JP2001138089A - はんだ用フラックスおよびソルダペースト - Google Patents
はんだ用フラックスおよびソルダペーストInfo
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Abstract
ダペーストに匹敵する良好なはんだ付け性を有し、且つ
長期的に安定な、亜鉛を含むはんだ粉末合金系の低鉛ま
たは無鉛ソルダペーストを提供する。 【解決手段】 活性剤として融点50℃以上の脂肪族モ
ノカルボン酸、および50℃以下では亜鉛と実質的に反
応を起こさない融点100℃以上の有機ハロゲン化物を
含む亜鉛含有はんだ用フラックス。フラックス中、融点
50℃以上の脂肪族モノカルボン酸が1〜20重量%、
50℃以下では亜鉛と実質的に反応を起こさない融点1
00℃以上の有機ハロゲン化物が0.5〜20重量%の
量で含まれる上記フラックス。亜鉛を含むはんだ粉末合
金と上記のフラックスからなるソルダペースト。はんだ
合金中、鉛を10重量%以上は含まない低鉛含量または
はんだ合金中に鉛を実質的に含まない無鉛はんだ合金で
ある上記ソルダペースト。
Description
ペースト用、特に亜鉛含有はんだ合金ソルダペースト用
フラックス、およびこのフラックスを用いたソルダペー
ストに関する。特に低鉛または無鉛のソルダペーストに
関する。
るために使用されているソルダペーストは、はんだ合金
として錫−鉛系合金を使用するものであったが、198
0年代に世界各国で鉛の毒性が問題となり、鉛を含まな
いはんだ合金が求められ、錫−銀系、錫−銅系、錫−ビ
スマス系、錫−アンチモン系および錫−亜鉛系などの無
鉛はんだが検討され、接合強度の信頼性の面から錫−銀
系、錫−銅系、錫−亜鉛系が有望視されている。
融点が215℃以上と高温になり、部品の耐熱性に問題
がある。また錫−亜鉛系は融点200℃以下と、従来の
錫−鉛系はんだの融点183℃に近く、従来の作業温度
で使用可能とされているが、ソルダペースト中のはんだ
合金の成分として0.5重量%以上の亜鉛を含むはんだ
粉末合金を使用すると、亜鉛の反応性が高いために、ソ
ルダペースト製造における亜鉛を含むはんだ粉末合金と
フラックスとを混練する工程で、フラックス中に含まれ
る活性剤などの成分と亜鉛が反応する。そのため、はん
だ付け性が低下し、またソルダペーストの安定性が低下
するため、亜鉛を含むはんだ粉末合金を使用したソルダ
ペーストは実用化が困難とされていた。
を考慮してなされたものであって、従来の錫−鉛合金は
んだ粉末を使用するソルダペーストに匹敵する良好なは
んだ付け性を有し、且つ長期的に安定な、亜鉛を含むは
んだ粉末合金系のソルダペースト、特に低鉛または無鉛
のソルダペースト、およびこれらの亜鉛含有ソルダペー
ストに好適に使用できるフラックスを提供する。
融点50℃以上の脂肪酸、および50℃以下では亜鉛と
実質的に反応を起こさない融点100℃以上の有機ハロ
ゲン化物を含む亜鉛含有はんだ用フラックスに関する。
詳しくは、本発明は、フラックス中、融点50℃以上の
脂肪酸が1〜20重量%、50℃以下では亜鉛と実質的
に反応を起こさない融点100℃以上の有機ハロゲン化
物が0.5〜20重量%の量で含まれる上記フラックス
に関する。特に本発明は、融点50℃以上の脂肪酸が、
脂肪酸1モルに対して、平均0.05〜2モルの三級ア
ミンとの反応によりカルボキシル基がマスキングされた
状態で使用される上記フラックスに関する。また、本発
明は、亜鉛を含むはんだ合金と上記いずれかに記載のフ
ラックスを含んでなるソルダペーストに関する。特に、
本発明は、はんだ合金中、鉛を10.0重量%以上は含
まない低鉛含量またははんだ合金中に鉛を実質的に含ま
ない無鉛はんだ合金である上記ソルダペーストに関す
る。
末とフラックスからなり、フラックスは一般には樹脂お
よび溶剤を必須成分として含み、更に要求特性に応じて
活性剤、揺変剤、酸化防止剤、界面活性剤、消泡剤、腐
食防止剤等を含んでなる。このうち、樹脂としては通常
ロジンまたは変性ロジンが使用されるが、より強力な活
性を付与するために一般には更に活性剤としてアミンの
ハロゲン化物が加えられる。はんだ合金が亜鉛を比較的
多く含有する場合、上記のような通常のフラックスと練
り合わせてソルダペーストを形成すると、亜鉛が活性剤
と反応してはんだ付け性の低下およびソルダペーストの
安定性低下をもたらす。
合金中の亜鉛と反応してはんだ合金(通常粉末として使
用する)の表面にフラックス中の活性剤に対して不活性
な保護層を形成することのできる融点50℃以上の脂肪
酸と、50℃以下では実質的に亜鉛と反応を起こさない
融点100℃以上の有機ハロゲン化物を含むことを特徴
とする。また、本発明のソルダペーストは上記フラック
スと亜鉛を含むはんだ粉末合金を含んでなるものであ
り、亜鉛を0.1重量%以上含みながらその保存安定化
と優れたはんだ付け性を可能にしたものである。
℃以上の脂肪酸として、テトラデカン酸、ペンタデカン
酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデカン酸、オクタデカン
酸、ノナデカン酸、エイコサン酸、ヘンエイコサン酸、
ドコサン酸などの直鎖脂肪酸、12-ヒドロキシドデカ
ン酸、12-ヒドロキシオクタデカン酸、13-ヒドロキ
シトリデカン酸、14-ヒドロキシテトラデカン酸、9,
16-ジヒドロキシオクタデカン酸などのヒドロキシ脂
肪酸およびジヒドロキシヘキサデカン酸、ジヒドロキシ
オクタデカン酸、ジヒドロキシエイコサン酸などのポリ
ヒドロキシ脂肪酸などが使用できる。これらの脂肪酸
は、亜鉛を含むはんだ合金中の亜鉛と反応して、各種有
機溶剤に50℃以下では不溶性の亜鉛の脂肪酸石鹸皮膜
を当該はんだ粉末表面に形成し、フラックス中の活性剤
との反応を阻止する働きをする。また、これら脂肪酸石
鹸の効果は脂肪酸石鹸の融点が高いほど大きくなる傾向
を有する。上記脂肪酸は単独で使用してもよいし、2種
以上を併用してもよい。好ましくはオクタデカン酸、1
2-ヒドロキシオクタデカン酸、9,16-ジヒドロキシ
オクタデカン酸である。これら融点50℃以上の脂肪酸
はフラックス中1〜20重量%、好ましくは3〜12重
量%の量で用いられる。
活性を調節するために、必要に応じて上記脂肪酸を、脂
肪酸1モルに対して、平均0.05〜2モルの3級アミ
ンによってカルボキシル基をマスキングして使用しても
よい。この目的で使用することのできる3級アミンとし
ては、1-ベンジル-2-メチルイミダゾール、トリエタ
ノールアミン、トリイソプロパノールアミン、2,6-ジ
メチルピリジン、3,5-ジメチルピリジン、3,5-ジエ
チルピリジンなどが使用できる。
上の樹脂酸および一塩基酸が添加されている場合それら
の酸類と反応してアミン塩を形成することによって、こ
れらの酸類を含有するフラックスを使用した際に可溶な
樹脂酸および一塩基酸の金属石鹸が生成するのを阻止す
る働きを持つ。また、これらのアミン類の存在により、
はんだ粉末合金および被接物表面の酸化物の除去作用も
向上し、はんだ付け性も改善される。尚、上記樹脂酸と
してはロジンおよびロジン誘導体に含まれるアビエチン
酸、レボピマル酸、ネオアビエチン酸、ジヒドロアビエ
チン酸、テトラヒドロアビエチン酸、パラストリン酸な
どがある。また融点150℃以上の一塩基酸としては2
-ヒドロキシ安息香酸、3-ヒドロキシ安息香酸、4-ヒ
ドロキシ安息香酸、2,3-ジヒドロキシ安息香酸、2,
4-ジヒドロキシ安息香酸、2,6-ジヒドロキシ安息香
酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、3,5-ジヒドロキシ
安息香酸、フェラル酸、2,2'-ビフェノール-3-カル
ボン酸、4-ヒドロキシビフェニル-3-カルボン酸、1,
4-ジヒドロキシ-2-ナフトエ酸、6-ヒドロキシ-2-ナ
フトエ酸、4-ヒドロキシビフェニル-4-カルボン酸、
4,4'-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ペンタン酸、4-
メトキシ安息香酸などがある。
鉛と実質的に反応を起こさない融点100℃以上の有機
ハロゲン化物としては、トランス-2,3-ジブロモ-2-
ブテン-1,4-ジオール、テトラブロモビスフェノール
A、ヘキサブロモジフェニルエーテル、オクタブロモジ
フェニルエーテル、ペンタブロモフェノール、ペンタブ
ロモトルエン、ヘキサブロモベンゼン、2,2-ビス(4
-ヒドロキシ-3,5-ジブロモフェニル)プロパン、トリ
ス(2,3-ジブロモプロピル)イソシアヌレート、2,
2-ビス(4ヒドロキシエトキシ-3,5-ジブロモフェニ
ル)プロパン、デカブロモフェニルオキサイド、2,2-
ビス(ブロモメチル)-1,3-プロパンジオール、トラ
ンス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-1,4-ジオール、1,
2,4,5-テトラブロモベンゼン、3,4,5,6-テトラ
ブロモ-O-クレゾール、デカブロモジフェニルエーテ
ル、1-ブロモ-4-メトキシベンゼン、N-ブロモコハク
酸イミド、N-クロロコハク酸イミド、4,4-ジヨード
ビフェニルなどが使用できる。
の温度で、特にソルダペーストの使用時に亜鉛と脂肪酸
との金属石鹸皮膜に作用してこれを破壊する。これによ
りこの保護膜が存在することによるはんだ付け性の低下
を回避し、はんだ付け性を回復する。また、これらの有
機ハロゲン化物は、フラックス中に含まれる有機酸とは
んだ粉末合金が反応することにより分解してハロゲン化
水素を生成し、はんだ粉末および接合面の酸化物を除去
清浄化する働きを持っている。この反応は有機ハロゲン
化物の融点以上、特にはんだ合金の溶融する温度でさら
に活発になる。
よいし、2種以上を併用してもよい。好ましくは、トラ
ンス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-1,4-ジオール、トリ
ス(2,3-ジブロモプロピル)イソシアヌレート、2,
2-ビス(ブロモメチル)-1,3-プロパンジオールなど
を単独で、またはこれら有機ハロゲン化物2モルに対し
てテトラブロモビスフェノールA、2,2-ビス(4ヒド
ロキシエトキシ-3,5-ジブロモフェニル)プロパンな
どを1〜2モル混合併用する。これら50℃以下では亜
鉛と実質的に反応を起こさない融点100℃以上の有機
ハロゲン化物は、フラックス中0.5〜20重量%、好
ましくは3〜15重量%の量で用いられる。
て、通常更にベース樹脂、溶媒成分、および他の活性剤
が配合される。このようなフラックス成分としては以下
のものが挙げられる。ベース樹脂としては、ガムロジ
ン、ウッドロジン、トール油ロジン、これら変性ロジン
およびロジンエステルなどのロジン系樹脂、テルペン樹
脂およびテルペンフェノール樹脂などのテルペン系樹
脂、エポキシエステル樹脂、ポリビニルブチラール、エ
チルセルロースなどの熱可塑性樹脂および軟化点60℃
以上のペンタエリスリトールエステルが使用できる。ベ
ース樹脂はフラックス中3〜60重量%、好ましくは5
〜50重量%の範囲で用いられる。
チルジグリコール、ヘキシルジグリコール、2-エチル
ヘキシルジグリコール、ターピネオールなど通常のフラ
ックスに使用されるものが使用できる。溶剤はフラック
ス中20〜80重量%、好ましくは30〜60重量%の
範囲で用いられる。
できる活性剤としては、ジ-n-プロピルアミン、ジイソ
プロピルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジフェニル
アミン、ジベンジルアミン、1,3-ジフェニルグアニジ
ン、2-メチルイミダゾール、2-エチル-4-メチルイミ
ダゾール、2-フェニルイミダゾール、2-ウンデシルイ
ミダゾール、2-ヘプタデシルイミダゾール、2-フェニ
ル-4-メチルイミダゾールなどの二級アミンのハロゲン
化水素酸塩または融点150℃以上の一塩基酸塩、およ
び3,5-ジメチルピリジン、1-ベンジル-2-メチルイ
ミダゾール、1-ベンジル-2-フェニルイミダゾール、
トリイソプロパノールアミンなどの三級アミンのハロゲ
ン化水素酸塩または融点150℃以上の一塩基酸塩など
を挙げることができる。これらの活性剤はフラックス中
の全固形分に対して0.04〜20.0重量%の範囲で配
合できる。
成分として、揺変剤、チクソ剤、消泡剤、酸化防止剤、
界面活性剤、腐食防止剤等を配合することができる。粘
性を調整する目的で加えられる揺変剤としては、硬化ヒ
マシ油、脂肪酸アマイドなど通常のフラックスに使用さ
れるものが使用できる。揺変剤はフラックス中20重量
%以下の範囲で配合することができる。
だ粉末合金は、亜鉛を0.1〜20重量%、好ましくは
0.5〜10重量%含む亜鉛含有はんだである。このよ
うな亜鉛含有はんだには、錫−亜鉛系(91Sn9Z
n)、錫−ビスマス−亜鉛系(89Sn8Zn3Bi、
86Sn8Zn6Bi、86Sn8.5Zn5.5B
i)、錫−ビスマス−亜鉛系(78Sn16Zn6B
i、84Sn12Zn4Bi、41.7Sn57Zn1.
3Bi、85Sn10Zn5Bi、82Sn10Zn8
Bi)、錫−銀−亜鉛系(95.5Sn3.5Ag1Z
n)、錫−銀−ビスマス−亜鉛系(89.5Sn1.5A
g7Bi2Zn)、錫−ビスマス−銀−インジウム−亜
鉛系(86.3Sn2.6Bi0.5Ag2In8.6Z
n)、錫−ビスマス−インジウム−亜鉛系(80Sn9
Bi2In9Zn)、錫−インジウム−亜鉛系(81S
n10In9Zn)、錫−インジウム−アンチモン−亜
鉛系(80Sn10In2Sb8Zn)、錫−ビスマス
−アンチモン−亜鉛系(75Sn12Bi4Sb9Z
n)などがある。これらのはんだ合金には更に少量成分
として、はんだ特性を調整するためにGe、Ga、N
i、Co、Au、P、Si、Pbなどを10重量%以下
の範囲で含んでもよい。
従来の錫−鉛系はんだ代表される鉛はんだに代わって、
低鉛含量のはんだ合金、更に無鉛はんだ合金を使用した
ソルダペーストとすることができるところにある。本発
明の特定のフラックスを使用することにより、はんだ付
け性および保存安定性のともに優れた低鉛含量のはんだ
合金、更に無鉛はんだ合金を使用したソルダペースト、
特に錫−亜鉛系はんだ合金を使用したソルダペーストを
得ることができる。本発明のソルダペースト中、はんだ
合金粉末は50〜96重量%、好ましくは80〜93重
量%の量で配合される。
の粉末粒子表面を不活性化する作用を持つ融点50℃以
上の脂肪酸と、50℃以下では亜鉛と実質的に反応を起
こさない融点100℃以上の有機ハロゲン化物とを活性
剤として併用することにより、ソルダペースト製造にお
ける混練工程で、亜鉛を含むはんだ粉末合金粒子表面に
50℃以下で各種溶剤に不溶性の亜鉛の脂肪酸石鹸皮膜
を形成することにより、樹脂酸、一塩基酸、アミン一塩
基酸塩、アミンのハロゲン塩などの活性剤と亜鉛との反
応を抑制することができる。したがって、本発明によれ
ば、ソルダペーストのはんだ粉末合金として、亜鉛を含
む合金を使用しても、当該はんだ粉末合金中の亜鉛が活
性剤などと反応してはんだ付け性が低下したり、ソルダ
ペーストの粘度安定性が低下したりすることはなく、は
んだ付け性や保存安定性に優れた低鉛または無鉛のソル
ダペーストとすることができる。
金で問題となっている融点215〜230℃を、錫−亜
鉛系はんだ合金を使用することによって、その融点を2
00℃以下と、従来の錫−鉛系はんだ合金の183℃に
近づけることができ、従来の実装方法でプリント配線板
と電子部品のはんだ付けが可能になる。
をさらに詳しく説明する。本発明におけるフラックスの
作製法は、一般のソルダペーストに使用されている方法
でよく、フラックスの各成分をその溶剤中で加熱攪拌溶
解後、冷却してフラックスとした。また、亜鉛を含むは
んだ粉末合金として、錫−亜鉛の共晶合金(Sn91.
2重量%−Zn8.8重量%)の粒子径20〜40μm
の粉末を使用した。さらにソルダペーストは、上記合金
粉末88重量%とフラックス12重量%を、一般のソル
ダペーストに使用される混合機で攪拌混合して調製し
た。調製したソルダペーストは、250℃におけるはん
だ付け性を JIS Z 3284 附属書10により、ま
たペーストの粘度を JIS Z 3284 附属書6のス
パイラル粘度計(10回転)により試験した。
%、硬化ヒマシ油7.0重量%、オクタデカン酸7.0重
量%、トランス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-1,4-ジオ
ール5.0重量%、ブチルジグリコール36.0重量%か
らなるフラックスに錫−亜鉛共晶はんだ粉末(粒子径2
0〜40μm)を混練し、ソルダペーストを調製した。
このペーストを、250℃におけるはんだ付け性と、5
℃、30℃の各温度でのソルダペーストの経時粘度変化
および保存後のはんだ付け性について試験し、保存安定
性を評価した。その結果を表1に示す。本実施例は、錫
−亜鉛共晶はんだ粉末合金の表面を不活性化するため
に、直鎖脂肪酸である融点69.9℃のオクタデカン酸
7.0重量%と、融点113〜116℃のトランス-2,
3-ジブロモ-2-ブテン-1,4-ジオール5.0重量%を
有機ハロゲン化物として使用したもので、はんだ付け性
はクラス2、5℃6ヶ月、30℃1ヶ月保持したソルダ
ペーストの粘度変化は、初期粘度(170Pa・s)に
対して+30%以下で、十分使用に耐えうるものであっ
た。亜鉛を含むはんだ粉末合金表面の不活性化は、各種
有機溶剤に不溶性の融点120℃のオクタデカン酸の亜
鉛石鹸皮膜の形成により達成できたものと思われる。
604)40.0重量%、m-キシリレンビスステアリン
酸アミド11.0重量%、12-ヒドロキシオクタデカン
酸6.0重量%、トランス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-
1,4-ジオール5.0重量%、トリイソプロパノールア
ミン4.0重量%、ブチルジグリコール34.0重量%か
らなるフラックスに錫−亜鉛共晶はんだ粉末(粒子径2
0〜40μm)を混練し、ソルダペーストを調製した。
このペーストを、250℃におけるはんだ付け性と、5
℃、30℃の各温度でのソルダペーストの経時粘度変化
および保存後のはんだ付け性について試験し、保存安定
性を評価した。その結果を表1に示す。本実施例は、錫
−亜鉛共晶はんだ粉末の表面を不活性化するために、ヒ
ドロキシ脂肪酸である融点72℃の12-ヒドロキシオ
クタデカン酸を6.0重量%と、融点113〜116℃
のトランス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-1,4-ジオール
5.0重量%を有機ハロゲン化物として使用したもの
で、はんだ付け性はクラス2、5℃6ヶ月、30℃1ヶ
月保持したソルダペーストの粘度変化は、初期粘度(2
05Pa・s)に対して+30%以下で、十分使用に耐
えうるものであった。亜鉛を含むはんだ粉末合金表面の
不活性化は各種有機溶剤に不溶性の、融点145℃の1
2-ヒドロキシオクタデカン酸の亜鉛石鹸皮膜の形成に
より達成できたものと思われる。なお、本例で使用した
トリイソプロパノールアミンの添加量は、本例で使用し
た12-ヒドロキシオクタデカン酸1モルに対して1モ
ルのトリイソプロパノールアミンに相当する。トリイソ
プロパノールアミンの添加は、酸価の高いロジン誘導体
を使用したときに、その添加は保存安定性に効果が認め
られた。またトリイソプロパノールアミンは、有機溶剤
に可溶なロジン酸石鹸の生成を遅らせる働きをするもの
と思われる。
ンビスヒドロキシステアリン酸アミド11.0重量%、
12-ヒドロキシオクタデカン酸13.0重量%、トラン
ス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-1,4-ジオール10.0
重量%、ブチルジグリコール36.0重量%からなるフ
ラックスに錫−亜鉛共晶はんだ粉末(粒子径20〜40
μm)を混練し、ソルダペーストを調製した。このペー
ストを、250℃におけるはんだ付け性と、5℃、30
℃の各温度での保存日数とソルダペーストの粘度変化に
ついて試験した。その結果を表1に示す。本実施例は、
錫−亜鉛共晶はんだ粉末の表面を不活性化するために、
ヒドロキシ脂肪酸である融点72℃の12-ヒドロキシ
オクタデカン酸を13.0重量%と、融点113〜11
6℃のトランス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-1,4-ジオ
ール10.0重量%を有機ハロゲン化物として使用した
もので、はんだ付け性はクラス3、5℃6ヶ月、30℃
1ヶ月保持したソルダペーストの粘度変化は、初期粘度
(185Pa・s)に対して+30%以下で、十分使用
に耐えうるものであった。亜鉛を含むはんだ粉末合金表
面の不活性化は、各種有機溶剤に不溶性の、融点145
℃の12-ヒドロキシオクタデカン酸の亜鉛石鹸皮膜の
形成により達成できたものと思われる。なお、本例で使
用した12-ヒドロキシオクタデカン酸の量が、13.0
重量%、またトランス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-1,
4-ジオール10.0重量%と、比較的添加量を多くして
いるのは、使用した樹脂が全く活性力(酸価が10以
下)が無いために、そのはんだ付け性を向上するためで
ある。なお、本実施例は、表1から分かるように本発明
実施例の中でもっとも優れた保存安定性を示した。
ンビスヒドロキシステアリン酸アミド11.0重量%、
12-ヒドロキシオクタデカン酸13.0重量%、トラン
ス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-1,4-ジオール10.0
重量%、1,3-ジフェニルアミンの臭化水素酸塩1.0
重量%、ブチルジグリコール35.0重量%からなるフ
ラックスに錫−亜鉛共晶はんだ粉末(粒子径20〜40
μm)を混練し、ソルダペーストを調製した。このペー
ストを、250℃におけるはんだ付け性と、5℃、30
℃の各温度での保存日数とソルダペーストの粘度変化に
ついて試験した。その結果を表1に示す。本実施例は、
実施例3のはんだ付け性を改善する目的で実施例3とほ
ぼ同様のフラックスに、二級アミンのハロゲン塩とし
て、1,3-ジフェニルアミンの臭化水素酸塩を1.0重
量%添加したものである。はんだ付け性は、クラス3か
らクラス2に改善され、ペーストの粘度変化はわずかに
悪くなるが、5℃6ヶ月、30℃1ヶ月で保存したソル
ダペーストの粘度は、いずれも初期粘度(200Pa・
s)の+30%以下であった。
%、硬化ヒマシ油7.0重量%、オクタデカン酸7.0重
量%、テトラブロモビスフェノールA5.0重量%、ブ
チルジグリコール36.0重量%からなるフラックスに
錫−亜鉛共晶はんだ粉末(粒子径20〜40μm)を混
練し、ソルダペーストを調整した。このペーストを、2
50℃におけるはんだ付け性と、5℃、30℃の各温度
での保存日数とソルダペーストの粘度変化について試験
した。その結果を表1に示す。本実施例は、実施例1の
組成のうち、有機ハロゲン化物としてトランス-2,3-
ジブロモ-2-ブテン-1,4-ジオールの代わりにテトラ
ブロモビスフェノールAを使用したものである。はんだ
付け性クラス2、5℃6ヶ月、30℃1ヶ月で保存した
それぞれのペーストは、初期粘度(193Pa・s)に
対して、+30%以内と実施例1とほぼ同等のものが得
られた。
%、硬化ヒマシ油7.0重量%、トランス-2,3-ジブロ
モ-2-ブテン-1,4-ジオール5.0重量%、1,3-ジフ
ェニルグアニジン臭化水素酸塩1.0重量%、ブチルジ
グリコール37.0重量%からなるフラックスに、錫−
亜鉛共晶はんだ粉末合金(粒子径20〜40μm)を混
練し、ソルダペーストを調製し、250℃におけるはん
だ付け性と5℃、30℃の各温度での保存日数と、ソル
ダペーストの粘度変化について試験した。その結果を表
1に示す。本比較例は、本発明の実施例1の組成とほぼ
同様のフラックスで、そのフラックスから亜鉛を不活性
化するための脂肪酸を抜いた組成のものとなっている。
そのため、本フラックスで錫−亜鉛共晶はんだ粉末合金
(粒子径20〜40μm)を混練したソルダペースト
は、初期のはんだ付け性はクラス3、5℃、30℃の各
温度で保存した時のペーストの粘度変化は大きく、5℃
7日間で初期粘度(285Pa・s)の約10倍、30
℃では1日で初期粘度の約10培と非常に大きな粘度変
化が見られ、しかも、粘度変化後のはんだ付け性はクラ
ス4と、はんだ未溶解の状態を示し、全くはんだの濡れ
は見られなかった。
%、硬化ヒマシ油7.0重量%、オクタデカン酸7.0重
量%、ブチルジグリコール41.0重量%からなるフラ
ックスに、錫−亜鉛共晶はんだ粉末合金(粒子径20〜
40μm)を混練し、ソルダペーストを調製した。この
ペーストを、250℃におけるはんだ付け性と5℃、3
0℃の各温度でのソルダペーストの経時粘度変化および
保存後のはんだ特性について試験し、保存安定性を評価
した。本比較例は実施例1の組成から有機ハロゲン化物
であるトランス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-1,4-ジオ
ールの全量を除いた組成になっている。表1から分かる
ように、本比較例は実施例1に比較してはんだ付性が悪
く、粘度の経時変化は実施例1とほぼ同等であるけれど
も使用できない。
5および比較例1〜2のソルダペーストの連続印刷性を
試験するために、印刷開始から8時間までの各時間とソ
ルダペーストの粘度変化についてブルックフィールド粘
度計を利用して試験を行ったところ、実施例1〜5のい
ずれのペーストも初期粘度とほぼ同等の値であった。ま
た、8時間連続印刷後のソルダペーストのはんだ付け性
についても変化は見られなかった。試験結果を表2に示
す。
性剤成分として、融点50℃以上の脂肪酸と、融点10
0℃以上の有機ハロゲン化物を併用したフラックスを使
用することにより、亜鉛を含むはんだ粉末合金とフラッ
クスを混練してソルダペーストを得る工程において、融
点50℃以上の脂肪酸は、はんだ粉末合金と反応して、
はんだ粉末合金表面に50℃以下の温度で各種溶剤に不
溶性の金属石鹸皮膜を形成し、はんだ粉末合金、特に亜
鉛表面を不活性化し、金属石鹸被膜形成後のフラックス
中の活性剤とはんだ粉末合金との反応を阻止して、ソル
ダペーストの粘度安定性を向上するとともに、融点以下
でははんだ粉末合金とほとんど反応しない有機ハロゲン
化合物を活性剤として併用することにより、各種接合面
に対するはんだ付け性を向上するなどの効果が認められ
た。また、酸価の高いロジンおよびその誘導体を樹脂成
分の主成分とするとき、上記脂肪酸1モルに対して、3
級アミンを0.05〜2.0モル添加することにより、有
機溶剤に可溶なロジン金属石鹸の生成(ロジンの活性剤
としての働き)を阻止し、さらにペーストの粘度安定性
を向上する効果が認められた。本発明の無鉛ソルダペー
ストは従来の錫−鉛合金はんだを用いたソルダペースト
と同じはんだ特性を示した。
融点50℃以上の脂肪族モノカルボン酸、および50℃
以下では亜鉛と実質的に反応を起こさない融点100℃
以上の有機ハロゲン化物を含む亜鉛含有はんだ用フラッ
クスに関する。詳しくは、本発明は、フラックス中、融
点50℃以上の脂肪族モノカルボン酸が1〜20重量
%、50℃以下では亜鉛と実質的に反応を起こさない融
点100℃以上の有機ハロゲン化物が0.5〜20重量
%の量で含まれる上記フラックスに関する。特に本発明
は、融点50℃以上の脂肪族モノカルボン酸が、脂肪族
モノカルボン酸1モルに対して、平均0.05〜2モル
の三級アミンとの反応によりカルボキシル基がマスキン
グされた状態で使用される上記フラックスに関する。ま
た、本発明は、亜鉛を含むはんだ合金と上記いずれかに
記載のフラックスを含んでなるソルダペーストに関す
る。特に、本発明は、はんだ合金中、鉛を10.0重量
%以上は含まない低鉛含量またははんだ合金中に鉛を実
質的に含まない無鉛はんだ合金である上記ソルダペース
トに関する。
合金中の亜鉛と反応してはんだ合金(通常粉末として使
用する)の表面にフラックス中の活性剤に対して不活性
な保護層を形成することのできる融点50℃以上の脂肪
族モノカルボン酸と、50℃以下では実質的に亜鉛と反
応を起こさない融点100℃以上の有機ハロゲン化物を
含むことを特徴とする。また、本発明のソルダペースト
は上記フラックスと亜鉛を含むはんだ粉末合金を含んで
なるものであり、亜鉛を0.1重量%以上含みながらそ
の保存安定化と優れたはんだ付け性を可能にしたもので
ある。
℃以上の脂肪族モノカルボン酸として、テトラデカン
酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデカン
酸、オクタデカン酸、ノナデカン酸、エイコサン酸、ヘ
ンエイコサン酸、ドコサン酸などの直鎖脂肪酸、12-
ヒドロキシドデカン酸、12-ヒドロキシオクタデカン
酸、13-ヒドロキシトリデカン酸、14-ヒドロキシテ
トラデカン酸、9,16-ジヒドロキシオクタデカン酸な
どのヒドロキシ脂肪酸およびジヒドロキシヘキサデカン
酸、ジヒドロキシオクタデカン酸、ジヒドロキシエイコ
サン酸などのポリヒドロキシ脂肪酸などが使用できる。
これらの脂肪族モノカルボン酸は、亜鉛を含むはんだ合
金中の亜鉛と反応して、各種有機溶剤に50℃以下では
不溶性の亜鉛の脂肪酸石鹸皮膜を当該はんだ粉末表面に
形成し、フラックス中の活性剤との反応を阻止する働き
をする。また、これら脂肪酸石鹸の効果は脂肪酸石鹸の
融点が高いほど大きくなる傾向を有する。上記脂肪族モ
ノカルボン酸は単独で使用してもよいし、2種以上を併
用してもよい。好ましくはオクタデカン酸、12-ヒド
ロキシオクタデカン酸、9,16-ジヒドロキシオクタデ
カン酸である。これら融点50℃以上の脂肪酸はフラッ
クス中1〜20重量%、好ましくは3〜12重量%の量
で用いられる。
活性を調節するために、必要に応じて上記脂肪族モノカ
ルボン酸を、脂肪族モノカルボン酸1モルに対して、平
均0.05〜2モルの3級アミンによってカルボキシル
基をマスキングして使用してもよい。この目的で使用す
ることのできる3級アミンとしては、1-ベンジル-2-
メチルイミダゾール、トリエタノールアミン、トリイソ
プロパノールアミン、2,6-ジメチルピリジン、3,5-
ジメチルピリジン、3,5-ジエチルピリジンなどが使用
できる。
の粉末粒子表面を不活性化する作用を持つ融点50℃以
上の脂肪族モノカルボン酸と、50℃以下では亜鉛と実
質的に反応を起こさない融点100℃以上の有機ハロゲ
ン化物とを活性剤として併用することにより、ソルダペ
ースト製造における混練工程で、亜鉛を含むはんだ粉末
合金粒子表面に50℃以下で各種溶剤に不溶性の亜鉛の
脂肪酸石鹸皮膜を形成することにより、樹脂酸、一塩基
酸、アミン一塩基酸塩、アミンのハロゲン塩などの活性
剤と亜鉛との反応を抑制することができる。したがっ
て、本発明によれば、ソルダペーストのはんだ粉末合金
として、亜鉛を含む合金を使用しても、当該はんだ粉末
合金中の亜鉛が活性剤などと反応してはんだ付け性が低
下したり、ソルダペーストの粘度安定性が低下したりす
ることはなく、はんだ付け性や保存安定性に優れた低鉛
または無鉛のソルダペーストとすることができる。
性剤成分として、融点50℃以上の脂肪族モノカルボン
酸と、融点100℃以上の有機ハロゲン化物を併用した
フラックスを使用することにより、亜鉛を含むはんだ粉
末合金とフラックスを混練してソルダペーストを得る工
程において、融点50℃以上の脂肪族モノカルボン酸
は、はんだ粉末合金と反応して、はんだ粉末合金表面に
50℃以下の温度で各種溶剤に不溶性の金属石鹸皮膜を
形成し、はんだ粉末合金、特に亜鉛表面を不活性化し、
金属石鹸被膜形成後のフラックス中の活性剤とはんだ粉
末合金との反応を阻止して、ソルダペーストの粘度安定
性を向上するとともに、融点以下でははんだ粉末合金と
ほとんど反応しない有機ハロゲン化合物を活性剤として
併用することにより、各種接合面に対するはんだ付け性
を向上するなどの効果が認められた。また、酸価の高い
ロジンおよびその誘導体を樹脂成分の主成分とすると
き、上記脂肪族モノカルボン酸1モルに対して、3級ア
ミンを0.05〜2.0モル添加することにより、有機溶
剤に可溶なロジン金属石鹸の生成(ロジンの活性剤とし
ての働き)を阻止し、さらにペーストの粘度安定性を向
上する効果が認められた。本発明の無鉛ソルダペースト
は従来の錫−鉛合金はんだを用いたソルダペーストと同
じはんだ特性を示した。
Claims (9)
- 【請求項1】 活性剤として融点50℃以上の脂肪酸、
および50℃以下では亜鉛と実質的に反応を起こさない
融点100℃以上の有機ハロゲン化物を含む亜鉛含有は
んだ用フラックス。 - 【請求項2】 フラックス中、融点50℃以上の脂肪酸
が1〜20重量%、50℃以下では亜鉛と実質的に反応
を起こさない融点100℃以上の有機ハロゲン化物が
0.5〜20重量%の量で含まれる請求項1に記載のフ
ラックス。 - 【請求項3】 融点50℃以上の脂肪酸が、脂肪酸1モ
ルに対して、平均0.05〜2モルの3級アミンとの反
応によりカルボキシル基がマスキングされた状態で使用
される請求項1または2に記載のフラックス。 - 【請求項4】 融点50℃以上の脂肪酸が、ヒドロキシ
脂肪酸およびポリヒドロキシ脂肪酸から選ばれる請求項
1、2または3のいずれかに記載のフラックス。 - 【請求項5】 50℃以下では亜鉛と実質的に反応を起
こさない融点100℃以上の有機ハロゲン化物がトラン
ス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-1,4-ジオール、テトラ
ブロモビスフェノールA、ヘキサブロモジフェニルエー
テル、オクタブロモジフェニルエーテル、ペンタブロモ
フェノール、ペンタブロモトルエン、ヘキサブロモベン
ゼン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3,5-ジブロモフェ
ニル)プロパン、トリス(2,3-ジブロモプロピル)イソ
シアヌレート、2,2-ビス(4-ヒドロキシエトキシ-3,
5-ジブロモフェニル)プロパン、デカブロモジフェニル
オキサイド、2,2-ビス(ブロモメチル)-1,3-プロパ
ンジオール、トランス-2,3-ジブロモ-2-ブテン-1,
4-ジオール、1,2,4,5-テトラブロモベンゼン、3,
4,5,6-テトラブロモ-o-クレゾール、デカブロモジ
フェニルエーテル、1-ブロモ-4-メトキシベンゼン、
N-ブロモコハク酸イミド、4,4-ジヨードビフェニル
から選ばれる請求項1〜4のいずれかに記載のフラック
ス。 - 【請求項6】 亜鉛を含むはんだ合金と請求項1〜5の
いずれかに記載のフラックスを含んでなるソルダペース
ト。 - 【請求項7】 亜鉛を含むはんだ合金が0.1〜20重
量%の亜鉛を含む錫−亜鉛系、錫−ビスマス−亜鉛系、
錫−銀−亜鉛系、錫−銀―インジウム―亜鉛系、錫−銀
−銅−亜鉛系、錫−インジウム−亜鉛系、錫−銀−ビス
マス−亜鉛系はんだ合金である請求項6に記載のソルダ
ペースト。 - 【請求項8】 はんだ合金が鉛を10重量%以上は含ま
ない低鉛含量はんだ合金である請求項6または7に記載
のソルダペースト。 - 【請求項9】 はんだ合金が鉛を実質的に含まない無鉛
はんだ合金である請求項6または7に記載のソルダペー
スト。
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