JP2001133818A - 分布光増幅システムおよび分布光増幅方法 - Google Patents

分布光増幅システムおよび分布光増幅方法

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JP2001133818A
JP2001133818A JP31246199A JP31246199A JP2001133818A JP 2001133818 A JP2001133818 A JP 2001133818A JP 31246199 A JP31246199 A JP 31246199A JP 31246199 A JP31246199 A JP 31246199A JP 2001133818 A JP2001133818 A JP 2001133818A
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optical
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Wataru Imayado
亙 今宿
Atsushi Takada
篤 高田
Yoshiaki Yamabayashi
由明 山林
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のラマン分布光増幅と同等の利得と低雑
音性を確保し、且つ分布光増幅ファイバにおけるSPM
を抑圧できる高品質な信号光伝送技術である分布光増幅
システムを提供する。 【解決手段】 光ファイバを増幅媒体として用いる分布
光増幅システムであって、2つの波長の励起光と信号光
の間の四波混合過程を用いることで光信号を分布的に増
幅し、該信号光の光角周波数がωのとき、2つの励起
光の光角周波数ω とωの和が、信号光角周波数ω
の2倍と等しくなるように前記励起光の光角周波数が設
定されていることを特徴とする分布光増幅システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低雑音な分布光増
幅システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在の伝送システムでは、伝送ファイバ
損失により強度が弱くなった光信号を再生する手段とし
て、エルビウム、プラセオジム、ツリウム等の希土類元
素を添加した光ファイバレーザアンプもしくはファイバ
ラマンアンプが用いられている。これらの光アンプは、
広帯域で且つ高利得動作が実現でき、光伝送システムの
大容量化、長中継間隔化に大いに貢献した。
【0003】しかし、近年のインターネットをはじめと
するデータ通信需要の指数関数的な増大に伴い、光伝送
システムのさらなる高速化・大容量化が求められてい
る。伝送速度の高速化に伴い、信号光の信号対雑音比
(以下「SNR」という)劣化に対する制限がより厳し
くなってきている。信号光のSNRを維持する為には、
信号光パワーを上昇させる必要がある。しかしながら信
号光パワーの上昇は、伝送ファイバ中での自己位相変調
効果(以下「SPM」という)などの非線形効果による
信号光パルスのスペクトル広がりが生じ易くなり、時間
波形が劣化するという問題がある。
【0004】これを抑える手段として、現在光伝送路の
ファイバ自身を光増幅媒体として用いるラマン分布光増
幅伝送システムが注目されている。例えば1.55μm
帯のラマン分布増幅は、1.48μm帯の励起光源を用
いることで実現でき、50kmの光伝送路において等価
損失0dB、雑音指数7dB、増幅帯域幅50nmの分
布増幅が実現されている。(例えば、N.Takachio,H.Suz
uki,H.Masuda,and M.Koga;Technical Digest of OFC'9
9,PD,9-1頁、Optical Society of America編、1999年)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ラマン分布光増幅は、
ファイバ入力端での信号光パワーを抑える手段を提供す
る。これにより、入力端近傍でのSPMによる時間波形
劣化は抑圧可能である。しかし、ラマン分布光増幅ファ
イバにおけるパス全体の平均値としての光信号パワーを
低減することは、伝送システム全体としてのSNR維持
の観点から困難である。その為、ラマン分布光増幅によ
るSPM抑圧効果は期待されているほど大きくないのが
現状である。本発明は、ラマン分布光増幅と同等の利得
と低雑音性を確保し、且つ分布光増幅ファイバにおける
SPMを抑圧できる高品質な信号光伝送技術であるパラ
メトリック分布光増幅システム(以下単に「分布光増幅
システム」という)を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の分布光
増幅伝送システムの概略を示す図である。図1におい
て、光角周波数はωである信号光が分布光増幅部Aに
伝送される。分布光増幅部Aは、光角周波数ωである
第1の励起光と光角周波数ωである第2の励起光をそ
れぞれ生成する励起光源a、aと、該励起光源
、aに結合され第1の励起光及び第2の励起光を
受けるとともに、信号光をうける光カップラ等の合波手
段aを有している。該合波手段aの出力端は伝送フ
ァイバBに接続されており、第1の励起光及び第2の励
起光と、信号光とが伝送ファイバBを介して、図示しな
い受信局等に送られる。ここで「伝送ファイバ」とは局
間の伝送路で用いられるファイバのことをいう。
【0007】図1においてディジタル変調された信号光
が図示しない送信端局より出力されている。信号光の光
角周波数はωである。
【0008】
【数1】
【0009】ここで、たとえば送信端局に設けられる分
布光増幅部Aでは、光角周波数ωとωである、第1
及び第2の励起光が出力されている。これらは、
【0010】
【数2】
【0011】
【数3】
【0012】である。ここで、励起光源a,aの光
角周波数ωとωはヘテロダイン光PLLによって、
【0013】
【数4】
【0014】となるように制御されている。
【0015】また、これらの第1及び第2の励起光の位
相φおよびφは、WDMカップラにより光伝送路に
出力される前に、図示しない位相変調器により下記の式
(5)を満たすように、位相変調が加えられてもよい。
【0016】
【数5】
【0017】式(5)において、Mは位相変調の大きさ
である。ここでは、2つの励起光間で、互いに逆相の位
相変調が加えられ、2つの励起光の瞬時周波数について
も式(4)と同等の条件が常に成立している。この位相
変調により高出力の励起光が光ファイバ伝送路に入力さ
れても、誘導ブリルアン散乱を回避しながら目的の増幅
動作を実現できる。
【0018】第1及び第2の励起光が伝送ファイバBに
入力されると、伝送ファイバB中ではこれら励起光と信
号光間で四光波混合が生じる。その結果、信号光の出力
(L)は、
【0019】
【数6】
【0020】
【数7】
【0021】となる。式(6)および(7)において、
,Eは第1及び第2の励起光電界、γは伝送ファ
イバ非線形係数、Lは伝送ファイバ長、Leffは非線
形効果の有効長である。
【0022】図2に示すように、光角周波数成分として
は上記以外にω−ω+ω,−ω+ω+ω
領域にも励起光と信号光間の四光波混合光が生ずるが、
信号光を受光するときは、光フィルタで除去すればよ
い。
【0023】さらに、|E=|Eを仮定す
ると、式(6)は、
【0024】
【数8】
【0025】
【数9】
【0026】
【数10】
【0027】となり変形される。この式からも分かるよ
うに、信号光の同相成分Es,inと直交位相成分励起光E
s,qとで光利得が異なる。信号光の同相、直交位相は励
起光を基準に設定されることから、信号光の光位相差に
依存した光利得、すなわち、パラメトリック増幅の一態
様である位相感応型光増幅(Phase-Sensitive Amplifica
tion)が実現されると言える。光PLLにより励起光と
信号光の位相関係が、
【0028】
【数11】
【0029】となるように制御すると、同相成分である
信号光は増幅され、信号光の平均位相と90度ずれた雑
音成分は逆に減衰される。従って、信号光パルスエンベ
ロープの光位相が伝送ファイバのSPMもしくは分散の
影響により回転したとしても、信号光パルスの裾の広が
りは位相感応光増幅により除去され、波形劣化が生じな
い。(例えば、W.Imajuku and A.Takada;Technical Dig
est of OFC'99.Tue,131頁、Optical Society of Americ
a編、1999年)従って、高品質な光伝送が実現できる。
【0030】上記のような高品質な光伝送を実現するた
めの分布光増幅システムとして、本発明は、以下のよう
な構成を採用する。
【0031】すなわち、本発明の第1の態様によれば、
光ファイバを増幅媒体として用いた分布光増幅システム
のうち、2つの波長の励起光と信号光の間の四波混合過
程を用いることで光信号を分布的に増幅することを特徴
とする分布光増幅システムが構成される。より具体的に
は、本実施の態様は、2つの異なる光角周波数ω,ω
を有する励起光を生成する少なくとも一つの励起光源
と、前記励起光源に接続され、該励起光源からの励起光
と信号光を合波する合波手段(31)と、該合波手段に
接続され、合波された2つの励起光と信号光とを伝搬す
る光ファイバとを具備することを特徴とする分布光増幅
システムとして構成される。
【0032】本発明の第2の実施の態様によれば、信号
光の光角周波数がωのとき、2つの励起光の光角周波
数ωとωの和が、信号光角周波数ωの2倍と等し
くなるように前記励起光の光角周波数が設定されている
ことを特徴とする分布光増幅システムが提供される。本
実施の態様においては、該システムは、2つの異なる光
角周波数ω,ωを有する励起光を生成する少なくと
も一つの励起光源と、前記光角周波数の差ω−ω
常に一定とするように前記励起光源を制御する光差周波
数安定化装置と、前記励起光源からの励起光と信号光を
合波する手段と、合波された励起光と信号光の一部を分
岐し励起光と信号光の光位相差を検出する手段(C)
と、検出した光位相差を増幅・フィルタリングした後に
前記励起光源に帰還する手段(D)と、合波された2つ
の励起光と信号光が伝搬する光ファイバとを具備するよ
うに構成される。また、本実施の態様は、2つの異なる
光角周波数2つの異なる光角周波数ω,ωを有する
励起光を生成する工程と、前記励起光と信号光を合波す
る工程と、前記合波された2つの励起光と信号光とを増
幅媒体に伝送し、増幅する工程と、を具備する分布光増
幅方法であって、前記光角周波数ωとωは、その和
が信号光の角周波数ωの2倍と等しくなるように設定
されていることを特徴とする、分布光増幅方法としても
成立する。
【0033】更に、本発明に係る第3の実施の態様によ
れば、2つの励起光の光角周波数ω とωの和が信号
光の角周波数ωの2倍と等しくなるような条件を維持
し且つ各励起光は位相変調されていることを特徴とする
分布光増幅システムが提供される。本実施の態様におい
ては、該システムは、2つの異なる光角周波数ω,ω
を有する励起光を生成する少なくとも一つの励起光源
(11,12)と、前記光角周波数の差ω−ωが常
に一定とするように前記励起光源を制御する光差周波数
安定化装置(2)と、2つの励起光について各々の光位
相を互いに逆相で位相変調する光位相変調手段(E)
と、前記励起光源の出力光と信号光を合波する合波手段
(31)と、合波された励起光と信号光の一部を分岐し
励起光と信号光の光位相差を検出する手段(C)と、前
記光位相差を検出する手段(C)により検出した光位相
差を増幅・フィルタリングした後に前記励起光源に帰還
する手段(D)と、前記合波手段により合波された2つ
の励起光と信号光が伝搬する光ファイバ(B)とを具備
するように構成される。本実施態様はまた、2つの異な
る光角周波数ω,ωを有する励起光を生成する工程
と、前記励起光と信号光を合波する工程と、前記合波さ
れた2つの励起光と信号光とを増幅媒体に伝送し、増幅
する工程とを具備する分布光増幅方法であって、前記光
角周波数ωとωは、その和が信号光の角周波数ω
の2倍と等しくなるように設定されており、励起光と信
号光の光位相差を検出し、検出した光位相差を増幅し、
かつフィルタリングした後に前記励起光源に帰還する工
程をさらに具備することを特徴とする分布光増幅方法も
提供する。
【0034】なお、本発明においては、励起光源とし
て、たとえばモード同期レーザのような、モード同期光
源(81)を用いても良く、その場合前記モード同期光
源の出力スペクトル成分のうち2つの光角周波数成分の
みを帯域通過させる光フィルタ(83)とで光源を構成
すれば良い。
【0035】またさらに、本発明に係る分布光増幅シス
テムは、2つの励起光と信号光が伝搬する光ファイバの
零分散光角周波数に信号光角周波数を一致させる為の信
号光角周波数制御回路(F)を有していても良い。この
変形例においては、励起光と信号光が伝搬する前記増幅
媒体の零分散光角周波数に前記信号光の光角周波数を一
致させるように、前記信号光の光角周波数を制御する工
程を具備することを特徴とする分布光増幅方法としても
本発明は成立する。
【0036】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明に係る分布光増幅
システムの実施形態について、図面を参照して説明す
る。
【0037】(第一実施形態)図3は本発明の分布光増
幅システムの第一実施形態を示す。図3において、光角
周波数ωである信号光が分布光増幅部Aに伝送され
る。分布光増幅部Aは、光角周波数ωである第1の励
起光と光角周波数ωである第2の励起光をそれぞれ生
成する励起光源11と12、および該励起光源11、1
2に結合され第1の励起光及び第2の励起光を受けると
ともに、信号光をうける合波手段であるWDMカップラ
21を有している。WDMカップラ21の一つの入力端
は該励起光源11、12に接続されており、また、WD
Mカップラ21の別の入力端は、図示しない信号光源に
接続されている。さらにWDMカップラ21の出力端は
伝送ファイバBに接続されており、第1の励起光及び第
2の励起光と、信号光とが伝送ファイバBを介して、図
示しない受信局等に送られる。
【0038】本実施例にかかる分布光増幅システムに入
力される信号光は、たとえば193.41THz(光波
長1.55μm)の光周波数を有している。二つの励起
光源11および12はそれぞれ192.4THz,19
4.5THzの光周波数を有する第1及び第2の励起光
を出力するように設定されている。これら第1及び第2
の励起光は、WDMカップラ21で信号光と合波され光
伝送路(伝送ファイバB)に導かれる。光伝送路におい
て信号光の非縮退パラメトリック増幅が実現される。こ
こで伝送ファイバに出力される第1及び第2の励起光の
パワーP1、P2はそれぞれP1=P2=25mWであ
り、50kmの光伝送路において信号光パワーの損失係
数ηは式(6)のE (0)成分の寄与を無くした場
合を考えて、
【0039】
【数12】
【0040】となる。ここで、伝送ファイバの損失係数
を−0.2dB/km(α=0.04605/km)、
非線形係数γ=2.16/km/Wを仮定した。(この
場合、Leff=18kmである。)式(12)から、
本実施形態を用いた場合の信号光パワーの損失は非常に
低いことが分かる。すなわち、本実施形態によれば、伝
送路全体として低損失の伝送を実現し、SNR劣化を抑
圧した高品質の光伝送が実現される。
【0041】(第二実施形態)図4は本発明の分布光増
幅システムの第二実施形態を示す。第二実施形態にかか
る分布光増幅システムにおいて、入力される信号光は1
93.41THz(光波長1.55μm)の光周波数ω
を有しており、伝送速度は40Gbit/sのNRZ
信号である。また、同システムにおいて、193.35
THz,193.47THzの光角周波数ωおよびω
を有する第1及び第2の励起光をそれぞれ生成する励
起光源11および12が用いられている。本実施形態に
おいては、分布光増幅部Aは、光角周波数ωである第
1の励起光と光角周波数ωである第2の励起光をそれ
ぞれ生成する励起光源11および12、該励起光源11
および12に接続され、該励起光源11,12の安定化
をおこなう光差周波数安定装置2と、該光差周波数安定
装置2から第1の励起光及び第2の励起光を受けるとと
もに、信号光を受ける合波手段である合波器31を有し
ている。合波器31の一つの入力端は光差周波数安定装
置2を介して該励起光源11、12に接続されており、
また、合波器31の別の入力端は、図示しない信号光源
に接続されて信号光が入力される。合波器31の出力端
は分波器32を介して伝送ファイバBに接続されてお
り、第1の励起光及び第2の励起光と、信号光とが伝送
ファイバBを介して、図示しない受信局等に送られるよ
うに構成されている。
【0042】前記光差周波安定装置2は、励起光源11
および励起光源12の出力の一部を分岐する光分波器2
1および22と、前記光分波器21,22で分岐した第
1及び第2の励起光を40GHzで強度変調する強度変
調器23および24と、これら強度変調器23および2
4を駆動する発振器25と、強度変調器23および24
の出力を2入力とし合波光を2出力とする合波器26
と、該合波器26の出力をバランスド検波するバランス
ドレシーバ27と、強度変調された励起光間のサイドバ
ンド間の差周波60GHz(2つの励起光中心光周波数
間の差周波は140GHz)に相当するRF信号を発生
する発振器28と、バランスドレシーバ27と発振器2
8の出力を2入力とするミキサ29と、ミキサ29の出
力信号を増幅・フィルタリングし励起光源12に帰還す
るフィルタ・増幅回路30で構成されている。
【0043】光差周波安定装置2を介して出力される励
起光源11および12の出力(第1及び第2の励起光)
の大半は、2:2合波器である合波器31で信号光と合
波される。該2:2合波器31は励起光と信号光で異な
った結合効率を実現する。図5に示すように、信号光に
対しては9:1カップラになっており(図5中、細線で
示す)、2つの励起光に対しては1:9カップラになっ
ている(図5中、点線で示す)。従って、入力される信
号光と励起光の大半が片方のポート(図5中、下側の出
力ポート)に出力される。その出力ポートにさらに分波
器32が結合されており、該分波器32によって、励起
光と信号光の合波光を分岐する。
【0044】合波器31および分波器32の出力のう
ち、片方づつをバランスドレシーバ33に入力させる。
また一方で、2つの励起光間の差周波の半分の周波数
((ω−ω)/2)/2π=60GHzに相当する
RF信号を発生させる発振器34が備えてある。ミキサ
35は、バランスドレシーバ33と発振器34の出力を
入力とし、励起光と信号光間の光位相誤差を検出する。
ミキサ35の出力は、ミキサ35の出力信号を増幅・フ
ィルタリングし励起光源11に帰還するためのフィルタ
・増幅回路36に導かれる。フィルタ・増幅回路36の
出力は励起光源11にフィードバックされ、励起光源の
安定化が図られる。なお、分波器32、バランスドレシ
ーバ33、発振器34、およびミキサ35によって位相
差検出手段Cが構成され、また、フィルタ・増幅回路3
6およびこれと励起光源11とミキサ35とを接続する
接続線により帰還手段Dが構成される。上記のような本
実施形態の構成により、式(10)に示された条件が安
定に実現されるとともに、光伝送路において信号光の位
相感応分布光増幅が実現される。ここで伝送ファイバに
出力される2つの励起光のパワーはそれぞれP=25m
Wであり、50kmの光伝送路において本実施形態にか
かる分布光増幅システムを用いたとすると、その信号光
パワーの損失係数ηは式(6)より、
【0045】
【数13】
【0046】となる。ここで、伝送ファイバの損失係数
を−0.2dB/km(α=0.04605/km)、
非線形係数γ=2.16/km/Wを仮定した。(この
場合、Leff=18kmである。)上記式(12)の
結果から、本発明によれば、伝送路全体としてほぼ無損
失の伝送を実現しつつ、位相感応光増幅によりパルス広
がりが抑えられ、高品質の光伝送が実現されることが分
かる。
【0047】(第三実施形態)図6は本発明の分布光増
幅システムの第三実施形態を示す。基本構成は第二実施
形態と同じであるので、同一の部分には同一の符号を付
し、詳細な説明は省略する。ここで違うのは、本実施形
態に係るシステムは、さらに光位相変調器13,14と
これを駆動する位相変調用発振器15が光差周波数安定
装置2の出力端側に設けられており、光差周波数安定装
置2から出力される第1及び第2の励起光は、該光位相
変調器13,14を介して合波器31の一方の入力端に
入力される点である。この構成を採用することにより、
2つの励起光を互いに反転した位相関係で光位相変調を
行う。すなわち、光位相変調器13,14とこれを駆動
する位相変調用発振器15により、2つの励起光を互い
に反転した位相関係で光位相変調されている。これで、
式(11)の位相関係を維持しながら励起光のスペクト
ルを拡散できる。その結果、単位周波数当たりの励起光
パワー密度が下がり、伝送ファイバ中のブリルアン散乱
が抑圧される。これにより、高出力の励起光が光ファイ
バ伝送路に入力されても、誘導ブリルアン散乱を回避し
ながら目的の増幅動作を実現できるので、高出力の励起
光を伝送路に入力することが可能となり、長中継間隔の
光分布増幅伝送が可能となる。なお、該光位相変調器1
3,14および発振器26は、光位相変調手段Eを構成
する。ここで、励起伝送ファイバに出力される2つの励
起光のパワーをそれぞれP=50mWであり、100k
mの光伝送路において本実施形態に係る分布光増幅シス
テムを用いたとすると、その信号光パワーの透過係数η
の値は式(6)より、
【0048】
【数14】
【0049】となる。上記式(14)において、伝送フ
ァイバの損失係数を−0.2dB/km(α=0.04
605/km)、非線形係数γ=2.16/km/Wと
仮定した。(この場合、Leff=21.5kmであ
る。)式(14)の結果(η=−0.7dB)から、本
実施形態に係る分布光増幅システムは、伝送路全体とし
てほぼ無損失の伝送を実現しつつ、位相感応光増幅によ
りパルス広がりが抑えられ、高品質の光伝送を実現でき
ることがわかる。
【0050】ところで、本実施形態においては、励起光
の光位相変調により励起光には変調サブバンドが現れる
(図7参照)。励起光と信号光の位相差を検出するバラ
ンスドレシーバ33においては、図7に示すような2つ
の変調サイドバンドと信号光キャリヤとの光周波数差を
検出し、励起光と信号光間の光位相差を同期させる系に
なっている。また、2つの励起光と信号光間の位相同期
動作の可能な周波数範囲(引き込み動作可能範囲)を増
大させるために、バランスドレシーバ33の出力端に接
続された周波数弁別器37が付加されている。すなわ
ち、帰還手段Dは、周波数弁別器37をさらに具備する
ように構成されても良い。周波数弁別器37の出力は励
起光源11に帰還され、これにより、式(4)の条件が
動作の初期段階で20GHz程度ずれていても信号光と
励起光間の光位相同期動作を実現できる。
【0051】(第四実施形態)図8は本発明の分布光増
幅システムの第四実施形態を示す。分布光増幅システム
に入力される信号光は1.55μmの光波長を有してい
る。基本構成は第二実施形態とほぼ同じであるので、同
一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略す
る。、本実施形態の異なる点は、差周波が安定している
第1及び第2の励起光を発生する励起光源手段を2つの
励起光源11,12を用いる代わりに、カスケード接続
された、モード同期レーザ81と、光アンプ82と、モ
ード同期レーザ出力光のうち2つの光角周波数成分
ω、ωのみを通過させる光フィルタ83とで構成し
ているのが特徴である。2つの励起光の光角周波数差は
モード同期レーザ81のモード同期動作により安定して
おり、光角周波数差はモード同期角周波数の整数倍であ
る。この構成の場合、モード同期レーザ81は40GH
zで駆動されており、光フィルタ83を通じて取り出さ
れた励起光の光周波数差は120GHzである。その
為、第二実施形態の光周波数差安定化装置2は、モード
同期レーザを駆動する発振器84のみで置換される。ま
たこの構成に、前述の第三実施形態に示すようなWDM
分波器と2つの光位相変調器とWDM合波器と2つの光
位相変調器を駆動する位相変調用発振器を加え、各励起
光に対して第三実施形態に示すような光位相変調を励起
光に加えてもよい。
【0052】(第五実施形態)図9は本発明の分布光増
幅システムの第五実施形態を示す。本実施形態に係る分
布光増幅システムに入力される信号光は1.55μmの
光波長を有している。基本構成は前述の第四実施形態と
ほぼ同じであるのでので、同一の部分には同一の符号を
付し、詳細な説明は省略する。ここで、異なるのは分布
光増幅媒体としてコア径が小さく透過的に非線形係数が
増強された高非線形ファイバB’が用いられていること
である。これにより分布光増幅媒体の長さを3km程度
までに短くすることが可能となり、2つの励起光のパワ
ーをそれぞれP=200mWとすることにより、本実施
形態における利得Gを求めると、
【0053】
【数15】
【0054】となる。式(15)において、ファイバの
損失係数を−0.7dB/km(α=0.16118/
km)、非線形係数γ=15.8/km/Wと仮定し
た。本実施形態は、3kmの分布光増幅媒体を用いる分
布光増幅システムであるが、装置としては中継局に収容
可能となり、システム的には波形整形機能を有したラン
プ型光アンプとして用いることが可能となる。また、2
つの励起光と信号光間の位相同期動作の可能な周波数範
囲(引き込み動作可能範囲)を増大させるために、第三
実施形態の場合と同様の周波数弁別器37が付加されて
いても良い。
【0055】(第六実施形態)図10は本発明の分布光
増幅システムの第六実施形態を示す。この分布光増幅シ
ステムに入力される信号光は1.55μmの光波長を有
している。基本構成は先に延べた第四実施形態とほぼ同
じであるので、同一の部分には同一の符号を付し、詳細
な説明は省略する。ここで、第四実施形態と異なるの
は、本実施形態においては、分布光増幅を行う光ファイ
バの零分散波長を検出する分散検出装置51(例えば、
M.Tomizawa,A.Sano,Y.Yamabayashi,and K.Hagimoto;IEE
E J.L.T誌、16号、184頁、1998年)、該分散検出装置5
1の制御信号に応じて動作する角周波数変換装置52お
よび位相変調器53設けられている点である。この分散
検出装置51は、位相変調器52により信号光に位相変
調を加え、受信器側でその強度変調強度を監視する。光
ファイバの分散値が0でない場合は位相変調が強度変調
に変換されるPM−AM変換の原理を利用したものであ
る。受信側での監視結果が伝送システムの監視系を通じ
て監視信号として分散監視装置51に帰還され、分散検
出装置51はこれに基づいて光角周波数変換装置52を
制御し、信号光を最適な光角周波数に設定する。分散検
出装置51、光角周波数変換装置52、位相変調器53
は、信号光角周波数制御回路Fを構成する。この構成の
採用により、励起光と信号光間のパラメトリック増幅で
要求される位相整合条件を常に最適に保つことが可能と
なる。
【0056】(第七実施形態)図11は本発明の分布光
増幅システムの第七実施形態を示す。基本構成は前述の
第六実施形態とほぼ同じであるが、励起光源と信号光源
が同一の光源から出力される場合での構成であり、個々
の構成が異なる。光源111は半導体モード同期レーザ
であり、40GHzの周波数を有する発振器112によ
り能動モード同期が実現されている。この出力を分波器
113にて2つに分岐し、分岐した一方の出力から光フ
ィルタ114にて伝送ファイバの零分散波長に相当する
光周波数193.35THzの成分のみを取り出す。取
り出された成分を強度変調器115に入力し、入力信号
に従って伝送データを載せる。伝送データが載せられた
光出力は信号光として合波器31に位相変調器53を介
して入力される。一方で、分波器113で分岐された他
方の光出力は光アンプ82で増幅された後に、光フィル
タ83で選択的に193.43THzと193.27T
Hzの2つの成分みが取り出される。これらは第1及び
第2の励起光として用いられ、この第1及び第2の励起
光はタンデム型音響光学変調器モジュール117を通じ
合波器31に導かれる。合波器31によって位相変調器
53からの信号光と、タンデム型音響光学変調器モジュ
ール117からの第1及び第2の励起光が合波される
が、両者の位相を同期させるために分波器32で合波光
の一部が分岐され、レシーバ33に導かれる。レシーバ
33では励起光と信号光間のビート信号が発生する。こ
れを発振器34のRF信号とミキサ35で位相比較する
ことにより励起光と信号光間の位相誤差を検出する。検
出した位相誤差信号は、フィルタ・増幅回路36にて処
理された後、タンデム型音響光学変調モジュール117
に帰還される。ここで、タンデム型音響光学モジュール
117は、たとえば、音響光学変調器2台とこれらを駆
動する発振器と電圧制御発振器で構成されている。検出
された位相誤差信号を前記電圧制御発振器に帰還するこ
とで、励起光の光位相制御を実現する。この構成によ
り、安定に励起光と信号光間の光位相同期が実現され
る。分布光増幅を行う光ファイバの零分散波長を検出す
る分散検出装置51は、光ファイバの零分散波長の変化
に伴い、光源11の光角周波数と、光フィルタ114お
よび光フィルタ83の透過波長を制御する。この構成の
採用により、励起光と信号光間のパラメトリック増幅で
要求される位相整合条件を常に最適に保つことが可能と
なる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分布光増
幅伝送システムは、信号光パワーを維持し信号光SNR
劣化を抑圧するだけでなく、信号光の波形整形も実現で
きる。その為、同システムを用いれば、長距離の光伝送
がより高速の光伝送システムにおいて実施可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分布光増幅システムの基本構成を示す
概略ブロック図である。
【図2】本発明の分布光増幅システムの励起光と信号光
の光角周波数関係を示す図である。
【図3】本発明の分布光増幅システムの第一実施形態を
示す概略ブロック図である。
【図4】本発明の分布光増幅システムの第二実施形態を
示す概略ブロック図である。
【図5】本発明の分布光増幅システムの第二実施形態の
一部を示す概念図である。
【図6】本発明の分布光増幅システムの第三実施形態を
示すブロック図である。
【図7】本発明の分布光増幅システムの第三実施形態に
おける励起光と信号光の光角周波数関係を示す図であ
る。
【図8】本発明の分布光増幅システムの第四実施形態を
示す概略ブロック図である。
【図9】本発明の分布光増幅システムの第五実施形態を
示す概略ブロック図である。
【図10】本発明の分布光増幅システムの第六実施形態
を示す概略ブロック図である。
【図11】本発明の分布光増幅システムの第七実施形態
を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
A … 分布光増幅部 B … 伝送ファイバ C … 位相差検出手段 D … 帰還手段 E … 光位相変調手段 F … 信号光角周波数制御回路 2 … 光差周波数安定化装置 11、12 … 励起光源 31 … 合波器 51 … 分散検出装置 81 … モード同期レーザ 83 … 光フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山林 由明 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2K002 AA02 AB12 AB30 CA15 DA10 HA31

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを増幅媒体として用いた分布
    光増幅システムのうち、2つの波長の励起光と信号光の
    間の四波混合過程を用いることで光信号を分布的に増幅
    することを特徴とする分布光増幅システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の分布光増幅システムに
    おいて、信号光の光角周波数がωのとき、2つの励起
    光の光角周波数ωとωの和が、信号光角周波数ω
    の2倍と等しくなるように前記励起光の光角周波数が設
    定されていることを特徴とする分布光増幅システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の分布光増幅システムに
    おいて、2つの励起光の光角周波数ωとωの和が信
    号光の角周波数ωの2倍と等しくなるような条件を維
    持し且つ各励起光は位相変調されていることを特徴とす
    る分布光増幅システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の分布光増幅システムで
    あって、該分布光増幅システムは、 2つの異なる光角周波数ω,ωを有する励起光を生
    成する少なくとも一つの励起光源(11,12)と、 前記励起光源に接続され、該励起光源からの励起光と信
    号光を合波する合波手段(31)と、 該合波手段に接続され、合波された2つの励起光と信号
    光とを伝搬する光ファイバと、を具備することを特徴と
    する分布光増幅システム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の分布光増幅システムで
    あって、該分布光増幅システムは、 2つの異なる光角周波数ω,ωを有する励起光を生
    成する少なくとも一つの励起光源(11,12)と、 前記光角周波数の差ω−ωが常に一定とするように
    前記励起光源を制御する光差周波数安定化装置(2)
    と、 前記励起光源からの励起光と信号光を合波する手段(3
    1)と、 合波された励起光と信号光の一部を分岐し励起光と信号
    光の光位相差を検出する手段(C)と、 検出した光位相差を増幅・フィルタリングした後に前記
    励起光源に帰還する手段(D)と、 合波された2つの励起光と信号光が伝搬する光ファイバ
    とを具備することを特徴とする分布光増幅システム。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の分布光増幅システムで
    あって、該分布光増幅システムは、 2つの異なる光角周波数ω,ωを有する励起光を生
    成する少なくとも一つの励起光源(11,12)と、 前記光角周波数の差ω−ωが常に一定とするように
    前記励起光源を制御する光差周波数安定化装置(2)
    と、 2つの励起光について各々の光位相を互いに逆相で位相
    変調する光位相変調手段(E)と、 前記励起光源の出力光と信号光を合波する合波手段(3
    1)と、 合波された励起光と信号光の一部を分岐し励起光と信号
    光の光位相差を検出する手段(C)と、 前記光位相差を検出する手段(C)により検出した光位
    相差を増幅・フィルタリングした後に前記励起光源に帰
    還する手段(D)と、 前記合波手段により合波された2つの励起光と信号光が
    伝搬する光ファイバ(B)と、を具備することを特徴と
    する分布光増幅システム。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の分布光増幅シ
    ステムであって、 前記励起光源は、モード同期光源(81)と、前記モー
    ド同期光源の出力スペクトル成分のうち2つの光角周波
    数成分のみを帯域通過させる光フィルタ(83)とで構
    成されることを特徴とする分布光増幅システム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一つに記載の
    分布光増幅システムであって、 2つの励起光と信号光が伝搬する光ファイバの零分散光
    角周波数に信号光角周波数を一致させる為の信号光角周
    波数制御回路(F)を有することを特徴とする分布光増
    幅システム。
  9. 【請求項9】 請求項8の分布光増幅システムにおい
    て、前記信号光角周波数制御回路(F)は、2つの励起
    光と信号光が伝搬する光ファイバの零分散光角周波数を
    検出する分散検出装置(51)具備することを特徴とす
    る分布光増幅システム。
  10. 【請求項10】 2つの異なる光角周波数ω,ω
    有する励起光を生成する工程と、 前記励起光と信号光を合波する工程と、 前記合波された2つの励起光と信号光とを増幅媒体に伝
    送し、増幅する工程と、を具備する分布光増幅方法であ
    って、 前記光角周波数ωとωは、その和が信号光の角周波
    数ωの2倍と等しくなるように設定されていることを
    特徴とする、分布光増幅方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の分布光増幅方法で
    あって、該分布光増幅方法はさらに、励起光と信号光の
    光位相差を検出し、検出した光位相差を増幅し、かつフ
    ィルタリングした後に前記励起光源に帰還する工程と、
    を具備することを特徴とする、分布光増幅方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の分布光増幅方法で
    あって、該分布光増幅方法はさらに、前記光角周波数の
    差ω−ωが常に一定となるように制御する工程を具
    備することを特徴とする、分布光増幅方法。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至12のいずれか一つに
    記載の分布光増幅方法であって、該分布光増幅方法はさ
    らに、励起光と信号光が伝搬する前記増幅媒体の零分散
    光角周波数に前記信号光の光角周波数を一致させるよう
    に、前記信号光の光角周波数を制御する工程を具備する
    ことを特徴とする、分布光増幅方法。
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