JP2001136377A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JP2001136377A
JP2001136377A JP31411599A JP31411599A JP2001136377A JP 2001136377 A JP2001136377 A JP 2001136377A JP 31411599 A JP31411599 A JP 31411599A JP 31411599 A JP31411599 A JP 31411599A JP 2001136377 A JP2001136377 A JP 2001136377A
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JP31411599A
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English (en)
Inventor
Junko Ota
純子 太田
Tatsuo Noda
辰夫 野田
Toshimasa Takaoka
俊征 高岡
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Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定のセット位置に原稿を位置決めした状態
で拡大コピーを行いながらも、所望の原稿像が良好に記
録紙に収まるようにする。 【解決手段】 複写機の操作パネル21に設けた読取り
エリア指定モードキー72の操作により表示画面76に
原稿の読取りエリアを入力する画面を表示させ、これに
従って原稿の読取りエリアを設定する。複写機1の制御
部60は、読取光学系24により読取った原稿像のうち
上記読取りエリアに該当する画像を抽出するとともに、
当該抽出画像が記録紙に収まり得る範囲で最大となるよ
うに複写倍率を演算し、その倍率で、しかも変倍後の画
像が記録紙に収まるように露光部コントローラ64、像
形成部コントローラ65及び用紙搬送部コントローラ6
6を介して記録紙への像形成動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機において、
特に変倍複写機能を有する複写機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、CCD等の撮像素子により原
稿を読取るスキャナと、このスキャナで読取った画像デ
ータに基づいて記録紙に画像を形成するプリンタとを備
え、上記スキャナのコンタクトガラス上に原稿をセット
して記録紙サイズ、複写倍率、複写枚数等のデータを操
作パネル上で入力した後、プリントキーを押すことによ
りコピー動作を実行させるように構成された複写機は一
般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の複写機では、コ
ンタクトガラス上の所定のセット位置に原稿を位置決め
した状態でコピー動作を行うが、変倍コピーを行う場合
には、上記セット位置を基準に原稿全体が拡大あるいは
縮小されるため次のような問題がある。
【0004】すなわち、図7(a)に示すようにコンタ
クトガラス90上のセット位置91に原稿Mをコーナー
合わせでセットする(同図は画像面を伏せてコンタクト
ガラス上にセットした状態を示している)複写機におい
て、例えば原稿Mと同一サイズの記録紙Pに拡大コピー
をしようとすると、セット位置91を基準として原稿M
の余白部分を含む全体が拡大されるために、図7(b)
に示すように本来欲するところの画像92が記録紙Pに
収まらない場合がある(画像の欠損)。また、縮小コピ
ーを行う場合には、セット位置91を基準に原稿Mが縮
小されるため、図7(c)に示すように画像92が記録
紙Pの片隅に寄ってしまいバランスが悪い。
【0005】従って、拡大時には、記録紙Pに画像92
が収まるように予測しながら原稿Mを上記セット位置9
1からずらしてセットたり、あるいは倍率を変えるなど
してコピーを行い、また、縮小時には、画像92が記録
紙Pの中央に形成されるように予測しながら原稿Mを上
記セット位置91からずらしてコピーすることが現実に
行われている。
【0006】しかしながら、このような試行錯誤的な作
業は極めて煩雑で作業性が悪く、また記録紙Pを無駄に
消費することになり好ましくない。
【0007】なお、マージン機能を有した複写機のよう
に記録紙に対する画像の形成位置を多少ずらすことが可
能な複写機も知られているが、この複写機においても所
定のセット位置を基準として原稿全体を拡大あるいは縮
小させていることに変わりはないため、例えば拡大時の
画像の欠損を確実に解消することはできない。
【0008】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の第1の目的は、所定のセット
位置に原稿を位置決めした状態で変倍コピーを行いなが
らも、所望の原稿像が良好に記録紙に収まるようにする
ことにある。また、第2の目的は、所定のセット位置に
原稿を位置決めした状態で縮小コピーを行いながらも、
記録紙の所望の位置に原稿像が良好に形成されるように
することにある。すなわち、このように変倍コピー時の
機能性を高めることによって、変倍コピー時の作業性を
向上させるとともに記録紙の無駄な消費を防止しようと
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、所定のセット位置に位置決めされた原稿
に沿って相対的に移動しながら原稿を読取る読取光学系
と、読取った原稿像を記録紙に形成する像形成手段とを
備えた複写機において、原稿像の読取り領域を設定する
読取領域設定手段と、読取領域設定手段により設定され
た読取り領域の原稿像が記録紙の画像形成領域内に収ま
る複写倍率を求める倍率演算手段と、上記複写倍率で、
かつ原稿像が画像形成領域に収まるように記録紙に原稿
像を形成すべく読取光学系および像形成手段を駆動制御
する駆動制御手段とを備えているものである(請求項
1)。
【0010】この複写機によると、所定セット位置に原
稿をセットして変倍コピーを行いながらも、所望の原稿
像を記録紙の画像形成領域内に良好に収めることが可能
となる。
【0011】特に、この複写機において、設定された読
取り領域の原稿像が画像形成領域に収まる範囲で最大と
なるように上記倍率演算手段により複写倍率を求めるよ
うにすれば(請求項2)、記録紙サイズ等に応じて原稿
像を自動的に可及的に大きく複写することができる。
【0012】なお、原稿像の中央部を読取り領域として
設定するように読取領域設定手段を構成すれば(請求項
3)、周囲に余白部分や枠柄等がある原稿の該余白部分
等を自動的に削除して複写することが可能となる。
【0013】また、上記課題を解決するために、本発明
は、所定のセット位置に位置決めされた原稿に沿って相
対的に移動しながら原稿を読取る読取光学系と、読取っ
た原稿像を記録紙に形成する像形成手段とを備えた複写
機において、記録紙に対する画像形成領域を設定する画
像形成領域設定手段と、原稿像が記録紙の画像形成領域
に収まるように複写倍率を求める複写倍率演算手段と、
上記複写倍率で、かつ原稿像が画像形成領域に収まるよ
うに記録紙に原稿像を形成すべく読取光学系および像形
成手段を駆動制御する駆動制御手段とを備えているもの
である(請求項4)。
【0014】この複写機によると、記録紙の所望の位置
に原稿像を形成することができるため、特に縮小コピー
時には、記録紙の片隅に原稿像が偏ってしまうといった
事態を良好に回避することが可能となる。
【0015】特に、この複写機において、原稿像が設定
された画像形成領域に収まり得る範囲で最大となるよう
に倍率演算手段により複写倍率を設定するようにすれば
(請求項5)、画像形成領域に応じて原稿像を自動的に
可及的に大きく複写することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0017】図1は、本発明に係る複写機の内部構成を
概略的に示している。この図に示す、複写機1は、原稿
を読取るスキャナ12と、このスキャナ12で読取られ
た原稿像を記録紙に形成(複写)するプリンタ14とか
ら構成されており、スキャナ12が複写機1の本体上部
に、プリンタ14がその下部に配設されている。
【0018】上記スキャナ12の上面には、原稿がセッ
トされるコンタクトガラス20及び操作パネル21(図
2に示す)が設けられ、さらにこのコンタクトガラス2
0の上部に原稿押え22が開閉自在に設けられている。
【0019】上記コンタクトガラス20の下方には、読
取光学系24がホームポジションから最大サイズの終端
位置まで図中の矢印方向に往復動可能に装備されてい
る。
【0020】読取光学系24には、コンタクトガラス2
0上に載置された原稿を照明する照明ランプ25と、反
射傘26と、原稿像を読取るためのCCDラインセンサ
等からなる撮像素子28と、原稿からの反射光を上記撮
像素子28に結像させるセルフォックレンズ27とが備
えられており、読取光学系24がホームポジションから
原稿サイズの終端位置まで往動される間に上記撮像素子
28により原稿画像がライン単位で読み取られ、その画
像信号が制御部60(図2に示す)に出力されるように
なっている。
【0021】プリンタ14には、露光部30と、記録紙
に原稿像を形成する像形成部34と、この像形成部34
への記録紙の給送/排出を行う用紙搬送部42と、排出
された記録紙を収納する排出トレイ52とが設けられて
おり、これら露光部30、像形成部34及び用紙搬送部
42により本発明の像形成手段が構成されている。
【0022】上記露光部30は、後記制御部60から出
力される画像データに基づいて原稿像の静電潜像を形成
すべく後記感光体ドラム35を露光するもので、レーザ
光を照射するレーザ発光器31と、レーザ光を感光体ド
ラム35の表面上で軸方向に走査させるモータ駆動のポ
リゴンミラー32と、レーザ光を感光体ドラム35に導
くミラー33とを備えている。
【0023】上記像形成部34には、原稿の静電潜像及
びトナー顕像を形成する感光体ドラム35が備えられ、
その周囲に、感光体ドラム35を所定電圧に帯電させる
帯電装置36と、感光体ドラム35に形成された静電潜
像を顕像化させる現像装置37と、感光体ドラム35上
で顕像化された原稿像を記録紙に転写する転写装置38
と、感光体ドラム35から転写後の記録紙を分離する分
離装置39と、感光体ドラム35に残留した不要なトナ
ーを除去するクリーニング装置40とが配置されてい
る。
【0024】上記用紙搬送部42は、記録紙を収納する
2つの給紙カセット43a,43bおよび手差しトレイ
44と、上記カセット43a,43bおよび手差しトレ
イ44から記録紙を繰り出す給紙ローラ45a,45b
および46と、給紙カセット43aから繰り出された記
録紙をレジストローラ対49に案内するガイド機構47
と、給紙カセット43bおよび手差しトレイ44から搬
送された記録紙をレジストローラ対49に案内するガイ
ド機構48と、転写後の記録紙を排出トレイ52に向か
って搬送する搬送機構50と、排出トレイ52の直上流
に設けられて記録紙に形成されたトナー像を定着させる
定着装置51とから構成されている。
【0025】図2は、上記複写機1の制御系を示すブロ
ック図である。
【0026】この図に示すように複写機1の制御系2
は、論理演算を実行する周知のCPUと、そのCPUを
制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROM
と、装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRA
Mとを備えた制御部60を備えている。
【0027】上記制御部60には、スキャナ12の上記
読取光学系24を駆動制御する読取光学系コントローラ
62およびコンタクトガラス20上にセットされた原稿
のサイズを検知する原稿サイズ検知センサ63(図1で
は図示省略)が電気的に接続されるとともに、プリンタ
14の上記露光部30、像形成部34および用紙搬送部
42をそれぞれ駆動制御する露光部コントローラ64、
像形成部コントローラ65および用紙搬送部コントロー
ラ66がそれぞれ電気的に接続されている。
【0028】また、制御部60には上記操作パネル21
が接続され、この操作パネル21を介して各種動作命令
が入力されることにより、この操作パネル21の各キー
操作に応じたコピー動作を行わせるべくスキャナ12お
よびプリンタ14の各コントローラ62,64〜66等
が上記制御部60により制御されるようになっている。
【0029】操作パネル21には、コピー動作を開始さ
せるためのプリントキー70、複写枚数や後述する読取
りエリア(原稿の読取り領域)及び複写エリア(記録紙
に対する画像形成領域)等を設定するためのテンキー7
1、読取りエリア指定モード、複写エリア指定モードの
各モードを選択する読取りエリア指定モードキー72お
よび複写エリア設定モードキー73、用紙サイズを設定
する記録紙サイズ選択キー74、倍率設定キー75およ
び複写機1の動作状態や選択モードをオペレータに報知
するための表示画面76等が設けられている。
【0030】図3は上記制御部60の機能構成を示すブ
ロック図で、主に読取りエリア指定モードおよび複写エ
リア指定モードを制御する部分を示している。この図に
示すように上記制御部60は、主制御手段77と、上記
撮像素子28からの画像信号に所定の処理を施す画像処
理手段78と、読取りエリア指定モード又は複写エリア
指定モードが選択されたときに複写倍率を自動的に演算
する倍率演算手段79とを含んでいる。
【0031】上記主制御手段77は、操作パネル21か
らの入力に基づき予め上記ROMに記憶されたプログラ
ムに従って上記スキャナ12およびプリンタ14の各コ
ントローラ62,64〜66を統括的に制御するもの
で、読取りエリア指定モードが選択された場合には、上
記読取光学系24により読取った原稿像のうち後述する
設定読取りエリアに該当する画像を抽出すべく上記画像
処理手段78に制御信号を出力するとともに、該抽出画
像を倍率演算手段79で求められる倍率で、かつ記録紙
内に画像が収まるように形成すべく上記露光部コントロ
ーラ64、像形成部コントローラ65及び用紙搬送部コ
ントローラ66に制御信号を出力する。また、複写エリ
ア指定モードが選択された場合には、後述する設定複写
エリアに、上記倍率演算手段79で演算される倍率で原
稿像を形成すべく上記各コントローラ64,65,66
に制御信号を出力する。つまり、上記主制御手段77、
画像処理手段78および上記各コントローラ64,6
5,66等により本発明の駆動制御手段が構成されてい
る。
【0032】上記画像処理手段78は、上記撮像素子2
8からの画像信号に所定の画像処理を施して上記主制御
手段77に出力するもので、上記操作パネル21により
入力される各種データ、あるいは上記倍率演算手段79
において演算された倍率に基づいて画像処理を行うよう
に構成されている。
【0033】上記倍率演算手段79は、上記読取りエリ
ア指定モード又は複写エリア指定モードが選択された場
合に複写倍率を演算するもので、読取りエリア指定モー
ドが選択された場合には、原稿サイズ、設定読取りエリ
アおよび指定記録紙サイズとに基づいて、設定された読
取りエリアの原稿像が記録紙に収まり得る範囲で最大と
なるように複写倍率を求める一方、複写エリア指定モー
ドが選択された場合には、原稿サイズ、設定複写エリア
および指定記録紙サイズに基づいて、原稿像が設定複写
エリアに収まり得る範囲で最大となるように複写倍率を
求めるように構成されている。
【0034】次に、上記複写機1の動作制御について図
4のフローチャートを用いて説明する。このフローチャ
ートがスタートすると、先ず、原稿サイズ検知センサ6
3の出力に基づいて上記コンタクトガラス20にセット
された原稿のサイズを検知する(ステップS1)。な
お、図5(a)に示すように、原稿80はコンタクトガ
ラス20上の所定のセット位置79にコーナー合わせで
セットするものとする(同図は、画像面を伏せてコンタ
クトガラス上にセットした状態を示している)。
【0035】次いで、読取りエリア指定モードキー72
がオンされたか否かを判断する(ステップS2)。ここ
で、オンされていると判断した場合には、操作パネル2
1の表示画面76に要求メッセージを表示して原稿80
の読取りエリアおよび記録紙サイズの入力を使用者に要
求する(ステップS3)。
【0036】読取りエリアの入力方法は、本発明におい
て特に限定されるものではないが、当実施の形態では例
えば次のようにしてエリア入力を行う。例えば、上記表
示画面76に、図5(b)に示すような原稿表示81、
読取りエリア表示82および読取りエリアを特定するた
めの指示表示a〜dを表し、指示表示a〜dに該当する
寸法を上記テンキー71の操作により入力することによ
り読取りエリア82を設定する。読取りエリアは、同図
に示すように指示表示a〜dに従って原稿の縦横両端か
らの寸法(例えばmm単位の寸法)を入力することにより
設定し、例えば指示表示a〜dを順番に点滅させながら
点滅箇所に該当する寸法を使用者に順次入力させるよう
にする。なお、記録紙サイズの入力は、上記記録紙サイ
ズ選択キー74の操作により行う。
【0037】読取りエリアおよび記録紙サイズが入力さ
れたら(ステップS4でYES)、原稿サイズ、読取り
エリアおよび記録紙サイズに基づき上記倍率演算手段7
9において複写倍率を演算する(ステップS5)。な
お、ここでは、上記の通り読取りエリア指定モードキー
72がオンされているため、倍率演算手段79では、読
取りエリアの原稿像が記録紙に収まり得る範囲で最大と
なるように複写倍率を演算する。
【0038】そして、複写枚数が入力された後、上記プ
リントキー70がオンされると以下のような読取りエリ
ア指定モードのコピー動作を実行する(ステップS6,
S7)。
【0039】このコピー動作では、まず読取光学系24
を移動させて原稿80を読込ませる。そして、所定電圧
に帯電された感光体ドラム35の表面にレーザ発光器3
1からレーザ光を照射して原稿像に対応した静電潜像を
形成し、さらにこの静電潜像を上記現像装置37により
現像することにより感光体ドラム35の表面にトナー顕
像を形成する。この際、読取光学系24による原稿80
の読取りは原稿80の全体について行い、読取光学系2
4により読込まれた原稿像のうちステップS3で設定さ
れた読取りエリアに該当する画像を画像処理手段78に
おいて抽出するとともにこの抽出画像をステップS5に
おいて求められた倍率に基づいて処理した後、当該画像
データを主制御手段77を介してレーザ発光器31に出
力する。また、感光体ドラム35への静電潜像の形成時
には、指定された記録紙内に画像が収まるように感光体
ドラム35の軸方向におけるレーザ光の走査を制御す
る。つまり、上記ポリゴンミラー32の回転駆動を制御
する。
【0040】また、上記の動作とほぼ同じくして、上記
給紙カセット43a,43b又は手差しトレイ44から
指定された記録紙を感光体ドラム35に給送し、感光体
ドラム35の表面に形成されている上記トナー顕像を記
録紙に転写させる。この際、記録紙内にトナー像が転写
されるように記録紙の給紙タイミング、つまり、上記レ
ジストローラ対49による像形成部34への給紙タイミ
ングを制御する。そして、感光体ドラム35上のトナー
像を記録紙に転写したら、この記録紙をさらに上記定着
装置51に搬出して記録紙に形成されたトナー像を定着
させ、その後排出トレイ52上に排出させる。これによ
り読取りエリア指定モードによるコピー動作が終了す
る。
【0041】このような読取りエリア指定モードによれ
ば、例えば図5(a)中、破線で示す有効画像(周囲の
余白部分を除く画像)を読取りエリアとして設定する
と、図5(c)に示すように上記有効画像のみが記録紙
83に収まる範囲で最も大きく拡大されて記録紙83に
複写されることとなる(図5(c)中、斜線部分が複写
画像を示している)。
【0042】一方、上記ステップS2において読取りエ
リア指定モードキー72がオンされていないと判断した
場合には、ステップS8に移行して複写エリア指定モー
ドキー73がオンされているか否を判断し、ここでオン
されていると判断した場合には、操作パネル21の表示
画面76に要求メッセージを表示して記録紙に対する複
写エリアおよび記録紙サイズの入力を使用者に要求する
(ステップS9)。
【0043】複写エリアの入力方法は、本発明において
特に限定されるものではないが、当実施の形態では例え
ば次のようにしてエリア入力を行う。例えば、上記表示
画面76に、図6(a)に示すような記録紙表示84、
複写エリア表示85および複写エリアを設定するための
指示表示a′〜d′を表し、指示表示a′〜d′に該当
する寸法を上記テンキー71の操作により使用者に入力
させて複写エリアを設定する。複写エリアは、同図に示
すように指示表示a′〜d′に従って原稿の縦横両端か
らの寸法(例えばmm単位の寸法)を入力することにより
設定し、例えば指示表示a′〜d′を順番に点滅させな
がら点滅箇所に該当する寸法を使用者に順次入力させる
ようにする。なお、記録紙サイズの入力は、上記記録紙
サイズ選択キー74の操作により行う。
【0044】複写エリアおよび記録紙サイズが入力され
たら(ステップS10でYES)、ステップS5に移行
して原稿サイズ、複写エリアおよび記録紙サイズに基づ
いて上記倍率演算手段79において複写倍率を演算する
(ステップS5)。なお、ここでは上記の通り複写エリ
ア指定モードキー73がオンされているため、倍率演算
手段79では、原稿像が上記複写エリアに収まり得る範
囲で最大となるように複写倍率を演算する。
【0045】こうして複写倍率が演算されると、複写枚
数が入力された後、プリントキーのオンを待って以下の
ような複写エリア指定モードのコピー動作を実行する
(ステップS6,S7)。
【0046】複写エリア指定モードでのコピー動作も、
基本的には読取りエリア指定モードの動作と同じである
が、複写エリア指定モードの場合には、感光体ドラム3
5への静電潜像の形成時に、ステップS9で設定された
複写エリアに画像が収まるようにレーザ発光器31によ
る感光体ドラム軸方向におけるレーザ光の走査を制御
し、また、感光体ドラム35に形成されたトナー像が上
記複写エリアに転写されるように像形成部34への記録
紙の給紙タイミング、つまり、上記レジストローラ対4
9による給紙タイミングを制御する。
【0047】このような複写エリア指定モードによれ
ば、例えば記録紙中央部分を複写エリアとして設定する
と、図6(b)に示すように記録紙中央の複写エリア
に、当該エリアに収まる範囲で最も大きくなるように原
稿像が複写されることとなる(図6(b)中、斜線部分
は複写画像を示している)。
【0048】なお、ステップS8で複写エリア指定モー
ドキー73がオンされていないと判断した場合には、ス
テップS6に移行し、例えば、倍率設定キー75により
設定される設定倍率で通常のコピー動作を行う。
【0049】以上のように上記の複写機1によると、使
用者は、コンタクトガラス20上のセット位置79に原
稿80を位置決めした後、読取りエリア指定モードを選
択し、原稿80の読取りエリアと記録紙サイズを入力し
てプリントキー70を押せば、原稿80の所望のエリア
の画像を記録紙に収まるように自動的に可及的に大きく
コピーすることができる。そのため、例えば原稿80の
一部の画像を同サイズの記録紙83に拡大コピーをする
場合でも、所望の画像を、画像損失を伴うことなく記録
紙83内に拡大コピーすることができる。
【0050】一方、複写エリア指定モードを選択した
後、記録紙83に対する複写エリアと記録紙サイズを入
力してプリントキー70をオンすれば、記録紙83の所
望のエリアに自動的にコピーを行うことができる。その
ため、例えば原稿80と同一サイズの記録紙83に縮小
コピーを行うような場合でも、記録紙83の中央部等に
画像を良好に形成することができる。
【0051】従って、上記複写機1によれば、拡大コピ
ーの際に画像が記録紙に収まるように、あるいは縮小コ
ピーの際に画像が記録紙の所定位置に形成されるように
予測して原稿を所定のセット位置からずらしながコピー
するといった従来の複写機において行われていた試行錯
誤的な作業から使用者を開放することができ、これによ
り変倍コピー時の作業性を大幅に向上させることができ
る。
【0052】例えば、表彰状の文章部分のみを記録紙に
変倍コピーする作業は、上記読込みエリア指定モードを
選択することにより速やかに行うことができ、逆に、枠
柄のみ印刷された表彰状を記録紙としてこの記録紙の中
央部分に文章を変倍コピーする作業は、上記複写エリア
指定モードを選択することにより速やかに行うことがで
きる。
【0053】その上、上記複写機1によれば、変倍コピ
ー時に従来のような試行錯誤的な作業を行わなくて済む
分、記録紙の無駄な消費を抑えることもでき、これによ
り記録紙を有効活用することができる。
【0054】ところで、以上説明した複写機1は、本発
明に係る複写機の一の実施の形態であって、その具体的
な構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能
である。
【0055】例えば、読取りエリア指定モードにおいて
は以下のような構成を採用することもできる。 複写倍率を任意に設定できるようにしてもよい。こ
の場合、変倍後の画像が記録紙に収まらない場合にはそ
の旨を表示画面76を通じて使用者に報知するようにす
ればよい。また、この場合、記録紙のサイズに応じて画
像が当該記録紙に収まり得るような最大倍率を自動的に
演算し、その倍率以下でコピーを行うように表示画面7
6を通じて使用者に指示するようにしてもよい。 上記において変倍後の画像が記録紙サイズよりも
小さい場合には、例えば、記録紙サイズの範囲内で画像
位置(すなわち、画像形成領域)を任意に設定できるよ
うにしてもよい。 記録紙の中央部分に画像が形成されるように、例え
ば画像中心(設定読取りエリアの中心)が記録紙の中心
に一致するように記録紙に対する画像の形成領域を自動
制御し、これにより記録紙上での画像バランスを保つよ
うにしてもよい。 記録紙全体をより有効に活用するために原稿像の縦
横の倍率を変化させた画像を記録紙に形成するようにし
てもよい。
【0056】また、複写エリア指定モードにおいては以
下のような構成を採用することもできる。 複写倍率を任意に設定できるようにしてもよい。 記録紙の中央部分に画像が形成されるように、例え
ば画像中心(原稿中心)が記録紙の中心に一致するよう
に、複写エリアの設定が記録紙の中心を基準として行わ
れるように構成し、これにより記録紙上での画像バラン
スを保つようにしてもよい。 複写エリアをより有効に活用するために原稿像の縦
横の倍率を変化させた画像を記録紙に形成するようにし
てもよい。
【0057】また、原稿の読取りエリア、あるいは記録
紙に対する複写エリアを入力する手段として(すなわち
本発明の読取り領域設定手段および複写領域設定手段と
して)、上記実施の形態以外に以下のような手段を採用
することもできる。 ペン入力のタブレットを原稿押え22上に設け、タ
ブレット上に原稿又は記録紙を重ねて該当するエリアを
原稿又は記録紙上からペンで押圧してエリア入力を行う
ようにしてもよい。 複写エリア指定モードでは、複数の複写エリアを予
め定めておき、これを表示画面76に表示し、例えば使
用者によるテンキー操作によりエリアを選定するように
してもよい。
【0058】また、上記複写機1では、読取りエリア指
定モード時に、原稿80の全体を読取光学系24により
一旦読取り、当該読取り画像のうち、設定された読込み
エリアに該当する画像のみを倍率演算手段79において
抽出するようにしているが、勿論、原稿80のうち、設
定された読込みエリアに対応する部分のみを読取光学系
24により読取るように読取光学系コントローラ62を
介して主制御手段77により読取光学系24を制御する
ようにしても構わない。
【0059】なお、上記の実施の形態は、原稿を撮像素
子28を有した読取光学系24により読取って画像処理
し、その処理画像に応じてレーザ発光器31からレーザ
ー光を照射して感光体ドラム表面に静電潜像を形成する
所謂デジタルタイプの複写機1に本発明を適用した例で
あるが、この発明は原稿に照明光を照射しながらその反
射光を直接感光体ドラムに導いて静電潜像を形成する所
謂アナログタイプの複写機にも適用可能である。但し、
アナログタイプの複写機では、幅方向(感光体ドラムの
軸方向)の画像位置を任意に変更することが不可能で、
当該方向の画像位置は複写倍率により自ずと決まる。そ
のためアナログタイプの複写機では、主にレジストロー
ラによる記録紙の給紙タイミングの制御によって記録紙
に対する画像形成位置を調整するようにすればよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複写機
は、予め原稿の読取り領域を設定することができ、しか
も原稿像が記録紙に収まるように複写倍率および記録紙
への原稿像の形成動作を制御するようにしているので、
所定のセット位置に原稿をセットしてコピー動作を行い
ながらも、画像の欠損等を伴なうことなく必要な原稿像
を記録紙全体を有効に利用して複写することができる。
従って、例えば拡大コピー時に、画像が記録紙に収まる
ように予測しながら所定のセット位置から原稿をずらし
てコピー動作を行わせるといった試行錯誤的な作業から
使用者を開放することができ、これにより変倍コピー時
の作業性を大幅に向上させることができる。
【0061】また、本発明の複写機は、記録紙に対する
画像形成領域を予めを設定することができ、しかも原稿
像が画像形成領域に収まるように複写倍率および記録紙
への原稿像の形成動作を制御するようにしているので、
所定のセット位置に原稿をセットしてコピー動作を行い
ながらも、記録紙の所望の位置に画像を形成することが
できる。従って、例えば縮小コピー時に、画像が記録紙
の所定位置に形成されるように予測しながら所定のセッ
ト位置から原稿をずらしてコピー動作を行わせるといっ
た試行錯誤的な作業から使用者を開放することができ、
これにより変倍コピー時の作業性を大幅に向上させるこ
とができる。
【0062】また、上記のような試行錯誤的な作業を行
わなくて済むことにより無駄な記録紙の消費が抑えら
れ、記録紙を有効活用することができるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の内部構成を示す概略図で
ある。
【図2】複写機の制御系を示すブロック図である。
【図3】制御系に含まれる制御部を示す機能ブロック図
である。
【図4】複写機によるコピー動作(特に読取りエリア指
定モード及び複写エリア指定モード)を説明するフロー
チャートである。
【図5】読取りエリア指定モードによるコピーを説明す
るための図である。
【図6】複写エリア指定モードによるコピーを説明する
ための図である。
【図7】従来の複写機による変倍コピーを説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 複写機 2 制御系 12 スキャナ 14 プリンタ 20 コンタクトガラス 22 原稿押え 21 操作パネル 24 読取光学系 30 露光部 34 像形成部 42 用紙搬送部 60 制御部 60 読取光学系コントローラ 64 露光部コントローラ 65 像形成部コントローラ 66 用紙搬送部コントローラ 72 読取りエリア指定モードキー 73 複写エリア指定モードキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高岡 俊征 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DB09 DC19 DE07 EA02 EC02 ED06 ED17 EE06 EF09 FA05 FA06 FB12 FD03 GB04 2H107 AB22 5C072 AA05 BA09 HB16 LA03 RA06 XA01 5C076 AA02 AA21 AA22 BA01 BA02 BB31 CA01 CB02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のセット位置に位置決めされた原稿
    に沿って相対的に移動しながら原稿を読取る読取光学系
    と、読取った原稿像を記録紙に形成する像形成手段とを
    備えた複写機において、 原稿像の読取り領域を設定する読取領域設定手段と、 上記読取領域設定手段により設定された読取り領域の原
    稿像が記録紙の画像形成領域内に収まる複写倍率を求め
    る倍率演算手段と、 上記複写倍率で、かつ原稿像が上記画像形成領域に収ま
    るように記録紙に原稿像を形成すべく上記読取光学系お
    よび像形成手段を駆動制御する駆動制御手段とを備えて
    いることを特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】 上記倍率演算手段は、設定された読取り
    領域の原稿像が上記画像形成領域に収まる範囲で最大と
    なるように複写倍率を求めることを特徴とする請求項1
    記載の複写機。
  3. 【請求項3】 上記読取領域設定手段は、原稿像の中央
    部を読取り領域として設定することを特徴とする請求項
    1又は2記載の複写機。
  4. 【請求項4】 所定のセット位置に位置決めされた原稿
    に沿って相対的に移動しながら原稿を読取る読取光学系
    と、読取った原稿像を記録紙に形成する像形成手段とを
    備えた複写機において、 記録紙に対する画像形成領域を設定する画像形成領域設
    定手段と、 原稿像が記録紙の上記画像形成領域に収まるように複写
    倍率を求める複写倍率演算手段と、 上記複写倍率で、かつ原稿像が上記画像形成領域に収ま
    るように記録紙に原稿像を形成すべく上記読取光学系お
    よび像形成手段を駆動制御する駆動制御手段とを備えて
    いることを特徴とする複写機。
  5. 【請求項5】 上記複写倍率演算手段は、原稿像が設定
    された画像形成領域に収まり得る範囲で最大となるよう
    に複写倍率を求めることを特徴とする請求項4記載の複
    写機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011193236A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム

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JP2011193236A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム

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