JP2001137385A - 運動機器、体力レベル評価装置及び運動強度決定装置 - Google Patents

運動機器、体力レベル評価装置及び運動強度決定装置

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JP2001137385A
JP2001137385A JP2000046681A JP2000046681A JP2001137385A JP 2001137385 A JP2001137385 A JP 2001137385A JP 2000046681 A JP2000046681 A JP 2000046681A JP 2000046681 A JP2000046681 A JP 2000046681A JP 2001137385 A JP2001137385 A JP 2001137385A
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rate
physiological signal
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JP2000046681A
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English (en)
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Hiromi Kinoshita
弘美 木下
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人に最適な負荷で運動をすることのできる
運動機器を提供する。 【解決手段】 測定開始により心電信号を検出し(ST
1)、運動負荷の制御を開始し(ST4)、心拍数及び
心拍間隔のゆらぎのパワー値を算出し(ST5,ST
6)、ウォーミングアップ開始から2分経過したら(S
T7)、Ramp負荷の自動制御を行う(ST9)。ST9
の処理は、ウォーミングアップ開始から3分経過後、4
分経過後、5分経過後、6分経過以降により、それぞれ
所定のRamp負荷の負荷変動率を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人に最適な運動
負荷で運動をすることのできる運動機器、個人の正確な
体力レベルの評価を行う体力レベル評価装置、個人に最
適な運動強度の決定を行う運動強度決定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エルゴバイクなどの運動負荷装置を用い
て簡易的に体力測定を行う場合、例えば漸増負荷(以
下、Ramp負荷という)時における心拍数を測定し、負荷
と心拍数との関係から体力レベルの評価を行う。その
際、体力レベルに応じて適切なRamp負荷(ここでは漸増
負荷を指す)の負荷変動率を与える必要がある。
【0003】従来は、年齢、性別、体重などの個人デー
タを入力し、入力した個人データにおける標準的な体力
に見合ったRamp負荷の負荷変動率を提供している。この
場合のRamp負荷の負荷変動率を決定するフロー図の一例
を図26に示す。図26のフロー図では、年齢が60以
上か否かを判定し(ST91)、さらに体重が40kg
以下か否か(ST92)、80kg以上か否かを判定し
(ST93)、それぞれの判定結果の次に男性か女性か
を判定し(ST94,ST96,ST98)、その結果
によりRamp負荷の負荷変動率を5,10,15,20
〔W/min〕に決定している(ST95,ST97,
ST99,ST100)。
【0004】また、前記個人情報に加え、体力の有無
(高体力者、一般者、低体力者など)を入力したり、或
いは前回行った体力測定の結果を用いてRamp負荷の負荷
変動率を決定している。この場合の体力の有無を入力す
る例を挙げると、次のとおりで 運動前に、年齢・性別などの個人情報とともに、自分が
属すると思われる上記体力レベルを選択すると、予め設
定された上記Ramp負荷の負荷変動率が提供される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力さ
れた個人データに応じたRamp負荷の負荷変動率を決定す
る場合は、当然ながら、標準体力より劣る被験者に対し
ては、過度な負荷をかける恐れがある。また反対に、標
準体力より優れる被験者に対しては、体力測定に時間が
掛かり過ぎ、正確な体力レベルの評価ができないなどの
問題点がある。さらに、年齢・性別・体重などの個人デ
ータを予め入力する必要があり、操作が煩雑で面倒であ
るだけでなく、個人情報を入力するため、他人に個人情
報を知られたりするのを嫌がる人もいる。
【0006】一方、個人情報の他に、入力された体力の
有無を用いてRamp負荷の負荷変動率を決定する場合は、
自分がどの体力レベルの分類に当て嵌まるのか判らず、
体力レベルの入力を誤ることがある。また、体力測定の
結果を用いてRamp負荷の負荷変動率を決定する場合は、
事前に必ず体力測定を行わなければならず、手間が掛か
る。
【0007】本発明は、そのような従来の問題点に着目
してなされたもので、個人に最適な運動負荷で運動をす
ることのできる運動機器、個人の正確な体力レベルの評
価を行う体力レベル評価装置、個人に最適な運動強度の
決定を行う運動強度決定装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の運動機器は、運動負荷可変
の運動負荷手段と、この運動負荷手段による運動中に生
理信号を非侵襲で測定する生理信号測定手段と、運動中
に得られた生理信号に基づいて漸増負荷又は漸減負荷の
負荷変動率を決定する負荷決定手段とを備え、前記運動
負荷手段が、負荷決定手段で決定された漸増負荷又は漸
減負荷の負荷変動率に基づいて運動負荷を変更すること
を特徴とする。
【0009】この運動機器では、個人に見合った漸増負
荷又は漸減負荷の負荷変動率が決定され、この決定され
た負荷の負荷変動率に応じて運動負荷が変化する。この
ため、年齢・性別・体重などの個人情報を入力する必要
や、事前に体力測定を行う必要がない上に、自分の体力
レベルを把握していなくても、各人に応じた最適な負荷
で運動することができ、過度の負荷がかかったり、反対
に負荷が弱過ぎたりすることがない。
【0010】請求項11記載の体力レベル評価装置は、
運動中に生理信号を非侵襲で測定する生理信号測定手段
と、運動中に得られた生理信号に基づいて漸増負荷又は
漸減負荷の負荷変動率を決定する負荷決定手段と、この
負荷決定手段で決定された漸増負荷又は漸減負荷の負荷
変動率に従い、漸増又は漸減負荷運動時における負荷値
と心拍数との関係から体力レベルの評価を行う体力レベ
ル評価手段とを備えることを特徴とする。
【0011】この体力レベル評価装置では、運動を行う
ことにより、各人の体力レベルを正確に評価することが
できる。
【0012】請求項12記載の運動強度決定装置は、運
動中に生理信号を非侵襲で測定する生理信号測定手段
と、運動中に得られた生理信号に基づいて漸増負荷又は
漸減負荷の負荷変動率を決定する負荷決定手段と、この
負荷決定手段で決定された漸増負荷又は漸減負荷の負荷
変動率に従い、漸増又は漸減負荷運動時における運動負
荷と心拍間隔のゆらぎとの関係から最適な運動強度の決
定を行う運動強度決定手段とを備えることを特徴とす
る。
【0013】また、請求項15記載の運動強度決定装置
は、運動中に生理信号を非侵襲で測定する生理信号測定
手段と、運動中に得られた生理信号に基づいて漸増負荷
又は漸減負荷の負荷変動率を決定する負荷決定手段と、
この負荷決定手段で決定された漸増負荷又は漸減負荷の
負荷変動率に従い、漸増又は漸減負荷運動時における運
動負荷と心拍数変動スペクトルのパワーとの関係から最
適な運動強度の決定を行う運動強度決定手段とを備える
ことを特徴とする。
【0014】請求項12,15の運動強度決定装置で
は、運動により各人に最適な運動強度を決定することが
できる。
【0015】さらに、請求項16記載の運動機器は、運
動負荷可変の運動負荷手段と、請求項11、請求項12
又は請求項15記載のいずれかの装置とを備え、前記運
動負荷手段は、前記体力レベル評価装置で得られた体力
レベル又は前記運動強度決定装置で得られた運動強度に
基づいて運動負荷を変更することを特徴とする。
【0016】この運動機器では、各人に応じた最適な運
動負荷で運動することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。
【0018】図1は、本発明の運動機器の実施形態に係
る自転車エルゴメータの回路構成を示すブロック図であ
る。このエルゴメータは、心電信号を検知する心電セン
サ1と、その出力信号を増幅するプリアンプ2と、ノイ
ズを除去するためのフィルタ3と、心電信号をさらに適
正なレベルまで増幅するアンプ4と、A/D変換器5
と、種々の処理を実行するCPU6と、キー入力装置7
と、運動強度や体力レベルなどを表示する表示器8と、
回転負荷を可変できる負荷装置9とを備える。CPU6
は、運動中に得られた生理信号に基づいて漸増負荷又は
漸減負荷の負荷変動率を決定する負荷決定機能、決定さ
れた漸増負荷又は漸減負荷の負荷変動率に従い、運動時
における運動負荷と心拍数との関係から体力レベルの評
価を行う体力レベル評価機能、或いは決定された漸増負
荷又は漸減負荷の負荷変動率に従い、漸増又は漸減負荷
運動時における運動負荷と心拍間隔のゆらぎとの関係又
は運動負荷と心拍数変動スペクトルのパワーとの関係か
ら最適な運動強度の決定を行う運動強度決定機能などを
有する。
【0019】図2は、この自転車エルゴメータの外観斜
視図である。図2において、このエルゴメータは、サド
ル11と、ハンドル12と、キー入力装置7、表示器8
及び報知器(図示せず)などを有する操作部13と、ペ
ダル14と、前脚フレーム15と、後脚フレーム16と
を備える。ハンドル12には心電検出用の一対の電極
(生理信号測定手段)17が設けられ、運動時に運動者
がハンドル12の電極17を両手で握ることで、両手と
電極17が接触し、手から心電信号が検出されるように
なっている。
【0020】このエルゴメータでは、被験者(運動者)
がサドル11に腰掛けてペダル14を踏み、ペダル14
を回転させることによって運動を行うものである。ペダ
ル14は、運動強度の度合に応じた重みとなるように運
動負荷が加えられ、運動負荷が大きいと、ペダル14を
一定数回転させるのに、当然多くの運動量が要求され
る。但し、このこと自体は周知である。
【0021】なお、図2の実施形態では、心電検出用の
電極17をハンドル12に設けてあるが、種々の変更が
可能である。例えば図3では、運動者Mの胸に一対の電
極及び送信部を備えたチェストベルト41が装着され、
ハンドル12に受信部42(図2の操作部13に相当)
が設けられている。この場合、運動者Mの胸から検出さ
れた心電信号は、無線で受信部42に送信されて処理さ
れる。
【0022】図4の実施形態は、+(プラス)、−(マ
イナス)、G(グランド)の3個の電極45,46,4
7が運動者Mの胸に貼り付けられ、有線48で本体内の
回路部に接続され、心電信号を検出する胸部誘導型のも
のである。
【0023】図5の実施形態では、心電センサに代えて
運動者Mの耳朶に脈拍センサ49が取付けられ、脈拍が
検出される。
【0024】このように構成された運動機器では、心電
センサや脈拍センサで検出された心電波形(心電信号)
や脈波信号(拍動信号)といった運動負荷変化に対する
生理信号に基づいて、運動中に得られた生理信号に基づ
いて漸増負荷又は漸減負荷の負荷変動率が決定される
が、次に漸増負荷又は漸減負荷の負荷変動率を求める方
法の1例を示す。ここでは、生理信号は心拍数及び心拍
間隔のゆらぎのパワーとし、漸増負荷(以下、Ramp負荷
と称する)を求める方法を説明する。
【0025】まず、運動中に心拍数と心拍間隔のゆらぎ
のパワーを検出する。心拍数は次のように算出する。運
動中にエルゴメータのハンドル12に設けられた電極1
7(図2)より検出された心電信号のピーク検出を行
い、RR間隔データ(心拍の1周期)を算出する。例え
ば、その間隔の5拍の平均値から心拍数を算出する。ま
た、ゆらぎパワー (Power)の算出は、次式(1)、 Power (n)〔ms2 〕={RR(n)−RR(n−1)}2 ・・・(1) で求められる。これは前回と今回の1周期の差を二乗し
たもので、ここでは心拍間隔のゆらぎのパワーと称して
いる。このPower データにおいて、例えば30秒間の平
均値を15秒間隔で算出する。
【0026】上記算出した心拍数とゆらぎのパワーを、
例えば図6の(a)に示すRamp負荷自動制御ポイントの
値を用い、Ramp負荷の負荷変動率を決めていく。ここで
は、ポイントa〜eとそれ以降に区分される。具体的に
は、ポイントaは、ウォーミングアップ時の値(Wu
p)として、ウォーミングアップ2分間のうち1分経過
後からの1分間の平均値をWupとする。その後、ポイ
ントbとしてウォーミングアップ終了から2分後の値
(P2min)、ポイントcとして3分後の値(P3m
in)、ポイントdとして4分後の値(P4min)、
ポイントeとして5分後の値(P5min)を用い、同
様にさらにウォーミングアップ終了から6分以降は1分
毎の値を用いる。これらのポイントa〜eは、エルゴメ
ータのRamp負荷運動中における典型的な(標準)ゆらぎ
のパワーの指数関数的な減少傾向を示す変動曲線上で
は、図6の(b)に示すような位置に対応する。
【0027】次に、上記運動機器(エルゴメータ)にお
いて、Ramp負荷の自動制御を用いた最適運動強度を決定
するフロー図の一例を図7及び図8に示す。但し、ここ
での最適運動強度は、例えば運動負荷時におけるゆらぎ
のパワーの収束点とし、収束点示現時の運動負荷を最適
運動強度とする。
【0028】図7において、図1のキー入力装置7の測
定開始キーが押されると、測定が開始される。まずステ
ップ(以下、STと略す)ST1で、心電センサ1で心
電信号を検出し、心電センサ1からの信号が或る一定レ
ベルになるようにキャリブレーション動作を行う(ST
2)。このキャリブレーション動作は、CPU6からの
信号により、アンプ4でゲインを調整することで行われ
る。キャリブレーション終了後、表示器8に“測定開
始”を表示し(ST3)、負荷装置9の制御を開始する
(ST4)。この制御としては、例えば初期負荷値15
〔w〕で2分間ウォーミングアップを行った後に、最初
は10〔W/min〕のRamp負荷を与える。
【0029】次いで、心電信号のピーク値を検出し、前
記したように心拍数とゆらぎのパワーを算出する(ST
5,ST6)。このとき、ウォーミングアップ時におけ
る平均心拍数とゆらぎのパワーを算出しておく。例え
ば、2分間のウォーミングアップにおいて、心拍数とし
て1分30秒経過後からの15秒間の平均値(Wupの
HR)を算出し、ゆらぎのパワーとしてWup値〔図6
の(a)参照〕を算出する。この心拍数及びゆらぎのパ
ワーの算出は、ウォーミングアップ開始から2分が経過
するまで続けられる(ST7)。2分経過後、Ramp負荷
制御タイミングであるか否かを判定し(ST8)、Ye
sであれば、計測した心拍数とゆらぎのパワーから、随
時、各個人の体力レベルに応じた適切なRamp負荷の負荷
変動率を設定していく(ST9)。
【0030】Ramp負荷の自動制御処理は、図13に示す
ように行われる。即ち、ウォーミングアップ開始から3
分経過すればSTaの処理へ(ST81)、4分経過す
ればSTbの処理へ(ST82)、5分経過すればST
cの処理へ(ST83)、6分以降はSTdの処理へ移
行する(ST84)。なお、各処理については後述す
る。
【0031】図7のST7の処理に続いて収束判定を行
う(ST10)。
【0032】ゆらぎのパワーの変動特性において、下記
の,の両条件が満たされた場合に、収束判定Yes
とし最適運動強度を決定する。
【0033】ゆらぎのパワーが予め定めたパワー基底
値(ベースライン)を下回る。
【0034】前回のゆらぎのパワーとの差〔Power
{T(n−1)}−Power {T(n)}:ゆらぎのパワ
ーの変動曲線の傾き〕が規定する傾き以下になる。
【0035】なお、最適運動強度は、図24に示す収束
点における心拍値、或いは運動負荷を指してもよい。
【0036】最適運動強度決定の例を図9に示す。図9
において、ゆらぎの収束点から時間−運動負荷特性の交
点の運動負荷を最適運動強度として求める。この収束点
の決定方法を図10、図11のフロー図を用いて説明す
る。このフロー図は、標準的なパターンの運動強度の決
定に用いる収束点の決定方法を示すものである。ST6
1〜ST65までの処理は、図8のST1〜ST5と同
様である。即ち、図1のキー入力装置7の測定開始キー
が押されると、測定が開始される。まず、心電センサ1
で心電信号を検出し(ST61)、心電センサ1からの
信号が或る一定レベルになるようにキャリブレーション
動作を行う(ST62)。このキャリブレーション動作
は、CPU6からの信号により、アンプ4でゲインを調
整することで行われる。キャリブレーション終了後、表
示器8に“測定開始”を表示し(ST63)、負荷装置
9の制御を開始する(ST64)。この制御としては、
例えば初期負荷値20〔w〕で2分間ウォーミングアッ
プを行った後に、毎分15〔w〕のランプ負荷を与え
る。
【0037】次いで、心電信号のピーク値を検出し、前
記算出式(1)よりゆらぎのパワーを算出する(ST6
5)。算出後、ウォーミングアップ時の2分が経過した
かどうか判定し(ST66)、まだならST65に戻
る。ウォーミングアップ終了後に2分が経過したら、S
T67がYESとなり、パワー基底値を25〔m
2 〕、傾きを6〔ms2 〕とする(ST70,7
1)。
【0038】続いて収束判定(ST68)を行う。これ
は、図12に示すゆらぎのパワーの変動特性(ゆらぎの
パワーと運動負荷との時間による変化)において、運動
負荷の増加に伴いゆらぎのパワーは減少し収束する。こ
のゆらぎのパワーの変動曲線の収束点がATポイントで
ある。ここでは、このATポイントに相当する収束判定
として、ゆらぎのパワーが予め定めた基準値を下回り、
かつ前回のパワー値との差〔Power {T(n−1)}−
Power {T(n)}:ゆらぎのパワーの変動曲線の傾
き〕が予め定めた基準値(パワー基底値)以下に達した
場合を、収束点と判断する。即ち、収束点と判断できな
い場合は、判定NOで運動負荷を漸増し(ST69)、
ST66〜ST68の処理を繰り返す。収束点と判断で
きたら、算出した負荷値に該当する運動強度を結果とし
て表示器8に表示する(ST72)。なお、これらのフ
ロー図において、パターン分類に用いたゆらぎのパワー
は図6の(a)に示すとおりであり、分類a〜eはゆら
ぎのパワーでは図6の(b)に示す位置に該当する。
【0039】さて、図8のST10において、収束点と
判断できない場合、即ち最適運動強度を決定できない場
合は、判定Noで、前記設定されたRamp負荷に従い負荷
を漸増し(ST11)、ST5に戻り、心拍数算出、ゆ
らぎのパワー算出及び収束判定を続ける。
【0040】一方、最適運動強度が決定したら、最適運
動強度決定の1分前の負荷値を算出し、算出した最適運
動強度に該当する運動負荷を結果として表示器8に表示
する(ST12)。その表示例は、図14の(a)→
(b)→(c)に示すように「最適運」、「動強度」、
「決定」と、水平スクロールしながら表示した後、図1
5の(a),(b),(c)に示すように、運動強度を
表示してもよい。ここでは、負荷レベルとして複数段階
の「レベル5」を表示する点をベストモードとし〔図1
5の(a)〕、その他の表示例として「心拍数(拍/
分)」〔図15の(b)〕、や「運動負荷」W〔図15
の(c)〕として表示する。結果表示後、運動負荷を減
少させ、運動者に一定時間(例えば1分間)クールダウ
ンを行わせる(ST13)。その後、運動負荷制御を終
了する(ST14)。
【0041】なお、上記図7及び図8のフロー図では、
最適運動強度決定後、クールダウンを行わせてから運動
を終了しているが、運動終了とせずに、一旦、負荷を最
適運動強度の1/2程度まで減少させ、この軽負荷によ
る運動を1分程度行わせた後、再び最適運動強度まで上
昇させ、最適運動強度でのトレーニングモードに入るト
レーニングプログラムも可能である。
【0042】最適運動強度でのトレーニングモードに入
るトレーニングプログラムの具体例としては、図16に
示すように、最適運動強度決定した〔図16の(a)の
イ〕後、一旦運動負荷を最適運動強度の1/2程度まで
減少させ〔図16の(a)のロ〕、その運動負荷での運
動を1分程度行わせた後、再び決定した最適運動強度ま
で上昇させ〔図16の(a)のハ〕、最適運動強度で制
御される運動プログラムを実行する。
【0043】また、体力レベルを評価する処理も、前記
と同様にRamp負荷の自動制御を用い、Ramp負荷運動時に
おける心拍数と負荷値との関係から体力レベルを決定す
ることが可能である。この体力レベルを決定する具体例
を図17、図18により説明する。先ず、Ramp負荷の自
動制御を用いたRamp負荷運動時(ウォーミングアップ終
了以降から、例えば75%HRamxまで)に得られた心拍
数と運動負荷の関係〔図17の(b)〕から、最大予測
心拍数(HRmax〔bpm〕)に値する最大予測運動負荷
(Wmax 〔w〕)を算出する〔図17の(c)〕。例示
の75%HRmaxは、キー入力部7より年令が入力されて
おり、内部でHlmax =220−年令を計算し、その7
5%の値を心拍数とするRamp負荷運動時の時間と傾きか
らWmax〔w〕を求める。つまり、図17の(c)に示
すように、ウォーミングアップ終了後からの運動負荷と
心拍数の関係から、近似直線イを求め、HRmaxに対する
運動負荷(Wmax 〔w〕)を推定する。算出したWmax
を用い、公知の式を用いて最大酸素摂取量〔1/mi
n〕を推定し、体重で割って体重1Kg当たりの最大酸
素摂取量〔ml/Kg/min〕を求める。年令・性別
による最大酸素摂取量の評価表を用い、推定した最大酸
素摂取量から体力レベル、例えば体力レベル1(劣る)
〜体力レベル6(非常に優れる)を決定する。決定した
体力レベルは、図18の(a)、(b)のように表示さ
れる。
【0044】図7のフロー図のRamp負荷自動制御処理
(ST9)によるRamp負荷の負荷変動率の決定フロー図
の具体例を図19〜図23に示す。これらフロー図中に
おける各パラメータの記号は、図6の(a)に示したも
のである。また、ここでは、エルゴメータのRamp負荷運
動時における心拍数の直線的な上昇と、心拍間隔のゆら
ぎのパワーの指数関数的な減少を標準パターンとして用
いたものである。
【0045】図19に示すSTaの処理〔以下の図19
〜図23におけるSTa、STb、STc、STd、…
…はウォーミングアップ経過後、1分、2分、3分、…
…という意味でST1、ST2、ST3、ST4、……
であるが、図7におけるST1、ST2、ST3、……
と区別するために、STa、STb、STc、STd、
……を用いている〕は、図13のフロー図に示すように
ウォーミングアップ開始から3分経過した場合である。
ウォーミングアップ終了から1分経過後の心拍数(ST
aのHR)を求める。ここで、前記図7のフロー図のS
T5で求めた心拍数(WupのHR)とSTaのHRを
比較し(ST15)、心拍数の上昇が著しい場合は、負
荷変動率を緩くする。例えば、心拍数の増加〔ΔHR1
{(STaのHR)−(WupのHR)}〕が15〔b
pm〕より大きい場合は、現在のRamp負荷の負荷変動率
を5〔W/min〕減少させ、5〔W/min〕とする
(ST16)。ΔHR1が15〔bpm〕以下の場合
は、負荷変動率を10〔W/min〕のままとする。
【0046】図20に示すSTbの処理は、ウォーミン
グアップ開始から4分経過した場合である。ウォーミン
グアップ終了から2分経過後の心拍数(STbのHR)
とゆらぎのパワー(P2min)を求める(ST2
1)。ここで、前記WupのHRとSTbのHRを比較
し(ST22)、心拍数の上昇が著しい場合は、負荷変
動率を緩くする。また、心拍数の上昇が小さく、ゆらぎ
のパワーの減少率がWupと比べて小さい場合は、負荷
変動率を大きくする。例えば、心拍数の増加〔ΔHR2
{(STbのHR)−(WupのHR)}〕が20〔b
pm〕より大きい場合は、現在のRamp負荷の負荷変動率
を5〔W/min〕減少させ、5〔W/min〕とする
(ST24)。但し、現在の負荷変動率が5〔W/mi
n〕以下であれば(ST23)、現在の負荷変動率のま
まとする。
【0047】一方、ΔHR2が5〔bpm〕未満で(S
T25)、ゆらぎのパワーがWupのパワーの2/3よ
りも大きい場合は(ST26)、ゆらぎのパワーの減少
率が小さいとみなし、現在の負荷変動率を5〔W/mi
n〕増加させ、現在の負荷変動率が5〔W/min〕の
ときは10〔W/min〕とし、10〔W/min〕の
ときは15〔W/min〕とする(ST27)。ST2
2、ST25がいずれもNOの場合は、現在の負荷変動
率のままとする。
【0048】図21及び図22に示すSTcの処理は、
ウォーミングアップ開始から5分経過した場合である。
ウォーミングアップ終了から3分経過後の心拍数(ST
cのHR)とゆらぎのパワー(P3min)を求める
(ST31)。ここで、1分前の前記STbのHRとS
TcのHRを比較し(ST32)、心拍数の上昇が著し
い場合は、負荷変動率を緩くする。また、心拍数の上昇
が小さく、ゆらぎのパワーの減少率がWupと比べて小
さい場合は、負荷変動率を大きくする。例えば、心拍数
の増加〔ΔHR3{(STcのHR)−(STbのH
R)}〕が15〔bpm〕より大きい場合は、現在のRa
mp負荷の負荷変動率を5〔W/min〕減少させる。例
えば、現在の負荷変動率が15〔W/min〕の時は1
0〔W/min〕とし、10〔W/min〕の時は5
〔W/min〕とする(ST34)。但し、現在の負荷
変動率が10〔W/min〕未満であれば(ST3
3)、現在の負荷変動率のままとする。
【0049】一方、ゆらぎのパワーの絶対値が500
〔ms2 〕以上と大きい場合(ST35)、或いはΔH
R3が5〔bpm〕未満で(ST38)、ゆらぎのパワ
ーがWupのパワーの1/2よりも大きい場合は(ST
39)、ゆらぎのパワーの減少率が小さいとみなし、い
ずれも現在の負荷変動率を5〔W/min〕増加させ、
現在の負荷変動率が5〔W/min〕のときは10〔W
/min〕とし、10〔W/min〕のときは15〔W
/min〕とする(ST37,ST41)。但し、前者
及び後者の場合、いずれも現在の負荷変動率が15〔W
/min〕以上のときは(ST36,ST40)、現在
の負荷変動率のままとする。また、ST32、ST3
5、ST38がいずれもNOの場合も、現在の負荷変動
率のままとする。
【0050】図23に示すSTdの処理は、ウォーミン
グアップ開始から6分経過以降の場合である。例えば、
ウォーミングアップ終了から4分経過後の心拍数(ST
4のHR)(図面中のST“*”はウォーミングアップ
終了からの時間経過により分数値を適用することにな
る。ここでは、ウォーミングアップ終了から4分経過の
例であるので、ST“d”〔d=4〕となる)と、ゆら
ぎのパワー(P4min)(同じ理由から図面中のP
“*”minで、ここでは*=4となる)を求める(S
T51)。ここで、ゆらぎのパワーの絶対値が500
〔ms2 〕以上と大きい場合は(ST52)、ゆらぎの
パワーの減少率が小さいとみなし、現在の負荷変動率を
5〔W/min〕増加させ、現在の負荷変動率が5〔W
/min〕のときは10〔W/min〕とし、10〔W
/min〕のときは15〔W/min〕とする(ST5
5)。但し、現在の負荷変動率が20〔W/min〕以
上のときは(ST54)、現在の負荷変動率のままとす
る。
【0051】一方、1分前の前記STcのHRとSTd
のHRを比較し(ST53)、心拍数の上昇が著しい場
合(NOの場合)は、負荷変動率をそのままとする。例
えば、心拍数の増加〔ΔHR4{(STdのHR)−
(STcのHR)}〕が5〔bpm〕以上の場合は、現
在の負荷変動率のままとする。ST53の判定がYes
で、ゆらぎのパワーの絶対値が予め設定してあるパワー
基底値(Pbase)よりも大きい場合は(ST56)、現
在の負荷変動率を5〔W/min〕増加させ、現在の負
荷変動率が5〔W/min〕のときは10〔W/mi
n〕とし、10〔W/min〕のときは15〔W/mi
n〕とする(ST58)。但し、現在の負荷変動率が2
0〔W/min〕以上のときは(ST57)、現在の負
荷変動率のままとする。ST52、ST53の判定がい
ずれもNoの場合は、現在の負荷変動率のままとする。
【0052】このように、ウォーミングアップ終了から
4分経過した以降は、同様の方法で、1分毎に心拍数と
心拍間隔のゆらぎのパワーを算出し、心拍数に関して
は、1分前の値からの上昇値を検討し、心拍間隔のゆら
ぎのパワーに関しては、絶対値の大きさから判断し、そ
れらの結果に基づいてRamp負荷の負荷変動率を変更して
いく。但し、ここではRamp負荷の下限は5〔W/mi
n〕、上限は20〔W/min〕としており、5〔W/
min〕より小さく、20〔W/min〕より大きく設
定されないようにしている。
【0053】以上のように、各人に対して正確な体力レ
ベル及び最適な運動強度を決定でき、各個人の体力に応
じた適切なRamp負荷を提供できる。また、運動開始前に
年齢・性別・体重などの個人情報を入力する必要がな
く、入力する手間も掛からず、使い勝手が向上する。
【0054】実際に、上記のような運動機器(エルゴメ
ータ)を用い、Ramp負荷の自動制御を行い、最適運動強
度を決定したデータを図24及び図25に示す。図24
は、28歳の男性データを示し、体力レベルが高めの被
験者である。この場合、Ramp負荷の負荷変動率は、ウォ
ーミングアップ終了後の最初は10〔W/min〕に固
定されているが、途中で15〔W/min〕になり、さ
らに20〔W/min〕に変更されている。また、ゆら
ぎのパワーの収束点は8.75minで決定されてい
る。
【0055】一方、図25は、23歳の女性データを示
し、体力レベルは普通の被験者である。Ramp負荷の負荷
変動率は、ウォーミングアップ終了後の最初から10
〔W/min〕に設定されたままであり、以後変更され
ていない。ゆらぎパワーの収束点は6.75minで決
定されている。図24、図25において、ゆらぎのパワ
ーの収束点の位置から点線で垂直方向に補助線を引いて
いるが、その補助線と心拍数(bpm)の曲線(折れ
線)との交点は、心拍数で示した最適運動強度の値を示
し、補助線と運動負荷〔w〕の曲線(折れ線)との交点
を運動負荷で示した最適運動強度の値である。
【0056】なお、上記実施形態に係るフロー図は、生
理信号として、心拍数と心拍間隔のゆらぎのパワーを用
いたが、心拍数の代わりに拍動信号により得られる脈拍
数でもよい。また、心拍間隔のゆらぎのパワーの代わり
に心拍間隔のゆらぎのエントロピーでもよい。或いは、
生理信号として、心拍数変動スペクトルのパワーを用い
てもよい。さらに、上記フロー図は、漸増負荷を求める
ものであるが、漸減負荷を求める場合も基本的に同様で
ある。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
〜10及び請求項16記載の運動機器によれば、次の効
果が得られる。 (1)運動者の運動能力に応じた適切な負荷を提供でき
る。 (2)自分の体力レベルを把握していなくても、各人に
応じた最適な負荷で運動することができ、過度の負荷が
かかったり、反対に負荷が弱過ぎたりすることがない。 (3)年齢・性別・体重などの個人情報を入力する必要
や、事前に体力測定を行う必要がない。
【0058】請求項11記載の体力レベル評価装置によ
れば、次の効果が得られる。 (4)運動を行うことにより、各人の体力レベルを正確
に評価することができる。 (5)年齢・性別・体重などの個人情報を入力する必要
や、事前に体力測定を行う必要がない。
【0059】請求項12〜15記載の運動強度決定装置
によれば、次の効果が得られる。 (6)運動により各人に最適な運動強度を決定すること
ができる。 (7)年齢・性別・体重などの個人情報を入力する必要
や、事前に体力測定を行う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運動機器の実施形態に係る自転車エル
ゴメータの回路構成を示すブロック図である。
【図2】同自転車エルゴメータの外観斜視図である。
【図3】同自転車エルゴメータで使用される心電センサ
の別例を運動者に装着した状態を示す図である。
【図4】同自転車エルゴメータで使用される心電センサ
のさらに別例を運動者に装着した状態を示す図である。
【図5】同自転車エルゴメータで使用される脈拍センサ
を運動者に装着した状態を示す図である。
【図6】図7のフロー図におけるRamp負荷自動制御に用
いたゆらぎパワー値の分類表である。
【図7】同自転車エルゴメータの動作の一例を示すフロ
ー図である。
【図8】図7のフロー図に続くフロー図である。
【図9】ゆらぎのパワーの収束点から最適運動強度であ
る運動負荷を求める説明図である。
【図10】ゆらぎの収束点を決定するための処理を示す
フロー図である。
【図11】図10とともに、ゆらぎの収束点を決定する
ための処理を示すフロー図である。
【図12】Ramp負荷とゆらぎのパワーの関係を示す図で
ある。
【図13】図7のフロー図におけるRamp負荷自動制御の
処理を示すフロー図である。
【図14】最適運動強度決定の表示例を示す図である。
【図15】運動強度の表示例を示す図である。
【図16】最適運動強度でのトレーニングモードに入る
状態を説明する図である。
【図17】運動負荷と心拍数の関係から体力レベルを求
める説明図である。
【図18】体力レベル決定時の表示例を示す図である。
【図19】図13のフロー図におけるSTaの処理を示
すフロー図である。
【図20】図13のフロー図におけるSTbの処理を示
すフロー図である。
【図21】図13のフロー図におけるSTcの処理を示
すフロー図である。
【図22】図21のフロー図に続くフロー図である。
【図23】図13のフロー図におけるSTdの処理を示
すフロー図である。
【図24】実施形態自転車エルゴメータを用いて最適運
動強度を決定した28歳の男性データである。
【図25】実施形態自転車エルゴメータを用いて最適運
動強度を決定した23歳の女性データである。
【図26】年齢・性別・体重などの個人情報を入力して
Ramp負荷の負荷変動率を決定する従来例を示すフロー図
である。
【符号の説明】
1 心電センサ(生理信号測定手段) 6 CPU(負荷決定手段、体力レベル評価手段、運
動強度決定手段) 8 表示器 7 キー入力装置 9 負荷装置(運動負荷手段)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運動負荷可変の運動負荷手段と、この運動
    負荷手段による運動中に生理信号を非侵襲で測定する生
    理信号測定手段と、運動中に得られた生理信号に基づい
    て漸増負荷又は漸減負荷の負荷変動率を決定する負荷決
    定手段とを備え、前記運動負荷手段は、負荷決定手段で
    決定された漸増負荷又は漸減負荷の負荷変動率に基づい
    て運動負荷を変更することを特徴とする運動機器。
  2. 【請求項2】前記生理信号は、心電信号又は拍動信号で
    あることを特徴とする請求項1記載の運動機器。
  3. 【請求項3】前記生理信号は、心電信号により得られた
    心拍間隔のゆらぎであることを特徴とする請求項1記載
    の運動機器。
  4. 【請求項4】前記心拍間隔のゆらぎは、心拍間隔のゆら
    ぎのパワーであることを特徴とする請求項3記載の運動
    機器。
  5. 【請求項5】前記心拍間隔のゆらぎは、心拍間隔のゆら
    ぎのエントロピーであることを特徴とする請求項3記載
    の運動機器。
  6. 【請求項6】前記生理信号は、心拍数変動スペクトルの
    パワーであることを特徴とする請求項1記載の運動機
    器。
  7. 【請求項7】前記生理信号は、少なくとも心電信号によ
    り得られた心拍数又は拍動信号により得られた脈拍数
    と、心電信号により得られた心拍間隔のゆらぎとの両方
    であることを特徴とする請求項1記載の運動機器。
  8. 【請求項8】前記心拍間隔のゆらぎは、心拍間隔のゆら
    ぎのパワーであることを特徴とする請求項7記載の運動
    機器。
  9. 【請求項9】前記心拍間隔のゆらぎは、心拍間隔のゆら
    ぎのエントロピーであることを特徴とする請求項7記載
    の運動機器。
  10. 【請求項10】前記生理信号は、少なくとも心電信号に
    より得られた心拍数又は拍動信号により得られた脈拍数
    と、心拍数変動スペクトルのパワーとの両方であること
    を特徴とする請求項1記載の運動機器。
  11. 【請求項11】運動中に生理信号を非侵襲で測定する生
    理信号測定手段と、運動中に得られた生理信号に基づい
    て漸増負荷又は漸減負荷の負荷変動率を決定する負荷決
    定手段と、この負荷決定手段で決定された漸増負荷又は
    漸減負荷の負荷変動率に従い、漸増又は漸減負荷運動時
    における運動負荷と心拍数との関係から体力レベルの評
    価を行う体力レベル評価手段とを備えることを特徴とす
    る体力レベル評価装置。
  12. 【請求項12】運動中に生理信号を非侵襲で測定する生
    理信号測定手段と、運動中に得られた生理信号に基づい
    て漸増負荷又は漸減負荷の負荷変動率を決定する負荷決
    定手段と、この負荷決定手段で決定された漸増負荷又は
    漸減負荷の負荷変動率に従い、漸増又は漸減負荷運動時
    における運動負荷と心拍間隔のゆらぎとの関係から最適
    な運動強度の決定を行う運動強度決定手段とを備えるこ
    とを特徴とする運動強度決定装置。
  13. 【請求項13】前記心拍間隔のゆらぎは、心拍間隔のゆ
    らぎのパワーであることを特徴とする請求項12記載の
    運動強度決定装置。
  14. 【請求項14】前記心拍間隔のゆらぎは、心拍間隔のゆ
    らぎのエントロピーであることを特徴とする請求項12
    記載の運動強度決定装置。
  15. 【請求項15】運動中に生理信号を非侵襲で測定する生
    理信号測定手段と、運動中に得られた生理信号に基づい
    て漸増負荷又は漸減負荷の負荷変動率を決定する負荷決
    定手段と、この負荷決定手段で決定された漸増負荷又は
    漸減負荷の負荷変動率に従い、漸増又は漸減負荷運動時
    における運動負荷と心拍数変動スペクトルのパワーとの
    関係から最適な運動強度の決定を行う運動強度決定手段
    とを備えることを特徴とする運動強度決定装置。
  16. 【請求項16】負荷値可変の運動負荷手段と、請求項1
    1、請求項12又は請求項15記載のいずれかの装置と
    を備え、前記運動負荷手段は、前記体力レベル評価装置
    で得られた体力レベル又は前記運動強度決定装置で得ら
    れた運動強度に基づいて運動負荷を変更することを特徴
    とする運動機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003236014A (ja) * 2002-02-13 2003-08-26 Osaka Gas Co Ltd 浴槽内足踏み装置
JP2006239232A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Og Giken Co Ltd 漸減負荷式筋力訓練機
JP2010233677A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Fujitsu Ltd 体力判定装置、体力判定方法、体力判定プログラム及び携帯端末装置
JP2018051138A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 オムロン株式会社 運動インストラクション装置、システム、方法およびプログラム

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