JP2001134879A - 無線受信システムおよびプログラム記録媒体 - Google Patents

無線受信システムおよびプログラム記録媒体

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JP2001134879A
JP2001134879A JP31884399A JP31884399A JP2001134879A JP 2001134879 A JP2001134879 A JP 2001134879A JP 31884399 A JP31884399 A JP 31884399A JP 31884399 A JP31884399 A JP 31884399A JP 2001134879 A JP2001134879 A JP 2001134879A
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radio
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JP31884399A
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English (en)
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Akio Tomita
明男 冨田
Takashi Abe
隆 安部
Takashi Tajima
孝 田島
Naohiko Fukumoto
直彦 福本
Shinji Okamoto
信治 岡本
Koichi Okumura
浩一 奥村
Mikio Sugibayashi
幹夫 杉林
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Osaka Gas Co Ltd
Tateyama Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Tateyama Kagaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス漏れ警報器に接続された無線送信機から
出力される警報電波を送信する無線受信機が作動しない
場合において、監視センターと警報器を結ぶ信号伝送経
路上の故障機器が、その無線受信機であることを特定す
るのに、多大の労力が必要であった。 【解決手段】 無線信号受信装置2と、比較判断手段3
と、記憶装置9と、信号送信手段4と、信号送信手段4
における所定部を監視し、その所定部の状態を検知する
信号送信状態検知手段8とを備え、比較判断手段3は、
無線信号受信装置2で受信された信号と、信号送信状態
検知手段8で検知された信号とを比較し、信号送信手段
4における信号の送信にエラーが発生したと判断した場
合には、無線信号受信装置2で受信された信号を、記憶
装置9に入力させることを特徴とする無線受信システム
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、ガス漏
れ通報サービスで利用される無線受信システムおよびプ
ログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】無線や有線を利用するガス漏れ通報サー
ビスの提供にともない、警報信号外部出力機能付きガス
漏れ警報器で検知されたガス漏れの発生を報知する、無
線送信機から発信された警報電波を受信し、アナログ公
衆回線網制御装置(T−NCU)に信号出力することの
できる無線受信機は、すでに実用化されている。そこ
で、図3を参照しながら、従来の技術によるガス漏れ通
報サービスの仕組みについて説明する。ただし、図3
は、従来の技術によるガス漏れ通報サービスの仕組みを
説明する模式図である。
【0003】警報信号外部出力機能付きガス漏れ警報器
18は、ガス漏れの発生の検出および居住者への報知を
行うとともに、ガス漏れの発生を報知する有線信号を、
無線送信機19に出力する機器である。
【0004】無線送信機19は、警報信号外部出力機能
付きガス漏れ警報器18からの有線信号の受信、および
無線受信機11への無線信号の送信を行う機器である。
【0005】無線受信機11は、無線送信機19からの
無線信号の受信、およびアナログ公衆回線網制御装置1
6への有線信号の送信を行う機器である。
【0006】アナログ公衆回線網制御装置16は、無線
受信機11からの有線信号の受信、およびアナログ公衆
回線網を通して、監視センター17との間での信号の送
受信を行う装置である。
【0007】マイコンメータ20は、集積回路を有す
る、ガス検針を行う機器である。
【0008】監視センター17は、アナログ公衆回線網
を通して、アナログ公衆回線網制御装置16との間での
信号の送受信、および収集された情報の処理を行うこと
ができる装置を有している。
【0009】ガス漏れ通報サービスは、つぎのように行
われる。すなわち、警報信号外部出力機能付きガス漏れ
警報器18は、ガス漏れの発生を検出して、それを居住
者へ報知するとともに、ガス漏れの発生を報知する有線
信号を、無線送信機19に送信する。無線送信機19
は、警報信号外部出力機能付きガス漏れ警報器18より
発信された有線信号を受信し、これを無線信号として無
線受信機11に送信する。無線受信機11は、無線送信
機19より発信された無線信号を受信し、これを有線信
号としてアナログ公衆回線網制御装置16に送信する。
アナログ公衆回線網制御装置16は、無線受信機11よ
り発信された信号を受信し、これをアナログ公衆回線網
を通して監視センター17に警報送信する。監視センタ
ー17は、アナログ公衆回線網制御装置16より発信さ
れた信号を受信し、居住者への電話確認によるガス漏れ
通報、セキュリティーサービスカーの出動などのガス漏
れ通報サービスを、速やかに提供する。
【0010】つぎに、図4を参照しながら、従来の技術
による無線受信機の構成について説明する。ただし、図
4は、従来の技術による無線受信機11の構成図であ
る。
【0011】無線信号受信装置12は、警報信号外部出
力機能付きガス漏れ警報器18(図3に示されている)
で検知されたガス漏れの発生を報知する、無線送信機1
9(図3に示されている)から発信された警報電波の受
信、増幅、検波を行う装置である。
【0012】中央処理装置13は、各回路の動作を統括
制御するとともに、無線信号受信装置12から入力され
る、ガス漏れの発生を報知する信号を解析し、信号送信
手段14に信号出力する装置である。
【0013】信号送信手段14は、中央処理装置13か
ら入力される、ガス漏れの発生を報知する警報信号を、
外部に送信する手段である。また、信号送信手段14
は、ガス漏れの発生を報知する警報信号に対する、監視
センター17からの返答を、アナログ公衆回線網を介し
て受信することもできる手段である。
【0014】T−NCUインターフェース部15は、信
号送信手段14とアナログ公衆回線網制御装置16の間
に介在している。
【0015】アナログ公衆回線網制御装置16は、無線
受信機11をアナログ公衆回線網に接続してデータ通信
回路を確立することのできる装置である。また、アナロ
グ公衆回線網制御装置16は、T−NCUインターフェ
ース部15に接続されている。
【0016】監視センター17は、アナログ公衆回線網
を通して、アナログ公衆回線網制御装置16との間での
信号の送受信、および収集された情報の処理を行うこと
ができる装置を有している。
【0017】このような構成を有する、従来の無線受信
機11の動作について、図4を参照しながら説明する。
【0018】無線信号受信装置12は、警報信号外部出
力機能付きガス漏れ警報器18(図3に示されている)
で検知されたガス漏れの発生を報知する、無線送信機1
9(図3に示されている)から発信された警報電波を受
信する。そして、無線信号受信装置12は、この警報電
波を増幅ならびに検波するとともに、中央処理装置13
に信号出力する。
【0019】中央処理装置13は、無線信号受信装置1
2より出力された、ガス漏れの発生を報知する警報信号
を解析し、信号送信手段14に出力する。
【0020】信号送信手段14は、中央処理装置13か
ら出力された信号を入力し、T−NCUインターフェー
ス部15を介し、ガス漏れの発生を報知する警報信号
を、アナログ公衆回線網制御装置16に送信する。
【0021】アナログ公衆回線網制御装置16は、信号
送信手段14より送信された警報信号を、アナログ公衆
回線網を通して監視センター17まで伝送する。
【0022】監視センター17は、無線受信機11より
送信されたこの警報信号に対する返答を、アナログ公衆
回線網を介して、無線受信機11に送信する。無線受信
機11は、この返答の受信により、監視センター17と
の通信シーケンスを正常終了する。
【0023】上述のようにして、ガス漏れの発生を認識
した監視センター17は、居住者への電話確認によるガ
ス漏れ通報、マイコンメータ20の遮断、セキュリティ
ーサービスカーの出動などのガス漏れ通報サービスを、
速やかに提供することができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、警報信号外
部出力機能付きガス漏れ警報器18(図3に示されてい
る)が、ガス漏れの発生を検知し、それを報知している
とき、警報信号外部出力機能付きガス漏れ警報器18
(図3に示されている)の設置されている住居の居住者
は、ガス漏れの発生を認識することができる。
【0025】しかしながら、無線受信機11が、警報信
号に対する監視センター17からの返答を受信しない場
合には、警報信号外部出力機能付きガス漏れ警報器18
(図3に示されている)によって検出されたガス漏れ
が、監視センター17において認識されない可能性があ
る。
【0026】また、ガス漏れの発生を認識した居住者
が、電話などを利用する手段により、ガス漏れの発生を
監視センター17に報知したとしても、監視センター1
7と警報信号外部出力機能付きガス漏れ警報器18(図
3に示されている)を結ぶ信号伝送経路における異常箇
所を特定するまでには、多大の労力と時間が必要であ
る。
【0027】本発明は、このような課題を考慮し、信号
送信手段における、信号の送信エラーの発生を、外部に
伝達することを特徴とする無線受信システムを提供する
ことを目的とするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】第一の本発明(請求項1
に対応)は、外部からの無線信号を受信することのでき
る無線信号受信装置と、前記無線信号受信装置で受信さ
れた信号を入力する比較判断手段と、前記比較判断手段
から入力された信号を記憶しておくことのできる記憶装
置と、前記比較判断手段で入力された信号を入力し、そ
の信号を出力する信号送信手段と、前記信号送信手段に
おける所定部を監視し、その所定部の状態を検知する信
号送信状態検知手段とを備え、前記比較判断手段は、前
記無線信号受信装置で受信された信号と、前記信号送信
状態検知手段で検知された信号とを比較し、前記信号送
信手段における信号の送信にエラーが発生したと判断し
た場合には、前記無線信号受信装置で受信された信号を
前記記憶装置に入力させることを特徴とする無線受信シ
ステムである。
【0029】第二の本発明(請求項2に対応)は、前記
記憶装置は、記憶している信号を、外部からの操作によ
り容易に外部出力することを特徴とする第一の本発明の
無線受信システムである。
【0030】第三の本発明(請求項3に対応)は、前記
比較判断手段は、IDコードの識別により前記無線信号
を発信した無線送信機を識別することができるIDコー
ド装置をもつことを特徴とする第一の本発明の無線受信
システムである。
【0031】第四の本発明(請求項4に対応)は、第一
から第三の何れかの本発明の全部又は一部の手段の全部
又は一部の機能をコンピュータにより実行させるための
プログラムを記録したことを特徴とするプログラム記録
媒体である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下では、本発明にかかる実施の
形態について、図面を参照しつつ説明を行う。はじめ
に、図1および図2を参照しながら、本実施の形態にお
ける無線受信システムの構成について説明する。ただ
し、図1は本実施の形態における無線受信システム1の
構成図であり、図2は本実施の形態におけるデータのフ
ォーマットの説明図である。
【0033】無線信号受信装置2は、警報信号外部出力
機能付きガス漏れ警報器18(図3に示されている)で
検知されたガス漏れの発生を報知する、無線送信機19
(図3に示されている)から発信された警報電波の受
信、増幅、検波を行う装置である。
【0034】比較判断手段3は、各回路の動作を統括制
御するとともに、無線信号受信装置2から入力される、
ガス漏れの発生を報知する信号を解析し、信号送信手段
4に信号出力する手段である。比較判断手段3は、警報
信号、定時送信信号の区別なく、登録されている無線送
信機19(図3に示されている)からの受信が一定期間
以上ない場合には、センタ装置7にそれを通知する機能
をもっている。また、後述されるように、比較判断手段
3は、通信シーケンスがACK受信による正常終了とな
らなかった場合には、3分10秒間隔で37回のリトラ
イ処理を行い、それでも通信不能の場合には、無応答待
機状態となる機能をもっている。
【0035】信号送信手段4は、比較判断手段3から入
力される、ガス漏れの発生を報知する警報信号を、外部
に送信する手段である。また、信号送信手段4は、ガス
漏れの発生を報知する警報信号に対する、センタ装置7
からの返答を、アナログ公衆回線網を介して受信するこ
ともできる手段である。
【0036】T−NCUインターフェース部5は、信号
送信手段4とアナログ公衆回線網制御装置6の間に介在
しており、信号を入出力するための入出力端子をもって
いる。
【0037】アナログ公衆回線網制御装置6は、T−N
CUインターフェース部5に接続されている。アナログ
公衆回線網制御装置6は、無線受信システム1をアナロ
グ公衆回線網に接続してデータ通信回路を確立すること
のできる装置である。すなわち、アナログ公衆回線網制
御装置6は、無線受信システム1より送信された信号
を、アナログ公衆回線網を通してセンタ装置7に送信す
るとともに、センタ装置7より送信された信号を、アナ
ログ公衆回線網を通して無線受信システム1に送信する
機能をもっている。
【0038】センタ装置7は、アナログ公衆回線網制御
装置6との間での信号の送受信、および収集されたデー
タの情報処理を行う、監視センター17(図3に示され
ている)に設置された装置である。
【0039】信号送信状態検知手段8は、信号送信手段
4における所定部の状態を検知する手段である。
【0040】記憶装置9は、比較判断手段3から入力さ
れる信号を記憶する装置である。後に詳述されるよう
に、記憶装置9は、センタ装置7からの履歴呼出コマン
ドにより、履歴として保存しているデータを外部出力す
る機能をもっている。なお、後に詳述されるように、こ
のデータには、比較判断手段3が無応答待機状態となっ
た時点からの経過時間が書き込まれている。また、この
データのフォーマットに関しては、図2に示されてい
る。
【0041】IDコード装置10は、無線送信機19
(図3に示されている)のIDコードを登録しており、
登録している無線送信機のIDコードと比較判断手段3
より入力される信号との比較により、複数存在する無線
送信機の中から、警報電波を発信した無線送信機19
(図3に示されている)を、特定する装置である。
【0042】このような構成を有する、本実施の形態に
おける無線受信システム1の動作について、図1を参照
しながら説明する。
【0043】はじめに、信号送信手段4における故障発
生のない場合について説明を行う。
【0044】無線信号受信装置2は、警報信号外部出力
機能付きガス漏れ警報器18(図3に示されている)で
検知されたガス漏れの発生を報知する、無線送信機19
(図3に示されている)から発信された警報電波を受信
する。そして、無線信号受信装置2は、この警報電波を
増幅ならびに検波するとともに、比較判断手段3に信号
出力する。
【0045】比較判断手段3は、無線信号受信装置2よ
り出力された、ガス漏れの発生を報知する警報信号を解
析し、IDコード装置10、信号送信手段4にそれぞれ
信号出力する。
【0046】IDコード装置10は、比較判断手段3よ
り入力された信号と、登録している無線送信機のIDコ
ードとの比較により、ガス漏れの発生を報知する警報電
波を発信した無線送信機19(図3に示されている)を
特定し、それを比較判断手段3に信号出力する。
【0047】信号送信手段4は、比較判断手段3から出
力された信号を入力し、T−NCUインターフェース部
5を介して、ガス漏れの発生を報知する警報信号をアナ
ログ公衆回線網制御装置6に送信する。
【0048】アナログ公衆回線網制御装置6は、信号送
信手段4より送信されたガス漏れの発生を報知する警報
信号を、アナログ公衆回線網を通してセンタ装置7まで
伝送する。
【0049】センタ装置7は、ガス漏れの発生を報知す
る警報信号を受信し、この警報信号に対する返答を、ア
ナログ公衆回線網を介して、無線受信システム1に出力
する。
【0050】無線受信システム1の信号送信手段4は、
この返答を入力する。
【0051】このとき、信号送信手段4における所定部
の状態を監視している信号送信状態検知手段8は、信号
送信手段4が、ガス漏れの発生を報知する警報信号に対
する返答を入力したことを報知する信号を、比較判断手
段3に出力する。
【0052】無線信号受信装置2より比較判断手段3に
出力された信号は、ガス漏れの発生を報知している。ま
た、信号送信状態検知手段8より比較判断手段3に出力
された信号は、信号送信手段4が、ガス漏れの発生を報
知する警報信号に対する、センタ装置7からの返答を入
力したことを、報知している。したがって、比較判断手
段3は、無線信号受信装置2より比較判断手段3に出力
された信号と、信号送信状態検知手段8より比較判断手
段3に出力された信号とを比較し、ガス漏れの発生を報
知する警報信号のアナログ公衆回線網制御装置6への送
信が、正常に行われたと判断することができる。
【0053】無線受信システム1は、上述の通信シーケ
ンスをこのようにして正常終了する。
【0054】つぎに、信号の外部出力が、正常に行われ
ない場合の動作について説明を行う。
【0055】無線信号受信装置2は、警報信号外部出力
機能付きガス漏れ警報器18(図3に示されている)で
検知されたガス漏れの発生を報知する、無線送信機19
(図3に示されている)から発信された警報電波を受信
する。そして、無線信号受信装置2は、この警報電波を
増幅ならびに検波するとともに、比較判断手段3に信号
出力する。
【0056】比較判断手段3は、無線信号受信装置2よ
り出力された、ガス漏れの発生を報知する警報信号を解
析し、IDコード装置10、信号送信手段4にそれぞれ
信号出力する。
【0057】IDコード装置10は、比較判断手段3よ
り入力された信号と、登録している無線送信機のIDコ
ードとの比較により、警報電波を発信した無線送信機1
9(図3に示されている)を特定し、それを比較判断手
段3に信号出力する。
【0058】信号送信手段4は、比較判断手段3から出
力された信号を入力し、T−NCUインターフェース部
5を介して、ガス漏れの発生を報知する警報信号をアナ
ログ公衆回線網制御装置6に送信する。
【0059】しかし、無線受信システム1の信号送信手
段4は、この警報信号に対するセンタ装置7からの返答
を、すでに述べられた正常な場合のようには入力しな
い。信号送信手段4は、センタ装置7からの返答がない
ことを比較判断手段3に通知するために、比較判断手段
3に信号出力を行う。
【0060】比較判断手段3は、信号送信手段4からの
信号を入力すると、ガス漏れの発生を報知する警報信号
を信号送信手段4に再送信させるための指令を、信号送
信手段4に信号出力する(これをリトライ処理とい
う)。
【0061】信号送信手段4は、比較判断手段3から出
力された信号を入力し、ガス漏れの発生を報知する警報
信号を、アナログ公衆回線網制御装置6に送信する。し
かし、信号送信手段4は、この警報信号に対するセンタ
装置7からの返答を入力せず、これを比較判断手段3に
通知するために、比較判断手段3に信号出力を行う。
【0062】このようにして、比較判断手段3は3分1
0秒間隔で37回のリトライ処理を行い、信号送信手段
4はそのたびに警報信号の送信を繰り返した後、比較判
断手段3は無応答待機状態となる。
【0063】信号送信手段4における所定部の状態を監
視している信号送信状態検知手段8は、信号送信手段4
が警報信号に対する返答をセンタ装置7から入力してい
ないことを報知する信号を、比較判断手段3に出力す
る。
【0064】無線信号受信装置2より比較判断手段3に
出力された信号は、ガス漏れの発生を報知している。と
ころが、信号送信状態検知手段8より比較判断手段3に
出力された信号は、信号送信手段4が警報信号に対する
返答をセンタ装置7から入力していないことを報知して
いる。したがって、比較判断手段3は、無線信号受信装
置2より比較判断手段3に出力された信号と、信号送信
状態検知手段8より比較判断手段3に出力された信号と
を比較し、ガス漏れの発生を報知する信号の送信エラー
が発生したと判断することができる。
【0065】比較判断手段3は、ガス漏れの発生を報知
する信号の送信エラーの発生をこのようにして判断する
と、無線信号受信装置2より比較判断手段3に出力され
た信号を、記憶装置9に出力する。
【0066】記憶装置9は、比較判断手段3より出力さ
れた信号を入力し、比較判断手段3がリトライを開始し
た時点からの経過時間の書き込まれたデータを、履歴と
して記憶する。
【0067】このようにして、信号送信手段4が警報信
号に対する返答をセンタ装置7から入力しなかった場合
には、比較判断手段3が無応答待機状態となった時点か
らの経過時間の書き込まれたデータが、履歴として記憶
装置9に保存される。
【0068】ところが、上述のような場合にも、ガス漏
れの発生を認識した居住者が、ガス漏れの発生を監視セ
ンター17(図3に示されている)に直接報知すること
がある。このとき、監視センター17(図3に示されて
いる)は、ガス漏れの発生を認識することができる。
【0069】比較判断手段3が無応答待機状態となった
時点からの経過時間の書き込まれたデータは、センタ装
置7からの履歴呼出コマンドにより、呼び出すことが可
能である。そこで、履歴呼出コマンドの、センタ装置7
からの発信により、履歴の呼び出しが行われるときの、
無線受信システム1の動作について説明する。
【0070】センタ装置7は、履歴呼出コマンドを、ア
ナログ公衆回線網を通して、アナログ公衆回線網制御装
置6に発信する。
【0071】アナログ公衆回線網制御装置6は、センタ
装置7から発信された履歴呼出コマンドを、T−NCU
インターフェース部5を介して、比較判断手段3に信号
出力する。
【0072】比較判断手段3は、アナログ公衆回線網制
御装置6より出力された信号を解析し、比較判断手段3
が無応答待機状態となった時点からの経過時間の書き込
まれたデータを、記憶装置9から呼び出す。比較判断手
段3は、T−NCUインターフェース部5を介して、こ
のデータを、アナログ公衆回線網制御装置6に信号送信
する。
【0073】アナログ公衆回線網制御装置6は、アナロ
グ公衆回線網を通して、比較判断手段3から送信された
信号を、センタ装置7に送信する。
【0074】このようにして、比較判断手段3が一回目
の通報処理に失敗した時点からの経過時間が、センタ装
置7において認識される。
【0075】以上で述べられたように、ガス漏れの発生
を報知する警報電波が、無線信号受信装置2で受信され
ているにもかかわらず、ガス漏れの発生を報知する信号
のアナログ公衆回線網制御装置6への送信エラーが発生
しているときには、比較判断手段3が無応答待機状態と
なった時点からの経過時間の書き込まれたデータが、履
歴として記憶装置9に保存される。さらに、この履歴
は、センタ装置7からの履歴呼出コマンドにより呼び出
すことが可能である。
【0076】したがって、無線受信システム1を利用す
ることにより、関連するシステムの信頼性が向上する。
【0077】なお、記憶装置に保存されたデータの呼び
出しは、上述した実施の形態におけるようにアナログ公
衆回線網を利用するセンタ装置10からの履歴呼出コマ
ンドによる必要はなく、専用の外部表示手段によっても
よいし、無線を通して監視センターなどの遠隔地に伝達
されてもよい。
【0078】また、上記実施の形態におけるインターフ
ェース部は、アナログ公衆回線網制御装置が接続される
T−NCUインターフェース部であったが、デジタル公
衆回線網制御装置が接続されるI−NCUインターフェ
ース部などであってもよく、要するに、接続される回線
網制御装置に対応したインターフェース部であればよ
い。
【0079】また、本発明における外部からの無線信号
は、上記実施の形態ではガス漏れの発生を報知する警報
電波であったが、火災の発生や侵入者の発生などを報知
する警報電波であってもよく、要するに、事態の発生を
報知する無線信号であればよい。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に対応する第一の本発明は、信号送信手段における、
信号送信エラーが発生したときには、受信した無線信号
の内容を、履歴として記憶装置に保存することを特徴と
する無線受信システムを提供することができる。
【0081】請求項2に対応する第二の本発明は、上記
効果に加えて、記憶装置に保存されたデータを、外部か
らの操作により容易に外部出力することを特徴とする無
線受信システムを提供することができる。
【0082】請求項3に対応する第三の本発明は、上記
効果に加えて、IDコードの識別により前記無線信号を
発信した無線送信機を特定することを特徴とする無線受
信システムを提供することができる。
【0083】請求項4に対応する第四の本発明は、信号
送信手段における、信号送信エラーが発生したときに
は、受信した無線信号の内容を、履歴として記憶装置に
保存することを特徴とするプログラム記録媒体を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態で説明される無線受信シ
ステムの構成図
【図2】本発明の一実施の形態で説明されるデータのフ
ォーマットの説明図
【図3】従来の技術によるガス漏れ通報サービスの仕組
みを説明する模式図
【図4】従来の技術による無線受信機の構成図
【符号の説明】
1 無線受信システム 2 無線信号受信装置 3 比較判断手段 4 信号送信手段 5 T−NCUインターフェース部 6 アナログ公衆回線網制御装置(T−NCU) 7 センタ装置 8 信号送信状態検知手段 9 記憶装置 10 IDコード装置 11 無線受信機 12 無線信号受信装置 13 中央処理装置 14 信号送信手段 15 T−NCUインターフェース部 16 アナログ公衆回線網制御装置(T−NCU) 17 監視センター 18 警報信号外部出力機能付きガス漏れ警報器 19 無線送信機 20 マイコンメータ
フロントページの続き (72)発明者 安部 隆 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社 (72)発明者 田島 孝 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社 (72)発明者 福本 直彦 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社 (72)発明者 岡本 信治 富山県富山市月岡町3丁目6番地 立山科 学工業株式会社内 (72)発明者 奥村 浩一 富山県富山市月岡町3丁目6番地 立山科 学工業株式会社内 (72)発明者 杉林 幹夫 富山県富山市月岡町3丁目6番地 立山科 学工業株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA03 BB12 BB18 BB34 BB63 BB74 DD07 EE05 EE07 FF01 FF04 FF13 FF17 FF20 FF23 GG10 GG17 GG23 GG38 5K101 KK14 LL11 PP03 VV03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの無線信号を受信することので
    きる無線信号受信装置と、前記無線信号受信装置で受信
    された信号を入力する比較判断手段と、前記比較判断手
    段から入力された信号を記憶しておくことのできる記憶
    装置と、前記比較判断手段で入力された信号を入力し、
    その信号を出力する信号送信手段と、前記信号送信手段
    における所定部を監視し、その所定部の状態を検知する
    信号送信状態検知手段とを備え、 前記比較判断手段は、前記無線信号受信装置で受信され
    た信号と、前記信号送信状態検知手段で検知された信号
    とを比較し、前記信号送信手段における信号の送信にエ
    ラーが発生したと判断した場合には、前記無線信号受信
    装置で受信された信号を前記記憶装置に入力させること
    を特徴とする無線受信システム。
  2. 【請求項2】 前記記憶装置は、記憶しているデータ
    を、外部からの操作により容易に外部出力することを特
    徴とする請求項1記載の無線受信システム。
  3. 【請求項3】 前記比較判断手段は、IDコードの識別
    により前記無線信号を発信した無線送信機を識別するこ
    とができるIDコード装置をもつことを特徴とする請求
    項1記載の無線受信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の何れかに記載の本発明
    の全部又は一部の手段の全部又は一部の機能をコンピュ
    ータにより実行させるためのプログラムを記録したこと
    を特徴とするプログラム記録媒体。
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