JP2001134159A - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置および画像形成装置

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JP2001134159A
JP2001134159A JP31917799A JP31917799A JP2001134159A JP 2001134159 A JP2001134159 A JP 2001134159A JP 31917799 A JP31917799 A JP 31917799A JP 31917799 A JP31917799 A JP 31917799A JP 2001134159 A JP2001134159 A JP 2001134159A
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cleaning blade
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JP31917799A
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Noboru Wada
昇 和田
Kentaro Ueishi
健太郎 上石
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体表面に帯電した残留トナーがクリー
ニングブレードに静電付着することによって生じるクリ
ーニング不良を防止できるクリーニング装置を提供す
る。 【解決手段】 像担持体10に当接して前記像担持体1
0をクリーニングするクリーニングブレード12を備え
たクリーニング装置において、少なくとも像担持体10
と当接する部分を除く像担持体10の回転方向上流側の
クリーニングブレード12面に導電性乃至半導電性から
なる層領域部分14を設け、該層領域部14をクリーニ
ングブレードを支持する支持部材16に電気的に導通さ
せたクリーニング装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
電子写真プリンタ等の画像形成装置において、像担持体
上に残存するトナーなどを除去するクリーニング装置お
よびこのクリーニング装置を備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真方式を利用した画像形
成装置が広く普及している。この電子写真方式の画像形
成装置は、例えばドラム状に構成された像担持体を一様
に帯電し、原稿に記録された画像に応じた光情報をその
像担持体に照射することにより当該像担持体に静電潜像
を形成し、その静電潜像を現像剤(トナー)で現像して
その現像像を直接にもしくは転写ドラム等を介して用紙
に転写することにより、プリント(コピー)画像を得る
装置である。この画像形成装置には、転写後に像担持体
上に残存したトナーなどを除去する手段としてクリーニ
ング装置が備えられており、このようなクリーニング装
置としては、ブレードクリーニング方式、ファーブラシ
クリーニング方式など各種方式のものが知られている
が、コスト、信頼性、スペースの点でブレードクリーニ
ング方式が現在広く使用されている。
【0003】図7は、従来のブレードクリーニング方式
の一例を模式的に示す説明図である。同図において、従
来のブレードクリーニング方式は、剛性板からなる支持
材120に板状ゴム部材からなるクリーニングブレード
110の基端部を固定し、クリーナハウジング130に
前記支持材120を固定すると共に、回転する像担持体
140の表面141にクリーニングブレード110の先
端エッジ部111を押圧し、像担持体140の表面14
1に残存する現像剤(トナー)142などを掻き取るも
のである。この種のクリーニング装置では、像担持体1
40の表面141に所定の圧力でクリーニングブレード
110が押圧されるように支持材120が位置決めされ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなクリーニン
グ方式を採用した場合、像担持体140表面の帯電した
帯電した残留トナーがクリーニングブレード110表面
に静電付着し、クリーニング不良を引き起こす。特に上
記のクリーニングブレードを中間転写体ベルトのクリー
ニング方式に採用した場合、クリーニングブレードは一
次転写開始および終了時、あるいはベルト繋ぎ目通過時
に中間転写体と離間を繰り返す。この動作時にクリーニ
ングブレードに静電吸着しているトナーの飛散が多く発
生し、ディフエクト発生の原因となっている。
【0005】本発明の目的は、クリーニングブレートに
静電吸着されたトナーが飛散するクリーニング不良を防
止することができるクリーニング装置を提供することに
ある。本発明の他の目的は、クリーニング不良を防止し
て安定した画像を形成することができる画像形成装置を
提供することにある。
【0006】クリーニングブレードの帯電およびトナー
の静電吸着を防止すためには、クリーニングブレードを
導電体、あるいは半導電体の材料で形成することが考え
られる。しかし、この場合、クリーニングブレードに含
有される導電性フィラーが像担持体表面を傷つけてしま
うおそれがあり、また、クリーニングブレード中に導電
フイラーを充填することによって、クリーニングブレー
ドの曲げ強度が増し、クリーニング不良を引き起こす問
題が生じる。さらにクリーニング性を考慮すると、クリ
ーニングブレードのクレープ特性、弾性係数、像自体担
持体の損傷しない等の特性を大幅に変えない方法が要求
される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明、上記したクリー
ニングブレードの特性を実質的に変えることなく、クリ
ーニング不良を解消したものであって、下記の構成から
なることを特徴とする。すなわち、本発明のクリーニン
グ装置は、 <1> 像担持体に当接して前記像担持体をクリーニン
グするクリーニングブレードを備えたクリーニング装置
において、少なくも前記像担持体と当接する部分を除く
前記像担持体の回転方向上流側の前記クリーニングブレ
ード面に導電性乃至半導電性からなる層領域部を設け、
該層領域部を前記クリーニングブレードを支持する支持
部材に電気的に導通させたことを特徴とするクリーニン
グ装置である。 <2> 前記層領域部が、前記クリーニングブレード面
と前記支持体面に形成されていることを特徴とする前記
<1>に記載のクリーニング装置である。 <3> 前記層領域部が、ゴムまたは樹脂の少なくとも
一方に導電性粒子が分散された組成物からなることを特
徴とする前記<1>または前記<2>に記載のクリーニ
ング装置である。 <4> 前記クリーニングブレードの前記層担持体との
当接する部分近傍の層領域部および前記支持部材側付近
の層領域部が、その他の層領域部よりも層厚が厚く形成
されていることを特徴とする前記<1>または<2>に
記載のクリーニング装置である。 <5> 前記層領域部が、少なくも前記像担持体と当接
する部分を除く前記像担持体の回転方向上流側の前記ク
リーニングブレード面の略全面に形成され、前記像担持
体との当接部分側の層領域部のコーナー部がR形状に形
成されていることを特徴とする前記<2>乃至前記<4
>のいずれかに記載のクリーニング装置である。また、
本発明の画像形成装置は、 <6> 像担持体と、該像担持体にクリーニングブレー
ドが当接した状態で配置されるクリーニング装置とを備
え、前記クリーニング装置が前記<1>乃至前記<5>
のいずれかに記載のクリーニング装置であることを特徴
とする画像形成装置。である。 <7> 前記像担持体が中間転写ベルトがあることを特
徴とする前記<6>に記載の画像形成装置である。あ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明のクリーニング装
置の第1の実施の形態を示す模式的に示す説明図であ
り、図において、10は像担持体、12はクリーニング
ブレード、14は導電性乃至半導電性の層領域部、16
は支持体を示している。層担持体10は、感光体、ある
いは中間転写体ベルトであり、クリーニングブレード1
2は、その先端部がこれらの像担持体10に当接するよ
うに配置される。
【0009】このクリーニングブレート12は、板状に
形成されており、像担持体10表面に付着したトナー等
を除去するような弾性変形するものであればよく、例え
ば、ウレタン系ゴム、フッ素系ゴム、スチレン・ブタジ
エンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、天然
ゴム(NR)等のゴム、オレフィン系、アクリル系等の樹
脂などが挙げられる。これらの中で、耐摩耗性、永久歪
の点でウレタン系ゴムが好ましい。クリーニングブレー
ドの体積抵抗値としては、通常1012Ω・cm以上であ
る。
【0010】クリーニングブレード12は、図中、a方
向に回転する像担持体10に対して所定の角度(図中、
θ)をもって配置され、この角度θは、層担持体10が
感光体あるいは中間転写体ベルトによって異なるが、感
光体の場合、好ましくは10〜30度、より好ましくは
15〜20度であり、中間転写体ベルトの場合、好まし
くは10〜30度、より好ましくは15〜20度の範囲
で設定される。
【0011】クリーニングブレード12を支持する支持
体16は、例えば、ABS樹脂、ポリカーボネイト樹
脂、ステンレス、鉄等が使用され、ある程度の剛性をも
つものであれば、その他材料も含まれる。また、クリー
ニングブレード12は、像担持体10の静止トルクをク
リーニング不良(白抜け、白筋)の生じない適正範囲
(本実施の形態では8〜12kgf・cm)となるよう
に設定される。
【0012】図2(A)は、図1の像担持体10の回転
方向上流側から見た側面図であり、図2(B)は図2
(A)のA−A線断面図である。クリーニングブレード
12には像担持体10の回転方向上流側の略全面に導電
性乃至半導電性の層領域部14が形成されており、図に
おいては、層領域部14は、クリーニングブード12と
支持体16の一部に形成されている。
【0013】層領域部14は、ゴムまたは樹脂の一方に
導電性材料を含有する組成物からなる。層領域部14を
構成するゴムとしては、例えば、オレフィン系エラスト
マー等のオレフィン系ゴム、アクリル系ゴム、ウレタン
系ゴム、シリコーン系ゴム等が挙げられ、樹脂として
は、例えば、オレフィン系樹脂、ナイロン系樹脂、エポ
キシ系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられる。これらの中
で、導電性粒子を所定量を分散させることによって層領
域部を所定の抵抗値に調製可能であり、かつクリーニン
グブレードの曲げ等の変形に対して割れやクリーニング
ブレードからの剥がれが生じにくい、オレフィン系樹
脂、オレフィン系ゴム等が好適である。
【0014】導電性材料としては、カーボンブラック、
カーボンビーズ、導電性チタン酸カリウム、酸化亜鉛、
酸化チタン、酸化錫、黒鉛等の金属酸化物の粒子などが
挙げられる。これらは1種単独でもよく、2種以上を併
用してもよい。本発明においては、これらの中でもカー
ボンブラック粒子、金属酸化物粒子が好ましい。ゴムま
たは樹脂組成物における導電性材料の含有量は、層領域
部14の導電性乃至半導電性とするための設定値によっ
て任意に選定される。
【0015】層領域部14の抵抗値は、好ましくは10
0〜105Ω・cm、より好ましくは100〜103Ω・c
m、さらに好ましくは100〜102Ω・cmである。層
領域部14の抵抗値が105Ω・cmを超えると、ブレ
ード帯電ができず,トナー付着の原因となり好ましくな
い。
【0016】層領域部14の膜厚は、好ましくは1〜2
0μm、より好ましくは1〜10μm、さらに好ましく
は3〜8μmである。層領域部14の膜厚が1μm未満
では導電性が得られず、20μmを超えると、はがれ、
ひび割れ、弾性が向上しすぎるため好ましくない。
【0017】図2においては、像担持体10との当接部
分側の層領域部14のコーナー部14AがR形状に形成
されている。本実施の形態においては、層領域部14を
形成するに際して、丸ノズルを用いたディスペンサーの
塗布装置により塗布することが容易であり、かつコーナ
ー部14Aをその他の領域とほぼ同じ厚みにすることが
でき、層領域部14の全面を均一な厚みとすることがで
きる。
【0018】(第2の実施の形態)図3(A)は、図1
の像担持体10の回転方向上流側から見た側面図であ
り、図3(B)は図3(A)のA−A線断面図である。
クリーニングブレード12には像担持体10の回転方向
上流側の略全面に導電性乃至半導電性の層領域部14が
形成されており、図においては、層領域部14は、クリ
ーニングブード12に設けられた層領域部14の層担持
体10との当接部側の帯状部14Bと、クリーニングブ
レード12と支持体14との境界部付近の帯状部14C
が、それぞれ他の領域の層領域部よりも膜厚が厚く形成
されている。
【0019】クリーニングブレード12は、像担持体1
0との当接部付近で弾性変形が大きく、このためこの付
近層領域部14も変形しすく、また、クリーニングブレ
ード12と支持体16との境界部付近の層領域部も変形
しやすい。本実施の形態においては、帯状部14Bと帯
状部14Cはそれぞれ膜厚が厚く形成されているので、
これらの部分では、層領域部14の膜面の剥がれ、割れ
等が生じにくく、したがって、層領域部14の全面の導
電性または半導電性を保持することができる。図3にお
いて、層領域部の組成、及びコーナー部の作製方法等は
図2の場合と同様である。
【0020】(第3の実施の形態)図4(A)は、図1
の像担持体10の回転方向上流側から見た側面図であ
り、図4(B)は図4(A)のA−A線断面図である。
クリーニングブレード12には像担持体10の回転方向
上流側に略U字状の導電性乃至半導電性の層領域部14
Dが形成されており、図においては、層領域部の面積を
縮小できるので、製造コストの低減を図ることができ、
また、層領域部の面積を縮小できる結果、層領域部塗料
の低減分を略U字状の層領域部14Dの像担持体10と
の当接部付近の帯状部の厚みを厚くして図3におけると
同様な効果を期待することができる。図4においても、
層領域部の組成、及びコーナー部の作製方法等は、図2
の場合と同様である。 (第4の実施の形態)図5(A)は、図1の像担持体1
0の回転方向上流側から見た側面図であり、図5(B)
は図5(A)のA−A線断面図である。クリーニングブ
レード12には像担持体10の回転方向上流側の略全面
に導電性乃至半導電性の層領域部14Eが形成されてお
り、この層領域部14Eと支持体16との間に金属製板
バネ18が止めネジ20によって固定されている。これ
によって、層領域部14Eは、金属製板バネ18により
支持体16と導通されている。本実施の形態において
は、通常、クリーニングブレード12と支持体16との
境界部付近の層領域部に亀裂が生じやすいが、このよう
な亀裂部に層領域部を設けることなく、金属製板バネ1
8により導通しており層領域部の導電性を長期にわたっ
て保持することができる。図5においても層領域部の組
成、及びコーナー部の作製方法等は、図2の場合と同様
であり,また層領域部14Eの像担持体との当接部側に
および帯状に膜厚を厚くしてもよい。
【0021】上記したクリーニング装置のクリーニング
ブレード12が当接される像担持体10は、その表面が
感光体、誘電体など静電潜像、現像を担持し得るもので
あればいずれの形式でもよく、その形状についてもドラ
ム状、ベルト状を問わない。しかし、中間転写体ベルト
においては、クリーニングブレードは一次転写開始およ
び終了時、あるいはベルト繋ぎ目通過時に中間転写体と
離間を繰り返す。この動作時にクリーニングブレードに
静電吸着しているトナーの飛散が多く発生し、ディフエ
クト発生の原因となっているため、本発明における像担
持体としては、特に中間転写体ベルトが好適である。
【0022】また、本発明において、像担持体と当接す
る部分を除く前記像担持体の回転方向上流側の前記クリ
ーニングブレード面に剛性補強部材を設けてもよい。補
強部材は、クリーニングブレード12の剛性を補強する
ためのものであり、剛性を保てるものであればABS樹
脂、ポリカーボネート、ステンレスのほかその他の材料
も含まれる。また、クリーニングブレード12の剛性を
均一に保つ観点から、クリーニングブレード12の長手
方向全長に渡り固定する方が望ましく、剛性補強部材の
支持体16と重複する部分は、支持体16のクリーニン
グブレード12の固着面全域に対向して重複する場合、
前記固着面の一部で重複する場合のいずれも含まれ、ま
た、支持体16とは独立してクリーニングブレード12
にのみ固定されるものである。ここで、固定方法として
は、接着剤を用いる方法、両面テープを用いる方法、ホ
ットメルト法など適宜選定して差し支えないが、接着力
の強い方が好ましい。そして、層領域部は、クリーニン
グブレードと剛性補強部材に設けてもよい。
【0023】以下、上記したクリーニング装置を適用し
た画像形成装置について説明する。図6は本発明のクリ
ーニング装置が適用されたカラー画像形成装置の一実施
の形態を示すもので、特に中間転写体を用いた態様のカ
ラー画像形成装置を示す。同図において、符号21は矢
線A方向へ回転する感光ドラム(像担持体)であり、2
2は感光ドラム21を予め帯電する接触帯電装置、23
は帯電された感光ドラム21上にビームBmを照射する
ことにより静電潜像を書き込むレーザ露光装置、24〜
27は前記感光ドラム21に対向する現像位置に離接自
在な現像装置(24はブラック用現像装置、25はイエ
ロ用現像装置、26はマゼンタ用現像装置、27はシア
ン用現像装置)である。なお、接触帯電の方式として
は、直流電圧のみを印加する他、各種方式が含まれる
が、本実施の形態では、直流電圧に交流電圧を重畳させ
る方式が採用される。
【0024】また、符号28は感光ドラム21表面に当
接するように配設され、且つ、複数のロール(図示符号
なし)に張架されて矢印B方向へ回動する中間転写べル
トであり、本実施の形態では、例えば長尺状のベルト部
材の両端部がシーム部(継ぎ目部)Cとして接合された
もので、アクリル、塩化ビニル、ポリエステル、ポリカ
ーボネイト、ポリイミド等の樹脂又は各種ゴムにカーボ
ンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させ、例えば厚
さ0.1mmに形成されており、その体積抵抗率は10
6〜1014Ω・cmに調整されている。尚、中間転写べ
ルト28としてシーム部Cのない態様のものでもよいこ
とは勿論である。
【0025】更に、符号29は感光ドラム21上の各色
トナー像38を中間転写べルト28に一次転写させるた
めの例えば導電又は半導電性ロールからなる一次転写装
置、30は感光ドラム21上の残留するトナー、オゾ
ン、NOX付着物を除去するクリーニング装置、31は
最終的に感光ドラム上の電位を光照射により略0にする
イレーズランプである。
【0026】クリーニング装置30は、上記した図2〜
図5のいずれが設置される。更にまた、符号32は中間
転写ベルト28上のトナー像を後述する記録材34に二
次転写する二次転写装置であり、二次転写時に中間転写
ベルト28に接触して回転する転写ロール321と、中
間転写べルト28の裏面側に配設されて前記転写ロール
321の対向電極をなす導電性ロール322と、二次転
写時に前記転写ロール321にトナーの帯電極性と逆極
性の電圧を印加する二次転写電源(図示せず)と、前記
転写ロール321に常時当接して付着トナーを剥離除去
する例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード
323とを備えている。
【0027】また、符号33は記録材34を所定のタイ
ミングで二次転写部位に搬出するフィードロールであ
り、35はフィードロール33により搬出された記録材
34を二次転写部位へ搬送案内する搬送ガイドロール、
36は所定サイズの記録材34を供給する記録材供給ト
レイ、37は中間転写べルト上に残留する残留トナーを
剥離、除去するためのクリーニング装置であり、このク
リーニング装置37は上記した図2〜図5のいずれかが
設置される。
【0028】本実施の形態において、クリーニング装置
37のクリーニングブレードは、中間転写ベルト28と
接離自在に配設されており、カラー画像が形成される場
合には最終色のトナー像が中間転写ベルト28に一次転
写される迄、これら部材は中間転写ベルト28から離間
している。さらに、ベルトクリーナー37はそれらが配
設された位置を中間転写ベルト28の継ぎ目部Cが通過
する時は離間している。
【0029】次に、本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の画像形成プロセスについて説明する。感光ドラム
21の矢線A方向への回転に伴い、その表面には周知の
電子写真プロセスによって画情報に応じた静電潜像が形
成される。すなわち、感光ドラム21は接触帯電装置2
2によって所定の暗電位まで帯電された後、レーザ露光
装置23から発せられた光ビームBmによって画像信号
に応じた露光がなされる。そして、感光ドラム21に形
成された静電潜像はいずれか一つの現像装置24〜27
のいずれかで現像されてトナー像38が形成される。従
って、感光ドラム21に書き込まれた静電潜像がイエロ
の画情報に対応したものであれば、この静電潜像はイエ
ロ(Y)のトナーを内包する現像装置25で現像され、
感光ドラム21上にはイエロのトナー像が形成される。
【0030】そして、前記感光ドラム21に形成された
トナー像38は、感光ドラム21と前記中間転写ベルト
28とが接する一次転写位置で、中間転写ベルト28の
裏面側に配設された一次転写装置29にトナーの帯電極
性と逆極性の直流電圧を印加することにより、感光ドラ
ム21から中間転写ベルト28の表面に静電吸引転写さ
れる。一方、一次転写後の感光ドラム21上の残留トナ
ー、及び接触帯電装置22によって生成された感光ドラ
ム21上のオゾンまたはNOX付着物はクリーニング装
置30によって除去される。このとき、クリーニングブ
レード12を適切なトルク値(8〜12kgf・cm)
に設定することにより、オゾンやNOXによる感光ドラ
ム21の画質上プロセス方向の白抜けや白筋が発生する
等のクリーニング不良が改善される。さらに、前述した
剛性補強板を用いることにより、高温高湿から低温低湿
へ環境変動させた場合でも、トルクの変動幅が少なくな
り、適切なトルク値の範囲に収まり、充分なクリーニン
グ性能が発揮される。その後、イレーズランプ31の光
照射によって感光ドラム21の表面電位は±0Vとな
り、次の帯電工程に備える。
【0031】単色画像を形成する場合には中間転写ベル
ト28に一次転写されたトナー像38を直ちに記録材3
4に二次転写するのであるが、複数色のトナー像を重ね
合わせたカラー画像を形成する場合には、感光ドラム2
1上でのトナー像の形成並びにこのトナー像の一次転写
の工程が色数分だけ繰り返される。例えば4色のトナー
像を重ね合わせたフルカラー画像を形成する場合には、
感光ドラム21上にはその一回転毎にブラック(B
K)、イエロ(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)
のトナー像38が形成され、これらトナー像38は順次
中間転写ベルト28に一次転写される。一方、中間転写
ベルト28は最初に一次転写されたブラックのトナー像
38を保持したまま感光ドラム21と同一周期で回動
し、中間転写ベルト28上にはその一回転毎にイエロ、
マゼンタ及びシアンのトナー像38がブラックのトナー
像38に重ねて転写される。
【0032】このようにして中間転写ベルト28に一次
転写されたトナー像38は、中間転写ベルト28の回動
に伴って記録材34の搬送経路に面した二次転写位置3
2へと搬送される。前記二次転写位置では二次転写装置
32の転写ロール321が中間転写ベルト28に接して
おり、フィードロール33によって所定のタイミングで
トレイ36から搬出された記録材34は転写ロール32
1と中間転写ベルト28との間に挟み込まれる。また、
二次転写位置における中間転写ベルト28の裏面側には
前記転写ロール321の対向電極をなす導電性ロール3
22が配設されており、前記転写ロール321にトナー
の帯電極性と逆極性の電圧を印加すると、中間転写ベル
ト28に担持されたトナー像38は前記二次転写位置に
おいて記録材34に静電吸引転写される。
【0033】そして、トナー像38が転写された記録材
34は、図示外の定着装置に送り込まれてトナー像の定
着処理がなされる。一方、トナー像の二次転写が終了し
た中間転写ベルト28上の残留トナーはクリーニング装
置37によって除去される。
【0034】
【実施例】(実施例1)ポリオレフィン系樹脂を主成分
とする樹脂30重量部にカーボンブラック70重量部を
添加し、トルエン500重量部で希釈した溶液をボール
ミルで攪拌した導電塗料を調製した。この導電塗料をク
リーニングブレードの材料となるシート(ウレタンゴ
ム)にエリクセンで50μmの膜厚で塗布し、室温で乾
燥後、抵抗値をテスターで測定したところ、100mm
間で数十オームの値を示した。さらに剥がれ割れも発生
せず、上記した導電塗料が層領域部の組成物として有効
であることが分かった。そこで、上記した導電塗料をク
リーニングブレードの片面にスプレー塗装で塗膜20μ
mで形成した。その後、図5に示すように、導電性塗布
面と支持体との導通に金属製板バネで接続した。その結
果、クリーニングブレードの幅320mmで3kΩの抵
抗値が得られた。これを実際の画像形成装置に組みつ
け、クリーニング性を評価したところ、クリーニング不
良及びトナーの凝集を発生しなかった。
【0035】(実施例2)実施例1の導電性塗料と同じ
塗料をディスペンサーを用いて1筆書き方法で塗布し、
図3に示すような膜厚が異なる層領域部を形成した。な
お、図3における帯状部14Bを厚さ5μm、帯状部1
4Cを厚さ6μm、その他の層領域部の厚さは3μmで
あった。このクリーニングブレードは、ブレード幅で同
等な抵抗値(103Ω・cm)が得られた。また、板バ
ネを導通部材として、層領域部面と金属製支持体を導通
させた。これを実際の画像形成装置に組みつけ、クリー
ニング性を評価したところ、クリーニング不良及びトナ
ーの凝集を発生しなかった。
【0036】
【発明の効果】本発明のクリーニング装置によれば、像
担持体上に残存するトナーなどを効率的に除去すること
ができ、クリーニングブレードに静電吸着されたトナー
が飛散するクリーニング不良を防止することができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、画像形成装置に
備えられたクリーニング装置により像担持体上に残存す
るトナーを効率的に除去することでき、クリーニングブ
レードに静電吸着されたトナーが飛散するクリーニング
不良を防止することができるため安定した画像を形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクリーニング装置の一実施の形態を
模式的に示す説明図である。
【図2】 (A)は図1の側面図、(B)は(A)のA
−A線断面図である。
【図3】 (A)は本発明のクリーニング装置の他の実
施の形態を示す要部の側面図、(B)は(A)のA−A
線断面図である。
【図4】 (A)は本発明のクリーニング装置のさらに
他の実施の形態を示す要部の側面図、(B)は(A)の
A−A線断面図である。
【図5】 (A)は本発明のクリーニング装置のさらに
他の実施の形態を示す要部の側面図、(B)は(A)の
A−A線断面図である。
【図6】 本発明の画像形成装置の一実施の形態を示す
概略的構成図である。
【図7】 実施例のクリーニング装置の一例を模式的に
示す説明図である。
【符号の説明】
10 層担持体 12 クリーニングブレード 14 層領域部(導電性乃至半導電性) 16 支持体 18 金属製板バネ 20 止めネジ 21 感光ドラム(層担持体) 24〜27 現像装置 28 中間転写者ベルト 30,37 クリーニング装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に当接して前記像担持体をクリ
    ーニングするクリーニングブレードを備えたクリーニン
    グ装置において、少なくも前記像担持体と当接する部分
    を除く前記像担持体の回転方向上流側の前記クリーニン
    グブレード面に導電性乃至半導電性からなる層領域部を
    設け、該層領域部を前記クリーニングブレードを支持す
    る支持部材に電気的に導通させたことを特徴とするクリ
    ーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記層領域部が、前記クリーニングブレ
    ード面と前記支持体面に形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記層領域部が、ゴムまたは樹脂の少な
    くとも一方に導電性粒子が分散された組成物からなるる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクリ
    ーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニングブレードの前記層担持
    体との当接する部分近傍の層領域部および前記支持部材
    側付近の層領域部が、その他の層領域部よりも層厚が厚
    く形成されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 前記層領域部が、少なくも前記像担持体
    と当接する部分を除く前記像担持体の回転方向上流側の
    前記クリーニングブレード面の略全面に形成され、前記
    像担持体との当接部分側の層領域部のコーナー部がR形
    状に形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求
    項4のいずれかに記載のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 像担持体と、該像担持体にクリーニング
    ブレードが当接した状態で配置されるクリーニング装置
    とを備え、前記クリーニング装置が請求項1乃至請求項
    5のいずれかに記載のクリーニング装置であることを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体が中間転写ベルトがあるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7209691B2 (en) 2005-03-25 2007-04-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Developing device and image forming apparatus
JP2009116091A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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