JP6759585B2 - Posシステム、及び登録カウンター - Google Patents
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Description
詳細には、従来の二人制のレジでは、買い上げ商品を店員であるチェッカーが商品登録機で登録し、店員であるキャッシャーが顧客から貨幣などを受け取り、精算機で精算処理を行う。金券を収容する金券収容部は精算機の近傍に設けられており、キャッシャーが金券を受け取った場合、金券をその金券収容部に収容していた。
本発明は上記した従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、店員が顧客から受け取った金券を容易に回収し収納できるPOSレジシステムを提供することを目的とする。
買い上げ商品の登録を店員によって操作される登録装置が天板上に配置される登録カウンターと、顧客により操作され、前記登録装置で登録された商品情報に基づいて精算処理が行われる精算装置とを有するPOSシステムであって、前記精算装置は、前記登録装置から所定の距離、離間して配置され、金券を収納する収納部を有せず、貨幣を収納する収納部を有し、前記登録装置は、貨幣を収納する収納部を有せず、前記登録カウンターは、前記天板の下部に設けられた収容空間に対して出し入れ自在に設けられた引出し部を有し、前記引出し部は、前記金券が投入される投入部と、前記投入部と連通する前記金券を収納する収納部と、収納された前記金券が前記収納部外へはみ出すことを規制する規制部と、を有すると共に、前記引出し部は、該引出し部の長手方向にあって、前記収納部の外部に前記規制部により区画された残余の収納領域を有することを特徴とする。
また、本発明に係るPOSシステムに用いられる登録カウンターを提供することができる。
ストアコントローラAと店員用商品登録装置Bと顧客用精算装置Cは、有線式又は無線式の通信路Dを介して通信可能に接続されている。
例えば、ストアコントローラA(管理装置)は、店舗外に配置され、店員用商品登録装置Bと顧客用精算装置Cと通信路を介して通信可能に接続されていてもよい。
表示部5’は客用表示部で、顧客に対して商品登録の情報が表示される。
操作部6は、店員用商品登録装置Bを動作させる各種のキー、小計キー、現計キー、置数キー、訂正キー、プリセットキー等の操作ボタンなどを有する。
そして、当該店員用商品登録装置Bが、顧客の買い上げ商品の情報を精算用用紙(会計券)に印刷する場合、その取引を特定する取引番号と、取引番号の取引にて登録された商品のコード情報を、前記ストアコントローラAへ送信し、ストアコントローラAで読み出し可能に記憶する。
顧客用精算装置Cは、コンピュータで構成され、詳細には、CPU(制御部)、記憶部、スキャナ部41(読み取り手段)、表示操作部42(液晶タッチパネル)、通信部、印刷部43、カードリーダ、呼出ランプ、自動釣銭釣札機C2を有し、互いにバスを介して接続されており、相互に通信可能となっている(図4参照)。
印刷部43は、顧客の精算(会計)終了後、当該顧客が持ち帰る精算終了した会計済みレシートを印刷する。
自動釣銭釣札機C2は、精算装置本体C1の制御部に接続され、自動釣銭釣札機C2への金銭の払い出し、或いは、自動釣銭釣札機C2に入金された金銭情報を精算装置本体C1の制御部へ送信するよう制御されている。
顧客Kの買い上げ商品の登録を行う店員用商品登録装置Bは、買い上げ商品が収容された買物カゴを載置する登録カウンター10の長さ方向の略中央位置に配置されている。詳細には、店員用商品登録装置Bの店員用操作面(表示部5、操作部6)を登録カウンター10の前側縁と平行となるように設置され、表示部(客用)5’が店員用操作面(表示部5、操作部6)の反対側に位置するように配置されている。
尚、商品登録装置Bの配置位置はこの実施形態に限られるものではない。
店員Tが店員用商品登録装置Bで、顧客Kにより購入された商品のバーコードをスキャンして、商品登録を行う。
また、店員Tは、顧客Kから割引券などの金券を受け取った場合、その金券の情報をスキャナ部や操作部6(店員用操作部)により、店員用商品登録装置Bへ登録する。そして、店員Tは、その金券を登録カウンター10の投入部15(投入口)に投入して、収納部12へ金券を収納する。
これにより、精算処理の取引番号が特定され、顧客用精算装置と通信可能なストアコントローラAの所定記憶領域に記憶される取引に関するデータのうち、特定された取引番号がキーとして参照されることで買い上げ商品が特定され、価格、合計金額等が精算装置Cの表示操作部42に表示され、顧客Kは表示された合計金額を、紙幣や硬貨等により自動釣銭釣札機C2を用いて精算処理する。
精算が完了すると、精算終了した会計済みレシートが精算装置Cの印刷部43から発行される。
しかし、これに限らず、精算用用紙に取引番号の他、その取引で登録された商品の商品コードが例えば2次元コード等にコード化され、顧客用精算装置で該コード情報が読み取られることで、その取引で登録された商品を特定するようにしてもよい。この場合、上位装置へのデータの参照が不要になるので、特に上位装置との通信が不通の場合に有効である。
図5、図6に示したように、本発明の実施形態に係る登録カウンター10は、買い物カゴや商品などが載置される略矩形状の天板11、天板11を下側から支持する脚部101(側面側脚部101a、裏面側脚部101b)等を有する。
引出し部13の前板部14に引き手部16が設けられている。引き手部16は、例えば、店員Tの指がかかる窪み、取手、又はハンドルなどである。
前板部14の引き手部16の近傍には、金券が投入される投入部15(投入口)が設けられている。この投入部15は、引出し部13の内部に設けられた収納部12に連通するように形成されている。すなわち、投入部15に投入された金券は収納部12へ収納される。
つまり、収納部12は、蓋部19、L型仕切板18、引出し部13の底部などにより密閉可能に形成されている。
また、引出し部13の前板部14などは、透明または半透明な材料により構成されていてもよく、または、透光部を備えていてもよい。すなわち、引出し部13を閉じた状態で、収納部12内の金券などの収納状態を容易に確認することができ、回収すべきか否かを容易に把握することができる。
また、天板11や蓋部19などは、透明または半透明な材料により構成されていてもよく、また、透光部を備えていてもよい。
図12(a)に示したように、商品登録時には、引出し部13は、登録カウンター10の天板11の下部に設けられた収容空間110に配置されている。この時、錠部17(図5参照)を施錠状態とし、引出し部13を容易に引き出せないようにすることで、金券CVを不正に持ち出すことを防止してもよい。
例えば、管理者等の操作者により管理される鍵を用いて、錠部17(図5参照)を開錠状態とし、引き手部16に指をかけて、引出し部13を引き出す。
そして、操作者が、蓋部19の取っ手部19aを把持して、蓋部19を取り外し、収納部12に収納されている金券CVを取り出す。
そして、必要に応じて錠部17(図5参照)が施錠状態とされる。
すなわち、店員Tにより操作される登録装置Bと、登録装置Bから離れた位置に配置され、顧客Kにより精算処理が行われる精算装置Cとを有するPOSシステムにおいて、金券の登録を登録装置B側で行う場合に、店員Tにより煩雑な動作を行うことなく、登録カウンター10の収納部12で、顧客Kから受け取った金券を収納することができる。
すなわち、店員Tは、引出し部13を手前に引き出すことなく、顧客から受け取った金券を投入部15へ投入することで、簡単に金券を登録カウンター10の金券収納スペースへ収容することができる。
また、引出し部13の前板部14に備えられた引き手部16を引き出すことで、引出し部13内に収容されている金券を容易に取り出すことができる。
すなわち、引出し部13の収納部12には、蓋部19や仕切板18などの規制部が設けられているので、収納部12に収納された金券CVを紛失することなく、確実に収納することができる。
[付記1]
商品の登録が行われる登録装置と、登録装置が配置される天板を有する(登録)カウンターと、前記登録装置で登録された商品情報に基づいて精算処理が行われる精算装置とを有するPOSシステムであって、
前記(登録)カウンターは、天板よりも下部に、金券を収納する収納部を有することを特徴とするPOSシステム。
[付記2]
前記(登録)カウンターは、天板よりも下部に、金券が投入される投入部を備え、
前記収納部は、前記投入部と連通し、該投入部から投入された金券を収納するように構成されていることを特徴とする付記1に記載のPOSシステム。
[付記3]
前記収納部は、天板の下部に設けられた収容空間に対して出し入れ自在に設けられた引出し部を有し、
前記投入部は、前記引出し部の前板部に備えられた引き手部の近傍に設けられていることを特徴とする付記2に記載のPOSシステム。
[付記4]
前記収納部は、収納された金券が収納部外へはみ出すことを規制する規制部を有することを特徴とする付記1に記載のPOSシステム。
[付記5]
付記1から付記4のいずれかに記載のPOSシステムに用いられる(登録)カウンター。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
11…天板
12…収納部
13…引出し部
14…前板部
15…投入部(投入口)
16…引き手部
17…錠部
18…仕切板
19…蓋部
110…収容空間
A…ストアコントローラ(管理装置)
B…登録装置
C…精算装置
CV…金券
K…顧客
T…店員
Claims (4)
- 買い上げ商品の登録を店員によって操作される登録装置が天板上に配置される登録カウンターと、顧客により操作され、前記登録装置で登録された商品情報に基づいて精算処理が行われる精算装置とを有するPOSシステムであって、
前記精算装置は、前記登録装置から所定の距離、離間して配置され、金券を収納する収納部を有せず、貨幣を収納する収納部を有し、前記登録装置は、貨幣を収納する収納部を有せず、前記登録カウンターは、前記天板の下部に設けられた収容空間に対して出し入れ自在に設けられた引出し部を有し、
前記引出し部は、前記金券が投入される投入部と、前記投入部と連通する前記金券を収納する収納部と、収納された前記金券が前記収納部外へはみ出すことを規制する規制部と、を有すると共に、前記引出し部は、該引出し部の長手方向にあって、前記収納部の外部に前記規制部により区画された残余の収納領域を有することを特徴とするPOSシステム。 - 前記収納部の上部に着脱自在に設けられた蓋部を有し、前記蓋部は前記投入部から投入された前記金券を前記収納部内に密閉可能に収納することを特徴とする請求項1に記載のPOSシステム。
- 前記蓋部の裏側に、凸形状部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のPOSシステム。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載のPOSシステムに用いられる登録カウンター。
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JP2015256716A JP6759585B2 (ja) | 2015-12-28 | 2015-12-28 | Posシステム、及び登録カウンター |
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- 2015-12-28 JP JP2015256716A patent/JP6759585B2/ja active Active
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