JP2001148662A - 光ネットワーク - Google Patents

光ネットワーク

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JP2001148662A
JP2001148662A JP32937799A JP32937799A JP2001148662A JP 2001148662 A JP2001148662 A JP 2001148662A JP 32937799 A JP32937799 A JP 32937799A JP 32937799 A JP32937799 A JP 32937799A JP 2001148662 A JP2001148662 A JP 2001148662A
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optical fiber
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signal
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Ichiro Seto
一郎 瀬戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の子局を光ファイバで親局と接続する光
ネットワークにおいて、予備の光ファイバ配線を確立
し、信頼性及び保守性が高い光ネットワークを提供す
る。 【解決手段】 複数の子局と親局は、光ファイバで接続
されており、親局から各子局への下り光信号は、副搬送
波多重信号である光ネットワークであり、親局から複数
の各子局に接続される光ファイバは、第1の光分岐手段
で、N(N≧2)本の光ファイバに接続され、該N本の
光ファイバは、それぞれ第2の光分岐手段でさらにM本
(M≧2)の光ファイバに接続され、該各子局は、異な
る第2の光分岐手段からの2本の光ファイバで該親局と
接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを介し
て、複数の子局を親局と接続する光ネットワークに係わ
り、信頼性及び保守性が高い光ネットワークに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やITS(Intellige
nce Transport System)に代表さ
れる移動通信の無線基地局(子局)を光ファイバで親局
に収容する技術が注目されている。光ファイバに無線信
号をそのまま光伝送させる技術により、変復調器及び制
御器等は親局に一括収容し、子局の構成を簡単化して小
型化する。そのため、多数の子局を道路沿い、地下街、
トンネル等に配置することが可能となる。親局の複数の
子局を接続する光ネットワークには、各種方法がある
が、代表的なものにバス型とスター型がある。このバス
型、スター型のようなパッシブ光多重伝送技術、及び親
局と各子局間で送受信する情報信号に副搬送波多重技術
を用いると、親局では、一対の送受信器で、各子局との
通信を一括して行えるため、システム規模全体の構成が
簡素化し、低コストに構築できる。
【0003】バス型光ネットワークは、親局と複数の子
局間において、1本の主経路の光ファイバで、情報信号
を収容及び配信する。但し、合波・分波するための光分
岐器(光カプラ)を連続接続する必要がある。この光カ
プラによる損失が蓄積されるため、各子局に対する光伝
送路の伝搬損失が大きくばらついてしまう。親局及び子
局において受信する際、送信されてくる各光信号の光パ
ワーが均一になることが、雑音特性上望ましい。各子局
と親局間の伝搬損失を均一にするためには、光カプラの
分岐比を選択したり、各子局への光伝送路にアッテネー
タを挿入していた。しかし、個別の子局に対する光パワ
ーレベルの調整は、光ネットワークの構成を複雑にして
しまう。
【0004】一方、スター型光ネットワークは、親局と
各子局を接続する光伝送路における損失は、スター型光
カプラの損失だけである。親局と各子局の光伝送路長に
より損失差は発生するが、子局間距離が数km以下であ
れば、光分岐損失に比べて十分小さく、伝搬損失はほぼ
均一と考えてよい。また、スター型は光カプラの連続接
続による損失蓄積がないため、伝搬損失がバス型より小
さい。よって、伝搬損失からみると、複数の子局を収容
するには、スター型が優れている。
【0005】光ネットワークにおいて重要なことは、予
備の光伝送路の構築である。予備の光伝送路がないと、
光伝送路に障害が発生した場合に、子局が親局から孤立
し、通信サービスが途絶えて信頼性が保てない。信頼性
及び保守性が高い光ネットワークを提供するためにも、
親局と各子局間は、主線系と予備系の2系統以上の光伝
送路で接続する必要がある。通常、予備系光伝送路の構
築には、光ファイバを二重化する。光ファイバが二重化
された光ネットワークでは、光ファイバのある箇所で障
害が発生した場合、予備系の光ファイバを使用する。そ
の合間に、障害箇所を修復することで、光ネットワーク
の信頼性を高く保つことができる。スター型光ネットワ
ークに対しても、光ファイバの二重化は必要となる。し
かし、スター型光ネットワークは、一つの子局に対して
一本の光ファイバを割り当てているため、バス型に比べ
て、敷設される光ファイバの本数が多い欠点がある。図
12に、スター型光ネットワークの光ファイバ二重化に
よる光伝送路構成を示す。収容する子局数が多いと、主
線系の光ファイバと予備系の光ファイバの本数がかさば
り、光ネットワークの構成規模を非常に大きくしてしま
う問題が発生する。さらに、既設されている光ファイバ
を借りる場合は、光ファイバの本数に応じた賃貸費用が
大きく膨らむ等の問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、複数の
子局と親局を接続する副搬送波多重光ネットワークにお
いて、スター型は、各子局間の距離差が数km以下であ
れば、親局から各子局までの光伝送路損失は、分岐損失
が支配的なため、親局の各子局間の光伝送路損失に応じ
て、光パワーを調整することなく、各子局の全ての構成
を同一とできる利点をもつ。しかし、各子局に光ファイ
バが1本割り当てられるため、使用する光ファイバの本
数が多い。断線等の障害に対しての信頼性及び保守性を
高めるため、光ファイバの二重化により予備の光伝送路
を確保すると、光ファイバの使用本数が飛躍的に多くな
り、光ネットワークの構成規模を大きくしてしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1の発明に係わる光
ネットワークは、複数の子局と親局は、光ファイバで接
続されており、該親局から該複数の子局への下り光信号
は副搬送波多重信号である光ネットワークであり、該親
局からの光ファイバは、第1の光分岐手段で、N(N≧
2)本の光ファイバに接続され、該N本の光ファイバ
は、それぞれ第2の光分岐手段でさらにM本(M≧2)
の光ファイバに接続され、該各子局は、異なる第2の光
分岐手段を介した2つの経路の光ファイバで親局と接続
されていることを特徴とする。
【0008】本発明によれば、光伝送路中の異なる光分
岐手段を子局間で共有しあう簡素な構成で、親局と子局
間の光伝送路を二重化することが可能となる。特に、保
守等の面で、多分岐光分岐器を親局に備える必要がある
光ネットワークでは、伝送路中に使用するファイバ本数
を、大幅に削減することができる。そのため、光ネット
ワークの構成規模を二重化よりも小さくし、ある光ファ
イバに障害が発生した場合においても通信サービスが確
保できる信頼性及び保守性が高い光ネットワークを提供
できる。
【0009】本第2の発明に係わる光ネットワークは、
複数の子局と親局は、光ファイバで接続されており、該
複数の子局から該親局への上り光信号は、副搬送波多重
信号である光ネットワークであり、該各子局は異なる2
つの光ファイバを備え、該異なる2つの光ファイバは、
それぞれ異なる第1の合波手段で他子局からの光ファイ
バと合波接続され、該異なる第1の合波手段からの出力
である2つの光ファイバは、第2の合波手段で合波接続
されて、該第2の合波手段からの出力である光ファイバ
が親局に接続されていることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、光伝送路中の異なる光合
波手段を子局間で共有しあう簡素な構成で、親局と子局
間の光伝送路を二重化することが可能となる。特に、保
守等の面で、スター型光合波器を親局に備える必要があ
る光ネットワークでは、伝送路中に使用するファイバ本
数を、大幅に削減することができる。そのため、光ネッ
トワークの構成規模を二重化よりも小さくし、ある光フ
ァイバに障害が発生した場合においても通信サービスが
確保できる信頼性及び保守性が高い光ネットワークを提
供できる。
【0011】本第3の発明に係わる光ネットワークは、
複数の子局と親局は、光ファイバで接続されており、該
親局から複数の子局への下り光信号は、副搬送波多重信
号である光ネットワークであり、該親局は、同一の下り
光信号を送信する異なる複数の光ファイバを備え、該複
数の光ファイバは、物理的に異なる2つ以上の光ファイ
バケーブルに分けられて収容されており、該異なる光フ
ァイバは、異なる光分岐手段により複数の光ファイバに
接続され、該各子局は、異なる光ファイバケーブル内の
該異なる光分岐手段からの2つの経路の光ファイバで該
親局と接続されていることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、各子局は、物理的に異な
る光ファイバケーブルから主線系と予備系の光ファイバ
伝送路を確保できる。そのため、一方の光ファイバケー
ブルに障害が発生した場合においても、他光ファイバケ
ーブルからの予備系光伝送路が確保できる。つまり、光
ファイバ及び光ファイバケーブルの両者の障害に対し
て、予備系の光伝送路が確保できることになり、信頼性
及び保守性がより高い光ネットワークを提供できる。
【0013】本第4の発明に係わる光ネットワークは、
第1の発明に係わる光ネットワークであり、該第1の光
分岐手段は、該親局内に備えられ、該第1の光分岐手段
からの複数の光ファイバは、物理的に異なる2つ以上の
光ファイバケーブルに分けられて収容されており、該各
子局に接続する2つの該第2の光分岐手段は、異なる光
ファイバケーブルに備えられていることを特徴とする。
【0014】本発明によれば、スター型光ネットワーク
において、親局内に光分岐器をさらに一つ備える簡易な
構成で、各子局に、物理的に異なる光ファイバケーブル
から主線系と予備系の光ファイバ伝送路を提供できる。
そのため、一方の光ファイバケーブルに障害が発生した
場合においても、他光ファイバケーブルからの予備系光
伝送路が確保し、信頼性及び保守性がより高い光ネット
ワークを提供が可能である。
【0015】本第5の発明に係わる光ネットワークは、
複数の子局と親局は、光ファイバで接続されており、該
親局から該各子局への下り光信号は、副搬送波多重信号
である光ネットワークであり、該親局は、同一の下り光
信号を送信する異なる複数の光ファイバを備え、該異な
る光ファイバは、それぞれ異なる光分岐手段により複数
の光ファイバに接続されており、任意の該子局は、該異
なる2つの光分岐手段からの光ファイバと接続されてお
り、該異なる2つの光分岐手段は、同一の光ファイバケ
ーブルに備えられており、該2つの光分岐手段に入力さ
れる光信号は、該光ファイバケーブル内において、異な
る方向から伝送されてくることを特徴とする。
【0016】本発明によれば、親局において、光ファイ
バケーブルをリング型に接続して双方向伝送し、子局側
に対して主線系と予備系の光ファイバ伝送路を確保す
る。敷設する光ファイバケーブルが一本であることによ
り、光ファイバケーブルと子局を接続する箇所を最小化
でき、光ネットワークの構成が簡易化される。そして、
光ファイバケーブルに障害が発生した場合においても、
他方向から伝送されてくる光ファイバケーブルからの予
備系光伝送路が確保でき、信頼性及び保守性がより高い
光ネットワークを提供できる。
【0017】本第6の発明に係わる光ネットワークは、
本第1の発明に係わる光ネットワークであり、任意の該
子局に接続されている該2つの第2の光分岐手段は、同
一の光ファイバケーブルに備えられており、該2つの第
2の光分岐手段に入力される光信号は、該光ファイバケ
ーブル内において、異なる方向から伝送されてくること
を特徴とする。
【0018】本発明によれば、親局内に光分岐器を一つ
備えて、一つの光ファイバケーブルをリング型に接続し
て、双方向伝送することで、主線系と予備系の光ファイ
バ伝送路を確保する。敷設する光ファイバケーブルが一
本であることにより、光ファイバケーブルと子局を接続
する箇所を最小化でき、光ネットワークの構成が簡易化
される。そして、光ファイバケーブルに障害が発生した
場合においても、他方向から伝送されてくる光ファイバ
ケーブルからの予備系光伝送路が確保でき、信頼性及び
保守性がより高い光ネットワークを提供できる。
【0019】本第7の発明に係わる光ネットワークは、
本第1及び第4及び第6の発明に係わる光ネットワーク
であり、該第1の光分岐手段は、入力光信号を等しい光
パワーをもつN本の出力光信号に分岐する光分岐器であ
り、該第2の光分岐手段は、入力光信号を等しい光パワ
ーをもつM本の出力光信号に分岐する光分岐器であるこ
とを特徴とする。
【0020】親局からの光伝送路差による損失は、分岐
による損失に比べて支配的ではない。本発明による第1
及び第2の光分岐器の分岐パワー比を等しくすること
で、親局と各子局間の光伝送路損失はほぼ等しくなり、
副搬送波多重信号の受信雑音特性を良好に保つために、
各子局に応じた光パワーの調整を行う必要がない。その
ため、各子局の構成を均一化して、光ネットワークの全
体の構成を簡素化することができ、低コスト化がはかれ
る。
【0021】本第8の発明に係わる光ネットワークは、
本第2の発明に係わる光ネットワークであり、該異なる
第1の光合波手段は、それぞれ物理的に異なる2つ以上
の光ファイバケーブルに分けられて収容されており、該
異なる2つ以上の光ファイバケーブルは親局に接続さ
れ、該第2の光合波手段は、該親局内に備えられている
ことを特徴とする。
【0022】本発明によれば、各子局は親局に対して、
物理的に異なる光ファイバケーブルから主線系と予備系
の光ファイバ伝送路を確保できる。そのため、一方の光
ファイバケーブルに障害が発生した場合においても、他
光ファイバケーブルからの予備系光伝送路が確保でき
る。つまり、光ファイバ及び光ファイバケーブルの両者
の障害に対して、予備系の光伝送路が確保できることに
なり、信頼性及び保守性がより高い光ネットワークを提
供できる。
【0023】本第9の発明に係わる光ネットワークは、
本第2の発明に係わる光ネットワークであり、該異なる
第1の光合波手段は、同一の光ファイバケーブルに備え
られており、該異なる第1の光合波手段からの出力であ
る異なる光ファイバは該光ファイバケーブル内におい
て、異なる方向へ光伝送する経路をとり、親局内の第2
の合波手段に接続されることを特徴とする。
【0024】本発明によれば、光ファイバケーブルをリ
ング型に親局と接続して双方向伝送し、子局側から親局
に対して主線系と予備系の光ファイバ伝送路を確保す
る。敷設する光ファイバケーブルが一本であることによ
り、光ファイバケーブルと子局を接続する箇所を最小化
でき、光ネットワークの構成が簡易化される。光ファイ
バケーブルに障害が発生した場合においても、他方向か
ら伝送して予備系光伝送路が確保でき、信頼性及び保守
性がより高い光ネットワークを提供できる。
【0025】本第10の発明に係わる光ネットワーク
は、本第2及び第8及び第9の発明に係わる光ネットワ
ークであり、該第1の光合波手段は、入力光信号を等し
いパワー比で合波する光合波器であり、該第2の光合波
器は、入力光信号を等しいパワー比で合波する光合波器
であることを特徴とする。
【0026】子局から親局への光伝送路差による損失
は、合波による損失に比べて支配的ではない。本発明に
よる第1及び第2の光合波器の合波する光信号のパワー
比を等しくすることで、各子局と親局間の光伝送路損失
はほぼ等しくなり、副搬送波多重信号の受信雑音特性を
良好に保つために、各子局に対して送信光のパワー調整
を行う必要がない。そのため、各子局の構成を均一化し
て、光ネットワークの全体の構成を簡素化することがで
き、低コスト化がはかれる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の第
1の実施例を説明する。図1は、本実施例の光伝送装置
の構成を示すブロック図である。
【0028】図1に示す光ネットワークは、親局1と複
数の子局2のうち、子局2aと子局2bと接続されてい
る構成例であり、下り線路のみを示す。親局1と子局2
間は、光ファイバ4a〜nで接続され、光ファイバ4a
〜nは、光ファイバケーブル3に収納されて敷設され
る。親局1から子局2a〜nへの下り情報信号49a〜
nは、変調器5a〜nにおいて、変調信号50a〜nと
なる。ここで、変調信号50a〜nは、各子局2a〜n
に割り当てられた周波数帯に、それぞれ配置されてい
る。変調信号50a〜nは、加算器15により副搬送波
多重され、信号51となる。適用システムが、ITSや
WLLのような無線基地局を収容する光ネットワークの
場合は、下り信号50a〜nは、各子局2から送信され
る無線信号か、あるいは中間周波の無線信号である。各
子局2への下り信号51は、電気―光変換器6で光信号
100に変換される。光信号100は、スター型光カプ
ラ7に入力されて、接続されている子局数に相当するN
本に分割される。N分割された光信号100は、光ファ
イバケーブル3内の光ファイバ(心線)4a〜nを介し
て伝送される。各光ファイバ4a〜nには、伝送路中
に、光分岐器8a〜nが備えられ、光信号100をさら
に2分岐する。光分岐器8a〜nで分岐された光信号1
00a〜n−1,2は、光ファイバ4a〜n―1、2を
介して、子局2a〜nに接続される。子局2aは、光フ
ァイバ4a―1を伝送されてきた光信号100a−1
と、光ファイバ4b―2を伝送されてきた光信号100
b―2を、電気―光変換器9で受信する。受信された2
つの信号52a−1、52a−2は、スイッチ10で一
方を選択される。つまり子局2aは、親局からの光ファ
イバ伝送路を主線と予備の2通りを確保している。副搬
送波多重されている受信信号52aから、自局2aに割
り当てられている周波数帯をフィルタ16で抽出する。
そして、復調器11で復調して、親局1からの情報信号
49aを得る。光分岐器8a〜nで分岐された光信号1
00a〜n−1、100a〜n−2に対する損失は下記
のように表せる。 (光分岐器7損失:10log10N)+(光分岐器8
損失10log103)+(光ファイバ伝搬損失) 光ファイバの伝搬損失は、通常、0.2〜0.4dB/
kmである。例えば、光信号100a―1と光信号10
0b―2の伝搬損失差は、子局2aと2b間の光ファイ
バ長の伝搬損失差、つまり光ファイバ4aと4bの長さ
の違いによる伝搬損失差である。適用が期待されている
ITSシステムやITVシステムでは、隣接している子
局2間距離は数10〜数百mであるから、光ファイバの
伝搬損失は、0.数dBと光分岐損失に比べて十分小さ
い。つまり、光信号100a−1と100b―2、及び
光信号100a−2と100b―1の光パワーのバラツ
キは、無視できるほど小さい。そのため、子局2は、主
伝送路と予備伝送路のどちらから送信されてきた光信号
も、同じ構成で受信することが可能である。上述のよう
に、各子局2a〜nは、親局1からの光伝送路を物理的
に2通り備えることになる。例えば、光ファイバ4a−
1に障害が発生すると、子局2aには、光信号100a
−1は伝送されない。この場合、スイッチ10を切り替
えて、光ファイバ4b―2からの光信号100b−2か
ら、情報信号を得る。受信信号52は、副搬送波多重さ
れている信号であるので、自局に割り当てられた周波数
帯を抽出することで、光ファイバ4a―1、4b―2の
どちらからでも、自局への情報信号を得ることが可能で
ある。つまり、光ファイバ4a〜n、あるいは4a〜n
−1,2のいずれに障害が発生しても、予備の光伝送路
を確保して、子局2a〜nには情報信号49a〜nを伝
達することは可能である。よって、障害が回復するま
で、通信サービスを止めることなく、信頼性及び保守性
の高い光ネットワークを提供できる。
【0029】第1の実施例では下り信号に対して述べた
が、上り信号に対しても、予備光伝送路を確保する第2
の実施例を述べる。図2に、複数の子局2a〜nから親
局1への上り信号に対する光ネットワークの構成を示
す。光ネットワークの配線は、図1の第1の実施例と同
じである。子局2aについて述べる。信号源13aから
出力される親局1への情報信号51aは、変調器5aに
おいて、変調信号52aとなる。変調信号52aの周波
数帯は、子局2aに割り当てられた帯域であり、他子局
2b〜nとは異なる。変調信号52aは、スイッチ10
で一方の電気―光変換器6に入力されて、光信号101
aに変換される。電気―光変換器6−1が選択される
と、変調信号52aは、光信号101a―1に変換され
て、光ファイバ30a−1に伝送される。光ファイバ3
0a−1は、光合波器22aにおいて、他子局2bから
の光ファイバ30b−2と合波される。光合波器22a
の出力である光ファイバ30aは、光ファイバケーブル
3に収容されて、複数の光ファイバ30a〜nと共に親
局1へ接続される。光ファイバ30aに障害が発生した
場合は、スイッチ10で電気―光変換器6―2を選択
し、光ファイバ30a―2に光信号101a−2を伝送
する。光ファイバ101a−2は、光合波器22b、光
ファイバ30bを介して親局1と接続される。親局1で
は、各子局2a〜nから伝送されてきた光信号101a
〜nを、光合波器23で光多重して、一括して、一つの
光―電気変換器9で受信する。受信した信号は、電気分
岐器14で分岐された後、各子局2a〜nに割り当てた
周波数帯をフィルタ16により抽出されて、復調器11
で、各情報信号53a〜nを得る。
【0030】以上のように、子局2aは、光信号101
a―1、101a−2を、光ファイバ30a−1を介し
て光ファイバ30a、あるいは光ファイバ30a−2を
介して光ファイバ30bを伝送させることで、2系統の
光伝送路で親局1と接続している。同様に、子局2b〜
nも、2系統の光伝送路で、親局1と接続されている。
つまり、各子局2から親局1までの光伝送路は物理的に
2つの系統を備え、二重化されている。
【0031】子局2a〜nにおいて、光ファイバ30a
〜nを通る光信号101が被る損失量は、 (光合波器22a〜n損失10log103)+(光合
波器23:10log 10N)+(光ファイバ伝搬損
失) であり、子局2aと2bの距離差が1km以下であれ
ば、伝搬損失差は、分岐損失よりも十分小さく無視でき
る。よって、親局1においては、どちらの経路から伝送
されてきた光信号101a〜n―1、2も、受信する際
の光パワーは等しく、光―電気変換器9に要求されるダ
イナミックレンジは予備系のために拡大する必要ない。
また、子局2a〜nからの光受信パワーが同じであるこ
とから、受信信号の雑音特性も良好に保つことができ
る。
【0032】本実施例では、子局2aにおいて、光ファ
イバコード30a及び30bのどちらを使用するかの切
り替えは、スイッチ10で、使用する電気−光変換器6
を選択することで行っている。他方法としては、図示し
ていないが、一つの電気−光変換器6から出力された光
信号を、光スイッチで伝送する光ファイバを切り替えて
もよい。
【0033】第1及び第2の実施例は、光ファイバに障
害が発生した場合に、他光ファイバの予備系を提供する
光ネットワークである。しかし、光ファイバケーブル3
に、障害が発生してしまった場合には、親局1と子局2
間の接続は断たれてしまう。例えば、ITSシステムに
用いる光ネットワークは、車線にほど近いところに光フ
ァイバケーブル3を敷設するため、交通事故などの不測
の事態等により、光ファイバケーブル3自体に障害が発
生することが考えられる。そのような不測の事態に対し
ては、より、緊急時の非常通信及び放送網を確保するこ
とが重要である。ITSに適用する光ネットワークは、
安全性との結びつきが強く、高い信頼性が必要とされ
る。そのため、光ファイバのみならず、光ファイバケー
ブルにおける障害に対しても、バックアップが可能であ
る光ネットワークとして、第3の実施例を述べる。
【0034】第3の実施例である光ネットワークの構成
を図3に示す。ここでは、下り信号について説明する。
親局1と子局2a〜nを接続する光ファイバ4a〜nの
ネットワーク構成は、第1の実施例を同様である。但
し、光ファイバケーブル3を3―1、3―2と複数本備
え、子局2aが接続される光ファイバ4aと4bは、そ
れぞれ異なる光ファイバケーブル3―1、3―2に収容
して、敷設する。他子局2に接続される光ファイバ4
m、4nの組みも同様に、別々の光ファイバケーブル3
―1、3―2に収容されるように設置する。光ファイバ
ケーブル3―1と3―2は、事故等の突発的な障害に対
して、両者とも断線しないように物理的に離れた位置に
敷設する。
【0035】各子局2a〜nに対応した無線信号55a
〜nが、親局1の変調器5a〜nで生成される。各無線
信号55a〜nは、各子局2a〜nに対応した異なる周
波数帯であり、加算器15で周波数多重される。加算合
成された信号56は、電気−光変換器6で光信号100
に変換される。光信号100は、スターカプラ等の光分
岐器7で、光信号100a〜nに分岐され、光ファイバ
4a〜nで子局2a〜nへ伝送される。子局2aは、光
ファイバケーブル3―1内の光ファイバ4a、光カプラ
8a、光ファイバ4a―1を介して伝送される光信号1
00a−1と、光ファイバケーブル3―2内の光ファイ
バ4b、光カプラ8b、光ファイバ4b―2を介して伝
送される光信号100b―2を受信する。子局2aは、
光信号100a−1と光信号100b−2から、一方を
スイッチ10で選択する。そして、フィルタ16によ
り、自局2aに割り当てられた周波数帯の無線信号55
aを抽出する。無線信号55aは、必要とあれば周波数
変換されて、パワーアンプ17、アンテナ18を介し
て、無線信号56aとして放射され、加入者19に送信
される。スイッチ10の選択手段は多様に考えられる。
選択方法として例えば、光伝送システム及び光伝送路が
正常動作時には、デフォルトで光信号100a―1、1
00b―2のどちらかを選択しており、受信している光
信号パワーが障害等で減少したら、他方に切り替える等
が考えられる。この構成により、光ファイバケーブル3
―1、3―2に対する障害に対しても、予備の光伝送路
を確保することができ、光ファイバ4a〜nに対する障
害と合わせて、両方の障害に対応可能な高信頼の光ネッ
トワークを構築できる。ここでは下り信号に対してのみ
記したが、上り信号系に対しても同様である。
【0036】以上の構成により、光ファイバ本数を単純
二重化で使用する光ファイバ本数に比べて大きく削減し
て、なお、光ファイバ4a〜nならびに光ファイバケー
ブル3の両者の障害に対して、親局1と加入者19間の
バックアップ光伝送路を提供できる。本発明による光ネ
ットワークは、障害等の断線に対しても通信路を確保す
る必要があるITSの自動運転サービス等に対しても、
高信頼な光ネットワークとして適用可能である。
【0037】光ファイバケーブルの障害に対して、バッ
クアップ伝送路を提供できる第4の実施例を図4に示
す。伝送路である光ファイバケーブル3の対局に、親局
1aと親局1bを配備する。親局1aと親局1bの間に
は、光ファイバケーブル3とは物理的に異なる伝送路2
0を備える。この伝送路20は有線でも無線でも構わな
い。また、伝送路20で伝達する信号は、子局2へ伝送
する情報信号、あるいは、情報信号で変調された変調信
号のどちらでも構わない。本実施例では、変調信号を有
線で伝達する場合を説明する。
【0038】親局1a内の信号源13aから加入者19
へ伝達する情報信号は、子局2aを介して伝送する形式
とする。情報源からの信号49a〜nで変調された変調
信号55a〜nは、周波数帯が異なっており、加算器1
5により周波数多重されて、副搬送波信号56となる。
副搬送波信号56を2分岐し、一方を親局1aから親局
1bに配信する。親局1a、1bにおいて、副搬送波信
号56は、電気―光変換器6で光信号100a、100
bに変換される。光信号100a、100bは、光分岐
器7で分岐されて、各子局2a〜nに、光ファイバ4a
〜nを介して伝送される。子局2aは、親局1aからの
光信号100aを、光ファイバケーブル3内の光ファイ
バ4a、光分岐器8a、光ファイバ4a―1を介して受
信する。さらに、親局1bからの光信号100bを、光
ファイバケーブル内の光ファイバ4b、光分岐器8b、
光ファイバ4b―2を介して受信する。2つの受信信号
から、スイッチ10で一方を選択し、自局2aに割り当
てられた周波数帯の信号55aをフィルタ16により抽
出する。抽出した信号は、必要とあれば周波数変換を施
し、パワーアンプ17、アンテナ18を介して、無線信
号56aとして放射される。無線信号56aは、加入者
19に送信される。子局2bにおいても、光ファイバケ
ーブル3内の光ファイバ4a、光分岐器8a、光ファイ
バ4a−2を介して伝送されてきた光信号100aと光
ファイバケーブル3内の光ファイバ4b、光分岐器8
b、光ファイバ4b―1を介して伝送されてきた光信号
100bを受信する。子局2aと同様に、スイッチ10
で一方を選択し、フィルタ16で自局2b向けの無線信
号55bを抽出する。抽出された信号は、必要とあれば
周波数変換し、パワーアンプ、アンテナを介して無線信
号56bとして加入者19へ送信される。
【0039】光ファイバ及び光ファイバケーブルの障害
に対してバックアップ光伝送路を確保できる第5の実施
例を図5に示す。子局2a〜nの構成は、第4の実施例
と同じである。親局1は、電気―光変換器6の出力であ
る光信号100を光分岐器7で、光信号100a〜nに
分岐する。分岐された光信号100a〜nは、光ファイ
バ4a〜nに入力されて子局2a〜nへ伝送される。こ
こで、光ファイバ4a〜nは、2つのグループ(4a、
…、4m)と(4b、…4n)に分けられる。光ファイ
バ4a〜nを収容する光ファイバケーブル3は、光ファ
イバを収める配管内で折り返されたりせずに、物理的、
地理的にリング型に敷設する。そして、光ファイバケー
ブル3の一方の入力端からは、光ファイバ4a、…、4
mを収容し、もう一方の入力端からは、光ファイバ4
b、…、4nを収容する。光ファイバケーブル3内で反
対方向から接続されている光ファイバ4a、4bの対
を、光分岐器8a、8bにより、光ファイバ4a―1、
2と光ファイバ4b―1、2に分岐する。子局2aは、
光ファイバ4a―1と光ファイバ4b―2で接続し、光
信号100を2系統で受信する。ここで各子局2a〜n
は、必ず、光ファイバケーブル3内で両方向から伝送さ
れてきた光ファイバの対で接続する。この構成により、
光ファイバケーブル3のいずれかに障害が発生しても、
予備の光伝送路を確保することができ、光ファイバ4a
〜nに対する障害と合わせて、両方の障害に対応可能な
高信頼の光ネットワークを構築できる。ここでは下り信
号に対してのみ記したが、上り信号系に対しても同様で
ある。
【0040】第3の実施例では、複数の光ファイバケー
ブル3―1、3―2から、各子局2a〜nに接続する光
ファイバ4a〜n―1、2を分岐していた。光ファイバ
ケーブル3―1、3―2は、例えば車線の両側のよう
に、物理的に離すれた箇所に配置するため、光ファイバ
ケーブル3以外の光ファイバ4a〜n―1、2用の敷設
スペースが、子局2a〜nと光ファイバケーブル3―1
の間、及び子局2a〜nと光ファイバケーブル3―2の
間に必要となる。ところが、第4及び第5の実施例で
は、各子局2a〜nに接続する光ファイバ4a〜n―
1、2は、光ファイバケーブル3の一つだけから分岐さ
れている。そのため、光ファイバ4a〜n―1、2用の
敷設スペースは、子局2a〜nと光ファイバケーブル3
の間ですみ、敷設スペースは削減できる。伝搬路20の
敷設スペースは必要となるが、途中で子局2a〜nへ分
岐接続する伝送路がないため、敷設スペースは単純で簡
素化され、確保しやすい。第4及び第5の実施例におい
ても、バックアップを含めた光ファイバ数を、単純な伝
送路二重化に比べて、およそ半分に削減することが可能
となる。
【0041】第1〜第5の実施例では、親局1内の光分
岐器7の分岐数をn、光分岐器8a〜nの分岐数は2つ
で説明した。この分岐数の組み合わせは自由に設定して
よい。光分岐器7の分岐数を減らし、光分岐器8の分岐
数を多くすると、光ファイバケーブル3内の光ファイバ
4の本数はより削減することが可能である。図6に、第
3の実施例に対して、光分岐器7の分岐数を2とし、光
分岐器8の分岐数をnとした場合の第6の実施例を示
す。親局1の構成は、第3の実施例と同じである。但
し、光分岐器7の分岐数は2であり、光信号100を光
ファイバ4―1、4―2を介して、子局2a〜nへ伝送
する。光分岐器8―1は、光ファイバ4―1からの入力
に対し、光ファイバ4―1a、4−1b…4−1nの出
力をもつn分岐器である。光分岐器8−2も同様に、n
分岐器である。子局2aは、光ファイバ4―1aと4−
2aと接続しており、同様に、子局2bは、光ファイバ
4―1bと4−2b、子局2nは、光ファイバ4―1n
と4−2nと接続している。各子局2a〜nでは、第1
〜第4の実施例と同様に、スイッチ10で受信信号を選
択する。このように、光分岐器8の分岐数を多くして、
光ファイバケーブル3―1、3―2内の光ファイバの利
用効率を高めてもよい。
【0042】第6の実施例では、親局1に光分岐器7を
用いた。この光分岐器7の変わりに、電気レベルで副搬
送波多重信号を分岐して、電気―光変換器を複数個用い
てもよい。図7に、第5の実施例に対して、電気―光変
換器を複数個用いた場合の第7の実施例を示す。親局1
の主な構成は、第5の実施例と同じである。親局1にお
いて、合波器15の出力である副搬送波多重信号51
を、51―1と51―2に2分岐する。各副搬送波多重
信号51―1、51―2を電気―光変換器6―1、6―
2に入力し、光信号100―1、100―2に変換す
る。光信号100―1、100―2は、光ファイバケー
ブル3内の光ファイバ4―1、4―2を介して、各子局
2a〜nにむけて送信される。光分岐器8―1は、光フ
ァイバ4―1からの入力に対し、光ファイバ4―1a、
4−1b…4−1nの出力をもつn分岐器である。光分
岐器8−2も同様に、n分岐器である。子局2aは、光
ファイバ4―1aと4−2aと接続しており、同様に、
子局2bは、光ファイバ4―1bと4−2b、子局2n
は、光ファイバ4―1nと4−2nと接続している。各
子局2a〜nの構成は、第1〜第6の実施例と同様であ
る。
【0043】第7の実施例の親局1内の副搬送波多重信
号51の分岐手段として、スイッチを用いる手段でもよ
い。図8に第8の実施例として、親局1の構成を示す。
光伝送路3、4及び親局1の構成は、第7の実施例と同
じとする。合成器15からの出力である副搬送波多重信
号51は、スイッチ20によって、電気―光変換器6―
1もしくは6―2の一方に入力される。ここで、電気―
光変換器6―1に入力された場合、副搬送波多重光信号
51―1は、光信号100―1に変換されて、子局2a
〜nへ送信される。親局1と子局2a〜nを接続してい
る光ファイバ4及び光ファイバケーブル3に障害が発生
したら、スイッチ20を切り替えて、他方の電気―光変
換器6―2から光信号100―2を送信する。第7の実
施例から、親局1と子局2a〜nは、物理的に異なる光
伝送路で接続されているため、副搬送波多重信号51を
子局2a〜n側へ伝達することは可能である。図示して
いないが、子局2a〜n側では、第1〜第6の実施例と
同様に、スイッチ10で、光伝送路を選択して、光信号
100―1もしくは100―2を得る。
【0044】第8の実施例において、光ファイバ4及び
光ファイバケーブル3の選択は、親局1内のスイッチ2
0で行っているので、子局2a〜nは、スイッチ10の
機能を省くことが可能である。図9に、第9の実施例と
して、子局2の構成を示す。親局1及び光伝送路の構成
は、第8の実施例と同じである。子局2a内において、
親局1から接続されている光ファイバ4−1aと光ファ
イバ4−2aを、光合波器21で接続し光ファイバ4−
aとする。親局1内のスイッチ20によって、光ファイ
バ4−1aと光ファイバ4−2aの経路のいずれかが選
択され、光ファイバ4−1aからの光信号100―1、
もしくは、光ファイバ4−2aからの光信号100―2
が、光―電気変換器9に入力される。光信号100―1
と光信号100―2は同じ情報信号であるため、スイッ
チ10による切り替えは必要なく、親局1からの所望信
号を常に得られることになる。
【0045】第1〜第9の実施例において、光分岐器7
及び8の分岐数が多いと、光伝搬路の損失が大きくなる
問題がある。その損失を補償するために、光ファイバ増
幅器等を光伝搬路に挿入してもよい。
【0046】上り信号に対して予備光伝送路を確保する
第10の実施例を述べる。図10に、複数の子局2a〜
nから親局1への上り信号に対する光ネットワークの構
成を示す。本実施例は、図3に示される第3の実施例の
下り伝送路に対する上り伝送路である。物理的に異なる
光ファイバケーブル3―1、3―2を備え、子局2aか
らの光ファイバ30a―1と30b―1は、それぞれ異
なる光ファイバケーブル3―1、3―2に収容して、敷
設する。他子局2mに接続される光ファイバ30m―
1、30m―2の組みも同様に、別々の光ファイバケー
ブル3―1、3―2に収容されるように設置する。光フ
ァイバケーブル3―1と3―2は、事故等の突発的な障
害に対して、両者とも断線しないように物理的に離れた
位置に敷設する。各子局2a〜nにおいて、加入者19
a〜nから送信された無線信号57a〜nをアンテナ1
8で受信する。各子局2間の送信信号は副搬送波多重す
るため、受信信号は、ローノイズアンプ14で増幅され
た後、周波数変換器25で各子局2a〜nに割り当てた
周波数帯に周波数コンバートされ、送信信号58a〜n
となる。送信信号58aは、スイッチ10で一方の電気
―光変換器6に入力されて、光信号101aに変換され
る。電気―光変換器6−1が選択されると、送信信号5
8aは、光信号101a―1に変換されて、光ファイバ
30a−1に伝送される。光ファイバ30a−1は、光
合波器22aにおいて、他子局2bからの光ファイバ3
0b−2と合波される。光合波器22aの出力である光
ファイバ30aは、光ファイバケーブル3―1に収容さ
れて、親局1へ接続される。光ファイバ30a―1、あ
るいは光ファイバ30a、あるいは光ファイバケーブル
3―1に障害が発生した場合は、スイッチ10で電気―
光変換器6―2を選択し、光ファイバ30a―2に光信
号101a−2を伝送する。光ファイバ30a−2は、
光合波器22b、光ファイバ30bを介して親局1と接
続される。親局1では、各子局2a〜nから伝送されて
きた光信号101a〜nを、光合波器23で光多重し
て、一括して、一つの光―電気変換器9で受信する。受
信した信号は、電気分岐器14で分岐された後、各子局
2a〜nに割り当てた周波数帯をフィルタ16により抽
出されて、復調器11で、加入者19a〜nからの各情
報信号を得る。
【0047】以上のように、子局2aは、物理的に異な
る光ファイバケーブル3―1、3―2及び光ファイバ3
0a−1、30a−2を介して親局1と接続している。
同様に、子局2b〜nも、2系統の光伝送路で、親局1
と接続されている。つまり、各子局2から親局1までの
光伝送路は物理的に2つの系統を備え、二重化されてお
り、光ファイバ30a〜nならびに光ファイバケーブル
3の両者の障害に対して、親局1と加入者19間のバッ
クアップ光伝送路を提供できる。
【0048】上り信号に対する予備光伝送路を確保する
第11の実施例を述べる。図11に、複数の子局2a〜
nから親局1への上り信号に対する光ネットワークの構
成を示す。本実施例は、図5に示される第5の実施例の
下り伝送路に対する上り伝送路である。
【0049】子局2a〜nの構成は、第10の実施例と
同じである。各子局2a〜nにおいて、加入者19a〜
nから送信された無線信号57a〜nをアンテナ18で
受信する。各子局2間の送信信号は副搬送波多重するた
め、受信信号は、ローノイズアンプ14で増幅された
後、周波数変換器25で各子局2a〜nに割り当てた周
波数帯に周波数コンバートされ、送信信号58a〜nと
なる。送信信号58aは、スイッチ10で一方の電気―
光変換器6に入力されて、光信号101aに変換され
る。電気―光変換器6−1が選択されると、送信信号5
8aは、光信号101a―1に変換されて、光ファイバ
30a−1に伝送される。光ファイバ30a−1は、光
合波器22aにおいて、他子局2bからの光ファイバ3
0b−2と合波される。光合波器22aの出力である光
ファイバ30aは、光ファイバケーブル3内に収容され
て親局1へ接続される。また、電気―光変換器6−2が
選択されると、送信信号58aは、光信号101a―2
に変換されて、光ファイバ30a−2に伝送される。光
ファイバ30a−2は、光合波器22bにおいて、他子
局2bからの光ファイバ30b−1と合波される。光合
波器22bの出力である光ファイバ30bも、同一の光
ファイバケーブル3内に収容されて親局1へ接続され
る。ここで、光ファイバ30a〜nを収容する光ファイ
バケーブル3は、光ファイバを収める配管内で折り返さ
れたりせずに、物理的、地理的にリング型に敷設して、
両端を親局1に接続する。光ファイバ30aと光ファイ
バ30bは、光ファイバケーブル3内において、親局1
へは反対の方向を介して伝送する。この構成により、光
ファイバケーブル3のいずれかに障害が発生しても、予
備の光伝送路を逆方向で確保することができ、光ファイ
バ30a〜nに対する障害と合わせて、両方の障害に対
応可能な高信頼の光ネットワークを構築できる。親局1
では、光ファイバケーブル3の両端からの光ファイバケ
ーブル30a、b〜nを、光合波器23で光多重して、
一括して一つの光―電気変換器9で受信する。受信した
信号は、電気分岐器14で分岐された後、各子局2a〜
nに割り当てた周波数帯をフィルタ16により抽出され
て、復調器11で、加入者19a〜nからの各情報信号
を得る。
【0050】以上のように、子局2a〜nは、一つのリ
ング型の光ファイバケーブル3を介して、2系統の光伝
送路で、親局1と接続されている。そのため、光ファイ
バ30a〜nならびに光ファイバケーブル3の両者の障
害に対して、親局1と加入者19間のバックアップ光伝
送路を提供できる。
【0051】
【発明の効果】複数の子局と親局を光ファイバで接続す
る光ネットワークにおいて、何らかの原因で、ある光フ
ァイバに障害が発生した場合においても通信サービスが
確保できるために、各子局と親局は、物理的に2通りの
経路の光ファイバで接続する必要がある。本発明によれ
ば、親局と各子局を接続する光ファイバを単純に二重化
する必要はなく、光伝送路中に挿入した光分岐器の間の
光ファイバを複数子局で共有しあうことで、使用する光
ファイバ本数を大幅に削減する。そのため、光ネットワ
ークの構成規模を二重化よりも小さくして、信頼性及び
保守性が高い光ネットワークの提供が可能である。また
親局と各子局間の光伝送路損失がほぼ等しく、各子局に
応じた光パワーの調整を行う必要がない。そのため、各
子局の構成を均一化して、光ネットワークの全体の構成
を簡素化することができ、低コスト化がはかれる。
【0052】光ファイバは、光ファイバケーブルに収容
されて敷設される。本発明では、各子局は、接続される
2つの光分岐器を、物理的に異なる光ファイバケーブル
から選択して、主線系と予備系の光伝送路を確保する。
また本発明では、子局に対して光ファイバケーブルの両
方向に複数の親局を配備し、親局間は、主線系とは物理
的に異なる伝送路で、情報信号を共有する。複数の親局
から子局へは、異なる方向から、同一の情報信号を伝送
する形態をとり、主線系と予備系の光伝送路を確保す
る。また本発明では、親局と光ファイバケーブルをリン
グ型に接続し、光ファイバケーブルを双方向伝送して、
子局への主線系と予備系の光伝送路を確保する。以上の
ような形態にすることで、光ファイバケーブルのある箇
所に障害が発生した場合においても、他の光ファイバケ
ーブル、あるいは、他方向からの光ファイバケーブルか
らの予備系光伝送路の提供を可能とする。つまり、本発
明による光ネットワークは、光ファイバ及び光ファイバ
ケーブルの両者の障害に対して、予備系の光伝送路が確
保して、信頼性及び保守性が高い光ネットワークの提供
を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示した構成図。
【図2】本発明の第2の実施例を示した構成図。
【図3】本発明の第3の実施例を示した構成図。
【図4】本発明の第4の実施例を示した構成図。
【図5】本発明の第5の実施例を示した構成図。
【図6】本発明の第6の実施例を示した構成図。
【図7】本発明の第7の実施例を示した構成図。
【図8】本発明の第8の実施例を示した構成図。
【図9】本発明の第9の実施例を示した構成図。
【図10】本発明の第10の実施例を示した構成図。
【図11】本発明の第11の実施例を示した構成図。
【図12】従来例を示した構成図。
【符号の説明】
1 親局 2 子局 3 光ファイバケーブル 4 光ファイバ 5 変調器 6 電気−光変換器 7 光分岐器(スター型) 8 光分岐器 9 光−電気変換器 10 スイッチ 11 復調器 12 信号源 13 光合波器 14 電気分岐器 15 加算器 16 フィルタ 17 パワーアンプ 18 アンテナ 19 加入者 20 スイッチ 21 光合波器 22 光合波器 23 光合波器(スター型) 24 アンプ 25 周波数変換器 30 光ファイバ(上り用) 49 情報信号 50 変調信号 51 副搬送波多重信号 52 受信信号 53 情報信号 54 変調信号 55 変調信号 56 無線信号 57 無線信号(上り) 58 送信信号(上り) 100 光信号 101 光信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の子局と親局は、光ファイバで接続
    されており、該親局から該複数の子局への下り光信号は
    副搬送波多重信号である光ネットワークにおいて、該親
    局からの光ファイバは、第1の光分岐手段で、N(N≧
    2)本の光ファイバに接続され、該N本の光ファイバ
    は、それぞれ第2の光分岐手段でさらにM本(M≧2)
    の光ファイバに接続され、該各子局は、異なる第2の光
    分岐手段を介した2つの経路の光ファイバで親局と接続
    されていることを特徴とする光ネットワーク。
  2. 【請求項2】 複数の子局と親局は、光ファイバで接続
    されており、該複数の子局から該親局への上り光信号
    は、副搬送波多重信号である光ネットワークにおいて、
    該各子局は異なる2つの光ファイバを備え、該異なる2
    つの光ファイバは、それぞれ異なる第1の合波手段で他
    子局からの光ファイバと合波接続され、該異なる第1の
    合波手段からの出力である2つの光ファイバは、第2の
    合波手段で合波接続されて、該第2の合波手段からの出
    力である光ファイバが親局に接続されていることを特徴
    とする光ネットワーク。
  3. 【請求項3】 複数の子局と親局は、光ファイバで接続
    されており、該親局から複数の子局への下り光信号は、
    副搬送波多重信号である光ネットワークにおいて、該親
    局は、同一の下り光信号を送信する異なる複数の光ファ
    イバを備え、該複数の光ファイバは、物理的に異なる2
    つ以上の光ファイバケーブルに分けられて収容されてお
    り、該異なる光ファイバは、異なる光分岐手段により複
    数の光ファイバに接続され、該各子局は、異なる光ファ
    イバケーブル内の該異なる光分岐手段からの2つの経路
    の光ファイバで該親局と接続されていることを特徴とす
    る光ネットワーク。
  4. 【請求項4】 第1の請求項に係わる光ネットワークで
    あり、該第1の光分岐手段は、該親局内に備えられ、該
    第1の光分岐手段からの複数の光ファイバは、物理的に
    異なる2つ以上の光ファイバケーブルに分けられて収容
    されており、該各子局に接続する2つの該第2の光分岐
    手段は、異なる光ファイバケーブルに備えられているこ
    とを特徴とする光ネットワーク。
  5. 【請求項5】 複数の子局と親局は、光ファイバで接続
    されており、該親局から該各子局への下り光信号は、副
    搬送波多重信号である光ネットワークにおいて、該親局
    は、同一の下り光信号を送信する異なる複数の光ファイ
    バを備え、該異なる光ファイバは、それぞれ異なる光分
    岐手段により複数の光ファイバに接続されており、任意
    の該子局は、該異なる2つの光分岐手段からの光ファイ
    バと接続されており該異なる2つの光分岐手段は、同一
    の光ファイバケーブルに備えられており、該2つの光分
    岐手段に入力される光信号は、該光ファイバケーブル内
    において、異なる方向から伝送されてくることを特徴と
    する光ネットワーク。
  6. 【請求項6】 第1の請求項に係わる光ネットワークで
    あり、任意の該子局に接続されている該2つの第2の光
    分岐手段は、同一の光ファイバケーブルに備えられてお
    り、該2つの第2の光分岐手段に入力される光信号は、
    該光ファイバケーブル内において、異なる方向から伝送
    されてくることを特徴とする光ネットワーク。
  7. 【請求項7】 第1及び第4及び第6の請求項に係わる
    光ネットワークであり、該第1の光分岐手段は、入力光
    信号を等しい光パワーをもつN本の出力光信号に分岐す
    る光分岐器であり、該第2の光分岐手段は、入力光信号
    を等しい光パワーをもつM本の出力光信号に分岐する光
    分岐器であることを特徴とする光ネットワーク。
  8. 【請求項8】 第2の請求項に係わる光ネットワークで
    あり、該異なる第1の光合波手段は、それぞれ物理的に
    異なる2つ以上の光ファイバケーブルに分けられて収容
    されており、該異なる2つ以上の光ファイバケーブルは
    親局に接続され、該第2の光合波手段は、該親局内に備
    えられていることを特徴とする光ネットワーク。
  9. 【請求項9】 第2の請求項に係わる光ネットワークで
    あり、該異なる第1の光合波手段は、同一の光ファイバ
    ケーブルに備えられており、該異なる第1の光合波手段
    からの出力である異なる光ファイバは該光ファイバケー
    ブル内において、異なる方向へ光伝送する経路をとり、
    親局内の第2の合波手段に接続されることを特徴とする
    光ネットワーク。
  10. 【請求項10】 第2及び第8及び第9の請求項に係わ
    る光ネットワークであり、該第1の光合波手段は、入力
    光信号を等しいパワー比で合波する光合波器であり、該
    第2の光合波器は、入力光信号を等しいパワー比で合波
    する光合波器であることを特徴とする光ネットワーク。
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