JP2001133090A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001133090A
JP2001133090A JP31923499A JP31923499A JP2001133090A JP 2001133090 A JP2001133090 A JP 2001133090A JP 31923499 A JP31923499 A JP 31923499A JP 31923499 A JP31923499 A JP 31923499A JP 2001133090 A JP2001133090 A JP 2001133090A
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JP
Japan
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temperature
opening degree
heat exchanger
comparing
temperature difference
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JP31923499A
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English (en)
Inventor
Takayuki Takatani
隆幸 高谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機において、安価な方法で、冷媒の
漏れが検知でき、同時に着火源を無くすため、爆発等が
防止でき、常に安全性が確保できる。 【解決手段】 開度検出手段17で検出した膨張弁13
の開度と予め決定しておいた開度とを比較する開度比較
手段22と、開度比較手段22で比較した結果、予め決
定しておいた開度の方が小さい場合、冷媒が漏れて少な
くなっていると判断し、圧縮機制御手段23,ファン制
御手段24により圧縮機1およびファン16を停止する
ことにより、爆発等が防止でき、常に安全性が確保でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係わ
り、特に安全性を高めるための圧縮機制御およびファン
制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和機として、例え
ば、特開平10−306952号公報に示されているも
のである。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の空気
調和機を説明する。
【0004】図12は、従来の空気調和機の冷凍サイク
ル図である。図12において、1は圧縮機、2は四方
弁、3は熱源側熱交換器、4は第1熱源側膨張弁、5は
レシーバ、6は第2熱源側膨張弁、7は主熱交換器、8
はアキュムレータで、これら各機器は図示のように配管
接続されて1次側回路9を形成している。
【0005】また、7は主熱交換器、10は熱搬送手
段、11は利用側膨張弁、12は利用側熱交換器で、こ
れら各機器は図示のように配管接続されて2次側回路1
3を形成している。
【0006】主熱交換器7は、1次側回路9の冷媒と2
次側回路13の熱搬送媒体とが熱交換するように構成さ
れている。冷媒として1次側回路9には自然冷媒の炭化
水素を、2次側回路13には自然冷媒の二酸化炭素を用
いている。
【0007】以上のように構成された空気調和機につい
て、以下その動作を説明する。
【0008】まず、冷房運転の場合について説明する。
圧縮機1より吐出される高温高圧の冷媒が四方弁2を通
って熱源側熱交換器3に流入し、ここで空気などにより
冷却され凝縮液化する。その液冷媒は第1熱源側膨張弁
4,レシーバ5を経て第2熱源側膨張弁6で減圧された
後、主熱交換器7に流入し、ここで2次側回路13の熱
搬送媒体と熱交換して蒸発し、ガス冷媒となる。その
後、このガス冷媒は四方弁2を通って圧縮機1に吸入さ
れる。
【0009】一方、2次側回路13は、熱搬送手段10
の加熱動作によって熱搬送媒体が加熱され、つまり、自
然冷媒である二酸化炭素が加熱されて熱搬送手段10か
ら液相のまま押し出される。
【0010】この液相の熱搬送媒体は、利用側膨張弁1
1を経て利用側熱交換器12に流れ、室内空気と熱交換
し、室内空気を冷却すると同時に熱搬送媒体は蒸発して
ガス相の熱搬送媒体に変化する。
【0011】その後、ガス相の熱搬送媒体は主熱交換器
7に流れ、1次側回路9の冷媒と熱交換して冷却されて
凝縮し、熱搬送手段10の冷却動作によって熱搬送手段
10に吸引され、この循環を繰り返し、室内を冷房す
る。
【0012】次に、暖房運転の場合について説明する。
圧縮機1より吐出される高温高圧の冷媒が四方弁2を通
って主熱交換器7に流入し、ここで2次側回路13の熱
搬送媒体と熱交換して凝縮液化する。その液冷媒は第2
熱源側膨張弁6,レシーバ5を経て第1熱源側膨張弁4
で減圧された後、熱源側熱交換器3に流入し、ここで空
気などから熱を吸収して蒸発し、ガス冷媒となる。その
後、ガス冷媒は四方弁2を通って圧縮機1に吸入され
る。
【0013】一方、2次側回路13は、熱搬送手段10
の加熱動作によって熱搬送手段10から液相の熱搬送媒
体が押し出される。この液相の熱搬送媒体は、主熱交換
器7に流れ、1次側回路9の冷媒と熱交換して加熱さ
れ、蒸発してガス相の熱搬送媒体に変化する。
【0014】その後、ガス相の熱搬送媒体は利用側熱交
換器12に流れ、室内空気と熱交換し、室内空気を加温
すると同時に熱搬送媒体は凝縮して液相の熱搬送媒体に
変化する。その後、液相の熱搬送媒体は利用側膨張弁1
1を経て、熱搬送手段10の冷却動作によって熱搬送手
段10に吸引され、この循環を繰り返し、室内を暖房す
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、1次側回路に封入している炭化水素冷媒
の漏れがあるかどうか検知していないので、炭化水素冷
媒が漏れた場合に、圧縮機の起動時またはファンの起動
時にこれらの接点が着火源となり爆発等が生じる危険性
があり、常に安全性が確保できないという欠点があっ
た。
【0016】本発明は従来の課題を解決するもので、安
価な方法で、安全に運転が継続できる空気調和機を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、圧縮機,四方弁,熱源側熱交換器,膨張弁,
第1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイ
クルと、ファンと、前記膨張弁の開度を検出する開度検
出手段とを有する熱源機と、前記第1補助熱交換器と一
体に形成し、熱交換する第2補助熱交換器と、冷媒搬送
装置および利用側熱交換器とを有する利用側冷媒サイク
ルとを備え、前記開度検出手段で検出した開度と予め決
定しておいた開度を比較する開度比較手段と、前記開度
比較手段で比較した結果、予め決定しておいた開度の方
が小さい場合前記圧縮機を停止する圧縮機制御手段およ
び前記ファンを停止するファン制御手段とを備えた構成
となっている。
【0018】これにより、基準膨張弁開度との比較とい
う安価な方法で冷媒の漏れが検知でき、この場合着火源
を無くすために圧縮機およびファンを停止するため、爆
発等が防止でき、常に安全性が確保できる。
【0019】また、本発明は、圧縮機,四方弁,熱源側
熱交換器,膨張弁,第1補助熱交換器を環状に連接して
なる熱源側冷媒サイクルと、ファンと、前記膨張弁の開
度を検出する開度検出手段とを有する熱源機と、前記第
1補助熱交換器と一体に形成し、熱交換する第2補助熱
交換器と、冷媒搬送装置と、利用側熱交換器と、前記第
2補助熱交換器の入口温度を検出する第1の温度検出手
段と、前記第2補助熱交換器の出口温度を検出する第2
の温度検出手段とを有する利用側冷媒サイクルとを備
え、前記開度検出手段で検出した開度と予め決定してお
いた開度を比較する開度比較手段と、前記第1の温度検
出手段で検出した温度と前記第2の温度検出手段で検出
した温度の差と予め決定しておいた温度差を比較する温
度差比較手段と、前記開度比較手段で比較した結果、予
め決定しておいた開度の方が小さく、かつ、前記温度差
比較手段で比較した結果、予め決定しておいた温度差の
方が大きい場合前記圧縮機を停止する圧縮機制御手段お
よび前記ファンを停止するファン制御手段とを備えた構
成となっている。
【0020】これにより、基準膨張弁開度との比較、お
よび温度センサーを2個設置し基準温度差との比較とい
う安価な方法で精度良く冷媒の漏れが検知でき、この場
合着火源を無くすために圧縮機およびファンを停止する
ため、爆発等が防止でき、常に安全性が確保できる。
【0021】さらに、本発明は、圧縮機,四方弁,熱源
側熱交換器,膨張弁,第1補助熱交換器を環状に連接し
てなる熱源側冷媒サイクルと、ファンと、前記膨張弁の
開度を検出する開度検出手段とを有する熱源機と、前記
第1補助熱交換器と一体に形成し、熱交換する第2補助
熱交換器と、冷媒搬送装置と、利用側熱交換器と、前記
第2補助熱交換器の入口温度を検出する第1の温度検出
手段と、前記第2補助熱交換器の出口温度を検出する第
2の温度検出手段とを有する利用側冷媒サイクルとを備
え、前記第1の温度検出手段で検出した温度に応じて予
め決定しておいた開度を選択する開度選択手段と、前記
開度検出手段で検出した開度と前記開度選択手段で選択
した開度を比較する開度比較手段と、前記第1の温度検
出手段で検出した温度に応じて予め決定しておいた温度
差を選択する温度差選択手段と、前記第1の温度検出手
段で検出した温度と前記第2の温度検出手段で検出した
温度の差と前記温度差選択手段で選択した温度差を比較
する温度差比較手段と、前記開度比較手段で比較した結
果、前記開度選択手段で予め決定しておいた開度の方が
小さく、かつ、前記温度差比較手段で比較した結果、前
記温度差選択手段で予め決定しておいた温度差の方が大
きい場合前記圧縮機を停止する圧縮機制御手段および前
記ファンを停止するファン制御手段とを備えた構成とな
っている。
【0022】これにより、基準膨張弁開度との比較、お
よび温度センサーを2個設置し基準温度差との比較とい
う安価な方法で、室内負荷が変わった場合でも、精度良
く冷媒の漏れが検知でき、この場合着火源を無くすため
に圧縮機およびファンを停止するため、爆発等が防止で
き、常に安全性が確保できる。
【0023】さらに、また、圧縮機,四方弁,熱源側熱
交換器,膨張弁,第1補助熱交換器を環状に連接してな
る熱源側冷媒サイクルと、ファンと、前記膨張弁の開度
を検出する開度検出手段と、前記熱源側熱交換器の吸い
込み空気温度を検知する熱源側温度検出手段とを有する
熱源機と、前記第1補助熱交換器と一体に形成し、熱交
換する第2補助熱交換器と、冷媒搬送装置と、利用側熱
交換器と、前記第2補助熱交換器の入口温度を検出する
第1の温度検出手段と、前記第2補助熱交換器の出口温
度を検出する第2の温度検出手段とを有する利用側冷媒
サイクルとを備え、前記第1の温度検出手段で検出した
温度と前記熱源側温度検出手段で検出した温度に応じて
予め決定しておいた開度を選択する開度選択手段と、前
記開度検出手段で検出した開度と前記開度選択手段で選
択した開度を比較する開度比較手段と、前記第1の温度
検出手段で検出した温度と前記熱源側温度検出手段で検
出した温度に応じて予め決定しておいた温度差を選択す
る温度差選択手段と、前記第1の温度検出手段で検出し
た温度と前記第2の温度検出手段で検出した温度の差と
前記温度差選択手段で選択した温度差を比較する温度差
比較手段と、前記開度比較手段で比較した結果、前記開
度選択手段で予め決定しておいた開度の方が小さく、か
つ、前記温度差比較手段で比較した結果、前記温度差選
択手段で予め決定しておいた温度差の方が大きい場合前
記圧縮機を停止する圧縮機制御手段および前記ファンを
停止するファン制御手段とを備え、これにより、基準膨
張弁開度との比較、および温度センサーを2個設置し基
準温度差との比較という安価な方法で、さらに外気温が
変わった場合でも、精度良く冷媒の漏れが検知でき、こ
の場合着火源を無くすために圧縮機およびファンを停止
するため、爆発等が防止でき、常に安全性が確保でき
る。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧縮機,四方弁,熱源側熱交換器,膨張弁,第1補
助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイクル
と、ファンと、前記膨張弁の開度を検出する開度検出手
段とを有する熱源機と、前記第1補助熱交換器と一体に
形成し、熱交換する第2補助熱交換器と、冷媒搬送装置
および利用側熱交換器とを有する利用側冷媒サイクルと
を備え、前記開度検出手段で検出している開度と予め決
定しておいた開度を比較する開度比較手段と、前記開度
比較手段で比較した結果、予め決定しておいた開度の方
が小さい場合前記圧縮機を停止する圧縮機制御手段およ
び前記ファンを停止するファン制御手段とを備えた構成
のものであり、前記膨張弁開度がある基準開度より大き
い場合前記圧縮機および前記ファンを停止する制御を加
えた。
【0025】このことにより、基準膨張弁開度との比較
という安価な方法で冷媒の漏れが検知でき、同時に着火
源を無くすため、爆発等が防止でき、常に安全性が確保
できる作用を有する。
【0026】請求項2に記載の発明は、圧縮機,四方
弁,熱源側熱交換器,膨張弁,第1補助熱交換器を環状
に連接してなる熱源側冷媒サイクルと、ファンと、前記
膨張弁の開度を検出する開度検出手段とを有する熱源機
と、前記第1補助熱交換器と一体に形成し、熱交換する
第2補助熱交換器と、冷媒搬送装置と、利用側熱交換器
と、前記第2補助熱交換器の入口温度を検出する第1の
温度検出手段と、前記第2補助熱交換器の出口温度を検
出する第2の温度検出手段とを有する利用側冷媒サイク
ルとを備え、前記開度検出手段で検出した開度と予め決
定しておいた開度を比較する開度比較手段と、前記第1
の温度検出手段で検出した温度と前記第2の温度検出手
段で検出した温度の差と予め決定しておいた温度差を比
較する温度差比較手段と、前記開度比較手段で比較した
結果、予め決定しておいた開度の方が小さく、かつ、前
記温度差比較手段で比較した結果、予め決定しておいた
温度差の方が大きい場合前記圧縮機を停止する圧縮機制
御手段および前記ファンを停止するファン制御手段とを
備えた構成のものであり、前記膨張弁開度がある基準開
度より大きくかつ、前記第2補助熱交換器の入口,出口
温度差がある基準温度差より小さい場合前記圧縮機およ
び前記ファンを停止する制御を加えた。
【0027】このことにより、基準膨張弁開度との比
較、および温度センサーを2個設置し基準温度差との比
較という安価な方法で精度良く冷媒の漏れが検知でき、
同時に着火源を無くすため、爆発等が防止でき、常に安
全性が確保できる作用を有する。
【0028】請求項3に記載の発明は、圧縮機,四方
弁,熱源側熱交換器,膨張弁,第1補助熱交換器を環状
に連接してなる熱源側冷媒サイクルと、ファンと、前記
膨張弁の開度を検出する開度検出手段を有する熱源機
と、前記第1補助熱交換器と一体に形成し、熱交換する
第2補助熱交換器と、冷媒搬送装置と、利用側熱交換器
と、前記第2補助熱交換器の入口温度を検出する第1の
温度検出手段と、前記第2補助熱交換器の出口温度を検
出する第2の温度検出手段とを有する利用側冷媒サイク
ルとを備え、前記第1の温度検出手段で検出した温度に
応じて予め決定しておいた開度を選択する開度選択手段
と、前記開度検出手段で検出した開度と前記開度選択手
段で選択した開度を比較する開度比較手段と、前記第1
の温度検出手段で検出した温度に応じて予め決定してお
いた温度差を選択する温度差選択手段と、前記第1の温
度検出手段で検出した温度と前記第2の温度検出手段で
検出した温度の差と前記温度差選択手段で選択した温度
差を比較する温度差比較手段と、前記開度比較手段で比
較した結果、前記開度選択手段で予め決定しておいた開
度の方が小さく、かつ、前記温度差比較手段で比較した
結果、前記温度差選択手段で予め決定しておいた温度差
の方が大きい場合前記圧縮機を停止する圧縮機制御手段
および前記ファンを停止するファン制御手段とを備えた
構成のものであり、前記膨張弁開度が前記第2補助熱交
換器の入口温度に応じて決定した基準開度より大きくか
つ、前記第2補助熱交換器の入口,出口温度差が前記第
2補助熱交換器の入口温度に応じて決定した基準温度差
より小さい場合前記圧縮機および前記ファンを停止する
制御を加えた。
【0029】このことにより、基準膨張弁開度との比
較、および温度センサーを2個設置し基準温度差との比
較という安価な方法で、室内負荷が変わった場合でも、
精度良く冷媒の漏れが検知でき、同時に着火源を無くす
ため、爆発等が防止でき、常に安全性が確保できる作用
を有する。
【0030】請求項4に記載の発明は、圧縮機,四方
弁,熱源側熱交換器,膨張弁,第1補助熱交換器を環状
に連接してなる熱源側冷媒サイクルと、ファンと、前記
膨張弁の開度を検出する開度検出手段と、前記熱源側熱
交換器の吸い込み空気温度を検知する熱源側温度検出手
段を有する熱源機と、前記第1補助熱交換器と一体に形
成し、熱交換する第2補助熱交換器と、冷媒搬送装置
と、利用側熱交換器と、前記第2補助熱交換器の入口温
度を検出する第1の温度検出手段と、前記第2補助熱交
換器の出口温度を検出する第2の温度検出手段とを有す
る利用側冷媒サイクルとを備え、前記第1の温度検出手
段で検出した温度と前記熱源側温度検出手段で検出した
温度に応じて予め決定しておいた開度を選択する開度選
択手段と、前記開度検出手段で検出した開度と前記開度
選択手段で選択した開度を比較する開度比較手段と、前
記第1の温度検出手段で検出した温度と前記熱源側温度
検出手段で検出した温度に応じて予め決定しておいた温
度差を選択する温度差選択手段と、前記第1の温度検出
手段で検出した温度と前記第2の温度検出手段で検出し
た温度の差と前記温度差選択手段で選択した温度差を比
較する温度差比較手段と、前記開度比較手段で比較した
結果、前記開度選択手段で予め決定しておいた開度の方
が小さく、かつ、前記温度差比較手段で比較した結果、
前記温度差選択手段で予め決定しておいた温度差の方が
大きい場合前記圧縮機を停止する圧縮機制御手段および
前記ファンを停止するファン制御手段とを備えた構成の
ものであり、前記膨張弁開度が前記第2補助熱交換器の
入口温度と前記熱源側熱交換器の吸い込み空気温度に応
じて決定した基準開度より大きくかつ、前記第2補助熱
交換器の入口,出口温度差が前記第2補助熱交換器の入
口温度と前記熱源側熱交換器の吸い込み空気温度に応じ
て決定した基準温度差より小さい場合前記圧縮機および
前記ファンを停止する制御を加えた。
【0031】このことにより、基準膨張弁開度との比
較、および温度センサーを2個設置し基準温度差との比
較という安価な方法で、さらに外気温が変わった場合で
も、精度良く冷媒の漏れが検知でき、同時に着火源を無
くすため、爆発等が防止でき、常に安全性が確保できる
作用を有する。
【0032】
【実施例】以下、本発明による空気調和機の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。尚、従来と同一構
成については、同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0033】(実施例1)図1は本発明の実施例1によ
る空気調和機の冷凍サイクル図を示している。
【0034】図1において、1は圧縮機、2は四方弁、
3は熱源側熱交換器、13は膨張弁、14は第1補助熱
交換器であり、これらは環状に連接して熱源側冷媒サイ
クル15を構成している。16はファン、17は膨張弁
13の開度を検出する開度検出手段であり、熱源側冷媒
サイクル15とともに熱源機18に備えられている。利
用側冷媒サイクル19は、冷媒搬送装置であるポンプ1
0,利用側熱交換器12,第1補助熱交換器14と一体
に形成し熱交換する第2補助熱交換器20とを環状に連
接している。
【0035】以上のように構成された空気調和機につい
て、以下その動作を説明する。
【0036】まず、冷房運転の場合について説明する。
圧縮機1より吐出される高温高圧の冷媒が四方弁2を通
って熱源側熱交換器3に流入し、ここで空気などにより
冷却され凝縮液化する。その液冷媒は膨張弁13で減圧
された後、第1補助熱交換器14に流入し、ここで利用
側冷媒サイクル19の熱搬送媒体(例えば、水)と熱交
換して蒸発し、ガス冷媒となる。その後、このガス冷媒
は四方弁2を通って圧縮機1に吸入される。
【0037】一方、利用側冷媒サイクル19は、ポンプ
10から水が押し出される。この水は、第2補助熱交換
器20に流れ、熱源側冷媒サイクル15の冷媒と熱交換
して冷却されて水温が低下する。その後、水温が低下し
た水は、利用側熱交換器12に流れ、室内空気と熱交換
し、室内空気を冷却すると同時にこの水の温度は上昇
し、ポンプ10に吸引され、この循環を繰り返し、室内
を冷房する。
【0038】次に、暖房運転の場合について説明する。
圧縮機1より吐出される高温高圧の冷媒が四方弁2を通
って第1補助熱交換器14に流入し、ここで利用側冷媒
サイクル19の熱搬送媒体と熱交換して凝縮液化する。
その液冷媒は膨張弁13で減圧された後、熱源側熱交換
器3に流入し、ここで空気などから熱を吸収して蒸発
し、ガス冷媒となる。その後、ガス冷媒は四方弁2を通
って圧縮機1に吸入される。
【0039】一方、利用側冷媒サイクル19は、ポンプ
10から水が押し出される。この水は、第2補助熱交換
器20に流れ、熱源側冷媒サイクル15の冷媒と熱交換
して加温されて水温が上昇する。その後、水温が上昇し
た水は、利用側熱交換器12に流れ、室内空気と熱交換
し、室内空気を加温すると同時にこの水の温度は低下
し、ポンプ10に吸引され、この循環を繰り返し、室内
を暖房する。
【0040】図2は同実施例の空気調和機の熱源側制御
装置の制御ブロック図、図3は同実施例における空気調
和機の熱源側制御装置のフローチャートである。
【0041】図2において、17は膨張弁13の開度を
検出する開度検出手段、21は熱源側制御装置であり、
開度比較手段22,圧縮機制御手段23,ファン制御手
段24を備えている。
【0042】次に圧縮機およびファンの制御について、
以下説明する。
【0043】図3より、STEP1では開度検出手段1
7により膨張弁13の開度が検出される。STEP2で
は開度比較手段22で、開度検出手段17により検出し
た膨張弁13の開度と予め決定しておいた開度(例えば
1000ステップ)とを比較する。比較した結果、予め
決定しておいた開度の方が小さい場合、STEP3で圧
縮機制御手段23,ファン制御手段24により圧縮機1
およびファン16を停止する。
【0044】以上のように本実施例の空気調和機は、開
度検出手段17で検出した膨張弁13の開度と予め決定
しておいた開度とを比較する開度比較手段22と、開度
比較手段22で比較した結果、予め決定しておいた開度
の方が小さい場合、冷媒が漏れ少なくなっていると判断
し、圧縮機1およびファン16を停止する圧縮機制御手
段23,ファン制御手段24とから構成されているの
で、基準膨張弁開度との比較という安価な方法で冷媒の
漏れが検知でき、同時に着火源を無くすため、爆発等が
防止でき、常に安全性が確保できる。
【0045】尚、熱源側サイクルの冷媒としては、自然
冷媒、例えば、炭化水素であるR290や炭化水素の混
合冷媒である、R290/R170(96.5/3.5
wt%)を使用できることは言うまでもない。また、複
数の室内機と複数の室外機を有する空気調和機において
も適応可能である。 (実施例2)図4は本発明の実施例2による空気調和機
の冷凍サイクル図を示している。
【0046】図4において、25は第2補助熱交換器2
0の入口温度を検出する第1の温度検出手段である入口
温度センサー、26は第2補助熱交換器20の出口温度
を検出する第2の温度検出手段である出口温度センサー
である。
【0047】本実施例は、実施例1による空気調和機
に、さらに第2補助熱交換器20の入口温度を検出する
入口温度センサー25、第2補助熱交換器20の出口温
度を検出する出口温度センサー26を設けたものであ
る。
【0048】以上のように構成された空気調和機につい
て、その動作は実施例1で示した動作と同じであるため
詳細な説明を省略する。
【0049】図5は同実施例の空気調和機の熱源側制御
装置の制御ブロック図、図6は同実施例における空気調
和機の熱源側制御装置のフローチャートである。
【0050】図5において、25は第2補助熱交換器2
0の入口温度を検出する第1の温度検出手段である入口
温度センサー、26は第2補助熱交換器20の出口温度
を検出する第2の温度検出手段である出口温度センサ
ー、27は熱源側制御装置であり、開度比較手段22,
温度差比較手段28,圧縮機制御手段23,ファン制御
手段24を備えている。
【0051】本実施例は、実施例1による空気調和機
に、さらに第2補助熱交換器20の入口温度を検出する
入口温度センサー25、第2補助熱交換器20の出口温
度を検出する出口温度センサー26,熱源側制御装置2
7,開度比較手段28,温度差比較手段29を設けたも
のである。
【0052】次に、圧縮機およびファンの制御につい
て、以下説明する。
【0053】図6より、STEP1では開度検出手段1
7により膨張弁13の開度と、入口温度センサー25に
より第2補助熱交換器20の入口温度と、出口温度セン
サー26により第2補助熱交換器20の出口温度とが検
出される。STEP2では開度比較手段22で、開度検
出手段17により検出した膨張弁13の開度と予め決定
しておいた開度(例えば1000ステップ)とを比較す
る。
【0054】比較した結果、予め決定しておいた開度の
方が小さい場合、STEP3では温度差比較手段28
で、入口温度センサー25と出口温度センサー26によ
り検出した第2補助熱交換器20の入口温度と出口温度
との温度差と予め決定しておいた温度差(例えば5℃)
とを比較する。比較した結果、予め決定しておいた温度
差の方が大きい場合、STEP4で圧縮機制御手段2
3,ファン制御手段24により圧縮機1およびファン1
6を停止する。
【0055】以上のように本実施例の空気調和機は、開
度検出手段17で検出した膨張弁13の開度と予め決定
しておいた開度とを比較する開度比較手段22と、入口
温度センサー25と出口温度センサー26で検出した第
2補助熱交換器20の入口温度と出口温度との温度差と
予め決定しておいた温度差とを比較する温度差比較手段
28とを設け、開度比較手段22で比較した結果、予め
決定しておいた開度の方が小さく、かつ温度差比較手段
28で比較した結果、予め決定しておいた温度差の方が
大きい場合、冷媒が漏れ少なくなっていると判断し、圧
縮機1およびファン16を停止する圧縮機制御手段2
3,ファン制御手段24とから構成されているので、基
準膨張弁開度との比較、および温度センサーを2個設置
し基準温度差との比較という安価な方法で精度良く冷媒
の漏れが検知でき、同時に着火源を無くすため、爆発等
が防止でき、常に安全性が確保できる。
【0056】尚、熱源側サイクルの冷媒としては、自然
冷媒、例えば、炭化水素であるR290や炭化水素の混
合冷媒である、R290/R170(96.5/3.5
wt%)を使用できることは言うまでもない。また、複
数の室内機と複数の室外機を有する空気調和機において
も適応可能である。
【0057】(実施例3)図7は本発明の実施例3によ
る空気調和機の熱源側制御装置の制御ブロック図、図8
は同実施例における空気調和機の熱源側制御装置のフロ
ーチャートである。
【0058】図7において、29は熱源側制御装置であ
り、開度選択手段30,温度差選択手段31,開度比較
手段32,温度差比較手段33,圧縮機制御手段23,
ファン制御手段24を備えている。
【0059】本実施例は、実施例2による空気調和機
に、さらに熱源側制御装置29,開度選択手段30,温
度差選択手段31,開度比較手段32,温度差比較手段
33を設けたものである。
【0060】次に、圧縮機およびファンの制御につい
て、以下説明する。
【0061】図8より、STEP1では開度検出手段1
7により膨張弁13の開度と、入口温度センサー25に
より第2補助熱交換器20の入口温度と、出口温度セン
サー26により第2補助熱交換器20の出口温度とが検
出される。STEP2では開度選択手段30で入口温度
センサー25で検出した温度に応じて予め決定しておい
た開度(例えば、(表1)より決定した開度)を選択
し、温度差選択手段31で入口温度センサー25で検出
した温度に応じて予め決定しておいた温度差(例えば、
(表2)より決定した温度差)を選択する。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】STEP3では開度比較手段32で、開度
検出手段17により検出した膨張弁13の開度と開度選
択手段30で選択した開度(例えば1000ステップ)
とを比較する。比較した結果、選択した開度の方が小さ
い場合、STEP4では温度差比較手段33で、入口温
度センサー25と出口温度センサー26により検出した
第2補助熱交換器20の入口温度と出口温度との温度差
と温度差選択手段31で選択した温度差(例えば5℃)
とを比較する。比較した結果、選択した温度差の方が大
きい場合、STEP5で圧縮機制御手段23,ファン制
御手段24により圧縮機1およびファン16を停止す
る。
【0065】以上のように本実施例の空気調和機は、開
度検出手段17で検出した膨張弁13の開度と開度選択
手段30で選択した開度とを比較する開度比較手段32
と、入口温度センサー25と出口温度センサー26で検
出した第2補助熱交換に20の入口温度と出口温度との
温度差と温度差選択手段31で選択した温度差とを比較
する温度差比較手段33とを設け、開度比較手段32で
比較した結果、選択した開度の方が小さく、かつ温度差
比較手段33で比較した結果、選択した温度差の方が大
きい場合、冷媒が漏れ少なくなっていると判断し、圧縮
機1およびファン16を停止する圧縮機制御手段23,
ファン制御手段24とから構成されているので、基準膨
張弁開度との比較、および温度センサーを2個設置し基
準温度差との比較という安価な方法で、室内負荷が変わ
った場合でも、精度良く冷媒の漏れが検知でき、同時に
着火源を無くすため、爆発等が防止でき、常に安全性が
確保できる。
【0066】尚、熱源側サイクルの冷媒としては、自然
冷媒、例えば、炭化水素であるR290や炭化水素の混
合冷媒である、R290/R170(96.5/3.5
wt%)を使用できることは言うまでもない。また、複
数の室内機と複数の室外機を有する空気調和機において
も適応可能である。
【0067】(実施例4)図9は本発明の実施例2によ
る空気調和機の冷凍サイクル図を示している。
【0068】図9において、34は熱源側熱交換器3の
吸い込み空気温度を検知する熱源側温度検出手段である
空気温度センサーである。
【0069】本実施例は、実施例3による空気調和機
に、さらに熱源側熱交換器3の吸い込み空気温度を検知
する空気温度センサー34を設けたものである。
【0070】以上のように構成された空気調和機につい
て、その動作は実施例2で示した動作と同じであるため
詳細な説明を省略する。
【0071】図10は同実施例の空気調和機の熱源側制
御装置の制御ブロック図、図11は同実施例における空
気調和機の熱源側制御装置のフローチャートである。
【0072】図10において、34は熱源側熱交換器3
の吸い込み空気温度を検出する熱源側温度検出手段であ
る空気温度センサー、35は熱源側制御装置であり、開
度選択手段36,温度差選択手段37,開度比較手段3
8,温度差比較手段39,圧縮機制御手段23,ファン
制御手段24を備えている。
【0073】本実施例は、実施例3による空気調和機
に、さらに熱源側熱交換器3の吸い込み空気温度を検知
する空気温度センサー34,熱源側制御装置35,開度
選択手段36,温度選択手段37,開度比較手段38,
温度差比較手段39を設けたものである。
【0074】次に、圧縮機およびファンの制御につい
て、以下説明する。
【0075】図11より、STEP1では開度検出手段
17により膨張弁13の開度と、入口温度センサー25
により第2補助熱交換器20の入口温度と、出口温度セ
ンサー26により第2補助熱交換器20の出口温度と、
空気温度センサー34により熱源側熱交換器3の吸い込
み空気温度とが検出される。STEP2では開度選択手
段36で入口温度センサー25で検出した温度と空気温
度センサー34で検出した温度に応じて予め決定してお
いた開度(例えば、(表3)より決定した開度)を選択
し、温度差選択手段37で入口温度センサー25で検出
した温度と空気温度センサー34で検出した温度に応じ
て予め決定しておいた温度差(例えば、(表4)より決
定した温度差)を選択する。
【0076】
【表3】
【0077】
【表4】
【0078】STEP3では開度比較手段38で、開度
検出手段17により検出した膨張弁13の開度と開度選
択手段36で選択した開度(例えば1000ステップ)
とを比較する。比較した結果、選択した開度の方が小さ
い場合、STEP4では温度差比較手段39で、入口温
度センサー25と出口温度センサー26により検出した
第2補助熱交換器20の入口温度と出口温度との温度差
と温度差選択手段37で選択した温度差(例えば5℃)
とを比較する。比較した結果、選択した温度差の方が大
きい場合、STEP5で圧縮機制御手段23,ファン制
御手段24により圧縮機1およびファン16を停止す
る。
【0079】以上のように本実施例の空気調和機は、開
度検出手段17で検出した膨張弁13の開度と開度選択
手段36で選択した開度とを比較する開度比較手段38
と、入口温度センサー25と出口温度センサー26で検
出した第2補助熱交換器20の入口温度と出口温度との
温度差と温度差選択手段37で選択した温度差とを比較
する温度差比較手段39とを設け、開度比較手段38で
比較した結果、選択した開度の方が小さく、かつ温度差
比較手段39で比較した結果、選択した温度差の方が大
きい場合、冷媒が漏れ少なくなっていると判断し、圧縮
機1およびファン16を停止する圧縮機制御手段23,
ファン制御手段24とから構成されているので、基準膨
張弁開度との比較、および温度センサーを2個設置し基
準温度差との比較という安価な方法で、さらに外気温が
変わった場合でも、精度良く冷媒の漏れが検知でき、同
時に着火源を無くすため、爆発等が防止でき、常に安全
性が確保できる。
【0080】尚、熱源側サイクルの冷媒としては、自然
冷媒、例えば、炭化水素であるR290や炭化水素の混
合冷媒である、R290/R170(96.5/3.5
wt%)を使用できることは言うまでもない。また、複
数の室内機と複数の室外機を有する空気調和機において
も適応可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、開度検出手段で検出した膨張弁の開度と予め決定
しておいた開度とを比較する開度比較手段と、開度比較
手段で比較した結果、予め決定しておいた開度の方が小
さい場合、冷媒が漏れ少なくなっていると判断し、圧縮
機およびファンを停止する圧縮機制御手段,ファン制御
手段とから構成されているので、基準膨張弁開度との比
較という安価な方法で冷媒の漏れが検知でき、同時に着
火源を無くすため、爆発等が防止でき、常に安全性が確
保できる。
【0082】また、請求項2に記載の発明は、開度検出
手段で検出した膨張弁の開度と予め決定しておいた開度
とを比較する開度比較手段と、入口温度センサーと出口
温度センサーで検出した第2補助熱交換器の入口温度と
出口温度との温度差と予め決定しておいた温度差とを比
較する温度差比較手段とを設け、開度比較手段で比較し
た結果、予め決定しておいた開度の方が小さく、かつ温
度差比較手段で比較した結果、予め決定しておいた温度
差の方が大きい場合、冷媒が漏れ少なくなっていると判
断し、圧縮機およびファンを停止する圧縮機制御手段,
ファン制御手段とから構成されているので、基準膨張弁
開度との比較、および温度センサーを2個設置し基準温
度差との比較という安価な方法で精度良く冷媒の漏れが
検知でき、同時に着火源を無くすため、爆発等が防止で
き、常に安全性が確保できる。
【0083】また、請求項3に記載の発明は、開度検出
手段で検出した膨張弁の開度と開度選択手段で選択した
開度とを比較する開度比較手段と、入口温度センサーと
出口温度センサーで検出した第2補助熱交換器の入口温
度と出口温度との温度差と温度差選択手段で選択した温
度差とを比較する温度差比較手段とを設け、開度比較手
段で比較した結果、選択した開度の方が小さく、かつ温
度差比較手段で比較した結果、選択した温度差の方が大
きい場合、冷媒が漏れ少なくなっていると判断し、圧縮
機およびファンを停止する圧縮機制御手段,ファン制御
手段とから構成されているので、基準膨張弁開度との比
較、および温度センサーを2個設置し基準温度差との比
較という安価な方法で、室内負荷が変わった場合でも、
精度良く冷媒の漏れが検知でき、同時に着火源を無くす
ため、爆発等が防止でき、常に安全性が確保できる。
【0084】さらに、請求項4に記載の発明は、開度検
出手段で検出した膨張弁の開度と開度選択手段で選択し
た開度とを比較する開度比較手段と、入口温度センサー
と出口温度センサーで検出した第2補助熱交換器の入口
温度と出口温度との温度差と温度差選択手段で選択した
温度差とを比較する温度差比較手段とを設け、開度比較
手段で比較した結果、選択した開度の方が小さく、かつ
温度差比較手段で比較した結果、選択した温度差の方が
大きい場合、冷媒が漏れ少なくなっていると判断し、圧
縮機およびファンを停止する圧縮機制御手段,ファン制
御手段とから構成されているので、基準膨張弁開度との
比較、および温度センサーを2個設置し基準温度差との
比較という安価な方法で、さらに外気温が変わった場合
でも、精度良く冷媒の漏れが検知でき、同時に着火源を
無くすため、爆発等が防止でき、常に安全性が確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の実施例1の冷凍サイ
クル図
【図2】同実施例の空気調和機の熱源側制御装置の制御
ブロック図
【図3】同実施例の空気調和機の熱源側制御装置のフロ
ーチャート
【図4】本発明による空気調和機の実施例2の冷凍サイ
クル図
【図5】同実施例の空気調和機の熱源側制御装置の制御
ブロック図
【図6】同実施例の空気調和機の熱源側制御装置のフロ
ーチャート
【図7】本発明による空気調和機の実施例3の熱源側制
御装置の制御ブロック図
【図8】同実施例の空気調和機の熱源側制御装置のフロ
ーチャート
【図9】本発明による空気調和機の実施例4の冷凍サイ
クル図
【図10】同実施例の空気調和機の熱源側制御装置の制
御ブロック図
【図11】同実施例の空気調和機の熱源側制御装置のフ
ローチャート
【図12】従来の空気調和機の冷凍サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 3 熱源側熱交換器 10 冷媒搬送装置 12 利用側熱交換器 13 膨張弁 14 第1補助熱交換器 15 熱源側冷媒サイクル 16 ファン 17 開度検出手段 18 熱源機 19 利用側冷媒サイクル 20 第2補助熱交換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機,四方弁,熱源側熱交換器,膨張
    弁,第1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒
    サイクルと、ファンと、前記膨張弁の開度を検出する開
    度検出手段とを有する熱源機と、前記第1補助熱交換器
    と一体に形成し、熱交換する第2補助熱交換器と、冷媒
    搬送装置および利用側熱交換器とを有する利用側冷媒サ
    イクルとを備え、前記開度検出手段で検出した開度と予
    め決定しておいた開度を比較する開度比較手段と、前記
    開度比較手段で比較した結果、予め決定しておいた開度
    の方が小さい場合前記圧縮機を停止する圧縮機制御手段
    および前記ファンを停止するファン制御手段とを備え、
    前記熱源側冷媒サイクルには冷媒として自然冷媒が充填
    された空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機,四方弁,熱源側熱交換器,膨張
    弁,第1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒
    サイクルと、ファンと、前記膨張弁の開度を検出する開
    度検出手段とを有する熱源機と、前記第1補助熱交換器
    と一体に形成し、熱交換する第2補助熱交換器と、冷媒
    搬送装置と、利用側熱交換器と、前記第2補助熱交換器
    の入口温度を検出する第1の温度検出手段と、前記第2
    補助熱交換器の出口温度を検出する第2の温度検出手段
    とを有する利用側冷媒サイクルとを備え、前記開度検出
    手段で検出した開度と予め決定しておいた開度を比較す
    る開度比較手段と、前記第1の温度検出手段で検出した
    温度と前記第2の温度検出手段で検出した温度の差と予
    め決定しておいた温度差を比較する温度差比較手段と、
    前記開度比較手段で比較した結果、予め決定しておいた
    開度の方が小さく、かつ、前記温度差比較手段で比較し
    た結果、予め決定しておいた温度差の方が大きい場合前
    記圧縮機を停止する圧縮機制御手段および前記ファンを
    停止するファン制御手段とを備え、前記熱源側冷媒サイ
    クルには冷媒として自然冷媒が充填された空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機,四方弁,熱源側熱交換器,膨張
    弁,第1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒
    サイクルと、ファンと、前記膨張弁の開度を検出する開
    度検出手段とを有する熱源機と、前記第1補助熱交換器
    と一体に形成し、熱交換する第2補助熱交換器と、冷媒
    搬送装置と、利用側熱交換器と、前記第2補助熱交換器
    の入口温度を検出する第1の温度検出手段と、前記第2
    補助熱交換器の出口温度を検出する第2の温度検出手段
    とを有する利用側冷媒サイクルとを備え、前記第1の温
    度検出手段で検出した温度に応じて予め決定しておいた
    開度を選択する開度選択手段と、前記開度検出手段で検
    出した開度と前記開度選択手段で選択した開度を比較す
    る開度比較手段と、前記第1の温度検出手段で検出した
    温度に応じて予め決定しておいた温度差を選択する温度
    差選択手段と、前記第1の温度検出手段で検出した温度
    と前記第2の温度検出手段で検出した温度の差と前記温
    度差選択手段で選択した温度差を比較する温度差比較手
    段と、前記開度比較手段で比較した結果、前記開度選択
    手段で予め決定しておいた開度の方が小さく、かつ、前
    記温度差比較手段で比較した結果、前記温度差選択手段
    で予め決定しておいた温度差の方が大きい場合前記圧縮
    機を停止する圧縮機制御手段および前記ファンを停止す
    るファン制御手段とを備え、前記熱源側冷媒サイクルに
    は冷媒として自然冷媒が充填された空気調和機。
  4. 【請求項4】 圧縮機,四方弁,熱源側熱交換器,膨張
    弁,第1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒
    サイクルと、ファンと、前記膨張弁の開度を検出する開
    度検出手段と、前記熱源側熱交換器の吸い込み空気温度
    を検知する熱源側温度検出手段とを有する熱源機と、前
    記第1補助熱交換器と一体に形成し、熱交換する第2補
    助熱交換器と、冷媒搬送装置と、利用側熱交換器と、前
    記第2補助熱交換器の入口温度を検出する第1の温度検
    出手段と、前記第2補助熱交換器の出口温度を検出する
    第2の温度検出手段とを有する利用側冷媒サイクルとを
    備え、前記第1の温度検出手段で検出した温度と前記熱
    源側温度検出手段で検出した温度に応じて予め決定して
    おいた開度を選択する開度選択手段と、前記開度検出手
    段で検出した開度と前記開度選択手段で選択した開度を
    比較する開度比較手段と、前記第1の温度検出手段で検
    出した温度と前記熱源側温度検出手段で検出した温度に
    応じて予め決定しておいた温度差を選択する温度差選択
    手段と、前記第1の温度検出手段で検出した温度と前記
    第2の温度検出手段で検出した温度の差と前記温度差選
    択手段で選択した温度差を比較する温度差比較手段と、
    前記開度比較手段で比較した結果、前記開度選択手段で
    予め決定しておいた開度の方が小さく、かつ、前記温度
    差比較手段で比較した結果、前記温度差選択手段で予め
    決定しておいた温度差の方が大きい場合前記圧縮機を停
    止する圧縮機制御手段および前記ファンを停止するファ
    ン制御手段とを備え、前記熱源側冷媒サイクルには冷媒
    として自然冷媒が充填された空気調和機。
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