JP2001137060A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JP2001137060A
JP2001137060A JP32613399A JP32613399A JP2001137060A JP 2001137060 A JP2001137060 A JP 2001137060A JP 32613399 A JP32613399 A JP 32613399A JP 32613399 A JP32613399 A JP 32613399A JP 2001137060 A JP2001137060 A JP 2001137060A
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nut
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Masahiro Kirigatani
昌広 桐ヶ谷
Junji Nakamura
潤二 中村
Shoichi Koyama
昇一 小山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持フレームに可動フレームが揺動自在に支
持されたリクライニングシートのリクライニング装置に
おいて、軽い力でスムーズにリクライニングできるリク
ライニング装置を提供すること。 【解決手段】 ネジ孔4aを有するナット本体4bにネ
ジ孔4aの軸芯12と交差する方向に軸芯13を有する
軸部4cを設けてナット部材4を形成し、このナット部
材4を可動フレーム2に設けたブラケット2aに軸部4
cを介して揺動自在に支持させ、支持フレーム1に設け
たブラケット1aに揺動自在に保持部材5を支持させ、
長尺のネジ部材6をナット部材4に螺合するとともに、
保持部材5に回動自在に保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リクライニングシ
ートなどに用いられるリクライニング装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図11に示すように、特開平3−
32961号公報に記載されたようなリクライニング装
置が提案されている。このリクライニング装置は、ベー
スに固定されているベース側ブラケットと、このブラケ
ットに揺動自在に支持されているナットと、シート本体
に固定されているシート本体側ブラケットと、このブラ
ケットに揺動自在に支持されている支持部材と、ナット
に螺合されているともに、支持部材に相対回動自在に支
持され、先端にノブを備えている螺杆とから構成されて
いる。
【0003】また、ナットは、螺杆が螺合するリング状
のナット本体と、このナット本体の一端部に外方へ一体
に突設され、略中央にベース側ブラケットの軸孔と連通
して揺動用軸が貫通する軸孔を備えた固定片と、から形
成されている。
【0004】このようなリクライニング装置では、ノブ
を握って螺杆を回動させることにより、シート本体はベ
ースに対して連続的に相対移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のリクライニング装置では、螺杆が螺合するナットの
ネジ孔と揺動軸が貫通するナットの軸孔とがねじれの位
置関係、すなわち離れた状態で交差しているため、螺杆
とナットとの間にこじれが生じ、螺杆の回動に余分な力
が必要になり、シート本体のリクライニングがスムーズ
にできないという問題がある。
【0006】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、軽い力でスムーズにリク
ライニングできるリクライニング装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、支持フレームに可動フレ
ームが揺動自在に支持されたリクライニングシートのリ
クライニング装置であって、ネジ孔を有するナット本体
にネジ孔の軸芯と交差する方向に軸芯を有する軸部を設
けてナット部材を形成し、このナット部材を可動フレー
ムに設けたブラケットに軸部を介して揺動自在に支持さ
せ、支持フレームに設けたブラケットに揺動自在に保持
部材を支持させ、長尺のネジ部材をナット部材に螺合す
るとともに、保持部材に軸回動自在に保持させてなるこ
とを特徴として構成している。
【0008】このようなリクライニング装置では、ネジ
部材を回動させることにより、ナット部材がネジ部材長
手方向に沿って移動し、可動フレームが揺動して可動フ
レームの傾斜角度を調節している。ネジ孔の軸芯と軸部
の軸芯とが交差しているため、ネジ部材とナット部材と
の間のこじれを低減して、スムーズにネジ部材を回動で
きる。
【0009】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の発明において、保持部材をネジ孔の軸芯と直交す
る方向に軸芯を有する回動軸に対して回動可能に支持フ
レームのブラケットに軸着してなることを特徴として構
成している。
【0010】このようなリクライニング装置では、可動
フレームの傾きの変動に伴ってナット部材およびネジ部
材に可動フレーム揺動方向の力が加わったときに、支持
フレームのブラケットに軸着された保持部材が回動軸の
回りに回動する。
【0011】また、請求項3記載の発明では、請求項1
乃至2記載の発明において、リング状のナット本体の外
側面の両端部に棒状の軸部を突設してナット部材が形成
されていることを特徴として構成している。
【0012】このようなリクライニング装置では、リン
グ状のナット本体の外側面の両端部に棒状の軸部を突設
してナット部材が形成されているため、ネジ孔の軸芯と
軸部の軸芯とを交差させることができる。
【0013】また、請求項4記載の発明では、請求項1
乃至3記載の発明において、保持部材を支持フレームの
ブラケットに枢支された基部と、その外殻部に逃がし溝
孔を備えた箱状部とから形成し、箱状部内部にネジ部材
およびナット部材を内設するとともに、逃がし溝孔に可
動フレームを走行自在に貫通させてなることを特徴とし
て構成している。
【0014】このようなリクライニング装置では、箱状
部内部にネジ部材およびナット部材を内設されているた
め、ネジ部材およびナット部材を外部にさらすことなく
保護している。また、箱状部外殻部に設けた逃がし溝孔
に保持部材外殻部に可動フレームを走行自在に貫通させ
ているため、保持部材内部のナット部材に可動フレーム
を結合した状態で、ナット部材を軸方向に移動できる。
【0015】また、請求項5記載の発明では、請求項1
乃至4記載の発明において、ナット部材を、ネジ孔を有
するナット内側部と、揺動軸を有するナット外側部とに
分離形成し、ナット内側部の外面を略球面状に形成し、
ナット外側部の内面を、ナット内側部外面に習動可能な
略球面状に形成していることを特徴として構成してい
る。
【0016】このようなリクライニング装置では、可動
フレームの支持よってネジ部材に螺合軸芯方向に対して
交差する方向に引っ張り力が発生したときに、ナット外
側部がナット内側部外面に習動してバランスするため、
ナット部材とネジ部材との間のこじれをさらに低減でき
る。
【0017】また、請求項6記載の発明では、請求項1
乃至5記載の発明において、保持部材の軸芯がネジ孔の
螺合軸芯と交差するように形成されていることを特徴と
して構成している。
【0018】このようなリクライニング装置では、保持
部材の軸芯がネジ孔の螺合軸芯と交差するように形成さ
れているため、保持部材の軸芯がネジ孔の螺合軸芯との
間のこじれが低減でき、保持部材の揺動やネジ部材の回
動をスムーズにできる。
【0019】また、請求項7記載の発明では、請求項1
乃至6記載の発明において、ネジ部材を回動駆動する駆
動部が保持部材に設けられていることを特徴として構成
している。
【0020】このようなリクライニング装置では、ネジ
部材を回動駆動する駆動部が保持部材に設けられている
ため、駆動部を動作させることによりネジ部材を回動で
きる。
【0021】また、請求項8記載の発明では、請求項7
記載の発明において、ナット部材と、保持部材とのどち
らか一方に駆動部の駆動をオンオフ制御するスイッチ部
材を設け、他方にスイッチ部材に接触してスイッチ部材
をオンオフ切り替えする停止片を設けてなることを特徴
として構成している。
【0022】このようなリクライニング装置では、スイ
ッチ部材をオンさせ駆動部によりネジ部材を回動させて
ナット部材がネジ部材上を長手方向に移動したときに、
停止片がスイッチ部材に接触してオフさせるため、ナッ
ト部材のオーバーランを防止できる。
【0023】また、請求項9記載の発明では、請求項7
乃至8記載の発明において、可動フレームの角度位置を
検出する角度検出部と、所定の設定角度を記憶する記憶
部と、記憶部から設定角度を呼び出し、角度検出部で検
出された可動フレームの角度を設定角度で停止保持する
よう駆動部を制御する制御部と、を備えてなることを特
徴として構成している。
【0024】このようなリクライニング装置では、角度
検出部で検出された可動フレームの角度が設定角度で停
止保持するため、可動フレームを所望の角度にすること
ができる。
【0025】また、請求項10記載の発明では、請求項
7乃至9記載の発明において、駆動部とネジ部材を減速
機構を介して連結してなることを特徴として構成してい
る。
【0026】このようなリクライニング装置では、駆動
部とネジ部材を減速機構を介して連結しているため、ネ
ジ部材を回動するトルクが大きくなり、小出力の小型モ
ーターなどを使用して駆動部を小型化できる。
【0027】また、請求項11記載の発明では、請求項
1乃至6記載の発明において、ネジ部材に手動操作で回
動可能なハンドル部を設けてなることを特徴として構成
している。
【0028】このようなリクライニング装置では、ハン
ドル部を手で握って回動させることにより、ネジ部材を
簡単に回動できる。
【0029】また、請求項12記載の発明では、請求項
1乃至11記載の発明において、保持部材におけるブラ
ケット支持部とネジ部材支持部との長さを変更調節可能
に形成してなることを特徴として構成している。
【0030】このようなリクライニング装置では、支持
フレームが異なるリクライニングシートに対応して、保
持部材におけるブラケット支持部とネジ部材支持部との
長さを変更調節することにより、保持部材の共有化がで
きる。
【0031】また、請求項13記載の発明では、請求項
1乃至12記載の発明において、支持フレームと可動フ
レームとを弾性を有する連結材で連結してなることを特
徴として構成している。
【0032】このようなリクライニング装置では、支持
フレームと可動フレームとを弾性を有する連結材で連結
しているため、可動フレームを倒す方向にネジ部材を回
動させたときに、可動フレームの自重によってナット部
材の軸部にかかる力を低減し、ナット部材にかかる負担
を低減している。
【0033】また、請求項14記載の発明では、請求項
1乃至13記載の発明において、ネジ部材におけるナッ
ト部材前部および後部をそれぞれ覆う伸縮式のカバー部
材を設けてなることを特徴として構成している。
【0034】このようなリクライニング装置では、ネジ
部材におけるナット部材前部および後部をそれぞれ伸縮
式のカバー部材で覆っているため、ナット部材の位置に
かかわらずネジ部材を保護できる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態のリクライニン
グ装置を図1乃至図10に基づいて以下に説明する。
【0036】図1は、本発明の実施形態のリクライニン
グ装置を示す縦断面図である。また、図2は、同上のリ
クライニング装置の要部を示す斜視図である。また、図
3は、同上のリクライニング装置の要部を示す横断面図
である。また、図4は、同上のリクライニング装置の動
作を説明する要部の縦断面図である。
【0037】このリクライニング装置は、支持フレーム
1に可動フレーム2が揺動自在に支持されたリクライニ
ングシート3に用いられるものであり、ネジ孔4aを有
するナット本体4bにネジ孔4aの軸芯12と交差する
方向に軸芯13を有する軸部4cを設けてナット部材4
を形成し、このナット部材4を可動フレーム2に設けた
ブラケット2aに軸部4cを介して揺動自在に支持さ
せ、支持フレーム1に設けたブラケット1aに揺動自在
に保持部材5を支持させ、長尺のネジ部材6をナット部
材4に螺合するとともに、保持部材5に回動自在に保持
させている。また、保持部材5をネジ孔4aの軸芯12
と直交する方向に軸芯を有する回動軸14に対して回動
可能に支持フレーム1のブラケット1aに軸着してい
る。また、リング状のナット本体4bの外側面の両端部
に棒状の軸部4cを突設してナット部材4が形成されて
いる。また、保持部材5を支持フレーム1のブラケット
1aに枢支された基部と、その外殻部に逃がし溝孔5e
を備えた箱状部5cとから形成し、箱状部5c内部にネ
ジ部材6およびナット部材4を内設するとともに、逃が
し溝孔5eに可動フレーム2を走行自在に貫通させてい
る。また、保持部材5の軸芯がネジ孔4aの螺合軸芯1
2と交差するように形成されている。また、ネジ部材6
を回動駆動する駆動部7が保持部材5に設けられてい
る。また、ナット部材4と、保持部材5とのどちらか一
方に駆動部7の駆動をオンオフ制御するスイッチ部材1
7,18を設け、他方にスイッチ部材17,18に接触
してスイッチ部材17,18をオンオフ切り替えする停
止片10を設けている。また、駆動部7とネジ部材6を
減速機構を介して連結している。
【0038】支持フレーム1は、左右の前後方向に併設
され横桟によって連結される棒状の脚部1dと、両脚部
1d,1dの後部にそれぞれ立設された棒状の立脚部1
cと、両立脚部1c,1c間にその後端部が枢支された
角枠状の支持部1bとを有している。支持部1bは内部
にバネ材を取り付けてバネ材の上にリクライニングシー
ト3の座部となるクッション材を積載するものである。
可動フレーム2は、縦材、横材を用いて縦長の外形略長
方形の枠材2bを設け、縦材の中央やや下方位置が支持
フレーム1の立脚部1c上部に枢支されて前後方向に揺
動自在とされている。可動フレーム2の枢支位置よりも
上方部分が背もたれシートを取り付けてリクライニング
シート3の背部を構成するものである。また、可動フレ
ーム2の下側の横材略中央に2枚のブラケット2a,2
aが並べて垂設されている。この両ブラケット2a,2
aの対向位置にナット部材4の軸部4c,4cが貫通す
る丸孔が設けられている。また、支持フレーム1の支持
部1b前部の略中央に2枚のブラケット1a,1aが並
べて垂設されている。この両ブラケット1a,1aの対
向位置に保持部材5を枢支するための丸孔が設けられて
いる。
【0039】ナット部材4は、略立方体のナット本体4
bの前後方向に内周にネジ部を有するネジ孔4aが設け
られている。また、ナット本体4bの左右面に軸芯が一
致する略円柱状の軸部4cが突設されている。この軸部
4cの外径は可動フレーム2のブラケット2aの丸孔の
内径よりもやや大きく形成され、軸部4cに丸孔を貫通
させた状態でブラケット2aが軸部4cを中心に回動自
在とされている。
【0040】ネジ部材6は、長尺棒状に形成され、後部
にナット部材4のネジ孔4aに螺合して貫通するネジ脚
部6aと、前部に円板状のウォームホイール8およびウ
ォームホイール8前方にベアリング9を取り付けた頭部
6bとから形成されている。ウォームホイール8は、中
央の軸孔に頭部6b先端部を突出させて貫通した位置で
ネジ部材6に固定されている。
【0041】保持部材5は、支持フレーム1のブラケッ
ト1aに枢支された基部と、その外殻部に逃がし溝孔5
eを備えた箱状部5cとから形成し、箱状部5c内部に
ネジ部材6およびナット部材4を内設するとともに、逃
がし溝孔5eに可動フレーム2を走行自在に貫通させて
いる。基部は、ウォームホイール8、ベアリング9およ
びネジ部材頭部6bを回転可能に収納する収納孔5dを
備えた収納部5bと、この収納部5bの前端中央に突設
され、前端に支持フレーム1のブラケット1aに枢着す
るための丸孔を設けた三角板状の枢着部5aとから形成
されている。収納孔5dは、前方よりベアリング9、ウ
ォームホイール8およびネジ部材頭部6bをそれぞれ収
納するベアリング収納部、ウォームホイール収納部およ
びネジ部材頭部収納部がそれぞれ連通して形成されてい
る。ベアリング収納部は、ベアリング9外周部を固定保
持し、ウォームホイール収納部は、ウォームホイール8
よりも大きく、ネジ部材頭部収納部は、収納部5b後方
に開口しネジ部材6よりも大きく形成されている。ま
た、ウォームホイール収納部は、収納部5bの左右一方
の壁面に開口を有している。この開口は、後述する駆動
部7の回転軸を貫通させる軸貫通孔として用いられ、回
転軸の軸径よりもやや大きく形成されている。
【0042】また、箱状部5cは、外形略直方体に形成
され、前端部が開口し、この開口端部が収納孔5d開口
に連通した状態で収納部5bに固定されている。箱状部
5cの上面部の左右には、前後方向略全長に亘って逃が
し溝孔5eが併設されている。両逃がし溝孔5e,5e
は、可動フレーム2の両ブラケット2a,2a間の間隔
と略同寸の間隔を隔てて形成され、溝幅は、ブラケット
2a,2aの板厚よりもやや大きく形成されている。ま
た、上面部の幅方向略中央の前後端部にそれぞれ停止片
10,10が形成されている。両停止片10,10は、
それぞれ上面部の所定部分の内側を残して略コ字状に3
方に切り欠き、この切り欠き部を斜め上方略45度に切
り起こして形成されている。
【0043】駆動部7は、モーターが好ましく用いら
れ、回転軸が軸貫通孔を貫通した状態で収納部5b側面
に固定されている。回転軸はウォーム軸7aとして用い
られ、ウォーム軸7aのネジ山部がウォームホイール8
に螺合している。
【0044】また、ナット部材4上部の前後に駆動部7
の駆動をオンオフ制御するスイッチ部材17,18が併
設されている。この両スイッチ部材17,18は上部に
上下傾動する可動片17a,18aを備えており、両ス
イッチ部材17,18がともに寝た状態のときに、駆動
部7がオンし、どちらか一方が立脚状態にあるときに、
駆動部7がオフするように、駆動部7および両スイッチ
部材17,18に電気接続された制御部29が制御して
いる。
【0045】このようなリクライニング装置では、ベア
リング収納部にベアリング9外周部を収納固定して、ウ
ォームホイール8およびネジ部材6が各収納部5b内で
回転可能に収納されている。また、ネジ部材6のネジ脚
部6aが収納孔5d開口より箱状部5c内空間に突出
し、箱状部5c内空間の略中央を前後方向に貫通配置さ
れている。ネジ脚部6aにはナット部材4ネジ孔4aが
螺合し、ナット部材4の両軸部4c,4cが可動フレー
ム2の両ブラケット2a,2aの丸孔に貫通している。
この両ブラケット2a,2aは逃がし溝孔5e,5eに
それぞれ貫通し、ナット部材4がネジ脚部6a上を前後
に走行したときに、両ブラケット2a,2aが逃がし溝
孔5e,5eを前後に走行する。また、ナット部材4
が、両停止片10,10間にあるときは、両スイッチ部
材17,18の可動片17a,18aは箱状部5cの上
面部内面に当接して寝た状態に保持され、ナット部材4
が、どちらか一方の停止片10下方に位置するときに、
外側のスイッチ部材の可動片が停止片10に沿って上方
に立ち上がり立脚状態になる。
【0046】このようなリクライニング装置では、リク
ライニングをしたいとき、すなわち可動フレーム2の傾
きを変えたいときは、駆動部7を動作させてウォーム軸
7aを回転させることにより、ウォームホイール8、ネ
ジ部材6が回転し、ナット部材4がネジ部材6上を走行
することによって行われる。このとき、可動フレーム2
は、支持フレーム1との枢支軸下部がナット部材4の移
動に伴って移動して回転し、枢支軸上部の傾きが変動す
る。
【0047】また、ナット部材4が、箱状部5cの両停
止片10、10間に位置するときは、スイッチ部材1
7、18の可動片17a、18aがともに箱状部5c上
面部の下面に当接して押圧され寝た状態に保持され、両
スイッチ部材17,18がともにオンとなり駆動部7の
回転が行われる。そして、ナット部材4が、前後どちら
かの停止片10下方に到達したとき、ナット部材4進行
方向側のスイッチ部材の可動片先端が停止片10下面に
沿って上方に習動し、可動片が立脚状態に傾きオフにな
る。このとき、制御部が駆動部7の駆動を停止させ、ネ
ジ部材6の回転が停止してナット部材4の移動が停止す
る。
【0048】このようなリクライニング装置では、ネジ
部材6を回動させることにより、ナット部材4がネジ部
材6長手方向に沿って移動し、可動フレーム2が揺動し
て可動フレーム2の傾斜角度を調節している。ネジ孔4
aの軸芯12と軸部4cの軸芯13とが交差しているた
め、ネジ部材6とナット部材4との間のこじれを低減し
て、スムーズにネジ部材6を回動できる。また、可動フ
レーム2の傾きの変動に伴ってナット部材4およびネジ
部材6に可動フレーム2揺動方向の力が加わったとき
に、支持フレーム1のブラケット1aに軸着された保持
部材5が回動軸14の回りに回動する。また、リング状
のナット本体4bの外側面の両端部に棒状の軸部4cを
突設してナット部材4が形成されているため、ネジ孔4
aの軸芯12と軸部4cの軸芯13とを交差させること
ができる。また、箱状部5c内部にネジ部材6およびナ
ット部材4を内設されているため、ネジ部材6およびナ
ット部材4を外部にさらすことなく保護している。ま
た、箱状部5c外殻部に設けた逃がし溝孔5eに可動フ
レーム2を走行自在に貫通させているため、保持部材5
内部のナット部材4に可動フレーム2を結合した状態
で、ナット部材4を軸方向に移動できる。また、保持部
材5の軸芯がネジ孔4aの螺合軸芯12と交差するよう
に形成されているため、保持部材5ブラケット1aとの
間のこじれが低減でき、保持部材5の揺動やネジ部材6
の回動をスムーズにできる。また、ネジ部材6を回動駆
動する駆動部7が保持部材5に設けられているため、駆
動部7を動作させることによりネジ部材6を回動でき
る。また、スイッチ部材17、18をオンさせ駆動部7
によりネジ部材6を回動させてナット部材4がネジ部材
6上を長手方向に移動したときに、停止片10がスイッ
チ部材に接触してオフさせるため、ナット部材4のオー
バーランを防止できる。また、駆動部7とネジ部材6を
減速機構を介して連結しているため、、小出力の小型モ
ーターなどを使用しても、ネジ部材6を回動するトルク
が大きくなり容易にネジ部材6を回動できる。
【0049】また、図5は、本発明の実施形態の同上と
異なるリクライニング装置に用いるナット部材4を示す
分解斜視図である。
【0050】このリクライニング装置は、同上のリクラ
イニング装置と略同様に形成されている。異なる点は、
ナット部材4を、ネジ孔4aを有するナット内側部20
と、軸部22dを有するナット外側部とに分離形成し、
ナット内側部20の外面を略球面状に形成し、ナット外
側部の内面を、ナット内側部20外面に習動可能な略球
面状に形成していることである。ナット内側部20は略
球体状に形成され、中央にネジ孔4aが穿設されてい
る。ナット外側部は、ナット内側部20を上下から挟み
込む上側部21と下側部22とから形成されている。上
側部21は略立方体状に形成され、下面略中央にナット
内側部20の外形に合わせた凹面部21aが形成されて
いる。下側部22は、上側部21と同形状で上面略中央
に凹面部22aを備えた下側部本体22cと、この下側
部本体22c部の左右側面に一体に同軸に突設された円
柱状の軸部22dとから形成されている。両軸部22
d、22dの軸芯は凹面部22aを外面とする球体の中
心位置と交差するように配置されている。上側部21と
下側部22とは、各凹面部21a,22aを対向させて
対向面を突き合わせた状態で固定手段(図示せず)によ
り一体に固定されるようにしてある。また、上側部21
と下側部22とを固定したときにできる両凹面部21
a,22aで囲まれた空間は、ナット内側部20の外形
よりもわずかに大きく形成されている。
【0051】このようなナット部材4では、ナット内側
部20をナット外側部の上側部21と下側部22とで上
下から挟み込み、上側部21と下側部22とを固定手段
で固定することにより、ナット部材4が組み立てられ
る。このとき、ナット内側部20外面とナット外側部内
面との間にはわずかに隙間が開き、ナット内側部20外
面に沿ってナット外側部内面が習動できる。このナット
内側部20外面とナット外側部内面との間にグリスなど
の潤滑材を設けておくと、この習動がよりスムーズにな
る。
【0052】このようなリクライニング装置では、可動
フレーム2の支持よってネジ部材6に螺合軸芯方向に対
して交差する方向に引っ張り力が発生したときに、ナッ
ト外側部がナット内側部20外面に習動してバランスす
るため、ナット部材4とネジ部材6との間のこじれをさ
らに低減できる。
【0053】また、図6は、本発明の実施形態の同上と
異なるリクライニング装置を示し、(a)は側面図、
(b)は要部の断面図、(c)は(b)図中のA−A断
面図である。
【0054】このリクライニング装置は、同上のリクラ
イニング装置と略同様に形成されている。異なる点は、
ネジ部材6に手動操作で回動可能なハンドル部25を設
けていることである。保持部材26は、ネジ部材頭部6
bに嵌着したリング状のベアリング材などで構成されて
おり、保持部材26外面に突設した軸が支持フレーム1
のブラケット1a,1aに枢支されている。ネジ部材頭
部6bの先端部には円周に沿って凹溝6cが形成されて
いる。ハンドル部25は、ネジ部材頭部6bが挿入され
る略丸孔状の取り付け孔25cが後部に開設された本体
部25bと、本体部25bの前部に取り付け孔25c中
心線と離れた位置に設けた棒状の操作片25aとを備え
ている。取り付け孔25cは、略扇形状に形成され、ネ
ジ部材頭部6bは、取り付け孔25cにちょうど嵌まり
あう形状の外形略扇形状に形成されている。また、取り
付け孔25cの内側面に横孔25dが穿設され、横孔2
5d内にコイルバネなどのバネ材27が内設されてい
る。バネ材27は奥側が横孔25d奥端に固定され、バ
ネ材開口側に略球体状の係止片25eが固定されてい
る。係止片25eは凹溝6c内幅よりもやや小さい外径
を有し、横孔25dの開口部より先端部が突出するよう
形成されている。
【0055】このようなリクライニング装置では、ネジ
部材頭部6bを取り付け孔25cに挿入すると、係止片
25eがネジ部材頭部6bに押されてバネ材27のバネ
力に抗して横孔25d内に後退し、係止片25eの位置
に凹溝6cが位置するまでネジ部材頭部6bが取り付け
孔25c進入したときに、横孔25d内に後退していた
係止片25eが凹溝6c内に突出して嵌合することによ
って、取り付け孔25cにネジ部材頭部6bを収納保持
してハンドル部25とネジ部材6とを固定している。そ
して、ハンドル部25の操作片25aを手で持って回転
させることによって、ネジ部材6が回転し、可動フレー
ム2の傾きを変動できる。取り付け孔25cおよびネジ
部材頭部6bが略扇形状に形成されているため、ハンド
ル部25を回転させたときに、取り付け孔25c内でネ
ジ部材頭部6bが回転方向に習動することなく、スムー
ズに回転する。また、リクライニング角度、すなわち可
動フレーム2の傾きが調整できて変更する必要がないと
きなど、不要なハンドル部25を取り外すことができ
る。この取り外し作業は、ハンドル部25を強く引くこ
とにより、バネ材27のバネ力に抗してネジ部材頭部6
bが係止片25eを凹溝6cから横孔25d内に押しや
り、簡単に引き抜くことができる。
【0056】また、図7は、本発明の実施形態の同上と
異なるリクライニング装置の要部の構成を示すブロック
図である。
【0057】このリクライニング装置は、同上のリクラ
イニング装置と略同様に形成されている。異なる点は、
可動フレーム2の角度位置を検出する角度検出部30
と、所定の設定角度を記憶する記憶部32と、記憶部3
2から設定角度を呼び出し、角度検出部30で検出され
た可動フレーム2の角度を設定角度で停止保持するよう
駆動部7を制御する制御部29と、を備えていることで
ある。
【0058】角度検出部30は、例えばネジ部材6の回
転数を検出するエンコーダーなどから形成される。設定
角度は記憶部32に操作部31を介して直接角度値を入
力して設定できるようにしてあってもよいし、角度検出
部30で検出された検出角度を記憶部32に記憶させる
ようにしてあってもよい。制御部29は、角度検出部3
0で検出された可動フレーム2の角度と設定角度とを比
較し、両者が一致したときに駆動部7に停止信号を出力
するようにしてある。
【0059】このようなリクライニング装置では、角度
検出部30で検出された可動フレーム2の角度が設定角
度で停止保持するため、可動フレーム2を所望の角度、
すなわち好みのリクライニング角度を簡単に再現するこ
とができる。
【0060】また、図8は、本発明の実施形態の同上と
異なるリクライニング装置の要部を示す側面図である。
【0061】このリクライニング装置は、同上のリクラ
イニング装置と略同様に形成されている。異なる点は、
支持フレーム1と可動フレーム2とを弾性を有する連結
材34で連結していることである。連結材34は、例え
ばガススプリングなどから形成され、支持フレーム1の
脚部1d後端部上部と可動フレーム2の下端部後部との
間に連結されている。 このようなリクライニング装置
では、支持フレーム1と可動フレーム2とを弾性を有す
る連結材34で連結しているため、可動フレーム2を倒
す方向にネジ部材6を回動させたときに、可動フレーム
2の自重によってナット部材4の軸部4c,22dにか
かる力を低減し、ナット部材4にかかる負担を低減して
いる。
【0062】また、図9は、本発明の実施形態の同上と
異なるリクライニング装置の要部を示す側面図であり、
(a)は可動フレーム2を立てた状態、(b)は可動フ
レーム2を寝かせた状態を示す。
【0063】このリクライニング装置は、同上のリクラ
イニング装置と略同様に形成されている。異なる点は、
ネジ部材6におけるナット部材4前部および後部をそれ
ぞれ覆う伸縮式のカバー部材33を設けていることであ
る。各カバー部材33は、じゃばら構造を有し、前側の
カバー部材33aの前端部が保持部材5,26の支持部
1b後端部に固定され、後端部がナット部材4前端部に
固定されている。また、後側のカバー部材33bの前端
部がナット部材4後端部に固定され、後端部がネジ部材
6後端部に設けたリング片に当接している。
【0064】このようなリクライニング装置では、ネジ
部材6におけるナット部材4前部および後部をそれぞれ
伸縮式のカバー部材33で覆っているため、ナット部材
4の位置にかかわらずネジ部材6を保護できる。
【0065】また、図10は、本発明の実施形態の同上
と異なるリクライニング装置の要部を示す側面図であ
り、(a)、(b)に異なるリクライニング装置であ
る。
【0066】このリクライニング装置は、同上のリクラ
イニング装置と略同様に形成されている。異なる点は、
保持部材5におけるブラケット支持部とネジ部材支持部
との長さを変更調節可能に形成していることである。こ
の場合、保持部材5の枢着部5aが収納部5bと分離形
成され、例えばネジ部材6などを用いて枢着部5aと収
納部5bとを固定できるようにしている。枢着部5aは
略三角板状に形成されており、支持フレーム1の支持部
1bの前後方向長さが異なる仕様のリクライニングシー
ト3に対応して、複数の長さの異なるものをあらかじめ
作製しておく。そして、支持部1bの前後方向長さに適
合する長さの枢着部5aを選択し、収納部5bに固定す
ることにより、保持部材5を組み立てる。
【0067】このようなリクライニング装置では、支持
フレーム1が異なるリクライニングシート3に対応し
て、保持部材5におけるブラケット支持部とネジ部材支
持部との長さを変更調節することにより、保持部材5の
共有化ができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ネジ部材を回
動させることにより、ナット部材がネジ部材長手方向に
沿って移動し、可動フレームが揺動して可動フレームの
傾斜角度を調節している。ネジ孔の軸芯と軸部の軸芯と
が交差しているため、ネジ部材とナット部材との間のこ
じれを低減して、スムーズにネジ部材を回動できる。
【0069】また、請求項2記載の発明では、可動フレ
ームの傾きの変動に伴ってナット部材およびネジ部材に
可動フレーム揺動方向の力が加わったときに、支持フレ
ームのブラケットに軸着された保持部材が回動軸の回り
に回動する。したがって、可動フレームがスムーズに揺
動できる。
【0070】また、請求項3記載の発明では、リング状
のナット本体の外側面の両端部に棒状の軸部を突設して
ナット部材が形成されているため、ネジ孔の軸芯と軸部
の軸芯とを交差させることができる。
【0071】また、請求項4記載の発明では、箱状部内
部にネジ部材およびナット部材を内設されているため、
ネジ部材およびナット部材を外部にさらすことなく保護
している。また、箱状部外殻部に設けた逃がし溝孔に保
持部材外殻部に可動フレームを走行自在に貫通させてい
るため、保持部材内部のナット部材に可動フレームを結
合した状態で、ナット部材を軸方向に移動できる。
【0072】また、請求項5記載の発明では、可動フレ
ームの支持よってネジ部材に螺合軸芯方向に対して交差
する方向に引っ張り力が発生したときに、ナット外側部
がナット内側部外面に習動してバランスするため、ナッ
ト部材とネジ部材との間のこじれをさらに低減できる。
【0073】また、請求項6記載の発明では、保持部材
の軸芯がネジ孔の螺合軸芯と交差するように形成されて
いるため、保持部材の軸芯がネジ孔の螺合軸芯との間の
こじれが低減でき、保持部材の揺動やネジ部材の回動を
スムーズにできる。
【0074】また、請求項7記載の発明では、ネジ部材
を回動駆動する駆動部が保持部材に設けられているた
め、駆動部を動作させることによりネジ部材を回動でき
る。
【0075】また、請求項8記載の発明では、スイッチ
部材をオンさせ駆動部によりネジ部材を回動させてナッ
ト部材がネジ部材上を長手方向に移動したときに、停止
片がスイッチ部材に接触してオフさせるため、ナット部
材のオーバーランを防止できる。
【0076】また、請求項9記載の発明では、角度検出
部で検出された可動フレームの角度が設定角度で停止保
持するため、可動フレームを所望の角度にすることがで
きる。
【0077】また、請求項10記載の発明では、駆動部
とネジ部材を減速機構を介して連結しているため、ネジ
部材を回動するトルクが大きくなり、小出力の小型モー
ターなどを使用して駆動部を小型化できる。
【0078】また、請求項11記載の発明では、ハンド
ル部を手で握って回動させることにより、ネジ部材を簡
単に回動できる。
【0079】また、請求項12記載の発明では、支持フ
レームが異なるリクライニングシートに対応して、保持
部材におけるブラケット支持部とネジ部材支持部との長
さを変更調節することにより、保持部材の共有化ができ
る。
【0080】また、請求項13記載の発明では、支持フ
レームと可動フレームとを弾性を有する連結材で連結し
ているため、可動フレームを倒す方向にネジ部材を回動
させたときに、可動フレームの自重によってナット部材
の軸部にかかる力を低減し、ナット部材にかかる負担を
低減している。
【0081】また、請求項14記載の発明では、ネジ部
材におけるナット部材前部および後部をそれぞれ伸縮式
のカバー部材で覆っているため、ナット部材の位置にか
かわらずネジ部材を保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のリクライニング装置を示す
縦断面図である。
【図2】同上のリクライニング装置の要部を示す斜視図
である。
【図3】同上のリクライニング装置の要部を示す横断面
図である。
【図4】同上のリクライニング装置の動作を説明する要
部の縦断面図である。
【図5】本発明の実施形態の同上と異なるリクライニン
グ装置に用いるナット部材を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の実施形態の同上と異なるリクライニン
グ装置を示し、(a)は側面図、(b)は要部の断面
図、(c)は(b)図中のA−A断面図である。
【図7】本発明の実施形態の同上と異なるリクライニン
グ装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態の同上と異なるリクライニン
グ装置の要部を示す側面図である。
【図9】本発明の実施形態の同上と異なるリクライニン
グ装置の要部を示す側面図であり、(a)は可動フレー
ムを立てた状態、(b)は可動フレームを寝かせた状態
を示す。
【図10】本発明の実施形態の同上と異なるリクライニ
ング装置の要部を示す側面図であり、(a)、(b)に
異なるリクライニング装置である。
【図11】従来のリクライニング装置を示す。
【符号の説明】
1 支持フレーム 1a ブラケット 1b 支持部 1c 立脚部 1d 脚部 2 可動フレーム 2a ブラケット 2b 枠材 3 リクライニングシート 4 ナット部材 4a ネジ孔 4b ナット本体 4c 軸部 5 保持部材 5a 枢着部 5b 収納部 5c 箱状部 5d 収納孔 5e 逃がし溝孔 6 ネジ部材 6a 凹溝 7 駆動部 7a ウォーム軸 8 ウォームホイール 9 ベアリング 10 停止片 12 ネジ部材の軸芯 13 軸部の軸芯 14 回動軸 15 軸止め 16 切り欠き孔 17 後側スイッチ部材 18 前側スイッチ部材 20 ナット内側部 21 上側部 22 下側部 22a 凹面部 22b ネジ逃がし溝 22c 下側部本体 22d 軸部 25 ハンドル部 25a 操作片 25b 本体部 25c 取り付け孔 25d 横孔 25e 係止片 26 保持部材 29 制御部 30 角度検出部 31 操作部 32 記憶部 33 カバー部材 33a 前側のカバー部材 33b 後側のカバー部材 34 連結材 40 ベース 41 ベース側ブラケット 42 シート本体 43 シート本体側ブラケット 44 支持部材 45 ナット 45a ナット本体 45b 固定片 46 螺杆 47 ノブ 48 揺動用軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 昇一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3B087 AA00 AA04 BD00 BD03 DE00 DE08 3B099 BA04 CA25 CB02 CB06 DA04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持フレームに可動フレームが揺動自在
    に支持されたリクライニングシートのリクライニング装
    置であって、ネジ孔を有するナット本体にネジ孔の軸芯
    と交差する方向に軸芯を有する軸部を設けてナット部材
    を形成し、このナット部材を可動フレームに設けたブラ
    ケットに軸部を介して揺動自在に支持させ、支持フレー
    ムに設けたブラケットに揺動自在に保持部材を支持さ
    せ、長尺のネジ部材をナット部材に螺合するとともに、
    保持部材に軸回動自在に保持させてなることを特徴とす
    るリクライニング装置。
  2. 【請求項2】 保持部材をネジ孔の軸芯と直交する方向
    に軸芯を有する回動軸に対して回動可能に支持フレーム
    のブラケットに軸着してなることを特徴とする請求項1
    記載のリクライニング装置。
  3. 【請求項3】 リング状のナット本体の外側面の両端部
    に棒状の軸部を突設してナット部材が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至2記載のリクライニング装
    置。
  4. 【請求項4】 保持部材を支持フレームのブラケットに
    枢支された基部と、その外殻部に逃がし溝孔を備えた箱
    状部とから形成し、箱状部内部にネジ部材およびナット
    部材を内設するとともに、逃がし溝孔に可動フレームを
    走行自在に貫通させてなることを特徴とする請求項1乃
    至3記載のリクライニング装置。
  5. 【請求項5】 ナット部材を、ネジ孔を有するナット内
    側部と、揺動軸を有するナット外側部とに分離形成し、
    ナット内側部の外面を略球面状に形成し、ナット外側部
    の内面を、ナット内側部外面に習動可能な略球面状に形
    成していることを特徴とする請求項1乃至4記載のリク
    ライニング装置。
  6. 【請求項6】 保持部材の軸芯がネジ孔の螺合軸芯と交
    差するように形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至5記載のリクライニング装置。
  7. 【請求項7】 ネジ部材を回動駆動する駆動部が保持部
    材に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6記
    載のリクライニング装置。
  8. 【請求項8】 ナット部材と、保持部材とのどちらか一
    方に駆動部の駆動をオンオフ制御するスイッチ部材を設
    け、他方にスイッチ部材に接触してスイッチ部材をオン
    オフ切り替えする停止片を設けてなることを特徴とする
    請求項7記載のリクライニング装置。
  9. 【請求項9】 可動フレームの角度位置を検出する角度
    検出部と、所定の設定角度を記憶する記憶部と、記憶部
    から設定角度を呼び出し、角度検出部で検出された可動
    フレームの角度を設定角度で停止保持するよう駆動部を
    制御する制御部と、を備えてなることを特徴とする請求
    項7乃至8記載のリクライニング装置。
  10. 【請求項10】 駆動部とネジ部材を減速機構を介して
    連結してなることを特徴とする請求項7乃至9記載のリ
    クライニング装置。
  11. 【請求項11】 ネジ部材に手動操作で回動可能なハン
    ドル部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至6記
    載のリクライニング装置。
  12. 【請求項12】 保持部材におけるブラケット支持部と
    ネジ部材支持部との長さを変更調節可能に形成してなる
    ことを特徴とする請求項1乃至11記載のリクライニン
    グ装置。
  13. 【請求項13】 支持フレームと可動フレームとを弾性
    を有する連結材で連結してなることを特徴とする請求項
    1乃至12記載のリクライニング装置。
  14. 【請求項14】 ネジ部材におけるナット部材前部およ
    び後部をそれぞれ覆う伸縮式のカバー部材を設けてなる
    ことを特徴とする請求項1乃至13記載のリクライニン
    グ装置。
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WO2010017071A3 (en) * 2008-08-07 2010-05-06 Enidine, Incorporated Mechanical positioner for reclining seat assembly
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