JP2001135932A - プリント配線板のビルドアップ樹脂ラミネート方法 - Google Patents

プリント配線板のビルドアップ樹脂ラミネート方法

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JP2001135932A JP2000200267A JP2000200267A JP2001135932A JP 2001135932 A JP2001135932 A JP 2001135932A JP 2000200267 A JP2000200267 A JP 2000200267A JP 2000200267 A JP2000200267 A JP 2000200267A JP 2001135932 A JP2001135932 A JP 2001135932A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラミネート作業の効率を低下させることなく、
キャリアフィルムを回収することができる。 【解決手段】内層回路パターンが設けられたプリント配
線板にビルドアップ樹脂フィルムを積層して積層体12
を形成し、キャリアフィルム11にて積層体12を挟み
込んでラミネーターに搬送する。ラミネーターでは、積
層体12がキャリアフィルム11とともに加熱しつつ加
圧することによって、プリント配線板にビルドアップ樹
脂フィルムがラミネートされる。その後、積層体12を
キャリアフィルム11とともに、常温にまで強制的に冷
却した後に、積層体12における一つのコーナー部に積
層されたキャリアフィルム11のコーナー部を剥離し
て、積層体12の対角線方向に沿って、キャリアフィル
ム11を順次剥離する。その後、剥離されたキャリアフ
ィルム11から樹脂屑を取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルドアップ多層
配線板を製造する際に、ビルドアップ多層配線板を構成
する各プリント配線板をビルドアップ樹脂によってラミ
ネートする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルドアップ多層プリント配線板は、内
層加工によって配線パターンがそれぞれ設けられた多数
のプリント配線板を、相互に絶縁状態で積層して形成さ
れる。このようなビルドアップ多層プリント配線板の製
造方法として、相互に積層される各プリント配線板にビ
ルドアップ樹脂フィルムを重ねて、各プリント配線板に
対してビルドアップ樹脂を真空ラミネートした後に、ビ
ルドアップ樹脂フィルムがラミネートされた各プリント
配線板が相互に積層される。
【0003】プリント配線板にビルドアップ樹脂をラミ
ネートする場合には、内層加工によって配線パターンが
設けられたプリント配線板が準備され、プリント配線板
の各表面に、ビルドアップ樹脂フィルムがそれぞれ積層
されて積層体とされる。ビルドアップ樹脂フィルムは、
厚さが50μm〜200μm程度であって、電気絶縁性
を有するように構成されている。
【0004】このようにして、プリント配線板の各表面
にビルドアップ樹脂フィルムがそれぞれ積層された積層
体が得られると、この積層体が、所定の長さに切断され
たキャリアフィルムに挟み込まれて、キャリアフィルム
とともに、ビルドアップ樹脂フィルムを真空ラミネート
するラミネータ内に供給される。
【0005】ラミネーター内に収容された積層体は、ヒ
ーターによって、80〜100℃程度に加熱された状態
で加圧される。これにより、各ビルドアップ樹脂フィル
ムがプリント配線板の各表面に、それぞれ、真空ラミネ
ートされる。
【0006】この場合、積層体を挟み込むキャリアフィ
ルムは、ワーク収容室の内部が加圧されることにより、
積層体における各ビルドアップ樹脂フィルム表面に圧接
される。
【0007】このような状態になると、積層体は、キャ
リアフィルムとともに、ラミネーターから取り出され、
積層体からキャリアフィルムが剥離される。これによ
り、プリント配線板の各表面が、ビルドアップ樹脂フィ
ルムによって真空ラミネートされた積層体が得られる。
そして、得られた積層体を使用して、ビルドアップ多層
プリント配線板とされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】プリント配線板の各表
面にビルドアップ樹脂フィルムを真空ラミネートするに
際して、ビルドアップ樹脂フィルムは、80〜100℃
程度の温度に加熱されることによって、溶融状態にな
り、プリント配線板に対して強く密着されている。この
場合、ビルドアップ樹脂フィルムに対してキャリアフィ
ルムも強く圧接されており、後工程において、ビルドア
ップ樹脂フィルムからキャリアフィルムを剥離すること
が容易でないという問題がある。
【0009】このために、図8に示すように、プリント
配線板の各表面にビルドアップ樹脂フィルムが真空ラミ
ネートされた積層体31からキャリアフィルム32を剥
離する際には、積層体31における一方の端部の一対の
コーナー部上に位置するキャリアフィルム31の各コー
ナー部を、同時に、積層体31から剥離して、積層体3
1の長手方向に沿ってキャリアフィルム32が順次剥離
される。
【0010】しかしながら、加熱されて溶融状態になっ
たビルドアップ樹脂フィルムに対してキャリアフィルム
32が強く密着しているために、このように、キャリア
フィルム32の各端部における各コーナー部を同時に強
い力にて剥離しているにもかかわらず、キャリアフィル
ム32を確実に剥離することができないおそれがある。
その結果、キャリアフィルム32を剥離するために長時
間を要し、プリント配線板に対するビルドアップ樹脂フ
ィルムのラミネート作業を効率よく実施することができ
なくなる。
【0011】積層体31から剥離されたキャリアフィル
ム32は、再度、積層体31の搬送に使用することがで
きる。しかしながら、積層体31からキャリアフィルム
32を剥離する際に、ビルドアップ樹脂フィルムの一部
が、樹脂屑として、キャリアフィルム32の各側縁部に
付着するおそれがある。このように、キャリアフィルム
32の各側縁部に樹脂屑が付着している場合には、キャ
リアフィルム32を再使用するためには、その樹脂屑を
取り除く必要があるが、加熱されて溶融状態になってい
る樹脂屑をキャリアフィルム32から取り除くことは容
易でないという問題がある。キャリアフィルム32から
樹脂屑を取り除くために長時間を要すると、全体として
の作業効率が低下することになる。
【0012】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、キャリアフィルムの剥離、キャリ
アフイルムからの樹脂屑の除去等を効率よく実施するこ
とができ、従って、プリント配線板に対するビルドアッ
プ樹脂フィルムのラミネート作業効率を低下させるおそ
れのないプリント配線板のビルドアップ樹脂ラミネート
方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント配線板
のビルドアップ樹脂ラミネート方法は、内層回路パター
ンが設けられたプリント配線板にビルドアップ樹脂フィ
ルムを積層して積層体を形成し、キャリアフィルムにて
積層体を挟み込んで搬送し、キャリアフィルムとともに
加熱しつつ加圧することによって、プリント配線板にビ
ルドアップ樹脂フィルムをラミネートするラミネート工
程と、プリント配線板にビルドアップ樹脂フイルムがラ
ミネートされた積層体をキャリアフィルムとともに、常
温にまで強制的に冷却する冷却工程と、積層体からキャ
リアフィルム剥離する剥離工程と、剥離されたキャリア
フィルムから樹脂屑を取り除く樹脂屑除去工程と、を包
含することを特徴とする。
【0014】前記剥離工程では、積層体における一つの
コーナー部に積層されたキャリアフィルムのコーナー部
を剥離して、積層体の対角線方向に沿って、順次、キャ
リアフィルムを剥離する。
【0015】前記冷却工程では、プリント配線板にビル
ドアップ樹脂フィルムがラミネートされた積層体を、冷
却板によって冷却する。
【0016】前記樹脂屑除去工程では、キャリアフイル
ムの各側縁部が接触するように配置された一対の樹脂屑
除去体の間をキャリアフィルムが通過されることによっ
て、キャリアフィルムの各側縁部に付着した樹脂屑が除
去される。
【0017】前記樹脂屑除去工程では、樹脂屑を溶解さ
せる溶解液によって樹脂屑が除去される。
【0018】剥離工程にて積層体から剥離されたキャリ
アフィルムは、再使用される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。本発明のプリント配線板のビ
ルドアップ樹脂ラミネート方法は、内層加工によって配
線パターンがそれぞれ設けられた多数のプリント配線板
を、相互に絶縁状態で積層して形成されるビルドアップ
多層プリント配線板を製造するに際して、相互に積層さ
れる各プリント配線板間に設けられるビルドアップ樹脂
フィルムを,各プリント配線板上に真空ラミネートする
ために実施される。ビルドアップ樹脂フィルムがそれぞ
れラミネートされた各プリント配線板は、相互に積層さ
れた際にそれぞれの配線パターン同士を電気的に接続す
るために、フォトレジスト、ドリル等によって、所定部
分にスルーホールが形成され、ビルドアップ樹脂フィル
ム表面およびスルーホール内周面に銅メッキが設けられ
る。そして、銅メッキによって外層の配線パターンが形
成された後に、各プリント配線板同士が積層状態とされ
ることにより、ビルドアップ多層配線板とされる。
【0020】本発明のビルドアップ樹脂ラミネート方法
では、図1に示すように、内層加工によって配線パター
ンが設けられたプリント配線板を搬送するためのキャリ
アフィルム11が準備される。キャリアフィルム11
は、例えば、ポリエステルによって構成されており、ロ
ール状に巻回された状態から繰り出されて、オートカッ
ターによって、適当な長さに切断される。
【0021】他方、図2に示すように、内層加工によっ
て配線パターンが設けられたプリント配線板12aが準
備され、プリント配線板12aの各表面に、ビルドアッ
プ樹脂フィルム12bがそれぞれ積層されて積層体12
とされる。ビルドアップ樹脂フィルム12bは、厚さが
50μm〜200μm程度になっており、エポキシ樹脂
等を主成分として、電気絶縁性を有するように構成され
ている。このようなビルドアップ樹脂フィルム12b
は、通常、ロール状に巻回された状態で市販されてい
る。なお、ビルドアップ樹脂フィルム12bは、プリン
ト配線板12aの一方の表面にのみ積層するようにして
もよい。
【0022】このようにして、プリント配線板12aの
各表面にビルドアップ樹脂フィルム12bがそれぞれ積
層された積層体12が得られると、この積層体12が、
所定の長さに切断されたキャリアフィルム11にて挟み
込まれた状態で、キャリアフィルム11とともに、図3
に示すラミネーター20内に搬送される。なお、図3で
は、積層体12を挟み込む各キャリアフィルム11は、
図示を省略している。
【0023】ラミネーター20は、内部に、断面が水平
方向に長くなった長方形状のラミネート室21を有して
おり、そのラミネート室21の内部が、ゴムシートによ
って構成された水平な隔壁22によって、上側のワーク
収容室21aと、下側の空気室21bとに二分されてい
る。上側のワーク収容室21aは、下側の空気室21b
よりも上下方向寸法が大きくなっており、そのワーク収
容室21a内に、キャリアフィルム11とともに積層体
12が収容されるようになっている。下側の空気室21
bには、空気が導入されて加圧されるようになってい
る。ワーク収容室21aおよび空気室21bの内部は、
それぞれが気密状態に保持されるように構成されてお
り、また、ワーク収容室21aの内部は、ヒーターによ
って、80〜100℃程度に加熱されるようになってい
る。
【0024】ラミネート室21のワーク収容室21a内
に、キャリアフィルム11とともに積層体12が収容さ
れると、ワーク収容室21aおよび空気室21bは、気
密状態に保持されて、ワーク収容室21a内が、ヒータ
ーによって80〜100℃程度に加熱される。ワーク収
容室21aの内部が加熱されると、ビルドアップ樹脂フ
ィルム12bが溶融状態になる。
【0025】このような状態で、空気室21b内に空気
が導入される。これにより、図4に示すように、空気室
21bが加圧されて、空気室21bとワーク収容室21
aとを隔絶するゴムシート製の隔壁22が、ワーク収容
室21a内に進入するように膨出した状態になり、ワー
ク収容室21a内の容積が減少して、ワーク収容室21
aの内部圧力が上昇する。これにより、プリント配線板
12a上にそれぞれ積層された各ビルドアップ樹脂フィ
ルム12bが、プリント配線板12aの各表面に加圧さ
れてそれぞれ圧着される。各ビルドアップ樹脂フィルム
12bは、それぞれ加熱されて溶融状態になっているた
めに、各ビルドアップ樹脂フィルム12bは、プリント
配線板12aの各表面に、それぞれ真空状態でラミネー
トされることになる。
【0026】この場合、積層体12を挟み込んだ状態の
キャリアフィルム11は、ワーク収容室21aの内部が
加圧されることによって、積層体12における各ビルド
アップ樹脂フィルム12b表面に圧着される。
【0027】このような状態になると、積層体12は、
キャリアフィルム11とともに、ラミネーター20のワ
ーク収容室21aから取り出される。その後、積層体1
2は、キャリアフィルム11とともに、常温になるまで
強制的に冷却される。積層体12は、例えば、銅、銅合
金、アルミニウム、アルミニウム合金等によって構成さ
れて適当な温度に冷却された冷却板に接触されることに
よって、強制的に常温にまで冷却される。冷却板には、
冷却効率を向上させるために、表面に冷却フィンが設け
られている。冷却板は、積層体12の片側に接触させる
構成、両側に接触させる構成のいずれであってもよい。
【0028】このようにして、積層体12が常温にまで
強制的に冷却されると、積層体12の各ビルドアップ樹
脂フィルム12b表面に圧着されたキャリアフィルム1
1が剥離される。この場合、図5に示すように、積層体
12の表面をラミネートするビルドアップ樹脂フィルム
12bの端部における一方のコーナー部に積層されたキ
ャリアフィルム11のコーナー部が、積層体12から剥
離されて、積層体12の対角線方向に沿って順次剥離さ
れる。キャリアフィルム11は、例えば、モーターによ
る巻き上げによって剥離される。
【0029】このように、加熱されたビルドアップ樹脂
フィルム12aが、常温にまで冷却された後に、キャリ
アフィルム11が、ビルドアップ樹脂フィルム12bの
一方のコーナー部から対角線方向に沿って剥離されるた
めに、キャリアフィルム11を剥離するために要する力
が著しく軽減されており、積層体12からキャリアフィ
ルム11を容易に、しかも、確実に剥離することができ
る。その結果、積層体12からキャリアフィルム11を
短時間にて剥離することができ、プリント配線板12a
に対するビルドアップ樹脂フィルム12bの連続ラミネ
ート処理を、滞留させるおそれがない。
【0030】キャリアフィルム11が剥離された積層体
12は、プリント配線板12aの両面にビルドアップ樹
脂フィルム12bがそれぞれ真空ラミネートされてお
り、得られた積層体12は、フォトレジスト、ドリル等
によって、所定部分にスルーホールが形成された後に、
ビルドアップ樹脂フィルム表面およびスルーホール内周
面に銅メッキが設けられて、ビルドアップ樹脂フィルム
上に外層の配線パターンが形成される。そして、複数の
プリント配線板同士が積層状態とされることにより、ビ
ルドアップ多層配線板とされる。
【0031】積層体12から剥離されたキャリアフィル
ム11は巻き取られて、積層体12の搬送用として再使
用される。この場合、ビルドアップ樹脂フィルム12b
を加熱してプリント配線板12aにラミネートした際
に、その一部が、樹脂屑としてキャリアフィルム11に
付着しているために、その樹脂屑がキャリアフィルム1
1から取り除かれる。樹脂屑は、通常、キャリアフィル
ム11の各側縁部に付着する傾向にあるために、例えば
図6に示すように、キャリアフィルム11の幅寸法に対
応した適当な間隔をあけて配置された一対の樹脂屑除去
体15が使用される。キャリアフィルム11は、樹脂屑
除去体15の間を通過されるようになっており、キャリ
アフィルム11が樹脂屑除去体15の間を通過する間
に、キャリアフィルム11の各側縁部が樹脂屑除去体1
5にそれぞれ接触して、各側縁部に付着した樹脂屑が取
り除かれる。
【0032】なお、キャリアフィルム11に付着した樹
脂屑は、このように物理的に除去する方法にかかわら
ず、図7に示すように、キャリアフィルム11全体を、
キャリアフィルム11に付着した樹脂屑を溶解させる溶
解液がシャワー状に噴射される開口部16内に、キャリ
アフィルム11を通過させて、キャリアフィルム11に
付着した樹脂屑を溶解させる化学的な方法によって除去
するようにしてもよい。また、物理的方法と化学的方法
とを併用するようにしてもよい。
【0033】樹脂屑が取り除かれたキャリアフィルム1
1は、巻き取られて、再度、積層体12の搬送に使用さ
れる。
【0034】このように、プリント配線板12aにビル
ドアップ樹脂12bをラミネートするための各工程にお
いて、上記のように、プリント配線板にビルドアップ配
線板にビルドアップ樹脂がラミネートされた積層体に対
してキャリアフィルム11を容易に剥離することがで
き、また、剥離されたキャリアフィルム11から樹脂屑
を容易に除去することができるので、キャリアフィルム
11を再使用することは容易である。
【0035】キャリアフィルム11を上記プリント配線
板12aにビルドアップ樹脂12bをラミネートするた
めの各工程において、何回も使用することができれば、
プリント配線板12aにビルドアップ樹脂12bをラミ
ネートする毎に新たなキャリアフィルム11を用意する
必要がなく、コストダウンを図ることができる。また、
資源利用の面からも、キャリアフィルム11の再使用は
望ましいことである。
【0036】
【発明の効果】本発明のプリント配線板のビルドアップ
樹脂ラミネート方法は、このように、プリント配線板に
ビルドアップ樹脂がラミネートされた積層体に対してキ
ャリアフィルムを容易に剥離することができるために、
キャリアフィルムによる積層体の搬送が滞留するおそれ
がなく、ラミネート作業の効率が低下するおそれがな
い。しかも、剥離されたキャリアフィルムから樹脂屑を
容易に除去することができるので、キャリアフィルムの
再利用が容易である。このため、キャリアフィルムのコ
ストダウンを図ることができ経済的である。また、キャ
リアフィルムの再使用は、資源の有効利用の面からも望
ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント配線板のビルドアップ樹脂ラ
ミネート方法に使用されるキャリアフィルムの概略図で
ある。
【図2】そのキャリアフィルムによって搬送される積層
体の断面図である。
【図3】その積層体が収容されたラミネーターの断面図
である。
【図4】そのラミネーターの動作説明のための断面図で
ある。
【図5】積層体からキャリアフィルムを剥離する工程の
一例を示す概略図である。
【図6】キャリアフィルムから樹脂屑を除去する工程の
一例を示す概略図である。
【図7】キャリアフィルムから樹脂屑を除去する工程の
他の例を示す概略図である。
【図8】従来のプリント配線板のビルドアップ樹脂ラミ
ネート方法におけるキャリアフィルムから樹脂屑を除去
する工程を示す概略図である。
【符号の説明】
11 キャリアフィルム 12 積層体 12a プリント配線板 12b ビルドアップ樹脂フィルム 15 樹脂屑除去体 16 開口部 20 ラミネーター 21 ラミネート室 21a ワーク収容室 21b 空気室 22 隔壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層回路パターンが設けられたプリント
    配線板にビルドアップ樹脂フィルムを積層して積層体を
    形成し、キャリアフィルムにて積層体を挟み込んで搬送
    し、キャリアフィルムとともに加熱しつつ加圧すること
    によって、プリント配線板にビルドアップ樹脂フィルム
    をラミネートするラミネート工程と、 プリント配線板にビルドアップ樹脂フイルムがラミネー
    トされた積層体をキャリアフィルムとともに、常温にま
    で強制的に冷却する冷却工程と、 積層体からキャリアフィルム剥離する剥離工程と、 剥離されたキャリアフィルムから樹脂屑を取り除く樹脂
    屑除去工程と、 を包含することを特徴とするプリント配線板のビルドア
    ップ樹脂ラミネート方法。
  2. 【請求項2】 前記剥離工程では、積層体における一つ
    のコーナー部に積層されたキャリアフィルムのコーナー
    部を剥離して、積層体の対角線方向に沿って、順次、キ
    ャリアフィルムを剥離する請求項1に記載のプリント配
    線板のビルドアップ樹脂ラミネート方法。
  3. 【請求項3】 前記冷却工程では、プリント配線板にビ
    ルドアップ樹脂フィルムがラミネートされた積層体を、
    冷却板によって冷却する請求項1に記載のプリント配線
    板のビルドアップ樹脂ラミネート方法。
  4. 【請求項4】 前記樹脂屑除去工程では、キャリアフイ
    ルムの各側縁部が接触するように配置された一対の樹脂
    屑除去体の間をキャリアフィルムが通過されることによ
    って、キャリアフィルムの各側縁部に付着した樹脂屑が
    除去される請求項1に記載のプリント配線板のビルドア
    ップ樹脂ラミネート方法。
  5. 【請求項5】 前記樹脂屑除去工程では、樹脂屑を溶解
    させる溶解液によって樹脂屑が除去される請求項1に記
    載のプリント配線板のビルドアップ樹脂ラミネート方
    法。
  6. 【請求項6】前記剥離工程にて積層体から剥離されたキ
    ャリアフィルムを再使用する請求項1に記載のプリント
    配線板のビルドアップ樹脂ラミネート方法。
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