JP2001138311A - 模様付きパネルの製造装置および製造方法 - Google Patents

模様付きパネルの製造装置および製造方法

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JP2001138311A
JP2001138311A JP32279599A JP32279599A JP2001138311A JP 2001138311 A JP2001138311 A JP 2001138311A JP 32279599 A JP32279599 A JP 32279599A JP 32279599 A JP32279599 A JP 32279599A JP 2001138311 A JP2001138311 A JP 2001138311A
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Yoichiro Okimura
要一郎 沖村
Katsuzo Nitta
勝三 新田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化した模様付きパネルと加飾型とを、容易
に離反させることができる模様付きパネルの製造装置お
よび製造方法を提供すること。 【解決手段】 型体および押し上げ装置とからなる模様
付きパネルの製造装置において、該型体は、(1)基板
(2)該基板の上に配置した型枠(3)該型枠に囲まれ
かつ該基板上に載置した加飾型(4)該型枠の内側近傍
の該基板に配置した複数個の押し上げ装置からなること
を特徴とする模様付きパネルの製造装置。および上記し
た模様付きパネルの製造装置を用いる模様付きパネルの
製造方法において、硬化性の基材を、該型体に流し込ん
で充填した後、該基材を硬化させ、次いで押し上げ装置
を用いて硬化した該基材の周辺部を押し上げ、硬化した
該基材と該加飾型とを離反させることを特徴とする模様
付きパネルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築資材である壁
パネルに用いられる模様付きパネルの製造装置および製
造方法に関する。より詳しくは硬化したパネルと、型体
に組み込んだ加飾型とを容易に離反させることができる
模様付きパネルの製造装置および該製造装置を用いる製
造方法に関する。
【0002】従来より、建築資材である壁パネルに用い
られる模様付きパネルは、無機質反応性粉体、アルカリ
金属珪酸塩および水、さらに所望により発泡剤からなる
硬化性基材を混合し、これを表面に凸凹模様を有する加
飾型を組み込んだ型体中に流し込み、次いで硬化させた
後、脱型して製造されており、多くの方法が提案されて
いる。
【0003】たとえば、特公平4−45471号公報に
は、無定形の二酸化珪素と酸化アルミニウムを含有する
酸化物混合物と、アルカリ金属珪酸塩との混合物を加熱
硬化させて無機質硬化体を製造する方法が開示されてお
り、また特開平11−71165号公報には、シリカ−
アルミナ系無機質粉体、アルカリ金属珪酸塩および水か
らなる発泡性の硬化性無機質組成物を加熱して無機質硬
化体を製造する方法が開示されている。
【0004】一方、模様付きパネルは、年々高級化して
おり、そのために壁パネルに付与する模様形状も複雑化
している。特に模様付きパネルの凹部は、より深くなり
また凹部の内側壁面にさらに凹凸模様を有するものが求
められている。その結果、模様付きパネルを製造する際
に、硬化したパネル面に加飾面が深くまた強固に食い込
み、硬化したパネルを脱型する際に、パネル面と加飾面
とを離反させることが困難となり、また離反させる際に
加飾型を著しく損傷することから、加飾型を繰り返し再
使用できる回数が極めて少なくなるという問題があっ
た。
【0005】これに対して、本出願人は、本出願人によ
り出願された特願平09−156686号に、弾性変形
可能な加飾部の裏面に補強板を密着させた加飾型を提案
した。これは、加飾部と補強板を密着させて一体化した
ことにより、加飾型を湾曲させて引き離す際に、加飾部
の損傷を少なくさせて、その耐久性を向上させたもので
ある。
【0006】しかし、このような加飾型は、硬化したパ
ネルから湾曲させて引き離す際に、補強板と密着した部
分に大きな引張応力が加わることは緩和されるものの、
補強板と密着していない加飾面は補強されていないた
め、繰り返し使用することにより、加飾面に亀裂が発生
し、発生した亀裂がパネルに転写され、優れた加飾面が
得られないという問題が生じた。さらに、このような加
飾型を用いるパネルの脱型方法は、人手により脱型する
ものであることから、製造工程を自動化することが困難
であり、そのために模様付きパネルを大量生産すること
ができないという問題もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、模様
付きパネルと加飾型とを、容易に離反させることができ
る模様付きパネルの製造装置および該製造装置を用いる
模様付きパネルの製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな問題を解決するために、硬化したパネルと加飾型と
の離反方法を鋭意検討した結果、硬化したパネルと加飾
部とを引き離す際に密着部分が減圧となることが離反を
困難にする原因であって、このことから脱型時に、硬化
したパネルの周辺部を押し上げて、密着部分を大気圧に
戻すことにより、硬化したパネルを加飾型から容易に引
き離すことができることを見出し、本発明に至った。
【0009】すなわち、本発明は、型体および押し上げ
装置とからなる模様付きパネルの製造装置において、該
型体は、下記の(1)〜(4)から構成されてなること
を特徴とする模様付きパネルの製造装置を提供するもの
である。 (1)基板 (2)該基板の上に配置した型枠 (3)該型枠に囲まれかつ該基板上に載置した加飾型 (4)該型枠の内側近傍の該基板に配置した複数個の押
し上げ装置
【0010】また、本発明は、上記した模様付きパネル
の製造装置を用いた模様付きパネルの製造方法におい
て、硬化性の基材を、該型体に流し込んで充填した後、
該基材を硬化させ、次いで押し上げ装置を用いて硬化し
た該基材の周辺部を押し上げ、硬化した該基材と該加飾
型とを離反させることを特徴とする模様付きパネルの製
造方法を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。 (1)型体 本発明で用いる型体は、上記したとおり、(1)基板、
(2)該基板の上に配置した型枠、(3)該型枠に囲ま
れかつ該基板上に載置した加飾型、(4)該型枠の内側
近傍の該基板に配置した複数個の押し上げ装置からなる
ものである。本発明においては、型体は複数個の押し上
げ装置を有することが肝要である。
【0012】(基板および型枠)型体を構成する基板お
よび型枠は、特に限定するものではなく、建築資材とし
ての壁パネルを製造する際に用いる公知のものを用いる
ことができる。基板は、後述する加飾型の弾性材料に剛
性を持たせて、加飾型の形状を保持することを目的とす
るもので、通常ステンレススチールなどの金属製基板で
ある。また、型枠は、通常木製または金属製のものであ
る。さらに、基板および型枠は、通常木製または金属製
の平板上に配置される。
【0013】(加飾型)加飾型は、型枠内側の平板上に
載置され、表面に凹凸模様を形成してなり、硬化した基
材の表面に模様を転写して模様付きパネルを製造するた
めのものである。また、加飾型は、模様付きパネル(模
様を転写された硬化した基材)を脱型する度に、模様付
きパネルの表面に食い込んだ加飾型を引き離して繰り返
し使用することから、引き離し易くかつ耐久性に優れた
弾性材料を用いることが重要である。
【0014】弾性材料としては、たとえばウレタンゴ
ム、ケイ素ゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、フッ化物
系ゴム、多硫化物系ゴム、グラフトゴム、ブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ポリイソブチ
レンゴム、ポリブテンゴム、イソブテン−イソプレンゴ
ム、アクリレート−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジ
エゴムン、スチレン−イソプレンゴム、アクリロニトリ
ル−クロロプレンゴム、スチレン−クロロプレンゴムな
どの合成ゴム、あるいはスチレン−ブタジエン−スチレ
ン重合体、スチレン−水素添加ポリオレフィレン−スチ
レン重合体などのスチレン−ゴム、中間ブロック−スチ
レン共重合体などのブロック共重合体のエラストマーな
どを挙げることができる。これらの弾性材料は、1種ま
たは2種以上を混合したものを用いることができ、さら
に炭酸カルシウム、アルミナなどの無機充填材や澱粉な
どの有機材料を添加したものでもよい。
【0015】また、加飾型は、加飾型の裏面に補強板を
一体的に密着させることもできる。これにより、加飾型
を湾曲させて模様付きパネルから引き離す際に、加飾部
の損傷を少なくさせ、その耐久性を向上させることがで
きる。補強板の材料としては、高い機械的耐久性を有す
るゴム類や、鉄、鉄鋼、ステンレススチール、銅、アル
ミニューム、真鍮などの金属または合金などを用いるこ
とができる。
【0016】(押し上げ装置)本発明においては、押し
上げ装置は、特に限定するものではないが、たとえば油
圧および空気圧によるシリンダー形式のもの、空気を直
接吹き付けるものなどを挙げることができる。また、押
し上げ装置は、型枠の内側近傍に、加飾型の周辺部に沿
って複数個を配置される。その個数は、特に限定するも
のではないが、押し上げ装置を作動させた際に、模様付
きパネルの周辺部を押し上げてそこで加飾型を引き離す
ことができる程度に配列するものである。たとえば、1
000mm置き程度に配列し、外観を損なわない部位に
配列することが望ましい。
【0017】本発明で使用する型体を図面を用いて説明
する。図1は、本発明で使用する型体の例として、シリ
ンダー形式の押し上げ装置を具備した型体の断面図を示
すものである。図1において、型体1は、型枠4と加飾
型5と型枠4の内側近傍の複数個の押し上げ装置6とを
基板3上に配置して構成される。押し上げ装置6は、型
枠4の内側近傍の加飾型5を貫通して、複数個が配置さ
れてなるが、図1では2個の押し上げ装置6を示した。
また、2は型体1を載置した平板であり、7は型体1に
流し込まれた硬化性の基材である。
【0018】図2に押し上げ装置6の詳細を示す。図2
において、押し上げ装置6は、上下に可動する押し上げ
ピン61とこれを可動させる押し上げ部62とからな
り、押し上げ部62は、平板2と基板3に取り付られ、
押し上げピン61は、加飾型5を貫通して、図示しない
模様付きパネルの下面に対面して押し上げ部62に組み
込まれたものである。また、型枠4と接する加飾型の周
辺部52は、加飾型の加飾面51よりも肉厚になされた
肉厚部52を形成してなる。押し上げピン61は、押し
上げ部62から伸張して、模様付きパネルの周辺部を押
し上げる機能を有するが、図2においては、模様付きパ
ネルを押し上げる前の短縮した状態を示す。
【0019】(2)硬化性の基材 本発明で用いられる硬化性の基材は、無機質反応性粉
体、アルカリ金属珪酸塩、水を主成分として含むもので
ある。また、これらの成分の配合割合は、無機質反応性
粉体100重量部に対して、アルカリ金属珪酸塩0.2
〜450重量部、好ましくは10〜350重量部、より
好ましくは20〜250重量部であり、水10〜150
0重量部好ましくは45〜1000重量部、より好まし
くは50〜500重量部である。
【0020】(無機質反応性粉体)本発明で用いる無機
質反応性粉体としては、シリカ(Si02)5〜85重
量%とアルミナ(Al23)90〜10重量%を含み、
粒径5〜100μm、好ましくは10〜40μmのもの
を好適に使用することができる。また、比表面積は、
0.1〜100m2/gのものが望ましい。
【0021】SiO250重量%未満(またはAl23
90重量%を超える)の場合は、硬化反応性に富み、S
iO285重量%を超える(またはAl2310重量%
未満)場合は、硬化反応性に劣る。また、粒径が5μm
未満の場合は硬化反応が速硬性のために制御が困難であ
り、100μmを超える場合は硬化反応が遅くなる。
【0022】無機質反応性粉体としては、組成と粒度が
上記した範囲内にある限り、特に限定されるものではな
く、たとえばフライアッシュ、メタカオリン,カオリ
ン、ムライト、コランダム、アルミナ系研磨剤を製造す
る際のダスト、粉砕焼成ボーキサイトなどを挙げること
ができる。また、これらの粉体は、そのまま用いること
ができるが、溶射処理,粉砕分級、機械的エネルギーを
作用させて活性化したものを用いることもできる。
【0023】フライアッシュは、好ましくは400〜1
000℃で焼成したものである。焼成温度が低い場合に
はフライアッシュの未燃カーボンが残留するため、硬化
体が着色し、高い場合にはアルカリ金属珪酸塩との反応
性が低くなり、硬化体の機械的強度が低下する。
【0024】溶射処理は、セラミックコーティングに適
用される溶射技術(プラズマ溶射法、高エネルギーガス
溶射法、アーク溶射法など)を応用して行うことができ
る。溶射処理においては、材料粉末を2000〜160
00℃の温度で溶融し、30〜800m/秒の速度で噴
霧して行うことが好ましい。
【0025】粉砕分級は、公知の方法を採用して行うこ
とができ、篩い、比重、風力、湿式沈降などによる分
級、ジェットミル、ロールミル、ボールミルによる粉砕
などの方法を挙げることができる。
【0026】機械的エネルギーは、ボール媒体ミル、媒
体攪拌型ミル、ローラミルなどを用いて行うことができ
る。作用させる機械的エネルギーは、0.5〜30kw
h/kgが好ましい。作用させる機械的エネルギーが小
さい場合には粉体を活性化することが困難となり、また
所望の活性化程度を得るために装置が大型化するという
問題がある。
【0027】(アルカリ金属珪酸塩)本発明で用いるア
ルカリ金属珪酸塩は、M2O・nSiO2(M=Li、
K、Naから選ばれる1種以上の金属)で表される塩で
ある。n=0.5〜8のもの、好ましくはn=0.5〜
3のもの、より好ましくはn=0.5〜2.5のもので
ある。nが0.5未満の場合は緻密な硬化体は得られ
ず、得られた無機質硬化体の機械的強度が低くなり、n
が8を超える場合にはアルカリ金属珪酸塩水溶液がゲル
化をおこしやすく、粘度が急激に上昇するため、無機質
反応性粉体との混合が困難になるという問題がある。
【0028】アルカリ金属珪酸塩の配合割合は、前述し
たように、無機質反応性粉体100重量部に対して、
0.2〜450重量部、好ましくは10〜350重量
部、さらに好ましくは20〜250重量部である。0.
2重量部未満の場合は、硬化反応に必要なアルカリの量
が少なすぎるために十分に硬化させることができず、4
50重量部を超える場合は、硬化反応に必要なアルカリ
の量が少なすぎるために得られる硬化体の耐久性が低下
する。
【0029】また、本発明においては、アルカリ金属珪
酸塩は水溶液として用いることが望ましい。アルカリ金
属珪酸塩水溶液として用いることにより、固相−液相間
の反応により反応硬化を活性化することができる。アル
カリ金属珪酸塩水溶液の濃度は、特に限定するものでは
ないが、低すぎると無機質反応性粉体との反応性が低下
し、逆に高すぎると固形分の濃度が高くなり、流動性が
低下するので、10〜60%が好ましい。
【0030】アルカリ金属珪酸塩水溶液は、アルカリ金
属珪酸塩を、加熱、加圧下で水に溶解して得ることがで
きるが、通常アルカリ金属水酸化物水溶液に、アルカリ
金属珪酸塩を表す化学式M2O・nSiO2におけるnが
所定の値となるように、珪砂、珪石粉などのSiO2
分と共に、加熱、加圧下で溶解して得ることができる。
【0031】(水)本発明においては、水は、アルカリ
金属珪酸塩水溶液として配合してよく、また独立して混
合してもよく、さらに両配合方法を併用しても良い。水
の配合割合は、無機質反応性粉体100重量部に対して
35〜1500重量部、好ましくは45〜1000重量
部、さらに好ましくは50〜500重量部である。水の
配合割合が35重量部未満の場合には、無機質反応性粉
体とアルカリ金属珪酸塩とを混合することが不可能とな
り、無機質反応性粉体を十分硬化させることができず、
また混合することが困難となる。逆に、1000重量部
を超える場合には、粉体と水溶液との分離が生じて、得
られる無機質硬化体の強度が低下する。
【0032】(その他の成分)本発明で用いられる硬化
性の基材は、所望により性能を阻害しない範囲で、発泡
剤、無機充填剤、補強繊維、発泡助剤、有機質発泡体ま
たは無機質発泡体などをさらに含むことができる。
【0033】発泡剤としては、過酸化水素、過酸化ナト
リウム、過酸化カリウム、過ほう酸ナトリウムなどの過
酸化物、あるいはMg、Ca、Cr、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Zn、Al、Ga、Sn、Si、フェ
ロシリコンなどの金属粉末を挙げることできる。コス
ト、安全性、入手の容易さ、混合のし易さを考慮する
と、好ましくは過酸化水素、アルミニウム粉末である。
【0034】発泡剤の配合割合は、無機質反応性粉体1
00重量部に対して0.01〜10重量部の範囲で、所
望とする発泡体の密度、強度、耐凍性などを勘案して適
宜決定することができる。配合割合が、0.01重量部
未満の場合には発泡倍率が小さすぎ発泡体が得られず、
10重量部を超える場合には発泡ガスが過剰となり破泡
して、連続気泡となり強度などの耐久性の低下という問
題を生じる。また所望により、気泡を微細化するため
に、界面活性剤を併用することもできる。
【0035】発泡剤として過酸化水素を用いる場合は、
過酸化水素水溶液として用いるのが好ましく、通常0.
5〜35重量%、好ましくは1〜25重量%、さらに好
ましくは5〜15重量%の過酸化水素水溶液である。過
酸化水素の濃度が0.5重量%を下回る場合には、過酸
化水素の量に対して水の量が多くなることから、水溶液
の粘度が低下して安定的に発泡できない。また、過酸化
水素の濃度が35重量%を超える場合には、発泡が速く
なりすぎ、やはり安定的に発泡できない上、発生する水
素ガスが多量のため、引火などのおそれがあり危険であ
る。
【0036】また、発泡剤として金属粉末を用いる場合
は、金属粉末を適量の水に分散させて混合することが好
ましい。また、良好な分散性を得るために、増粘剤、乳
化剤などを併用してもよい。金属粉末の粒径は、1〜2
00μmのものが好ましい。粒径が200μmを超える
と、反応性が低下し、1μmを下回ると、分散性が低下
するとともに、反応性が高くなり発泡が速くなりすぎる
恐れがある。
【0037】無機質充填剤は、硬化時の収縮低減、スラ
リーの流動性向上、セルの緻密化、気泡の安定化などの
効果を有する。無機質充填剤としては、たとえば珪砂、
川砂、ジルコンサンド、結晶質アルミナ、岩石粉末、火
山灰、シリカフラワー、シリカフューム、ベントナイ
ト、高炉スラグなどの混合セメント用混合材、セピオラ
イト、ワラストナイト、マイカなどの天然鉱物、ゼオラ
イト、活性炭、アルミナゲルなどの多孔質粉、炭酸カル
シウム、珪藻土などを挙げることができる。これらは単
独で添加されてもよいが、2種以上併用されてもよい。
【0038】無機質充填剤の配合割合は、無機質反応性
粉体100重量部に対して、700重量部以下が好まし
く、さらに好ましくは10〜500重量部である。配合
割合が700重量部を超えると無機質硬化体の強度が低
下する恐れがある。
【0039】また、無機質充填剤は、0.01μm〜1
mmの粒径のものが好ましい。粒径が0.01μmを下
回ると混合時に吸着水量が増加するために基材の粘度が
上がり作業性が低下する。また、1mmを超えると、発
泡が安定しなくなる。
【0040】補強繊維は、無機質硬化体の強度向上、ク
ラック防止などの効果を有する。補強繊維としては、た
とえばビニロン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ
アミド、アラミド、アクリル、レーヨンなどの有機繊
維、カーボン、ガラス、チタン酸カリウム、アルミナ、
鋼、スラグウールなどの無機繊維が挙げることができ
る。補強繊維の配合割合は、無機質反応性粉体100重
量部に対し、10重量部以下が好ましい。10重量部を
超えると、繊維の分散性が低下する恐れがある。
【0041】補強繊維の好ましい繊維長は1〜15m
m、また好ましい繊維径は1〜500μmである。繊維
長が1mmより下回るか繊維径が500μmを超えると
補強効果が小さい。また、繊維長が15mmを超える
と、補強繊維の分散性や配向性が低下し、繊維径が1μ
mを下回ると混合時に凝集してファイバーボールが形成
し、無機質硬化体の強度が向上しなくなる。
【0042】発泡助剤としては、たとえばシリカゲル、
ゼオライト、活性炭、アルミナゲルなどの多孔質粉体、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸アルミニウムなどのステアリン酸金属塩、オレイン
酸ナトリウム、オレイン酸カリウムなどのオレイン酸金
属塩、パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸ナトリウム、パ
ルミチン酸カリウムなどのパルミチン酸金属塩、ラウリ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリ
ウムなどの界面活性剤などを挙げることができる。これ
らは単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよ
い。発泡助剤の配合割合は、無機質反応性粉体100重
量部に対し、10重量部以下が好ましい。10重量部を
超える場合は基材の混合時に粘度が上昇し、また破泡を
起こし易くなる。
【0043】有機質発泡体および無機質発泡体は、無機
質硬化体を軽量化する効果を有する。有機質発泡体とし
ては、たとえば塩化ビニル、フェノール、ユリア、スチ
レン、ウレタン、エチレンなどの合成樹脂の粒状発泡
体、塩化ビニリデンバルーンなどを挙げることができ、
無機発泡体としては、たとえばガラスバルーン、シラス
バルーン、フライアッシュバルーン、シリカバルーン、
パーライト、ヒル石粒状発泡シリカなどを挙げることが
できる。また、アルミナセメント、γ−アルミナ、溶射
されたアルミナ、アルミン酸アルカリ金属塩、水酸化ア
ルミニウムなどを含むこともできる。有機質発泡体およ
び無機質発泡体は、これらを単独でまたは混合して用い
ることができる。
【0044】有機質発泡体または無機質発泡体の配合割
合は、無機質反応性粉体100重量部に対し、10〜1
00重量部が好ましく、さらに好ましくは30〜80重
量部である。配合割合が10重量部を下回ると軽量化の
効果が得られず、100重量部を超えると強度が低下す
る恐れがある。
【0045】また、有機質発泡体または無機質発泡体
は、比重0.01〜1のものが好ましく、さらに好まし
くは0.03〜0.7のものが望ましい。比重が0.0
1未満は、無機質硬化体の機械的強度の低下を招き、ま
た1を超えると軽量化の効果が得られなくなる。
【0046】(3)模様付きパネルの製造装置 本発明の無機質硬化体の製造装置は、図1および図2を
用いて説明したとおりの型体と押し上げ装置とから構成
されるものである。図1および図2において、押し上げ
装置6の押し上げピン61を押し上げることにより、硬
化した基材、すなわち模様付きパネルの周辺部を持ち上
げて脱型することができるものである。
【0047】(4)模様付きパネルの製造方法 本発明の模様付きパネルの製造方法は、上記した製造装
置において、上記した硬化性の基材を、型体に流し込ん
で充填した後、該基材を加熱して硬化させ、次いで押し
上げ装置を作動させて硬化した該基材(模様付きパネ
ル)の周辺部を押し上げ、硬化した模様付きパネルと該
加飾型とを離反させるものである。
【0048】模様付きパネルの製造方法を図面を用いて
説明する。図3は、シリンダー形式の押し上げ装置を有
する製造装置の例を表す。図3において、押し上げ装置
6は、型枠4の内側近傍の該基板3に、模様付きパネル
8の肉薄になされた目地部81の下面に対面し、かつ加
飾型5の周辺部に沿って複数個が配置されてなるもので
ある。また、押し上げ装置6は、押し上げピン61と押
し上げ部62とから構成され、加飾型5の周辺部は肉厚
になされた肉厚部52である。加飾型5の周辺部には、
押し上げピン61が上下に動作できるように、配置され
た押し上げ装置の個数に対応して、複数個の貫通孔が形
成されている。押し上げピン61が、模様付きパネル8
の目地部81を押し上げた際、目地部81に押し上げピ
ン61の接触跡が残っても、施工時にこの部分を目地材
で目隠しできるので、模様付きパネル8の意匠性を損な
うことがない。
【0049】先ず、硬化性の基材は、図示しない混合機
を用いて混合し、ペースト状の混合物を調製する。硬化
性の基材を構成する各成分の混合方法は、特に限定する
ものではなく、オムニミキサー、ピンミキサーなどの公
知の混合装置を用いてバッチ式で混合することができ
る。発泡剤を配合する場合は、他の成分を混合機で混合
し、これに発泡時間を勘案して添加する。また、無機質
充填剤、補強繊維、発泡助剤、有機質発泡体または無機
質発泡体などを配合する場合は、予め無機質反応性粉体
に混合しておくことが好ましい。
【0050】得られたペースト状の混合物を、型体に注
入し、パネル形に賦形する。この場合、押し上げ装置の
押し上げピン61は短縮された状態である。また、ペ−
スト状混合物を型体内に精度よく充填するために、ペー
スト状の混合物を注入した型枠全体を振動させることが
できる。次に、ペースト状の混合物を注入した型枠全体
を、図示しない熱風乾燥機などに挿入して、加熱硬化さ
せる。硬化温度は常温でもよいが、50〜200℃で硬
化させることにより、硬化反応を促進でき、得られる模
様付きパネルの機械的物性を向上させることができる。
【0051】次いで、押し上げ装置6の押し上げピン6
1を上部に押し上げて、硬化した基材(模様付きパネ
ル)の周辺部を押し上げる。この際、押し上げピン61
は、模様付きパネル8の目地部81を押し上げる。この
ように、パネル面に食い込んだ加飾面を、その両端部分
で離反させることにより、両者を容易に引き離して脱型
することができる。模様付きパネルの両端部分で加飾面
を離反させた後、模様付きパネルの裏面を減圧すること
により、両者の引き離しをさらに容易にすることもでき
る。
【0052】押し上げる力は、特に限定するものではな
く、2〜10kg/cm2であることが好ましい。2k
g/cm2未満であると、押し上げる力が不足し、模様
付きパネルと加飾部を離反することができず、10kg
/cm2以上であると、硬化基材を傷つけてしまう。加
飾部から引き離された模様付きパネルを、さらに適宜乾
燥して、模様付きパネルの最終製品を製造する。
【0053】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいてさらに詳
しく説明する。なお、本発明は以下の実施例によって何
ら限定されるものではない。実施例および比較例におい
ては、下記の各成分を用いて無機緻密体および無機発泡
体を作製した。なお、各成分の粒径は、レーザー回転式
分級計(セイシン社製 PR0700S)を用いて測定
した。
【0054】(1)反応性無機質粉体 (A1)フライアッシュ(関電化工株式会社製、平均粒
径20μm、JIS A−6201相当品)を分級機
(日清エンジニアリング株式会社製、型式TC−15)
により分級し、粒径が10μm以下の粉末を90重量部
%以上を含有するものを(A1)とした。 (A2)カオリン(Si0245.7%、Al23
8.3%、平均粒径8μm、BET法比表面積5.8m
2/g)を焼成温度2500℃、噴射粒子速度50m/
秒で溶射し、得られた活性化した反応性無機質粉体(S
i0249.7%、Al2 347.0% 平均粒径49
μm、BET法比表面積64.3m2/g)を(A2)
とした。 (A3)上記した(A1)を、3000℃で溶融後、8
0m/sの速度で大気中に粉霧して回収したものを(A
3)とした。得られた(A3)は、平均粒径5μm、比
表面積9.5m2/gであった。(A4)上記した(A
1)を、600℃の温度で焼成して得た焼成フライアッ
シュを(A4)とした。得られた(A4)は、粒径10
μm以下の粉体100重量部%を含有した。 (A5)上記した(A1)100重量部と、トリエタノ
ールアミン25重量%およびエタノール75重量%の混
合溶液0.5重量部とを、ウルトラファインミルAT−
20(三菱重工株式会社製、ジルコニアボール10mm
使用、ボール充填率85容積%)に供給し、25kwh
/kgの機械エネルギーを作用させて粉砕して(A5)
とした。粉砕条件をまとめて表1に示す。作用させた機
械エネルギーは、処理粉末単位重量当たりのウルトラフ
ァインミルAT−20に供給した電力で表した。
【0055】
【表1】
【0056】(A6)カオリン(Si0245.7%、
Al2338.3%、平均粒径8μm、BET法比表面
積5.8m2/g)95重量部とクオーツ(住友セメン
ト製、商品名:ソフトシリカ)5重量部とを、(A5)
と同様に粉砕して(A6)とした。 (A7)上記した(A6)を、さらに300℃で3時間
加熱して(A7)とした。 (A8)メタカオリン(エンゲルハード社製SATIN
ONE SP33、平均粒径3.3μm、比表面積1
3.9m2/g)100重量部を、(A5)と同様に粉
砕して(A8)とした。
【0057】(2)アルカリ金属珪酸塩水溶液 珪酸カリウム水溶液(日本化学工業株式会社製、45%
水溶液)を用いた。 (3)無機充填剤 ワラストナイト(土屋カオリン工業(株)製、ケモリッ
トA−60)および珪石粉(住友大阪セメント(株)製
ブレーン値5000cm2/g)を用いた。 (4)ステアリン酸亜鉛 ステアリン酸亜鉛(堺化学株式会社製、SZ−200
0)を用いた。 (5)発泡剤 アルミニウム粉末(ミナルコ社製 350F、粒径70
μm以下のものを90重量%以上を含有)を用いた。
【0058】(実施例1)図2に示したシリンダー形式の
押し上げ装置を組み込んでなる模様付きパネルの製造装
置を用いて、発泡剤を使用しない無機緻密体と、発泡剤
を使用した無機発泡体の2種類の模様付きパネルを作製
した。加飾型は、ウレタンゴム製のものを用いた。平板
は、ステンレススチール(SS304)製で、幅110
0×3200mmのものを用いた。
【0059】まず、無機緻密体を次のようにして作製し
た。表2の1a〜8aに示す配合割合で、各成分をオム
ニミキサー(千代田技研工業株式会社製、内容量150
リットル、)に供給し、30分間混合してペースト状の
硬化性の基材を得た。得られたペースト状の硬化性の基
材を、型体(縦2880mm、横920mm、深さ31
mm)に注入して手作業で型枠内に展開し、さらに1分
間振動(周波数15Hz,振幅5mm)を加えて脱泡し
た。次いで、型体ごと80℃の熱風乾燥機中で8時間加
熱して硬化させた後、押し上げ装置の空気シリンダーに
空気を5kg/cm2で圧入して押し上げピンを伸張さ
せて、硬化した基材(無機緻密体)の周辺部を押し上
げ、さらに模様付きパネルの裏面をブロアーにて減圧吸
引し、加飾面を引き離して脱型して無機緻密体を得た。
【0060】
【表2】
【0061】また、無機発泡体を次のようにして作製し
た。上記の無機緻密体の場合と同様にして、8種類のペ
ースト状の硬化性の基材(表2に示す硬化前の配合物)
を得た後、そのそれぞれについて、さらに表3の1b〜
8bに示す配合割合で、発泡剤(アルミニウム粉末)を
添加して40秒間攪拌した。得られたペースト状の硬化
性の基材を、型枠内に注入して3分間発泡させて賦形し
た後、無機緻密体の場合と同様にして、型枠ごと85℃
の熱風乾燥機中で6時間加熱して硬化させ、脱型して無
機発泡体を得た。
【0062】
【表3】
【0063】得られた無機緻密体(表2の1a〜8aの
もの)および得られた無機発泡体(表3の1b〜8bの
もの)を、任意の順序で繰り返し作製し、この間同じ加
飾型を用いた。500回繰り返して作製した後、加飾型
の加飾面の状態を目視で観察し、クラックの有無を検査
した。その結果を表4の実施例1に示した。
【0064】
【表4】
【0065】(比較例1)実施例1において、加飾型の
裏面にクロロプレンゴムを接着して補強した加飾型を用
いたこと、および押し上げ装置を用いなかったことを除
いて、実施例1と同様にして、無機緻密体と無機発泡体
を作製した。無機緻密体または無機発泡体に食い込んだ
加飾型は、手作業で加飾面を湾曲させて引き離して脱型
した。図4に、無機緻密体または無機発泡体に食い込ん
だ加飾型を引き離す脱型方法を示した。無機緻密体また
は無機発泡体9に食い込んだ加飾型5を力Fにより引き
離すものである。実施例1と同様に、500回繰り返し
て使用した加飾型の加飾面の状態を目視で観察し、クラ
ックの有無を検査した。その結果を表4の比較例1に示
した。
【0066】(比較例2)実施例1において、加飾型の
裏面と補強鉄板を一体成形して補強した加飾型を用いた
こと、および押し上げ装置を用いなかったことを除い
て、実施例1と同様にして、無機緻密体と無機発泡体を
作製した。無機緻密体または無機発泡体に食い込んだ加
飾型は、比較例1と同様に、手作業で加飾面を湾曲させ
て引き離して脱型した。実施例1と同様に、500回繰
り返して使用した加飾型の加飾面の状態を目視で観察
し、クラックの有無を検査した。その結果を表4の比較
例2に示した。
【0067】表4に示した結果から明らかなように、実
施例1においては、500回繰り返して使用した場合に
おいても、加飾面には何ら異常が認められず正常であっ
た。これに対して、比較例1および比較例2において
は、いずれも加飾面にクラックが認められた。
【0068】
【発明の効果】本発明の模様付きパネルの製造装置は、
(1)基板(2)該基板の上に配置した型枠(3)該型
枠に囲まれかつ該基板上に載置した加飾型(4)該型枠
の内側近傍の該基板に配置した複数個の押し上げ装置か
らなる構成としたこと、また本発明の模様付きパネルの
製造方法は、上記した模様付きパネルの製造装置を用い
た製造方法において、硬化性の基材を、該型体に流し込
んで充填した後、該基材を硬化させ、次いで押し上げ装
置を用いて硬化した該基材の周辺部を押し上げ、硬化し
た該基材と該加飾型とを離反させる構成としたことによ
り、硬化したパネルと該加飾型とを、容易に離反させる
ことができるという効果を奏する。その結果、模様付き
パネルの製造工程を自動化することが可能となり、大量
生産することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の模様付きパネルの製造装置におい
て、型体の例を示す断面図である。
【図2】 本発明の模様付きパネルの製造装置におい
て、押し上げ装置の例を示す断面図である。
【図3】 本発明の模様付きパネルの製造方法を説明す
る図面である。
【図4】 比較例1及び比較例2において、無機緻密体
または無機発泡体に食い込んだ加飾型を引き離す脱型方
法を説明する図面である。
【符号の説明】
1型体、2平板、3基板、4型枠、5加飾型、51加飾
型の加飾面、52加飾型の肉厚部、6押し上げ装置、6
1押し上げピン、62押し上げ部、7硬化性の基材、8
模様付きパネル、81模様付きパネルの目地部、9無機
緻密体または無機発泡体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型体および押し上げ装置とからなる模様
    付きパネルの製造装置において、該型体は、下記の
    (1)〜(4)から構成されてなることを特徴とする模
    様付きパネルの製造装置。 (1)基板 (2)該基板の上に配置した型枠 (3)該型枠に囲まれかつ該基板上に載置した加飾型 (4)該型枠の内側近傍の該基板に配置した複数個の押
    し上げ装置
  2. 【請求項2】 請求項1記載の模様付きパネルの製造装
    置を用いた模様付きパネルの製造方法において、硬化性
    の基材を、該型体に流し込んで充填した後、該基材を硬
    化させ、次いで押し上げ装置を用いて硬化した該基材の
    周辺部を押し上げ、硬化した該基材と該加飾型とを離反
    させることを特徴とする模様付きパネルの製造方法。
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