JP2018205338A - 偏波無依存化した励起光再生成装置および光中継増幅器 - Google Patents

偏波無依存化した励起光再生成装置および光中継増幅器 Download PDF

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亮一 笠原
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【課題】偏波多重光信号の光増幅を行う位相感応光増幅器に用いる励起光再生装置において、励起光再生を安定した励起光再生装置を提供する。【解決手段】本発明の励起光再生成装置50は、励起光の直交する2つの偏波成分をPBS52により分離し、励起光に注入同期するスレーブレーザ59の発振偏光方向と同一の偏光に揃える。同一の偏光に揃えられた2つの偏波成分を選択または合成し、スレーブレーザへ注入される励起光レベル低下を最小限に抑える。一例ではPBSで分離された直交する2つの偏波成分を、いずれか一方のより大きいレベルの偏波成分が選択されるように光スイッチ57で光路を切替え、スレーブレーザへ励起光が注入されるよう動作する。【選択図】図5

Description

本発明は位相感応光増幅に関する。より具体的には、偏波無依存化構成の光中継増幅器のための励起光の再生成装置および方法に関する。
現在の高速大容量通信の実現を支えているのは、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)伝送技術である。WDM伝送技術の中の根幹技術の1つは光増幅である。例えば、エルビウム添加ファイバアンプ(Erbium Doped optical Fiber Amplifier:EDFA)を使用した光長距離通信が既に実用化されている。SNSや小型無線端末の普及などソフトハード両面のユーザ増加とともに通信伝送容量はさらに拡大し、伝送する情報密度も高まっている。これらに対応すべく周波数利用効率の高いデジタルコヒーレント技術の開発も進んでいる。
光通信の伝送媒体である光ファイバは非線形光学特性を示す。このため、ある一定以上の光パワーを持つ信号光が入力されると、非線形光学効果により信号の劣化が生じる。チャネルの高密度化の実現および上述の非線形光学効果による信号劣化の回避を両立させるためには、1チャンネルあたりの信号強度を低く抑える必要がある。しかしながら信号強の抑制は、長距離伝送後の信号損失のために信号雑音比(Signal to Nosie Ratio:S/N比)の劣化を招く。また従来技術のEDFAを使った光増幅技術では、伝送時に発生した雑音も等価に増幅してしまう。情報の高密度化にともなう微小信号の増幅の限界が近づいていた。
上述のようなEDFA等の光増幅器の限界を打開する技術として、位相感応光増幅器(Phase Sensitive Amplifier:PSA)が検討されている。PSAによれば、伝送ファイバの分散の影響のためにS/N比が劣化した信号光パルス波形を整形することできる。EDFAをはじめとする従来技術の位相不感応光増幅器では、光増幅時に発生する信号と無関係の直交位相を持つ自然放出光が発生する。一方、PSAでは自然放出光を抑制できるために、原理的に信号光のS/N比を劣化させずに増幅できる。PSAとしては、高非線形ファイバを使用した方法(非特許文献1)や非線形光学結晶を使用した方法(非特許文献2)等が提案され実証が進んでいる。以降本明細書では、断りがない限り非線形光学結晶を使用した構成のPSAについて説明する。
図1は、単偏波対応のインライン型のPSAを含む光通信システムの構成を示す図である。概略して光通信システム10は、送信器20と、伝送ファイバ1と、中継増幅器3として動作するPSAからなる。中継増幅器3は主な構成要素として、励起光を増幅するEDFA5、第2高調波を生成(SHG:Second Harmonics Generation)する第1の二次非線形光学素子モジュール7および第2高調波によって光パラメトリック増幅(Optical Parametric Amplification:OPA)を行う第2の二次非線形光学素子モジュール6などからなる。中継増幅器3として動作するためには、伝送ファイバ1を経てきた励起光およびアイドラー光を含む信号光をファイバカプラ2で分岐し、励起光再生成装置4により励起光が再生し、中継増幅器3へ供給する。
図2は、図1の光通信システムにおける送信器の構成を示す図である。図1におけるPSAを中継増幅器として動作させる場合、送信器20は非縮退の構成をとり、送信器で信号光と励起光の差周波を持つアイドラー光を生成しておく必要がある。図2の送信器20は、信号光の生成のために、複数の信号光光源21、各信号光にそれぞれ変調を加える複数の外部変調器22、WDM信号である信号光26を生成する光合波器23を備える。さらに、励起光光源25からの励起光27および信号光26から、アイドラー光生成装置24において、アイドラー光29が生成される。図2では、励起光27および信号光26(s1、S2、・・)の関係、並びに、アイドラー光29(i1、i2、・・)を含む送信器出力信号28の関係が模式的に示されている。
図1を再び参照すると、伝送ファイバ1を伝搬してきた信号光、アイドラー光および励起光はファイバカプラ2によって2つに分岐され、一方は位相感応光増幅用の第2の二次非線形光学素子モジュール6に、もう一方は励起光再生成装置4に入射する。二次非線形光学素子モジュールとしては、例えば周期分極反転LiNbO3(PPLN)導波路を持いたPPLNモジュールが利用される。また励起光再生成装置4としては、注入同期を使った方式(非特許文献3)や光PLLを使った方式(非特許文献4)などがある。位相感応光増幅条件を満たすために、信号光または励起光いずれかの光路中に配置した位相補償器によって、励起光および信号光の間の位相ずれの補償を行い、位相感応光増幅を実現している(特許文献1)。
特開2015−165316号 明細書
Radan Slavik 他、"All-optical phase and amplitude regenerator for next-generation telecommunications systems", Nature Photonics 4, 690 (2010年) Takeshi Umeki 他,"In-line phase sensitive amplifier based on PPLN waveguides", Optics Express 21, 12077 (2013年) Samuel L. I. Olsson 他, "Injection locking-based pump recovery for phase-sensitive amplified links", Optics Express 21, 14512 (2013年) Yasuhiro Okamura 他,"Optical pump phase locking to a carrier wave extracted from phase-conjugated twin waves for phase-sensitive optical amplifier repeaters", Optics Express 24, 26300 (2016年) Masashi Abe, et al.,"PDM-QPSK WDM Signal Amplification Using PPLN-Based Polarization-Independent In-Line Phase-Sensitive Amplifier," Proceeding of European Conference on Optical Communication (ECOC) Dusseldorf (2016年), paper W.4.P1.SC2.11
しかしながら、偏波多重信号光の位相感応光増幅器による光増幅は、偏波無依存化の点で未だ十分なものではなかった。WDM伝送技術を用いた光通信では、直交する偏波が互いに干渉しない性質を利用した偏波多重分離技術(Polarization Division Multiplexing:PDM)を利用することで伝送情報のさらなる大容量化を達成している。
図3は、偏波多重光信号に対応した従来技術のPSAの第1の構成例を示す図である。偏波多重光対応の中継光増幅器30は、異なる偏波に対応した2つの位相感応光増幅器を備えている。図1の単偏波対応の中継増幅器3との相違点を述べれば、PSA30は、偏光(偏波)ビームスプリッタ(Polarizing Beam Splitter:PBS)35によって偏波成分毎に信号光を分離し、それぞれの偏波成分に対して独立に別個のPPLNモジュール36−1、36−2で位相感応光増幅を行う。位相感応光増幅後の2つの偏波は、第2のPBS37によって再び多重化され、偏波多重光信号のPSA出力38として出力される。伝送路ファイバ31からのアイドラー光、励起光および信号光は、ファイバカプラ32によって2つに分岐され、一方の分岐光が励起光再生成装置33に供給される。励起光再生成装置33において励起光が再生されて、再生された励起光は分岐されて各PPLNモジュール36−1、36−2に供給される。
図4は、偏波多重光信号に対応した従来技術のPSAの別の構成例を示す図である。図3の構成と同様に、偏波多重光対応の中継増幅器40も、異なる偏波に対応した2つの位相感応光増幅器を備えている。PBS45によって偏波成分毎に信号光を分離し、それぞれの偏波成分に対して独立に別個のPPLNモジュール46−1−1、46−2で位相感応光増幅を行う。図3の構成における第2のPBS37の代わりに、図4の構成では偏波回転子47を備え、PSA出力48はPBS45の信号光の入力ポートとは異なるポートから出力される。図3および図4のような偏波多重光信号に対応したPSAは、偏波ダイバシティ構成とも呼ばれている。
図3および図4のPSAのいずれの構成も、信号光およびアイドラー光に関しては、偏波成分毎に独立の2つの位相感応光増幅器により光増幅されており、偏波無依存が達成されている。しかしながら、励起光再生成装置33、43については、未だ偏波無依存化されていない。ここで、励起光と、信号光およびアイドラー光とが伝送される励起光同送方式の場合を例に、注入同期型の励起光再生成装置を考える。一般的な光通信の伝送路はシングルモードファイバ(SMF:Single Mode Fiber)で構成されるため、SMFを伝送した励起光の偏光(偏波)は任意に変化する。励起光再生成装置33、34に到達したときの励起光の偏光状態を特定することはできない。例えば非特許文献5の図1に示したような注入同期型の励起光再生成装置では、スレーブレーザは、その発振偏光方向の偏波成分のみを注入成分と感じる。SMFから励起光再生成装置33、43へ、発振偏光と直交した偏光状態の励起光が入射すると、発振偏光方向の偏波成分が0となり、励起光の位相同期が起こらない。スレーブレーザにおける注入同期が停止して、最悪の場合は励起光の再生が停止する。励起光再生成装置でこのような状況が一瞬でも起これば、PSA30、40への励起光供給が停止し、PSAは偏波多重光信号の光増幅機能を失う。SMFを伝送した後の励起光の偏波状態によっては、励起光再生成装置で励起光の再生が全くできない状況が発生する。
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、偏波多重光信号の励起光再生を安定化した励起光再生成装置を提供することにある。
本発明はこのような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、励起光を再生する励起光再生成装置であって、前記励起光を、直交する2つの偏波成分に分離する偏波分離手段と、前記直交する2つの偏波成分の各々の光量に基づいて、前記直交する2つの偏波成分の一方を選択する光スイッチと、前記選択された偏波成分の光の注入同期によって発振する半導体レーザとを備えたことを特徴とする励起光再生成装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1の励起光再生成装置であって、前記直交する2つの偏波成分の第1の偏波成分の光を、一方の出力へ分岐する第1の光分岐器と、前記直交する2つの偏波成分の第2の偏波成分の光、または当該第2の偏波成分を90°偏波回転させた光を、一方の出力へ分岐する第2の光分岐器とをさらに備え、前記光スイッチは、前記第1の光分岐器からの分岐光レベルと、前記第2の光分岐器からの分岐光レベルとの比較に基づいて、前記第1の光分岐器の他方の出力からの透過光または前記第2の光分岐器の他方の出力からの透過光のいずれかを選択することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2の励起光再生成装置であって、前記第1の光分岐器からの前記分岐光レベルと、前記第2の光分岐器からの前記分岐光レベルとの差に基づいて、電気信号を出力する差動増幅光検出器と、前記電気信号に基づいて、前記光スイッチの選択信号を生成する光スイッチ駆動回路とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3いずれかの励起光再生成装置であって前記偏波分離手段はファイバ結合型偏光ビームスプリッタであって、前記直交する2つの偏波成分の各電場成分が、各々のスロー軸に一致するようにその偏波軸の向きを設定した2本の偏波保持ファイバと接続されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、励起光を再生する励起光再生成装置であって、前記励起光を、直交する2つの偏波成分に分離する偏波分離手段と、前記直交する2つの偏波成分の第1の偏波成分の光に、一定周波数の位相振動を付加するディザリング装置と、前記直交する2つの偏波成分の第2の偏波成分の光、または、当該第2の偏波成分を90°偏波回転させた光の位相調整をする位相調整器と、前記位相振動を付加された光と、前記位相調整されかつ90°偏波回転された光とを合波するカプラと、前記カプラからの合波光のレベルに基づいて、前記位相調整器の位相を調整する制御回路と、前記合波光の注入同期によって発振する半導体レーザとを備えたことを特徴とする励起光再生成装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項5の励起光再生成装置であって、前記制御回路は、前記カプラからの合波光から検波信号を生成し、前記検波信号から前記一定周波数の位相振動の誤差信号を生成し、前記誤差信号に基づいて前記カプラからの前記合波光のレベルを最大化するように前記位相調整器の位相を調整するPID制御回路であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5の励起光再生成装置であって、前記偏波分離手段はファイバ結合型偏光ビームスプリッタであって、前記直交する2つの偏波成分の各電場成分が、各々のスロー軸に一致するようにその偏波軸の向きを設定した2本の偏波保持ファイバと接続されることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、前記偏波多重信号光を偏波多重分離する偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビームスプリッタからの各偏波を位相感応光増幅する2つの二次非線形光学素子モジュールとを含む偏波ダイバシティ構成と、前記偏波ダイバシティ構成の前記二次非線形光学素子モジュールの各々へ、再生した励起光を供給する上述のいずれかの励起光再生成装置とを備えたことを特徴とする光中継増幅器である。
以上説明したように、本発明により偏波多重光信号の励起光を安定して再生する励起光再生成装置が提供される。
図1は、単偏波対応のPSAを含む光通信システムの構成を示す図である。 図2は、図1の光伝送システムにおける送信器の構成を示す図である。 図3は、偏波多重光信号対応の従来技術のPSA構成を示す図である。 図4は、偏波多重光信号対応の従来技術の別のPSA構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態1の励起光再生成装置のブロック図である。 図6は、本発明における励起光出力レベル入射偏光角度依存性の図である。 図7は、本発明の実施形態2の励起光再生成装置のブロック図である。 図8は、本発明における励起光出力レベル入射偏光角度依存性の図である。
本発明の励起光再生成装置は、励起光の直交する2つの偏波成分を偏波分離手段(例えばPBS)により分離し、励起光に注入同期するスレーブレーザの発振偏光方向と同一の単一の偏光状態に揃える。単一の偏光状態に揃えられた2つの偏波成分を選択または合成をして、同期注入型のスレーブレーザへ注入される励起光のレベル低下を最小限に抑える。
偏波分離手段により分離された直交する2つの偏波成分を、いずれか一方のより大きいレベルの成分が選択されるように光スイッチで光路を切替えて、スレーブレーザへ励起光が注入されるように動作させても良い(実施形態1)。また、偏波分離手段により分離された直交する2つの偏波成分を、スレーブレーザの発振偏光と同一の単一の偏光状態に揃え、位相調整器によって一方の偏波成分の位相調整を行ってから再び合波し、合波光が最大レベルとなるように動作させても良い(実施形態2)。本発明の励起光再生成装置により、スレーブレーザへの励起光注入レベルは最大でも3dBの低下に止まり、励起光の入射偏光角度に関わらず注入同期動作が安定して維持される。従来技術の励起光再生成装置と比べて、SMFを伝送してきた励起光から安定して励起光を再生できる。位相感応光増幅器による偏波多重信号光の光増幅において不十分であった、励起光再生における偏波無依存化を実現できる。
本発明の励起光再生成装置によって再生した励起光を偏波ダイバシティ構成に供給し、偏波無依存化および偏波多重信号光の光増幅が実現される。以下の説明では、用語「偏波状態」および「偏光状態」、「偏波成分」および「偏光成分」は、それぞれ同じ意味を表すものとする。以下、本発明の励起光再生成装置の異なる実施形態について図面を参照しながら説明する。
[実施形態1]
図5は、本発明の実施形態1に係る励起光再生成装置の構成を示すブロック図である。励起光再生成装置50は、図3および図4における従来技術の励起光再生成装置30、40に対応するものである。励起光再生成装置50は、偏波ダイバシティ構成の中の2つの二次非線形光学素子モジュール(PPLNモジュール)へ、それぞれ再生した励起光を供給する。
ファイバカプラ(図3の32、図4の42)によって伝送路から分岐した励起光を含む光波群62は、励起光63のみが光バンドパスフィルタ52で取り出される。取り出された励起光63を偏波分離手段、例えばファイバ結合型PBS52に入射し、直交した2つの偏波(偏光)成分64、65に分離する。PBS52を透過した、2つの偏波成分64、65は、それぞれ偏波保持ファイバ60、61のスロー軸方向に電場成分があるように調整されている。すなわち、一方の偏波保持ファイバ61を、他方の偏波保持ファイバ60に対して90°捻ってPBS52の2つの出力ファイバと接続する。このように接続することで、PBS52から分離した2つの偏波成分64、65が、注入同期スレーブレーザ59の発振偏光に対して揃った向きの単一の偏光となるように構成される。したがってファイバ結合型PBSの場合であれば、直交する2つの偏波成分の各電場成分が、各々のスロー軸に一致するようにその偏波軸の向きを設定した2本の偏波保持ファイバ60、61によって、後続の2つの光分岐器54−1、54−2にそれぞれ接続されることになる。
偏波保持ファイバ60、61のそれぞれの光路には、分岐比が同じ光分岐器54−1、54−2が挿入され、カプラの入射に対して10:1の比で分岐される。分岐器は、例えば光量分割カプラをはじめ、様々な実現手段がある。光分岐器54−1、54−2の分岐比の小さい側の出力ポートからの光66、67をそれぞれ差動増幅光検出器55に入射する。差動増幅光検出器55は、2つの光検出器55−1、55−2を有している。2つの光検出器55−1、55−2は差動動作する。具体的には、このとき図面上側の偏波保持ファイバ60の光路を通る光量が下側の偏波保持ファイバ61の光路を通る光量よりも大きいときは正の電圧68を、逆に小さいときは負の電圧68を出力する。光分岐器54−1、54−2の分岐比の大きい側の出力ポートからは、2つの偏波成分64、65の大部分の光が透過し、各透過光が光スイッチ57の2つの入力ポートにそれぞれ接続される。本実施形態の励起光再生成装置50では、PBS52後の光分岐器54−1、54−2の分岐比は10:1としたが、システムの特性に応じてこの分岐比を変えても良い。また、必ずしも2つの光分岐の分岐比が同じでなくても良い。要するに、2つの直交する偏波成分の光レベルの比較ができる限りは、光分岐器54−1、54−2の分岐比が異なっていても良い。
差動増幅光検出器55からの電気信号58は、弁別回路および光スイッチドライバ56に入力される。弁別回路および光スイッチドライバ56は、電気信号58として正の電圧が入力される時は+5V(HI)を出力し負の電圧が入力される時は0V(LO)のTTL信号69を出力する。TTL信号69は、光スイッチ57の切り替え制御入力となる。光スイッチ57は、TTL信号69がHI状態では図面で上側の偏波保持ファイバ60の光路の光を選択して取り出し、LO状態では下側の偏波保持ファイバ61の光路の光を選択して取り出す。
したがって本発明は、励起光を再生する励起光再生成装置50であって、前記励起光を、直交する2つの偏波成分に分離する偏波分離手段52と、前記直交する2つの偏波成分の各々の光量に基づいて、前記直交する2つの偏波成分の一方を選択する光スイッチ57と、前記選択された偏波成分の光の注入同期によって発振する半導体レーザ59とを備えたものとして実施できる。
図6は、本実施形態の励起光再生成装置における光SWの出力レベルの入射偏光角度依存性を表した図である。横軸は、直線偏光の回転のみを考えたときのPBS52への入射励起光の偏光回転角度を示し、0°はPBS52への入射時の偏光がs偏光状態、90°はp偏光状態を示す。縦軸は、PBS52から光SW57までの各光学素子に損失がないとした場合の、入力光パワーに対する出力光パワーの減少量を示す。したがって図6において減少量が0の時は、PBS52から光SW57までで損失が無いことになる。図6のグラフからわかるように、出力光パワーの減少量は最大でも3dB(50%の減少)である。ここで、図6の入射偏光角度が0〜45°の範囲では、図5のPBS52の出力における上側の偏波保持ファイバ60の光路を通る光が選択されている。一方、図6の入射偏光角度が45〜90°の範囲では、図5のPBS52の出力における下側の偏波保持ファイバ61の光路を通る光が選択されている。
光スイッチ57によって選択され透過した励起光は、サーキュレータ58に入射し、スレーブレーザ59に注入同期をする。スレーブレーザ59において励起光のパワーおよび光信号雑音比を回復させ、再びサーキュレータ58を経由して、再生した励起光出力69が出力される。励起光出力69は、例えば図3のPSA30または図4のPSA40に供給される。
上述の図5の構成では、PBS52の2つの出力に、2本の偏波保持ファイバ61、60を接続し、一方の偏波保持ファイバを90°捻って接続する例を示した。したがって、2つの光分岐器54−1、54−2に入力される時点で、2つの偏波成分は同一方向に揃っている。本発明の励起光再生成装置では、PBS52で2つの偏波成分に分離した後であって、スレーブレーザ59に各偏波成分が到達するまでに一方の偏波成分を90°回転させて、スレーブレーザ59で偏波成分の方向が同一に揃っていれば良い。光検出器55−1、55−2による各偏波成分の検出レベルは、偏波状態に関係なく可能であるので、一方の偏波成分の90°回転は、光分岐器54−2の後で行っても良い。このときは、光分岐器54−2は、第2の偏波成分の光を分岐する。
励起光を含む信号光は、励起光再生成装置に到達するまでにSMFを数10km以上に及ぶ長距離伝送をする間に、振動や温度変化などによってその偏波状態が刻々と変化する。本発明の励起光再生成装置50において、光スイッチ57および差動増幅光検出器55から光スイッチドライバ56までの電気信号の応答時間は10μs以下である。伝送路ファイバを経て得られた励起光に偏波状態の突然の変化があっても、本発明の励起光再生成装置では、瞬時にこの変化に応答できる。スレーブレーザへの励起光の注入レベル低下を抑えて、スレーブレーザで安定に注入同期を達成できる。偏波ダイバシティ構成を持つ偏波多重光信号に対応したPSAにおいて、データ変調信号の位相感応光増幅中も、励起光の消失によるデータ欠落を最小限に止められる。
従来技術の励起光再生成装置では、励起光をBPFで取り出した後、直ちにスレーブレーザに入力していた。SMFで偏波回転が励起光に与えられると、スレーブレーザにおいて励起光は発振偏光方向に直交する状態となり、注入同期を停止し励起光の供給が停止する場合があった。これに対して本実施形態の励起光再生成装置50では、光SWによって励起光の一方の偏波成分を選択するだけの簡単な構成によって、スレーブレーザにおける励起光のレベル低下量を3dBまでに抑えられる。励起光の偏波状態の変動の影響を抑えて、励起光を安定に再生し、励起光再生成装置の偏波無依存動作を実現できる。本実施形態の励起光再生成装置では、PBS52からアイソレータ58に至るまでにおいてファイバモジュールタイプの光学素子を組み合わせた例を示した。しかし、ファイバモジュールタイプのデバイスだけに限られず、シリコンフォトニクスをはじめとするプロセス集積技術による集積デバイスを使用しても良い。
[実施形態2]
図7は、本発明の実施形態2に係る励起光再生成装置の構成を示すブロック図である。実施形態1では、PBSからの2つの偏波成分の一方を選択することによって励起光の低下を抑えていたが、本実施形態の励起光再生成装置70の構成では、PBS72からの2つの偏波成分を合成する。
ファイバカプラ(図3の32、図4の42)によって伝送路から分岐した励起光を含む光波群83は、励起光84のみが光バンドパスフィルタ71で取り出される。取り出された励起光84をファイバ結合型PBS72に入射し、直交した2つの偏波成分85、86に励起光を分離する。PBS72を透過した、2つの偏波成分64、65は、それぞれ偏波保持ファイバ81、82のスロー軸方向に電場成分があるように調整されている。すなわち、一方の偏波保持ファイバ82を、他方の偏波保持ファイバ81に対して90°捻ってPBS72の2つの出力ファイバと接続する。このように接続することで、PBS72から分離した2つの偏波成分81、82が、注入同期スレーブレーザ78の発振偏光方向に対して揃った向きの単一の偏波(偏光)となるように構成される。
PBS72によって分離される2つの出力の一方の光路(偏波保持ファイバ81側の光路)には位相検出用のディザを加えるディザリング装置73が配置される。ディザリング装置73は、PBS72から分離した偏波成分85に一定周波数(周期)の位相振動を付加することができる。もう一方の光路(偏波保持ファイバ82側の光路)には位相調整器74が配置されている。位相調整器74は、ファイバストレッチャーと呼ばれるような圧電素子(PZT)など物理的にファイバを伸び縮みさせるもの、励起光を空間に飛ばしてPZTなどで光路長を変えるもの、LNに代表される位相変調器などを含む。
ディザリング印加装置73を透過した位相振動を付加された光および位相調整器74を透過した位相調整された光は、3dBカプラ75によって合波される。光量分割カプラ(光分岐器)76によって、合波光の一部を取り出し、分割された光88を光検出器79によって検波する。位相比較およびPID制御部80において、検波された光電変換後の信号89をディザリング周波数で復調することで位相比較された誤差信号が得られる。この誤差信号に基づいてPIDコントローラによってPID信号90を生成し、位相調整器86にフィードバックする。位相比較およびPID制御部80は、3dBカプラ75の後の合波光の光量が最大になるように、位相調整器86によって位相調整を行う。
図8は、本実施形態の励起光再生成装置の3dBカプラの出力における励起光レベルの入射偏光角度依存性を表した図である。図6と同様に、横軸は直線偏光の回転のみを考えたときのPBS72への入射励起光の偏光回転角度を示し、0°はPBS72への入射時の偏光がs偏光状態、90°はp偏光状態を示す。縦軸は、PBS72から3dBカプラ75までの各光学素子に損失がないとした場合の、入力光パワーに対する出力光パワーの減少量を示す。したがって図8において減少量が0の時は、PBS72から3dBカプラ75までで損失が無いことになる。PBS72から、ディザリング装置73および位相調整器74をそれぞれ含む2つの光路を経て3dBカプラ75に至る構成は、マッハツエンダ干渉計(Mach-Zehnder Interferometer:MZI)と同様の構成を持つ。このため、MZIの2つのアームの光パワーが均等になる時、すなわち励起光の入射偏光回転角度が45°となる時に、位相調整器74によって位相調整を行えば、3dBカプラ75で合成した励起光は損失無く出力される。
光量分割カプラ76透過した2つの偏波成分の合波光は、サーキュレータ77に入射し、スレーブレーザ78に注入同期をする。スレーブレーザ78において励起光のパワーおよび光信号雑音比を回復させ、再びサーキュレータ77を経由して、再生した励起光出力87が出力される。再生した励起光出力は、例えば図3のPSA30または図4のPSA40に供給される。
したがって本発明は、励起光を再生する励起光再生成装置70であって、前記励起光を、直交する2つの偏波成分に分離する偏波分離手段72と、前記直交する2つの偏波成分の第1の偏波成分の光に、一定周波数の位相振動を付加するディザリング装置73と、前記直交する2つの偏波成分の第2の偏波成分の光、または、当該第2の偏波成分を90°偏波回転させた光の位相調整をする位相調整器74と、前記位相振動を付加された光と、前記位相調整されかつ90°偏波回転された光とを合波するカプラ75と、前記カプラからの合波光のレベルに基づいて、前記位相調整器の位相を調整する制御回路と、前記合波光の注入同期によって発振する半導体レーザ78とを備えたものとして実施できる。
上述の図7の構成では、PBS72の2つの出力に、2本の偏波保持ファイバ81、82を接続し、一方の偏波保持ファイバを90°捻って接続する例を示した。したがって、ディザリング装置73および位相調整器74に入力される時点で、2つの偏波成分は同一に揃っている。本発明の励起光再生成装置では、PBS52で2つの偏波成分に分離した後であって3dBカプラ75で合波する前に一方の偏波成分を90°回転させて、スレーブレーザ59で偏波成分が同一に揃っていれば良い。位相調整器74による位相調整は偏波状態に関係なく可能であるので、一方の偏波成分の90°回転は、位相調整器74の後で行っても良い。
本実施形態の励起光再生成装置70においては、ディザリング周波数は一例として1MHzとした。使用する光ファイバの種類や伝送路の環境に応じ、偏波変化に対応するのに必要な応答速度によって、または使用するPID制御部品の性能によって、ディザリング周波数は1MHzより低くても高くても良い。光検出器79における検波出力電圧89から誤差信号を経てPID制御信号90までの信号帯域は、100kHz以上である。この信号帯域についても同様に限定されない。伝送路ファイバ(SMF)を経て得られる励起光の偏波に突然の変化があっても、本発明の励起光再生成装置では、瞬時にこの偏波の変化に応答できる。スレーブレーザへの励起光注入レベルの低下を抑えて、安定に注入同期を達成できる。偏波ダイバシティ構成を持つ偏波多重光信号に対応したPSAにおいて、データ変調信号の位相感応光増幅中も、励起光の消失によるデータ欠落を最小限に止められる。
従来技術の励起光再生成装置では、励起光をBPFで取り出した後、直ちにスレーブレーザに入力していた。励起光にSMFで偏波回転が与えられると、スレーブレーザにおいて励起光は発振偏光方向に直交する状態となり、注入同期が停止し励起光の供給が停止する場合があった。これに対して本発明の励起光再生成装置70では、位相調整器74を用いて位相調整を行い、MZIと同様の簡単な構成によって、励起光のレベル低下量を3dBまでに抑えられる。偏波多重光信号からの励起光の偏波状態変動の影響を抑えて、励起光を安定して再生し、偏波無依存動作を実現できる。
本実施形態の励起光再生成装置では、PBS72からアイソレータ77に至るまでにおいてファイバモジュールタイプの光学素子を組み合わせているが、シリコンフォトニクスをはじめとするプロセス集積技術による集積デバイスを使用しても良い。
以上詳細に述べたように本発明の励起光再生成装置によって、励起光の偏波状態のいかんに関わらず、注入同期によって発振する半導体レーザへの励起光レベル低下を抑え、安定した励起光再生が実現できる。PBSで分離した励起光の2つの偏波成分を選択または合成処理する簡単な構成によって、励起光再生成装置における偏波無依存化が効果的に実現される。
本発明は、光通信システムに利用できる。具体的には、偏光状態が変化する伝送路を透過した後の光増幅技術に利用できる。
1、31、41 SMF
2、32、42、54−1、54−2、76 光分岐器
3 光中継増幅器
4、33、43、50、70 励起光再生成装置
5 EDFA
20 送信器
30 偏波ダイバシティ構成
35、37、46、52、72 偏波分離スプリッタ(偏波分離手段)
51、71 バンドパスフィルタ(BPF)
55 差動光検出器
57 光スイッチ
58、77 光アイソレータ
59、78 スレーブレーザ
60、61、81、82 偏波保持ファイバ
73 ディザリング装置
74 位相調整器
75 3dBカプラ

Claims (8)

  1. 励起光を再生する励起光再生成装置であって、
    前記励起光を、直交する2つの偏波成分に分離する偏波分離手段と、
    前記直交する2つの偏波成分の各々の光量に基づいて、前記直交する2つの偏波成分の一方を選択する光スイッチと、
    前記選択された偏波成分の光の注入同期によって発振する半導体レーザと
    を備えたことを特徴とする励起光再生成装置。
  2. 前記直交する2つの偏波成分の第1の偏波成分の光を、一方の出力へ分岐する第1の光分岐器と、
    前記直交する2つの偏波成分の第2の偏波成分の光、または当該第2の偏波成分を90°偏波回転させた光を、一方の出力へ分岐する第2の光分岐器と
    をさらに備え、
    前記光スイッチは、前記第1の光分岐器からの分岐光レベルと、前記第2の光分岐器からの分岐光レベルとの比較に基づいて、前記第1の光分岐器の他方の出力からの透過光または前記第2の光分岐器の他方の出力からの透過光のいずれかを選択することを特徴とする請求項1に記載の励起光再生成装置。
  3. 前記第1の光分岐器からの前記分岐光レベルと、前記第2の光分岐器からの前記分岐光レベルとの差に基づいて、電気信号を出力する差動増幅光検出器と、
    前記電気信号に基づいて、前記光スイッチの選択信号を生成する光スイッチ駆動回路と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の励起光再生成装置。
  4. 前記偏波分離手段はファイバ結合型偏光ビームスプリッタであって、前記直交する2つの偏波成分の各電場成分が、各々のスロー軸に一致するようにその偏波軸の向きを設定した2本の偏波保持ファイバと接続されることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の励起光再生成装置。
  5. 励起光を再生する励起光再生成装置であって、
    前記励起光を、直交する2つの偏波成分に分離する偏波分離手段と、
    前記直交する2つの偏波成分の第1の偏波成分の光に、一定周波数の位相振動を付加するディザリング装置と、
    前記直交する2つの偏波成分の第2の偏波成分の光、または、当該第2の偏波成分を90°偏波回転させた光の位相調整をする位相調整器と、
    前記位相振動を付加された光と、前記位相調整されかつ90°偏波回転された光とを合波するカプラと、
    前記カプラからの合波光のレベルに基づいて、前記位相調整器の位相を調整する制御回路と、
    前記合波光の注入同期によって発振する半導体レーザと
    を備えたことを特徴とする励起光再生成装置。
  6. 前記制御回路は、前記カプラからの合波光から検波信号を生成し、前記検波信号から前記一定周波数の位相振動の誤差信号を生成し、前記誤差信号に基づいて前記カプラからの前記合波光のレベルを最大化するように前記位相調整器の位相を調整するPID制御回路であることを特徴とする請求項5に記載の励起光再生成装置。
  7. 前記偏波分離手段はファイバ結合型偏光ビームスプリッタであって、前記直交する2つの偏波成分の各電場成分が、各々のスロー軸に一致するようにその偏波軸の向きを設定した2本の偏波保持ファイバと接続されることを特徴とする請求項5に記載の励起光再生成装置。
  8. 前記偏波多重信号光を偏波多重分離する偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタからの各偏波を位相感応光増幅する2つの二次非線形光学素子モジュールと
    を含む偏波ダイバシティ構成と、
    前記偏波ダイバシティ構成の前記二次非線形光学素子モジュールの各々へ、再生した励起光を供給する請求項1乃至7いずれかに記載の励起光再生成装置と
    を備えたことを特徴とする光中継増幅器。
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