JP2001138191A - 研磨兼バリ取り装置 - Google Patents

研磨兼バリ取り装置

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JP2001138191A
JP2001138191A JP31748699A JP31748699A JP2001138191A JP 2001138191 A JP2001138191 A JP 2001138191A JP 31748699 A JP31748699 A JP 31748699A JP 31748699 A JP31748699 A JP 31748699A JP 2001138191 A JP2001138191 A JP 2001138191A
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polishing
polished
deburring
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JP31748699A
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English (en)
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Shigeaki Kawasumi
重明 川澄
Shinji Samuzawa
信二 寒沢
Shoji Otsuka
昭治 大塚
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Prima Meat Packers Ltd
Original Assignee
Prima Meat Packers Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被研磨物に対して砥石が均一に当たることに
より被研磨物の研磨またはバリ取りを良好に行うことが
できる研磨兼バリ取り装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 被研磨物11を水平に支持する置台3
と、置台3に対向して配設され、且つ回転することによ
り被研磨物11の研磨またはバリ取りを行う砥石4とを
備える研磨兼バリ取り装置において、置台3を水平面内
でその回転軸周りに回転駆動する置台回転手段5と、置
台3に支持された被研磨物11に当接するように砥石4
を支持すると共に、且つ置台3の回転軸から偏心した回
転軸周りに砥石4を回転駆動する砥石支持回転手段8と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被研磨物の研磨ま
たはバリ取りを行う研磨兼バリ取り装置に関し、特に、
ミンチ肉を製造する食肉グラインダ用の回転ナイフ、回
転ナイフと組み合わされて使用されるプレート等の研磨
またはバリ取りを行うのに適した研磨兼バリ取り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ミンチ肉を製造する食肉グラインダに
は、回転ナイフ式のものがある。回転ナイフ式の食肉グ
ラインダでは、円筒状のケーシング内に、放射状にのび
るブレードを有する回転ナイフが、複数の透孔が形成さ
れた円盤形状のプレートと組み合わされて使用され、各
プレートは回転ナイフのブレードに当接して装着され
る。かかる構成により、ケーシング内のスクリュにより
プレート側に押し出された原料肉が各プレートの透孔か
ら吐出されると、回転ナイフの回転に応じて回転ナイフ
のブレードとプレート面との剪断により原料肉が細断さ
れてミンチ肉となる。
【0003】これらの回転ナイフ及びプレートの当接面
は使用時の互いの擦れにより摩耗され、次第に切れ味不
良となるため、回転ナイフのブレード及びプレートのブ
レードとの当接面を研磨する必要がある。このため、従
来の研磨装置では、回転ナイフ又はプレート等の被研磨
物を置台に支持し、被研磨物の中心に合わせて砥石を水
平回転させることにより被研磨物を研磨するようにして
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
研磨装置では、砥石を被研磨物の中心に合わせて砥石を
水平回転させることにより被研磨物を研磨するため、砥
石が被研磨物に対して砥石の回転方向である一方向しか
当たらず、回転ナイフのブレード又はプレートの透孔に
バリができたり、被研磨物を均一に研磨することができ
ないという問題がある。
【0005】本発明は、かかる課題を解決するものであ
り、被研磨物の研磨またはバリ取りを良好に行うことが
できる研磨兼バリ取り装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、被研磨物を支
持する置台と、置台に対向して配設され且つ回転するこ
とにより被研磨物の研磨またはバリ取りを行う砥石とを
備える研磨兼バリ取り装置であって、置台をその回転軸
周りに回転駆動する置台回転手段と、置台に支持された
被研磨物に当接するように砥石を支持すると共に置台の
回転軸から偏心した回転軸周りに砥石を回転駆動する砥
石支持回転手段とを備えたものである。
【0007】かかる構成では、置台回転手段により置台
が回転され、砥石支持回転手段により砥石が回転される
と、砥石の回転軸が置台の回転軸と偏心しているため、
被研磨物に対し一方向だけでなく各方向から砥石が当た
るので、被研磨物を均一に研磨することができる。ま
た、従来の研磨装置で研磨したときに発生するバリを良
好に取り除くことができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の研
磨兼バリ取り装置において、砥石支持回転手段は、砥石
の中心から偏心した位置を回転軸として砥石を揺動回転
させるものである。
【0009】かかる構成では、前記置台の回転軸に対し
て前記砥石の回転軸が偏心していると共に、前記砥石の
中心とその回転軸が偏心しているため、前記砥石が揺動
して回転駆動されるので、より均一に各方向から前記砥
石を被研磨物に当てることができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の研磨兼バリ取り装置において、砥石支持回転手段
が、砥石を上下動可能に弾性支持する上下動ユニットを
備え、砥石が置台上の被研磨物に当接したときに、被研
磨物の当接面に追従して上下動するものである。
【0011】かかる構成では、上下動ユニットにより砥
石が被研磨物の当接面に追従して上下動するため、被研
磨物の表面がいわゆる片減りしているような場合にも、
被研磨物の表面の傾斜に追従させて研磨またはバリ取り
を行うことができる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか記載の研磨兼バリ取り装置において、置台が、前
記被研磨物を固着するために埋設されたマグネットを有
するものである。
【0013】かかる構成では、置台に埋設されたマグネ
ットにより、被研磨物を前記置台に載置するだけで吸着
固定することができる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか記載の研磨兼バリ取り装置において、置台及び砥
石は各々水平に配置されると共に、水平面内で各々の回
転軸周りに回転駆動されるものである。
【0015】かかる構成では、置台及び砥石を水平面内
で各々の回転軸周りに回転駆動されるようにしたので、
被研磨物を置台に載置することが容易となり、安定して
置台上の被研磨物の研磨またはバリ取りを行うことがで
きる。
【0016】請求項6記載の発明では、請求項1〜5の
いずれかに記載の研磨兼バリ取り装置において、被研磨
物として、ミンチ肉を製造する食肉グラインダ用の回転
ナイフまたは回転ナイフと組み合わされて使用されるプ
レートを用いたものである。
【0017】特に、食肉グラインダでは、回転ナイフの
回転により回転ナイフのブレードとプレート面との剪断
により原料肉を細断するようにしており、回転ナイフ及
びプレートの当接面が擦れにより摩耗されやすい。この
ため、本発明を適用することにより、効果的に研磨また
はバリ取りを行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態について図面を参照しながら詳細
に説明する。図1は第1の実施の形態を示す研磨兼バリ
取り装置の正面図である。図1に示すように、1は上面
が平坦な架台であり、架台1上に、置台3を支持する置
台支軸2が立設されている。置台3は円盤形状であり、
置台3の中心が置台支軸2に支えられ、置台3は水平に
支持されている。
【0019】置台3は、置台回転手段である置台駆動モ
ータ5により置台支軸2を介して水平面内でその回転軸
周りに回転駆動される。置台駆動モータ5は、3相モー
タであり、時計回り及び反時計回りの両方向に回転可能
である。また、置台3の下面の一端部に接するように鉛
直面内で回転可能なローラ6が取り付けられている。架
台1上に、上方を開放したコ字状の枠体を支持してなる
置台ローラガイド7が立設されており、ローラ6の回転
を案内可能としている。
【0020】また、架台1上には、置台支軸2と所定距
離離隔して砥石支持回転手段8が立設されている。砥石
支持回転手段8は、その上部に置台3側に突出する突出
部14を備え、突出部14の下方に上下動ユニット10
を介して砥石4が水平に、且つ脱着自在に支持されてい
る。砥石4は、置台3よりも径が小さい円盤形状であ
り、本実施の形態では研磨後のバリ取りを目的とするた
め、砥石4の目の粗さは仕上げ用の目の細かいものを使
用する。砥石4は、置台3に対向して配設されると共
に、置台3の回転軸34から偏心した位置を回転軸とし
て支持される。
【0021】上下動ユニット10は、4つの円筒内にス
プリングを装着して、砥石4の上面の4箇所を均等に弾
性支持し、砥石4の自重により砥石4が上下動可能とし
ている。
【0022】砥石4は、架台1に取り付けられた砥石駆
動モータ9により、砥石支持回転手段8及び上下動ユニ
ット10を介して水平面内を回転軸周りに回転駆動され
る。本実施の形態では、砥石4の回転軸は砥石4の中心
と一致している。砥石駆動モータ9は3相モータであ
り、時計回り及び反時計回りの両方向に回転可能であ
る。
【0023】砥石駆動モータ9及び置台駆動モータ5
は、図示しない制御装置により、それぞれ回転方向、回
転時間、動作の開始及び停止が制御される。これらの研
磨及びバリ取りパターンの選択は、制御装置に接続され
た図示しないコントロールパネルにより行うことができ
る。なお、図1中、11は、置台3で支持される被研磨
物であり、目の粗い砥石によりあらかじめ研磨された状
態のものである。
【0024】図2(a)に示すように、置台3は、ステ
ンレス層32を有し、このステンレス層32の上にプラ
スチック層31が形成されている。また、ステンレス層
32の上には、被研磨物11を置台3に固定するための
4つのマグネット33が置台3の周方向に沿って均等に
配置され、これらのマグネット33がプラスチック層3
1内に埋設されている。また、図2(b)に示すよう
に、置台3の中央部には、円形の開口溝が形成されてお
り、後述する回転ナイフ12の中央部の突起が係合固定
される。また、置台3には、中央部から周縁方向に溝が
形成されており、置台3上にマグネット33により吸着
された被研磨物11を取り外す際に、溝内に手を入れる
ことにより容易に被研磨物11を引き剥がすことができ
る。
【0025】以上のように構成された研磨兼バリ取り装
置において、被研磨物11を置台3上に支持して、砥石
4によりバリ取りを行う。被研磨物11としては、図3
(a)に示される回転ナイフ12、または図3(b)に
示されるプレート13を用いることができる。回転ナイ
フ12及びプレート13は、ミンチ肉を製造する食肉グ
ラインダで使用される金属製の部品である。回転ナイフ
12は、図3(a)に示すように、放射状にのびるブレ
ードを有する円盤形状のナイフである。プレート13
は、図3(b)に示すように、複数の透孔が形成され円
盤形状のプレートであり、回転ナイフ12のブレードに
当接して使用される。
【0026】被研磨物11を置台3上に載置すると、置
台3内のマグネット33により被研磨物11が置台3に
吸引固着される。このとき、砥石4はまだ上下動ユニッ
ト10に取り付けられていない。
【0027】次に、砥石4を上下動ユニット10に装着
して固定する。砥石4の固定位置は、置台3の中心と外
周縁のほぼ中間に砥石4の回転軸が来るようにする。そ
して、砥石4の固定後、図示しないコントロールパネル
の研磨パターンのスイッチを選択し、砥石駆動モータ9
及び置台駆動モータ5を回転駆動させることにより、目
の細かい砥石4により被研磨物11が仕上げ研磨されな
がらバリ取りが行われる。具体的には、砥石駆動モータ
9が回転されると、砥石支持回転手段8内の中心を通っ
て配設された図示しない回転軸が回転駆動されて、砥石
支持駆動手段8の上端に枢着された伝動ローラが回転す
る。この伝動ローラに対応して突出部14先端側に枢着
された伝動ローラに、図示しない伝動ベルトを介して回
転が伝動されることにより砥石4が回転駆動される。ま
た、置台駆動モータ5が回転されると、置台支軸2を介
して置台3が回転される。置台3の取り付けられたロー
ラ6は置台ローラガイド7に案内されて回転する。この
とき、上方から砥石4により圧力がかかるが、ローラ6
の置台ローラガイド7による支持案内により置台3の回
転が円滑に行われる。また、砥石4が被研磨物11に当
接したときに、上下動ユニット10のスプリングによ
り、砥石4の自重で砥石4が被研磨物11の当接面に追
従して砥石4が上下動するので、被研磨物11の表面傾
斜に追従してバリ取りが行われる。研磨及びバリ取りの
パターンは、具体的には、被研磨物11が回転ナイフ1
2の場合、回転ナイフ用パターンが選択される。回転ナ
イフ用パターンでは、砥石4は反時計回りに回転駆動さ
れ、置台3は回転ナイフ12の背側から刃先の方向とな
る方向に回転駆動される。
【0028】次に、被研磨物11がプレート13の場
合、プレート用パターンが選択され、例えば、砥石4が
時計方向に、置台3が反時計方向にそれぞれ20秒間回
転駆動される。
【0029】なお、研磨またはバリ取りの際には摩擦熱
による加熱防止のため、被研磨物11に適量の水を流し
ながら研磨またはバリ取りを行うことが好ましい。
【0030】置台3上の被研磨物11の回転軸に対し
て、砥石4の回転軸が偏心しているため、被研磨物11
のバリ取り時には、被研磨物11に対し一方向だけでな
く各方向から砥石4が当り、被研磨物11である回転ナ
イフ12のブレード又はプレート13のブレードとの当
接面を均一にバリ取りを行うことができる。
【0031】また、砥石4が上下動ユニット10のスプ
リングにより弾性支持されているため、バリ取り時に砥
石4が被研磨物11に当接したときに、砥石4の自重で
砥石4が被研磨物11の当接面に追従して砥石4が上下
動する。このため、被研磨物11の表面がいわゆる片減
りしているような場合にも、被研磨物11の表面傾斜に
追従させてバリ取りを行うことができる。よって、被研
磨物11の刃面に対して砥石4面を完全に当接させて、
被研磨物11のバリ取りを十分に行うことができる。
【0032】また、置台ローラガイド7内に案内された
ローラ6が置台3の下面に当接しているので、置台3の
水平面内の回転を安定に行うことができ、特に、バリ取
り時に上方から砥石4により圧力がかかる場合も、置台
3の回転を安定して行うことができる。
【0033】本実施の形態では、バリ取りを目的とする
ため目の細かい仕上げ用の砥石4を使用しているが、研
磨目的のときには目の粗い砥石4を使用することにより
研磨を良好に行うことができる。なお、砥石4の目の粗
さは被研磨物11の材質種類により適宜選択すると良
い。また、本実施の形態では、置台3及び砥石4を水平
に各々配置し、水平面内で各々の回転軸周りに回転駆動
されるようにしているが、これに限定されるものではな
く、置台3に被研磨物11を支持可能で、砥石4を被研
磨物11に当接させて研磨またはバリ取り可能であれ
ば、例えば、置台3及び砥石4を鉛直に各々配置し、鉛
直面内で各々の回転軸周りに回転駆動されるようにして
も良い。
【0034】なお、研磨及びバリ取りパターンは、上述
したものに限定されるものではなく、被研磨物11の種
類、大きさ、回転ナイフ12のブレードの向き等によ
り、置台3及び砥石4の回転方向及び研磨及びバリ取り
時間も適宜選択できるようにすると良い。例えば、プレ
ート13の場合、砥石4を時計方向で回転させると共
に、置台3を反時計方向に約30秒回転させるようにし
たり、また、砥石4を時計方向で回転させると共に、置
台3を時計方向に約30秒回転させるように設定しても
良い。
【0035】また、本実施の形態では、被研磨物2を食
肉グラインダ用の回転ナイフ12及びプレート13とし
ているが、これに限定されるものではなく、置台3上に
載置可能なものであれば良い。また、本実施の形態で
は、置台3への被研磨物11の支持をマグネット33に
より吸着しているが、これに限定されるものではなく、
機械的なチャックによる固定、真空引きによる吸着等に
よる支持であっても良い。
【0036】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図
4は、第2の実施の形態を示す研磨兼バリ取り装置の要
部拡大正面図、図5は、砥石の平面図である。図におい
て、第1の実施の形態と同一符号を付した部分は、同一
又は相当部分を示し、その説明を省略する。
【0037】第2の実施の形態では、図4及び図5に示
すように、砥石支持回転手段8により、砥石4の回転軸
41を置台3の回転軸から偏心させて配設するのは第1
の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態のよう
に、砥石4の回転軸は砥石4の中心と一致しておらず、
砥石4の中心42から所定距離偏心した位置を回転軸4
1として支持するようにしたものである。砥石4の固定
位置は、図6に砥石4と置台3の関係を示すように、置
台3の回転軸34と外周縁とのほぼ中間に砥石4の偏心
した回転軸41が位置するようにしている。なお、砥石
4の固定位置は、これに限定されるものではなく、実線
で示される位置から点線で示される位置の範囲において
適宜調整することもできる。
【0038】上記構成の研磨兼バリ取り装置において、
図7(a)、(b)、(c)に砥石4と置台3の動作時
の位置関係を示すように、置台3が矢印で示す反時計方
向に回転され、砥石4の回転軸41が砥石4の中心42
から所定距離偏心しているので、砥石4が揺動しながら
矢印で示す時計方向に水平面内で回転駆動される。これ
により、研磨またはバリ取り時には、置台3上の被研磨
物11の回転軸に対して、砥石4の回転軸41が偏心さ
れ、且つ砥石4の中心42とその回転軸41が異なるた
め、砥石4が揺動しながら被研磨物11の表面の研磨ま
たはバリ取りを行うこととなる。このため、種々の方向
から砥石4を被研磨物11に当てることができ、より均
一に研磨またはバリ取りを行うことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明の研磨兼バリ取り装置によれば、砥石の回転軸を
置台の回転軸と偏心させて支持するようにしたので、被
研磨物に対して各方向から砥石を当てることができるた
め、研磨時には、従来のようにバリが生じることもな
く、また、バリ取り時には、研磨後の被研磨物に発生し
たバリを良好に取り除くことができる。
【0040】また、請求項2に記載の研磨兼バリ取り装
置によれば、砥石支持回転手段は砥石の中心から偏心し
た位置を回転軸として支持することにより、砥石を揺動
回転させることができるので、被研磨物に対して、より
各方向から砥石を当てることができ、効果的に研磨また
はバリ取りを行うことができる。
【0041】請求項3に記載の研磨兼バリ取り装置によ
れば、当接面が上下動するように砥石を弾性支持するよ
うにしたので、被研磨物の表面がいわゆる片減りしてい
ても被研磨物の表面に砥石を追従させて当接できるた
め、被研磨物の研磨またはバリ取りを十分に行うことが
できる。
【0042】さらに、請求項4に記載の研磨兼バリ取り
装置によれば、置台にマグネットを埋設することによ
り、磁性体から形成されている被研磨物をマグネットに
より吸着可能にできるので、被研磨物を置台に載置する
だけで固定することができる。
【0043】また、請求項5に記載の研磨兼バリ取り装
置によれば、置台及び砥石を水平面内で回転駆動される
ようにしたので、安定して置台上の被研磨物の研磨また
はバリ取りを行うことができる。
【0044】さらに、請求項6に記載の研磨兼バリ取り
装置によれば、被研磨物である食肉グラインダ用の回転
ナイフまたはプレートを、効果的に研磨またはバリ取り
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す研磨兼バリ取
り装置の正面図である。
【図2】置台を示し、(a)は縦断面図、(b)は上面
図である。
【図3】被研磨物を示し、(a)は回転ナイフ、(b)
はプレートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す研磨兼バリ取
り装置の要部拡大正面図である。
【図5】第2の実施の形態で用いられた砥石の平面図で
ある。
【図6】第2の実施の形態における砥石と置台の位置関
係を示す説明図である。
【図7】(a)、(b)、(c)は、第2の実施の形態
の動作時における砥石とプレートの各位置関係を段階的
に示す図である。
【符号の説明】
1 架台 2 置台支軸 3 置台 4 砥石 5 置台駆動モータ 6 ローラ 7 置台ローラガイド 8 砥石支持回転手段 9 砥石駆動モータ 10 上下動ユニット 11 被研磨物 12 回転ナイフ 13 プレート 33 マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 昭治 茨城県土浦市中向原635 プリマハム株式 会社内 Fターム(参考) 3C043 BA03 CC04 DD05 3C049 AA04 AA11 AB01 AB04 CA01 3C058 AA04 AA11 AA13 AA16 AB04 BA12 CA01 CB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研磨物を支持する置台と、前記置台に
    対向して配設され且つ回転することにより前記被研磨物
    の研磨またはバリ取りを行う砥石とを備える研磨兼バリ
    取り装置であって、 前記置台をその回転軸周りに回転駆動する置台回転手段
    と、 前記置台に支持された前記被研磨物に当接するように前
    記砥石を支持すると共に前記置台の回転軸から偏心した
    回転軸周りに前記砥石を回転駆動する砥石支持回転手段
    とを備えることを特徴とする研磨兼バリ取り装置。
  2. 【請求項2】 前記砥石支持回転手段は、前記砥石の中
    心から偏心した位置を回転軸として前記砥石を揺動回転
    させることを特徴とする請求項1記載の研磨兼バリ取り
    装置。
  3. 【請求項3】 前記砥石支持回転手段は、前記砥石を上
    下動可能に弾性支持する上下動ユニットを備え、 前記砥石が前記置台上の前記被研磨物に当接したとき
    に、被研磨物の当接面に追従して上下動することを特徴
    とする請求項1又は2記載の研磨兼バリ取り装置。
  4. 【請求項4】 前記置台は、前記被研磨物を固着するた
    めに埋設されたマグネットを有することを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか記載の研磨兼バリ取り装置。
  5. 【請求項5】 前記置台及び前記砥石は各々水平に配置
    されると共に、水平面内で各々の回転軸周りに回転駆動
    されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の
    研磨兼バリ取り装置。
  6. 【請求項6】 被研磨物は、ミンチ肉を製造する食肉グ
    ラインダ用の回転ナイフまたは回転ナイフと組み合わさ
    れて使用されるプレートであることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の研磨兼バリ取り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108687589A (zh) * 2018-03-28 2018-10-23 宁波高新区新柯保汽车科技有限公司 轴承端面打磨装置
CN112621403A (zh) * 2021-01-14 2021-04-09 上海粉嫩玛卡机械设备有限公司 一种用于抛光螺旋式粉碎刀的抛光机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108687589B (zh) * 2018-03-28 2019-12-17 宁波高新区新柯保汽车科技有限公司 轴承端面打磨装置
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