JP2001134838A - 金銭登録機 - Google Patents

金銭登録機

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JP2001134838A
JP2001134838A JP31251399A JP31251399A JP2001134838A JP 2001134838 A JP2001134838 A JP 2001134838A JP 31251399 A JP31251399 A JP 31251399A JP 31251399 A JP31251399 A JP 31251399A JP 2001134838 A JP2001134838 A JP 2001134838A
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JP31251399A
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Nobuyuki Takahashi
伸幸 高橋
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レシートプリンタを機器本体内に内蔵した構
成でオペレータの操作性を損なうことなく機器本体全体
の横幅を狭くでき、設置スペース縮小等に寄与し得る金
銭登録機を提供する。 【解決手段】 レシートプリンタ21をオペレータ用表
示器15の手前側に位置するオペレータ操作部14の下
部に位置させて機器本体12内に内蔵させることで、機
器本体12として横幅方向にレシートプリンタ21用の
スペースを確保する必要がなく、横幅寸法を狭くするこ
とができる。また、レシート発行方向を横方向とするこ
とで、内蔵させたレシートプリンタ21分が手前側に出
っ張ることがなくオペレータによるキーボード13等の
操作性を損なうこともない。同時に、レシートプリンタ
21によるレシート発行方向を横方向に設定すること
で、レシートを受け取るために手を出す方向と直交する
ため、手首を曲げたりする必要がなく、オペレータにと
って発行されたレシート22を手で取りやすくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POS(Point
Of Sales)端末として、或いは、ECR(Elctric
Cash Register)単体として使用される金銭登録機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種店舗、その他の場所で使用さ
れるこの種の金銭登録機は、各種構造ないしは形状に形
成されているが、一般に、テンキーその他の各種キー類
を備えてオペレータ(キャッシャ)により操作されるキ
ーボード、オペレータに対してその操作結果等の情報を
表示するためのオペレータ用表示器、客に対して合計金
額等の必要な情報を表示するための客用表示器、取引結
果をレシートとして発行するためのレシートプリンタ、
クレジットカードその他のカード情報を読取るための磁
気カードリーダ、金銭等の授受に伴い金銭を出し入れす
るためのドロワ等を備えて構成されている。
【0003】このような金銭登録機の一例を図6に示
す。前後方向に引出自在なドロワ1上に位置する機器本
体2には、その上面手前側に少し前下がりに傾斜させて
オペレータが操作しやすくしたキーボード3が配設さ
れ、このキーボード3の後方側にオペレータが見やすい
ように前下がり傾斜を大きくしてなる例えばLCD構造
のオペレータ用表示器4が配設され、このオペレータ用
表示器4の後部には逆に客が見やすいように後方下がり
に傾斜させてなる例えばLCD構造の客用表示器5が配
設されている。磁気カードリーダ6は例えばキーボード
3の右側に位置させてカードを前後方向に引くように配
設されている。
【0004】また、レシートプリンタは特に図示しない
がオペレータ用表示器4及び客用表示器5の左側に位置
させて機器本体2内に内蔵されている。このレシートプ
リンタは例えばサーマルプリンタによるもので、ロール
状の感熱紙に対して必要な取引情報等を印字し、カッタ
により所定の長さに切断して、オペレータ用表示器4の
左隣のレシート発行口7からレシート8として手前(オ
ペレータ側)に向けて発行させるように構成されてい
る。このレシート発行口7には同じ高さのレシートテー
ブル9が発行されるレシート8の受け面として手前側に
水平に突出形成されている。また、機種によっては、こ
のレシートテーブル9の下方に位置してキーボード3と
同等の高さで水平な紙幣一時置き場10を長めのレシー
ト8の2次的な受け面とさせているものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来一般的な金銭登録機構成の場合、機器本体2が少な
くともオペレータ用表示器4の長さ(横幅)とレシート
プリンタ用の幅とを加算した長さ(横幅)を必要とし、
結構横幅の広い構造となってしまう。この場合、オペレ
ータ用表示器4の長さやレシート幅等はある程度必要な
ため、単純に全体の寸法を短くして横幅の狭い製品とす
ることはできない。この結果、例えば、複数台の金銭登
録機が設置されるスーパーマーケットのレジ付近のレイ
アウトを考えた場合、一般に、縦型バーコードスキャナ
を備えたり商品を出し入れするかごを移動させるための
サッカー台に金銭登録機が横付けされるため、この金銭
登録機の横幅が広いと、設置し得るサッカー台の列数が
制約されてしまう、或いは、必要な列数を確保するため
の占有面積が大きくなってしまう等の不具合が生ずる。
【0006】さらに、レシートプリンタにより発行され
るレシートの発行状況を考えた場合、レシート8の先端
側が水平な受け面(レシートテーブル9や金銭一時置き
場10)を滑走するように発行されるが、ロール状の巻
き癖に伴い下向きにカールして発行されるためレシート
8の先端部分は受け面に対して直交する如く状態で接触
しやすく必ずしも移動しやすくないため、例えばレシー
ト不要な客に応じてレシート8をそのままとした場合に
は、レシート8の後端がレシート発行口7内に残り、次
の客用のレシート発行時に前回発行のレシート8と今回
発行のレシート8とがカッタ付近で重なってしまい、前
回発行のレシート8が今回発行のレシート8と一緒に再
度切断されてしまう「二度切り」現象が生じ、レシート
発行口7の内又は外で細かい紙片が発生してしまう一因
となっている。
【0007】そこで、本発明は、レシートプリンタを機
器本体内に内蔵した構成でオペレータの操作性を損なう
ことなく機器本体全体の横幅を狭くすることができ、設
置スペース縮小等に寄与し得る金銭登録機を提供するこ
とを目的とする。
【0008】さらには、レシートプリンタにより発行さ
れるレシートの挙動を安定させ、オペレータにとって取
りやすく、或いは、二度切り等の現象を回避し得る金銭
登録機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
キーボード等のオペレータ操作部を機器本体の上面手前
側に有し、前記オペレータ操作部の後方側にオペレータ
用表示器を有するとともに、レシートを発行するレシー
トプリンタを備えた金銭登録機において、前記レシート
を前記機器本体正面に対して横方向に発行させる向きに
前記レシートプリンタを前記オペレータ操作部の下部に
位置させて前記機器本体内に内蔵させた。
【0010】本発明において、「オペレータ操作部」と
は本来的にはキーボード部分を意味するが、例えばオペ
レータ用表示器をタッチパネル構造等とし、オペレータ
による入力操作を受け付け得る構成とした場合には、キ
ーボードにおけるキーとしてはテンキー程度で済むた
め、その空きスペースに設定された紙幣一時置き場等で
あってもよく、必ずしもキーボード部分のみを意味する
ものではない。
【0011】従って、レシートプリンタをオペレータ用
表示器の手前側に位置するオペレータ操作部の下部に位
置させて機器本体内に内蔵させることにより、機器本体
として横幅方向にレシートプリンタ用のスペースを確保
する必要がなく、横幅寸法を狭くすることができる上
に、レシート発行方向が横方向であるため、内蔵させた
レシートプリンタ分が手前側に出っ張ることがなくオペ
レータのオペレータ操作部等の操作性を損なうこともな
い。また、レシートプリンタによるレシート発行方向が
横方向に設定されており、レシートを受け取るために手
を出す方向と直交するため、手首を曲げたりする必要が
なく、オペレータにとって発行されたレシートを手で取
りやすくなる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の金
銭登録機において、前記レシートプリンタのレシート発
行口が前記機器本体の最外側面よりも内側に凹ませて形
成された側面に形成されている。
【0013】従って、機器本体の最外側面にレシート発
行口を形成してレシートを発行させることも可能である
が、この最外側面よりも内側に凹ませて形成された側面
にレシート発行口を形成してレシートを発行させること
により、凹ませた部分にレシート受け面を確保できる上
に発行されるレシート部分を含めて機器本体の横幅内に
抑えることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の金銭登録機において、前記レシートプリンタのレシ
ート発行口から発行される前記レシートを保持する保持
面をオペレータ側に向けて手前上がりに傾斜させてな
る。
【0015】従って、一般にレシート発行口に対してオ
ペレータの手の位置の方が高い位置に位置するが、これ
に合わせてレシート発行口から発行されるレシートを保
持する保持面が手前上がりに傾斜しているので、発行さ
れたレシートをオペレータが取りやすくなる上に、手前
側に落下しにくくなる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の金銭登録機において、前記レシートプリンタの
レシート発行口から発行される前記レシートが移動する
移動面をそのレシート発行方向前方に向けて前下がりに
傾斜させてなる。
【0017】従って、発行されるレシートが下向きにカ
ール癖を有するような場合であっても移動面を移動しや
すくなるため、レシートがレシート発行口から抜け出や
すく二度切り等の現象を回避し得る。特に、保持面をオ
ペレータ側に向けて手前上がりに傾斜させる構成と組合
わせることにより、仮にレシート発行口にレシートが残
っても移動面の傾斜に応じて傾斜状態となりやすく、次
に発行される水平なレシートの先端側と交差するように
なるので、確実に押し出すことができ、二度切りを生じ
ない。
【0018】請求項5記載の発明は、レシートを発行す
るレシートプリンタを機器本体内に内蔵した金銭登録機
において、前記レシートを前記機器本体正面に対して横
方向に発行させる向きに前記レシートプリンタを配設し
た。
【0019】従って、機器本体に正対するオペレータに
とってレシートが横向きに発行され、レシートを受け取
るために手を出す方向と直交するため、手首を曲げたり
する必要がなく、発行されたレシートを手で取りやすく
なる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1又は5記
載の金銭登録機において、前記レシートプリンタによる
前記レシートの発行方向が前記機器本体正面に対して左
側方向に設定されている。
【0021】従って、従来においても、一般に右利きの
オペレータが多い点を考慮し、大半がレシートプリンタ
が機器本体の左側に配設されていたので、レシート発行
方向を左側方向に設定しても操作性に違和感を与えるこ
とがない上に、右手でキーボード等のオペレータ操作部
を操作しながら発行されるレシートを左手で取ることが
でき、操作性が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ない
し図5に基づいて説明する。図1は本実施の形態の金銭
登録機の外観構造を示す斜視図である。前後方向に引出
自在なドロワ11上に位置する機器本体12には、その
上面手前側にキーボード13等のオペレータ操作部14
が配設され、このオペレータ操作部14の後方側にはオ
ペレータが見やすいように前下がり傾斜を大きくしてな
る例えばLCD及びタッチパネル構造のオペレータ用表
示器15が配設され、このオペレータ用表示器15の後
部(背面側)には逆に客が見やすいように後方下がりに
傾斜させてなる例えばLCD及びタッチパネル構造の客
用表示器16が配設されている。磁気カードリーダ17
は例えばオペレータ用表示器15の右側に位置させてカ
ードを上下方向に引くように配設されている。ここに、
本実施の形態では、オペレータ用表示器15がタッチパ
ネル構造で各種情報をこのオペレータ用表示器15を利
用して入力し得るように構成されているので、キーボー
ド13としてはテンキー18、その他の必要最低限のキ
ーがオペレータ操作部14の右側位置に少し前下がりに
設けられているとともに、このキーボード13よりも左
側部分は水平状態に形成されて客から受け取った紙幣を
扱う紙幣一時置き場19とされている。従って、本実施
の形態では、キーボード13と紙幣一時置き場19とに
より、横方向に細長くオペレータ用表示器15よりも少
し短いオペレータ操作部14が構成されている。このオ
ペレータ操作部14は後述するレシートプリンタの保守
・点検等のために機器本体12に対して着脱自在とされ
ている。オペレータ用表示器15の下部であってオペレ
ータ操作部14の左側には登録モード等を設定するため
の鍵スイッチ20が設けられている。
【0023】また、レシートプリンタ21はオペレータ
操作部14の下部、特に紙幣一時置き場19の下部に位
置させて横向きにして機器本体12内に内蔵されてい
る。即ち、レシートプリンタ21は一般に印刷用紙の搬
送方向に長い構造を有するが、本実施の形態のロール状
感熱紙を用い、カッタにより切断してレシート22を発
行するサーマルプリンタによるレシートプリンタ21の
場合も感熱紙の搬送方向に長い構造であって、その長手
方向が機器本体12の左右横方向とされている。また、
このレシートプリンタ21によるレシート22の発行方
向は機器本体12の横方向、特に、本実施の形態では、
正面から見て左側方向に設定されている。このため、レ
シートプリンタ21が内蔵されているオペレータ操作部
14の左側側面には、図3等に示すようにレシート発行
口23が水平状態に形成されている。また、このような
レシート発行口23にはそのすぐ内部に位置するカッタ
に対するカッタカバー24が設けられている。ここに、
レシート発行口23は機器本体12の左側の最外側面1
2aではなく、この最外側面12aよりも内側(右側)
に凹ませて形成された側面12bの部分に形成されてい
る。
【0024】さらに、機器本体12において、左側手前
一隅、即ち、オペレータ操作部14のすぐ左側には、レ
シート発行口23よりも一段低くしてなるレシート受け
面25が形成されている。即ち、このレシート受け面2
5は側面12b部分を形成するために凹ませた領域を利
用してレシート受け台26により形成されている。この
レシート受け面25は機器本体12の前後方向に見た場
合にオペレータ側に向けて手前上がりに傾斜した保持面
25aと、機器本体12の左右方向に見た場合にレシー
ト発行方向(左方向)前方に向けて前下がりに傾斜した
移動面25bとを斜め対角ラインを境界線として連続
させて形成してなる。
【0025】図2及び図3を参照して、より詳細に説明
する。図2はレシート受け面25付近を拡大して示す斜
視図、図3はその左側側面図である。移動面25bはレ
シート発行口23に対応する幅の右側前後ラインと奥
側左右ラインと斜め対角ラインとにより三角形状に
形成され、保持面25aは手前左右ラインと左側前後
ラインと右側前後ラインと斜め対角ラインとによ
り台形状に形成されている。ここに、レシート受け面2
5を上面に有するレシート受け台26の底面前後ライン
と底面左右ラインは金銭登録機が設置されるカウン
タ台の表面(水平面)に対して平行に設定されている。
斜め対角ラインはこれらの底面前後ライン、底面左
右ラインに平行、即ち、水平に設定され、かつ、レシ
ート発行口23よりも低くてレシート受け面25におい
て一番低い位置に設定されている。手前左右ラインは
これらの底面前後ライン、底面左右ラインに平行、
即ち、水平に設定され、かつ、レシート発行口23の下
側位置と同等の高さでレシート受け面25において一番
高い位置に設定されている。そして、右側前後ライン
と奥側左右ラインとの交差する位置がレシート発行口
23の下側位置の高さに設定されることにより、右側前
後ラインは斜め対角ラインに対して奥側上がりのラ
イン、奥側左右ラインは斜め対角ラインに対して右
側上がりのラインとされ、移動面25bがレシート発行
方向(左方向)前方に向けて前下がりに傾斜した形状と
されている。また、左側前後ラインと右側前後ライン
とは平行でないが共に手前左右ライン側に向けて手
前上がりのラインとされ、保持面25aがオペレータ側
に向けて手前上がりに傾斜した形状とされている。
【0026】このような構成において、レシート22を
発行するためのレシートプリンタ21がオペレータ操作
部14の下部位置にて機器本体12内に内蔵されている
ので、図1からも明らかなように、金銭登録機としてオ
ペレータ用表示器15の横幅寸法程度の狭い横幅寸法で
済むことになる。同時に、このレシートプリンタ21を
レシート22が横方向に発行させるように横向きにして
内蔵させているので、手前側に出っ張ることもなく、オ
ペレータによるキーボード13、紙幣一時置き場19等
の操作性を損なうこともない。その上、レシート22が
正面から見て左側方向に発行されるので、図4に示すよ
うに、オペレータにとって左手をレシート発行方向に直
交する方向に自然に出せばよく、手首を曲げる必要がな
く、レシート22を取りやすくなる。特に、従来におい
ても、一般に右利きのオペレータが多い点を考慮し、大
半がレシートプリンタが機器本体の左側に配設されてい
たので(例えば、図6参照)、レシート発行方向を左側
方向に設定してもレシート受け取りの操作性に違和感を
与えることがない上に、右手でキーボード13等のオペ
レータ操作部14を操作しながら発行されるレシート2
2を左手で取ることができ、操作性が向上する。
【0027】次に、レシートプリンタ21によりレシー
ト発行口23から発行されるレシート22の挙動につい
て説明する。本実施の形態では、レシートプリンタ21
がロール紙を用いているので、ロール状の巻き癖により
レシート22は、図5等に示す如く、下向きにカールし
て発行されやすい。このとき、レシート受け面25、特
に移動面25b部分が仮に水平面であると発行されるレ
シート22の下向き先端が移動しにくいが、本実施の形
態では、この移動面25b部分が発行方向前方に向けて
前下がりに傾斜しているので、発行方向に従い移動面2
5b上を移動しやすくなる。この動作の途中で、レシー
ト22の先端側は保持面25a上にも乗り上げる形で移
動し、図5等に示すように、保持面25aの傾斜に従
い、全体的に手前側(オペレータ側)上がりに傾斜した
状態でレシート受け面25上に発行されることになる。
この結果、一般にレシート発行口23に対してオペレー
タの手の位置(ひじの位置)の方が高い位置に位置して
いるが、レシート発行口23から発行されるレシート2
2が保持面25aに従い手前上がりに傾斜しているの
で、オペレータが通常の作業姿勢において発行されたレ
シート22を取りやすくなる上に、手前側に落下するよ
うなこともない。
【0028】また、発行されたレシート22がレシート
不要な客等に応じて仮にレシート受け面25上に取り残
されるようなことがあっても、後端部分も図5に示すよ
うに、保持面25aの傾斜に応じて傾斜状態となりやす
く、図5中に仮想線で示すようにレシート発行口23か
ら次に発行される水平なレシート22aの先端側と交差
するようになるので、確実に押し出すことができ、発行
済みのレシート22の後端がレシート発行口23からカ
ッタ側へ入り込むようなことはなく、二度切りを生じな
い。
【0029】なお、本実施の形態では、LCD及びタッ
チパネル構造の表示器15,16を用いたが、CRT構
造等の表示器であってもよい。このような場合には、オ
ペレータ操作部14は多数のキーが配列されたキーボー
ドにより構成される。
【0030】また、本実施の形態のレシート受け面25
に関しては、保持面25a、移動面25bを斜め境界ラ
インを境として形成したが、滑らかな曲面により境目
のない状態で連続させて形成してもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、レシート
プリンタをオペレータ用表示器の手前側に位置するオペ
レータ操作部の下部に位置させて機器本体内に内蔵させ
たので、機器本体として横幅方向にレシートプリンタ用
のスペースを確保する必要がなく、横幅寸法を狭くする
ことができる上に、レシート発行方向が横方向であるた
め、内蔵させたレシートプリンタ分が手前側に出っ張る
ことがなくオペレータのオペレータ操作部等の操作性を
損なうこともなく、さらに、レシートプリンタによるレ
シート発行方向が横方向に設定されており、レシートを
受け取るために手を出す方向と直交するため、手首を曲
げたりする必要がなく、オペレータにとって発行された
レシートを手で取りやすくすることができる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の金銭登録機において、機器本体の最外側面によりも
内側に凹ませて形成された側面にレシート発行口を形成
してレシートを発行させるようにしたので、凹ませた部
分にレシート受け面を確保できる上に発行されるレシー
ト部分を含めて機器本体の横幅内に抑えることができ
る。
【0033】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の金銭登録機において、レシートプリンタのレ
シート発行口から発行されるレシートを保持する保持面
をオペレータ側に向けて手前上がりに傾斜させているの
で、発行されたレシートをオペレータが取りやすくなる
上に、手前側に落下しにくくすることができる。
【0034】請求項4記載の発明によれば、請求項1,
2又は3記載の金銭登録機において、レシートプリンタ
のレシート発行口から発行されるレシートが移動する移
動面をそのレシート発行方向前方に向けて前下がりに傾
斜させているので、発行されるレシートが下向きにカー
ル癖を有するような場合であっても移動面を移動しやす
くなるため、レシートがレシート発行口から抜け出やす
く二度切り等の現象を回避することができる上に、オペ
レータ側に向けて手前上がりに傾斜させる構成と組合わ
せることにより、仮にレシート発行口にレシートが残っ
ても移動面の傾斜に応じて傾斜状態となりやすく、次に
発行される水平なレシートの先端側と交差するようにな
るので、確実に押し出すことができ、二度切りを生ずる
こともない。
【0035】請求項5記載の発明によれば、レシートを
機器本体正面に対して横方向に発行させる向きにレシー
トプリンタを配設したので、機器本体に正対するオペレ
ータにとってレシートが横向きに発行され、レシートを
受け取るために手を出す方向と直交するため、手首を曲
げたりする必要がなく、発行されたレシートを手で取り
やすくすることができる。
【0036】請求項6記載の発明によれば、請求項1又
は5記載の金銭登録機において、レシートプリンタによ
るレシートの発行方向が機器本体正面に対して左側方向
に設定されているので、一般に右利きのオペレータが多
いことから、レシート発行方向を左側方向に設定しても
操作性に違和感を与えることがない上に、右手でキーボ
ード等のオペレータ操作部を操作しながら発行されるレ
シートを左手で取ることができ、操作性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の金銭登録機の外観構造
を示す斜視図である。
【図2】レシート受け面付近を拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】その左側側面図である。
【図4】レシート発行状況を示す斜視図である。
【図5】レシート発行状況を示す左側面図である。
【図6】従来の金銭登録機の外観構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
12 機器本体 12a 最外側面 12b 側面 13 キーボード 14 オペレータ操作部 15 オペレータ用表示器 16 客用表示器 21 レシートプリンタ 22 レシート 23 レシート発行口 25a 保持面 25b 移動面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボード等のオペレータ操作部を機器
    本体の上面手前側に有し、前記オペレータ操作部の後方
    側にオペレータ用表示器を有するとともに、レシートを
    発行するレシートプリンタを備えた金銭登録機におい
    て、 前記レシートを前記機器本体正面に対して横方向に発行
    される向きに前記レシートプリンタを前記オペレータ操
    作部の下部に位置させて前記機器本体内に内蔵させたこ
    とを特徴とする金銭登録機。
  2. 【請求項2】 前記レシートプリンタのレシート発行口
    が前記機器本体の最外側面よりも内側に凹ませて形成さ
    れた側面に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の金銭登録機。
  3. 【請求項3】 前記レシートプリンタのレシート発行口
    から発行される前記レシートを保持する保持面をオペレ
    ータ側に向けて手前上がりに傾斜させてなることを特徴
    とする請求項1又は2記載の金銭登録機。
  4. 【請求項4】 前記レシートプリンタのレシート発行口
    から発行される前記レシートが移動する移動面をそのレ
    シート発行方向前方に向けて前下がりに傾斜させてなる
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の金銭登録
    機。
  5. 【請求項5】 レシートを発行するレシートプリンタを
    機器本体内に内蔵した金銭登録機において、 前記レシートを前記機器本体正面に対して横方向に発行
    させる向きに前記レシートプリンタを配設したことを特
    徴とする金銭登録機。
  6. 【請求項6】 前記レシートプリンタによる前記レシー
    トの発行方向が前記機器本体正面に対して左側方向に設
    定されていることを特徴とする請求項1又は5記載の金
    銭登録機。
JP31251399A 1999-11-02 1999-11-02 金銭登録機 Pending JP2001134838A (ja)

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JP31251399A JP2001134838A (ja) 1999-11-02 1999-11-02 金銭登録機

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