JP2001134095A - 現像装置及びそれを用いた電子写真装置 - Google Patents

現像装置及びそれを用いた電子写真装置

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JP2001134095A
JP2001134095A JP31633899A JP31633899A JP2001134095A JP 2001134095 A JP2001134095 A JP 2001134095A JP 31633899 A JP31633899 A JP 31633899A JP 31633899 A JP31633899 A JP 31633899A JP 2001134095 A JP2001134095 A JP 2001134095A
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toner
carrier
path
developing device
electrostatic latent
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JP31633899A
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English (en)
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Kazutomi Onishi
一臣 大西
Toru Miyasaka
徹 宮坂
Masahiko Saito
雅彦 斉藤
Tomoshi Yoshida
知史 吉田
Masaharu Takeya
正治 竹谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で長期にわたりトナー供給を安定に
行うことのできる、小型・低価格・高性能の現像装置を
提供する。 【解決手段】現像ロールにトナーを供給する供給経路と
規制ブレードで規制された余剰トナーを回収する回収経
路とを分離する経路分離部材を支持する分離部材支持体
を少なくとも1ヶ所設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタやファク
シミリおよび複写機などに用いられる電子写真装置の現
像装置に関わり、特にトナーのみを現像剤として用いる
非磁性一成分現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一成分現像装置では、感光体が上
方から下方へ移動する位置に現像装置を配置するのが一
般的であり、トナー薄層を形成した現像ロールも感光体
と対向する位置で上方から下方に回転させて現像を行う
構成となっている。この構成では、現像ロール上にトナ
ー薄層を形成させるための規制ブレードへのトナー供給
および規制ブレードによって規制された余剰トナーの回
収が安定に行われる。
【0003】これに対して、感光体が下方から上方に移
動する位置に現像装置を設ける場合の非磁性一成分現像
では、トナー薄層を形成した現像ロールも下方から上方
に回転させて現像を行う必要がある。この場合、規制ブ
レードを現像ロールの下方に配置する必要があるため
に、規制ブレード位置にトナーを搬送するのが難しい。
さらにこの場合、規制ブレードによって規制された余剰
トナーは、重力で下方へ落下するために、現像装置内で
トナーの循環経路を形成することが難しい。
【0004】特開平5−158345 号に、この様なトナー薄
層を形成した現像ロールが、感光体と対向する位置で下
方から上方に回転させて現像を行う現像装置において、
現像ロール側にトナーを搬送する供給経路と、ブレード
で規制された余剰トナーをトナー格納室側に戻すための
経路とを有することが開示されている。そして、この経
路を形成するために、ガイド板を供給ロールの下方に配
置した構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような一成分
現像において、現像ロールが感光体と対向する位置で下
方から上方へ回転させて現像を行う現像装置構成の場
合、規制ブレードへのトナー供給を安定に行うために
は、現像ロールへトナーを供給する供給ロールとトナー
の供給経路と回収経路とを分離する経路分離部材との距
離を一定に保つことが重要となる。
【0006】図6は、供給ロール2と経路分離部材6の
隙間部分を拡大した図である。搬送羽根4によって経路
分離部材6上側の供給経路に搬送されたトナー11は、
供給ロール2の回転によって経路分離部材6との隙間1
3を通過し、現像ロールに搬送される。このとき、隙間
13部分にトナーが押込まれ、これによる負荷12が下
方に発生し、経路分離部材6を下方に押し下げる。この
結果、供給ロール2と経路分離部材6との隙間13の距
離が大きくなってしまう。この隙間13の距離が大きく
なると、供給ロール2によるトナーの搬送力が低下し、
印字率の高い画像(例えばべた画像等)を印字した場
合、画像後端の濃度が低下したり、画像がかすれる(べ
た追従不良)等が生じる可能性がある。
【0007】本発明の目的は、トナー薄層を形成した現
像ロールが感光体と対向する位置で下方から上方に回転
させて現像を行う現像装置において、簡単な構成で長期
にわたってトナー供給を安定に行うことのできる小型・
低価格・高性能な現像装置及びそれを用いた電子写真装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、トナー担持体
と、現像剤のトナーを格納するトナー格納室と、前記ト
ナーを前記トナー担持体に供給する供給部と、前記トナ
ー担持体上に均一なトナー薄層を形成するトナー薄層規
制部と、前記トナー格納室から前記トナー担持体にトナ
ーを供給する供給経路と前記トナー担持体からの余剰ト
ナーを前記トナー格納室に回収する回収経路とに分離す
るための経路分離部材と、前記経路分離部材を支える経
路分離部材支持体とを有する構成とした。
【0009】これによって、トナー押込時の負荷による
経路分離部材の撓みをなくすことができ、簡単な構成で
長期にわたってトナー供給を安定に行うことのできる小
型・低価格・高性能な現像装置が提供できる。
【0010】また、経路分離部材支持体の横断面の形状
は、前記トナー担持体に近い側から遠ざかるにつれて大
きく形成することによって、経路分離部材支持体にトナ
ーが停留することを防止でき、画像ムラ等をなくして、
小型・低価格・高性能な現像装置が提供できる。
【0011】また、静電潜像担持体と、前記静電潜像担
持体上にトナー画像を形成する現像装置と、前記トナー
画像を記録媒体上に転写する転写装置と、前記記録媒体
上に前記トナー画像を定着する定着器とを有し、前記現
像装置は、前記静電潜像担持体に対向して配置されたト
ナー担持体と、前記静電潜像担持体上にトナー担持体
と、トナーを格納するトナー格納室と、前記トナー担持
体上に均一なトナー薄層を形成するトナー薄層規制部
と、前記トナー格納室から前記トナー担持体にトナーを
供給する供給経路と前記トナー担持体からの余剰トナー
を前記トナー格納室に回収する回収経路とに分離するた
めの経路分離部材と、前記経路分離部材を支える経路分
離部材支持体とを有する構成とした。
【0012】このような構成により、トナー押込時の負
荷による経路分離部材の撓みをなくすことができ、簡単
な構成で長期にわたってトナー供給を安定に行うことの
できる小型・低価格・高性能な現像装置を備えた電子写
真装置が提供できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1から図5を用いて本発
明の実施例を説明する。
【0014】図1は、本発明の現像装置の一実施例を示
す図である。
【0015】トナー格納室28には、現像に用いられる
一成分の現像剤であるトナー10が格納されている。ト
ナー格納室28に配置された搬送羽根の回転で順次トナ
ー担持体である現像ロール1側にトナー10を搬送して
供給するように構成されている。トナー格納室28の前
側(現像ロール1の配置側)に、必要以上にトナー10
が偏らないように、トナー格納室28の後方(現像ロー
ル1が配置されている側とは反対側)の搬送羽根は最前
部(現像ロール1に最も近い側)の搬送羽根4に比較し
て搬送力が小さくなるようにすることが好ましい。つま
り、現像ロール1の配置位置から離れた位置に配置され
た搬送羽根ほど搬送力が小さくなるようにする。
【0016】本実施例では、トナー格納室28の最前部
の搬送羽根4に対して、後方に配置されたほど回転速度
が遅くなるようにし、かつ羽根面積の小さい搬送羽根と
している。
【0017】トナー格納室28内のトナー10は、これ
らの羽根の回転によって現像ロール1側に搬送される。
現像ロール1の手前には、経路分離部材6が配置され、
これによってトナーの供給経路と回収経路とに上下に分
離している。図1の実施例における経路分離部材6は現
像装置筐体とは別体であり、所定の位置に設置した後、
両端で固定している。経路分離部材6を別体に構成する
ことで、現像装置筐体よりも強度の大きい材質の樹脂を
用いることができ、経路分離部材6をより撓みにくくす
ることができる。
【0018】経路分離部材6上方の供給経路には、現像
ロール1へトナーを供給する供給部である導電性発泡弾
性材を有する供給ロール2が配置されており、トナー格
納室28内のトナー10が最前部の搬送羽根4によって
供給ロール2に供給される。供給ロール2は、現像作用
を終えて戻ってきた現像ロール1の表面に新しいトナー
を擦り付けることにより、現像ロール1へ新たなトナー
を供給するとともに現像ロール1上のトナー層を均一化
する。現像ロール1に供給されたトナー10は、現像ロ
ール1に圧接されたトナー薄層規制部である規制ブレー
ド3にて規制されて薄層化されるとともに、規制ブレー
ド3との摩擦により帯電される。
【0019】規制ブレード3による規制で余った余剰ト
ナーは、経路分離部材下方の回収経路に流れ落ちる。回
収経路には、トナー掻き出し部材5が配置されており、
そのトナー掻き出し部材5は、回転または反復運動する
ことによって、回収経路内に落ちたトナーを攪拌して停
留やトナー塊となるのを防止するとともに、トナー格納
室28側に押出して循環させる搬送力を発生し、更にト
ナー格納室28内のトナー10が回収経路に逆流するの
を妨げる逆流抑制力を発生する。
【0020】ここで、本発明のように現像ロール1が感
光ベルト18(図5参照)と対向する位置で下方から上
方へ回転させて現像を行うトナーのみの非磁性一成分現
像剤を用いる現像装置の場合、規制ブレード3へのトナ
ー供給を安定に行うためには、現像ロールへトナーを供
給する供給ロール2とトナーの供給経路と回収経路とを
分離する経路分離部材6との距離を一定に保つことが重
要となる。
【0021】その供給ロール2と経路分離部材6との距
離(隙間13)と、べた画像を印字した時のべた追従レ
ベルの関係について実験したデータを図7に示す。
【0022】隙間13の距離が約0.5mm 以上になった
場合、供給ロール2によるトナー搬送力が低下し、べた
追従レベルが悪くなる。逆に、隙間13が−1.0mm
(1.0mm供給ロール2に食込ませる)の場合もトナー
の搬送力が低下してしまう。このように経路分離部材6
を供給ロール2に食込ませ過ぎた場合、トナーの搬送力
が低下すると同時に駆動トルクも大きくなってしまうた
め好ましくない。このような経路分離部材6の撓みは、
特に全長の長いA3用紙対応等の現像装置では経路分離
部材が撓みやすくなるため、供給ロールとの距離を一定
に保つことが難しい。このような問題を解決するために
は、経路分離部材の厚みを大きくしたり、材質を金属に
したりすること等が考えられるが、この場合、装置の大
型化や重量増を招くため好ましくない。
【0023】それを解決するために本実施例では、経路
分離部材6の下部にこの経路分離部材6がトナー10の
負荷等によって下方へ撓むのを防止する手段、いわゆる
経路分離部材6を支える経路分離部材支持体7を配置す
る。
【0024】以下図を用いて説明する。図2は、図1の
現像装置をA−A′で切断した時の正面(図1のX側)
から見た断面図である。
【0025】図2の実施例では、経路分離部材支持体7
を3ヶ所設けた構成としているが、経路分離部材6の全
長や材質に応じて少なくとも1ヶ所以上設ければ良い。
経路分離部材6の撓み量は中央部分が最大になる。その
ため、経路分離部材支持体7を複数個所設ける場合、経
路分離部材支持体7の高さをその端部よりも中央部が若
干高くなるように構成することで、供給ロール2と経路
分離部材6との隙間をより安定に保つことができ、安定
したトナー搬送ができる。また、このように経路分離部
材支持体7を設けることで供給ロール2と経路分離部材
6との隙間を約−1.0〜0.5mm内(図7参照)で全長
にわたって常にほぼ一定とすることができる。
【0026】図3は、本発明の現像装置の経路分離部材
支持体7の一実施例を下側から見た模式図を示すもので
ある。図3(a)のように、経路分離部材支持体7の断
面形状を矩形にした場合、規制ブレード3によって規制
されて余った余剰トナーが経路分離部材支持体7の規制
ブレード3側付近に停留してしまう。流動性が高いトナ
ーの場合にはこのような停留トナー15は発生しにくい
が、経時的な流動性の低下によって長期的に停留トナー
15が発生する。このような停留トナー15が発生する
と、規制ブレード3と現像ロール1との接触点に影響を
与え、その結果現像ロール1表面に形成されるトナー層
がこの部分で厚くなり、むら16が生じる。このような
問題をなくすためには、経路分離部材支持体7の断面形
状を図3(b)のようにすることが有効である。このよ
うに経路分離部材支持体7の横断面形状を現像ロール1
に近い側から遠ざかるにつれてだんだん大きくなるよう
にする、または現像ロール1側にだんだん狭まって尖っ
た形状にすることで、余剰トナー14が後方に流れやす
くなり、経路分離部材支持体7へのトナー停留を防止す
ることができる。同様に経路分離部材支持体7の断面形
状を図3(c)に示すような流線形にすることでも同様
の効果が得られる。
【0027】図4に、本発明の現像装置における他の一
実施例を示す。図4(a)には本実施例の現像装置の一
部側面図を示し、図4(b)には、図4(a)の現像装
置のB−Bの断面図を示す。
【0028】図4(a)のように、経路分離部材支持体
7を経路分離部材6の真下に設置した場合、経路分離部
材支持体7が規制ブレード3から離れるため、経路分離
部材支持体7の断面形状が矩形であっても、余剰トナー
が経路分離部材支持体7に停留することによる現像ロー
ル表面むらは発生しない。しかしこの場合、図4に示す
ようにトナー掻き出し部材5と経路分離部材支持体7と
が干渉しないように、経路分離部材支持体7とトナー掻
き出し部材5との形状及び配置関係を変形する必要があ
る。
【0029】本実施例では、経路分離部材支持体7にト
ナー掻き出し部材5を配置するための窪みをつけて、回
収経路内に落ちたトナーを回転または反復運動して掻き
出す構成とした。
【0030】図5に、本発明の一実施例に係る現像装置
を備えた画像形成装置の構成を示す。
【0031】図5に示すように、この画像形成装置は、
静電潜像担持体である感光ベルト18が垂直方向に長く
設置され、ベルト型の感光体18を境にして、その感光
ベルトの一方側面(図中左側)に中間転写体であるドラ
ム型の中間転写体25,転写装置26,定着装置20が
配置され、他方側面(図中右側)には4色の異なる色の
トナーを充填された現像装置8Y,8M,8C,8Kが
配置された構成とした。
【0032】さらに、現像装置8Cの下部には、ベルト
型の感光体18に潜像を形成するための露光装置22が
配置され、さらにその下には、記録媒体を格納しておく
用紙カセット21が配置されている。ドラム型の中間転
写体25周辺には、転写装置26,除電剥離装置27,
中間転写体クリーナ19が配置され、ベルト型の感光体
18周辺には帯電器23,感光体クリーナ24が配置さ
れている。
【0033】縦方向に張られたベルト型の感光体18
は、図示しない駆動装置により矢印Qの方向に駆動され
る。以下現像プロセスについて説明する。
【0034】最初に、駆動されるベルト型の感光体18
表面の感光層が帯電器23によって一様に帯電される。
次に、露光装置22によりパソコン,イメージスキャナ
等による画像,文字情報をドット単位で露光が行われ、
ベルト型の感光体18上に静電潜像が形成される。その
後、ベルト型の感光体18上の静電潜像は現像装置8
Y,8M,8C,8Kの何れかにより現像されることに
よってトナー像として可視像化される。
【0035】ベルト型の感光体18は図示しない電源に
よりある電位を与えられており、ドラム型の中間転写体
25はアースに接続されている。このため、これらの電
位差によりベルト型の感光体18からドラム型の中間転
写体25へのトナー像の転写が行われる。
【0036】画像転写後のベルト型の感光体18は、感
光体クリーナ24により第一転写で転写されずに残った
ベルト型の感光体18上の残トナーが清掃され、次のト
ナー像形成が可能な状態となる。
【0037】前述した1サイクルの動作を、ドラム型の
中間転写体25の1周のタイミングに合わせて各色現像
装置8Y,8M,8C,8Kに対して順次行うことによ
り、ドラム型の中間転写体25上に単色トナー像を重ね
合わせた複数色トナー画像が形成される。
【0038】尚、単色の現像装置の場合は、ドラム型の
中間転写体25は必要なく、ベルト型の感光体18に形
成されたトナー像を用紙カセット21から搬送されてき
た記録媒体に転写装置26によって転写するようにして
も良い。つまり静電潜像担持体であるベルト型の感光体
18と、感光ベルト上に均一に帯電する帯電器23と、
ベルト型の感光体18上に静電潜像を形成する露光装置
22と、そのベルト型の感光体18上にトナー画像を形
成する現像装置8と、トナー画像を記録媒体上に転写す
る転写装置26と、記録媒体上にそのトナー画像を定着
する定着装置20とを設ける構成とする。
【0039】一方、用紙,OHPシート等の記録媒体
が、タイミングを取って転写装置26に供給され、ドラ
ム型の中間転写体25上に形成された単色あるいは複数
色のトナー画像がドラム型の中間転写体25の働きによ
り記録媒体に転写される。
【0040】記録媒体へのトナー像転写後、記録媒体
は、除電剥離装置27によりドラム型の中間転写体25
より剥離され、定着装置20によりトナーを溶融定着さ
れ、排紙装置29により本体上面に排紙される。
【0041】一方、記録媒体への転写終了後、転写され
ずにドラム型の中間転写体25上に残った残トナーは中
間転写体クリーナ19により清掃され、次のトナー像重
ね合わせが可能な状態となる。
【0042】記録媒体の給紙から排紙までの搬送経路を
できるだけ簡略化し(転写装置26,定着装置20,排紙
装置29の配置間隔を短くする)、用紙カセット21か
らピックされた記録媒体に折り目がつかないように搬送
経路の曲率半径を大きくすることによって、搬送途中で
の紙詰まりが防止でき、信頼性を向上させることができ
る。また、紙詰まり時の処理も簡単に行うことができ
る。さらに、厚紙等の多種記録媒体にも対応できる。
【0043】本実施例では、記録媒体搬送経路を略円弧
状に配置し、ドラム型の中間転写体25,ベルト型の感
光体18,現像装置8Y,8M,8C,8K、露光装置
22等を記録媒体搬送経路の内側に配置することによっ
て空間を有効利用して本体を小型化し、搬送経路を簡略
化し、記録媒体排出時、印字面を下向きに排出する構成
としている。
【0044】上記のように配置にすることによって搬送
経路を簡略化でき、かつ、ほとんどのユニットが搬送経
路よりも本体内側に配置されるため、搬送経路が機枠体
30(外枠)に近く、搬送経路を開放しやすいため、紙
詰まり時の処理も簡単に行うことができる。また、排出
時印字面を下向きに排出することは印字面側から印刷順
に並んで排出される利点がある。
【0045】また、感光体をベルト状の構成にすること
によって、複数色の現像装置8Y,8M,8C,8Kを
ほぼ同一の形状でベルト型の感光体18の同一平面に配
置することができ、現像する色に合わせて現像装置8
Y,8M,8C,8Kを交替させるための機構や各色毎
に現像装置形状を変更する等の必要がないので、小型
化,低価格化を図ることができる。
【0046】また、ベルト型の感光体18を垂直方向に
長く配置することによって同一周長での感光ベルトの占
有する空間を小さくすることができるため、本体を小型
化することができると共に、ベルト型の感光体18の交
換時、そのまま上方へ引き出して交換することが可能と
なり、メンテナンス性を良くすることができる。
【0047】また、記録媒体を本体下部から上部に向け
て搬送する時、ドラム型の中間転写体25は矢印Uの方
向に回転し、ベルト型の感光体18は矢印Qの方向に回
転することによって各接点でそれぞれ順方向に動作する
ことになり、現像効率が良く、振動等の問題の少ない構
成が得られる。
【0048】また、転写ドラム25をベルト型の感光体
18に対して従動とすることができ色ズレの少ない構成
とすることができる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本実施例の構成によ
れば、簡単な構成で長期にわたってトナー供給を安定に
行うことができ、小型・低価格・高性能な現像装置及び
それを用いた電子写真装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す現像装置の構成を示す
図である。
【図2】本発明の一実施例を示す現像装置の構成を正面
から見た図である。
【図3】本発明の現像装置の経路分離部材支持体の一実
施例を示す図である。
【図4】本発明の現像装置の経路分離部材支持体の一実
施例を示す図である。
【図5】本発明の現像装置を用いた電子写真装置の一実
施例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例を示す現像装置の分離ガイド
部の拡大模式図である。
【図7】経路分離ガイドと供給ロールとの距離と、べた
画像レベルの関係を示す図である。
【符号の説明】
1…現像ロール、2…供給ロール、3…規制ブレード、
4…搬送羽根、5…トナー掻出し部材、6…経路分離部
材、7…経路分離部材支持体、8…現像装置、8K…現
像装置(黒)、8Y…現像装置(イエロー)、8M…現
像装置(マゼンタ)、8C…現像装置(シアン)、9…
現像装置筐体、10…トナー、11…トナー供給方向、
12…トナーによる負荷方向、13…供給ロールと経路
分離部材との距離、14…規制後余剰トナーの流れ、1
5…停留トナー、16…現像ロール上むら、17…回転
中心、18…ベルト型の感光体、19…中間転写体クリ
ーナ、20…定着装置、21…用紙カセット、22…露
光装置、23…帯電器、24…感光体クリーナ、25…
ドラム型の中間転写体、26…転写装置、27…除電剥
離装置、28…トナー格納室、29…排紙装置、30…
機枠体(外枠)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 雅彦 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所オフィス情報機器事業部 内 (72)発明者 吉田 知史 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所オフィス情報機器事業部 内 (72)発明者 竹谷 正治 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所オフィス情報機器事業部 内 Fターム(参考) 2H030 AD03 BB23 2H077 AC04 AD06 AD13 AD17 EA14 GA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー担持体と、 現像剤のトナーを格納するトナー格納室と、 前記トナーを前記トナー担持体に供給する供給部と、 前記トナー担持体上に均一なトナー薄層を形成するトナ
    ー薄層規制部と、 前記トナー格納室から前記トナー担持体にトナーを供給
    する供給経路と前記トナー担持体からの余剰トナーを前
    記トナー格納室に回収する回収経路とに分離するための
    経路分離部材と、 前記経路分離部材を支える経路分離部材支持体とを有す
    る現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の現像装置において、 前記現像剤は、非磁性一成分現像剤である現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の現像装置におい
    て、 前記供給部表面と前記経路分離部材表面との距離が、前
    記供給部または前記経路分離部材全長にわたって−1.
    0〜0.5mm内でほぼ一定である現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3記載の少なくとも1つの現像
    装置において、 前記経路分離部材支持体の横断面の形状は、前記トナー
    担持体に近い側から遠ざかるにつれて大きく形成された
    現像装置。
  5. 【請求項5】静電潜像担持体と、 前記静電潜像担持体上にトナー画像を形成する現像装置
    と、 前記トナー画像を記録媒体上に転写する転写装置と、 前記記録媒体上に前記トナー画像を定着する定着装置と
    を有し、 前記現像装置は、前記静電潜像担持体に対向して配置さ
    れたトナー担持体と、 前記静電潜像担持体上にトナー担持体と、トナーを格納
    するトナー格納室と、前記トナー担持体上に均一なトナ
    ー薄層を形成するトナー薄層規制部と、前記トナー格納
    室から前記トナー担持体にトナーを供給する供給経路と
    前記トナー担持体からの余剰トナーを前記トナー格納室
    に回収する回収経路とに分離するための経路分離部材
    と、前記経路分離部材を支える経路分離部材支持体とを
    有する電子写真装置。
  6. 【請求項6】静電潜像担持体と、 前記静電潜像担持体上に異なった色のトナー画像を形成
    する複数の現像装置と、 前記静電潜像担持体上に形成された各色の複数のトナー
    画像を重ね合せてカラートナー像が形成される中間転写
    体と、 前記カラートナー像を記録媒体上に転写する転写装置
    と、 前記記録媒体上に前記カラートナー画像を定着する定着
    装置とを有し、 前記現像装置は、前記静電潜像担持体に対向して配置さ
    れたトナー担持体と、 前記静電潜像担持体上にトナー担持体と、トナーを格納
    するトナー格納室と、前記トナー担持体上に均一なトナ
    ー薄層を形成するトナー薄層規制部と、前記トナー格納
    室から前記トナー担持体にトナーを供給する供給経路と
    前記トナー担持体からの余剰トナーを前記トナー格納室
    に回収する回収経路とに分離するための経路分離部材
    と、前記経路分離部材を支える経路分離部材支持体とを
    有する電子写真装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6の電子写真装置におい
    て、 前記静電潜像担持体は、縦方向に張られたベルト形状の
    感光ベルトである電子写真装置。
  8. 【請求項8】請求項5〜7記載の少なくとも1つの電子
    写真装置において、 前記トナー担持体は、前記静電潜像担持体に対向する位
    置で下方から上方に回転する電子写真装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009300512A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置

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