JP2001138605A - プリンタ - Google Patents
プリンタInfo
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- JP2001138605A JP2001138605A JP32172899A JP32172899A JP2001138605A JP 2001138605 A JP2001138605 A JP 2001138605A JP 32172899 A JP32172899 A JP 32172899A JP 32172899 A JP32172899 A JP 32172899A JP 2001138605 A JP2001138605 A JP 2001138605A
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- JP
- Japan
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- print data
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排紙ビンがフルになったとしても、必ずしも
使用不能にならずに済むプリンタを、提供する。 【解決手段】 マルチビンユニット18は複数の排紙ビ
ンBを有し、印刷データはそのうち出力先とする排紙ビ
ンBを指定する出力先情報を含む。主制御部10は、取
得した印刷データの出力先情報が指定する排紙ビンBに
対応するセンサがフルを検出していない場合、この印刷
データを印刷エンジン16により用紙に印刷させて、当
該排紙ビンBへ出力させ、前記センサがフルを検出して
いる場合、取得した印刷データを印刷させずに待機させ
ておくとともに、前記センサによるフル検出が解除され
ると待機させておいた印刷データを印刷エンジン16に
より用紙に印刷させて、当該排紙ビンBへ出力させる。
使用不能にならずに済むプリンタを、提供する。 【解決手段】 マルチビンユニット18は複数の排紙ビ
ンBを有し、印刷データはそのうち出力先とする排紙ビ
ンBを指定する出力先情報を含む。主制御部10は、取
得した印刷データの出力先情報が指定する排紙ビンBに
対応するセンサがフルを検出していない場合、この印刷
データを印刷エンジン16により用紙に印刷させて、当
該排紙ビンBへ出力させ、前記センサがフルを検出して
いる場合、取得した印刷データを印刷させずに待機させ
ておくとともに、前記センサによるフル検出が解除され
ると待機させておいた印刷データを印刷エンジン16に
より用紙に印刷させて、当該排紙ビンBへ出力させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータに接
続され、該コンピュータからの印刷指示を受けて媒体に
印刷を行うプリンタに関する。
続され、該コンピュータからの印刷指示を受けて媒体に
印刷を行うプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタは、ホスト・パーソナ
ル・コンピュータ(以下、HOSTと略記)から送られ
た印刷データを受信し、この印刷データを解析したうえ
で用紙に対して印刷を行い、印刷済みの用紙(ドキュメ
ント)を排紙ビンへ排出する。排紙ビンにはフルセンサ
が設けられており、この排紙ビンに対して所定量以上の
用紙が出力されると、そのフルセンサは当該排紙ビンが
フルになったことを検知する。すると、プリンタはエラ
ー状態となって処理を中止する。
ル・コンピュータ(以下、HOSTと略記)から送られ
た印刷データを受信し、この印刷データを解析したうえ
で用紙に対して印刷を行い、印刷済みの用紙(ドキュメ
ント)を排紙ビンへ排出する。排紙ビンにはフルセンサ
が設けられており、この排紙ビンに対して所定量以上の
用紙が出力されると、そのフルセンサは当該排紙ビンが
フルになったことを検知する。すると、プリンタはエラ
ー状態となって処理を中止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにエラー状態
となったプリンタに処理を再開させるためには、管理者
又は利用者は、フルになった排紙ビンから用紙を取り除
いたうえで、そのエラー状態を解除しなければならな
い。
となったプリンタに処理を再開させるためには、管理者
又は利用者は、フルになった排紙ビンから用紙を取り除
いたうえで、そのエラー状態を解除しなければならな
い。
【0004】また、プリンタのなかには複数の排紙ビン
を有するものがある。このようなプリンタでは、その各
排紙ビンが各利用者毎に割り当てられていることが多
い。さらに、各排紙ビン毎に鍵が設けられて、利用者の
みが鍵を開けてドキュメントを取り出せるプリンタもあ
る。このようなプリンタにおいて、各排紙ビンが施錠さ
れていると、ある排紙ビンがフルになった場合、この排
紙ビンからドキュメントを取り出すことができるのは、
当該排紙ビンの利用者だけである。従って、この利用者
がドキュメントを取り出さない限り、たとえ他の排紙ビ
ンがフルでなかったとしても、プリンタの排紙ビンフル
に因るエラー状態は解除されない。
を有するものがある。このようなプリンタでは、その各
排紙ビンが各利用者毎に割り当てられていることが多
い。さらに、各排紙ビン毎に鍵が設けられて、利用者の
みが鍵を開けてドキュメントを取り出せるプリンタもあ
る。このようなプリンタにおいて、各排紙ビンが施錠さ
れていると、ある排紙ビンがフルになった場合、この排
紙ビンからドキュメントを取り出すことができるのは、
当該排紙ビンの利用者だけである。従って、この利用者
がドキュメントを取り出さない限り、たとえ他の排紙ビ
ンがフルでなかったとしても、プリンタの排紙ビンフル
に因るエラー状態は解除されない。
【0005】このため、利用者が不在の場合、管理者
は、まずフル状態の排紙ビンからドキュメントを取り出
し、プリンタをリセットすることにより強制的に処理を
中断させたうえで、処理を再開させるしかない。しか
し、エラー状態を解除するために、管理者がプリンタを
リセットしてしまうと、エラーの発生時点で処理されて
いた印刷データや以降の印刷データが失われてしまう。
は、まずフル状態の排紙ビンからドキュメントを取り出
し、プリンタをリセットすることにより強制的に処理を
中断させたうえで、処理を再開させるしかない。しか
し、エラー状態を解除するために、管理者がプリンタを
リセットしてしまうと、エラーの発生時点で処理されて
いた印刷データや以降の印刷データが失われてしまう。
【0006】そこで、排紙ビンがフルになったとして
も、必ずしも使用不能にならずに済むプリンタを提供す
ることを、本発明の課題とする。
も、必ずしも使用不能にならずに済むプリンタを提供す
ることを、本発明の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるプリンタ
は、上記課題を解決するために、以下のような構成を採
用した。
は、上記課題を解決するために、以下のような構成を採
用した。
【0008】即ち、請求項1記載の発明は、印刷データ
を送信可能なコンピュータに接続され、該コンピュータ
からの前記印刷データを受信するインタフェース部と、
前記印刷データを媒体に印刷する印刷部と、該印刷部に
よって印刷された媒体を排出する排出部,及び,この排
出部へ所定量以上の媒体が排出された場合に該排出部が
フルである旨を検出するセンサを有する排出ユニット
と、前記排出ユニットのセンサがフルである旨を検出し
ていない場合、前記インタフェース部から取得した前記
印刷データを前記印刷部により媒体に印刷させて、印刷
済みの媒体を前記排出ユニットによりその排出部へ出力
させ、前記排出ユニットのセンサがフルである旨を検出
している場合、前記インタフェース部から取得した前記
印刷データを印刷させずに待機させておくとともに、前
記排出ユニットのセンサによるフルである旨の検出が解
除されると待機させておいた印刷データを前記印刷部に
より印刷させて、印刷済みの媒体を前記排出ユニットに
よりその排出部へ出力させる制御部とを、備えたことを
特徴とする。
を送信可能なコンピュータに接続され、該コンピュータ
からの前記印刷データを受信するインタフェース部と、
前記印刷データを媒体に印刷する印刷部と、該印刷部に
よって印刷された媒体を排出する排出部,及び,この排
出部へ所定量以上の媒体が排出された場合に該排出部が
フルである旨を検出するセンサを有する排出ユニット
と、前記排出ユニットのセンサがフルである旨を検出し
ていない場合、前記インタフェース部から取得した前記
印刷データを前記印刷部により媒体に印刷させて、印刷
済みの媒体を前記排出ユニットによりその排出部へ出力
させ、前記排出ユニットのセンサがフルである旨を検出
している場合、前記インタフェース部から取得した前記
印刷データを印刷させずに待機させておくとともに、前
記排出ユニットのセンサによるフルである旨の検出が解
除されると待機させておいた印刷データを前記印刷部に
より印刷させて、印刷済みの媒体を前記排出ユニットに
よりその排出部へ出力させる制御部とを、備えたことを
特徴とする。
【0009】このように構成されると、排出部がフルの
場合にも、印刷データを待機させておくことができるの
で、プリンタは、稼動停止状態になることなく、以降の
処理を継続させることが可能である。
場合にも、印刷データを待機させておくことができるの
で、プリンタは、稼動停止状態になることなく、以降の
処理を継続させることが可能である。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記排出ユニットは、複数の前記排出部,及び,こ
れら各排出部毎に夫々設けられた複数の前記センサを、
有し、前記インタフェース部は、前記排出ユニットの各
排出部のうちの出力先として指定する排出部を示す出力
先情報を含んだ印刷データを受信し、前記制御部は、印
刷済みの媒体を、前記排出ユニットにより、前記印刷デ
ータの出力先情報が示す排出部へ出力させることを特徴
とする。
て、前記排出ユニットは、複数の前記排出部,及び,こ
れら各排出部毎に夫々設けられた複数の前記センサを、
有し、前記インタフェース部は、前記排出ユニットの各
排出部のうちの出力先として指定する排出部を示す出力
先情報を含んだ印刷データを受信し、前記制御部は、印
刷済みの媒体を、前記排出ユニットにより、前記印刷デ
ータの出力先情報が示す排出部へ出力させることを特徴
とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2におい
て、前記排出ユニットは、各排出部に関連付けられた警
告灯を有し、前記制御部は、待機中の印刷データがある
場合、この印刷データの出力先情報が示す排出部に関連
付けられた警告灯を点灯させておくことを特徴とする。
て、前記排出ユニットは、各排出部に関連付けられた警
告灯を有し、前記制御部は、待機中の印刷データがある
場合、この印刷データの出力先情報が示す排出部に関連
付けられた警告灯を点灯させておくことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項2又は3に
おいて、前記排出ユニットのいずれかのセンサがフルで
ある旨を検出している状態において、前記インタフェー
ス部が当該センサに対応した排出部を示す出力先情報を
含んだ印刷データを受信した場合に前記制御部がこの印
刷データを待機させておくか、又は、プリンタをエラー
状態としてその稼動を停止させるかを指定する設定情報
を、各排出部毎に関連付けて格納する設定情報格納部
を、さらに備えたことを特徴とする。
おいて、前記排出ユニットのいずれかのセンサがフルで
ある旨を検出している状態において、前記インタフェー
ス部が当該センサに対応した排出部を示す出力先情報を
含んだ印刷データを受信した場合に前記制御部がこの印
刷データを待機させておくか、又は、プリンタをエラー
状態としてその稼動を停止させるかを指定する設定情報
を、各排出部毎に関連付けて格納する設定情報格納部
を、さらに備えたことを特徴とする。
【0013】なお、設定情報格納部は、EEPROMで
あってもよく、その他の記憶装置であってもよい。ま
た、この設定情報格納部に記憶された設定情報は、可変
設定されることとしてもよい。
あってもよく、その他の記憶装置であってもよい。ま
た、この設定情報格納部に記憶された設定情報は、可変
設定されることとしてもよい。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかにおいて、待機中の印刷データを格納する記憶部
を、さらに備え、前記制御部は、前記排出ユニットのセ
ンサがフルである旨を検出している場合、前記インタフ
ェース部から取得した前記印刷データを前記記憶部に格
納させることにより、待機させておくことを特徴とす
る。
ずれかにおいて、待機中の印刷データを格納する記憶部
を、さらに備え、前記制御部は、前記排出ユニットのセ
ンサがフルである旨を検出している場合、前記インタフ
ェース部から取得した前記印刷データを前記記憶部に格
納させることにより、待機させておくことを特徴とす
る。
【0015】なお、記憶部は、ハードディスクドライブ
(HDD)であってもよく、その他の記憶装置であって
もよい。
(HDD)であってもよく、その他の記憶装置であって
もよい。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかにおいて、前記制御部は、前記排出ユニットのセ
ンサがフルである旨を検出している場合、前記インタフ
ェース部から取得した前記印刷データを印刷イメージに
変換して待機させておくことを特徴とする。
ずれかにおいて、前記制御部は、前記排出ユニットのセ
ンサがフルである旨を検出している場合、前記インタフ
ェース部から取得した前記印刷データを印刷イメージに
変換して待機させておくことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【0018】〔第1実施形態〕 <ハードウェア構成>図1は、本実施形態によるプリン
タ1を備えた印刷システムの模式図である。この図1に
示されるように、プリンタ1は、複数のホスト・パーソ
ナル・コンピュータ(以下HOSTと略記)2と、LA
N等のネットワーク3を介して夫々接続されている。
タ1を備えた印刷システムの模式図である。この図1に
示されるように、プリンタ1は、複数のホスト・パーソ
ナル・コンピュータ(以下HOSTと略記)2と、LA
N等のネットワーク3を介して夫々接続されている。
【0019】図2は、プリンタ1のブロック図である。
この図2に示されるように、プリンタ1は、相互に接続
された主制御部10,及び入出力制御部11を、備えて
いる。主制御部10は、図示せぬCPU,メモリコント
ローラ,及びI/O制御回路等を有する。
この図2に示されるように、プリンタ1は、相互に接続
された主制御部10,及び入出力制御部11を、備えて
いる。主制御部10は、図示せぬCPU,メモリコント
ローラ,及びI/O制御回路等を有する。
【0020】また、プリンタ1は、入出力制御部11に
夫々接続されたHDD12,及びEEPROM13を、
備えている。入出力制御部11は、これらHDD12,
及びEEPROM13に対してデータの書込/読出が可
能である。なお、EEPROM13は設定情報格納部に
相当し、HDD12は記憶部に相当する。
夫々接続されたHDD12,及びEEPROM13を、
備えている。入出力制御部11は、これらHDD12,
及びEEPROM13に対してデータの書込/読出が可
能である。なお、EEPROM13は設定情報格納部に
相当し、HDD12は記憶部に相当する。
【0021】さらに、プリンタ1は、主制御部10に夫
々接続されたSDRAM14,及び,インタフェース部
としてのネットワーク・インタフェース(ネットワーク
I/F)15を、備えている。SDRAM14は、デー
タを記憶可能な記憶領域を有し、その記憶領域の一部は
印刷キューとして用いられる。この印刷キューには、後
述するように印刷構造体が格納される。ネットワークI
/F15は、入出力制御部11に接続されているととも
に、ネットワーク3を介して各HOST2に夫々接続さ
れている。
々接続されたSDRAM14,及び,インタフェース部
としてのネットワーク・インタフェース(ネットワーク
I/F)15を、備えている。SDRAM14は、デー
タを記憶可能な記憶領域を有し、その記憶領域の一部は
印刷キューとして用いられる。この印刷キューには、後
述するように印刷構造体が格納される。ネットワークI
/F15は、入出力制御部11に接続されているととも
に、ネットワーク3を介して各HOST2に夫々接続さ
れている。
【0022】また、プリンタ1は、主制御部10に夫々
接続された印刷エンジン16,搬送装置17,及びマル
チビンユニット18を、備えている。印刷部としての印
刷エンジン16は、図示せぬレーザビーム走査光学系,
ドラム,及びトナー供給部等を有し、搬送装置17によ
って搬送された用紙等の媒体に対して印刷を行う。
接続された印刷エンジン16,搬送装置17,及びマル
チビンユニット18を、備えている。印刷部としての印
刷エンジン16は、図示せぬレーザビーム走査光学系,
ドラム,及びトナー供給部等を有し、搬送装置17によ
って搬送された用紙等の媒体に対して印刷を行う。
【0023】さらに、プリンタ1は、主制御部10に接
続された設定手段としてのパネル部19を、備えてい
る。このパネル部19は、利用者に情報を表示する液晶
パネル及び利用者に情報を入力させるボタンを有する。
なお、主制御部10及び入出力制御部11は、制御部と
して機能し、後述するソフトウェアを実行することがで
きる。
続された設定手段としてのパネル部19を、備えてい
る。このパネル部19は、利用者に情報を表示する液晶
パネル及び利用者に情報を入力させるボタンを有する。
なお、主制御部10及び入出力制御部11は、制御部と
して機能し、後述するソフトウェアを実行することがで
きる。
【0024】図3は、プリンタ1の外観を示す正面図で
あり、図4は、プリンタ1の外観を示す側面図である。
これらの図に示されるように、排出ユニットとしてのマ
ルチビンユニット18は、当該プリンタ1の上部に配置
されている。このマルチビンユニット18は、第1の排
紙ビンB#1乃至第10の排紙ビンB#10,及び,こ
れら各排紙ビンB(#1〜#10)を収納したケース1
81を、有する。なお、排紙ビンBは、排出部に相当す
る。
あり、図4は、プリンタ1の外観を示す側面図である。
これらの図に示されるように、排出ユニットとしてのマ
ルチビンユニット18は、当該プリンタ1の上部に配置
されている。このマルチビンユニット18は、第1の排
紙ビンB#1乃至第10の排紙ビンB#10,及び,こ
れら各排紙ビンB(#1〜#10)を収納したケース1
81を、有する。なお、排紙ビンBは、排出部に相当す
る。
【0025】各排紙ビンBは、印刷済みの用紙(ドキュ
メント)を夫々収容するためのトレイであり、通常、ケ
ース181内に格納されて密閉されている。これら各排
紙ビンBには、図3における上から順に、夫々、#1〜
#10のビン番号が付与されている。さらに、マルチビ
ンユニット18は、各排紙ビンBに対応させて夫々配置
された図示せぬ電子錠を、有する。そして、通常、各排
紙ビンBは、ケース181内に収容されて各電子錠によ
り夫々施錠されている。なお、これらの各排紙ビンB
は、各利用者毎に夫々割り当てられている。また、マル
チビンユニット18は、後述するように、各排紙ビンB
に対してドキュメントを排出させる。
メント)を夫々収容するためのトレイであり、通常、ケ
ース181内に格納されて密閉されている。これら各排
紙ビンBには、図3における上から順に、夫々、#1〜
#10のビン番号が付与されている。さらに、マルチビ
ンユニット18は、各排紙ビンBに対応させて夫々配置
された図示せぬ電子錠を、有する。そして、通常、各排
紙ビンBは、ケース181内に収容されて各電子錠によ
り夫々施錠されている。なお、これらの各排紙ビンB
は、各利用者毎に夫々割り当てられている。また、マル
チビンユニット18は、後述するように、各排紙ビンB
に対してドキュメントを排出させる。
【0026】なお、EEPROM13内には、各排紙ビ
ンBに夫々関連付けられたパスワードが、予め記憶され
ている。各排紙ビンBのパスワードを知っているのは、
当該排紙ビンBの利用者のみである。このため、利用者
は、パネル部29に対して自分が利用している排紙ビン
Bのパスワードを入力することにより、当該排紙ビンB
の電子錠を解錠させることができる。しかし、利用者以
外の他人は、この排紙ビンBの電子錠を解錠させること
ができない。
ンBに夫々関連付けられたパスワードが、予め記憶され
ている。各排紙ビンBのパスワードを知っているのは、
当該排紙ビンBの利用者のみである。このため、利用者
は、パネル部29に対して自分が利用している排紙ビン
Bのパスワードを入力することにより、当該排紙ビンB
の電子錠を解錠させることができる。しかし、利用者以
外の他人は、この排紙ビンBの電子錠を解錠させること
ができない。
【0027】各排紙ビンBの利用者は、電子錠が解錠さ
れた状態においてのみ、当該排紙ビンBを図4における
右斜め上方へ引き出すことができる。利用者は、排紙ビ
ンBを引き出した状態で、この排紙ビンB内に排出され
たドキュメントを取り出すのである。
れた状態においてのみ、当該排紙ビンBを図4における
右斜め上方へ引き出すことができる。利用者は、排紙ビ
ンBを引き出した状態で、この排紙ビンB内に排出され
たドキュメントを取り出すのである。
【0028】さらに、マルチビンユニット18は、その
各排紙ビンB毎に対応させて設けられた図示せぬフル検
知センサを、有する。各フル検知センサは、夫々、対応
する排紙ビンB内に所定量以上の用紙が排出された場合
に、ONになって当該排紙ビンBがフル状態であること
を示す。しかし、それ以外の場合には、各フル検知セン
サはOFFになっている。
各排紙ビンB毎に対応させて設けられた図示せぬフル検
知センサを、有する。各フル検知センサは、夫々、対応
する排紙ビンB内に所定量以上の用紙が排出された場合
に、ONになって当該排紙ビンBがフル状態であること
を示す。しかし、それ以外の場合には、各フル検知セン
サはOFFになっている。
【0029】<ソフトウェア構成>図5は印刷システム
のソフトウェア構成図である。この図5における一点鎖
線以上の部分である(B)〜(D)層が、ソフトウェア
を示している。但し、一点鎖線以下の部分である(A)
層は、ハードウェアを示している。
のソフトウェア構成図である。この図5における一点鎖
線以上の部分である(B)〜(D)層が、ソフトウェア
を示している。但し、一点鎖線以下の部分である(A)
層は、ハードウェアを示している。
【0030】(B)層はハードウェア依存のソフトウェ
ア,(C)層はコマンド(言語)から独立したソフトウ
ェア,(D)層はコマンド(言語)に依存したソフトウ
ェアを、夫々示している。
ア,(C)層はコマンド(言語)から独立したソフトウ
ェア,(D)層はコマンド(言語)に依存したソフトウ
ェアを、夫々示している。
【0031】HOST2には、デバイスドライバ41,
並びに図示せぬオペレーティングシステム,アプリケー
ションプログラム,及びツールプログラム等が、予めイ
ンストールされている。デバイスドライバ41は、アプ
リケーションプログラムやツールプログラムによって作
成されたデータを、印刷データに変換してプリンタ1へ
と送出する。この印刷データには、実際の印刷対象とな
る印刷対象データ,及びジョブ管理言語が含まれてい
る。印刷対象データは、ページ記述言語により記述され
ており、実質的な印刷内容を有するとともに、マルチビ
ンユニット18におけるどの排紙ビンBに対してドキュ
メントを排出するのかを指定する出力先情報を有する。
並びに図示せぬオペレーティングシステム,アプリケー
ションプログラム,及びツールプログラム等が、予めイ
ンストールされている。デバイスドライバ41は、アプ
リケーションプログラムやツールプログラムによって作
成されたデータを、印刷データに変換してプリンタ1へ
と送出する。この印刷データには、実際の印刷対象とな
る印刷対象データ,及びジョブ管理言語が含まれてい
る。印刷対象データは、ページ記述言語により記述され
ており、実質的な印刷内容を有するとともに、マルチビ
ンユニット18におけるどの排紙ビンBに対してドキュ
メントを排出するのかを指定する出力先情報を有する。
【0032】プリンタ1は、データ処理の流れの順に、
インタフェースマネージャ42,ジョブ管理言語解釈部
43,ページ記述言語解釈部44,プリンティングマネ
ージャ45,及びエンジンコントローラ46を、有す
る。また、プリンタ1は、当該プリンタ1の状態を監視
するステータスマネージャ47を、有する。
インタフェースマネージャ42,ジョブ管理言語解釈部
43,ページ記述言語解釈部44,プリンティングマネ
ージャ45,及びエンジンコントローラ46を、有す
る。また、プリンタ1は、当該プリンタ1の状態を監視
するステータスマネージャ47を、有する。
【0033】HOST2のデバイスドライバ41から送
出された印刷データは、プリンタ1におけるインタフェ
ースマネージャ42によって受信され、ジョブ管理言語
解釈部43によってそのジョブ管理言語が解析され、当
該印刷処理に関する各種の指定が抽出される。
出された印刷データは、プリンタ1におけるインタフェ
ースマネージャ42によって受信され、ジョブ管理言語
解釈部43によってそのジョブ管理言語が解析され、当
該印刷処理に関する各種の指定が抽出される。
【0034】また、印刷データの印刷対象データは、ペ
ージ記述言語解釈部44によって解釈される。即ち、ペ
ージ記述言語解釈部44は、印刷対象データに基づいて
中間コードデータを生成し、この印刷対象データから抽
出された出力先情報を含むとともに生成された中間コー
ドデータに関連付けられた印刷構造体を作成する。な
お、中間コードデータは、1頁単位で作成され、SDR
AM14上の所定の記憶領域に記憶される。また、印刷
構造体は、1頁単位の中間コードデータ毎に作成され、
SDRAM14上に確保された印刷キュー内に格納され
る。
ージ記述言語解釈部44によって解釈される。即ち、ペ
ージ記述言語解釈部44は、印刷対象データに基づいて
中間コードデータを生成し、この印刷対象データから抽
出された出力先情報を含むとともに生成された中間コー
ドデータに関連付けられた印刷構造体を作成する。な
お、中間コードデータは、1頁単位で作成され、SDR
AM14上の所定の記憶領域に記憶される。また、印刷
構造体は、1頁単位の中間コードデータ毎に作成され、
SDRAM14上に確保された印刷キュー内に格納され
る。
【0035】即ち、ページ記述言語解釈部44は、印刷
キュー内に印刷構造体がなければ、作成した印刷構造体
を印刷キュー内の先頭の位置に格納する。しかし、印刷
キュー内に既に印刷構造体があれば、ページ記述言語解
釈部44は、作成した印刷構造体を、既に印刷キュー内
にある印刷構造体のうちの最後のものの直後に格納す
る。従って、新たに作成された印刷構造体は、印刷キュ
ー内の印刷構造体のうちの最後に位置するように、格納
されるのである。
キュー内に印刷構造体がなければ、作成した印刷構造体
を印刷キュー内の先頭の位置に格納する。しかし、印刷
キュー内に既に印刷構造体があれば、ページ記述言語解
釈部44は、作成した印刷構造体を、既に印刷キュー内
にある印刷構造体のうちの最後のものの直後に格納す
る。従って、新たに作成された印刷構造体は、印刷キュ
ー内の印刷構造体のうちの最後に位置するように、格納
されるのである。
【0036】プリンティングマネージャ45は、印刷キ
ューを監視しており、該印刷キュー内の印刷構造体に関
連付けられた中間コードデータを印刷させるか,又は,
印刷させないで待機させておくか、判別する。この判別
処理については、後において詳述する。なお、印刷を行
う場合、プリンティングマネージャ45は、ページ記述
言語解釈部44において生成された中間コードデータを
印刷イメージに変換する。ここで、中間コードデータが
変換されると、該中間コードデータに関連付けられてい
た印刷構造体は、変換により得られた印刷イメージに関
連付けられることになる。
ューを監視しており、該印刷キュー内の印刷構造体に関
連付けられた中間コードデータを印刷させるか,又は,
印刷させないで待機させておくか、判別する。この判別
処理については、後において詳述する。なお、印刷を行
う場合、プリンティングマネージャ45は、ページ記述
言語解釈部44において生成された中間コードデータを
印刷イメージに変換する。ここで、中間コードデータが
変換されると、該中間コードデータに関連付けられてい
た印刷構造体は、変換により得られた印刷イメージに関
連付けられることになる。
【0037】エンジンコントローラ46は、プリンティ
ングマネージャ45により変換されて得られた印刷イメ
ージを、用紙に印刷させる。即ち、エンジンコントロー
ラ46は、印刷エンジン16,及び搬送装置17を制御
して、図示せぬ用紙カセットから用紙を送り出させて印
刷エンジン16へ搬送させ、当該印刷イメージを用紙に
印刷させる。なお、この印刷イメージに関連付けられた
印刷構造体には、出力先情報が含まれている。エンジン
コントローラ46は、この出力先情報を参照するととも
に、マルチビンユニット18を制御して、印刷により得
られたドキュメントを複数の排紙ビンB#1〜B#10
のうちの出力先情報にて指定された排紙ビンBへ排出さ
せる。
ングマネージャ45により変換されて得られた印刷イメ
ージを、用紙に印刷させる。即ち、エンジンコントロー
ラ46は、印刷エンジン16,及び搬送装置17を制御
して、図示せぬ用紙カセットから用紙を送り出させて印
刷エンジン16へ搬送させ、当該印刷イメージを用紙に
印刷させる。なお、この印刷イメージに関連付けられた
印刷構造体には、出力先情報が含まれている。エンジン
コントローラ46は、この出力先情報を参照するととも
に、マルチビンユニット18を制御して、印刷により得
られたドキュメントを複数の排紙ビンB#1〜B#10
のうちの出力先情報にて指定された排紙ビンBへ排出さ
せる。
【0038】ステータスマネージャ47は、プリンタ1
の状態を監視しているとともに、EEPROM13内に
記憶されたパスワード等の情報を管理している。
の状態を監視しているとともに、EEPROM13内に
記憶されたパスワード等の情報を管理している。
【0039】上述のように、ページ記述言語解釈部44
において生成された中間コードデータは、プリンティン
グマネージャ45において印刷イメージに変換され、エ
ンジンコントローラ46により印刷される。ここで、プ
リンティングマネージャ45は、生成された中間コード
データを生成された順に処理して行くが、場合によって
その処理の順序を変更する。以下、このプリンティング
マネージャ45における処理の流れを、図6のフローチ
ャートに従って詳述する。
において生成された中間コードデータは、プリンティン
グマネージャ45において印刷イメージに変換され、エ
ンジンコントローラ46により印刷される。ここで、プ
リンティングマネージャ45は、生成された中間コード
データを生成された順に処理して行くが、場合によって
その処理の順序を変更する。以下、このプリンティング
マネージャ45における処理の流れを、図6のフローチ
ャートに従って詳述する。
【0040】まず、S101において、プリンティング
マネージャ45は、印刷キューを参照し、この印刷キュ
ー内に印刷構造体が存在するかどうか判別する。そし
て、プリンティングマネージャ45は、印刷構造体があ
る場合には処理をS102へ進めるが、印刷構造体がな
い場合には当該S101の処理を繰り返すことにより待
機する。
マネージャ45は、印刷キューを参照し、この印刷キュ
ー内に印刷構造体が存在するかどうか判別する。そし
て、プリンティングマネージャ45は、印刷構造体があ
る場合には処理をS102へ進めるが、印刷構造体がな
い場合には当該S101の処理を繰り返すことにより待
機する。
【0041】S102では、プリンティングマネージャ
45は、印刷キューに格納された印刷構造体のうちの先
頭に位置する印刷構造体の情報を取得する。この印刷構
造体の情報には、出力先情報が含まれている。
45は、印刷キューに格納された印刷構造体のうちの先
頭に位置する印刷構造体の情報を取得する。この印刷構
造体の情報には、出力先情報が含まれている。
【0042】次のS103では、プリンティングマネー
ジャ45は、S102において取得された印刷構造体の
情報のうちの出力先情報を参照して、排紙ビンB#1〜
B#10のうちの出力先情報が指定する排紙ビンBを認
識する。そして、プリンティングマネージャ45は、当
該出力先情報が指定する排紙ビンBに対応するフル検知
センサの状態を調べる。プリンティングマネージャ45
は、フル検知センサがONである場合には当該排紙ビン
Bがフル状態であると判断して処理をS107へ分岐さ
せるが、フル検知センサがOFFである場合には当該排
紙ビンBがフル状態でないと判断して処理をS104へ
進める。
ジャ45は、S102において取得された印刷構造体の
情報のうちの出力先情報を参照して、排紙ビンB#1〜
B#10のうちの出力先情報が指定する排紙ビンBを認
識する。そして、プリンティングマネージャ45は、当
該出力先情報が指定する排紙ビンBに対応するフル検知
センサの状態を調べる。プリンティングマネージャ45
は、フル検知センサがONである場合には当該排紙ビン
Bがフル状態であると判断して処理をS107へ分岐さ
せるが、フル検知センサがOFFである場合には当該排
紙ビンBがフル状態でないと判断して処理をS104へ
進める。
【0043】S104では、プリンティングマネージャ
45は、S102においてその情報が取得された印刷構
造体に関連付けられた中間コードデータを、印刷イメー
ジに変換する。そして、プリンティングマネージャ45
は、エンジンコントローラ46に対して、この印刷イメ
ージを印刷するように要求する。
45は、S102においてその情報が取得された印刷構
造体に関連付けられた中間コードデータを、印刷イメー
ジに変換する。そして、プリンティングマネージャ45
は、エンジンコントローラ46に対して、この印刷イメ
ージを印刷するように要求する。
【0044】次のS105では、プリンティングマネー
ジャ45は、エンジンコントローラ46を介して印刷が
終了しているかどうかを判別し、印刷が終了していれば
処理をS106へ進めるが、印刷が終了していなければ
当該S105の処理を繰り返すことにより待機する。
ジャ45は、エンジンコントローラ46を介して印刷が
終了しているかどうかを判別し、印刷が終了していれば
処理をS106へ進めるが、印刷が終了していなければ
当該S105の処理を繰り返すことにより待機する。
【0045】次のS106では、プリンティングマネー
ジャ45は、S102においてその情報が取得された印
刷構造体を、印刷キューから削除する。
ジャ45は、S102においてその情報が取得された印
刷構造体を、印刷キューから削除する。
【0046】一方、S107では、プリンティングマネ
ージャ45は、出力先である排紙ビンBがフル状態のた
め印刷できないと判断し、S102においてその情報が
取得された印刷構造体を、印刷キュー内における最後の
位置に移動させる。そして、プリンティングマネージャ
45は、処理をS101へ戻す。
ージャ45は、出力先である排紙ビンBがフル状態のた
め印刷できないと判断し、S102においてその情報が
取得された印刷構造体を、印刷キュー内における最後の
位置に移動させる。そして、プリンティングマネージャ
45は、処理をS101へ戻す。
【0047】<第1実施形態の作用>まず、HOST2
の利用者は、該HOST2を操作して印刷の指示を行
う。この際、利用者は、HOST2のデバイスドライバ
41に対して、出力先となる排紙ビンBを指定する。す
ると、デバイスドライバ41は、利用者が指定した排紙
ビンBを示す出力先情報を含んだ印刷対象データを生成
し、この印刷対象データにジョブ管理言語を組み合わせ
て、印刷データを作成する。そして、デバイスドライバ
41は、この印刷データを、ネットワーク3を介してプ
リンタ1へ送信する。
の利用者は、該HOST2を操作して印刷の指示を行
う。この際、利用者は、HOST2のデバイスドライバ
41に対して、出力先となる排紙ビンBを指定する。す
ると、デバイスドライバ41は、利用者が指定した排紙
ビンBを示す出力先情報を含んだ印刷対象データを生成
し、この印刷対象データにジョブ管理言語を組み合わせ
て、印刷データを作成する。そして、デバイスドライバ
41は、この印刷データを、ネットワーク3を介してプ
リンタ1へ送信する。
【0048】すると、プリンタ1のインタフェースマネ
ージャ42は、この印刷データを受信する。そして、ジ
ョブ管理言語解釈部43は、この印刷データのジョブ管
理言語を解析し、当該印刷処理に関する各種の指定を抽
出する。また、ページ記述言語解釈部44は、印刷デー
タの印刷対象データに従って、中間コードデータを生成
するとともに、出力先情報を抽出して該出力先情報を含
んだ印刷構造体を作成し、作成された印刷構造体を印刷
キューに格納する。
ージャ42は、この印刷データを受信する。そして、ジ
ョブ管理言語解釈部43は、この印刷データのジョブ管
理言語を解析し、当該印刷処理に関する各種の指定を抽
出する。また、ページ記述言語解釈部44は、印刷デー
タの印刷対象データに従って、中間コードデータを生成
するとともに、出力先情報を抽出して該出力先情報を含
んだ印刷構造体を作成し、作成された印刷構造体を印刷
キューに格納する。
【0049】プリンティングマネージャ45は、印刷キ
ューに印刷構造体があるかどうかを監視している(S1
01)。印刷構造体が印刷キューに格納されている場合
には、プリンティングマネージャ45は、印刷キュー内
の先頭の印刷構造体の情報を取り出し(S102)、こ
の印刷構造体の出力先情報が示す排紙ビンBに対応する
フル検知センサの状態を取得して、当該排紙ビンBの状
態を判別する(S103)。
ューに印刷構造体があるかどうかを監視している(S1
01)。印刷構造体が印刷キューに格納されている場合
には、プリンティングマネージャ45は、印刷キュー内
の先頭の印刷構造体の情報を取り出し(S102)、こ
の印刷構造体の出力先情報が示す排紙ビンBに対応する
フル検知センサの状態を取得して、当該排紙ビンBの状
態を判別する(S103)。
【0050】ここで、この排紙ビンBがフル状態であれ
ば(S103;Yes)、プリンティングマネージャ4
5は、当該排紙ビンBには出力できないと判断する。そ
して、プリンティングマネージャ45は、処理中の印刷
構造体を印刷キューの最後に配置して(S107)、再
び印刷キューの監視を行う(S101)。このように、
排紙ビンBがフルのために印刷不能であっても、プリン
タ1は、そこで停止してしまうことなく処理を継続させ
るのである。
ば(S103;Yes)、プリンティングマネージャ4
5は、当該排紙ビンBには出力できないと判断する。そ
して、プリンティングマネージャ45は、処理中の印刷
構造体を印刷キューの最後に配置して(S107)、再
び印刷キューの監視を行う(S101)。このように、
排紙ビンBがフルのために印刷不能であっても、プリン
タ1は、そこで停止してしまうことなく処理を継続させ
るのである。
【0051】一方、プリンティングマネージャ45は、
印刷構造体の出力先情報が示す排紙ビンBがフル状態で
なければ(S103;No)、当該排紙ビンBに対して
出力可能であると判断する。そして、プリンティングマ
ネージャ45は、処理中の印刷構造体に関連付けられた
中間コードデータを印刷イメージに変換し、エンジンコ
ントローラ46に対して、この印刷イメージを印刷する
ように要求する(S104)。そして、プリンティング
マネージャ45は、エンジンコントローラ46における
印刷が終了するまで待機したうえで(S105)、処理
中の印刷構造体を、印刷キューから削除する(S10
6)。そして、プリンティングマネージャ45は、再
び、印刷キューに印刷構造体があるかどうかを監視する
(S101)。
印刷構造体の出力先情報が示す排紙ビンBがフル状態で
なければ(S103;No)、当該排紙ビンBに対して
出力可能であると判断する。そして、プリンティングマ
ネージャ45は、処理中の印刷構造体に関連付けられた
中間コードデータを印刷イメージに変換し、エンジンコ
ントローラ46に対して、この印刷イメージを印刷する
ように要求する(S104)。そして、プリンティング
マネージャ45は、エンジンコントローラ46における
印刷が終了するまで待機したうえで(S105)、処理
中の印刷構造体を、印刷キューから削除する(S10
6)。そして、プリンティングマネージャ45は、再
び、印刷キューに印刷構造体があるかどうかを監視する
(S101)。
【0052】こうして、印刷キュー内の印刷構造体のう
ちその出力先情報が示す排紙ビンBがフルでないものに
関する印刷は、順次実行されて行く。しかし、印刷構造
体の出力先情報が示す排紙ビンBがフルであるものに関
する印刷は、実行されずにその処理が延期されるのであ
る。
ちその出力先情報が示す排紙ビンBがフルでないものに
関する印刷は、順次実行されて行く。しかし、印刷構造
体の出力先情報が示す排紙ビンBがフルであるものに関
する印刷は、実行されずにその処理が延期されるのであ
る。
【0053】ここで、フルになった排紙ビンBの利用者
が、パネル部18に対して予め登録されたパスワードを
入力してこの排紙ビンBの電子錠を解錠させ、その中の
用紙を取り出すと、当該排紙ビンBのフル状態が解除さ
れる。すると、この排紙ビンBに対する出力が可能とな
り、延期されていた印刷が実行されるのである。
が、パネル部18に対して予め登録されたパスワードを
入力してこの排紙ビンBの電子錠を解錠させ、その中の
用紙を取り出すと、当該排紙ビンBのフル状態が解除さ
れる。すると、この排紙ビンBに対する出力が可能とな
り、延期されていた印刷が実行されるのである。
【0054】〔第2実施形態〕 <ハードウェア構成>本実施形態によるプリンタ1’の
ハードウェア構成は、第1実施形態によるプリンタ1の
ハードウェア構成と略同一である。但し、本実施形態の
マルチビンユニット18’は、第1実施形態のマルチビ
ンユニット18において、警告部182をさらに設けた
点を特徴としている。図7は、本実施形態によるプリン
タ1’の外観を示す正面図である。この図に示されるよ
うに、警告部182は、各排紙ビンB#1〜B#10に
夫々対応させて設けられた警告灯D#1〜D#10を、
有する。これら各警告灯D(#1〜#10)は、例えば
LEDによりなり、対応する各排紙ビンB(#1〜#1
0)の状態を後述の如く夫々表示する。
ハードウェア構成は、第1実施形態によるプリンタ1の
ハードウェア構成と略同一である。但し、本実施形態の
マルチビンユニット18’は、第1実施形態のマルチビ
ンユニット18において、警告部182をさらに設けた
点を特徴としている。図7は、本実施形態によるプリン
タ1’の外観を示す正面図である。この図に示されるよ
うに、警告部182は、各排紙ビンB#1〜B#10に
夫々対応させて設けられた警告灯D#1〜D#10を、
有する。これら各警告灯D(#1〜#10)は、例えば
LEDによりなり、対応する各排紙ビンB(#1〜#1
0)の状態を後述の如く夫々表示する。
【0055】また、このSDRAM14上には、第1の
印刷キュー及び第2の印刷キューが夫々確保されてい
る。第1の印刷キュー内には、第1実施形態と同様、ペ
ージ記述言語解釈部44において生成された中間コード
データに関連付けられた印刷構造体が格納される。一
方、第2の印刷キュー内には、排紙ビンBがフルのため
印刷できなかった中間コードデータに関連付けられた印
刷構造体が格納されている。
印刷キュー及び第2の印刷キューが夫々確保されてい
る。第1の印刷キュー内には、第1実施形態と同様、ペ
ージ記述言語解釈部44において生成された中間コード
データに関連付けられた印刷構造体が格納される。一
方、第2の印刷キュー内には、排紙ビンBがフルのため
印刷できなかった中間コードデータに関連付けられた印
刷構造体が格納されている。
【0056】即ち、第1実施形態では、排紙ビンBがフ
ルであるために印刷されなかった中間コードデータに関
連付けられた印刷構造体は、印刷キューの最後に位置す
るように配置されていた。これに対し、本実施形態で
は、排紙ビンBがフルであるために印刷されなかった中
間コードデータに関連付けられた印刷構造体は、後述の
如く第1の印刷キューから除かれて第2の印刷キューへ
移動される。この際、当該中間コードデータ自身は、印
刷イメージに変換されたうえで、HDD12内に保存さ
れることにより退避されるのである。
ルであるために印刷されなかった中間コードデータに関
連付けられた印刷構造体は、印刷キューの最後に位置す
るように配置されていた。これに対し、本実施形態で
は、排紙ビンBがフルであるために印刷されなかった中
間コードデータに関連付けられた印刷構造体は、後述の
如く第1の印刷キューから除かれて第2の印刷キューへ
移動される。この際、当該中間コードデータ自身は、印
刷イメージに変換されたうえで、HDD12内に保存さ
れることにより退避されるのである。
【0057】<ソフトウェア構成>本実施形態によるプ
リンタ1’のソフトウェア構成は、第1実施形態による
プリンタ1のソフトウェア構成と略同一である。但し、
本実施形態と第1実施形態とでは、そのプリンティング
マネージャ45における処理が、相異なっている。以
下、図8及び図9のフローチャートを参照してこのプリ
ンティングマネージャ45の処理について説明する。
リンタ1’のソフトウェア構成は、第1実施形態による
プリンタ1のソフトウェア構成と略同一である。但し、
本実施形態と第1実施形態とでは、そのプリンティング
マネージャ45における処理が、相異なっている。以
下、図8及び図9のフローチャートを参照してこのプリ
ンティングマネージャ45の処理について説明する。
【0058】まず、図8におけるS201では、プリン
ティングマネージャ45は、第2の印刷キューを参照
し、この第2の印刷キュー内に印刷構造体が存在するか
どうか判別する。そして、プリンティングマネージャ4
5は、印刷構造体がある場合には処理をS209へ進め
るが、印刷構造体がない場合には処理をS202へ進め
る。
ティングマネージャ45は、第2の印刷キューを参照
し、この第2の印刷キュー内に印刷構造体が存在するか
どうか判別する。そして、プリンティングマネージャ4
5は、印刷構造体がある場合には処理をS209へ進め
るが、印刷構造体がない場合には処理をS202へ進め
る。
【0059】S202では、プリンティングマネージャ
45は、第1の印刷キューを参照し、この第1の印刷キ
ュー内に印刷構造体が存在するかどうか判別する。そし
て、プリンティングマネージャ45は、印刷構造体があ
る場合には処理をS203へ進めるが、印刷構造体がな
い場合には処理をS201へ戻す。
45は、第1の印刷キューを参照し、この第1の印刷キ
ュー内に印刷構造体が存在するかどうか判別する。そし
て、プリンティングマネージャ45は、印刷構造体があ
る場合には処理をS203へ進めるが、印刷構造体がな
い場合には処理をS201へ戻す。
【0060】S203では、プリンティングマネージャ
45は、第1の印刷キューに格納された印刷構造体のう
ちの先頭に位置する印刷構造体の情報を取得する。この
印刷構造体の情報には、出力先情報が含まれている。
45は、第1の印刷キューに格納された印刷構造体のう
ちの先頭に位置する印刷構造体の情報を取得する。この
印刷構造体の情報には、出力先情報が含まれている。
【0061】次のS204では、プリンティングマネー
ジャ45は、S203において取得された印刷構造体の
情報のうちの出力先情報を参照して、排紙ビンB#1〜
B#10のうちの出力先情報が指定する排紙ビンBを認
識する。そして、プリンティングマネージャ45は、当
該出力先情報が指定する排紙ビンBに対応するフル検知
センサの状態を調べる。プリンティングマネージャ45
は、フル検知センサがONである場合には当該排紙ビン
Bがフル状態であると判断して処理をS208へ分岐さ
せるが、フル検知センサがOFFである場合には当該排
紙ビンBがフル状態でないと判断して処理をS205へ
進める。
ジャ45は、S203において取得された印刷構造体の
情報のうちの出力先情報を参照して、排紙ビンB#1〜
B#10のうちの出力先情報が指定する排紙ビンBを認
識する。そして、プリンティングマネージャ45は、当
該出力先情報が指定する排紙ビンBに対応するフル検知
センサの状態を調べる。プリンティングマネージャ45
は、フル検知センサがONである場合には当該排紙ビン
Bがフル状態であると判断して処理をS208へ分岐さ
せるが、フル検知センサがOFFである場合には当該排
紙ビンBがフル状態でないと判断して処理をS205へ
進める。
【0062】S205では、プリンティングマネージャ
45は、S203においてその情報が取得された印刷構
造体に関連付けられた中間コードデータを、印刷イメー
ジに変換する。そして、プリンティングマネージャ45
は、エンジンコントローラ46に対して、この印刷イメ
ージを印刷するように要求する。
45は、S203においてその情報が取得された印刷構
造体に関連付けられた中間コードデータを、印刷イメー
ジに変換する。そして、プリンティングマネージャ45
は、エンジンコントローラ46に対して、この印刷イメ
ージを印刷するように要求する。
【0063】次のS206では、プリンティングマネー
ジャ45は、エンジンコントローラ46を介して印刷が
終了しているかどうかを判別し、印刷が終了していれば
処理をS207へ進めるが、印刷が終了していなければ
当該S206の処理を繰り返すことにより待機する。
ジャ45は、エンジンコントローラ46を介して印刷が
終了しているかどうかを判別し、印刷が終了していれば
処理をS207へ進めるが、印刷が終了していなければ
当該S206の処理を繰り返すことにより待機する。
【0064】S207では、プリンティングマネージャ
45は、S203においてその情報が取得された印刷構
造体を、第1の印刷キューから削除する。
45は、S203においてその情報が取得された印刷構
造体を、第1の印刷キューから削除する。
【0065】一方、S208では、第1の印刷キューに
印刷構造体があったものの、その印刷構造体の出力先情
報が示す排紙ビンBがフル状態になっているため、プリ
ンティングマネージャ45は、データ退避処理を行う。
ここで、このデータ退避処理について、図9を参照して
説明する。
印刷構造体があったものの、その印刷構造体の出力先情
報が示す排紙ビンBがフル状態になっているため、プリ
ンティングマネージャ45は、データ退避処理を行う。
ここで、このデータ退避処理について、図9を参照して
説明する。
【0066】まず、S2081において、プリンティン
グマネージャ45は、図8のS203において取得され
た印刷構造体を、第2の印刷キュー内に格納する。この
際、プリンティングマネージャ45は、この印刷構造体
を、第2の印刷キュー内の印刷構造体のうちの最後のも
のの直後に格納する。なお、第2の印刷キュー内に印刷
構造体がなかったなら、プリンティングマネージャ45
は、取得された印刷構造体を第2の印刷キュー内の先頭
に格納する。
グマネージャ45は、図8のS203において取得され
た印刷構造体を、第2の印刷キュー内に格納する。この
際、プリンティングマネージャ45は、この印刷構造体
を、第2の印刷キュー内の印刷構造体のうちの最後のも
のの直後に格納する。なお、第2の印刷キュー内に印刷
構造体がなかったなら、プリンティングマネージャ45
は、取得された印刷構造体を第2の印刷キュー内の先頭
に格納する。
【0067】次のS2082では、プリンティングマネ
ージャ45は、図8のS203において取得された印刷
構造体を、第1の印刷キューから削除する。
ージャ45は、図8のS203において取得された印刷
構造体を、第1の印刷キューから削除する。
【0068】次のS2083では、プリンティングマネ
ージャ45は、図8のS203において取得された印刷
構造体に関連付けられた中間コードデータを、印刷イメ
ージに変換する。そして、プリンティングマネージャ4
5は、得られた印刷イメージをHDD12内に格納す
る。この際、中間コードデータに関連付けられていた印
刷構造体は、当該中間コードデータが変換されて得られ
た印刷イメージに関連付けられることになる。また、プ
リンティングマネージャ45は、当該中間コードデータ
をSDRAM14上から削除する。
ージャ45は、図8のS203において取得された印刷
構造体に関連付けられた中間コードデータを、印刷イメ
ージに変換する。そして、プリンティングマネージャ4
5は、得られた印刷イメージをHDD12内に格納す
る。この際、中間コードデータに関連付けられていた印
刷構造体は、当該中間コードデータが変換されて得られ
た印刷イメージに関連付けられることになる。また、プ
リンティングマネージャ45は、当該中間コードデータ
をSDRAM14上から削除する。
【0069】次のS2084では、S2083で得られ
た印刷イメージに関連付けられた印刷構造体の出力先情
報が示す排紙ビンBがフル状態であるため、プリンティ
ングマネージャ45は、マルチビンユニット18の警告
部182を制御することにより、当該排紙ビンBに対応
した警告灯Dを点灯させる。
た印刷イメージに関連付けられた印刷構造体の出力先情
報が示す排紙ビンBがフル状態であるため、プリンティ
ングマネージャ45は、マルチビンユニット18の警告
部182を制御することにより、当該排紙ビンBに対応
した警告灯Dを点灯させる。
【0070】以上のS2081〜S2084の処理を終
えた後、プリンティングマネージャ45は、処理を図8
におけるS201へ戻す。
えた後、プリンティングマネージャ45は、処理を図8
におけるS201へ戻す。
【0071】一方、図8におけるS209以降の処理
は、S201において第2の印刷キュー内に印刷構造体
があった場合の処理である。まず、S201から分岐さ
れた処理は、S209〜S211のループに入る。な
お、プリンティングマネージャ45は、第2の印刷キュ
ー内の印刷構造体のうちの先頭の印刷構造体を、処理対
象の印刷構造体として指定したうえで、このループの処
理を開始する。
は、S201において第2の印刷キュー内に印刷構造体
があった場合の処理である。まず、S201から分岐さ
れた処理は、S209〜S211のループに入る。な
お、プリンティングマネージャ45は、第2の印刷キュ
ー内の印刷構造体のうちの先頭の印刷構造体を、処理対
象の印刷構造体として指定したうえで、このループの処
理を開始する。
【0072】まず、S209では、プリンティングマネ
ージャ45は、処理対象の印刷構造体の情報を取得す
る。
ージャ45は、処理対象の印刷構造体の情報を取得す
る。
【0073】次のS210では、プリンティングマネー
ジャ45は、S209において取得された印刷構造体の
情報のうちの出力先情報を参照して、排紙ビンB#1〜
B#10のうちの出力先情報が指定する排紙ビンBを認
識する。そして、プリンティングマネージャ45は、当
該出力先情報が指定する排紙ビンBに対応するフル検知
センサの状態を調べる。プリンティングマネージャ45
は、フル検知センサがOFFである場合には、当該排紙
ビンBがフル状態でないと判断して処理をS212へ分
岐させて、この処理を当該ループ(S209〜S21
1)から離脱させる。しかし、プリンティングマネージ
ャ45は、フル検知センサがONである場合には、当該
排紙ビンBがフル状態であると判断して処理をS211
へ進める。
ジャ45は、S209において取得された印刷構造体の
情報のうちの出力先情報を参照して、排紙ビンB#1〜
B#10のうちの出力先情報が指定する排紙ビンBを認
識する。そして、プリンティングマネージャ45は、当
該出力先情報が指定する排紙ビンBに対応するフル検知
センサの状態を調べる。プリンティングマネージャ45
は、フル検知センサがOFFである場合には、当該排紙
ビンBがフル状態でないと判断して処理をS212へ分
岐させて、この処理を当該ループ(S209〜S21
1)から離脱させる。しかし、プリンティングマネージ
ャ45は、フル検知センサがONである場合には、当該
排紙ビンBがフル状態であると判断して処理をS211
へ進める。
【0074】S211では、プリンティングマネージャ
45は、処理対象の印刷構造体が第2の印刷キュー内の
最後のものであるかどうか判別する。即ち、プリンティ
ングマネージャ45は、第2の印刷キュー内に、処理対
象の印刷構造体に後続する印刷構造体が残っているなら
ば、この処理対象の印刷構造体の直後の印刷構造体を、
新たに処理対象として指定したうえで、処理をS209
へ戻す。しかし、プリンティングマネージャ45は、処
理対象の印刷構造体に後続する印刷構造体が存在しない
場合、処理を当該ループ(S209〜S211)から離
脱させてS202へ進める。
45は、処理対象の印刷構造体が第2の印刷キュー内の
最後のものであるかどうか判別する。即ち、プリンティ
ングマネージャ45は、第2の印刷キュー内に、処理対
象の印刷構造体に後続する印刷構造体が残っているなら
ば、この処理対象の印刷構造体の直後の印刷構造体を、
新たに処理対象として指定したうえで、処理をS209
へ戻す。しかし、プリンティングマネージャ45は、処
理対象の印刷構造体に後続する印刷構造体が存在しない
場合、処理を当該ループ(S209〜S211)から離
脱させてS202へ進める。
【0075】一方、S212では、第2の印刷キュー内
の印刷構造体のうち、その出力先情報が示す排紙ビンB
がフル状態でない印刷構造体があったので、プリンティ
ングマネージャ45は、当該印刷構造体についての印刷
処理を行う。即ち、プリンティングマネージャ45は、
この印刷構造体に関連付けられた印刷データをHDD1
2から取得する。そして、プリンティングマネージャ4
5は、取得された印刷イメージを印刷するように、エン
ジンコントローラ46に対して要求する。
の印刷構造体のうち、その出力先情報が示す排紙ビンB
がフル状態でない印刷構造体があったので、プリンティ
ングマネージャ45は、当該印刷構造体についての印刷
処理を行う。即ち、プリンティングマネージャ45は、
この印刷構造体に関連付けられた印刷データをHDD1
2から取得する。そして、プリンティングマネージャ4
5は、取得された印刷イメージを印刷するように、エン
ジンコントローラ46に対して要求する。
【0076】次のS213では、プリンティングマネー
ジャ45は、エンジンコントローラ46を介して印刷が
終了しているかどうかを判別し、印刷が終了していれば
処理をS214へ進めるが、印刷が終了していなければ
当該S213の処理を繰り返すことにより待機する。
ジャ45は、エンジンコントローラ46を介して印刷が
終了しているかどうかを判別し、印刷が終了していれば
処理をS214へ進めるが、印刷が終了していなければ
当該S213の処理を繰り返すことにより待機する。
【0077】S214では、プリンティングマネージャ
45は、S212において印刷要求した印刷イメージを
HDD12から削除するとともに、この印刷データに関
連付けられた印刷構造体を第2の印刷キューから削除す
る。
45は、S212において印刷要求した印刷イメージを
HDD12から削除するとともに、この印刷データに関
連付けられた印刷構造体を第2の印刷キューから削除す
る。
【0078】次のS215では、プリンティングマネー
ジャ45は、S214において削除された印刷構造体の
出力先データが示す排紙ビンBのフル状態が解除されて
いるため、マルチビンユニット18の警告部182を制
御することにより、当該排紙ビンBに対応した警告灯D
を消灯させる。そして、プリンティングマネージャ45
は、処理をS201へ戻す。
ジャ45は、S214において削除された印刷構造体の
出力先データが示す排紙ビンBのフル状態が解除されて
いるため、マルチビンユニット18の警告部182を制
御することにより、当該排紙ビンBに対応した警告灯D
を消灯させる。そして、プリンティングマネージャ45
は、処理をS201へ戻す。
【0079】<第2実施形態の作用>本実施形態による
プリンタ1’は、第1実施形態と同様に、HOST2か
ら送られた印刷データをそのインタフェースマネージャ
42により受信する。そして、ジョブ言語解釈部43
は、この印刷データのジョブ管理言語を解析する。ま
た、ページ記述言語解釈部44は、この印刷データの印
刷対象データに従って、中間コードデータを生成すると
ともに、出力先情報を抽出して該出力先情報を含んだ印
刷構造体を作成し、作成された印刷構造体を第1の印刷
キュー内に格納する。なお、第2の印刷キュー内には、
出力先の排紙ビンBがフル状態であるために印刷されず
に退避された印刷イメージに関連付けられた印刷構造体
が格納される。
プリンタ1’は、第1実施形態と同様に、HOST2か
ら送られた印刷データをそのインタフェースマネージャ
42により受信する。そして、ジョブ言語解釈部43
は、この印刷データのジョブ管理言語を解析する。ま
た、ページ記述言語解釈部44は、この印刷データの印
刷対象データに従って、中間コードデータを生成すると
ともに、出力先情報を抽出して該出力先情報を含んだ印
刷構造体を作成し、作成された印刷構造体を第1の印刷
キュー内に格納する。なお、第2の印刷キュー内には、
出力先の排紙ビンBがフル状態であるために印刷されず
に退避された印刷イメージに関連付けられた印刷構造体
が格納される。
【0080】プリンティングマネージャ45は、第2の
印刷キューに印刷構造体があるかどうかを監視する(S
201)とともに、第1の印刷キューに印刷構造体があ
るかどうかを監視している(S202)。
印刷キューに印刷構造体があるかどうかを監視する(S
201)とともに、第1の印刷キューに印刷構造体があ
るかどうかを監視している(S202)。
【0081】ここで、第2の印刷キューに印刷構造体が
なければ(S201;No)、プリンティングマネージ
ャ45は、印刷されずに退避された印刷構造体がないも
のと判断する。そのうえで、第1の印刷キューに印刷構
造体があれば(S202;Yes)、プリンティングマ
ネージャ45は、第1の印刷キュー内の先頭の印刷構造
体の情報を取り出し(S203)、この印刷構造体の出
力先情報が示す排紙ビンBに対応するフル検知センサの
状態を取得して、当該排紙ビンBの状態を判別する(S
204)。
なければ(S201;No)、プリンティングマネージ
ャ45は、印刷されずに退避された印刷構造体がないも
のと判断する。そのうえで、第1の印刷キューに印刷構
造体があれば(S202;Yes)、プリンティングマ
ネージャ45は、第1の印刷キュー内の先頭の印刷構造
体の情報を取り出し(S203)、この印刷構造体の出
力先情報が示す排紙ビンBに対応するフル検知センサの
状態を取得して、当該排紙ビンBの状態を判別する(S
204)。
【0082】ここで、この排紙ビンBがフル状態でなけ
れば(S204;No)、プリンティングマネージャ4
5は、当該排紙ビンBに対して出力可能であると判断す
る。そして、プリンティングマネージャ45は、処理中
の印刷構造体に関連付けられた中間コードデータを印刷
イメージに変換し、エンジンコントローラ46に対し
て、この印刷イメージを印刷するように要求する(S2
05)。そして、プリンティングマネージャ45は、エ
ンジンコントローラ46における印刷が終了するまで待
機したうえで(S206)、処理中の印刷構造体を、第
1の印刷キューから削除する(S207)。そして、プ
リンティングマネージャ45は、再び、第2の印刷キュ
ーに印刷構造体があるかどうかを監視する(S201)
とともに、第1の印刷キューに印刷構造体があるかどう
かを監視する(S202)。
れば(S204;No)、プリンティングマネージャ4
5は、当該排紙ビンBに対して出力可能であると判断す
る。そして、プリンティングマネージャ45は、処理中
の印刷構造体に関連付けられた中間コードデータを印刷
イメージに変換し、エンジンコントローラ46に対し
て、この印刷イメージを印刷するように要求する(S2
05)。そして、プリンティングマネージャ45は、エ
ンジンコントローラ46における印刷が終了するまで待
機したうえで(S206)、処理中の印刷構造体を、第
1の印刷キューから削除する(S207)。そして、プ
リンティングマネージャ45は、再び、第2の印刷キュ
ーに印刷構造体があるかどうかを監視する(S201)
とともに、第1の印刷キューに印刷構造体があるかどう
かを監視する(S202)。
【0083】一方、第2の印刷キューに印刷構造体がな
く(S201;No)、第1の印刷キューに印刷構造体
に印刷構造体があり(S202;Yes)、この第1の
印刷キュー内の先頭の印刷構造体の情報を取得(S20
3)した場合において、この印刷構造体の出力先情報が
示す排紙ビンBがフル状態であるとき(S204;Ye
s)、プリンティングマネージャ45は、当該排紙ビン
Bに対して出力できないと判断して、データ退避処理を
行う(S208)。
く(S201;No)、第1の印刷キューに印刷構造体
に印刷構造体があり(S202;Yes)、この第1の
印刷キュー内の先頭の印刷構造体の情報を取得(S20
3)した場合において、この印刷構造体の出力先情報が
示す排紙ビンBがフル状態であるとき(S204;Ye
s)、プリンティングマネージャ45は、当該排紙ビン
Bに対して出力できないと判断して、データ退避処理を
行う(S208)。
【0084】即ち、プリンティングマネージャ45は、
処理中の印刷構造体を第2の印刷キュー内に格納し(S
2081)、この印刷構造体を第1の印刷キューから削
除し(S2082)、この印刷構造体に関連付けられた
中間コードデータを印刷イメージに変換してHDD12
内に格納する(S2083)。これらの処理により、印
刷不能であった中間コードデータは、印刷イメージに変
換されたうえで、HDD12内に退避される。
処理中の印刷構造体を第2の印刷キュー内に格納し(S
2081)、この印刷構造体を第1の印刷キューから削
除し(S2082)、この印刷構造体に関連付けられた
中間コードデータを印刷イメージに変換してHDD12
内に格納する(S2083)。これらの処理により、印
刷不能であった中間コードデータは、印刷イメージに変
換されたうえで、HDD12内に退避される。
【0085】さらに、プリンティングマネージャ45
は、この印刷構造体の出力先情報が示す排紙ビンBに対
応した警告灯Dを点灯させて(S2084)、利用者に
対し、当該排紙ビンBに出力されずに退避された印刷イ
メージが存在することを表示する。そして、プリンティ
ングマネージャ45は、再び、第2の印刷キューに印刷
構造体があるかどうかを監視する(S201)ととも
に、第1の印刷キューに印刷構造体があるかどうかを監
視する(S202)。このように、排紙ビンBがフルの
ために印刷不能であっても、プリンタ1’は、そこで停
止してしまうことなく処理を継続させるのである。
は、この印刷構造体の出力先情報が示す排紙ビンBに対
応した警告灯Dを点灯させて(S2084)、利用者に
対し、当該排紙ビンBに出力されずに退避された印刷イ
メージが存在することを表示する。そして、プリンティ
ングマネージャ45は、再び、第2の印刷キューに印刷
構造体があるかどうかを監視する(S201)ととも
に、第1の印刷キューに印刷構造体があるかどうかを監
視する(S202)。このように、排紙ビンBがフルの
ために印刷不能であっても、プリンタ1’は、そこで停
止してしまうことなく処理を継続させるのである。
【0086】また、警告灯Dが点灯していると、利用者
は、この表示を見ることにより、自分が利用している排
紙ビンBがフル状態のために出力されずに残った印刷イ
メージがあることを知る。そして、利用者は、パネル部
18に対して予め登録されたパスワードを入力してこの
排紙ビンBの電子錠を解錠させ、その中のドキュメント
を取り出す。すると、当該排紙ビンBのフル状態が解除
されて、この排紙ビンBに対する出力が可能となる。
は、この表示を見ることにより、自分が利用している排
紙ビンBがフル状態のために出力されずに残った印刷イ
メージがあることを知る。そして、利用者は、パネル部
18に対して予め登録されたパスワードを入力してこの
排紙ビンBの電子錠を解錠させ、その中のドキュメント
を取り出す。すると、当該排紙ビンBのフル状態が解除
されて、この排紙ビンBに対する出力が可能となる。
【0087】この状態において、第2の印刷キュー内に
は印刷構造体がある(S201;Yes)ので、プリン
ティングマネージャ45は、第2の印刷キュー内の印刷
構造体の情報を取得する(S209)。そして、プリン
ティングマネージャ45は、この印刷構造体の出力先情
報が示す排紙ビンBの状態を判別する(S210)。こ
の際、事前に利用者がこの排紙ビンBからドキュメント
を取り出していれば、プリンティングマネージャ45
は、この排紙ビンBがフルでないことを認識することに
なる(S210;No)。
は印刷構造体がある(S201;Yes)ので、プリン
ティングマネージャ45は、第2の印刷キュー内の印刷
構造体の情報を取得する(S209)。そして、プリン
ティングマネージャ45は、この印刷構造体の出力先情
報が示す排紙ビンBの状態を判別する(S210)。こ
の際、事前に利用者がこの排紙ビンBからドキュメント
を取り出していれば、プリンティングマネージャ45
は、この排紙ビンBがフルでないことを認識することに
なる(S210;No)。
【0088】排紙ビンBがフルでなければ、プリンティ
ングマネージャ45は、退避された印刷イメージの印刷
処理を行う。即ち、プリンティングマネージャ45は、
当該印刷構造体に関連付けられた印刷イメージをHDD
12から取得して、エンジンコントローラ46に対し
て、取得された印刷イメージを印刷するように要求する
(S212)。そして、プリンティングマネージャ45
は、エンジンコントローラ46における印刷が終了する
まで待機したうえで(S213)、処理中の印刷構造体
を第2の印刷キューから削除するとともに、該印刷構造
体に関連付けられた印刷イメージをHDD12から削除
する(S214)。さらに、プリンティングマネージャ
45は、当該印刷構造体の出力先情報が示す排紙ビンB
に対応する警告灯Dを消灯させ(S215)、再び、第
2の印刷キューに印刷構造体があるかどうかを監視する
(S201)とともに、第1の印刷キューに印刷構造体
があるかどうかを監視する(S202)。
ングマネージャ45は、退避された印刷イメージの印刷
処理を行う。即ち、プリンティングマネージャ45は、
当該印刷構造体に関連付けられた印刷イメージをHDD
12から取得して、エンジンコントローラ46に対し
て、取得された印刷イメージを印刷するように要求する
(S212)。そして、プリンティングマネージャ45
は、エンジンコントローラ46における印刷が終了する
まで待機したうえで(S213)、処理中の印刷構造体
を第2の印刷キューから削除するとともに、該印刷構造
体に関連付けられた印刷イメージをHDD12から削除
する(S214)。さらに、プリンティングマネージャ
45は、当該印刷構造体の出力先情報が示す排紙ビンB
に対応する警告灯Dを消灯させ(S215)、再び、第
2の印刷キューに印刷構造体があるかどうかを監視する
(S201)とともに、第1の印刷キューに印刷構造体
があるかどうかを監視する(S202)。
【0089】このように、排紙ビンBがフルのために印
刷不能であっても、プリンタ1’は、印刷すべき中間コ
ードデータを印刷イメージに変換してHDD12内に退
避させる。この際、SDRAM14上の中間コードデー
タは削除されるので、SDRAM14の記憶領域は有効
に利用されることになる。そして、排紙ビンBのフル状
態が解除されると、プリンタ1’は、直ちに退避された
印刷イメージを用紙に印刷して当該排紙ビンBへ出力す
る。この場合の印刷処理は、印刷イメージを基に行われ
るので、印刷エンジン16の上限の印刷速度にて実行さ
れる。従って、利用者がフル状態の排紙ビンBからドキ
ュメントを取り出すと、プリンタ1’は、退避された印
刷イメージを最優先かつ最高速で印刷するので、この利
用者を待たせることがない。
刷不能であっても、プリンタ1’は、印刷すべき中間コ
ードデータを印刷イメージに変換してHDD12内に退
避させる。この際、SDRAM14上の中間コードデー
タは削除されるので、SDRAM14の記憶領域は有効
に利用されることになる。そして、排紙ビンBのフル状
態が解除されると、プリンタ1’は、直ちに退避された
印刷イメージを用紙に印刷して当該排紙ビンBへ出力す
る。この場合の印刷処理は、印刷イメージを基に行われ
るので、印刷エンジン16の上限の印刷速度にて実行さ
れる。従って、利用者がフル状態の排紙ビンBからドキ
ュメントを取り出すと、プリンタ1’は、退避された印
刷イメージを最優先かつ最高速で印刷するので、この利
用者を待たせることがない。
【0090】即ち、本実施形態では、排紙ビンBフルの
ために印刷できないデータをHDD12内に退避させ、
この退避されたデータを管理するための第2の印刷キュ
ーが用いられている。そして、第1の印刷キューよりも
第2の印刷キューが先にチェックされているので、フル
が発生した排紙ビンBのドキュメントが取り除かれる
と、直ちに退避されたデータが優先的に印刷される。従
って、利用者がフル状態の排紙ビンBからドキュメント
を取り除いた場合、すぐに退避されたデータが印刷され
るので、この利用者は待たされることなく直ちに所望の
ドキュメントを得ることができる。
ために印刷できないデータをHDD12内に退避させ、
この退避されたデータを管理するための第2の印刷キュ
ーが用いられている。そして、第1の印刷キューよりも
第2の印刷キューが先にチェックされているので、フル
が発生した排紙ビンBのドキュメントが取り除かれる
と、直ちに退避されたデータが優先的に印刷される。従
って、利用者がフル状態の排紙ビンBからドキュメント
を取り除いた場合、すぐに退避されたデータが印刷され
るので、この利用者は待たされることなく直ちに所望の
ドキュメントを得ることができる。
【0091】さらに、退避されるデータは、第1の印刷
キューとは別の第2の印刷キューにおいて管理され、こ
の第2の印刷キューが第1の印刷キューよりも優先的に
チェックされるので、例えば、プリンタ1’が複数ペー
ジのデータを印刷している途中で排紙ビンBがフルとな
り、当該データの退避が行われている最中に、排紙ビン
Bのフルが解除された場合であっても、まず退避された
データが優先的に印刷されるので、この複数ページのド
キュメントは、そのページ順の通りに正しく印刷され
る。
キューとは別の第2の印刷キューにおいて管理され、こ
の第2の印刷キューが第1の印刷キューよりも優先的に
チェックされるので、例えば、プリンタ1’が複数ペー
ジのデータを印刷している途中で排紙ビンBがフルとな
り、当該データの退避が行われている最中に、排紙ビン
Bのフルが解除された場合であっても、まず退避された
データが優先的に印刷されるので、この複数ページのド
キュメントは、そのページ順の通りに正しく印刷され
る。
【0092】なお、上記説明において、排紙ビンBがフ
ルのために印刷されない中間コードデータは、印刷イメ
ージに変換されてHDD12内に格納されるが、この代
わりに、当該中間コードデータは、印刷イメージに変換
されずにそのままHDD12内に格納されてもよい。
ルのために印刷されない中間コードデータは、印刷イメ
ージに変換されてHDD12内に格納されるが、この代
わりに、当該中間コードデータは、印刷イメージに変換
されずにそのままHDD12内に格納されてもよい。
【0093】また、マルチビンユニット18における警
告部182の各警告灯Dの状態は、各利用者のHOST
2におけるデバイスドライバ41に通知されることとし
てもよい。この場合、各利用者は、プリンタ1’の設置
場所まで出向くことなく、各利用者のHOST2を介し
て各警告灯Dの状態を知ることができる。
告部182の各警告灯Dの状態は、各利用者のHOST
2におけるデバイスドライバ41に通知されることとし
てもよい。この場合、各利用者は、プリンタ1’の設置
場所まで出向くことなく、各利用者のHOST2を介し
て各警告灯Dの状態を知ることができる。
【0094】〔変形例〕以下に、上記第2実施形態の変
形例について説明する。本変形例のハードウェア構成
は、第2実施形態のハードウェア構成と略同一である。
但し、以下に示すように、本変形例は、EEPROM1
3内に設定情報が記憶されているとともに、SDRAM
14上に状態情報が記憶されている点を特徴としてい
る。
形例について説明する。本変形例のハードウェア構成
は、第2実施形態のハードウェア構成と略同一である。
但し、以下に示すように、本変形例は、EEPROM1
3内に設定情報が記憶されているとともに、SDRAM
14上に状態情報が記憶されている点を特徴としてい
る。
【0095】即ち、設定情報とは、マルチビンユニット
18の各排紙ビンB#1〜B#10毎に、当該排紙ビン
B#1〜B#10に対応するフル検知センサがONにな
ったときにプリンタ1をエラー状態とするか否かを指定
する情報である。この設定情報は、管理者がパネル部1
9を操作することにより予め設定したものである。な
お、管理者は、自身のHOST2のツールプログラムを
用いて、この設定を行うことも可能である。
18の各排紙ビンB#1〜B#10毎に、当該排紙ビン
B#1〜B#10に対応するフル検知センサがONにな
ったときにプリンタ1をエラー状態とするか否かを指定
する情報である。この設定情報は、管理者がパネル部1
9を操作することにより予め設定したものである。な
お、管理者は、自身のHOST2のツールプログラムを
用いて、この設定を行うことも可能である。
【0096】また、状態情報とは、プリンタ1’が正常
な状態,ワーニング状態,又はエラー状態のどの状態に
あるのかを示す情報であり、SDRAM14上に記憶さ
れている。なお、ワーニング状態とは、プリンタ1’に
軽微な問題が発生しているものの、プリンタ1’の稼動
は停止していない状態である。一方、エラー状態とは、
プリンタ1に問題が発生したために、プリンタ1’の稼
動が停止している状態である。
な状態,ワーニング状態,又はエラー状態のどの状態に
あるのかを示す情報であり、SDRAM14上に記憶さ
れている。なお、ワーニング状態とは、プリンタ1’に
軽微な問題が発生しているものの、プリンタ1’の稼動
は停止していない状態である。一方、エラー状態とは、
プリンタ1に問題が発生したために、プリンタ1’の稼
動が停止している状態である。
【0097】また、本変形例のソフトウェア構成は、第
2実施形態のソフトウェア構成と略同一である。但し、
後述の如く、本変形例のプリンティングマネージャ45
の処理は、第2実施形態における処理に比べて一部異な
っている。即ち、本変形例のプリンティングマネージャ
45の処理は、図8のフローチャートにより示される処
理と略同一であるが、図8のS208のデータ退避処理
において、図9のS2081〜S2084の処理の代わ
りに、図10に示されるS301〜S310の処理が行
われる点が異なっている。以下、このデータ退避処理に
ついて図10に従って説明する。
2実施形態のソフトウェア構成と略同一である。但し、
後述の如く、本変形例のプリンティングマネージャ45
の処理は、第2実施形態における処理に比べて一部異な
っている。即ち、本変形例のプリンティングマネージャ
45の処理は、図8のフローチャートにより示される処
理と略同一であるが、図8のS208のデータ退避処理
において、図9のS2081〜S2084の処理の代わ
りに、図10に示されるS301〜S310の処理が行
われる点が異なっている。以下、このデータ退避処理に
ついて図10に従って説明する。
【0098】なお、このデータ退避処理は、第1の印刷
キューに印刷構造体があるものの、その印刷構造体の出
力先情報が示す排紙ビンBがフル状態である場合に、実
行される処理である。
キューに印刷構造体があるものの、その印刷構造体の出
力先情報が示す排紙ビンBがフル状態である場合に、実
行される処理である。
【0099】まず、S301において、プリンティング
マネージャ45は、処理中の印刷構造体の出力先情報が
示す排紙ビンBに関する設定情報を、ステータスマネー
ジャ47を介してEEPROM13から読み出す。そし
て、プリンティングマネージャ45は、この設定情報に
従って、当該排紙ビンBに対応するフル検知センサがO
Nになったときに、プリンタ1’をエラー状態とせずに
処理を継続させるか、あるいは、プリンタ1’をエラー
状態として処理を中断させるかを、判断する。即ち、プ
リンティングマネージャ45は、プリンタ1’をエラー
状態としない場合には処理をS302へ進めるが、プリ
ンタ’をエラー状態とする場合には処理をS306へ進
める。
マネージャ45は、処理中の印刷構造体の出力先情報が
示す排紙ビンBに関する設定情報を、ステータスマネー
ジャ47を介してEEPROM13から読み出す。そし
て、プリンティングマネージャ45は、この設定情報に
従って、当該排紙ビンBに対応するフル検知センサがO
Nになったときに、プリンタ1’をエラー状態とせずに
処理を継続させるか、あるいは、プリンタ1’をエラー
状態として処理を中断させるかを、判断する。即ち、プ
リンティングマネージャ45は、プリンタ1’をエラー
状態としない場合には処理をS302へ進めるが、プリ
ンタ’をエラー状態とする場合には処理をS306へ進
める。
【0100】S302において、プリンティングマネー
ジャ45は、図8のS203において取得された印刷構
造体を、第2の印刷キュー内に格納する。この際、プリ
ンティングマネージャ45は、この印刷構造体を、第2
の印刷キュー内の印刷構造体のうちの最後のものの直後
に格納する。なお、第2の印刷キュー内に印刷構造体が
なかったなら、プリンティングマネージャ45は、取得
された印刷構造体を第2の印刷キュー内の先頭に格納す
る。
ジャ45は、図8のS203において取得された印刷構
造体を、第2の印刷キュー内に格納する。この際、プリ
ンティングマネージャ45は、この印刷構造体を、第2
の印刷キュー内の印刷構造体のうちの最後のものの直後
に格納する。なお、第2の印刷キュー内に印刷構造体が
なかったなら、プリンティングマネージャ45は、取得
された印刷構造体を第2の印刷キュー内の先頭に格納す
る。
【0101】次のS303では、プリンティングマネー
ジャ45は、図8のS203において取得された印刷構
造体を、第1の印刷キューから削除する。
ジャ45は、図8のS203において取得された印刷構
造体を、第1の印刷キューから削除する。
【0102】次のS304では、プリンティングマネー
ジャ45は、S203において取得された印刷構造体に
関連付けられた中間コードデータを、印刷イメージに変
換する。そして、プリンティングマネージャ45は、得
られた印刷イメージをHDD12内に格納する。この
際、中間コードデータに関連付けられていた印刷構造体
は、当該中間コードデータが変換されて得られた印刷イ
メージに関連付けられることになる。また、プリンティ
ングマネージャ45は、当該中間コードデータをSDR
AM14上から削除する。
ジャ45は、S203において取得された印刷構造体に
関連付けられた中間コードデータを、印刷イメージに変
換する。そして、プリンティングマネージャ45は、得
られた印刷イメージをHDD12内に格納する。この
際、中間コードデータに関連付けられていた印刷構造体
は、当該中間コードデータが変換されて得られた印刷イ
メージに関連付けられることになる。また、プリンティ
ングマネージャ45は、当該中間コードデータをSDR
AM14上から削除する。
【0103】次のS305では、S304で得られた印
刷イメージに関連付けられた印刷構造体の出力先情報が
示す排紙ビンBがフル状態であるため、プリンティング
マネージャ45は、マルチビンユニット18の警告部1
82を制御することにより、当該排紙ビンBに対応した
警告灯Dを点灯させる。このとき、SDRAM14上の
状態情報はワーニング状態になる。なお、ワーニング状
態は、この警告灯Dが全て消灯されたときに解除される
ことになる。そして、プリンティングマネージャ45
は、処理を図8におけるS201へ戻す。
刷イメージに関連付けられた印刷構造体の出力先情報が
示す排紙ビンBがフル状態であるため、プリンティング
マネージャ45は、マルチビンユニット18の警告部1
82を制御することにより、当該排紙ビンBに対応した
警告灯Dを点灯させる。このとき、SDRAM14上の
状態情報はワーニング状態になる。なお、ワーニング状
態は、この警告灯Dが全て消灯されたときに解除される
ことになる。そして、プリンティングマネージャ45
は、処理を図8におけるS201へ戻す。
【0104】一方、S306では、プリンティングマネ
ージャ45は、ステータスマネージャ47を介し、パネ
ル部19にプリンタ1’がエラー状態である旨表示させ
るとともにSDRAM14上の状態情報をエラー状態と
する。プリンタ1’は、一旦エラー状態になると、この
エラー状態が解除されるまで稼動不能である。
ージャ45は、ステータスマネージャ47を介し、パネ
ル部19にプリンタ1’がエラー状態である旨表示させ
るとともにSDRAM14上の状態情報をエラー状態と
する。プリンタ1’は、一旦エラー状態になると、この
エラー状態が解除されるまで稼動不能である。
【0105】次のS307では、プリンティングマネー
ジャ45は、エラーが解除されるまで待機する。エラー
の解除は、利用者又は管理者が、フル状態の排紙ビンB
からドキュメントを取り出して、パネル部19の図示せ
ぬコンティニューボタンを押下することによりなされ
る。エラーが解除された場合、プリンティングマネージ
ャ45は、ステータスマネージャ47を介してSDRA
M14上の状態情報におけるエラー状態を解除し、処理
をS308へ進める。
ジャ45は、エラーが解除されるまで待機する。エラー
の解除は、利用者又は管理者が、フル状態の排紙ビンB
からドキュメントを取り出して、パネル部19の図示せ
ぬコンティニューボタンを押下することによりなされ
る。エラーが解除された場合、プリンティングマネージ
ャ45は、ステータスマネージャ47を介してSDRA
M14上の状態情報におけるエラー状態を解除し、処理
をS308へ進める。
【0106】次のS308では、プリンティングマネー
ジャ45は、処理中の印刷構造体に関連付けられた中間
コードデータを、印刷イメージに変換する。そして、プ
リンティングマネージャ45は、エンジンコントローラ
46に対して、この印刷イメージを印刷するように要求
する。
ジャ45は、処理中の印刷構造体に関連付けられた中間
コードデータを、印刷イメージに変換する。そして、プ
リンティングマネージャ45は、エンジンコントローラ
46に対して、この印刷イメージを印刷するように要求
する。
【0107】次のS309では、プリンティングマネー
ジャ45は、エンジンコントローラ46を介して印刷が
終了しているかどうかを判別し、印刷が終了していれば
処理をS310へ進めるが、印刷が終了していなければ
当該S309の処理を繰り返すことにより待機する。
ジャ45は、エンジンコントローラ46を介して印刷が
終了しているかどうかを判別し、印刷が終了していれば
処理をS310へ進めるが、印刷が終了していなければ
当該S309の処理を繰り返すことにより待機する。
【0108】次のS310では、プリンティングマネー
ジャ45は、処理中の印刷構造体を、第1の印刷キュー
から削除する。そして、プリンティングマネージャ45
は、処理を図8におけるS201へ戻す。
ジャ45は、処理中の印刷構造体を、第1の印刷キュー
から削除する。そして、プリンティングマネージャ45
は、処理を図8におけるS201へ戻す。
【0109】以下に、本変形例の作用について説明す
る。予め、管理者は、マルチビンユニット18の各排紙
ビンB#1〜B#10毎に利用者を決めておく。例え
ば、管理者は、各排紙ビンB#1〜B#9を夫々個人の
利用者に割り当てるとともに、排紙ビンB#10を、全
利用者が共用するものと定める。
る。予め、管理者は、マルチビンユニット18の各排紙
ビンB#1〜B#10毎に利用者を決めておく。例え
ば、管理者は、各排紙ビンB#1〜B#9を夫々個人の
利用者に割り当てるとともに、排紙ビンB#10を、全
利用者が共用するものと定める。
【0110】そして、管理者は、各排紙ビンB#1〜B
#9がフル状態になった場合には、プリンタ1’をエラ
ー状態とせずに処理を継続させる旨の設定情報を、夫々
設定しておく。しかし、管理者は、排紙ビンB#10が
フル状態になった場合には、プリンタ1’をエラー状態
として処理を中断させる旨の設定情報を、設定してお
く。
#9がフル状態になった場合には、プリンタ1’をエラ
ー状態とせずに処理を継続させる旨の設定情報を、夫々
設定しておく。しかし、管理者は、排紙ビンB#10が
フル状態になった場合には、プリンタ1’をエラー状態
として処理を中断させる旨の設定情報を、設定してお
く。
【0111】このように設定されると、仮に、各排紙ビ
ンB#1〜B#9のうちのいずれかがフル状態になった
としても、プリンタ1’は、このフル状態になった排紙
ビンB(#1〜#9)に対する印刷を延期するものの、
通常通り稼動することができる。即ち、フル状態になっ
ていない排紙ビンBの利用者は、通常通りプリンタ1’
を利用することができるのである。
ンB#1〜B#9のうちのいずれかがフル状態になった
としても、プリンタ1’は、このフル状態になった排紙
ビンB(#1〜#9)に対する印刷を延期するものの、
通常通り稼動することができる。即ち、フル状態になっ
ていない排紙ビンBの利用者は、通常通りプリンタ1’
を利用することができるのである。
【0112】一方、共用の排紙ビンB#10がフル状態
になると、プリンタ1’はエラー状態になって稼動不能
となる。このように、プリンタ1’がエラー状態になる
と、管理者や利用者は、直ちにこのエラー状態を解除し
ようとする。従って、この共用の排紙ビンB#10が利
用不能となった状態が長時間継続することを防止できる
のである。
になると、プリンタ1’はエラー状態になって稼動不能
となる。このように、プリンタ1’がエラー状態になる
と、管理者や利用者は、直ちにこのエラー状態を解除し
ようとする。従って、この共用の排紙ビンB#10が利
用不能となった状態が長時間継続することを防止できる
のである。
【0113】上記のように設定されたプリンタ1’にお
いて、そのプリンティングマネージャ45は、第1の印
刷キューに印刷構造体があるものの、その印刷構造体の
出力先情報が示す排紙ビンBがフル状態である場合に、
この排紙ビンBに関する設定情報をステータスマネージ
ャ47を介してEEPROM13から読み出す。そし
て、プリンティングマネージャ45は、エラー処理を行
うか否か判断する(S301)。
いて、そのプリンティングマネージャ45は、第1の印
刷キューに印刷構造体があるものの、その印刷構造体の
出力先情報が示す排紙ビンBがフル状態である場合に、
この排紙ビンBに関する設定情報をステータスマネージ
ャ47を介してEEPROM13から読み出す。そし
て、プリンティングマネージャ45は、エラー処理を行
うか否か判断する(S301)。
【0114】例えば、ここでフル状態になった排紙ビン
Bが#1〜#9のいずれかであれば、プリンティングマ
ネージャ45は、その設定情報に従って、プリンタ1’
をエラー状態としないように判断する(S301;N
o)。そして、プリンティングマネージャ45は、処理
中の印刷構造体を第2の印刷キュー内に格納し(S30
2)、この印刷構造体を第1の印刷キューから削除し
(S303)、この印刷構造体に関連付けられた中間コ
ードデータを印刷イメージに変換してHDD12内に格
納する(S304)。これらの処理により、印刷不能で
あった中間コードデータは、印刷イメージに変換された
うえで、HDD12内に退避される。
Bが#1〜#9のいずれかであれば、プリンティングマ
ネージャ45は、その設定情報に従って、プリンタ1’
をエラー状態としないように判断する(S301;N
o)。そして、プリンティングマネージャ45は、処理
中の印刷構造体を第2の印刷キュー内に格納し(S30
2)、この印刷構造体を第1の印刷キューから削除し
(S303)、この印刷構造体に関連付けられた中間コ
ードデータを印刷イメージに変換してHDD12内に格
納する(S304)。これらの処理により、印刷不能で
あった中間コードデータは、印刷イメージに変換された
うえで、HDD12内に退避される。
【0115】さらに、プリンティングマネージャ45
は、この印刷構造体の出力先情報が示す排紙ビンBに対
応した警告灯Dを点灯させて(S305)、利用者に対
し、当該排紙ビンBに出力されずに退避された印刷イメ
ージが存在することを表示する。プリンタ1’はワーニ
ング状態になるもののエラー状態とはならず、以後も処
理を継続する。
は、この印刷構造体の出力先情報が示す排紙ビンBに対
応した警告灯Dを点灯させて(S305)、利用者に対
し、当該排紙ビンBに出力されずに退避された印刷イメ
ージが存在することを表示する。プリンタ1’はワーニ
ング状態になるもののエラー状態とはならず、以後も処
理を継続する。
【0116】一方、フル状態になった排紙ビンBが#1
0であれば、プリンティングマネージャ45は、その設
定情報に従って、プリンタ1’をエラー状態とするよう
に判断する(S301;Yes)。そして、プリンティ
ングマネージャ45は、パネル部19にプリンタ1’が
エラー状態である旨を表示する(S306)。
0であれば、プリンティングマネージャ45は、その設
定情報に従って、プリンタ1’をエラー状態とするよう
に判断する(S301;Yes)。そして、プリンティ
ングマネージャ45は、パネル部19にプリンタ1’が
エラー状態である旨を表示する(S306)。
【0117】プリンタ1’は、このエラー状態で稼動を
停止してしまうので、これに気づいた利用者が、共用の
排紙ビンB#10からドキュメントを取り出し、パネル
部19の図示せぬコンティニューボタンを押下する。す
ると、エラー状態は解除され(S307;Yes)、プ
リンティングマネージャ45は、処理中の印刷構造体に
関連付けられた中間コードデータを、印刷イメージに変
換し、エンジンコントローラ46に印刷させる(S30
8)。印刷が終了すると(S309;Yes)、プリン
ティングマネージャ45は、処理中の印刷構造体を第1
の印刷キューから削除し、再び両印刷キューの監視を開
始する。
停止してしまうので、これに気づいた利用者が、共用の
排紙ビンB#10からドキュメントを取り出し、パネル
部19の図示せぬコンティニューボタンを押下する。す
ると、エラー状態は解除され(S307;Yes)、プ
リンティングマネージャ45は、処理中の印刷構造体に
関連付けられた中間コードデータを、印刷イメージに変
換し、エンジンコントローラ46に印刷させる(S30
8)。印刷が終了すると(S309;Yes)、プリン
ティングマネージャ45は、処理中の印刷構造体を第1
の印刷キューから削除し、再び両印刷キューの監視を開
始する。
【0118】上述のように、本変形例によるプリンタ
1’では、排紙ビンBの用途に応じて、管理者が当該ビ
ンの設定情報を決めておくことができる。従って、管理
者は、個人用の排紙ビンBに対しては、該排紙ビンBが
使用不可となったとしてもプリンタ1’が停止せずに稼
動し続けるように、設定することができる。また、管理
者は、共用の排紙ビンBに対しては、該排紙ビンBが使
用不能となった場合にプリンタ1’を停止させて利用者
に対して該排紙ビンBを速やかに利用可能とするように
促すべく、設定することができる。設定情報がこのよう
に設定されると、共用の排紙ビンB内において、各利用
者のドキュメントが混ざってしまうようなことがない。
1’では、排紙ビンBの用途に応じて、管理者が当該ビ
ンの設定情報を決めておくことができる。従って、管理
者は、個人用の排紙ビンBに対しては、該排紙ビンBが
使用不可となったとしてもプリンタ1’が停止せずに稼
動し続けるように、設定することができる。また、管理
者は、共用の排紙ビンBに対しては、該排紙ビンBが使
用不能となった場合にプリンタ1’を停止させて利用者
に対して該排紙ビンBを速やかに利用可能とするように
促すべく、設定することができる。設定情報がこのよう
に設定されると、共用の排紙ビンB内において、各利用
者のドキュメントが混ざってしまうようなことがない。
【0119】なお、管理者は、個人用の排紙ビンBと共
用の排紙ビンBという区分に限らず、各排紙ビンBの用
途に応じてその設定情報を決定することができる。
用の排紙ビンBという区分に限らず、各排紙ビンBの用
途に応じてその設定情報を決定することができる。
【0120】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のプリン
タによると、排紙ユニットの排出部がフル状態である場
合に、印刷データを待機させておくことができる。従っ
て、このような場合に、プリンタは、その稼動を停止さ
せることなく、以降の処理を継続させることができる。
タによると、排紙ユニットの排出部がフル状態である場
合に、印刷データを待機させておくことができる。従っ
て、このような場合に、プリンタは、その稼動を停止さ
せることなく、以降の処理を継続させることができる。
【図1】本発明の実施形態によるプリンタを備えた印刷
システムの模式図。
システムの模式図。
【図2】本発明の実施形態によるプリンタを示すブロッ
ク図。
ク図。
【図3】第1実施形態によるプリンタの正面図。
【図4】第1実施形態によるプリンタの側面図。
【図5】本発明の実施形態によるプリンタのソフトウェ
ア構成図。
ア構成図。
【図6】第1実施形態のフローチャート。
【図7】第2実施形態によるプリンタの正面図。
【図8】第2実施形態のフローチャート。
【図9】第2実施形態のフローチャート。
【図10】変形例のフローチャート。
1 プリンタ 2 ホスト・パーソナル・コンピュータ 10 主制御部 11 入出力制御部 12 HDD 13 EEPROM 15 ネットワーク・インタフェース 16 印刷エンジン 18 マルチビンユニット B 排紙ビン D 警告灯
Claims (6)
- 【請求項1】 印刷データを送信可能なコンピュータに
接続され、該コンピュータからの前記印刷データを受信
するインタフェース部と、 前記印刷データを媒体に印刷する印刷部と、 該印刷部によって印刷された媒体を排出する排出部,及
び,この排出部へ所定量以上の媒体が排出された場合に
該排出部がフルである旨を検出するセンサを有する排出
ユニットと、 前記排出ユニットのセンサがフルである旨を検出してい
ない場合、前記インタフェース部から取得した前記印刷
データを前記印刷部により媒体に印刷させて、印刷済み
の媒体を前記排出ユニットによりその排出部へ出力さ
せ、前記排出ユニットのセンサがフルである旨を検出し
ている場合、前記インタフェース部から取得した前記印
刷データを印刷させずに待機させておくとともに、前記
排出ユニットのセンサによるフルである旨の検出が解除
されると待機させておいた印刷データを前記印刷部によ
り印刷させて、印刷済みの媒体を前記排出ユニットによ
りその排出部へ出力させる制御部とを備えたことを特徴
とするプリンタ。 - 【請求項2】 前記排出ユニットは、複数の前記排出
部,及び,これら各排出部毎に夫々設けられた複数の前
記センサを、有し、 前記インタフェース部は、前記排出ユニットの各排出部
のうちの出力先として指定する排出部を示す出力先情報
を含んだ印刷データを受信し、 前記制御部は、印刷済みの媒体を、前記排出ユニットに
より、前記印刷データの出力先情報が示す排出部へ出力
させることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。 - 【請求項3】 前記排出ユニットは、各排出部に関連付
けられた警告灯を有し、 前記制御部は、待機中の印刷データがある場合、この印
刷データの出力先情報が示す排出部に関連付けられた警
告灯を点灯させておくことを特徴とする請求項2記載の
プリンタ。 - 【請求項4】 前記排出ユニットのいずれかのセンサが
フルである旨を検出している状態において、前記インタ
フェース部が当該センサに対応した排出部を示す出力先
情報を含んだ印刷データを受信した場合に前記制御部が
この印刷データを待機させておくか、又は、プリンタを
エラー状態としてその稼動を停止させるかを指定する設
定情報を、各排出部毎に関連付けて格納する設定情報格
納部を、さらに備えたことを特徴とする請求項2又は3
記載のプリンタ。 - 【請求項5】 待機中の印刷データを格納する記憶部
を、さらに備え、 前記制御部は、前記排出ユニットのセンサがフルである
旨を検出している場合、前記インタフェース部から取得
した前記印刷データを前記記憶部に格納させることによ
り、待機させておくことを特徴とする請求項1〜4のい
ずれかに記載のプリンタ。 - 【請求項6】 前記制御部は、前記排出ユニットのセン
サがフルである旨を検出している場合、前記インタフェ
ース部から取得した前記印刷データを印刷イメージに変
換して待機させておくことを特徴とする請求項1〜5の
いずれかに記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32172899A JP2001138605A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32172899A JP2001138605A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001138605A true JP2001138605A (ja) | 2001-05-22 |
JP2001138605A5 JP2001138605A5 (ja) | 2004-08-26 |
Family
ID=18135789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32172899A Withdrawn JP2001138605A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001138605A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006157530A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Canon Electronics Inc | 画像読取装置 |
JP2010277339A (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-09 | Canon Inc | 情報処理装置、外装置の制御方法、制御プログラム |
JP2016172371A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置および印刷装置の排紙方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06305217A (ja) * | 1993-04-21 | 1994-11-01 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JPH0895726A (ja) * | 1994-09-27 | 1996-04-12 | Ricoh Co Ltd | プリントサーバーシステム |
JPH09300781A (ja) * | 1996-05-13 | 1997-11-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像記録装置 |
JPH11189368A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Canon Inc | 排紙処理装置および排紙処理装置の制御方法 |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP32172899A patent/JP2001138605A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010277339A (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-09 | Canon Inc | 情報処理装置、外装置の制御方法、制御プログラム |
US8985580B2 (en) | 2009-05-28 | 2015-03-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus and method for designating plural discharge trays to stack copies with notification function |
JP2016172371A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置および印刷装置の排紙方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050830 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20051031 |