があっ
た。これらの要因から、チャイルドシートの取付に苦労
を要した。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、チャイルドシートの取付作業性を
向上させることができるロッククリップ、チャイルドシ
ート、チャイルドシートの固定構造、及びチャイルドシ
ートの固定方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1のロッククリップにあっては、シー
トベルトに遊嵌する遊嵌手段と、シートベルトの任意の
位置に係止可能なロック手段と、チャイルドシート本体
に固定される被固定手段と、を備えている。
【0008】すなわち、このロッククリップを用いてチ
ャイルドシートを取り付ける際には、チャイルドシート
に挿通されたシートベルトのショルダーベルト部へ遊嵌
手段により遊嵌する。このとき、ロッククリップは、前
記チャイルドシートと別体からなり、前記ショルダーベ
ルト部の任意の部位に遊嵌されるので、取付が容易な高
位置にて取付作業が行われる。次に、このロッククリッ
プを、ショルダーベルト部に沿ってチャイルドシート側
へ移動し、被固定手段にてチャイルドシートに固定す
る。この状態において、前記ショルダーベルト部を十分
に引張した後、ロック手段によりショルダーベルト部が
係止され、チャイルドシートが固定される。
【0009】また、請求項2のチャイルドシートにおい
ては、シートベルトに遊嵌し、かつ該シートベルトの任
意の位置に係止可能なロッククリップを固定する固定手
段を備えている。
【0010】すなわち、このチャイルドシートを固定す
る際には、チャイルドシートシートに挿通されたシート
ベルトのショルダーベルト部にロッククリップを遊嵌す
る。このとき、ロッククリップは、前記チャイルドシー
トと別体からなり、前記ショルダーベルト部の任意の部
位に遊嵌されるので、請求項1と同様に、取付が容易な
高位置にて取付作業が行われる。次に、このロッククリ
ップを、ショルダーベルト部に沿ってチャイルドシート
側へ移動し、固定手段にてチャイルドシートに固定す
る。この状態において、前記ショルダーベルト部を十分
に引張した後、ショルダーベルト部がロッククリップに
係止され、チャイルドシートが固定される。
【0011】さらに、請求項3のチャイルドシートで
は、前記固定手段が設けられた通し穴の開口面積を拳が
入る大きさに設定した。
【0012】すなわち、前記固定手段が設けられるとと
もにシートベルトが挿通される通し穴は、その開口面積
が、拳が入る大きさに設定されており、この通し穴への
手の挿入が可能となり、シートベルトの挿通作業が容易
に行われる。
【0013】加えて、請求項4のチャイルドシートにあ
っては、拳が入る開口面積を有する通し穴を備えてい
る。
【0014】すなわち、チャイルドシート固定時にシー
トベルトが挿通される通し穴は、その開口面積が、拳が
入る大きさに設定されており、この通し穴への手の挿入
が可能となり、シートベルトの挿通作業が容易に行われ
る。
【0015】さらに、請求項5のチャイルドシートの固
定構造では、シートベルトに遊嵌し、かつ該シートベル
トの任意の位置に係止可能なロッククリップと、チャイ
ルドシートに設けられ、前記ロッククリップを固定可能
なチャイルドシートとからなる。
【0016】すなわち、チャイルドシートを固定する際
には、チャイルドシートシートに挿通されたシートベル
トのショルダーベルト部にロッククリップを遊嵌する。
このとき、ロッククリップは、前記チャイルドシートと
別体からなり、前記ショルダーベルト部の任意の部位に
遊嵌されるので、請求項1と同様に、取付が容易な高位
置にて取付作業が行われる。次に、このロッククリップ
を、ショルダーベルト部に沿ってチャイルドシート側へ
移動してチャイルドシートに固定する。この状態におい
て、前記ショルダーベルト部を十分に引張した後、ショ
ルダーベルト部がロッククリップに係止され、チャイル
ドシートが固定される。
【0017】また、請求項6のチャイルドシートの固定
方法にあっては、チャイルドシートに挿通されたシート
ベルトにロッククリップを遊嵌し、該ロッククリップを
チャイルドシート方向に移動して、該チャイルドシート
に固定するとともに、前記ロッククリップで前記シート
ベルトを係止する。
【0018】すなわち、チャイルドシートを固定する際
には、第1に、チャイルドシートシートに挿通されたシ
ートベルトのショルダーベルト部にロッククリップを遊
嵌する。このとき、ロッククリップは、前記チャイルド
シートと別体からなり、前記ショルダーベルト部の任意
の部位に遊嵌されるので、請求項1と同様に、取付が容
易な高位置にて取付作業が行われる。第2に、このロッ
ククリップを、ショルダーベルト部に沿ってチャイルド
シート側へ移動してチャイルドシートに固定する。この
状態において、前記ショルダーベルト部を十分に引張し
た後、ショルダーベルト部をロッククリップに係止して
チャイルドシートを固定する。
【0019】さらに、請求項7のロッククリップにあっ
ては、チャイルドシート本体又は台座の少なくともいず
れか一方の通し穴に挿通されたシートベルトのタングを
バックルに係止した状態で前記シートベルトのショルダ
ーベルト部を前記チャイルドシート本体に係止するロッ
ククリップであって、一端が枢支され、前記ショルダー
ベルト部の任意の部位を挟む第1及び第2部材と、両部
材の自由端部に設けられ、互いに係脱自在に係合する係
合手段と、前記両部材で前記ショルダーベルト部を挟ん
だ状態で、少なくとも移動を阻止するロック状態及び前
記ショルダーベルト部に沿った移動を許容するアンロッ
ク状態を形成するロック機構と、を備えている。
【0020】すなわち、このロッククリップを用いてチ
ャイルドシートを取り付ける際には、チャイルドシート
の一側部にて車体に固定されたシートベルトの中途部
を、チャイルドシート本体又は台座の通し穴へ挿通した
後、シートベルトの中途部に設けられたタングを、前記
チャイルドシートの他側部に設けられたバックルに係止
する。次に、前記タングにて折り返されるとともにシー
トベルトリトラクタに引出可能に巻き取られたシートベ
ルトのショルダーベルト部を、ロッククリップの第1及
び第2部材で挟むとともに両部材の自由端部に設けられ
た係合手段を係合させ、当該ロッククリップをショルダ
ーベルト部に取り付ける。このとき、このロッククリッ
プは、前記チャイルドシートと別体からなり、前記ショ
ルダーベルト部の任意の部位に取付可能に構成されてい
るため、取付が容易な高位置にて取付作業が行われる。
【0021】また、前記ロッククリップには、ショルダ
ーベルト部に沿って移動を阻止するロック状態及び移動
を許容するアンロック状態を形成するロック機構が設け
られており、このロック機構による前記アンロック状態
を維持しつつ、当該ロッククリップを、ショルダーベル
ト部に沿ってチャイルドシート側へ移動し、チャイルド
シート本体に係止する。この状態において、前記ショル
ダーベルト部を十分に引張した後、前記ロック機構によ
りロック状態を形成する。これにより、前記シートベル
トリトラクタより引出可能なシートベルトは、車体に固
定された一端から前記タングにて折り返され前記ロック
クリップに達するまでの範囲において引張状態を維持す
ることができ、シートベルトの緩みに起因したチャイル
ドシートの固定力の低下を防止することができる。
【0022】そして、取り外し時には、前記ロック機構
によりアンロック状態を形成する。これにより、前記ロ
ッククリップのショルダーベルト部に沿った移動が許容
されるので、当該ロッククリップは、取り外し作業が容
易な高位置まで移動された後取り外される。
【0023】また、請求項8のロッククリップでは、前
記両部材の前記係合手段を係合させた状態で前記両部材
に外嵌するコ字状の固定具をさらに備えている。
【0024】すなわち、前記ロッククリップをショルダ
ーベルト部に取り付けた状態において、前記ロッククリ
ップの両部材にコ字状の固定具を外嵌させる。すると、
両部材は、コ字状の固定具によって不用意な口開きが防
止される。
【0025】さらに、請求項9のロッククリップにおい
ては、前記ロック機構を、前記両部材のいずれかに回動
自在に支持され、該ロッククリップ内の前記ショルダー
ベルト部を押圧する押圧部が設けられたレバーと、前記
押圧部が前記ショルダーベルト部を押圧する方向へ前記
レバーを付勢して前記ロック状態を形成する付勢手段と
により構成する一方、前記固定具に側方へ延出する延出
部を形成し、前記レバーをアンロック方向へ回動操作す
る際に当該レバーの自由端部が近接する前記固定具の部
位に前記延出部を設けた。
【0026】すなわち、前記ロッククリップに設けられ
たロック機構は、付勢手段によりロック方向へ付勢され
たレバーを備え、このレバーをアンロック方向へ回動操
作する際に当該レバーの自由端部が近接する前記固定具
の部位には、側方へ延出する延出部が形成されている。
このため、前記レバーを操作する際には、当該レバーの
自由端部と前記延出部とに指を掛け、レバーが回動操作
される。
【0027】そして、請求項10のチャイルドシートの
固定構造にあっては、チャイルドシート本体又は台座の
少なくともいずれか一方の通し穴に挿通されたシートベ
ルトのタングをバックルに係止した状態で、前記チャイ
ルドシート本体が固定されるとともに、前記シートベル
トのショルダーベルト部が前記チャイルドシート本体に
係止されるチャイルドシートの固定構造において、一端
が枢支され前記ショルダーベルト部の任意の部位を挟む
第1及び第2部材、及び両部材の自由端部に設けられ互
いに係脱自在に係合する係合手段、並びに前記両部材で
前記ショルダーベルト部を挟んだ状態で少なくとも移動
を阻止するロック状態及び前記ショルダーベルト部に沿
った移動を許容するアンロック状態を形成するロック機
構を有したロッククリップと、該ロッククリップの前記
係合手段を係合させた状態で前記両部材に外嵌するコ字
状の固定具と、前記チャイルドシート本体に設けられ、
前記ロッククリップを保持した状態で該ロッククリップ
のバックル側への移動を阻止する保持部と、を備えてい
る。
【0028】すなわち、チャイルドシートを取り付ける
際には、チャイルドシートの一側部にて車体に固定され
たシートベルトの中途部を、チャイルドシート本体又は
台座の通し穴へ挿通した後、シートベルトの中途部に設
けられたタングを、前記チャイルドシートの他側部に設
けられたバックルに係止する。次に、前記タングにて折
り返されるとともにシートベルトリトラクタに引出可能
に巻き取られた前記シートベルトのショルダーベルト部
を、ロッククリップの第1及び第2部材で挟むとともに
両部材の自由端部に設けられた係合手段を係合させ、当
該ロッククリップをショルダーベルト部に取り付ける。
このとき、このロッククリップは、前記チャイルドシー
トと別体からなり、前記ショルダーベルト部の任意の部
位に取付可能に構成されているため、取付が容易な高位
置にて取付作業が行われる。この状態において、前記ロ
ッククリップの両部材にコ字状の固定具を外嵌させる。
すると、両部材は、コ字状の固定具によって不用意な口
開きが防止される。
【0029】また、前記ロッククリップには、少なくと
もシートベルトリトラクタ側への移動を阻止するロック
状態及びショルダーベルト部に沿った移動を許容するア
ンロック状態を形成するロック機構が設けられており、
このロック機構による前記アンロック状態を維持しつ
つ、当該ロッククリップを、ショルダーベルト部に沿っ
てチャイルドシート側へ移動し、チャイルドシート本体
に設けられた保持部に保持する。すると、前記ロックク
リップのバックル側への移動が阻止される。この状態に
おいて、前記ショルダーベルト部を十分に引張した後、
前記ロック機構によりロック状態を形成する。これによ
り、前記シートベルトリトラクタより引出可能なシート
ベルトは、車体に固定された一端から前記タングにて折
り返され前記ロッククリップに達するまでの範囲におい
て、引張状態を維持することができ、シートベルトの緩
みに起因したチャイルドシートの固定力の低下を防止す
ることができる。
【0030】そして、取り外し時には、前記ロック機構
によりアンロック状態を形成する。これにより、前記ロ
ッククリップのショルダーベルト部に沿った移動が許容
されるので、当該ロッククリップは、取り外し作業が容
易な高位置まで移動された後取り外される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるロッ
ククリップ及び固定構造を備えたチャイルドシート1を
示す図であり、チャイルドシート1が、図外のシートベ
ルトリトラクタより巻き取り可能に引き出されたシート
ベルト2によって車両シート3上に固定された状態が示
されている。
【0032】このチャイルドシート1は、前記車両シー
ト3のシートクッション11に載置される台座としての
ベース12と、該ベース12に支持され、幼児用の座席
を形成するチャイルドシート本体13とからなる。前記
ベース12は、図2に示すように、ベース本体14と、
該ベース本体14の両側部に設けられた側壁部材15,
15とからなり、該側壁部材15上縁より内側へ向けて
形成された屈曲部16と前記ベース本体14の上面との
間にはスライド溝17,17が形成されている。前記ベ
ース本体14の前端部には、中途部が金属バー18によ
って支持されたリクライニングレバー19が軸支されて
おり、該リクライニングレバー19の後端部には、上方
へ突出した爪20,20が形成されるとともに、図外の
スプリングによって、この爪20,20が上方へ向けて
付勢されている。
【0033】前記チャイルドシート本体13は、図3に
示すように、前方開口形状に形成された骨格部材21
と、該骨格部材21内に収容される図外のクッション材
と、該クッション材を覆おうカバー22とにより構成さ
れている。前記骨格部材21の底面には、円弧状に形成
された一対のベース取付部21aが左右側部に形成され
ており、両ベース取付部21aには、前記ベース12の
スライド溝17,17内にスライド自在に内嵌されるガ
イド条23が形成されているとともに、その下面には、
前記爪20,20が挿入される挿入部が複数設けられて
いる(図示せず)。また、前記骨格部材21と前記ベー
ス取付部21aとの間には、左右に貫通する扇状の通し
穴24が形成されており、該通し穴24の開口面積は拳
が入る大きさに設定されている。該通し穴24の前部に
は、固定手段である第1のロッククリップガイド25
が、当該通し穴24の前壁26に沿って立設されてお
り、この第1のロッククリップガイド25と前記前壁2
6との間には、上方開口状の第1の保持部27が、チャ
イルドシート本体13の左右のそれぞれに形成されてい
る。また、前記通し穴24の後部には、第2のロックク
リップガイド28が、当該通し穴24の上面29に沿っ
て延出されており、この第2のロッククリップガイド2
8と前記上面29との間には、前方開口状の第2の保持
部30がチャイルドシート本体13の左右のそれぞれに
形成されている。
【0034】そして、前記チャイルドシート1は、図1
に示したように、前記通し穴24に挿通されたシートベ
ルト2中途部のタング41を、車体に設けられたバック
ル42に係止した状態で、前記タング41からシートベ
ルトリトラクタまでの間に位置するショルダーベルト部
43の任意の部位に挟持した状態で、当該ショルダーベ
ルト部43に沿って移動自在に取付られる図4に示すよ
うなロッククリップ44を備えている。このロッククリ
ップ44は、前記ショルダーベルト部43に沿って前記
チャイルドシート本体13側へ移動された際に、図3に
示した第1又は第2の保持部27,30内に挿入された
状態で保持される外形寸法に形成されており、このロッ
ククリップ44には、いずれかの保持部27,30に保
持された状態で、各保持部27,30の端部に当接して
前記タング41側へのさらなる移動を阻止するフランジ
45,45が形成されている(図4参照)。
【0035】すなわち、前記ロッククリップ44は、図
4に示したように、被固定手段である一対の上部部材5
1と下部部材52とを備えてなり、該下部部材52の一
端部には、図5及び図6に示すように、側方へ突出した
突出片53,53の間に回転軸54が一体形成されてい
る。前記上部部材51の一端部には、図7及び図8に示
すように、前記下部部材52の回転軸54を回転自在に
保持する円弧状の軸受け55が突設されており、該軸受
け55の上部には、当該軸受け55に内嵌された前記回
転軸54の不用意な抜けを阻止する突出部56,56が
突設されている。これにより、前記両部材51,52
は、前記回転軸54及び軸受け55によって回動自在に
枢支され、シートベルト2に遊嵌可能な本発明の遊嵌手
段を形成している。
【0036】また、前記下部部材52の自由端部には、
図6に示したように、矩形状の被係合部61が突設され
ており、前記上部部材51の自由端部には、図7及び図
8に示したように、前記被係合部61に係脱自在に係合
する係合フック62がコ字状突出部63を介して形成さ
れている(図7参照)。これにより、両部材51,52
間に前記ショルダーベルト部43を挟むとともに、両部
材51,52の自由端部に設けられた被係合部61と係
合フック62を係合させることによって、前記ショルダ
ーベルト部43を両部材51,52間に遊嵌した状態で
取り付けられるように構成されている。
【0037】そして、前記下部部材52には、図4に示
したように、レバー71がロッククリップ44より突出
した状態で軸ピン72により軸支されており、この軸ピ
ン72には、付勢部材としてのコイルスプリング73が
外嵌され、前記レバー71を、図9中に矢示したロック
方向74へ向けて付勢するように構成されている。前記
レバー71の基端には、複数の爪歯を有してなる押圧部
75が形成されており、該押圧部75に対向した前記上
部部材51の内側面の部位にも、複数の爪歯が形成され
てなる被押圧部76が形成されている。前記レバー71
に形成された前記押圧部75における爪歯は、レバー7
1先端側へ向かうに従って当該レバー71の回転中心か
ら離れる位置に形成されており、当該レバー71が前記
ロック方向74へ付勢された状態で、前記押圧部75の
爪歯と、前記上部部材51に形成された被押圧部76の
爪歯との離間距離が狭まるように構成されている。これ
により、前記レバー71の押圧部75がロッククリップ
44内のショルダーベルト部43を前記被押圧部76へ
向けて押圧し、前記ロッククリップ44の前記シートベ
ルトリトラクタ側、つまり図9中矢印77で示す左方へ
の移動を阻止するロック状態が形成されるように構成さ
れている。また、前記レバー71が、図9中に矢示した
アンロック方向78へ向けて回動された際には、前記押
圧部75の爪歯と前記被押圧部76の爪歯との離間距離
が広がるように構成されており、前記レバー71を前記
アンロック方向78へ操作することによって、前記押圧
部75と被押圧部76とによる前記ショルダーベルト部
43の押圧状態を解除し、前記ロッククリップ44の前
記ショルダーベルト部43に沿った移動を許容するアン
ロック状態を形成できるように構成されている。これら
レバー71の押圧部75及び上部部材51の被押圧部7
6によってロック機構79が形成されている。
【0038】そして、前記下部部材52の下面には、図
6に示したように、前記フランジ45に沿って下面突条
部81が延設されており、前記上部部材51の上面に
は、図7に示したように、前記フランジ45に沿って下
面突条部82が延設されている。これにより、前記上部
及び下部部材51,52の両フランジ45,45と前記
各突条部81,82との間には、案内溝83,83が形
成されており、該案内溝83には、図10に示すような
固定具84が嵌着されるように構成されている。
【0039】この固定具84は、金属製であり、ほぼ平
行して延在する上辺部91及び下辺部92と両辺部9
1,92を端部にて連設する連設部93とにより形成さ
れている。これにより、一方へ向けて開口したコ字状に
形成されており、その開口幅94は、前記両部材51,
52の自由端部に設けられた係合フック62を被係合部
61に係合した状態において両部材51,52に外嵌す
る幅寸法に設定されている。そして、前記固定具84の
下辺部92には、下方に延出した半円形状の延出部95
が形成されており、この延出部95が前記下部部材52
に位置するように外嵌させることによって、前記レバー
71をアンロック方向78へ回動操作した際に当該レバ
ー71の自由端部が前記延出部95に近接するように、
前記固定具84の延出部95を配置できるように構成さ
れている。
【0040】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、チャイルドシート1を助手席を形成する車両シート
3に取り付ける際には、図11に示すように、一端がチ
ャイルドシート1の左側部にて車体に固定されたシート
ベルト2の中途部を、チャイルドシート本体13の骨格
部材21に形成された通し穴24より挿通した後、前記
シートベルト2の中途部に設けられたタング41を、前
記チャイルドシート1の右側部にて車体に固定されたバ
ックル42に係止する。この際に、前記シートベルト2
が第1のロッククリップガイド25に掛からないように
注意する。このとき、前記通し穴24の開口面積は、拳
が入る大きさに設定されており、この通し穴24への手
の挿入が可能となる。これにより、前記シートベルト2
の挿通作業を容易に行うことができるので、チャイルド
シート1の取付作業性の向上に寄与することができる。
次に、タング41にて折り返されるとともにシートベル
トリトラクタに巻き取られる前記シートベルト2のショ
ルダーベルト部43にロッククリップ44を挟んだ状態
で遊嵌させる。
【0041】具体的には、図12に示すように、先ず、
ロッククリップ44より固定具84をスライドさせて取
り外す。このとき、固定具84には、下方へ延出する延
出部95が形成されているので、この延出部95を把持
して固定具84の取り外し作業を行うことができる。そ
して、ロッククリップ44を構成する上部部材51の係
合フック62と下部部材52の被係合部61との係合状
態を解除し、両部材51,52を、図13に示すよう
に、その自由端部側にて開口させる。次に、下部部材5
1上に前記ショルダーベルト部43を配置するととも
に、下部部材52に設けられたレバー71がシートベル
トリトラクタ側を向くようにセットし、図14に示すよ
うに、レバー71をアンロック方向78へ押し下げなが
ら、上部部材51の係合フック62を下部部材52の被
係合部61に係合させ、両部材51,52間に前記ショ
ルダーベルト部43を挟んで取り付ける。
【0042】このように、前記両部材51,52を備え
てなるロッククリップ44は、前記チャイルドシート1
と別体からなり、前記ショルダーベルト部43の任意の
部位に取り付けられるように構成されている。このた
め、取付が容易な高位置にて取付作業を行うことができ
る。
【0043】この状態において、図15に示すように、
両部材51,52に前記固定具84を外嵌させる。する
と、両部材51,52は、前記固定具84によって上下
より挟持され、不用意な口開きを防止することができ
る。これにより、ショルダーベルト部43からのロック
クリップ44の不用意な外れを防止することができ、チ
ャイルドシート1の固定性を向上させることができる。
このとき、前記両部材51,52の各フランジ45,4
5と各突条部81,82との間には、案内溝83,83
が形成されており(図6及び図7参照)、前記固定具8
4を、この案内溝83,83に沿って案内することがで
きるので、案内溝83,83が形成されていない場合と
比較して、固定具84の取付作業を容易とするととも
に、その固定位置を定めることができる。また、固定具
84には、下方へ延出する延出部95が形成されている
ので、この延出部95を把持して固定具84の取付を行
うことができる。
【0044】そして、前記ショルダーベルト部43を、
図16に示すように、チャイルドシート本体13の通し
穴24に設けられた第2の保持部30内にセットした
後、前記ロッククリップ44のレバー71を押圧操作し
てアンロック状態を維持しつつ、当該ロッククリップ4
4を、ショルダーベルト部43に沿ってチャイルドシー
ト1側へ移動し、図17に示すように、チャイルドシー
ト本体13の通し穴24に設けられた第2の保持部30
に挿入した状態で保持する。
【0045】このとき、前記ロッククリップ44に外嵌
された固定具84には、図16に示したように、下方に
延出する延出部95が形成されており、この延出部95
が下部部材52側となるうように設けられ、前記レバー
71をアンロック方向78へ回動操作した際に当該レバ
ー71の自由端部が前記延出部95に近接するように配
置されている。このため、前記レバー71をアンロック
操作する際には、当該レバー71の自由端部と前記固定
具84の延出部95とに指を掛け、レバー71の回動操
作を行うことができる。よって、固定具84に延出部9
5が形成されていない場合と比較して、レバー71の操
作性を高めることができる。
【0046】また、この保持状態において、図17に示
したように、前記ロッククリップ44は、そのフランジ
45が第2の保持部30の端部に当接することによっ
て、前記バックル42及びタング41側への移動が阻止
される。この状態において、前記レバー71を押圧操作
して前記アンロック状態を維持しつつ、前記ショルダー
ベルト部43を引張する。これにより、前記シートベル
トリトラクタより引出可能なシートベルト2は、車体に
固定された一端から前記タング41にて折り返され前記
ロッククリップ44に達するまでの範囲において、引張
状態を維持することができ、シートベルト2の緩みに起
因したチャイルドシート1の固定力の低下を防止するこ
とができる。
【0047】一方、チャイルドシート1取り外し時に
は、前記レバー71を押圧してアンロック状態を形成
し、前記ロッククリップ44を、ショルダーベルト部4
3に沿ってシートベルトリトラクタ側へ移動し、取り外
しが容易な高位置まで移動する。そして、前記固定具8
4を外すとともに、ロッククリップ44を構成する上部
部材51と下部部材52を開口させ、当該ロッククリッ
プ44をショルダーベルト部43より取り外す。
【0048】このうように、取付状態のロッククリップ
44をショルダーベルト部43に沿って移動することが
できるので、前記ショルダーベルト部43への前記ロッ
ククリップ44の脱着作業を、脱着容易な高位置にて行
うことができる。したがって、シートベルト2をチャイ
ルドシート本体13に固定する弾性部材がチャイルドシ
ート本体13の側方へ開口した通し穴24内に設けら
れ、この弾性部材にシートベルト2を係止する際に、そ
の係止作業をチャイルドシート1側部にて行わなければ
ならなかった従来と比較して、チャイルドシート1の脱
着作業性を向上することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
ロッククリップにあっては、シートベルトのショルダー
ベルト部に取り付けた状態で該ショルダーベルト部に沿
って移動することができるので、ロッククリップの脱着
作業を、脱着が容易な高位置にて行うことができる。し
たがって、シートベルトをチャイルドシートに固定する
弾性部材が、チャイルドシートのベルト通し穴内に設け
られ、この弾性部材にシートベルトを係止する際に、そ
の係止作業をチャイルドシート側部にて行わなければな
らなかった従来と比較して、チャイルドシートの脱着作
業性を向上させることができる。
【0050】また、請求項2のチャイルドシートにおい
ても、請求項1と同様に、ショルダーベルト部に取り付
けられるロッククリップを、取付が容易な高位置にて取
付作業を行うことができ、チャイルドシートの取付作業
性を向上させることができる。
【0051】さらに、請求項3のチャイルドシートで
は、前記固定手段が設けられるとともにシートベルトが
挿通される通し穴は、その開口面積が、拳が入る大きさ
に設定されており、この通し穴への手の挿入が可能とな
る。これにより、前記シートベルトの挿通作業を容易に
行うことができるので、チャイルドシートの取付作業性
をさらに向上させることができる。
【0052】加えて、請求項4のチャイルドシートにあ
っては、チャイルドシート固定時にシートベルトが挿通
される通し穴は、その開口面積が、拳が入る大きさに設
定されており、この通し穴への手の挿入が可能となる。
これにより、前記シートベルトの挿通作業を容易に行う
ことができるので、通し穴が小さく、シートベルトを挿
通させにくい従来と比較して、チャイルドシートの取付
作業性を向上させることができる。
【0053】さらに、請求項5のチャイルドシートの固
定構造にあっても、請求項1と同様に、ショルダーベル
ト部に取り付けられるロッククリップを、取付が容易な
高位置にて取付作業を行うことができ、チャイルドシー
トの取付作業性を向上させることができる。
【0054】また、請求項6のチャイルドシートの固定
方法における手順によりチャイルドシートを固定するこ
とによって、請求項1と同様に、ショルダーベルト部に
取り付けられるロッククリップを、取付が容易な高位置
にて取付作業を行うことができる。これにより、チャイ
ルドシート本体の側方にてシートベルトの係止作業を行
わなければならなかった従来と比較して、チャイルドシ
ートの取付作業性を向上させることができる。
【0055】さらに、請求項7のロッククリップにあっ
ては、シートベルトに取り付けたロッククリップを、シ
ョルダーベルト部に沿って移動することができるので、
ロッククリップの脱着作業を、脱着が容易な高位置にて
行うことができ、請求項1と同様に、チャイルドシート
の脱着作業性を向上させることができる。
【0056】また、請求項8のロッククリップでは、該
ロッククリップを構成する両部材にはコ字状の固定具を
外嵌させることによって両部材の不用意な口開きを防止
することができる。これにより、ショルダーベルト部か
らの不用意な外れを確実に防止することができ、チャイ
ルドシートの固定性をさらに向上させることができる。
【0057】さらに、請求項9のロッククリップにおい
ては、ロッククリップのレバーをアンロック操作する際
に、当該レバーの自由端部と、ロッククリップに外嵌す
る固定具の延出部とに指を掛け、レバーを回動操作する
ことができる。よって、固定具に延出部が形成されてい
ない場合と比較して、レバーの操作性を高めることがで
きる。また、前記延出部は、前記ロッククリップへの脱
着時に把持することができ、固定具の脱着性をも向上さ
せることができる。
【0058】そして、請求項10のチャイルドシートの
固定構造にあっては、シートベルトに取り付けたロック
クリップを、ショルダーベルト部に沿って移動すること
ができるので、ロッククリップの脱着作業を、脱着が容
易な高位置にて行うことができ、請求項1と同様に、チ
ャイルドシートの脱着作業性を向上させることができ
る。また、前記ロッククリップを構成する両部材にはコ
字状の固定具が外嵌されるので、請求項8と同様に、両
部材の不用意な口開きを防止することができ、ショルダ
ーベルト部からの不用意な外れを確実に防止し、チャイ
ルドシートの固定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態にかかるベースを示す斜視図であ
る。
【図3】同実施の形態にかかるチャイルドシート本体を
示す斜視図である。
【図4】同実施の形態にかかるロッククリップを示す分
解斜視図である。
【図5】同実施の形態にかかる下部部材を示す正面図で
ある。
【図6】同実施の形態にかかる下部部材を示す底面図で
ある。
【図7】同実施の形態にかかる上部部材を示す平面図で
ある。
【図8】同実施の形態にかかる下部部材を示す正面図で
ある。
【図9】図8のA−A断面に相当する要部の拡大図であ
る。
【図10】同実施の形態にかかる固定具を示す斜視図で
ある。
【図11】同実施の形態にかかるチャイルドシートを固
定する手順を示す説明図である。
【図12】図11に続くチャイルドシートを固定する手
順を示す説明図である。
【図13】図12に続くチャイルドシートを固定する手
順を示す説明図である。
【図14】図13に続くチャイルドシートを固定する手
順を示す説明図である。
【図15】図14に続くチャイルドシートを固定する手
順を示す説明図である。
【図16】図15に続くチャイルドシートを固定する手
順を示す説明図である。
【図17】図16に続くチャイルドシートを固定する手
順を示す説明図である。
【符号の説明】
1 チャイルドシート 2 シートベルト 3 車両シート 12 ベース(台座) 13 チャイルドシート本体 24 通し穴 27 第1の保持部 30 第2の保持部 41 タング 42 バックル 43 ショルダーベルト部 44 ロッククリップ 51 上部部材 52 下部部材 61 係合フック 62 被係合部 71 レバー 73 コイルスプリング(付勢部材) 74 ロック方向 75 押圧部 76 被押圧部 78 アンロック方向 79 ロック機構 84 固定具 95 延出部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルトに遊嵌する遊嵌手段と、 シートベルトの任意の位置に係止可能なロック手段と、 チャイルドシート本体に固定される被固定手段と、 を備えたことを特徴とするロッククリップ。
  2. 【請求項2】 シートベルトに遊嵌し、かつ該シートベ
    ルトの任意の位置に係止可能なロッククリップを固定す
    る固定手段を備えたことを特徴とするチャイルドシー
    ト。
  3. 【請求項3】 前記固定手段が設けられた通し穴の開口
    面積を拳が入る大きさに設定したことを特徴とする請求
    項2記載のチャイルドシート。
  4. 【請求項4】 拳が入る開口面積を有する通し穴を備え
    たことを特徴とするチャイルドシート。
  5. 【請求項5】 シートベルトに遊嵌し、かつ該シートベ
    ルトの任意の位置に係止可能なロッククリップと、 チャイルドシートに設けられ、前記ロッククリップを固
    定可能なチャイルドシートと、 からなることを特徴とするチャイルドシートの固定構
    造。
  6. 【請求項6】 チャイルドシートに挿通されたシートベ
    ルトにロッククリップを遊嵌し、該ロッククリップをチ
    ャイルドシート方向に移動して、該チャイルドシートに
    固定するとともに、前記ロッククリップで前記シートベ
    ルトを係止することを特徴とするチャイルドシートの固
    定方法。
  7. 【請求項7】 チャイルドシート本体又は台座の少なく
    ともいずれか一方の通し穴に挿通されたシートベルトの
    タングをバックルに係止した状態で前記シートベルトの
    ショルダーベルト部を前記チャイルドシート本体に係止
    するロッククリップであって、 一端が枢支され、前記ショルダーベルト部の任意の部位
    を挟む第1及び第2部材と、 両部材の自由端部に設けられ、互いに係脱自在に係合す
    る係合手段と、 前記両部材で前記ショルダーベルト部を挟んだ状態で、
    少なくとも移動を阻止するロック状態及び前記ショルダ
    ーベルト部に沿った移動を許容するアンロック状態を形
    成するロック機構と、 を備えたことを特徴とするロッククリップ。
  8. 【請求項8】 前記両部材の前記係合手段を係合させた
    状態で前記両部材に外嵌するコ字状の固定具をさらに備
    えたことを特徴とする請求項7記載のロッククリップ。
  9. 【請求項9】 前記ロック機構を、 前記両部材のいずれかに回動自在に支持され、該ロック
    クリップ内の前記ショルダーベルト部を押圧する押圧部
    が設けられたレバーと、 前記押圧部が前記ショルダーベルト部を押圧する方向へ
    前記レバーを付勢して前記ロック状態を形成する付勢手
    段とにより構成する一方、 前記固定具に側方へ延出する延出部を形成し、前記レバ
    ーをアンロック方向へ回動操作する際に当該レバーの自
    由端部が近接する前記固定具の部位に前記延出部を設け
    たことを特徴とする請求項8記載のロッククリップ。
  10. 【請求項10】 チャイルドシート本体又は台座の少な
    くともいずれか一方の通し穴に挿通されたシートベルト
    のタングをバックルに係止した状態で、前記チャイルド
    シート本体が固定されるとともに、前記シートベルトの
    ショルダーベルト部が前記チャイルドシート本体に係止
    されるチャイルドシートの固定構造において、 一端が枢支され前記ショルダーベルト部の任意の部位を
    挟む第1及び第2部材、及び両部材の自由端部に設けら
    れ互いに係脱自在に係合する係合手段、並びに前記両部
    材で前記ショルダーベルト部を挟んだ状態で少なくとも
    移動を阻止するロック状態及び前記ショルダーベルト部
    に沿った移動を許容するアンロック状態を形成するロッ
    ク機構を有したロッククリップと、 該ロッククリップの前記係合手段を係合させた状態で前
    記両部材に外嵌するコ字状の固定具と、 前記チャイルドシート本体に設けられ、前記ロッククリ
    ップを保持した状態で該ロッククリップのバックル側へ
    の移動を阻止する保持部と、 を備えたことを特徴とするチャイルドシートの固定構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108099705A (zh) * 2017-12-29 2018-06-01 好孩子儿童用品有限公司 一种儿童安全座椅
CN113276735A (zh) * 2021-04-13 2021-08-20 宁波宝贝第一母婴用品有限公司 便捷式约束系统

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