JPH0738885B2 - 筋持久力測定装置とその筋持久力測定方法 - Google Patents

筋持久力測定装置とその筋持久力測定方法

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JPH0738885B2
JPH0738885B2 JP10070491A JP10070491A JPH0738885B2 JP H0738885 B2 JPH0738885 B2 JP H0738885B2 JP 10070491 A JP10070491 A JP 10070491A JP 10070491 A JP10070491 A JP 10070491A JP H0738885 B2 JPH0738885 B2 JP H0738885B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は筋持久力を主体にして体
力を測定する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】運動生理学に基礎を置いた体力基準のう
ち全身持久力(または有酸素性体力)を主体にした体力
基準には最大酸素摂取量(VO2max)が広く用いられて
いる。しかし最大酸素摂取量の実測は生体をオールアウ
トに追い込むためかなりの危険が伴い安全とはいいがた
い。他方、特公平1ー42694号は、生体の負担を少
なくし、測定が安全に終了するように、日本人の平均的
推定最大脈拍値であるHRmax を基準にしてその75%
の脈拍(75%HRmax )でテストを終了することを開
示している。この場合75%HRmax における負荷値を
推定値として用い、実測最大酸素摂取量との相関に基づ
いてその実用性を見出している(この負荷値をPWC7
5%HRmaxと呼ぶ。「PWC75%HRmax の全身持
久力性の評価尺度としての妥当性の検討」、J.J.o
f Sports Science、第3巻、7号、5
59〜562ページ、昭和59年7月15日)。しかし
HRmax は全体の平均的推定値であるという点、また脈
拍数の測定のみでは心臓の負担度(心筋の酸素摂取量で
表わす)は正確に把握できない等の不都合があった。と
くに個人のHRmax のバラツキと全体の推定HRmax と
に誤差が生じやすいというきらいがあった。
【0003】そこで最近は個人の全身持久力の60%程
の負担度で実測しようとする傾向があり、とくにAT
(無酸素性作業閾値)やVT(換気性作業閾値)、LT
(乳酸性作業閾値)等が用いられる。しかし実測のため
推定による誤差の問題は回避できる反面、VTは呼気ガ
ス分析、LTは採血が伴い容易に実施できるとは言い難
い(「運動負荷テストと評価法」、谷口興一他、南江
堂、「ATの話」山本義春他、ブックハウスHD)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情を
考慮してなされたものであり、生体への負担が少なく、
しかも呼気ガス分析や採血を伴わずに全身持久力を測定
できる筋持久力測定装置および方法を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、自転車エルゴメータでランプ負荷を生成
し、この間の被験者の生体情報を測定し、負荷変化にと
もなう生体情報の値の変曲点を求め、この変曲点の負荷
の値を筋持久力の評価値とするようにしている。生体情
報としては、収縮期血圧と脈拍数との積、脈派振幅、脈
派微分値、脈派振幅の時間波形信号、収縮期血圧、拡張
期血圧、平均血圧、心拍数、心電位振幅、心電位振幅の
時間波形信号およびこれらの組合せからなるグループか
ら選択できる。より具体的例では心筋のVO2maxと相関
の高い心拍数と収縮期血圧との積(PRP:Presu
re Rate Product)を、心臓の負担度の
指標として利用し、その変曲点から持久力を算出するよ
うにしている。
【0006】生体情報の変曲点は運動時における血中カ
テコールアミン(アドレナリンおよびノルアドレナリ
ン)の関係および血管の収縮との関係、血中カテコール
アミンの急増点がVO2maxの50%であること等の関連
があり(「運動生理生化学」培風館、山田他、pp21
7〜222)、また運動中発生する乳酸との関連でその
近辺に閾値が存在することがLT、VTとの関連から解
明されており(「運動負荷テストのモニタリングを考え
る」、田中宏暁、第45回体力医学会、ワークショップ
予稿集P102)、この変曲点を持久力測定評価に用い
ることの有効性が裏付けられている。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。まず本発明の体力測定装置の第1の実施例に
ついて説明しよう。図1は、この実施例の体力測定装置
の全体およびその利用態様を示しており、この図におい
て、体力測定装置は自転車エルゴメータ本体1、カフ2
および脈拍センサ3からなっている。自転車エルゴメー
タ本体1は負荷生成部4、ペダル5、ハンドル6、サド
ル7、コントロール・ボックス8およびプリンタ9から
なっている。負荷生成部4は通常のものと同様に重り方
式、ベルト摩擦方式または電磁ブレーキ方式で負荷を生
成するものであり、ランプ負荷(負荷が時間の経過とと
もに漸増する)を生成できるようになっている。好まし
くは、この負荷生成部4に定ワットコントロール(ペダ
ルの回転数Nが変化してもトルクTを制御して負荷W=
N×Tが目標値(ランプ値)に保持される)のものを用
い、負荷を安定に供給する。
【0008】図2はコントロール・ボックス8およびプ
リンタ9を詳細に示すものである。図2においてコント
ロール・ボックス8の上面には「筋持久力」、「脈
拍」、ペダル「回転数」、「負荷」の状態、「年齢」お
よび「性別」を表示する表示部8a〜8hが設けられ、
また「負荷」の状態、「年齢」および「性別」を選択す
るスイッチ8i〜8oが設けられている。プリンタ9は
測定データを印字するとともに、メモリ・カード10を
用いた入出力を行なえるようになっている。
【0009】図3はコントロール・ボックス8の内部回
路構成を示すものであり、この図において、コントロー
ル・ボックス8の主たる機能はマイクロコンピュータ1
1によって実行されている。まずマイクロコンピュータ
11は「負荷」の状態、「年齢」および「性別」のスイ
ッチ8i〜8oから入力データを受け取り、またはメモ
リ・カード10からデータを受け取り(図2では図示し
ない)、どのようなランプ負荷を生成するかを決定す
る。そしてマイクロコンピュータ11は回転数検出回路
12からブレーキ負荷ユニット13の回転数データNを
受け取り、所望の負荷(W=N×T)を発生させるトル
クを指示するデータをブレーキ負荷ユニット13にD/
A変換器14を介して供給する。このようにして被験者
に応じたランプ負荷が生成される。
【0010】またマイクロコンピュータ11は先の入力
データ(とくに年齢および性別)から測定継続時間を算
出するようになっている。測定は脈拍値が推定HRmax
の75%になるまで継続される。この測定継続時間の算
出には一般に知られている、日本人の推定HRmax を用
いた。これは男性でHRmax =209−0.69×年
齢、女性でHRmax =205−0.75×年齢で表わさ
れている。
【0011】他方カフ2からの血圧データは血圧検出基
板ユニット15に供給され、このユニット15により収
縮期血圧が検出され、マイクロコンピュータ11に供給
される。また脈拍センサ3からの光電変換データは光電
脈波検出回路16に送られ、これに基づいて脈拍が検出
され、マイクロコンピュータ11に送られる。マイクロ
コンピュータ11は脈拍データおよび最大血圧データに
基づいてPRPを算出し、さらにPRPの負荷変化に対
する変曲点を検出し、この変曲点の負荷値を筋持続力と
する。
【0012】またマイクロコンピュータ11は表示部8
a〜8hにそれぞれ対応する表示を行なわせる。なお1
7はブザーである。体力を測定するときに、被験者はカ
フ2および脈拍センサ3を装着して自転車エルゴメータ
に乗り、メモリ・カード10のセットまたはキー入力に
より年齢、性別およびランプ負荷の大きさを入力する。
ランプ負荷の大きさはたとえば低体力者用の6w/分、
一般体力者用の12w/分、アスリート等高体力者用の
24w/分に切り変えられる。プログラム・スタートと
同時に負荷が漸増し、その間脈拍(または心拍)値、収
縮期血圧が1分毎または30秒毎に測定される。そして
脈拍と収縮期血圧とからPRPが算出される。
【0013】図4の(A)に示すようにPRPは変曲点
を有し、この変曲点に対応する負荷を持久力の測定値と
する。なお図4は漸増率12w/分のランプ負荷を用い
た場合であり、(A)がPRPを負荷に対応して表わす
ほか、(B)がPRP、収縮期血圧(SYS)、拡張期
血圧(DIA)、脈拍(HR)を測定時間に関連付けて
表わし、また(C)が負荷およびペダル回転数を測定時
間に対応して表わしている。
【0014】図5は実施例との比較を行なうために従来
の方法を例にとって示したものであり、階段負荷時のP
RP、収縮期血圧(SYS)、拡張期血圧(DIA)、
心拍を表わしている。この場合も負荷の増大に応じて、
心臓の負担度を表わすPRPが途中で急激に変化するこ
とがわかる。しかし負荷が階段状に変化するためこの変
化点をリアルタイムでかつ正確に判別するのは困難であ
る。さらに負荷が急変すると被験者の体力に応じた酸素
負債が発生し、乳酸の蓄積を促し、足に負担がかかるこ
とが知られており、この点でも不都合である。
【0015】つぎに変曲点検出手法について説明する。
変曲点は以下のようにして求められる。 (1)収縮期血圧の補間ステップ(図6) PRPは1秒毎に算出するが、収縮期血圧は30秒また
は60秒毎にしか測定しないので、これを直線補間して
1秒毎の値を求める。
【0016】期間ΔT・(n−1)〜ΔT・nのk測定
時刻(秒) (k秒後がΔT・(n−1)とΔT・(n−1)の間に
入った場合の血圧は
【0017】
【数1】
【0018】となる。また実測血圧測定時刻はk=ΔT
・n (n=1〜)である。 (2)心拍数の移動平均化ステップ(図7) 1秒毎の瞬時心拍数を+−10秒の範囲で移動平均す
る。
【0019】
【数2】
【0020】(3)PRP算出ステップ(図8)
【0021】
【数3】
【0022】(4)変曲点前の直線の検出ステップ(図
9、10および11) PRP/100と負荷Wとから変曲点を検出する。ここ
でPRPを1/100にしているのは負荷wとの桁合わ
せのためである。変曲点を検出するためにまず変曲点以
前の直線を検出し、こののちPRPがこの直線からずれ
る位置を変曲点とする。変曲点前の直線は生体情報が安
定する時点(以下起点と呼ぶ。この実施例では120秒
経過後)以降の1秒毎の瞬時のPRPと、起点を通る所
定範囲の直線(図9のY1 、Y2 、..YF ..で指示
される直線参照)との間の相関を求め、相関の高い直線
を変曲点前の直線として判別する。
【0023】具体的には以下のようにして変曲点前の直
線を検出する。 (サブステップ1)X1 を決定する。X1 は120秒経
過時の負荷値(W)である。 (サブステップ2)Y1 を決定する。Y1 は120秒経
過時のPRP/100の値である。 (サブステップ3)XUPを適当に決める(この実施例で
は100に設定した)。 (サブステップ4)YUPを適当に決める(この実施例で
はY1 +250に設定した)。 (サブステップ5)PRPの平均値<PRP>を求め
る。 (サブステップ6)点(x1 ,Y1 )を通り傾きBi の
直線を算出する。
【0024】点(X1 ,Y1 )を基点にした直線を Y=A+B・X・・・・・・・・(式4) で定義すれば Bi =i/(XUP−X1 )・・・(式5) (i=1〜YUP−Y1 ) Ai =Yi −Bi ・X1 ・・・・(式6) Yi =Ai +Bi ・X・・・・・(式7) (X=X1〜Wmax、Wmaxは終了時負荷) により傾きBi で点(X1 ,Y1 )を通る直線Yi を算
出できる(図9)。 (サブステップ7)i(=1〜YUP−Y1 )の各々につ
いて、直線Yi の近傍に位置するPRPの瞬時値の個数
ni とそのni 個の瞬時値の平均値<PRPi >を求め
る。近傍に位置するかどうかは閾値をたとえば+−5と
して、 Yi (X)−5<PRP(X)<Yi (X)+5・・・・・(式8) が成立するかどうかから判別できる。 (サブステップ8)変曲点以降のPRPも変曲点以前の
PRPと同様に多くフィットする直線Yi(図11のF4
)を目標の変曲点前の直線の候補から外す。そうしな
いと正規の変曲点前直線(図11のF3 )にかわってF
4 が判別されるおそれがある。
【0025】すなわち、まず測定時間TMの半分をTM
1/2 する。時間間隔TM1/2 〜TMで式8が成立するP
RPの個数をn1/2 とする。iの各々についてn1/2 が n1/2 >ni −n1/2 ・・・・・・(式9) のときni =0とする。後述のように最大のni の直線
が変曲点前直線の候補であるから、nを0にすればこの
直線は候補から外される。 (サブステップ9)目標の変曲点前直線を決定する。す
なわちni が最大でかつ <PRPi > < <PRP> ・・・・・・(式10) の直線Yi を目標の変曲点前直線YF とする。式10は
直線Yiが変曲点より上のPRPにフィットするときに
(図10の直線F2 )これを過って目標の直線とするこ
とを防ぐものである。 (5)変曲点検出ステップ 検出直線YF (X)により、負荷X=X1 〜Wmax に対
して PRP(XV )<YF (XV )+5・・・・・(式11) の条件を満たす最大のXV を体力評価値とする。
【0026】以上で変曲点すなわち体力評価値の検出手
法の説明を終える。つぎにこの実施例の実験結果を挙
げ、その有効性を示す。図12、図13および図14は
それぞれ低体力者、一般の体力者、高体力者のそれぞれ
のPRPの変化おび変曲点(体力評価値)を示す。いず
れの場合にも有効に変曲点が求められている。また図1
6はさきの特公平1−42694号の発明で求めたPW
C75%HRによる全身持久力の評価値と、この実施例
の評価値との間の相関を示している。
【0027】図から明らかなようにこの実施例の評価値
は有酸素性体力と高い相関を有し、その相関は0.92
74であった。以上説明したように説明したようにこの
実施例では自転車エルゴメータでランプ負荷を発生さ
せ、そのときの被験者のPRPの変曲点を求め、この変
曲点の負荷値を体力測定結果としている。したがって生
体をオールアウトの状態に追い込むことなく、かつ間接
的な方法における推定式による誤差を招来することな
く、全身持久力の指標である最大酸素摂取量の実測値を
得ることができる。
【0028】しかもPRPは脈拍および収縮期血圧から
簡易に求められ、容易に体力測定結果を得ることができ
る。またPRP算出に際し血圧も実測するので、心拍数
のみの測定にくらべて安全性が高い。またこの実施例で
は測定開始当初、たとえば最初の120秒のPRPデー
タを無視しているので、この間の生体情報の不安定性に
起因する誤差を回避することができる。
【0029】また変曲点を検出する手法も極めて単純な
算術で実行でき、しかも誤検出に十分対処するものであ
るので、正確かつ簡易に体力を測定算出できる。さらに
自転車エルゴメータの負荷は定ワットコントロール方式
のものを用いているので、ペダル回転速度にゆらぎがあ
っても安定してランプ負荷を発生でき、この結果正確な
体力測定値を得ることができる。
【0030】なおこの実施例ではPRPの変曲点の負荷
を体力測定値としたけれども、そのほかに脈波振幅、脈
波微分値、脈波振幅の時間波形信号、収縮期血圧、拡張
期血圧、平均血圧、心拍、心電位振幅、心電位振幅時間
波形信号またはこれらの組合せによる指数値を用い、こ
の指数値の変曲点から体力測定値を得るようにしてもよ
い。
【0031】次に本発明を医療分野において適用した第
2の実施例について説明しよう。図16は全体のシステ
ム構成および利用態様を示す。この図においてシステム
は自転車エルゴメータ21、自動血圧計22、脈拍計2
3、心電計24、光電式脈波センサ25、カフ26、E
CG電極27およびパーソナルコンピュータ28からな
っている。このシステムでは自動血圧計22、脈拍計2
3、心電計24、光電式脈波センサ25、カフ26、E
CG電極27を用いて臨床データを収集するのに合わせ
て体力測定値を得ることができる。
【0032】図17は図16の実施例のシステムブロッ
ク図であり、この図において図16と対応する箇所には
対応する符号を付してその詳細な説明は省略する。図1
7においてパーソナルコンピュータ28はディスク装置
29から解析ソフトウェアを読み込み、実質的には第1
の実施例の場合と同様の変曲点分析および持久力測定値
の算出を行なう。また持久力測定値を含めた種々の臨床
データがこのディスク装置29にストアされる。また種
々のデータ等はプリンタ30にも出力できる。またIC
カード/メモリ・カード入出力装置31を用いて用いる
こともできる。
【0033】なおこの実施例の機能、動作は本質的に第
1の実施例と同様であるので、その詳細な説明はここで
は繰り返さない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば自
転車エルゴメータでランプ負荷を生成し、この間の被験
者のPRP等の指標の変曲点を検出し、この変曲点にお
ける負荷の値を全身持久力の測定結果としている。した
がって最大酸素摂取量による測定のように生体をオール
アウトの状態にする必要がなく、このため被験者に過大
な負担を強いることがなく、危険も少ない。また平均的
な推定式を用いて間接的に全身持久力を測定するのでな
く、個々人のデータの実測値から得た変曲点を利用して
全身持久力を得ているので、平均的な推定式による誤差
を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全体的な構成を説明す
る図である。
【図2】上述第1の実施例のコントロールボックスの外
観を示す斜視図である。
【図3】上述第1の実施例の回路構成を示す示すブロッ
ク図である。
【図4】上述第1の実施例の動作、原理を説明するグラ
フである。
【図5】図4のグラフと対比させられる従来の階段状負
荷でのデータを示すグラフである。
【図6】上述第1の実施例の変曲点検出および全身持久
力測定手法を説明する、収縮期血圧のグラフである。
【図7】上述第1の実施例の変曲点検出および全身持久
力測定手法を説明する、心拍数のグラフである。
【図8】上述第1の実施例の変曲点検出および全身持久
力測定手法を説明する、PRPのグラフである。
【図9】上述第1の実施例の変曲点検出および全身持久
力測定手法とくに変曲点前の直線を判別する手法の詳細
を説明するグラフである。
【図10】上述第1の実施例の変曲点検出および全身持
久力測定手法とくに変曲点前の直線の誤検出の回避を説
明するグラフである。
【図11】上述第1の実施例の変曲点検出および全身持
久力測定手法とくに変曲点前の直線の誤検出の回避を説
明するグラフである。
【図12】上述実施例を低体力者に適用した実験例を示
すグラフである。
【図13】上述実施例を中体力者に適用した実験例を示
すグラフである。
【図14】上述実施例を高体力者に適用した実験例を示
すグラフである。
【図15】上述第1の実施例の測定と従来のPWC75
%HRmax の測定との相関を示すグラフである。
【図16】本発明の第2の実施例の全体的な構成を示す
図である。
【図17】上述第2の実施例のシステム構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 自転車エルゴメータ本体 2 カフ 3 脈拍センサ 8 コントロール・ボックス 15 血圧検出基板ユニット 16 光電脈派検出回路 13 ブレーキ負荷ユニット。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプ負荷を生成する自転車エルゴメータ
    と、被験者の所定の生体情報を検出する検出手段と、上
    記生体情報の検出値の上記ランプ負荷の増加にともなう
    変化の変曲点を検出する手段と、上記変曲点が生じると
    きの上記ランプ負荷の値を筋持久力測定値として出力す
    る手段とを有することを特徴とする筋持久力測定装置。
  2. 【請求項2】上記生体情報を、収縮期血圧と脈拍数との
    積、脈派振幅、脈派微分値、脈派振幅の時間波形信号、
    収縮期血圧、拡張期血圧、平均血圧、心拍数、心電位振
    幅、心電位振幅の時間波形信号およびこれらの組合せか
    らなるグループから選択した請求項1記載の筋持久力測
    定装置。
  3. 【請求項3】上記変曲点の検出に上記生体情報の測定開
    始直後の測定値を用いないようにした請求項1または2
    記載の筋持久力測定装置。
  4. 【請求項4】上記変曲点を検出する手段は、変曲点の前
    の直線を検出し、この直線から逸脱を開始する点を変曲
    点と判別する請求項1、2または3記載の筋持久力測定
    装置。
  5. 【請求項5】上記変曲点を検出する手段は、複数の直線
    の各々について、上記生体情報の測定間隔毎の瞬時値の
    うち、当該直線の近傍に位置するものの個数を求め、こ
    の個数が最大になる直線を、上記変曲点前の直線と判別
    する請求項4記載の筋持久力測定装置。
  6. 【請求項6】上記変曲点を検出する手段は、複数の直線
    の各々について、全測定期間の前半における、上記生体
    情報の測定間隔毎の瞬時値のうち、当該直線の近傍に位
    置するものの個数が、全測定期間の後半における、上記
    生体情報の測定間隔毎の瞬時値のうち、当該直線の近傍
    に位置するものの個数より少ないかどうかを判別し、少
    ないと判別される直線を、上記変曲点の前の直線の候補
    から外す請求項4または5記載の筋持久力測定装置。
  7. 【請求項7】上記変曲点を検出する手段は、複数の直線
    の各々について、上記生体情報の測定間隔毎の瞬時値の
    うち、当該直線の近傍に位置するものの平均値が、上記
    測定間隔毎の瞬時値すべての平均値を超えるかどうかを
    判別し、超えると判別される直線を、上記変曲点の前の
    直線の候補から外す請求項4、5または6記載の筋持久
    力測定装置。
  8. 【請求項8】上記自転車エルゴメータは仕事率一定の目
    標負荷を生成するために、ペダルの回転数が変化に応じ
    てトルクを可変するようになっている請求項1、2、
    3、4、5、6または7記載の筋持久力測定装置。
  9. 【請求項9】上記生体情報はすくなくとも血圧と心拍数
    に依存する請求項1記載の筋持久力測定装置。
  10. 【請求項10】上記血圧の長時間間隔毎の実測値を補間
    して短時間間隔毎の瞬時値とする請求項9記載の筋持久
    力測定装置。
  11. 【請求項11】自転車エルゴメータを用いてランプ負荷
    を生成するステップと、被験者の所定の生体情報を検出
    するステップと、上記生体情報の検出値の上記ランプ負
    荷の増加にともなう変化の変曲点を検出するステップ
    と、上記変曲点が生じるときの上記ランプ負荷の値を筋
    持久力測定値として出力するステップとを有することを
    特徴とする筋持久力測定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003024310A (ja) * 2001-07-11 2003-01-28 Seiko Epson Corp 無酸素性作業閾値検出装置
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