JP2001136188A - 光ネットワーク用パワースプリッタ - Google Patents
光ネットワーク用パワースプリッタInfo
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Abstract
リッタ、特に、ダブルファイバーリング構造における光
パワースプリッタに関する。 【解決手段】 本発明のネットワーク構造は、一端でパ
ワー信号を受信するように接続され、他端で端点に接続
されると共に、直列的に接続された第一の組のN個のパ
ワースプリッティングセンターを含む。各パワースプリ
ッティングセンターは、サブネットワークと関連する出
力を有し、当該出力は、そのサブネットワークにパワー
信号の一部を伝播する。各パワースプリッティングセン
ターのパワースプリッティング係数を可変とすることに
より、各サブネットワークに伝播されるパワー信号の一
部を可変とすることが可能である。本発明は、特に、ダ
ブルファイバーリング光ネットワークに関連して説明さ
れる。
Description
タに関し、具体的には、これに限定されるわけではない
が、例えば、ネットワーク保護用のダブルファイバーリ
ング構造の光パワースプリッタに関する。
クを展開させるアクセスネットワークにおいて、PRISMA
(モービルアプリケーションのための双方向サービスの
光量子経路指示) 計画によって採用されたような増幅さ
れた受動光ネットワーク (PON) 構造と同様に、ネット
ワークのもっとも頻繁に故障を生じる傾向を有する部分
に対して経路保護を行うことが要求される。状況によっ
ては、経路保護は、十分に高いレベルのシステムの利用
可能性を約束するのに不可欠となる場合もある。
には、システムの故障の主要な原因は、ケーブルの切断
である。ケーブルの切断の頻度がケーブル長に比例する
と仮定した場合、システムの利用可能性を改善する最も
有効な方法は、ネットワークのもっとも長いケーブルセ
クションに経路の冗長性を与えることである。ケーブル
が切断された場合に切り替わる1×2光保護スイッチを
使用して、そのようなセクションには、2つの平行する
経路を設置することができる。そのような保護を行わな
い場合のケーブルの切断に起因するシステムの故障の確
率は、p・L1 に等しく (ここで、pは、単位長さあたり
のケーブル切断の確率であり、L1 は、ケーブルの長さ
である。) 、これに対して、p・L1 は、保護の手順に
従って (p・L1)2について減少する。
は、ダブルリングネットワークの位相により経路に冗長
性を与えることは常識的な慣行であり、ダブルリングネ
ットワークによれば、正常な動作状態において、信号
は、節点の間のリンクを介して1つのリングに沿って時
計回りの方向にOLT (光ライン端点) からONUs
(光ネットワークユニット) まで移送され、同一の経路
に沿って逆のこともまた行われる。リンクの故障の場合
には、他の切り離されていない節点に達するように、信
号は、一方のリングに沿って時計回りの方向にと、他方
のリングに沿って反時計回りの方向にとの両方に (OL
TからONUsまで及び各リング内の同一の経路に沿っ
て逆に) 移送される。両方のリングは、線形バスネット
ワークとして設置され、2つのファイバーは、同一のケ
ーブルシート又は同一のダクトを共有する。保護スイッ
チは、正常な動作時に時計回りの方向に全てのパワーを
伝播させる位置に設置される。 (両方のファイバーをま
たいでケーブルが切断された等の) リンクの故障の場合
には、スイッチは、パワースプリットの位置に設置され
る。各節点からは、例えば、PRISMA's システム
構造において議論されているように、信号は、後続のパ
ワースプリットのステージ及び波長経路指示のステージ
に供給される。
においては、各節点で伝播される光信号のパワーを超え
ては、的確な制御は為されない。そのようなパワーの分
配を制御するいかなる試みも、任意の特定のネットワー
ク内で (例えば、接続不良に起因して) 取り除かれ又は
加えられる節点により生じる節点の数の変動により複雑
化せざるを得ない。本発明の目的は、直列的な方式で配
列される複数の節点にパワー信号が伝播される構成にお
いて、信号のパワーを分配するための改良技術を提供す
ることにある。
うに一端が接続されると共に、他端が端点に接続される
N個の直列的に接続されたパワースプリッティングセン
ターの第一の組を含むネットワーク構造が提供される。
各スプリッティングセンターは、サブネットワークと関
連する出力を有することにより、当該サブネットワーク
にパワー信号の一部を伝播させる。各パワースプリッテ
ィングセンターにおけるパワースプリッティング係数を
可変とすることにより、各サブネットワークに伝播され
るパワー信号の一部分が可変となる。
パワースプリッティング係数は、各サブネットワークに
伝播されるパワー信号の一部を等しくするように決定す
ることが可能である。各パワースプリッティングセンタ
ーにおけるパワースプリッティング係数は、下記のよう
な再帰的な関係式で表現することができる。
グセンターでのパワースプリッテリング係数であり、a
i-1は、i−1番目のパワースプリッティングセンター
とi番目のパワースプリッティングセンターとの間の減
衰損失であり、p N=1 (これは、直列接続での最終の
節点でのものである。) である。
るように一端が接続されると共に、他端が端点に接続さ
れるN個の直列に接続されたパワースプリッティングセ
ンターの第二の組を含むことが可能である。第一の組の
n番目のパワースプリッティングセンターと第二の組の
(N−n+1) 番目のパワースプリッティングセンター
とが関連するように、第二の組の各光スプリッティング
センターは、第一の組の光スプリッティングセンターの
1つに関連付けられ、それによって、2つのパワースプ
リッティングセンターの各対は、共通のサブネットワー
クに接続されるそれぞれの出力を有する。2つの光スプ
リッティングセンターの各対のうちの1つのみが、パワ
ー信号を受信する。
ターにおけるパワースプリッティング係数は、各サブネ
ットワークに伝播されるパワー信号の部分を等しくする
ように決定されることが可能である。
ターでのパワースプリッティング係数は、下記のように
再帰的な関係式により表現される。
リッティングセンターでのパワースプリッティング係数
であり、ai-1 は、第二の組のi−1番目のパワースプ
リッティングセンターとi番目のパワースプリッティン
グセンターとの間の減衰損失であり、qN=1 である。
センターの第一及び第二の組にパワー信号を伝播させる
中央パワースプリッティングセンターをさらに含むこと
が可能である。中央パワースプリッティングセンター
は、パワー信号を受信するための入力と、パワースプリ
ッティングセンターの第一の組にパワー信号を伝播させ
るための第一の出力と、パワースプリッティングセンタ
ーの第二の組にパワー信号を伝播させるための第二の出
力とを有し、中央パワースプリッティングセンターでの
パワースプリッティング係数は、可変である。
ングセンターでの可変のパワースプリッティング係数
は、パワー信号をすべて第一の出力に伝播させるように
決定されることが可能である。
組の直列のリンクに故障が発生した場合には、中央パワ
ースプリッティングセンターでの可変のパワースプリッ
ティング係数は、第一及び第二の出力の両方にパワー信
号の一部を伝播させるように決定されることが可能であ
る。
プリッティングセンターとk+1番目のパワースプリッ
ティングセンターとの間で失われた場合には、第一の組
の最初のk個のパワースプリッティングセンターが、パ
ワー信号の一部を受信することができ、第二の組の最初
のN−k個のパワースプリッティングセンターが、パワ
ー信号の一部を受信することができる。中央パワースプ
リッティングセンターでのパワースプリッティング係数
は、q1/(p1+q1) と表現することができ、ここで、
p1 は、第一の組の最初のパワースプリッテリングセン
ターでのパワースプリッティング係数であり、q1 は、
第二の組の最初のパワースプリッティングセンターでの
パワースプリッティング係数である。
ースプリッティングセンターでのパワースプリッティン
グ係数は、各サブネットワークに伝播されるパワーレベ
ルを等しくするように決定されることが可能である。
パワースプリッティングセンターとなることができる。
ネットワークは、受動光ネットワークを含むことが可能
である。ネットワークは、無線通信システム、同軸ケー
ブルを使用したシステム、よりあわせた銅線対ケーブル
を使用したシステム等のいずれか1つのためのフィーダ
ネットワークを含むことが可能である。
ング構造を含むことが可能であり、パワースプリッテリ
ングセンターの第一の組は、第一のファイバーリングを
含み、パワースプリッテリングセンターの第二の組は、
第二のファイバーリングを提供する。
使用したダブルリング保護構造は、貧ファイバー (fi
bre―lean) ネットワーク構造である。節点ごと
に一定の出力パワーを得るために、従って、モジュール
方式のONU設計を可能とするために、節点ごとのパワ
ースプリット係数は、節点の位置に依存する。本発明に
よる広い範囲で調節可能なスプリット係数を使用してパ
ワースプリッタを展開した場合には、新たな節点の挿入
が容易となり、従って、ネットワークのスケーリングが
可能となる。
より説明されるであろう。本発明は、これに制限される
ものではないが、好適な実施形態を参照することにより
記述されるであろう。以下の記述においては、本発明
は、受動光ネットワーク (PON) に対する保護手順の実
施形態を参照することにより記述される。そのようなPO
Nは、通例、樹形構造を有し、大きなスプリット係数の
対しては、PONは、数個の光パワースプリッティングス
テージを縦続的に有することが可能である。PON構造の
一例が、図1に示されている。
10上にパワーレベルPinを有する光信号を生成し、光
接続110は、第一層目の光パワースプリッティングセ
ンター102に接続されている。光パワースプリッテリ
ングセンターは、ライン102上で信号のパワーを分配
し、各入力ライン118,120,122,124及び1
26上の第二層目の光パワースプリッティングセンター
108,104,112,106及び110の個々の1つ
にパワーの一部を伝播させる。第二層目の光パワースプ
リッティングセンターは、複数の光ネットワークユニッ
ト (ONUs) 114に接続されている複数の光ライン
128の間にそれぞれの入力信号のパワーをさらに分配
する。例えば、第二層目の光パワースプリッテリングセ
ンター108は、3つの光接続128aを介して、3つ
の光ネットワークユニット114aの各々にライン11
8上の信号の光パワーの一部を分配する。
してのみ示されている。図1に図示されるようなネット
ワーク構造を使用して、例えば、無線通信システムのフ
ィーダー構造を実現することが可能である。OLTをシ
ステムの基地局コントローラと関連させることが可能で
あり、各ONUを基地送受信局と関連させることが可能
である。上記の構造においては、信号は、ONUs11
4からOLT100への方向にさらに分配される。
障時 (例えばファイバーの破断時)に、光ライン端末
(OLTs) 100から光ネットワークユニット (ON
Us)114への通信を保護するためのバックアップが
存在しないことである。
T100から第二のスプリッティングステージまでのラ
インにおいて、両方のファイバーリングに沿ってパワー
タップを有するダブルファイバーリングにより上記のバ
ックアップを提供することが可能である。上記のダブル
ファイバーリング構造の一例が、図2に関連して記述さ
れる。
ーレベルを有する光信号をライン110上に生成するよ
うに接続されている。この信号は、主光パワースプリッ
ティングセンター250に伝播され、主光パワースプリ
ッティングセンター250は、ライン252及び254
への2つの出力の間でライン110からの入力における
パワーを分配する。主光スプリッティングセンター25
0が光接続252及び254にパワーを伝播させる方法
は、以下でさらに記述される。
ター202,208,214,220,228,234及び
240は、 `時計回りのリング' を形成するように光接
続252と短点258との間で直列に接続される。直列
接続中の第一の光パワースプリッティングセンター20
2は、入力としてライン252上の信号を受信する。第
一の組のその他の光パワースプリッティングセンターの
各々は、入力として、直列接続中の前の光パワースプリ
ッティングセンターの第一の出力を受信する。最後の光
パワースプリッティングセンター240は、端点258
に接続された第一の出力を備える。光パワースプリッテ
ィングセンターの各々は、その光パワースプリッティン
グセンターに接続されたサブネットワークにライン25
2上の信号の光パワーの一部を伝播させるための光接続
に接続された第二の出力を備える。
グセンター220は、より遠方の光パワースプリッティ
ングセンター260にライン268上の信号のパワーを
伝播させるように接続された第二の出力を備える。光パ
ワースプリッティングセンター260は、信号ライン2
64aを介して、複数のONUs266aの各々にライ
ン268上の信号の光パワーの一部を伝播させる。同様
にして、光パワースプリッティングセンター228は、
より遠方の光パワースプリッティングセンター262に
信号ライン272上のパワーを伝播させるように接続さ
れる第二の出力を備える。光パワースプリッティングセ
ンター262は、信号ライン264bを介して、複数の
ONUsの各々にライン272上の信号の光パワーの一
部を伝播させる。
ター238,232,226,222,216,210及び
204は、光接続254と端点256との間で直列に接
続されている。直列接続中の第一の光パワースプリッテ
ィングセンター238は、入力として、ライン254上
の信号を受信する。第二の組のその他の光パワースプリ
ッティングセンターの各々は、入力として、直列接続中
の前の光パワースプリッティングセンターの第一の出力
を受信する。最後の光パワースプリッティングセンター
204は、端点256に接続された第一の出力を備え
る。
ワースプリッティングセンターの各々は、その光パワー
スプリッティングセンターに接続されたサブネットワー
クにライン254上の信号の光パワーの一部を伝播させ
るための光接続に接続された第二の出力を備える。
ターの各1つは、第一の組の光パワースプリッティング
センターの1つと関連させられ、対を成すので、第一及
び第二の組のパワースプリッティングセンターの数は等
しい。従って、センター202及び204は、対206
を成し、センター208及び210は、対212を成
し、センター214及び216は、対218を成し、セ
ンター220及び222は、対224を成し、センター
226及び228は、対230を成し、センター232
及び234は、対236を成し、センター238及び2
40は、対242を成す。
ターが存在する一般的な場合には、第一の組のn番目
(ここでは、n=1…N) のパワースプリッティングセ
ンターは、第二の組の (N−n+1) 番目のパワースプ
リッティングセンターと関連している。従って、N=7
の図2の例においては、第一の組の3番目のパワースプ
リッティングセンター214は、第二の組の5番目のパ
ワースプリッティングセンター216と関連する。
グセンターの各々は、各対が同一のサブネットワークと
関連するように関連し、従って、そのサブネットワーク
は、その対についての共通のサブネットワークと呼ばれ
る。
ィングセンター222は、第一の組の光スプリッティン
グセンター220と対になり、より遠方の光スプリッテ
ィングセンター260に信号ライン270上のパワーを
伝播させるように接続された第二の出力を備える。光ス
プリッティングセンター260は、信号ライン264a
を介して複数のONUs266aの各々にライン270
上の信号の光パワーの一部を伝播させる。同様にして、
第二の組の光スプリッティングセンター226は、第一
の組の光スプリッティングセンター228と対になり、
より遠方の光スプリッティングセンター262に信号ラ
イン274上のパワーを伝播させるように接続された第
二の出力を備える。光スプリッティングセンター262
は、信号ライン264bを介して複数のONUs266
bの各々にライン272上の信号の光パワーの一部を伝
播させる。
ている光パワースプリッティングセンターのうちの1つ
のみが信号のパワーの一部を受信し、そしてそれぞれの
共通のサブネットワークに分配するように、図2のダブ
ルファイバーリング構造は制御される。
常な動作状態において、信号ライン110上の全ての光
パワーは、信号ライン252に伝播され、第一の組の光
パワースプリッティングセンターは、専ら、そのスプリ
ッティングセンターに関連するサブネットワークにパワ
ーを伝播させる。従って、第二の組の光パワースプリッ
ティングセンターは、余剰なものとなっている。
ターの直列接続ライン内で故障が発生した場合、第二の
組が動作状態に入る。図2において、第一の組の4番目
の光パワースプリッティングセンター220と5番目の
光パワースプリッティングセンター228との間で接続
の故障が発生したと仮定する。この場合には、もはや、
ライン252上のパワー信号を光パワースプリッティン
グセンター228,234及び242に伝播させること
は不可能となる。
ングセンター250は、ライン252と254との両方
にライン110上のパワー信号を伝播させる。光パワー
スプリッティングセンターの対206,212,218及
び224と関連するサブネットワークは、第一の組の光
パワースプリッティングセンター202,208,214
及び220によって取り扱われる。光パワースプリッテ
ィングセンターの対242,236及び230と関連す
るサブネットワークは、第二の組の光パワースプリッテ
ィングセンター238,232及び226によって取り
扱われる。
有利に応用することができるが、本発明の応用は、より
一般的である。本発明の一般的な原理は、第一に、図3
に示されている例を参照することにより説明され、図2
のダブルファイバーリング構造に関するより特定された
応用の可能性が検討されるであろう。
いるM個の光パワースプリッティングセンター300乃
至308が示されている。本発明は、光パワースプリッ
ティングセンターに関して説明されているが、そのよう
な応用に限定されることはなく、光通信以外の応用にも
使用することが可能である。
300は、ライン310上のパワーレベルPinを有する
光信号を受信する。光パワースプリッティングセンター
は、第一の出力ライン312上で直列に接続されている
次の光パワースプリッティングセンター302に当該入
力パワーの一部を伝播させ、第二の出力ライン上に入力
パワーの一部を伝播させる。第二の光パワースプリッテ
ィングセンター302は、ライン312上の第一のパワ
ースプリッティングセンター300からの信号を受信
し、その信号は、接続312内の減衰損失に起因して係
数αlによって減衰させられたパワーレベルを有する。
第二の及びさらに後続のパワースプリッティングセンタ
ーは、入力パワーを受信し、そして第一のパワースプリ
ッティングセンターと同様の方法で、すなわち第一の出
力と第二の出力との間で入力パワーを分配する。第一の
出力の各々は、直列接続内の次の光パワースプリッティ
ングセンターに入力パワーを伝播させる。第二の出力の
各々は、例えば、図2を参照して上述されたようにサブ
ネットワークに入力を伝播させる。従って、パワースプ
リッティングセンター302,304及び306は、各
々、第一の出力314,316及び320を備え、第二
の出力324,326及び328を備える。最後のパワ
ースプリッティングセンターは、その他のパワースプリ
ッティングセンターの第二の出力に対応する出力を1つ
のみ備える。
各々は、パワースプリッティング係数pi (i=1…M)
を有する。パワースプリッティング係数は、第二の出
力に伝播される入力パワーの一部を決定する。好適な実
施例においては、第二の出力の各々は、図2に関連して
検討されたようにサブネットワークに接続される。
ングセンター300乃至308のパワースプリッティン
グ係数を可変とすることにより、各スプリッティングセ
ンターにより第二の出力に伝播される出力パワーを可変
としている。特に好適な実施例において、パワースプリ
ッティング係数を可変とすることにより、各パワースプ
リッティングセンターが第二の出力に等しい出力パワー
レベルPOを供給することを確実にすることが可能であ
る。
の間で等しくなるような方法で節点光パワースプリット
係数を設定することによって、モジュール方式の設計を
可能とすることは、本発明の利点である。従って、各節
点iにおけるパワースプリット係数piは、バスに供給
される入力パワーPinに対して一定の出力パワーPOを
生じるように決定される必要がある。
での出力パワー; pi =i番目の光パワースプリッティングセンターのパ
ワースプリッティング係数; αi =i番目の光パワースプリッティングセンターの超
過損失+i番目のパワースプリッティングセンターと
(i+1) 番目のパワースプリッティングセンターとの
間の減衰損失 (i=1… (M−1) ) 上記の表現から以下の式が導かれる。
いては全ての残りのパワーがタップされて取り出されな
ければならないこととから、以下の再帰的な関係式が定
義される。
な応用が検討されるであろう。
に、光信号は、2つのファイバーリングのうちの1つを
介して、例えば、第一の組の光スプリッティングセンタ
ーにより形成されるリングを介して流れる (すなわち、
外側のリングにおいては、OLTからONUsへの信号
は、時計回りの方向に流れ、ONUsからOLTへの信
号は、逆方向に流れる。) 。主パワースプリッティング
センター250は、パワースプリッティング係数p0に
より、2つの出力の間で光信号を分配する。第一の組の
光パワースプリッティングセンターの各々は、パワース
プリッティング係数pkを有し、第二の組の光パワース
プリッティングセンターの各々は、それぞれのパワース
プリッティング係数qN-k+1を有する。ここで、k=1
…Nである。
は、p0Pin の値を有し、出力ライン254に伝播され
る光パワーは、 (1−p0)Pin の値を有する。
スプリッティング係数は、正常な動作状態においては、
p0=1に設定される。換言すれば、信号ライン110
上の全ての光パワーは、出力ライン252上の外側の動
作リングに伝播される。従って、ライン252上に伝播
される光パワーは、Pinである。
のように、ライン110上の信号のパワーの少なくとも
一部が、予備のリング、すなわち第二の組のパワースプ
リッティングセンターにより形成されるリングに伝播さ
れる (すなわち、内側のリングにおいては、OLTから
ONUsへの信号は、反時計回りの方向に流れ、ONU
sからOLTへの信号は、逆方向に流れる。) 。第一の
組のパワースプリッティングセンターのタップ節点k及
びk+1を含むパワースプリッティングセンターの対2
24と230との間で破断が発生した場合、タップ係数
p0,外側のリングのタップ係数pi及び内側のリングの
タップ係数qiは調整され、そして各サブネットワーク
への各タップに一定の出力パワーPOを伝播させる。こ
のことには、外側のリングのp1 からpkまでのパワー
タップ係数を有するタップ結合器と内側のリングのq1
からqN-kまでのパワータップ係数を有するタップ結合
器とが関わっている。PO=c・p0・Pin・p1=c・(1−
p0)・Pin・q1であるので、中央パワースプリッティン
グセンター250のタップ係数p0は、以下のように設
定される必要がある。
から第一のタップまでの共通ファイバーリンク損失を表
す。係数p1 及びq1 は、 (第一の組の光パワースプリ
ッティングセンターのタップ係数を決定するために) M
=kと、及び (第二の組の光パワースプリッティングセ
ンターのタップ係数を決定するために) M=N−kとそ
れぞれ設定することにより、タップ係数に関しての再帰
的な式に従うこととなる。
テムのタップ係数又はパワースプリット係数pi につい
て計算が行われている。その結果は、表1に示されてい
る。節転換のリンク損失は、全て1.5dBに等しいと
仮定され、節点間の減衰損失係数 (αi) を0.7079
46と仮定している。
タップは、N=10についての列の値に従って決定さ
れ、スプリッターp0は、p0=1に設定される。各節点
でタップされたパワーは、c・Pin・p1・p0=c・Pin・
0.013である。
生している場合、外側のリングは、N=4についての列
の値に従って決定されたタップ係数を有し、内側のリン
グは、N=6についての列の値に従って決定されたタッ
プ係数を有する。スプリッターp0 は、p0=0.300
379 に設定される。 (外側のみならず内側のリング
の) 各節点でタップされたパワーは、一定となり、c・
Pin・p1・p0=c・Pin・0.041568によって与え
られる。
している場合、各節点でタップされる一定のパワーは、
図4に示されるようにkに依存する。本発明によるパワ
ースプリッティング技術を使用する場合に、図4は、ケ
ーブル破断の位置 (x軸) の関数として入力パワーPin
のタップされた部分 (y軸) の依存性を示す。
にプロットされる。図5は、 (x軸上の) 節点番号iに
対する (y軸上の) タップ係数piの点を示す。曲線4
00は、N=10の場合の表1のプロットの結果を示
し、曲線402は、N=6の場合の表1のプロットの結
果を示し、曲線404は、N=4の場合の表1のプロッ
トの結果を示す。比較のために、図6においては、一定
のパワータップ部分pを有する線形バスについて結果を
プロットしている。ここで再び、節点間のファイバーリ
ンク損失が1.5dBであると仮定する。曲線500
は、0.05である一定のパワースプリット係数につい
ての結果を示し、曲線502は、0.15である一定の
パワースプリット係数についての結果を示し、曲線50
4は、0.1である一定のパワースプリット係数につい
ての結果を示す。N=10の節点のシステムにおいて
は、節点ごとにタップされたパワーの間で概ね20dB
の変動がある一方で、提案されている可変タップ結合器
構造においては、変動はない。
いて節点kの後ろでケーブルの破断が生じた場合には、
節点ごとにタップされるパワーは一定に保たれるが、図
4に示されているようにkに依存する。N=10につい
ては、タップされるパワーは、5.3dBよりも小さく
変動し、一定のパワータップ部分pを有する節点を備え
るシステム内で生じるであろうものよりも大幅に小さ
い。
の結果は、この後に検討される。図7は、PRISMA
環境の一例を示す。蜂の巣状にされている六角形のセル
構造のPRISMAの通信可能な領域を仮定する。
有し、節点600は、ダブルファイバーリング構造の基
地局のサブネットワークを提供する。ダブルファイバー
リング構造は、中央セルの節点600までの光接続60
6を介して基地局コントローラ608によって与えられ
る。従って、図7のダブルファイバーリング構造の接続
は、図2の接続と同様である。
01個の基地局を擁する領域全体の典型的な直径は、1
5kmである。各マクロセル内の中央節点を接続するよう
にダブルファイバーリングを設置する場合、節点間で
3.6kmの長さのファイバーリンクを必要とする。λ=
1.54μmでの設置されているファイバーの損失が0.
5dB/kmであるとした場合、全てのiについてαi=
0.661となる。従って、リンク損失が無視できる場
合にはα=1であり、9.6kmのリンクの長さについて
はα=0.330であると下記の表2に列記されている
ように、7個の節点を有するシステムについての節点ご
とのパワースプリット係数piを計算することが可能で
ある。α=0.661に対して、スプリット係数は、第
一の節点について3%の間で変化し、最後の節点につい
ては、100%の間で変化する。リンク損失の増加に対
しては、変動の範囲は相当に大きくなる。
造に関して記述されてきたが、そのように限定されるも
のではない。また、本発明は、光パワースプリッタを使
用するネットワークに限定されるものではない。本発明
の原理は、任意のパワースプリッタに応用可能である。
上述の好適な実施例においては、パワースプリッタでの
可変パワー制御は、各パワースプリッタの節点において
一様な出力パワーを得るために使用されるが、各節点で
の出力パワーを異なったものにするために可変のパワー
スプリッティング係数を使用してもよい。このことは、
異なる節点に支えられるサブネットワークのサイズが変
化する場所においては特に有利に働くであろう。従っ
て、これらのサブネットワークに供給されるパワーを変
化させ、そして変動する負荷を取り扱うことが可能であ
る。
用して実現される。図8は、図2のダブルファイバーリ
ング構造等の光学的な応用についての可変のパワースプ
リッタの1つの可能な実施形態を示す。
800を示し、DOS800は、2つの出力ポート80
4及び806の各々に入力ポート802上の入力パワー
Pinのある部分を誘導する。DOS800は、2つの電
極808及び810を含み、2つの電極は、それぞれ、
出力ポート804及び806に入力ポート802上の光
パワーの一部を伝播させる。電極808及び810は、
制御ライン812及び814上にそれぞれ印加される電
圧V1 及びV2 によって制御される。電極808及び8
10により2つの出力ポート804及び806に伝播さ
れる入力パワーPinのpの部分及び (1−p) の部分
は、印加される電圧V1 及びV2 に依存する。DOS
は、2つの出力ポート上の出力パワーに寄与する固有の
超過損失係数εを有する。従って、ポート804の出力
パワーは、p・ε・Pinであり、ポート806の出力パワ
ーは、 (1−p)・ε・Pinである。
の実現方法は、当業者にとっては自明のことであろう。
例えば、代替的に、マッハツェンダー干渉計構造を使用
することも可能である。
形態は、図2に示されるようなダブルファイバーリング
構造に限定されるわけではない。図3に示されるように
パワースプリッタが直列的に接続されると共に一般的に
入力を供給される任意の環境に本発明を応用することも
可能である。
発明の方法により制御される可変光パワースプリッタを
使用して実現することができると共に、双方向で動作さ
れる単一ファイバーリングを使用した実施形態である。
1つのリングのみ、例えば、外側のリングのみを備える
という点と、短点258で終端される代わりに、最後の
パワースプリッティングセンターが中央パワースプリッ
ティングセンター250に接続されている第一の出力を
有するという点とにおいて、上記計画は、図2に示され
るダブルファイバーリング構造とは実際上異なる。
及び反時計回りの方向) から入力される光についてパワ
ースプリッティングセンター202,208,214,2
20,228,234及び240を動作させる必要があ
る。これらのパワースプリッティングセンターは、上記
で検討されたディジタル光スイッチを使用して伝統的な
手法で実現可能である。
造との比較では、単一ファイバー構造は、反射光に対し
てより無防備であり、従って、 (コネクタやスプライス
のように) 光ファイバの接合点においてより大きな反射
減衰係数を必要とする。本発明を利用可能な種々の他の
構造は、当業者には自明のことであろう。
層構造を示す。
ァイバーリング構造を示す。
パワースプリッタの直列的な組を示す。
用するダブルファイバーリング構造においてケーブルの
破断が発生した場合に、入力パワーのタップされた部分
の結果を示す。
組におけるパワースプリッタごとのタップ係数を示す。
て得られる結果を示す。
画に採用されたのと同様なシステム構造を示す。
す。
Claims (16)
- 【請求項1】 一端でパワー信号を受信するように接続
され、他端で端点に接続されると共に、直列的に接続さ
れた第一の組のN個のパワースプリッティングセンター
を含むネットワーク構造において、各スプリッティング
センターは、サブネットワークと関連する出力を有し、
該出力は、該サブネットワークにパワー信号の一部を伝
播させ、各パワースプリッティングセンターのパワース
プリッティング係数を可変にすることによって、各サブ
ネットワークに伝播される該パワー信号の一部を可変と
することを特徴とするネットワーク構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載のネットワーク構造にお
いて、各パワースプリッティングセンターの該パワース
プリッティング係数を使用して、各サブネットワークに
伝播される該パワー信号の一部を等しくすることを特徴
とするネットワーク構造。 - 【請求項3】 請求項2に記載のネットワーク構造にお
いて、各パワースプリッティングセンターの該パワース
プリッティング係数が、以下の再帰的な関係式により表
現され、 【数1】 pi-1 は、i−1番目のパワースプリッティングセンタ
ーのパワースプリッティング係数を示し、ai-1は、i
−1番目のパワースプリッティングセンターとi番目の
パワースプリッティングセンターとの間の減衰損失を示
すネットワーク構造。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
ネットワーク構造において、該ネットワーク構造は、一
端で該パワー信号を受信するように接続され、他端で端
点に接続されると共に、直列的に接続された第二の組の
N個のパワースプリッティングセンターを含み、該第一
の組のn番目のパワースプリッティングセンターが該第
二の組の (N−n+1) 番目のパワースプリッティング
センターと関連するように、該第二の組の光スプリッテ
ィングセンターの各々は、該第一の組の光スプリッティ
ングセンターの1つと関連させられ、パワースプリッテ
ィングセンターの該各対は、共通のサブネットワークに
接続されたそれぞれの出力を有し、;パワースプリッテ
ィングセンターの各対の1つが、該パワー信号を受信す
るネットワーク構造。 - 【請求項5】 請求項4に記載のネットワーク構造にお
いて、該第二の組の各パワースプリッティングセンター
の該パワースプリッティング係数を使用して、各サブネ
ットワークに伝播される該パワー信号の一部を等しくす
るネットワーク構造。 - 【請求項6】 請求項5に記載のネットワーク構造にお
いて、該第二の組の各パワースプリッティングセンター
の該パワースプリッティング係数が、以下の再帰的な関
係式によって表現され、 【数2】 qi-1 は、該第二の組のi−1番目のパワースプリッテ
ィングセンターのパワースプリッティング係数を示し、
ai-1 は、該第二の組のi−1番目のパワースプリッテ
ィングセンターとi番目のパワースプリッティングセン
ターとの間の減衰損失を示すネットワーク構造。 - 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の
ネットワークにおいて、該ネットワークは、該第一及び
該第二の組のパワースプリッティングセンターに該パワ
ー信号を伝播させる中央パワースプリッティングセンタ
ーをさらに含み、該中央パワースプリッティングセンタ
ーは、該パワー信号を受信する入力と、該第一の組に該
パワー信号を伝播させる第一の出力と、該第二の組にパ
ワー信号を伝播させる第二の出力とを有し、該中央パワ
ースプリッティングセンターは、可変のパワースプリッ
ティング係数を有するネットワーク。 - 【請求項8】 請求項7に記載のネットワークにおい
て、正常な動作状態において、該第一の出力に該パワー
信号の全てを伝播させるように、該中央パワースプリッ
ティングセンターの可変の該パワースプリッティング係
数が設定されるネットワーク。 - 【請求項9】 請求項7に記載のネットワークにおい
て、該第一の組のパワースプリッティングセンターの直
列リンク内で故障が発生した場合に、該第一の出力と第
二の出力との両方に該パワー信号の一部を伝播させるよ
うに、該中央パワースプリッティングセンターの可変の
該パワースプリッティング係数が設定されるネットワー
ク。 - 【請求項10】 請求項9に記載のネットワークにおい
て、該直列接続が、該第一の組のk番目のパワースプリ
ッティングセンターとk+1番目のパワースプリッティ
ングセンターとの間で失われた場合に、該第一の組の最
初のk個のパワースプリッティングセンターが、該パワ
ー信号の一部を受信し、該第二の組の最初のN−k個の
パワースプリッティングセンターが、該パワー信号の一
部を受信するネットワーク。 - 【請求項11】 請求項9又は10に記載のネットワー
クにおいて、該中央パワースプリッティングセンターの
該パワースプリッティング係数が、q1/(p 1+q1)
で与えられ、p1 は、該第一の組の最初のパワースプリ
ッティングセンターのパワースプリッティング係数を示
し、q1 は、該第二の組の最初のパワースプリッティン
グセンターのパワースプリッティング係数を示すネット
ワーク。 - 【請求項12】 請求項11に記載のネットワークにお
いて、該第一及び第二の組の活性化されている各パワー
スプリッティングセンターのパワースプリッティング係
数が、各サブネットワークに伝播される該パワーのレベ
ルを等しくするように設定されるネットワーク。 - 【請求項13】 先行するいずれかの請求項に記載のネ
ットワークにおいて、各パワースプリッティングセンタ
ーが、光パワースプリッティングセンターであるネット
ワーク。 - 【請求項14】 先行するいずれかの請求項に記載のネ
ットワークにおいて、該ネットワークが受動光ネットワ
ークを含むネットワーク。 - 【請求項15】 先行するいずれかの請求項に記載のネ
ットワークにおいて、該ネットワークが無線通信システ
ム用のフィーダネットワークを含むネットワーク。 - 【請求項16】 請求項4乃至15のいずれか1項に記
載のネットワークにおいて、該ネットワーク構造が、ダ
ブルファイバーリング構造を含み、該第一の組のパワー
スプリッティングセンターが、第一のファイバーリング
を形成し、該第二の組のパワースプリッティングセンタ
ーが、第二のファイバーリングを形成するネットワー
ク。
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