JP2001134723A - 非接触型データ記憶体のデータ処理装置及び方法、並びに食堂精算用非接触idタグ読出装置 - Google Patents

非接触型データ記憶体のデータ処理装置及び方法、並びに食堂精算用非接触idタグ読出装置

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JP2001134723A
JP2001134723A JP31206799A JP31206799A JP2001134723A JP 2001134723 A JP2001134723 A JP 2001134723A JP 31206799 A JP31206799 A JP 31206799A JP 31206799 A JP31206799 A JP 31206799A JP 2001134723 A JP2001134723 A JP 2001134723A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 応答感度が異なる複数種類の非接触型データ
記憶体が混在した状態でも、各データ記憶体のデータを
読出すことができる装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも読出しができる非接触型デー
タ記憶体を用いたデータ処理装置において、該リーダ
に、前記データ記憶体に電源エネルギーを与える励磁コ
イルを励磁する励磁手段と、前記励磁手段によって電源
電圧が誘起されてその電源により記憶している情報を外
部に発信すると共にその応答感度が異なる複数の種類の
非接触データ記憶体を乗せる載置台とを設け、前記励磁
手段の励磁する励磁コイルの電流を可変できる構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触データ記憶
体を用いたデータ処理装置及び方法に関し、特に、応答
感度の異なる複数種類の非接触データ記憶体を用いるこ
とができるデータ処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、RFID(Radio Frequency
Identification)システムとして、電波を用いたIDタ
グ(非接触IDタグ)を食器やトレイに埋設して食堂の
自動精算処理を行うようにしたシステムや、スキー場の
リフト券等に応用したシステムなどが実現されている。
近年、IDタグが比較的安価になってきたこともあっ
て、様々な分野への応用が研究され、実現されつつあ
る。
【0003】非接触IDタグを用いた食堂システムとし
て、例えば特開平8−115475号公報に示されるも
のがある。この食堂システムは、料理が顧客に渡される
際に、書込み台に置かれた食器のIDタグに所要のID
情報を書込む書込手段と、顧客が料理をレジ精算する際
に、読込み台に置かれたトレイのIDタグからID情報
を読込む読込手段と、読込手段により読込んだID情報
及び予め登録されている価格情報に基づき当該料理の価
格を求めて料金を精算する精算手段とを具備したもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなIDタグ
を用いた食堂システムに適用されるIDタグ読出装置
は、同一の応答感度を有するIDタグを用い、そのID
タグを予めトレイ或いは食器に付けておき、IDタグ読
出装置の励起アンテナ(励磁アンテナ或いは励振アンテ
ナとも言い)から一定周波数の電磁波を発射し、この電
磁波の電磁誘導を利用してIDタグからのIDコードを
非接触で読み出すようにしている。
【0005】このようなIDタグ読出装置では、異なる
応答感度を有する複数種類のIDタグが混在する状態で
読み出すことは想定していなかった。そのため、複数種
類のIDタグを用いてそれらが混在する状態で読み出す
場合には、応答感度の違いに伴ってIDタグ間で相互干
渉が発生するため、従来の読出装置ではIDタグからの
IDコードを正しく認識できない事態が生じる可能性が
あり、同一応答感度のタグを用いることを前提としてい
た。
【0006】また、従来のIDタグ読出装置は、読出領
域を囲んで周回するように形成された励起アンテナを用
いて磁界を発生するものが一般的であり、読出領域の位
置によって磁界の強さが異なり、IDタグが存在する位
置によってはIDコードを認識できないことがあるの
で、IDタグを付けた対象物の置き場所がある程度限定
されていた。そのため、トレイ上の各食器に付されたI
Dタグを読み出すような広い検出エリアを要する食堂シ
ステムでは、食器の形状やトレイ上の置き場所を任意と
することができなかった。
【0007】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、応答感度(磁界の感度,出
力特性)が異なる複数種類の非接触型データ記憶体が混
在した状態でも、各データ記憶体のデータを読出すこと
ができる装置及び方法を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、広い検出エリアを必要とする装置に
おいて、検出エリア内のどの位置に非接触型データ記憶
体があっても適切な磁界で励起を可能とする装置及び方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも読
出しができる非接触型データ記憶体のデータ処理装置及
び方法、並びに食堂精算用非接触IDタグ読出装置に関
するものであり、本発明の上記目的は、データ処理装置
の発明においては、該リーダに、前記データ記憶体に電
源エネルギーを与える励磁コイルを励磁する励磁手段
と、前記励磁手段によって電源電圧が誘起されてその電
源により記憶している情報を外部に発信すると共にその
応答感度が異なる複数の種類の非接触データ記憶体を乗
せる載置台とを設け、前記励磁手段の励磁する励磁コイ
ルの電流を可変することができることによって達成され
る。
【0009】また、食堂精算用非接触IDタグ読出装置
の発明においては、非接触IDタグが埋め込まれた食器
が載ったトレイから採取された当該IDのメニューを取
出し精算をする食堂のレジ精算システムに使用する非接
触IDタグ読出装置であって、複数の励磁電流で該非接
触IDタグを励磁することができる励磁手段と、複数の
受信アンテナを有し個々の受信アンテナを選択して前記
非接触IDタグの送信するIDを読出すIDタグ読出手
段とを備え、その感度及び出力が複数種類の非接触タグ
が混在した食器が載置された状態で読出しを開始し、複
数の励磁電流で励磁させると共に、前記受信アンテナに
より読出しを行わせ、異なる磁界の強度下においても該
当受信アンテナにより同一IDを読出した場合には重複
して同一非接触IDタグから読出したものとして2回目
以上を削除することによって達成される。
【0010】また、データ処理方法の発明は、異なる応
答感度を有する複数種類の非接触型データ記憶体を対象
とし、前記複数種類のデータ記憶体が同一読出領域内に
混在した状態で各データ記憶体のデータを読み出して処
理するデータ処理方法であって、各非接触型データ記憶
体の相互干渉が生じない励磁用電界となるように、前記
非接触型データ記憶体の種類に応じて励磁電流の大きさ
を段階的に変えるように制御し、当該応答感度の非接触
型データ記憶体を適切な励磁用電界の強さの下で順次読
み出すことによって達成される。
【0011】さらに、本発明の上記他の目的は、少なく
とも読出しができる非接触型データ記憶体を用いたデー
タ処理装置において、該リーダは、読出領域を囲んで周
回する励磁コイルから成る励起アンテナを励磁して前記
データ記憶体に前記電源エネルギーを与える励磁手段
と、前記励磁手段によって電源電圧が誘起されてその電
源により記憶している情報を外部に発信する複数の前記
データ記憶体を乗せる載置台と、前記励起アンテナの周
回する前記読出領域を複数に分割した各分割エリアに配
置される複数の受信アンテナと、前記励磁手段の励磁す
る励磁コイルの電流を可変することができる制御部とを
備え、前記読出領域の中央部の前記非接触データ記憶体
を読出すときには、該読出領域の外周領域を読出すとき
よりも強い励磁電流を前記励起アンテナに与えることに
よって達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明では、非接触型データ記憶
体のデータ処理装置において、励起アンテナに与える励
磁電流の大きさ(強度)を可変できるようにすること
で、非接触型データ記憶体に与える励磁用電界の強さを
制御できるようにしており、第1の発明では、IDタグ
の相互干渉が生じないように、異なる応答感度を有する
非接触型データ記憶体のタイプに応じて励磁電流の大き
さを段階的に変えるように制御し、当該応答感度の非接
触型データ記憶体を適切な励磁用電界の強さの下で順次
読み出すようにすることで、複数種類のデータ記憶体が
混在した状態でもそれぞれのIDコードを読出せるよう
にしている。
【0013】また、第2の発明では、励磁用アンテナの
形状等に伴って読出領域内での場所によって生じる磁界
の強さの違いに応じて読出領域を複数のエリアに分割
し、各分割エリアに対応する受信アンテナを記憶してお
き、励磁電流の大きさを段階的に変化させて、各分割エ
リアで励磁用電界がほぼ同一となる状態を順次発生させ
るようにしている。そして、そのときの励磁電流の大き
さに対応する分割エリア内の受信アンテナからのデータ
を対象としてIDコードを読出すように制御すること
で、受信アンテナを介して入力される応答信号の強さが
全ての受信アンテナでほぼ同一となるようにし、励起ア
ンテナの物理的な大きさに伴う各場所での電界分布特性
の違いによる影響を回避できるようにしている。
【0014】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施
例について詳細に説明する。始めに、本発明に係る非接
触型データ記憶体について説明する。本発明に適用され
る非接触型データ記憶体は、固有の番号(ID番号)を
有し、非接触的なアンテナの電磁結合により電力を受け
た際には自らが特定の周波数でIDデータをシリアル出
力するもので、RFID素子若しくはトランスポンダ素
子をID用のチップとしたデータキャリアであり、無電
池方式のものに限らず、電池を内蔵したものも含まれ
る。
【0015】図1は本発明に適用される非接触型データ
記憶体と、データ処理装置側のアンテナ部の構成の一例
をそれぞれ示している。非接触型データ記憶体10は、
本例ではIDタグであり、同図に示すように、アンテナ
として機能するコイル11と、整流回路12a,メモリ
のアクセス及び応答信号の変調機能を有するタグ制御回
路12b及びEEPROM12cから成るIC部とで構
成されている。本例ではIDタグ10のメモリとしてE
EPROMを用い、書込コマンドによりデータを書込み
可能な構成としている。
【0016】図2(A)及び(B)は、IDタグ10の
構造の一例を示しており、IDタグ10は周囲にコイル
11が巻き回してあり、その中にIC部12がある。本
例では、円盤状の樹脂ホルダ13の中央部に形成された
円形の凹部にコイル11とIC部12を配置し、その上
部を樹脂モールド14でカバーすることで、円盤状のI
Dタグ10を形成している。なお、図2の例においては
IC部12が矩形であり、IC部12の外周に環状のコ
イル11を配設した例としているが、コイル11とIC
部12の形状や配置は用途に応じて適宜変更可能であ
る。
【0017】後述する食堂のレジ精算システムでは、上
記のようなIDタグ10を食器に貼り付け或いは埋設し
ておき、食堂の食器トレイに載った状態で読出すように
しており、その実施例では固有の番号(例えば、20〜
40ビット程度の固有のIDコード)をEEPROM1
2cに書き込んでおき、読出しのみを行うようにしてい
る。
【0018】ここで、IDタグの読出しの原理について
図1を参照して説明する。データ処理装置側のタグ読出
部には励起アンテナ(励磁アンテナ)121が設けられ
ており、励起アンテナ121に高周波電流を流すと、励
起アンテナ121からの基本発振信号の電磁誘導により
タグ10の内部に電源電圧が誘起されると共に基本クロ
ックが誘起される。この電源の電力のもとに誘起された
基本クロックに同期してEEPROM12cの内容がタ
グ制御回路12bによって読出され、変調器によって変
調されたシリアル信号がアンテナコイル11から出力さ
れ、データ処理装置側の受信アンテナ111で受信され
るようになっている。タグ10に記憶されているデータ
は本例ではIDのみで、初期書き込みにてIDを書き込
み、その後は常に読出し専用で使用するようにしてい
る。
【0019】次に、本発明に係るデータ処理装置の構成
について説明する。
【0020】図3は、本発明に係るデータ処理装置の読
出部の構成の一例をブロック図で示している。データ処
理装置100の読出部(リーダ)は、複数の制御CPU
130を備えており、受信アンテナ群の信号処理をグル
ープ単位で並行して行うようにしている。本例では、読
出領域を複数のエリアに分割し、各分割エリア内の受信
アンテナ群をそれぞれ1グループとして、各グループの
分割エリア内におけるIDタグの読出処理をそれぞれの
制御CPU130の制御の下に並行して実施する構成と
している。
【0021】図3において、各受信部110は、当該グ
ループの受信アンテナ111と、当該グループの各受信
アンテナを切替えるアンテナ切替部112a、IDタグ
からの応答信号(シリアル信号)を増幅する増幅部11
2bと、増幅後の信号を復調する復調部112cと、復
調された応答信号をIDコードに変換するデコード部1
12dとで構成されている。一方、送信部(励磁部)1
20は、所定の発振周波数を与える発振部122aと、
励起アンテナに与える励磁電流を可変すると共に励磁電
流のオン/オフを制御する電流制御部122bと、励振
ドライバー122cと、励起アンテナ(励磁アンテナ)
121とで構成されており、送信部120内の電流制御
部122bでは、全体を制御する制御CPU130aか
らの指令に従い、指令された大きさの励磁電流を励起ア
ンテナ121に与え、IDタグの読出領域内に適切な磁
界を生じさせるようにしている。本例では、データ処理
装置100の読出部全体の制御と送信部120の制御と
を制御CPU130a(以下、マスターCPUと言う)
で行い、後述する各分割エリアにおけるIDタグの読出
制御をマスターCPU130aと、その他の制御CPU
130b(以下、スレーブCPUと言う)で行う構成と
している。
【0022】図4は、読出部の構成要素であるアンテナ
モジュールの構成の一例を示している。このアンテナモ
ジュール101は、IDタグを有する構造体(IDタグ
付きの食器等)を乗せる載置台の下方に配置される。こ
こでは、後述する食堂の精算システムに適用する場合を
例としており、食堂で使用される食器トレイに合わせて
矩形状としている。図4において、アンテナモジュール
101は、導線を巻回して成るコイル111を受信アン
テナ(タグリードアンテナ)として用い、各受信アンテ
ナ111が互いに干渉しないように読出領域内に配置
し、その受信アンテナ群を周回するように形成された矩
形状の励磁コイルで成る励起アンテナ121を同一平面
状に配置した構成としている。
【0023】図4の例では、アンテナモジュール101
は60個の受信アンテナ111を備えており、例えばI
Dタグの読出領域を4分割して4個の制御CPU130
で並行処理して読み出す場合は、分割した1つのエリア
内に15個の受信アンテナ111が含まれるように、長
手方向又は短手方向に4分割、田の字型に4分割、或い
は矩形を4段階に縮小して4分割するというように所定
の形状で分割する。
【0024】図5はIDタグの読出領域102aを長手
方向に4分割した例を示している。データ処理装置10
0では、各分割エリアP1,P2,P3,P4内の15
個の受信アンテナ111を1グループとして、前述のマ
スターCPU130aと各スレーブCPU130bの合
計4個の制御CPUによって、各グループ毎にIDタグ
の読出動作を制御する。IDタグの読出しについては、
4個の制御CPUには同じプログラムが内蔵されてお
り、4グループの受信アンテナ郡をそれぞれ同じ要領と
同じ速度でスキャンしていく。
【0025】ここで、読出対象となるIDタグの特性
と、複数の特性を有するIDタグが混在した状態での本
発明の読出方法について説明する。
【0026】使用中のIDタグが生産中止等により、入
手困難となった時、システムに使用するIDタグを新し
いものに切り替える必要が生じることがある。市場には
同一変調方式且つ同一周波数で使用できるIDタグが数
多く存在するが、磁界に関する感度及び一定磁界で励起
した時の出力はそれぞれ異なっているのが実状である。
このため、システムに使用するIDタグの種類の切り替
え途中では、同一励起で、出力が異なるIDタグを混在
して使用する必要が生じる。IDタグには衝突防止機能
が無く、磁界があればデータを送信し続けるが、このよ
うなIDタグを使用する時は、励磁電流の大きさを制御
することにより、タグ間の影響程度を少なくして個々の
IDタグを読取ることが可能となる。
【0027】本発明では、制御部(マスターCPU13
0a)の制御の下で、励起アンテナ121に与える励磁
電流の大きさを電流制御部122bを介して可変するこ
とで、IDタグに与える励磁用電界の強さを制御できる
ようにしている。そして、第1の発明では、異なる応答
感度を有するIDタグのタイプに応じて全体を段階的に
可変して制御することで、複数種類のIDタグが混在し
た状態でもそれぞれのタグのIDコードを読出せるよう
にしている。
【0028】図6は、応答感度(磁界の感度,出力特
性)が異なる2種類の非接触IDタグa,bの出力特性
の例を示しており、縦軸Vは出力電圧を示し、横軸Hは
磁界の強さを示している。タグaは、図6中の特性曲線
に示すように、タグbに比べて弱い磁界でも動作すると
ともに高い出力を呈することができる高感度/高出力タ
イプの非接触IDタグである。一方、タグbはタグaよ
りも強い磁界で動作し、出力が低いものである。図6中
の相互干渉ラインとは、許容最低タグ間距離において、
タグa(又はb)の影響でタグb(又はa)が読めなく
なる時のタグの出力レベルである。これらのタグaとタ
グbが混在した状態で読出す場合には、例えば最初に弱
い磁界をかけてタグaを読出し、次に相互干渉による影
響が避けられる範囲で磁界を強くしてタグbを読出すこ
とにより、異なる特性をもつ2種類のタグの読出しを実
現することができる。
【0029】図6の例では、タグaを読む時は、励磁電
流1で励磁し、タグbからの影響がないAの磁界の下で
読出し、次にタグbを読む時は、励磁電流2で励磁する
ことにより、タグaからの影響が少ないBの磁界の下で
読出すことにより、それぞれのタグのデータを読出すこ
とができる。
【0030】上述のような励磁電流の大きさの制御機能
を備えたデータ処理装置は、例えばIDタグを用いた食
堂の自動精算システムに好適に提供することができる。
すなわち、食堂では、非接触IDタグを取り付けた食器
を毎日使用する訳であるが、“配膳”→“食事に使用”
→“洗浄乾燥”といったサイクルを繰り返し、ある期間
が来ると食器自体の寿命により古くなったものは廃棄
し、新しい食器と入れ替えるといったことが常に行われ
ている。従って旧いタイプのIDタグは必然的に新しい
タイプのIDタグに置き換わることになるが、全てを一
気に置き換えることは資源の無駄となり、その過程にお
いて旧、新のタイプが混在することは経費の問題から避
けられないということになる。本発明の第1の発明にお
けるデータ処理装置では、これらの新旧タイプのIDタ
グが混在した状態でもそれぞれのIDタグを読出すこと
が可能となる。
【0031】以下、本発明に係るデータ処理装置を食堂
の自動精算システムに適用した場合を例として説明す
る。
【0032】セルフ方式の食堂では、通常メニュー選択
コーナーで自分の好きな単品の食器(料理)を選択して
取ったり、注文したりして食器をトレイに載せ、食前又
は食後に精算するようにしている。本システムでは、食
器に装着されたIDタグのID番号に応じてサーバにメ
ニュー番号,メニュー名称,単価等が別途登録されてい
る。本発明に係るデータ処理装置を備えた自動精算機
(以下、「オートレジ端末機」と言う)では、各メニュ
ーに対応しているIDタグの読出データから支払い金額
を計算すると共に、非接触IDカードのデータから利用
者を特定して決済情報をサーバへ送出して決済をする。
決済用には利用者はプリペイドカード、社員IDカード
(非接触ICカード,磁気カード等)を使用する。決済
の形態としては、ポストペイド方式による決済と、読込
専用の非接触IDカード又は書換可能な非接触IDカー
ド(非接触ICカード)をプリペイドカードとして利用
した場合のプリペイド方式による決済とがあり、また、
無人,有人の観点からは、決済用の無人レジでの決済と
一般的なPOSレジ(有人レジ)での決済とがある。
【0033】図7は、食堂用自動精算システムの全体構
成の一例を示している。図7において、サーバ500
は、利用者を特定するIDに対応させてオーダデータ及
び金額データを記憶し、決済情報等を集計及び管理する
装置であり、LANなどの通信ラインを介して他の装置
と接続されている。トッピング端末600は、IDタグ
に対して価格変更が生じた際、新価格を登録するための
端末であり、トッピングメニューに対応し、価値変更の
あったタグコードを新価格とともにサーバ500に通知
する。オートレジ端末機200は、利用料金を自動精算
するための端末機であり、前述のデータ処理装置(以
下、非接触IDタグ読出装置と言う),サーバ500と
のデータ通信等を行うプロセッサ本体,カードリーダー
等から構成されている。
【0034】オートレジ端末機200には予めサーバ5
00からIDに対応するメニュー名と価格等のデータが
ダウンロードされて記憶されている。メニューの追加、
変更、値段設定変更があればその都度サーバ500から
変更箇所の差分或いは全部のデータのダウンロードを行
う。オートレジ端末機200では、載置台の上に乗せら
れたトレイ上の食器タグからIDコードを非接触IDタ
グ読出装置により読出し、そのIDコードに対応する金
額データ及び料理名称コード等をオーダ情報としてサー
バ500に通知する。その際、非接触IDカード(以
下、非接触ICカードを例とし、ICカードと言う)が
ポストペイドカードとして利用された場合は、ICカー
ドから読取った利用者のIDコードをサーバ500に通
知する。一方、プリペイドカードとしてICカードが利
用された場合は、オートレジ端末機200でプリペイド
残金の減算を行い、処理結果(決済情報)をサーバ50
0に通知する。
【0035】決済端末300は、プリペイドカードとし
てICカードが利用され、プリペイド残金が不足した場
合などの料金の支払いに伴う精算と決済をする端末であ
る。また、自己のID(利用者ID)に基づく照会機能
として、支払いの明細や月内の利用額合計を表示する機
能や、オーダの内容からカロリー値等の栄養値を計算し
て表示する機能を備えている。決済端末300では、I
CカードのIDコードでサーバ500からオーダ情報及
び金額データをダウンロードし、決済処理を行う。決済
端末300では、プリペイドカードとして購入したIC
カードを用いて支払う方法と社員用ICカードを用いて
支払う方法の他に、別システムで使用しているプリペイ
ドカードによるプリペイド決済、磁気カードによるID
決済、現金支払いによる現金決済がある。POSレジ4
00Aは、オートレジ端末機200や決済端末300で
異常が発生した場合の精算処理を行う有人レジであり、
一般的なPOS端末400が設置されている。このPO
S端末400では、決済端末300と同様に、別システ
ムで使用しているプリペイドカードによるプリペイド決
済、磁気カードによるID決済、現金支払いによる現金
決済による支払いが可能である。
【0036】以下、本発明を適用したオートレジ端末機
200の構成と動作例について詳細に説明する。
【0037】図8はオートレジ端末機200の内部構成
を図3に示した読出部の構成例に対応させて示してい
る。図8において、オートレジ端末機200は、前述の
データ処理装置(非接触IDタグ読出装置)100と、
自動精算処理に係る全体の制御及び上位コンピュータと
のデータ通信の制御を行うプロセッサ本体(パーソナル
コンピュータ)211と、タッチパネル式の液晶ディス
プレー212と、カード決済を行うためのカードリーダ
ー213と、載置台に乗せられた食器トレイを検知する
ためのトレイ検知センサ214などから構成される。非
接触IDタグ読出装置100の部分の構成は前述のデー
タ処理装置と同一構成のため、ここでは説明を省略す
る。
【0038】図9は、オートレジ端末機200の主要部
の構成を模式的に示している。全体制御用のプロセッサ
本体211は、載置台102を有する非接触IDタグ読
出装置100と、RS−232C等のインタフェースの
ケーブルによって接続されている。
【0039】図10は、食堂に設置されるオートレジ端
末機200の主要部の外観構成の一例を示している。図
10において、利用者は、各種食器1を載せたトレイ2
をトレイ載置台102上に置き、カードリーダーの読取
部213aの上方で非接触ICカードをかざして利用料
金を精算するようになっている。トレイ載置台102の
下方には、前述の非接触IDタグ読出装置のアンテナモ
ジュール101が設けられており、トレイ2に載せられ
た各食器1に埋められたIDタグ10のIDコードが読
出され、各IDコードに対応する金額データから求めた
合計金額(請求金額)と各IDコードに対応する料理名
称(メニューの詳細)等が表示部212に表示される。
【0040】例えば、図9のような食器1a,1b,1
c,1dがトレイ1上にある場合、オートレジ端末機2
00のプロセッサ本体211は、非接触IDタグ読出装
置100からの読出情報(IDコード,当該受信アンテ
ナのアンテナ番号或いは位置を特定する座標データ)に
基づき、図11(A)に示すトレイ2上の各食器1a,
1b,1c,1dの位置を認識し、図11(B)に示す
にように、合計金額をディスプレー212上に表示する
と同時に、ディスプレー212上の対応する位置に、各
食器1a,1b,1c,1dを示すシンボル画像1A,
1B,1C,1Dと共にそれぞれの料理名称と金額、カ
ロリー計算値等を表示する。
【0041】ここで利用者はディスプレー212の表示
を見て、支払いに同意する場合には非接触ICカードを
図10中のカードリーダーの読取部213aの上方でか
ざすことにより利用料金を精算する。オートレジ端末機
200では、図10中の操作部の「OK」ボタン215
aの表示を点灯し、処理の終了を知らせる。これで利用
者の精算は完了し、オートレジ端末機200では、ポス
トペイドカードとしてICカードが利用された場合に
は、カードリーダー213によってICカードから読取
った利用者のIDコード及びオーダ情報を決済情報とし
てサーバ500に送信し、給与天引等により利用料金の
決済をする。
【0042】上述のような構成において、本発明に係る
非接触IDタグ読出装置を備えたオートレジ端末機20
0の動作例を詳細に説明する。
【0043】先ず、第1の発明におけるマスターCPU
の読出動作に係る制御例を図12のフローチャートの流
れに沿って説明する。
【0044】マスターCPU130a(制御CPU1)
では、載置台102の上にトレイ1が乗せられたか否か
を反射型のトレイ検知センサ214により検知し(ステ
ップS1)、トレイ1を検知したのであれば、励起アン
テナ121に励磁する励磁電流として先ず第1の励磁電
流1を設定する(ステップS2)。そして、各スレーブ
CPU130bに読出開始コマンド(第1の励磁電流1
による読出開始指令)を送出し、マスターCPU130
aと各スレーブCPU130bの制御の下に第1段階の
励磁磁界の強度下におけるIDタグの読出しを各グルー
プの受信アンテナ群毎に一斉に開始する(ステップS
3)。
【0045】本例では、読出領域を4つのエリアに分割
し、各分割エリアに複数のアンテナを配設しておき、図
5に示したように各分割エリアP1,P2,P3,P4
を1グループとして個々のグループをそれそれマスター
CPU130aと各スレーブCPU130bで並行処理
してタグの読出しを行う(ステップS4)。その際、当
該分割エリア内の複数の受信アンテナ111の中から1
つのアンテナを駆動対象として選択し、アンテナ切替部
30で各アンテナ111を順次切替えて駆動して当該ア
ンテナからのIDコードを読出し、当該アンテナのアン
テナ番号(或いは位置を特定する座標データ)をIDコ
ードに付加し、読出情報として一時記憶する(ステップ
S5)。
【0046】マスターCPU130aでは、上記IDコ
ードの読出し処理を自分のエリア内で指定された分の全
受信アンテナについて行い(ステップS6)、別途、テ
ーブル(後述の制御テーブル)で指定された所定のアン
テナの処理が終了したのであれば、励起アンテナ121
に励磁する励磁電流として第2の励磁電流2を設定して
(ステップS7)、各スレーブCPU130bに読出開
始コマンド(第2の励磁電流2による読出開始指令)を
送出し、第2段階の励磁磁界の強度下におけるIDタグ
の読出しを各グループ単位で行う(ステップS8)。そ
して、上記ステップS4〜ステップS6と同様に、自分
のエリア内の別途指定された全受信アンテナについてI
Dコードの読出処理を行い(ステップS9〜ステップS
11)、全受信アンテナの処理が終了したのであれば、
他のグループ(各スレーブCPU130b)の読出しが
全て完了したか否かを後述する終了フラグによりチェッ
クし(ステップS12)、完了したのであれば、各スレ
ーブCPU130bから読出情報を受信する(ステップ
S13)。
【0047】上記ステップS5とS10で読出したタグ
の読出情報は、1個のタグに対して隣接するアンテナ2
〜3個で読まれておりデータが重複しており、更に、2
段階の磁界の強度下においても該当アンテナにより同一
IDを読出している場合があるので、IDコードの値と
その位置情報(読出情報に含まれるアンテナ番号又は座
標データ)を基に、同一IDコードのデータが重複して
いるか否かを判断し、自分のエリア内での重複分(該当
する受信アンテナ111の読出情報)を削除して整理す
る。また、上記ステップS13において受信した各スレ
ーブCPU130bの読出情報は、当該エリア内での重
複分が同様に削除されて送信されてくる。マスターCP
U130aでは、自分のエリア内の分と各スレーブCP
U130bで読出した分を合わせて、各CPUで読出し
た読出情報の中に複数のエリアにまたがって重複して読
出しているものがあるかどうかをIDコードの値とその
位置情報を基に判断し、重複分を削除して1個のタグに
対して1個の読出情報となるように整理する。そして、
整理後の各タグの読出情報を読出結果とし(ステップS
14)、読出動作を全て終了する。
【0048】次に、スレーブCPU130bにおける読
出動作に係る制御例を図13のフローチャートの流れに
沿って説明する。なお、第1の励磁電流1を用いたID
タグの読出動作、第2の励磁電流2を用いたIDタグの
読出動作、重複している読出情報の削除処理は、それぞ
れマスターCPU130aの動作と同一であるため、簡
略化して説明する。
【0049】各スレーブCPU130bでは、マスター
CPU130aからの第1の励磁電流1による読出開始
コマンドを待ち、読出開始コマンドの受信によってID
タグの読出動作を一斉に開始する(ステップS21)。
第1段階の励磁磁界の強度下におけるIDタグの読出動
作が完了すると(ステップS22〜S24)、読出終了
フラグをオンにしてマスターCPU130aからの読出
開始コマンドを待ち、マスターCPU130aから受信
した第2の励磁電流2による読出開始コマンドにより、
第2段階の励磁磁界の強度下におけるIDタグの読出動
作を開始する(ステップS25)。そして、その読出動
作が完了すると(ステップS26〜S28)、第2段階
における読出終了フラグをオンにすると共に、自分のエ
リア内の読出情報の重複分を削除して整理し(ステップ
S29)、整理後の読出情報をマスターCPU130a
に送出し(ステップS30)、当該スレーブCPU13
0bの読出動作を全て終了する。
【0050】上述のようにして読み出されたIDタグの
読出情報は、マスタ制御CPU130aからプロセッサ
本体211に送信される。オートレジ端末機200内の
プロセッサ本体211では、カードリーダー213によ
ってICカードから読取ったカードID利用者のIDコ
ードとマスターCPU130aからのIDタグ読出情報
に基づいて前述の精算処理を行い、自動精算処理を終了
する。
【0051】尚、上述のフローチャートの説明では記載
していないが、図6のIDタグ特性図において、励磁電
流2で励磁することにより、タグaとタグbの両方が読
出せることになるが、受信側の感度を下げることにより
タグbのみを受信するということも有効である。
【0052】次に、本発明の第2の発明について説明す
る。なお、データ処理装置(非接触IDタグ読出装置)
100の構成及びその装置を備えたオートレジ端末機2
00のハードウェア構成は、第1の発明と同一構成のた
め、説明を省略する。
【0053】広い検出エリアを必要とする装置、例えば
本例のように食器トレイの大きさに合わせた読出領域を
必要とする装置において、図4に示したアンテナモジュ
ール101のように、その読出領域を囲んで周回する励
起アンテナ121を用いて磁界を発生する場合、読出領
域内のIDタグの存在場所によって磁界の強度が異なっ
てくると言う問題が生じる。
【0054】図14(A)及び(B)は、読出領域内の
各場所での磁界の強さの違いを例示したもので、読出領
域を囲んで周回する励起アンテナ121を用いて所定の
励磁電流で励磁した場合、同図(B)に示すように、励
起アンテナ121の直近以降は、励起アンテナ121か
ら遠ざかるにつれて磁界の強さが減少するという現象が
起きる。図14の横方向において適切な励磁の範囲は、
図14(B)中の適切励磁上限SUと適切励磁下限SL
の範囲内であり、図14(A)の読出領域においてAx
の範囲が該当する。図14の縦方向においても同じ現象
が起き、図14(A)の読出領域においてAyの範囲が
適切励磁範囲となり、図14(A)中の破線枠内は適切
励磁範囲外となる。このような磁界の下において、図1
4(A)に示すような位置にタグaおよびタグbが存在
する場合、タグbに対しては適切な磁界となっている
が、タグaに対しては適切な磁界となっていない。励起
アンテナ121は本例では一つであり、1回の励起で、
タグaおよびタグb双方に適切な磁界を提供することは
不可能である。
【0055】そこで、タグaを読む時は弱磁界で、タグ
bを読む時は強磁界でそれぞれ読むことにより、いずれ
のタグも適切な出力を期待することができる。すなわ
ち、読出領域の波線枠外のエリアを強励磁で読出し、波
線枠内のエリアを強励磁で読出せば、適切な磁界の下で
各エリアを読出すことが可能となる。
【0056】前述の第1の発明では、制御部(制御CP
U1)の制御の下で、励起アンテナに与える励磁電流の
大きさをIDタグの感度に応じて電流制御部により変え
ることで、読出対象となるIDタグに与える励磁用電界
の強さを調整し、異なる感度を有するIDタグの干渉を
回避して当該感度のIDタグの読出しを行うようにして
いる。本第2の発明では、読出領域内の各場所における
磁界の強さを測定し、その磁界の強さの違いに応じて読
出領域を分割しておき、制御部(制御CPU1)の制御
の下で、各分割領域の磁界の強さが一定となるように励
起アンテナに与える励磁電流の大きさを順次可変し、当
該分割領域内の受信アンテナを対象として読出しを順次
行うことで、ほぼ同一の磁界強さの下で読出領域の全域
を読出すようにしている。このように励磁電流を変化さ
せることにより、広い検出エリアを必要とする装置にお
いて、検出エリア内のどの位置にタグがあっても適切な
磁界で励起を可能としている。本例では、複数のCPU
により並行処理するようにしており、並行処理用の前記
各グループ毎の分割エリア(第1の分割エリア)と、上
記磁界の強さに対応する分割エリア(第2の分割エリ
ア)とは異なり、並行処理用の第1の分割エリアには、
1つの制御CPUが処理する1グループについて上記第
2の分割エリアが複数存在する場合がある。そこで、第
2の発明では、次のような制御テーブルを用意してID
タグの読出しを制御する。
【0057】図15は、第2の発明に用いる制御テーブ
ルの一例を示している。60個を4分割した15個の受
信アンテナ111からの読出処理を1グループとして、
1つの制御CPUが1グループのIDタグの読出動作を
制御する場合、図15のように15個の受信アンテナ1
〜15を弱励起用アンテナ(弱励起時の読出対象アンテ
ナ)と、強励起用アンテナ(強励起時の読出対象アンテ
ナ)とに分類し、各受信アンテナ111(1〜15)に
ついて励起電流種別を認識するためのテーブルを用意し
ておく。なお、図15中の1〜15がアンテナ番号で、
00はデータの終りを示している。また、本例では、図
14(A)のように、読出領域を2分割し、破線枠内に
受信アンテナ7〜10が配置されている場合を例として
いる。この場合、強励起用すなわち、強磁界の励磁下で
読出す番号は7,8,9,10番の番号の受信アンテナ
である。
【0058】上記のテーブルは、本例では4CPU分用
意され、励起アンテナに励磁電流を2段階に分けて与
え、それぞれの段階で読出処理を行う。読出制御の方法
としては、例えば、マスターCPU用、スレーブCPU
1,2,3用の合計4テーブルをマスターCPU130
a側のメモリに備え、マスターCPU130aが各スレ
ーブCPU130bに読出し開始のコマンドと共に読出
対象の受信アンテナの番号を送る。そして、スレーブC
PU130bは受取ったアンテナの番号のみ読出す処理
を実行する。
【0059】以下、第2の発明における読出動作につい
て詳細に説明する。
【0060】先ず、マスターCPU130aにおける読
出動作に係る制御例を図16及び図17のフローチャー
トの流れに沿って説明する。
【0061】マスターCPU130aでは、載置台10
2の上にトレイが乗せられたか否かを反射型のトレイ検
知センサ214により検知し(ステップS31)、トレ
イを検知したのであれば、励起アンテナ121に励磁す
る励磁電流として先ず弱励磁電流を設定する(ステップ
S32)。そして、第1段階において読出対象となる弱
励起用アンテナの番号を各CPU用の制御テーブルから
読出し、読出開始コマンド(弱励磁電流による読出開始
指令)に読出対象のアンテナ番号の情報を含めて各スレ
ーブCPU130bに送出し、マスターCPU130a
と各スレーブCPU130bの制御の下に弱励磁電流に
よる第1段階のIDタグの読出しを、弱励起用アンテナ
を対象として各グループの受信アンテナ群毎に一斉に開
始する(ステップS33)。
【0062】マスターCPU130aでは、弱励起用ア
ンテナの先頭の番号をセットしてIDコードを読出す
(ステップS35)、そして、所定のアンテナが終了し
たか否かを制御テーブルにより判定し(ステップS3
6)、終了していなければ次の弱励起用アンテナの番号
をセットし、アンテナ切替部30で当該アンテナに切替
えて駆動し(ステップS37)、次のアンテナからのI
Dコードを読出す。
【0063】マスターCPU130aでは、上記IDコ
ードの読出処理を自分のエリア内の弱励起用の全受信ア
ンテナについて行い、全受信アンテナの処理が終了した
のであれば、他のグループ(各スレーブCPU130
b)の読出しが全て完了したか否かを後述する終了フラ
グによりチェックし(ステップS38)、完了したので
あれば、制御テーブルをサーチして次の段階での読出対
象のアンテナがあるか否かをチェックし(ステップS3
9)、無ければステップS47に移行する。本例では、
弱励起用と強励起用の2段階あり、強励起用アンテナが
あるので、励起アンテナに励磁する励磁電流として強電
流を設定して励起アンテナを駆動し(ステップS4
0)、第2段階において読出対象となる強励起用アンテ
ナの番号を各CPU用の制御テーブルから読出し、読出
開始コマンド(強励磁電流による読出開始指令)に読出
対象のアンテナ番号の情報を含めて各スレーブCPU1
30bに送出し、強励磁電流による第2段階のIDタグ
の読出しを弱励起用アンテナを対象として各グループ単
位で行う(ステップS41)。
【0064】そして、上記ステップS34〜ステップS
37と同様に、自分のエリア内の強励起用アンテナの全
てについてIDコードの読出処理を行い(ステップS4
2〜ステップS45)、全ての強励起用アンテナの処理
が終了したのであれば、他のグループ(各スレーブCP
U130b)の読出しが全て完了したか否かを後述する
終了フラグによりチェックし(ステップS46)、完了
したのであれば、各スレーブCPU130bから読出情
報を受信する(ステップS47)。
【0065】マスターCPU130aでは、第1の発明
と同様に、同一IDコードのデータが重複している分を
全て削除して1個のタグに対して1個の読出情報となる
ように整理する。そして、整理後の各タグの読出情報を
読出結果とし(ステップS48)、読出動作を全て終了
する。
【0066】次に、スレーブCPU130bにおける読
出動作に係る制御例を図18のフローチャートの流れに
沿って説明する。なお、弱励磁電流を用いたIDタグの
読出動作、強励磁電流を用いたIDタグの読出動作、重
複している読出情報の削除処理は、それぞれマスターC
PU130aの動作と同一であるため、簡略化して説明
する。
【0067】各スレーブCPU130bでは、マスター
CPU130aからの弱励磁電流による読出開始コマン
ドを待ち、読出開始コマンドの受信によってIDタグの
読出動作を一斉に開始する(ステップS51)。弱励磁
電流による第1段階のIDタグの読出動作が完了すると
(ステップS52〜S54)、読出終了フラグをオンに
すると共に読出開始コマンド待ちのタイマーをセット
し、マスターCPU130aからの読出開始コマンドを
待つ(ステップS55)。タイムアウトの場合は、次の
段階での読出対象のアンテナが無いものと判断し、ステ
ップS60に移行する。本例では、弱励起用と強励起用
の2段階あり、マスターCPU130aから受信した読
出開始コマンドにより、強励磁電流による第2段階のI
Dタグの読出動作を開始する(ステップS56)。そし
て、その読出動作が完了すると(ステップS57〜S5
9)、読出終了フラグをオンにすると共に、自分のエリ
ア内の読出情報の重複分を削除して整理し(ステップS
60)、整理後の読出情報をマスターCPU130aに
送出し(ステップS61)、当該スレーブCPU130
bの読出動作を全て終了する。
【0068】以上の処理により、読出領域の全域で適切
な磁界の下にIDタグを読出せるようになり、励起アン
テナが発生する励磁用電界の場所による違いの影響を回
避することができる。
【0069】なお、上述した実施の形態では、説明が複
雑になるため第1の発明と第2の発明とを分けて説明し
たが、第1及び第2の発明を組合せたものも本発明に含
まれる。すなわち、例えば第2の発明によって適切な磁
界とした当該エリアについて、第1の発明の励磁電流の
制御方法を適用すれば良い。また、第1の発明では、応
答感度が異なる2種類の非接触データ記憶体を対象とし
た場合を例として説明したが、2種類に限るものではな
い。また、フローチャートの流れは第1及び第2の発明
とも、第1段階と第2段階の順序を逆にしても良い。
【0070】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の第1の
発明によれば、磁界の応答感度及び出力特性が異なる複
数の非接触IDタグが混在した状態でも、各非接触ID
タグのデータを読出すことが可能となる。そのため、例
えば従来の食堂精算システムでは、食器自体の寿命によ
って廃棄した食器を新しいものと入れ替える際、以前使
用していた古いタイプの非接触IDタグ、又はそのタグ
を備えた食器を取寄せたり、寿命となっていないIDタ
グや食器を廃棄して新しいタイプのものに全て交換した
りする必要が無くなり、資源を有効に使用することが可
能になると共に、経費を大幅に軽減することが可能にな
る。
【0071】また、本発明の第2の発明によれば、読出
領域のどの位置に非接触型データ記憶体が存在しても適
切な磁界の下で当該データ記憶体を励起することが可能
となり、励起アンテナの物理的な大きさに伴う各場所で
の電界分布特性の違いによる影響を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触型データ記憶体の構成の一
例を示すブロック図である。
【図2】図1の非接触型データ記憶体の構造の一例を示
す平面図と側面図である。
【図3】本発明に係るデータ処理装置の読出部の構成の
一例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係るアンテナモジュールの構成の一例
を示す斜視構造図である。
【図5】非接触型データ記憶体の読出領域の分割方法の
一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の発明に係るIDタグの出力特性
の例を示す図である。
【図7】本発明を適用した食堂用自動精算システムの全
体構成の一例を示すブロック図である。
【図8】本発明に係るオートレジ端末機の内部構成の一
例を示すブロック図である。
【図9】本発明に係るオートレジ端末機の主要部の構成
を模式的に示す図である。
【図10】本発明に係るオートレジ端末機の外観構成の
一例を示す図である。
【図11】本発明に係るオートレジ端末機でのトレイ上
の料理に対する表示例を示す図である。
【図12】本発明の第1の発明におけるデータ処理装置
のマスターCPUにおける動作の一例を示すフローチャ
ートである。
【図13】本発明の第1の発明におけるデータ処理装置
のスレーブCPUにおける読出動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図14】本発明の第2の発明に係る読出領域内の各場
所での磁界の強さの違いを示す図である。
【図15】本発明の第2の発明に用いる制御テーブルの
一例を示す図である。
【図16】本発明の第2の発明におけるデータ処理装置
のマスターCPUにおける動作の一例を示すフローチャ
ートである。
【図17】図16のフローチャートの分図である。
【図18】本発明の第2の発明におけるデータ処理装置
のスレーブCPUにおける読出動作の一例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 食器 2 トレイ 10 非接触型データ記憶体(IDタグ) 11 アンテナコイル 12 ICチップ 12a 整流回路 12b タグ制御回路 12c EEPROM 100 データ処理装置(非接触IDタグ読出装置) 101 アンテナモジュール 102 載置台 110 受信部 111 受信アンテナ 112 読出回路 112a アンテナ切替部 112b 増幅部 112c 復調部 112d デコード部 120 送信部 121 励起アンテナ 122 発振制御回路 122a 発振部 122b 電流制御部 122c ドライバ 130 制御CPU 130a マスタ−CPU 130b スレーブCPU 200 オートレジ端末機 211 プロセッサ本体 212 液晶ディスプレー 213 カードリーダー 214 トレイ検知センサ 215 操作部 300 決済端末(無人レジ用) 400 決済端末(有人レジ用) 500 サーバ 600 トッピング端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E042 AA04 BA17 BA20 EA01 5B049 BB55 BB61 DD04 EE01 FF04 FF08 GG01 GG03 GG05 GG06 5B058 CA15 CA22 KA06 YA06 YA20 5B072 BB00 CC08 DD10 9A001 BB02 BB04 BB06 CC05 EE02 JJ08 JJ12 JJ27 JJ57 JJ58 JJ66 KK37 KK57

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも読出しができる非接触型デー
    タ記憶体を用いたデータ処理装置において、該リーダ
    に、前記データ記憶体に電源エネルギーを与える励磁コ
    イルを励磁する励磁手段と、前記励磁手段によって電源
    電圧が誘起されてその電源により記憶している情報を外
    部に発信すると共にその応答感度が異なる複数の種類の
    非接触データ記憶体を乗せる載置台とを設け、前記励磁
    手段の励磁する励磁コイルの電流を可変することができ
    ることを特徴とする非接触型データ記憶体のデータ処理
    装置。
  2. 【請求項2】 非接触IDタグが埋め込まれた食器が載
    ったトレイから採取された当該IDのメニューを取出し
    精算をする食堂のレジ精算システムに使用する非接触I
    Dタグ読出装置であって、複数の励磁電流で該非接触I
    Dタグを励磁することができる励磁手段と、複数の受信
    アンテナを有し個々の受信アンテナを選択して前記非接
    触IDタグの送信するIDを読出すIDタグ読出手段と
    を備え、その感度及び出力が複数種類の非接触タグが混
    在した食器が載置された状態で読出しを開始し、複数の
    励磁電流で励磁させると共に、前記受信アンテナにより
    読出しを行わせ、異なる磁界の強度下においても該当受
    信アンテナにより同一IDを読出した場合には重複して
    同一非接触IDタグから読出したものとして2回目以上
    を削除することを特徴とする食堂精算用非接触IDタグ
    読出装置。
  3. 【請求項3】 異なる応答感度を有する複数種類の非接
    触型データ記憶体を対象とし、前記複数種類のデータ記
    憶体が同一読出領域内に混在した状態で各データ記憶体
    のデータを読み出して処理するデータ処理方法であっ
    て、各非接触型データ記憶体の相互干渉が生じない励磁
    用電界となるように、前記非接触型データ記憶体の種類
    に応じて励磁電流の大きさを段階的に変えるように制御
    し、当該応答感度の非接触型データ記憶体を適切な励磁
    用電界の強さの下で順次読み出すようにしたことを特徴
    とする非接触型データ記憶体のデータ処理方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも読出しができる非接触型デー
    タ記憶体を用いたデータ処理装置において、該リーダ
    は、読出領域を囲んで周回する励磁コイルから成る励起
    アンテナを励磁して前記データ記憶体に前記電源エネル
    ギーを与える励磁手段と、前記励磁手段によって電源電
    圧が誘起されてその電源により記憶している情報を外部
    に発信する複数の前記データ記憶体を乗せる載置台と、
    前記励起アンテナの周回する前記読出領域を複数に分割
    した各分割エリアに配置される複数の受信アンテナと、
    前記励磁手段の励磁する励磁コイルの電流を可変するこ
    とができる制御部とを備え、前記読出領域の中央部の前
    記非接触データ記憶体を読出すときには、該読出領域の
    外周領域を読出すときよりも強い励磁電流を前記励起ア
    ンテナに与えることを特徴とする非接触型データ記憶体
    のデータ処理装置。
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