JPH1158342A - アルカリ性材料の成形型及びアルカリ性材料の成形方法 - Google Patents
アルカリ性材料の成形型及びアルカリ性材料の成形方法Info
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- JPH1158342A JPH1158342A JP7979898A JP7979898A JPH1158342A JP H1158342 A JPH1158342 A JP H1158342A JP 7979898 A JP7979898 A JP 7979898A JP 7979898 A JP7979898 A JP 7979898A JP H1158342 A JPH1158342 A JP H1158342A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐アルカリ性に優れ耐久性の良好なアルカリ
性材料の成形型を提供する。 【解決手段】 本発明に係る成形型3は、アルカリ性の
無機質組成物15が充填されることによりこの無機質組
成物15を成形し、無機質組成物15と接する型面6が
エチレン・プロピレン系ゴムにより形成されている。
性材料の成形型を提供する。 【解決手段】 本発明に係る成形型3は、アルカリ性の
無機質組成物15が充填されることによりこの無機質組
成物15を成形し、無機質組成物15と接する型面6が
エチレン・プロピレン系ゴムにより形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アルカリ性材料
の成形に用いられる型、及び、アルカリ性材料の成形方
法に関するものである。
の成形に用いられる型、及び、アルカリ性材料の成形方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、無機質組成物よりなる製品、
例えば建築物の外壁パネル等を製造する際に、材料であ
る無機質組成物を成形型に充填し、その無機質組成物が
硬化した後にこれを成形型から脱型させて製品を得る方
法が知られている。その成形型は無機質組成物と広範に
接する型面を備え、型面には一般に凹凸模様が施され、
この凹凸模様が無機質組成物に転写されることによって
製品の表面に模様が付される。
例えば建築物の外壁パネル等を製造する際に、材料であ
る無機質組成物を成形型に充填し、その無機質組成物が
硬化した後にこれを成形型から脱型させて製品を得る方
法が知られている。その成形型は無機質組成物と広範に
接する型面を備え、型面には一般に凹凸模様が施され、
この凹凸模様が無機質組成物に転写されることによって
製品の表面に模様が付される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の成
形に用いられる成形型では、現在、コスト的な観点等か
らウレタン製の型面が主として採用されている。
形に用いられる成形型では、現在、コスト的な観点等か
らウレタン製の型面が主として採用されている。
【0004】しかしながら、このウレタン製のものを初
めとする従来の型面は耐アルカリ性に乏しく、それが接
する無機質組成物のアルカリにより劣化させられて繰り
返しの使用に供し得ないという問題がある。すなわち、
近年の建材用パネル等ではコンクリートやモルタルに代
えて無機ポリマー材料が採用されており、かかる無機ポ
リマー材料には適切な硬化反応を得るために強アルカリ
溶液(例えば、規定度9.75以上のアルカリ水溶液)
が添加されているので、そのアルカリによって型面が劣
化し、型面表面に生じる劣化物の製品への付着、劣化物
の存在に基づく製品に付される意匠の変化、型面のひび
割れ、及びこのひび割れに起因する型面のちぎれ等が誘
発されて、極めて短期に成形型がその機能を果たさなく
なるおそれがある。
めとする従来の型面は耐アルカリ性に乏しく、それが接
する無機質組成物のアルカリにより劣化させられて繰り
返しの使用に供し得ないという問題がある。すなわち、
近年の建材用パネル等ではコンクリートやモルタルに代
えて無機ポリマー材料が採用されており、かかる無機ポ
リマー材料には適切な硬化反応を得るために強アルカリ
溶液(例えば、規定度9.75以上のアルカリ水溶液)
が添加されているので、そのアルカリによって型面が劣
化し、型面表面に生じる劣化物の製品への付着、劣化物
の存在に基づく製品に付される意匠の変化、型面のひび
割れ、及びこのひび割れに起因する型面のちぎれ等が誘
発されて、極めて短期に成形型がその機能を果たさなく
なるおそれがある。
【0005】そこで、この発明は、耐アルカリ性に優れ
耐久性の良好なアルカリ性材料の成形型を提供するとと
もに、かかる成形型の特長を享受するアルカリ性材料の
成形方法を提供することを課題としている。
耐久性の良好なアルカリ性材料の成形型を提供するとと
もに、かかる成形型の特長を享受するアルカリ性材料の
成形方法を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、アルカリ性の無機質組成
物が充填されることにより該無機質組成物を成形し、該
無機質組成物と接する型面がエチレン・プロピレン系ゴ
ムにより形成されているアルカリ性材料の成形型を特徴
としている。
め、請求項1に記載の発明は、アルカリ性の無機質組成
物が充填されることにより該無機質組成物を成形し、該
無機質組成物と接する型面がエチレン・プロピレン系ゴ
ムにより形成されているアルカリ性材料の成形型を特徴
としている。
【0007】この請求項1に記載の発明によれば、型面
を構成するエチレン・プロピレン系ゴムが耐アルカリ性
に優れているので、成形型に充填される無機質組成物の
アルカリにより型面が劣化することが防止され、成形型
に高い耐久性を与えることができる。
を構成するエチレン・プロピレン系ゴムが耐アルカリ性
に優れているので、成形型に充填される無機質組成物の
アルカリにより型面が劣化することが防止され、成形型
に高い耐久性を与えることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のアルカリ性材料の成形型において、前記無機質組成物
がSiO2−Al2O3系粉体、アルカリ金属珪酸塩、及
び水を主成分としてなることを特徴としている。
のアルカリ性材料の成形型において、前記無機質組成物
がSiO2−Al2O3系粉体、アルカリ金属珪酸塩、及
び水を主成分としてなることを特徴としている。
【0009】この請求項2に記載の発明によれば、Si
O2−Al2O3系粉体、アルカリ金属珪酸塩、及び水を
主成分としてなる無機質組成物をエチレン・プロピレン
系ゴムの型面によって成形することとなるので、その無
機質組成物のもつ強アルカリにより型面を損傷させるこ
となく、その無機質組成物のもつ優れた転写性を利用し
て加飾の良好な製品を得ることができる。
O2−Al2O3系粉体、アルカリ金属珪酸塩、及び水を
主成分としてなる無機質組成物をエチレン・プロピレン
系ゴムの型面によって成形することとなるので、その無
機質組成物のもつ強アルカリにより型面を損傷させるこ
となく、その無機質組成物のもつ優れた転写性を利用し
て加飾の良好な製品を得ることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、アルカリ性の無
機質組成物を、該無機質組成物と接する型面がエチレン
・プロピレン系ゴムにより形成された成形型に充填して
成形するアルカリ性材料の成形方法を特徴としている。
機質組成物を、該無機質組成物と接する型面がエチレン
・プロピレン系ゴムにより形成された成形型に充填して
成形するアルカリ性材料の成形方法を特徴としている。
【0011】この請求項3に記載の発明によれば、請求
項1に記載の成形型の特長を享受しつつアルカリ性の無
機質組成物を成形することができる。
項1に記載の成形型の特長を享受しつつアルカリ性の無
機質組成物を成形することができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のアルカリ性材料の成形方法において、前記無機質組成
物がSiO2−Al2O3系粉体、アルカリ金属珪酸塩、
及び水を主成分としてなることを特徴としている。
のアルカリ性材料の成形方法において、前記無機質組成
物がSiO2−Al2O3系粉体、アルカリ金属珪酸塩、
及び水を主成分としてなることを特徴としている。
【0013】この請求項4に記載の発明によれば、請求
項2に記載の成形型の特長を享受しつつアルカリ性の無
機質組成物を成形することができる。
項2に記載の成形型の特長を享受しつつアルカリ性の無
機質組成物を成形することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を建築物の外壁パネルの成
形工程に適用し、その実施の形態を図面に基づき説明す
る。
形工程に適用し、その実施の形態を図面に基づき説明す
る。
【0015】
【実施の形態1】実施の形態1に係る外壁パネルの製造
装置1は、図1乃至図3に示すように、基盤2の上部を
なす方形状を呈した平板部2aの上に、無機質組成物が
充填される成形型3を有している。この成形型3は、加
飾型4と型枠5とを備える。
装置1は、図1乃至図3に示すように、基盤2の上部を
なす方形状を呈した平板部2aの上に、無機質組成物が
充填される成形型3を有している。この成形型3は、加
飾型4と型枠5とを備える。
【0016】加飾型4は外壁パネルの表面に凹凸模様を
形成する役割を果たし、その凹凸模様に対応する凹凸が
表面に施された型面6と、この型面6の裏面に固着等さ
れ設けられた金属板部7とから構成されている。型面6
及び金属板部7はともに略方形状を呈しており、金属板
部7の周縁部7aのみが加飾型4の周縁をなして型面6
は加飾型4の周縁をなさないように、型面6よりも金属
板部7の方が大きく形成されている。
形成する役割を果たし、その凹凸模様に対応する凹凸が
表面に施された型面6と、この型面6の裏面に固着等さ
れ設けられた金属板部7とから構成されている。型面6
及び金属板部7はともに略方形状を呈しており、金属板
部7の周縁部7aのみが加飾型4の周縁をなして型面6
は加飾型4の周縁をなさないように、型面6よりも金属
板部7の方が大きく形成されている。
【0017】その型面6は、エチレン・プロピレン系ゴ
ムにより形成されている。ここで、エチレン・プロピレ
ン系ゴムとは、EPRは勿論のことエチレン・プロピレ
ン共重合体(EPM)やエチレン・プロピレン・ジエン
共重合体(EPDM)をも含む広義のエチレン・プロピ
レンゴム、及び、このエチレン・プロピレンゴムが含有
される各種のゴムを意味している。すなわち、型面6
は、エチレン・プロピレンゴム単体により構成されても
エチレン・プロピレンゴムと他のゴムとの混合物により
構成されてもよく、加硫剤、加硫促進剤、補強剤、粘着
材、軟化材等の各種配合剤が含まれていてもかまわな
い。
ムにより形成されている。ここで、エチレン・プロピレ
ン系ゴムとは、EPRは勿論のことエチレン・プロピレ
ン共重合体(EPM)やエチレン・プロピレン・ジエン
共重合体(EPDM)をも含む広義のエチレン・プロピ
レンゴム、及び、このエチレン・プロピレンゴムが含有
される各種のゴムを意味している。すなわち、型面6
は、エチレン・プロピレンゴム単体により構成されても
エチレン・プロピレンゴムと他のゴムとの混合物により
構成されてもよく、加硫剤、加硫促進剤、補強剤、粘着
材、軟化材等の各種配合剤が含まれていてもかまわな
い。
【0018】型枠5は外壁パネルの周縁部を形成する役
割を果たし、金属板部7の周縁部7a上に設置されて型
面6を四方から囲うように形成されている。
割を果たし、金属板部7の周縁部7a上に設置されて型
面6を四方から囲うように形成されている。
【0019】基盤2の平板部2a、金属板部7の周縁部
7a、及び型枠5には、図4に示すように位置決め孔2
b,7b,5bがそれぞれ設けられている。各位置決め
孔2b,7b,5bは、加飾型4が平板部2a上の所定
位置に載置され、型枠5が金属板部7の周縁部7a上の
所定位置に載置されたときに重なり合うようになってい
る。各位置決め孔2b,7b,5bには座金8を介して
ボルト9が下方から挿通され、このボルト9がナット1
0と螺合することによって基盤2上に加飾型4と型枠5
とが固定されている。
7a、及び型枠5には、図4に示すように位置決め孔2
b,7b,5bがそれぞれ設けられている。各位置決め
孔2b,7b,5bは、加飾型4が平板部2a上の所定
位置に載置され、型枠5が金属板部7の周縁部7a上の
所定位置に載置されたときに重なり合うようになってい
る。各位置決め孔2b,7b,5bには座金8を介して
ボルト9が下方から挿通され、このボルト9がナット1
0と螺合することによって基盤2上に加飾型4と型枠5
とが固定されている。
【0020】金属板部7に設けられた位置決め孔7b
は、後述のワイヤー11を係止するためにアイボルト1
2が装着可能となっている。また、製造装置1は、成形
型3の上に設置されてその内部空間13を閉塞する上蓋
14を備えている(図7参照)。
は、後述のワイヤー11を係止するためにアイボルト1
2が装着可能となっている。また、製造装置1は、成形
型3の上に設置されてその内部空間13を閉塞する上蓋
14を備えている(図7参照)。
【0021】この製造装置1を用いて外壁パネルを製造
するには、まず、基盤2上の所定位置に加飾型4と型枠
5とを載置して、これらをボルト9とナット10とによ
り挟持固定する(図5、図6)。
するには、まず、基盤2上の所定位置に加飾型4と型枠
5とを載置して、これらをボルト9とナット10とによ
り挟持固定する(図5、図6)。
【0022】続いて、無機質組成物として以下の組成を
有する熱硬化性配合物(無機ポリマー材料)15を成形
型3の内部空間13に充填する。
有する熱硬化性配合物(無機ポリマー材料)15を成形
型3の内部空間13に充填する。
【0023】(A)SiO2―Al2O3系無機質粉体1
00重量部 (B)アルカリ金属珪酸塩0.2〜450重量部 (C)水35〜1500重量部 この充填に際しては、事前にアルカリ金属珪酸塩(B)
を加圧、加熱下で水(C)の全部又は一部に溶解し、S
iO2―Al2O3系無機質粉体(A)及び必要に応じて
残りの水(C)、発泡助剤、補強繊維、無機質充填材等
を混合してペースト状のスラリーとしておく。そして、
このスラリーを内部空間13に必要量だけ流し込む。
00重量部 (B)アルカリ金属珪酸塩0.2〜450重量部 (C)水35〜1500重量部 この充填に際しては、事前にアルカリ金属珪酸塩(B)
を加圧、加熱下で水(C)の全部又は一部に溶解し、S
iO2―Al2O3系無機質粉体(A)及び必要に応じて
残りの水(C)、発泡助剤、補強繊維、無機質充填材等
を混合してペースト状のスラリーとしておく。そして、
このスラリーを内部空間13に必要量だけ流し込む。
【0024】充填後、成形型3の上部に上蓋14を設置
して内部空間13を閉塞し、その熱硬化性配合物15の
スラリーを硬化させる(図7)。このときの硬化温度は
常温でもよいが、50〜110℃で30分間〜8時間硬
化させることにより硬化反応を促進でき、硬化体である
外壁パネル15’の機械的物性を向上させることができ
る。
して内部空間13を閉塞し、その熱硬化性配合物15の
スラリーを硬化させる(図7)。このときの硬化温度は
常温でもよいが、50〜110℃で30分間〜8時間硬
化させることにより硬化反応を促進でき、硬化体である
外壁パネル15’の機械的物性を向上させることができ
る。
【0025】その後、上蓋14、型枠5、及び基盤2を
取り外して加飾型4と密着した外壁パネル15’の天地
を逆にし(図8)、金属板部7の位置決め孔7bにアイ
ボルト12を装着する。アイボルト12にワイヤ11の
一端11aを係止して、ワイヤ11に引っ張り力を作用
させることにより、外壁パネル15’から加飾型4が引
き剥がされる(図9)。
取り外して加飾型4と密着した外壁パネル15’の天地
を逆にし(図8)、金属板部7の位置決め孔7bにアイ
ボルト12を装着する。アイボルト12にワイヤ11の
一端11aを係止して、ワイヤ11に引っ張り力を作用
させることにより、外壁パネル15’から加飾型4が引
き剥がされる(図9)。
【0026】ここで用いるSiO2―Al2O3系無機質
粉体(A)としては、SiO2 5〜85重量%とAl2
O3 90〜10重量%のものが好適である。このような
粉体としては、フライアッシュ、メタカオリン、カオリ
ン、ムライト、コランダム、アルミナ系研磨材を製造す
る際のダスト、粉砕焼成ボーキサイト等があるが、組成
と粒度が適当であればこれらに限定されるものではな
い。これらの粉体はそのまま用いてもよいが、活性化さ
せるために溶射処理、粉砕分級、機械的エネルギーを作
用させてもよい。
粉体(A)としては、SiO2 5〜85重量%とAl2
O3 90〜10重量%のものが好適である。このような
粉体としては、フライアッシュ、メタカオリン、カオリ
ン、ムライト、コランダム、アルミナ系研磨材を製造す
る際のダスト、粉砕焼成ボーキサイト等があるが、組成
と粒度が適当であればこれらに限定されるものではな
い。これらの粉体はそのまま用いてもよいが、活性化さ
せるために溶射処理、粉砕分級、機械的エネルギーを作
用させてもよい。
【0027】溶射処理する方法としては、セラミックコ
ーティングに適用される溶射技術が応用される。その溶
射技術は、好ましくは材料粉末が2000〜16000
℃の温度で溶融され、30〜800m/秒の速度で噴霧
されるものであり、プラズマ溶射法、高エネルギーガス
溶射法、アーク溶射法等が可能である。得られた粉体の
比表面積は、0.1〜100m2/g が好ましい。
ーティングに適用される溶射技術が応用される。その溶
射技術は、好ましくは材料粉末が2000〜16000
℃の温度で溶融され、30〜800m/秒の速度で噴霧
されるものであり、プラズマ溶射法、高エネルギーガス
溶射法、アーク溶射法等が可能である。得られた粉体の
比表面積は、0.1〜100m2/g が好ましい。
【0028】分級、粉砕する方法としては、従来公知の
任意の方法が採用され、篩、比重、風力、湿式沈降等に
よる分級、ジェットミル、ロールミル、ボールミルによ
る粉砕等が挙げられる。これらの手段は併用されてもよ
い。
任意の方法が採用され、篩、比重、風力、湿式沈降等に
よる分級、ジェットミル、ロールミル、ボールミルによ
る粉砕等が挙げられる。これらの手段は併用されてもよ
い。
【0029】機械的エネルギーを作用させる方法として
は、ボール媒体ミル、媒体撹拌型ミル、ローラミル等の
使用が挙げられ、作用させる機械的エネルギーとしては
0.5kwh/kg〜30kwh/kgが好ましい。こ
の機械的エネルギーは、小さいと粉体を活性化しにく
く、大きいと装置への負荷が大きい。
は、ボール媒体ミル、媒体撹拌型ミル、ローラミル等の
使用が挙げられ、作用させる機械的エネルギーとしては
0.5kwh/kg〜30kwh/kgが好ましい。こ
の機械的エネルギーは、小さいと粉体を活性化しにく
く、大きいと装置への負荷が大きい。
【0030】また、SiO2―Al2O3系無機質粉体
(A)としてフライアッシュを用いる際には、そのフラ
イアッシュは必要に応じて焼成されたものでもよい。こ
の焼成温度は、低いとフライアッシュの黒色が残って着
色困難となり、高いとアルカリ金属珪酸塩(B)との反
応性が低くなるので、400℃〜1000℃であること
が好ましい。
(A)としてフライアッシュを用いる際には、そのフラ
イアッシュは必要に応じて焼成されたものでもよい。こ
の焼成温度は、低いとフライアッシュの黒色が残って着
色困難となり、高いとアルカリ金属珪酸塩(B)との反
応性が低くなるので、400℃〜1000℃であること
が好ましい。
【0031】アルカリ金属珪酸塩(B)とは、M2O・
nSiO2(M=K,Na,Liから選ばれる1種以上
の金属)で表される塩であって、nの値は、小さくなる
と緻密な発泡体が得られず、大きくなると水溶液の粘度
が上昇し混合が困難になるので、0.05〜8が好まし
く、さらに好ましくは0.5〜2.5である。
nSiO2(M=K,Na,Liから選ばれる1種以上
の金属)で表される塩であって、nの値は、小さくなる
と緻密な発泡体が得られず、大きくなると水溶液の粘度
が上昇し混合が困難になるので、0.05〜8が好まし
く、さらに好ましくは0.5〜2.5である。
【0032】アルカリ金属珪酸塩(B)は水溶液で添加
されるのが好ましく、水溶液濃度は特に限定されない
が、薄くなるとフライアッシュ粉末との反応性が低下
し、濃くなると固形分が生じやすくなるので、10〜6
0重量%が好ましい。
されるのが好ましく、水溶液濃度は特に限定されない
が、薄くなるとフライアッシュ粉末との反応性が低下
し、濃くなると固形分が生じやすくなるので、10〜6
0重量%が好ましい。
【0033】上記アルカリ金属珪酸塩水溶液は、アルカ
リ金属珪酸塩(B)をそのまま加圧、加熱下で水に溶解
してもよいが、アルカリ金属水酸化物水溶液に珪砂、珪
石粉等のSiO2成分をnが所定の量となるように加
圧、加熱下で溶解してもよい。また、アルカリ金属珪酸
塩(B)の量は、少なくなると硬化が十分になされず、
多くなると得られる発泡体の耐水性が低下するので、上
記SiO2―Al2O3系無機質粉体(A)100重量部
に対して0.2〜450重量部に限定され、好ましくは
10〜350重量部、さらに好ましくは20〜250重
量部である。
リ金属珪酸塩(B)をそのまま加圧、加熱下で水に溶解
してもよいが、アルカリ金属水酸化物水溶液に珪砂、珪
石粉等のSiO2成分をnが所定の量となるように加
圧、加熱下で溶解してもよい。また、アルカリ金属珪酸
塩(B)の量は、少なくなると硬化が十分になされず、
多くなると得られる発泡体の耐水性が低下するので、上
記SiO2―Al2O3系無機質粉体(A)100重量部
に対して0.2〜450重量部に限定され、好ましくは
10〜350重量部、さらに好ましくは20〜250重
量部である。
【0034】水(C)は、上記アルカリ金属珪酸塩水溶
液として添加されてもよいし、独立して添加されてもよ
い。水(C)の量は少なくなると十分に硬化せず、また
混合が困難となり、多くなると硬化体の強度が低下しや
すくなるので、SiO2―Al2O3系無機質粉体(A)
100重量部に対して35〜1500重量部に限定さ
れ、好ましくは45〜1000重量部、さらに好ましく
は50〜500重量部である。
液として添加されてもよいし、独立して添加されてもよ
い。水(C)の量は少なくなると十分に硬化せず、また
混合が困難となり、多くなると硬化体の強度が低下しや
すくなるので、SiO2―Al2O3系無機質粉体(A)
100重量部に対して35〜1500重量部に限定さ
れ、好ましくは45〜1000重量部、さらに好ましく
は50〜500重量部である。
【0035】熱硬化性配合物15には、必要に応じて発
泡剤、発泡助剤、無機質充填材、補強繊維が添加されて
もよい。
泡剤、発泡助剤、無機質充填材、補強繊維が添加されて
もよい。
【0036】発泡剤としては、過酸化物(過酸化水素、
過酸化ソーダ、過酸化カリ、過ほう酸ソーダ等)、金属
粉末(Mg、Ca、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、C
u、Zn、Al、Ga、Sn、Si、フェロシリコン)
等が用いられ、多すぎると発泡ガスが過剰となり破泡
し、少なすぎると発泡倍率が小さすぎて発泡体の意味を
失うので、0.01〜10重量部であることが好まし
い。過酸化水素を発泡剤として用いるときは、安全性、
安定した発泡を考慮すると水溶液として用いるのが好ま
しい。金属粉末を用いる場合は、安定した発泡を得るた
めに、直径200μm以下であることが好ましい。
過酸化ソーダ、過酸化カリ、過ほう酸ソーダ等)、金属
粉末(Mg、Ca、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、C
u、Zn、Al、Ga、Sn、Si、フェロシリコン)
等が用いられ、多すぎると発泡ガスが過剰となり破泡
し、少なすぎると発泡倍率が小さすぎて発泡体の意味を
失うので、0.01〜10重量部であることが好まし
い。過酸化水素を発泡剤として用いるときは、安全性、
安定した発泡を考慮すると水溶液として用いるのが好ま
しい。金属粉末を用いる場合は、安定した発泡を得るた
めに、直径200μm以下であることが好ましい。
【0037】発泡助剤は、発泡を均一に生じさせるもの
ならば特に限定されず、例えばステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛等の脂肪酸金属
塩、シリカゲル、ゼオライト、活性炭、アルミナ粉末等
の多孔質粉体等が挙げられる。これらは単独で使用され
てもよいし、2種類以上併用されてもよい。
ならば特に限定されず、例えばステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛等の脂肪酸金属
塩、シリカゲル、ゼオライト、活性炭、アルミナ粉末等
の多孔質粉体等が挙げられる。これらは単独で使用され
てもよいし、2種類以上併用されてもよい。
【0038】発泡助剤の量は、多くなると組成物の粘度
が上昇し破泡が発生しやすくなるので、SiO2―Al2
O3系無機質粉体(A)100重量部に対して10重量
部以下が好ましい。
が上昇し破泡が発生しやすくなるので、SiO2―Al2
O3系無機質粉体(A)100重量部に対して10重量
部以下が好ましい。
【0039】無機質充填材は、水に溶解せず、発泡性無
機質組成物の硬化反応を阻害せず、アルカリ金属珪酸塩
(B)と反応しないものであれば特に限定されず、例え
ば珪砂、川砂、ジルコンサンド、結晶質アルミナ、岩石
粉末、火山灰、シリカフラワー、シリカヒューム、ベン
トナイト、高炉スラグ等の混合セメント用混合材、セピ
オライト、ワラストナイト、マイカ等の天然鉱物、炭酸
カルシウム、珪藻土等が挙げられる。これらは単独で添
加されてもよいし、2種類以上併用されてもよい。
機質組成物の硬化反応を阻害せず、アルカリ金属珪酸塩
(B)と反応しないものであれば特に限定されず、例え
ば珪砂、川砂、ジルコンサンド、結晶質アルミナ、岩石
粉末、火山灰、シリカフラワー、シリカヒューム、ベン
トナイト、高炉スラグ等の混合セメント用混合材、セピ
オライト、ワラストナイト、マイカ等の天然鉱物、炭酸
カルシウム、珪藻土等が挙げられる。これらは単独で添
加されてもよいし、2種類以上併用されてもよい。
【0040】その無機質充填材は、平均粒径が小さくな
ると組成物の粘度が上昇し、高倍率の発泡体が得られ
ず、大きくなると発泡が不安定になるので、平均粒径は
0.01〜1000μmが好ましい。無機質充填材の量
が多くなると、得られる発泡体の強度が低下するので、
SiO2―Al2O3系無機質粉体(A)100重量部に
対して700重量部以下が好ましい。
ると組成物の粘度が上昇し、高倍率の発泡体が得られ
ず、大きくなると発泡が不安定になるので、平均粒径は
0.01〜1000μmが好ましい。無機質充填材の量
が多くなると、得られる発泡体の強度が低下するので、
SiO2―Al2O3系無機質粉体(A)100重量部に
対して700重量部以下が好ましい。
【0041】補強繊維としては、成形体に付与したい性
能に応じ任意のものを選択すればよく、例えばビニロン
繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピ
レン繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、
チタン酸カリウム繊維、鋼繊維等が使用できる。
能に応じ任意のものを選択すればよく、例えばビニロン
繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピ
レン繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、
チタン酸カリウム繊維、鋼繊維等が使用できる。
【0042】補強繊維の繊維径は、細くなると混合時に
再凝集し、交絡によりファイバーボールが形成され易く
なり、最終的に得られる発泡体の強度はそれ以上改善さ
れない。また、この補強繊維が太くなるか若しくは短く
なると、引張強度向上などの補強効果が小さくなり、長
くなると繊維の分散性及び配向性が低下するので、繊維
径1〜500μm、繊維長1〜15mmが好ましい。補
強繊維の添加量は、多くなると繊維の分散性が低下する
ので、SiO2―Al2O3系無機質粉体(A)100重
量部に対して10重量部以下が好ましい。
再凝集し、交絡によりファイバーボールが形成され易く
なり、最終的に得られる発泡体の強度はそれ以上改善さ
れない。また、この補強繊維が太くなるか若しくは短く
なると、引張強度向上などの補強効果が小さくなり、長
くなると繊維の分散性及び配向性が低下するので、繊維
径1〜500μm、繊維長1〜15mmが好ましい。補
強繊維の添加量は、多くなると繊維の分散性が低下する
ので、SiO2―Al2O3系無機質粉体(A)100重
量部に対して10重量部以下が好ましい。
【0043】さらに、外壁パネル15’の軽量化を図る
目的で、シリカバルーン、パーライト、フライアッシュ
バルーン、シラスバルーン、ガラスバルーン、発泡焼成
粘土等の無機質発泡体、フェノール樹脂、ウレタン樹
脂、ポリエチレン等の合成樹脂の発泡体、塩化ビニリデ
ンバルーン等が添加されてもよい。これらは単独で添加
されてもよいし、2種類以上併用されてもよい。
目的で、シリカバルーン、パーライト、フライアッシュ
バルーン、シラスバルーン、ガラスバルーン、発泡焼成
粘土等の無機質発泡体、フェノール樹脂、ウレタン樹
脂、ポリエチレン等の合成樹脂の発泡体、塩化ビニリデ
ンバルーン等が添加されてもよい。これらは単独で添加
されてもよいし、2種類以上併用されてもよい。
【0044】また、必要に応じて、アルミナセメント、
γ−アルミナ、溶射されたアルミナ、アルミン酸アルカ
リ金属塩及水酸化アルミニウムを加えてもよい。
γ−アルミナ、溶射されたアルミナ、アルミン酸アルカ
リ金属塩及水酸化アルミニウムを加えてもよい。
【0045】この熱硬化性配合物15の硬化体の具体例
としては、次に示す無機緻密体及び無機発泡体を挙げる
ことができる。以下では、それらを型面6を用いて成形
した実施例について説明する。
としては、次に示す無機緻密体及び無機発泡体を挙げる
ことができる。以下では、それらを型面6を用いて成形
した実施例について説明する。
【0046】無機緻密体とは、所定量のnSiO2/M2
O(n=1.5、M=Na,K;モル比1:1)をオー
トクレーブ中において130℃、0.7MPaで所定量
の水に溶解し、ワラストナイト、ビニロン繊維、珪石
粉、8号珪砂、SiO2―Al2O3系無機質粉体
(A)、水酸化アルミニウム(粒径100μm以下)を
オムニミキサー(千代田技研工業株式会社製150リッ
ター)で混合して均一なペーストとし、これを成形型3
に流し込んで85℃で6時間硬化させたものである。
O(n=1.5、M=Na,K;モル比1:1)をオー
トクレーブ中において130℃、0.7MPaで所定量
の水に溶解し、ワラストナイト、ビニロン繊維、珪石
粉、8号珪砂、SiO2―Al2O3系無機質粉体
(A)、水酸化アルミニウム(粒径100μm以下)を
オムニミキサー(千代田技研工業株式会社製150リッ
ター)で混合して均一なペーストとし、これを成形型3
に流し込んで85℃で6時間硬化させたものである。
【0047】一方、無機発泡体は、上記無機緻密体の製
造過程においてアルミニウム粉末を添加して得ることが
できる。すなわち、無機発砲体とは、所定量のnSiO
2/M2O(n=1.5、M=Na,K;モル比1:1)
をオートクレーブ中において130℃、0.7MPaで
所定量の水に溶解し、ワラストナイト、ビニロン繊維、
珪石粉、8号珪砂、SiO2―Al2O3系無機質粉体
(A)、水酸化アルミニウム(粒径100μm以下)、
ステアリン酸亜鉛をオムニミキサー(千代田技研工業株
式会社製)で混合して均一なペーストとし、これに粒径
が70μm以下の粉末を100重量%含有するアルミニ
ウム粉末(ミナルコ社製、商品名;350F)を添加し
て40秒間攪拌し、成形型3に注入して3分間発泡させ
た後、成形型3ごと85℃のオーブン中で6時間加熱し
たものである。
造過程においてアルミニウム粉末を添加して得ることが
できる。すなわち、無機発砲体とは、所定量のnSiO
2/M2O(n=1.5、M=Na,K;モル比1:1)
をオートクレーブ中において130℃、0.7MPaで
所定量の水に溶解し、ワラストナイト、ビニロン繊維、
珪石粉、8号珪砂、SiO2―Al2O3系無機質粉体
(A)、水酸化アルミニウム(粒径100μm以下)、
ステアリン酸亜鉛をオムニミキサー(千代田技研工業株
式会社製)で混合して均一なペーストとし、これに粒径
が70μm以下の粉末を100重量%含有するアルミニ
ウム粉末(ミナルコ社製、商品名;350F)を添加し
て40秒間攪拌し、成形型3に注入して3分間発泡させ
た後、成形型3ごと85℃のオーブン中で6時間加熱し
たものである。
【0048】ここで製造した無機緻密体及び無機発泡体
の寸法は、2880mm×920mm×31mmで共通
であり、各粒径はレーザー回折式分布計(セイシン社
製、型式;PRO700S)によって測定した。また、
無機緻密体1,2…8、無機発泡体1,2…8を組成す
るSiO2―Al2O3系無機質粉体(A)としては、以
下の無機質粉体A1,A2…A8を使用した。
の寸法は、2880mm×920mm×31mmで共通
であり、各粒径はレーザー回折式分布計(セイシン社
製、型式;PRO700S)によって測定した。また、
無機緻密体1,2…8、無機発泡体1,2…8を組成す
るSiO2―Al2O3系無機質粉体(A)としては、以
下の無機質粉体A1,A2…A8を使用した。
【0049】無機質粉体A1は、フライアッシュ(関電
化工社製、平均粒径20μm;JIS A 6201に
準ずる)を分級機(日清エンジニアリング社製、型式;
TC−15)により分級し、粒径が10μm以下の粉末
を100重量%含有するものである。
化工社製、平均粒径20μm;JIS A 6201に
準ずる)を分級機(日清エンジニアリング社製、型式;
TC−15)により分級し、粒径が10μm以下の粉末
を100重量%含有するものである。
【0050】無機質粉体A2は、カオリン(組成:Si
O2 45.7%、Al2O3 38.3 % 平均粒径:8
μm BET比表面積5.8m2/g) の原料粉を燃焼
温度2500℃、噴射粒子速度50m/秒で溶射して得
た、活性無機質粉体(組成:SiO2 49.7%、Al
2O3 47.0 % 平均粒径:49μm BET比表面
積64.3m2/g)である。
O2 45.7%、Al2O3 38.3 % 平均粒径:8
μm BET比表面積5.8m2/g) の原料粉を燃焼
温度2500℃、噴射粒子速度50m/秒で溶射して得
た、活性無機質粉体(組成:SiO2 49.7%、Al
2O3 47.0 % 平均粒径:49μm BET比表面
積64.3m2/g)である。
【0051】無機質粉体A3は、フライアッシュを30
00℃で溶融後、80m/sの速度で大気中に紛霧して
回収した無機質紛体である。無機質紛体A3の平均粒径
は5μm、比表面積は9.5m2/g であった。
00℃で溶融後、80m/sの速度で大気中に紛霧して
回収した無機質紛体である。無機質紛体A3の平均粒径
は5μm、比表面積は9.5m2/g であった。
【0052】無機質粉体A4は、前記無機質粉体A1を
600℃の温度にて焼成して得た、粒径10μm以下の
粉体100重量%を含有する焼成フライアッシュであ
る。
600℃の温度にて焼成して得た、粒径10μm以下の
粉体100重量%を含有する焼成フライアッシュであ
る。
【0053】無機質粉体A5は、フライアッシュ(関電
化工社製、平均粒径20μm、比表面積1.8m2/g、
JIS A 6201相当品)100重量部及びトリエ
タノールアミン25重量%とエタノール75重量%の混
合溶液0.5重量部をウルトラファインミルAT−20
(三菱重工業社製、ジルコニアボール直径10mm使
用、ボール充填率85体積%)に供給し、25kwh/
kgの機械的エネルギーを作用させて得たものである。
なお、作用させた機械的エネルギーは、ボールミルに供
給した電力を処理粉体単位重量当たりで表した。
化工社製、平均粒径20μm、比表面積1.8m2/g、
JIS A 6201相当品)100重量部及びトリエ
タノールアミン25重量%とエタノール75重量%の混
合溶液0.5重量部をウルトラファインミルAT−20
(三菱重工業社製、ジルコニアボール直径10mm使
用、ボール充填率85体積%)に供給し、25kwh/
kgの機械的エネルギーを作用させて得たものである。
なお、作用させた機械的エネルギーは、ボールミルに供
給した電力を処理粉体単位重量当たりで表した。
【0054】無機質粉体A6は、カオリン(組成:Si
O2 45.7%、Al2O3 38.3% 平均粒径:8
μm BET比表面積5.8m2/g)95重量部とクオ
ーツ(住友セメント社製 商品名:ソフトシリカ)5重
量部、及びトリエタノールアミン25重量部%とエタノ
ール75重量%の混合溶液0.5重量部をウルトラファ
インミルAT−20(三菱重工業社製、ジルコニアボー
ル直径10mm使用、ボール充填率85体積%)に供給
し、25kwh/kgの機械的エネルギーを作用させて
得たものである。なお、作用させた機械的エネルギー
は、ボールミルに供給した電力を処理粉体単位重量当た
りで表した。
O2 45.7%、Al2O3 38.3% 平均粒径:8
μm BET比表面積5.8m2/g)95重量部とクオ
ーツ(住友セメント社製 商品名:ソフトシリカ)5重
量部、及びトリエタノールアミン25重量部%とエタノ
ール75重量%の混合溶液0.5重量部をウルトラファ
インミルAT−20(三菱重工業社製、ジルコニアボー
ル直径10mm使用、ボール充填率85体積%)に供給
し、25kwh/kgの機械的エネルギーを作用させて
得たものである。なお、作用させた機械的エネルギー
は、ボールミルに供給した電力を処理粉体単位重量当た
りで表した。
【0055】無機質粉体A7は、前記無機質粉体6を3
00℃で3時間加熱することにより得たものである。
00℃で3時間加熱することにより得たものである。
【0056】無機質粉体A8は、メタカオリン(エンゲ
ルハード社製のSATINTONESP 33、平均粒
径3.3μm、比表面積13.9m2/g)100重量部
及びトリエタノールアミン25重量%とエタノール75
重量%の混合溶液0.5重量部をウルトラファインミル
AT−20(三菱重工業社製、ジルコニアボール直径1
0mm使用、ボール充填率85体積%)に供給し、25
kwh/kgの機械的エネルギーを作用させて得たもの
である。なお、作用させた機械的エネルギーは、ボール
ミルに供給した電力を処理粉体単位重量当たりで表し
た。
ルハード社製のSATINTONESP 33、平均粒
径3.3μm、比表面積13.9m2/g)100重量部
及びトリエタノールアミン25重量%とエタノール75
重量%の混合溶液0.5重量部をウルトラファインミル
AT−20(三菱重工業社製、ジルコニアボール直径1
0mm使用、ボール充填率85体積%)に供給し、25
kwh/kgの機械的エネルギーを作用させて得たもの
である。なお、作用させた機械的エネルギーは、ボール
ミルに供給した電力を処理粉体単位重量当たりで表し
た。
【0057】上記の無機質粉体A1,A2…A8によっ
て得られる無機緻密体及び無機発泡体を、それぞれ無機
緻密体1,2…8及び無機発泡体1,2…8とすると、
これらの組成配合比は表1に示すようになる。
て得られる無機緻密体及び無機発泡体を、それぞれ無機
緻密体1,2…8及び無機発泡体1,2…8とすると、
これらの組成配合比は表1に示すようになる。
【0058】
【表1】 無機緻密体1,2…8及び無機発泡体1,2…8は、い
ずれもスラリーの状態において、pH14以上、規定度
9.75以上(NaOH水溶液で30重量%以上に相
当、表2参照)のアルカリ水溶液が添加されている。こ
のアルカリ性は、一般的なコンクリートやモルタルが示
すアルカリ性(pH10〜12、規定度0.0001〜
0.01、NaOH水溶液で0.0004〜0.04重
量%に相当)、強アルカリなコンクリートやモルタルが
示すアルカリ性(pH12以上、規定度0.01以上、
NaOH水溶液で0.04重量%以上に相当)、強アル
カリな無機材料が示すアルカリ性(pH14以上、規定
度1以上、NaOH水溶液で4重量%以上に相当)と比
較して著しく強いものである。かかる強アルカリ下で無
機緻密体1,2…8及び無機発泡体1,2…8を成形す
るのは、適切な硬化反応を生じさせるための必要条件だ
からであるが、一般に耐アルカリ性を有すると言われる
スチレン・ブタジエンゴム(SBR)及びニトリルゴム
(NBR)により成形型3の型面を形成し、それらを用
いて各無機緻密体1,2…8及び無機発泡体1,2…8
の成形を試みたところ、いずれの型面もすぐに劣化して
成形型3の機能を喪失した。
ずれもスラリーの状態において、pH14以上、規定度
9.75以上(NaOH水溶液で30重量%以上に相
当、表2参照)のアルカリ水溶液が添加されている。こ
のアルカリ性は、一般的なコンクリートやモルタルが示
すアルカリ性(pH10〜12、規定度0.0001〜
0.01、NaOH水溶液で0.0004〜0.04重
量%に相当)、強アルカリなコンクリートやモルタルが
示すアルカリ性(pH12以上、規定度0.01以上、
NaOH水溶液で0.04重量%以上に相当)、強アル
カリな無機材料が示すアルカリ性(pH14以上、規定
度1以上、NaOH水溶液で4重量%以上に相当)と比
較して著しく強いものである。かかる強アルカリ下で無
機緻密体1,2…8及び無機発泡体1,2…8を成形す
るのは、適切な硬化反応を生じさせるための必要条件だ
からであるが、一般に耐アルカリ性を有すると言われる
スチレン・ブタジエンゴム(SBR)及びニトリルゴム
(NBR)により成形型3の型面を形成し、それらを用
いて各無機緻密体1,2…8及び無機発泡体1,2…8
の成形を試みたところ、いずれの型面もすぐに劣化して
成形型3の機能を喪失した。
【0059】一方、本実施の形態に係る型面6は、エチ
レン・プロピレンゴムの有する耐アルカリ性により、無
機緻密体1,2…8及び無機発泡体1,2…8のいずれ
の成形工程においてもアルカリによる損傷を受けず、繰
り返しの使用にも問題なく対応できるだけの耐久性をも
つことが確認された。すなわち、成形型3を用いる成形
工程によれば、熱硬化性配合物15のもつ強アルカリに
より型面6を損傷させることなく、熱硬化性配合物15
のもつ優れた転写性を利用して加飾の良好な外壁パネル
15’を得ることができる。
レン・プロピレンゴムの有する耐アルカリ性により、無
機緻密体1,2…8及び無機発泡体1,2…8のいずれ
の成形工程においてもアルカリによる損傷を受けず、繰
り返しの使用にも問題なく対応できるだけの耐久性をも
つことが確認された。すなわち、成形型3を用いる成形
工程によれば、熱硬化性配合物15のもつ強アルカリに
より型面6を損傷させることなく、熱硬化性配合物15
のもつ優れた転写性を利用して加飾の良好な外壁パネル
15’を得ることができる。
【0060】また、その型面6はエチレン・プロピレン
系ゴムにより形成されているので、耐薬品性に優れるク
ロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、フッ素ゴム
(FKM)で形成される場合に比較して安価に製造する
ことができ、同じく耐薬品性に優れる多硫化ゴム(T)
が抱える機械的強度や耐熱性についての問題を有しない
ので型面としての機能を十二分に発揮する。
系ゴムにより形成されているので、耐薬品性に優れるク
ロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、フッ素ゴム
(FKM)で形成される場合に比較して安価に製造する
ことができ、同じく耐薬品性に優れる多硫化ゴム(T)
が抱える機械的強度や耐熱性についての問題を有しない
ので型面としての機能を十二分に発揮する。
【0061】
【表2】
【表3】 なお、本発明は強アルカリの無機材料に好適であるが、
成形型3の成形対象は必ずしも熱硬化性配合物15のよ
うな強アルカリ材料に限定されるものではなく、アルカ
リ性を呈する無機質組成物であるならば例えばコンクリ
ートやモルタルのセメント、具体的には、JISに規定
される普通・早強・超早強・中庸熱・耐硫酸塩の各ポル
トランドセメント、同じくJISに規定される高炉・シ
リカ・フライアッシュセメント等の混合セメント、その
他白色ポルトランドセメント、アルミナセメント、超速
硬セメント、グラウト用セメント、油井セメント、熱硬
セメント等の特殊セメント等であってもよいことは勿論
である。
成形型3の成形対象は必ずしも熱硬化性配合物15のよ
うな強アルカリ材料に限定されるものではなく、アルカ
リ性を呈する無機質組成物であるならば例えばコンクリ
ートやモルタルのセメント、具体的には、JISに規定
される普通・早強・超早強・中庸熱・耐硫酸塩の各ポル
トランドセメント、同じくJISに規定される高炉・シ
リカ・フライアッシュセメント等の混合セメント、その
他白色ポルトランドセメント、アルミナセメント、超速
硬セメント、グラウト用セメント、油井セメント、熱硬
セメント等の特殊セメント等であってもよいことは勿論
である。
【0062】実施例として、表3のJASS 5により
規定される配合からなるコンクリートを成形型3により
成形したが、配合1〜配合3のいずれに用いた型面6に
ついてもアルカリによる劣化はみられず、成形型3の良
好な耐久性が確認された。
規定される配合からなるコンクリートを成形型3により
成形したが、配合1〜配合3のいずれに用いた型面6に
ついてもアルカリによる劣化はみられず、成形型3の良
好な耐久性が確認された。
【0063】以上の実施の形態1では、金属板部7が裏
打ちされた型面6が型枠5と別体で成形型3を構成する
こととしたが、本発明はこれに限られるものではなく、
型面6の裏面に金属板部7が裏打ちされていなくても、
あるいは、成形型がエチレン・プロピレン系ゴムにより
型面一体で形成されることとしてもよい。
打ちされた型面6が型枠5と別体で成形型3を構成する
こととしたが、本発明はこれに限られるものではなく、
型面6の裏面に金属板部7が裏打ちされていなくても、
あるいは、成形型がエチレン・プロピレン系ゴムにより
型面一体で形成されることとしてもよい。
【0064】
【実施の形態2】実施の形態2に係るアルカリ性無機質
組成物の成形方法は、型面がエチレン・プロピレンゴム
で形成された成形型を用意し、この成形型の型面に水性
ワックスを塗布したのち、風乾して含水率を5〜50%
に調整して水性ワックス薄膜層を形成する。
組成物の成形方法は、型面がエチレン・プロピレンゴム
で形成された成形型を用意し、この成形型の型面に水性
ワックスを塗布したのち、風乾して含水率を5〜50%
に調整して水性ワックス薄膜層を形成する。
【0065】つぎに、成形型内にSiO2−Al2O3系
粉体、アルカリ金属珪酸塩および水を主成分とした無機
質組成物を充填し、無機質組成物を成形型の型形状に沿
うように成形するとともに、成形型内で硬化させて、型
形状の成形体を得るようになっている。
粉体、アルカリ金属珪酸塩および水を主成分とした無機
質組成物を充填し、無機質組成物を成形型の型形状に沿
うように成形するとともに、成形型内で硬化させて、型
形状の成形体を得るようになっている。
【0066】すなわち、この成形方法によれば、無機質
組成物を成形型に充填して成形する際に、予め含水率が
5〜50重量%に調整された水性ワックス薄膜層が型面
に沿って設けられているので、無機質組成物の型面での
はじきが緩和され、型面との間に気泡が生じない。ま
た、離型性にも優れている。したがって、上記実施の形
態1において既述したエチレン・プロピレン系ゴムの成
形型の特長を享受しつつ、表面に泡がなく、型面模様が
再現性よく転写された成形体を安定して得ることができ
る。
組成物を成形型に充填して成形する際に、予め含水率が
5〜50重量%に調整された水性ワックス薄膜層が型面
に沿って設けられているので、無機質組成物の型面での
はじきが緩和され、型面との間に気泡が生じない。ま
た、離型性にも優れている。したがって、上記実施の形
態1において既述したエチレン・プロピレン系ゴムの成
形型の特長を享受しつつ、表面に泡がなく、型面模様が
再現性よく転写された成形体を安定して得ることができ
る。
【0067】以下に、本実施の形態2に係る実施例をよ
り詳しく説明する。
り詳しく説明する。
【0068】まず、以下のSiO2−Al2O3系粉体、
アルカリ金属珪酸塩水溶液、水性ワックス、成形型を用
意した。
アルカリ金属珪酸塩水溶液、水性ワックス、成形型を用
意した。
【0069】〔SiO2−Al2O3系粉体〕メタカオリ
ン(エンゲルハード社製、商品名:SATINTONE
SP 33、平均粒径3.3μm、BET比表面積:
13.9m2/g)100重量部およびトリエタノール
アミン25重量%とエタノール75重量%の混合溶液
0.5重量部を、ウルトラファインミル(三菱重工社
製、ジルコニアボール10mm使用、ボール充填率85
体積%)に供給し、10kwh/kgの機械的エネルギ
ーを作用させて得た。なお、作用させた機械的エネルギ
ーは、上記ウルトラファインミルに供給した電力を処理
粉体単位重量で除してあらわした。
ン(エンゲルハード社製、商品名:SATINTONE
SP 33、平均粒径3.3μm、BET比表面積:
13.9m2/g)100重量部およびトリエタノール
アミン25重量%とエタノール75重量%の混合溶液
0.5重量部を、ウルトラファインミル(三菱重工社
製、ジルコニアボール10mm使用、ボール充填率85
体積%)に供給し、10kwh/kgの機械的エネルギ
ーを作用させて得た。なお、作用させた機械的エネルギ
ーは、上記ウルトラファインミルに供給した電力を処理
粉体単位重量で除してあらわした。
【0070】〔アルカリ金属珪酸塩水溶液〕1K珪酸カ
リウム水溶液(日本化学工業社製)と水酸化カリウム
(和光純薬社製)とをSiO2/K2O(モル比)=1.
4、濃度42%となるように調整して得た。
リウム水溶液(日本化学工業社製)と水酸化カリウム
(和光純薬社製)とをSiO2/K2O(モル比)=1.
4、濃度42%となるように調整して得た。
【0071】〔水性ワックス〕油脂製品社製、PSK−
80(ワックス成分:ポリオレフィン+マイクロクロス
タリン、濃度25重量%) 〔成形型〕図10および図11に示すように、型面一体
の成形型本体16がエチレン・プロピレンゴムで形成さ
れ、成形型17の底部に沿って3mm厚の補強鉄板18
を一体に設けた各部の寸法が以下のとおりの成形型。
80(ワックス成分:ポリオレフィン+マイクロクロス
タリン、濃度25重量%) 〔成形型〕図10および図11に示すように、型面一体
の成形型本体16がエチレン・プロピレンゴムで形成さ
れ、成形型17の底部に沿って3mm厚の補強鉄板18
を一体に設けた各部の寸法が以下のとおりの成形型。
【0072】L1、L2、L5、L6、L8、L9、L13、L
14、L17、L18、L20=5mm L3、L7、L10、L12=150mm L4、L11、L16=10mm L15、L21=330mm L19=20mm 続いて、成形型17の型面16aに20重量%の濃度に
調整した上記水性ワックスを170g/m2の塗布量で
スプレー塗布したのち、風乾して含水率を32%に調整
した水性ワックス層を形成した。
14、L17、L18、L20=5mm L3、L7、L10、L12=150mm L4、L11、L16=10mm L15、L21=330mm L19=20mm 続いて、成形型17の型面16aに20重量%の濃度に
調整した上記水性ワックスを170g/m2の塗布量で
スプレー塗布したのち、風乾して含水率を32%に調整
した水性ワックス層を形成した。
【0073】この成形型17に、上記SiO2−Al2O
3系粉体100重量部とアルカリ金属珪酸塩水溶液45
重量部と、珪砂(林化成社製、フラタリーサンド48
M)100重量部とをオムニミキサー(千代田技研工業
社製)に投入し、2分間混合して得たスラリー状の無機
質組成物を自然落下により投入し、85℃で4時間養生
硬化させて成形体を得た。
3系粉体100重量部とアルカリ金属珪酸塩水溶液45
重量部と、珪砂(林化成社製、フラタリーサンド48
M)100重量部とをオムニミキサー(千代田技研工業
社製)に投入し、2分間混合して得たスラリー状の無機
質組成物を自然落下により投入し、85℃で4時間養生
硬化させて成形体を得た。
【0074】このように得られた成形体の離型性は良好
であり、また、その表面に気泡はなく、成形型本体16
のアルカリによる劣化もみられなかった。
であり、また、その表面に気泡はなく、成形型本体16
のアルカリによる劣化もみられなかった。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、型面を構成するエチレン・プロピレン系
ゴムが耐アルカリ性に優れているので、成形型に充填さ
れる無機質組成物のアルカリにより型面が劣化すること
が防止され、成形型に高い耐久性を与えることができ
る。
発明によれば、型面を構成するエチレン・プロピレン系
ゴムが耐アルカリ性に優れているので、成形型に充填さ
れる無機質組成物のアルカリにより型面が劣化すること
が防止され、成形型に高い耐久性を与えることができ
る。
【0076】請求項2に記載の発明によれば、SiO2
−Al2O3系粉体、アルカリ金属珪酸塩、及び水を主成
分としてなる無機質組成物をエチレン・プロピレン系ゴ
ムの型面によって成形することとなるので、その無機質
組成物のもつ強アルカリにより型面を損傷させることな
く、その無機質組成物のもつ優れた転写性を利用して加
飾の良好な製品を得ることができる。
−Al2O3系粉体、アルカリ金属珪酸塩、及び水を主成
分としてなる無機質組成物をエチレン・プロピレン系ゴ
ムの型面によって成形することとなるので、その無機質
組成物のもつ強アルカリにより型面を損傷させることな
く、その無機質組成物のもつ優れた転写性を利用して加
飾の良好な製品を得ることができる。
【0077】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の成形型の特長を享受しつつアルカリ性の無機質
組成物を成形することができる。
に記載の成形型の特長を享受しつつアルカリ性の無機質
組成物を成形することができる。
【0078】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
に記載の成形型の特長を享受しつつアルカリ性の無機質
組成物を成形することができる。
に記載の成形型の特長を享受しつつアルカリ性の無機質
組成物を成形することができる。
【図1】実施の形態1に係る外壁パネルの製造装置を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿った断面図である。
【図4】図3における基盤、加飾型、及び型枠の締結箇
所を拡大して示す断面図である。
所を拡大して示す断面図である。
【図5】基盤に加飾型と型枠とを設置する様子を示す説
明図である。
明図である。
【図6】基盤に加飾型と型枠とが設置された様子を示す
説明図である。
説明図である。
【図7】成形型に無機質組成物を充填して上蓋を設置し
た様子を示す説明図である。
た様子を示す説明図である。
【図8】外壁パネルと加飾型とが分離される前の様子を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図9】外壁パネルから加飾型が剥離される様子を示す
説明図である。
説明図である。
【図10】実施の形態2に係る成形型の平面図である。
【図11】図10のC−C線に沿った断面図である。
3 成形型 6 型面 15 無機質組成物
Claims (4)
- 【請求項1】アルカリ性の無機質組成物が充填されるこ
とにより該無機質組成物を成形し、該無機質組成物と接
する型面がエチレン・プロピレン系ゴムにより形成され
ていることを特徴とするアルカリ性材料の成形型。 - 【請求項2】前記無機質組成物は、SiO2−Al2O3
系粉体、アルカリ金属珪酸塩、及び水を主成分としてな
ることを特徴とする請求項1に記載のアルカリ性材料の
成形型。 - 【請求項3】アルカリ性の無機質組成物を、該無機質組
成物と接する型面がエチレン・プロピレン系ゴムにより
形成された成形型に充填して成形することを特徴とする
アルカリ性材料の成形方法。 - 【請求項4】前記無機質組成物は、SiO2−Al2O3
系粉体、アルカリ金属珪酸塩、及び水を主成分としてな
ることを特徴とする請求項3に記載のアルカリ性材料の
成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7979898A JPH1158342A (ja) | 1997-05-23 | 1998-03-26 | アルカリ性材料の成形型及びアルカリ性材料の成形方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-133701 | 1997-05-23 | ||
JP13370197 | 1997-05-23 | ||
JP9-156686 | 1997-06-13 | ||
JP15668697 | 1997-06-13 | ||
JP7979898A JPH1158342A (ja) | 1997-05-23 | 1998-03-26 | アルカリ性材料の成形型及びアルカリ性材料の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1158342A true JPH1158342A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=27303114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7979898A Withdrawn JPH1158342A (ja) | 1997-05-23 | 1998-03-26 | アルカリ性材料の成形型及びアルカリ性材料の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1158342A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9410925B2 (en) | 2010-09-27 | 2016-08-09 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E.V. | Capillary tubes for electrophoresis |
US9410924B2 (en) | 2007-05-18 | 2016-08-09 | Ce-Mate B.V. | Test chip with plug for measuring the concentration of an analyte in a liquid, housing for test chip and socket for plug |
US9689839B2 (en) | 2006-11-21 | 2017-06-27 | Ce-Mate B.V. | Method and apparatus for sensing ion concentrations in a fluid sample |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP7979898A patent/JPH1158342A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9689839B2 (en) | 2006-11-21 | 2017-06-27 | Ce-Mate B.V. | Method and apparatus for sensing ion concentrations in a fluid sample |
US9410924B2 (en) | 2007-05-18 | 2016-08-09 | Ce-Mate B.V. | Test chip with plug for measuring the concentration of an analyte in a liquid, housing for test chip and socket for plug |
US9410925B2 (en) | 2010-09-27 | 2016-08-09 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E.V. | Capillary tubes for electrophoresis |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050223 |
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Effective date: 20060825 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |